JPWO2004043308A1 - 鎖骨骨折固定帯 - Google Patents

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Abstract

鎖骨骨折固定帯は、使用時に背骨に沿って装着者の背中に当接させる背当て(1)と、背当て(1)の一端部に接続され、使用時に肩から腋窩を通して引き回される一対の肩掛けベルト(2)と、装着者の胸の前にて上記一対の肩掛けベルト(2)間を狭める方向に引き締める胸前ベルト(3)とを備えてなり、この胸前ベルト(3)は非伸縮性の材料からなることを特徴とする。そして、肩掛けベルト(2)による締め付け力と、胸前ベルト(3)による締め付け力との拮抗作用によって装着者の整復位を保持する。

Description

本発明は、骨折した鎖骨に整復処置を施した後、整復位を固定する際に用いられる鎖骨骨折固定帯に関する。
身体全ての骨折の治療において、整復後の肢位を保持することは必須である。特に、鎖骨を骨折した場合には、骨折部位を徒手整復法等により整復した後、その整復位を固定した状態を保って骨折部位の自然治癒を待つことで治療がなされる。このような鎖骨骨折時の整復位固定においては、支えを失った肩が前に落ちて骨片が互いに内側に入り込む(長軸短縮)とともに、中枢骨片(胸骨側)が胸鎖乳突筋鎖骨枝に引かれて後上方に転位し、且つ末梢骨片(肩側)は上肢の重みによって前下方に転位するため、患者の両肩が前かがみにならないように胸を十分に張った状態を常に維持できるようにすることが特に大切である。このような状態を維持することで、常時骨片の動揺を強いられるような整復位の転位を防止することができ、鎖骨が階段状に変形してしまう変形治癒等を招くことなく、短時間での治癒が可能となる。
上述したような鎖骨骨折時の整復位の固定には、以前は包帯を襷掛け状に巻き付ける等の処置が施されていたが、この処置が煩雑であることから、より簡便に同様の効果を得ることができるように鎖骨骨折固定帯が考案され、現在ではこの鎖骨骨折固定帯が広く用いられている。
このような鎖骨骨折固定帯としては、例えば特開平8−206146号公報(以下、文献1と称する。)に、帯状に形成された背当て部と、この背当て部の上端にほぼY字状に連設された一対の肩掛けベルトと、これら肩掛けベルトの自由端側を背当て部の下端側に着脱可能かつ長さ調節可能に連結する係着手段を備えてなるもの(鎖骨固定具)が開示されている。そして、この文献1で開示されている鎖骨固定具は、背当て部を患者の背骨に沿って配置するとともに、肩掛けベルトをその背中側から鎖骨部位、さらに脇の下にかけて装着するにあたり、患部へあてがわれるパッドを各肩掛けベルトに対して位置調節可能に取り付けることによって、各個人差を吸収して装着者の前面体側形状に良好にフィットし得る構成とされている。
また、特開平9−299391号公報(以下、文献2と称する。)には、脊椎に沿って下方にむかう背当てと、この背当ての下端と弾性材料からなる牽引帯を介して連結されたウエストベルトと、背当て上部から斜め上方に連設された背中ベルトと、背当て下部と連結され腋窩を通り肩部に至る端部に肩パッドを有する固定ベルトからなるものが開示されている。そして、この文献2で開示されている鎖骨骨折固定帯は、肩パッドの中央部に縫着されたベルトの折り返し突出部に背中ベルト通し用のリングが設けられるとともに、折り返して重ね合わせた時に相互に接着する面ファスナーが背中ベルトの端部に設けられ、背中ベルトを肩パッド上に設けたリングに通した後にこれらを折り返し、面ファスナー同士を接合できるように構成したことによって、背当てが適当な力で下方に牽引されるようになり、鎖骨の弓状体位を更に強化されるようになる。また、固定ベルトが腋窩に食い込むような状態を防ぐことができるとともに、常に肩パッドが患部を圧迫固定した状態を維持することが可能とされている。
さらに、実公平6−23285号公報(以下、文献3と称する。)には、弾力性のある支柱を有する背当てと、背当て上部より肩部に至る肩ベルトと、背当て下部より腋窩を通り肩部に至る腋窩ベルトを備えてなるものが開示されている。そして、この文献3で開示されている鎖骨骨折固定帯は、肩ベルトと腋窩ベルトのいずれか一方のベルトの背当て側と反対側の端部に肩パッドを固定し、この肩パッドと他方のベルトの背当て側と反対側の端部とを着脱可能に形成して肩パッドの位置、取付け角度を調節可能にしたことによって、肩パッドを骨折部位の最も適した位置に自由に当てられるため、骨折部位や体型にかかわらず適切な圧迫力を加えることが可能とされている。
上述した文献1乃至文献3記載の従来の鎖骨骨折固定帯は、全て、背中側から肩の上部側及び腋窩を通して再び背中側に引き回したベルト(以下、各文献により名称は異なるものの、肩掛けベルトと総称して説明する。)を十分に締め、この後方への矯正のみによって患者に胸を張った状態を維持させ、必要な整復位の固定保持を行うものである。
しかしながら、鎖骨骨折時の整復位の固定に際しては、上述したような肩掛けベルトによる後方への矯正のみでは固定力としては不十分である。具体的には、鎖骨骨折時の整復位保持において、上述したような肩掛けベルトを100%の力で強く締めた場合、背部の左右肩甲骨の間(脊椎中央部)に谷間ができ、肩周辺の僧冒筋・棘上筋に疼痛が出現したり、この他、頚、肩、背中等の筋に過剰な緊張を生じて肩こりや関節痛等が生じる。また、腋窩神経や腋窩動脈を圧迫し、神経麻痺をも引き起こしかねない。したがって、そこまでの、すなわち100%の力で締めつけることは好ましくなく、疼痛を出現させないために各患者自身が調節して70%〜90%程度の適当な範囲での締めつけが行われているのが現実である。このような範囲の締め付けでは、肩の前後への動揺を効果的に抑えることができず、整復位を保持するための固定保持が極めて困難となる。したがって、上述したように固定力としては不十分といえる。
そして、このように固定力が不十分なまま整復位の保持を行っても、治癒までの日数が、十分な固定がなされていれば4週間程度であるところ、6週間、或いはそれ以上に延びてしまい、患者に対していたずらに身体的な負担を強いることとなる。また、このような身体的な負担だけでなく、治癒が長引くという不安から来る精神的な負担や、医療費の増大による経済的な負担をも患者に与えることになってしまう。さらには、整復位の保持が不十分であると、上述したように治癒まで長引くだけでなく、階段状変形等の変形治癒や再骨折を招きやすくなり、実際にそのような例が多く見られている。
また、従来の鎖骨骨折固定帯には、上述したような肩掛けベルトによる後方への矯正のみで整復位を保持しようとするものだけでなく、例えば特表2001−522290号公報(以下、文献4と称する。)のような装具が提供されている。この文献4には、構成は上記各文献の如く肩掛けベルトを有するものではないが、袖の付いた左右二枚の胸郭パネルを前方横行伸張手段と背部横行伸張手段、及び頚の後ろを通して上記胸郭パネルの両肩に接続されるストラップによって、後方への矯正を行う装具が記載されている。そして、この文献4記載の装具は、鎖骨の治療、骨折又は変形鎖骨治癒の促進等に使用しうる旨が記載されている。
しかしながら、上記文献4記載の装具を構成する前方横行伸張手段は、弾性ストラップを含むものであり、この弾性ストラップは呼吸や咳、くしゃみに伴う肩の前後の動揺によって弾性変形してしまうため、左右二枚の胸郭パネルをしっかりと固定保持することは困難である。そして、このように胸郭パネルをしっかりと固定保持できない場合には、肩の前後への動揺を効果的に抑えることができず、鎖骨治療時における整復位を保持するための固定保持が極めて困難となる。その結果、上述した肩掛けベルトによる場合と同様の問題が生じるおそれがある。
本発明は、このような従来の事情を背景になされたものであり、筋の過剰緊張や腋窩神経、腋窩動脈の圧迫を招くような締め付けを行わなくとも十分な整復位固定能を発揮することを可能とする鎖骨骨折固定帯の提供を目的としている。
上述した目的を達成する本発明に係る鎖骨骨折固定帯は、使用時に背骨に沿って装着者の背中に当接させる背当てと、上記背当ての一端部に接続され、使用時に肩から腋窩を通して引き回される一対の肩掛けベルトと、装着者の胸の前にて、上記一対の肩掛けベルト間を狭める方向に引き締める胸前ベルトとを備えてなる。そして、上記胸前ベルトは、非伸縮性の材料からなることを特徴とする。
上述した構成を有する本発明に係る鎖骨骨折固定帯は、装着者に胸を張らせた状態を強制する締め付け力を生じさせる肩掛けベルト間を狭めるよう左右方向に締め付ける非伸縮性の胸前ベルトを有する。そして、本発明では、肩掛けベルトによる締め付け力と、胸前ベルトによる締め付け力との拮抗作用が生じるようになり、より安定した固定力が発生する。したがって、本発明によれば、肩掛けベルトによる鎖骨後方への矯正と鎖骨外端への圧力とで骨片を後上方へ引き上げる役割が上記胸前ベルトの作用でより一層強い安定性を有することとなり、鎖骨部位の前後方向の動揺が完全に無くなり、鎖骨骨折時の整復位の転位も効果的に防止される。そして、本発明によれば、上述の効果的な整復位の保持により、肩掛けベルトの締め付けを余り強くしすぎることによって従来生じていた頚、肩、背中等の筋における過剰な緊張による疼痛や肩こり、或いは関節痛や腋窩神経の圧迫による腋窩神経麻痺、腋窩動脈の圧迫を招来させる等の「副作用」が大幅に抑えられる。
また、本発明に係る鎖骨骨折固定帯は、上記背当てに、装着者の背中に当接する側の一方主面が曲面とされ、上記装着者に胸を張らせるよう所定の高さを有する背当てパッドが取り付けられるものであってもよい。このような本発明によれば、仰臥時でも装着者の胸を十分に張らせるように維持して、整復位の転位がより効果的に抑制されるようになり、従来の骨片転位の問題点となっていた、例えば日中と夜間就寝時とで身体前後の肢位の大きな変化が解消される。
図1は、第1の実施形態に係る鎖骨骨折固定帯の構成を示す図である。
図2は、同鎖骨骨折固定帯の背当てに背当てパッドを取り付けた状態を示す側面図である。
図3は、同鎖骨骨折固定帯を装着者が装着した状態を説明するための図であり、装着者の正面側から見た状態を示す図である。
図4は、装着者が仰臥した状態における背当てパッドの作用を説明するための図である。
図5は、他の構成の胸前ベルトを有する同鎖骨骨折固定帯を装着者が装着した状態を説明するための図であり、装着者の正面側から見た状態を示す図である。
図6は、さらに他の構成の胸前ベルトを有する同鎖骨骨折固定帯を装着者が装着した状態を説明するための図であり、装着者の正面側から見た状態を示す図である。
図7は、第2の実施形態に係る鎖骨骨折固定帯を装着者が装着した状態を説明するための図であり、装着者の正面側から見た状態を示す図である。
図8は、同鎖骨骨折固定帯を装着者が装着した状態を説明するための図であり、装着者の背後側から見た状態を示す図である。
図9は、同鎖骨骨折固定帯の背当てに背当てパッドを取り付けた状態を示す正面図である。
図10は、同鎖骨骨折固定帯の背当てに背当てパッドを取り付けた状態を示す側面図である。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、本発明を適用した第1の実施形態に係る鎖骨骨折固定帯の構成を図1に示す。第1の実施形態の鎖骨骨折固定帯は、背当て1と、肩掛けベルト2と、胸前ベルト3を備えている。
背当て1は、鎖骨骨折固定帯を装着した患者(装着者と称する。)の背骨に沿うように位置させて背中に当接させる部位である。この背当て1は、例えば肌触りのよい布材等からなり、装着者の背中との当接面1fは長方形形状を呈して且つ装着者への当たりが柔らかくなるよう形成されている。そして、背当て1は、適当な剛性を与えるために、例えば硬質プラスチックの板材や、ステンレス等の金属板等の剛性付与材(図示を省略)が取り付けられている。この背当て1は、装着者の背中において、頚のやや下から腋窩と略同一線上の位置、或いは腋窩よりもやや下部まで達する程度の長さに形成されている。
この背当て1には、図2に示すように、当接面1f側に背当てパッド4が着脱自在に取り付けられる。この背当てパッド4は、略中央部分が適度な高さHを有するように装着者の背中に当接する側の一方主面4aが、頚側よりも腰側の方が傾斜が急な曲面とされてなるものであって、適当な弾性を有する材料、例えば発泡ウレタンや発泡スチロール等の合成樹脂発泡体や低反発素材等からなる。好ましくは、背当てパッド4は、装着者の背中に触れる表面部分が上記低反発素材で、該表面部分の内部の心材が上記合成樹脂発泡体で形成されるとよい。また、背当てパッド4は、背当て1の当接面1fと対向する側の他方主面4bは平坦な面とされている。
このような構成の背当てパッド4は、上述したように背当て1に対して着脱自在とされているが、背当て1に対する着脱手段としては、例えば図2に示す面ファスナー5が用いられる。この面ファスナー5は、平坦で且つ背当て1の当接面1fと対向する他方主面4bに設けられる。背当てパッド4は、このような面ファスナー5を着脱手段として用いることで、背当て1に対するワンタッチでの着脱が可能となり、その取り扱いが容易となる。
背当てパッド4は、後述するように、本形態の鎖骨骨折固定帯の装着者が仰臥した際に背中を押し上げて胸を張らせ、仰臥時であっても整復位を保持させる背枕的な機能を有する。したがって、背当てパッド4の高さHは、装着者の体格によって異なることになるが、その一例としては3cm〜5cmの範囲が適当であり、実際にはこの範囲で幾つかのサイズを用意して装着者の体格に応じて使い分けるようにすることが好ましい。このような使い分けも、上述したように、背当てパッド4が背当て1に対して面ファスナー5によってワンタッチで着脱可能とされているため、容易に行うことができる。
また、背当てパッド4は、その幅を、背当て1の幅と同じか、それ以下とすることが適切である。
なお、上述した背当て1の形状は、長方形形状に限らず、その他の形状、例えば正方形形状等であってもよく、また、この背当て1に取り付けられる背当てパッド4は、背当て1に取り付けられた状態で仰臥した装着者の背中にできるくぼみに沿うような形状が好適であり、このような形状であれば上記構成例として挙げたものに限定されるものではない。
肩掛けベルト2は、上述したように長方形形状を呈する背当て1の長手方向の一端部、具体的には鎖骨骨折固定帯を装着者が装着した場合における頚側に位置する一端部の近傍に、鎖骨骨折固定帯が全体略Y字状を呈して左右対称となるように一対、すなわち2本一組で取り付けられる。それぞれの肩掛けベルト2は、つなぎベルト部6と、パッド部7と、締め付けベルト部8からなり、これらが全体として一本のベルト状となるように形成されている。つなぎベルト部6は、背当て1とパッド部7とを連結させるための部位である。パッド部7は、後述する鎖骨骨折固定帯の装着時に装着者の肩上部側から腋窩を通して引き回される部位である。締め付けベルト8は、上述のようにパッド部7が引き回された際に、肩掛けベルト2が環状となるように背当て1に対して係止される部位である。これら肩掛けベルト2を構成する各部のうち、つなぎベルト部6と締め付けベルト部8は、一般的な布製のベルト材料で形成され、パッド部7は、装着者の肩から腋窩を通して引き回されて装着者に対して直接接触し、後述するようにある程度の力で装着者を締めつけるため、肌触りのよい布材等を用いて適当なクッション性を有するように形成される。また、パッド部7は、上述のように装着者の肩から腋窩を通して引き回すに足りる十分な長さに形成されている。
胸前ベルト3は、上述した一対の肩掛けベルト2のそれぞれに設けられた二つの胸前ベルト半体3a、3bから構成され、これらそれぞれの胸前ベルト半体3a、3bは、つなぎベルト部9と、これに接続された引き締めベルト部10とからなる。つなぎベルト部9は、二つの接続点で肩掛けベルト2のパッド部7に接続されるとともに、一つの接続点で引き締めベルト部10に接続されることで、肩掛けベルト2と引き締めベルト部10とを連結する部位である。引き締めベルト部10は、胸前ベルト半体3a、3b同士を連結するとともに、後述するように装着者が鎖骨骨折固定帯を装着した際の肩掛けベルト2間の間隔を引き締めるための部位である。そして、引き締めベルト部10は、一方の肩掛けベルト2、本例にあっては図1中左側の肩掛けベルト2に接続された胸前ベルト半体3a側が片面に面ファスナー(図示を省略)が設けられた引き締めベルト11により構成され、他方の肩掛けベルト2、本例にあっては図1中右側の肩掛けベルト2に接続された胸前ベルト半体3b側がロ字状の掛け金具12が取り付けられた締め受けベルト13により構成される。
この胸前ベルト3にあっては、上述した引き締めベルト11及び締め受けベルト13が、非伸縮性の材料、例えば一般的な布製のベルト材料で形成されており、胸前ベルト半体3a、3b同士を連結した際には、肩掛けベルト2間をしっかりとした力で締め付け、且つ保持することができるようになる。
本例にあっては、肩掛けベルト2と、この肩掛けベルト2に対して二つの接続点で接続されるつなぎベルト部9とで三角形を形成するようにして各胸前ベルト半体3a、3bが肩掛けベルト2に接続されている。これは、後述する胸前ベルト3による肩掛けベルト2間への引き締めの力を、装着者の胸前において左右斜め方向、つまり襷掛け状に働かせるためである。なお、胸前ベルト半体3a、3bの肩掛けベルト2に対する接続は、このような三角形方式に限定されるものではなく、装着者の胸前において襷掛け状に引き締めの力を働かすような方式であれば、上記三角形方式に代えて、例えば半円状を形成するようなつなぎベルト部9により各胸前ベルト半体3a、3bを肩掛けベルト2に接続するような構成であってもよい。
なお、上述した肩掛けベルト2の構成は一例であり、本発明はこのような構成の肩掛けベルトを有するものに限定されるものではない。例えば、肩掛けベルトは、背当て1に対して左右対称となるような同じ形状のものではなく、骨折部位上に引き回される一方のパッド部7が、他方のパッド部7よりも大きめに形成されるものであってもよい。また、胸前ベルト半体3a、3bは、上述した構成、すなわちロ字状の掛け金具12が片方に取り付けられ、後述するように掛け金具12を利用した連結が行われるものではなく、それぞれの相対向する面に設けられた面ファスナーにより連結されるものであってもよい。
上述した構成の鎖骨骨折固定帯の装着方法について説明する。該鎖骨骨折固定帯を装着した場合は、図3に示すような状態となる。なお、図3は、装着者を正面側から示す図である。鎖骨骨折固定帯の装着に際しては、まず、背当て1の当接面1f、或いは背当て1に背当てパッド4が取り付けられている場合には曲面とされた背当てパッド4の一方主面4aを装着者の背中側に向け、背当て1における肩掛けベルト2との接続部位を頚側に位置させ且つ頚のやや下で装着者の背骨に沿うように背当て1を背中に当接させる。次に、肩掛けベルト2をそれぞれ肩の上部側から正面側に回し、さらに腋窩を通して背中側に引き回す。そして、締め付けベルト部8を、背当て1の腰側の他端部に設けられた係止手段、例えば締め受けベルト13に取り付けられたのと同様の掛け金具(図示は省略する)によって、背当て1に係止する。この締め付けベルト部8の背当て1に対する係止は、背当て1の掛け金具に締め付けベルト部8を通して掛け金具を軸にして折り返し、この締め付けベルト部8を、例えば締め付けベルト部8に設けた面ファスナーで止めることによって行う。鎖骨骨折固定帯では、この締め付けベルト部8の係止に際して、締め付けベルト部8を背中側に引っ張ることで肩掛けベルト2による適切な締め付け力を装着者に与える。
次いで、鎖骨骨折固定帯は、さらに胸前ベルト3によって肩掛けベルト2の間の引き締めが行われる。肩掛けベルト2間の引き締めは、それぞれの肩掛けベルトに接続された胸前ベルト半体3a、3bを連結することによって行う。この胸前ベルト半体3a、3bの連結は、上述した締め付けベルト部8の背当て1に対する係止と同様に、胸前ベルト半体3a側の引き締めベルト部10の引き締めベルト11を、胸前ベルト半体3b側の引き締めベルト部10の掛け金具12に通すとともに、この掛け金具12を軸にして折り返し、引き締めベルト11を、例えば引き締めベルト11に設けた面ファスナーで止めることによって行う。鎖骨骨折固定帯では、この胸前ベルト半体3a、3bの連結に際して、折り返した引き締めベルト11をさらに引っ張ることで胸前ベルト3による適切な左右方向、すなわち肩掛けバンド2間を狭める方向の締め付け力を装着者に与える。
このように装着される鎖骨骨折固定帯では、装着者に胸を張らせた状態を強制する締め付け力を生じさせる肩掛けベルト2間の間隔を狭めるよう左右方向に胸前ベルト3によって締め付けている。そして、鎖骨骨折固定帯では、これにより肩掛けベルト2による締め付け力と、非伸縮性の胸前ベルト3による締め付け力との拮抗作用が生じるようになり、より安定した固定力を発生させることができる。その結果、肩掛けベルト2による鎖骨後方への矯正と鎖骨外端への圧力とで骨片を後上方へ引き上げる役割が上記胸前ベルト3の作用でより一層強い安定性を有することとなるため、呼吸時の動揺をも含む鎖骨部位の前後方向の動揺を完全に無くすことができ、それに伴って整復位の転位も効果的に防止することができるようになる。
本実施形態の鎖骨骨折固定帯は、肩掛けベルト2の締め付け力を強くすることで骨折部位の整復位を保持しうるような固定力を発揮するのではなく、上述したように胸前ベルト3を設けることによって生じる拮抗作用で強い固定力が発揮される。この場合、胸前ベルト3による引き締めは、筋に過剰な緊張が生じることや、腋窩神経、腋窩動脈を圧迫するようなことがなく、また、あったとしても極めて少ない。したがって、肩掛けベルト2の締め付けを余り強くしすぎた際に、従来生じていたような頚、肩、背中等の筋における過剰な緊張による疼痛や肩こり、或いは関節痛や腋窩神経の圧迫による腋窩神経麻痺、腋窩動脈の圧迫を招来させる等の「副作用」を大幅に抑えることができるようになる。
また、上記「副作用」防止のために肩掛けベルト2の締め付けを適当に加減して緩めていることが従来では一般的であり、そのため固定力が不十分になって鎖骨部位の動揺による整復位の転位を起こし易くなっていた。しかしながら、本実施形態の鎖骨骨折固定帯は、胸前ベルト3を設けることによって生じる拮抗作用で強い固定力が発揮されるため、上記「副作用」の発生を防止しながら整復位をしっかりと保持することができる。
そして、このように整復位をしっかりと保持することができるようになることから、鎖骨骨折の治癒に関しても、不十分な整復位の保持に起因していた階段状変形等の変形治癒や、治癒の長期化(遷延治癒)、再骨折、さらに最悪の場合に生じていた骨折片の動揺による骨折端の閉鎖によって骨治癒せずに偽関節となって新たな手術を必要とすること等を防止することができる。その結果、患者の身体的な負担や精神的な負担、そして医療費の増大による経済的な負担を軽減することができるようになる。
以上のような肩掛けベルト2と、この肩掛けベルト2の締め付け力との間で拮抗作用を生じさせる締め付け力を発生させるための胸前ベルト3を有する鎖骨骨折固定帯は、装着者が起きている状態において、十分な整復位の固定保持作用を有効に奏するものである。そして、本実施形態の鎖骨骨折固定帯では、背当て1に上述した背当てパッド4を取り付けることで、装着者が仰臥した場合、例えば就寝時等にあっても、十分に整復位を固定保持し得るようになる。具体的には、鎖骨骨折固定帯において、図4に示すように、適当な高さHを有する背当てパッド4が、仰臥した装着者の背中を押し上げる背枕的に機能することで、仰臥時でも装着者の胸を十分に張らせるように維持して、整復位の転位をより効果的に抑制できるようになる。また、背当てパッド4は、上述したように立体的な高さHを有するとともに、肩を背中側に引っ張る肩掛けベルト2の中間位置、すなわち背骨に沿うように位置されているため、肩掛けベルト2による締め付けに関して梃子の支点的な役割をも有することとなり、肩掛けベルト2による締め付けをより効果的に行い得るよう支援する。これにより、鎖骨骨折固定帯は、仰臥時でも装着者の胸を十分に張らせるように維持して、整復位の転位をより効果的に抑制できるようになる。したがって、従来の骨片転位の問題点となっていた日中と夜間就寝時とで身体前後の肢位の大きな変化を無くすことができる。
なお、上述したような背当てパッド4による背枕的機能は、骨折部位の癒合が一定程度に進行した場合には、不要となる。また、そのような段階に至った場合には、上肢挙上・伸展のためのリハビリを円滑に行えるようにし、日常生活での動作の負担を軽減する必要もある。さらには、装着者の体型(例えば、肥満体型)によっては、癒合の進行前であっても日常生活での動作の負担を軽減目的で不要となる場合もある。このような観点からも、背当てパッド4は、背当て1に対して、例えば上述した面ファスナー5の如き着脱手段により着脱自在とすることが好ましい。
上述の説明において、本実施形態の鎖骨骨折固定帯に設けられた胸前ベルト3は、一対の胸前ベルト半体3a、3bによって構成されているものについて説明しているが、本発明はこのような構成に限定されるものではない。本発明における胸前ベルト3は、肩上部側から腋窩を通して引き回される一対の肩掛けベルト2間の間隔を縮めるように左右方向に引き締め力を生じさせるものであればよく、例えば図5に示す胸前ベルト21のように、2本を一組として設けられ且つこれら2本の胸前ベルト21を胸前でクロスするようにして肩掛けベルト2に取り付けるものであってもよい。このような胸前ベルト21によっても、斜めに襷掛け状に締め付け力を働かせることができ、肩掛けベルト2間の間隔を左右方向に引き締めることができる。
また、上述した胸前ベルト3、21の如く、1本の肩掛けベルト2に対して二つの接続点で接続して襷掛け状に締め付け力を働かせるものではなく、図6に示す胸前ベルト31のように、水平方向に締め付け力を働かせて肩掛けベルト2間の間隔を左右方向に引き締めるようなものであってもよい。なお、図6において、1本の胸前ベルト31が設けられている鎖骨骨折固定帯を図示しているが、この胸前ベルト31は本数が限定されるものではなく2本以上であってもよいことはもちろんであり、また、その構成も上記胸前ベルト3の如く2つのベルト半体からなるもの等であってもよい。
次に、本発明の第2の実施形態に係る鎖骨骨折固定帯について説明する。なお、本実施の形態において、上記第1の実施形態に係る鎖骨骨折固定帯と同様の構成を有する部分については同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
第2の実施形態の鎖骨骨折固定帯は、図7及び図8に示すように、背当て51と、肩掛けベルト2と、胸前ベルト3と、固定用ベルト52を備えている。第2の実施形態の鎖骨骨折固定帯における背当て51は、上記第1の実施形態の鎖骨骨折固定帯における背当て1に比して長めに、具体的には装着者が鎖骨骨折固定帯を装着した際に、背当て1が頚のやや下から腋窩と略同一線上の位置、或いは腋窩よりもやや下部まで達する程度の長さであるのに対し、背当て51は、頚のやや下から装着者の背中の略中央まで達するような長さとされている。
なお、背当て51を上述したような長さとした場合であっても、該背当て51に対して肩掛けベルト2が係止される位置は、上記第1の実施形態における鎖骨骨折固定帯の背当て1の腰側の他端部と同様の位置であることが肩掛けベルト2によって装着者に十分な締め付け力を与えるためには適当である。
そして、この背当て51にも背当てパッド53が着脱自在に取り付けられる。この背当てパッド53は、図9及び図10に示すように、頚側から腰側に向かうほど幅狭となり、且つ装着者の背中との当接する一方主面53aが頚側よりも腰側の方が傾斜が急な曲面とされるよう形成されている。
固定用ベルト52は、長めに形成された背当て51の腰側の端部を装着者に押し付けて動かないよう固定保持するためのベルトである。本形態の鎖骨骨折固定帯では、背当て51を長めに形成したものの、上述したように肩掛けベルト2が係止される位置は同様の位置であることから、背当て51の腰側の端部には、該背当て51を装着者に押し付けて動かないよう固定保持する作用をも兼ねる肩掛けベルト2の締め付け力の影響が小さくなってしまう。すると、鎖骨骨折固定帯においては、外力の影響を受けて背当て51が位置ずれを起こしやすくなり、整復位をしっかりと保持することが困難となる。そこで、長めに形成された背当て51の腰側の端部を装着者に押し付けて動かないよう固定保持するために、この固定用ベルト52を背当て51の腰側の端部に設けている。
この固定用ベルト52は、例えば図7及び図8に示すように、装着者の背中側から左右にそれぞれ引き回される一般的な布製のベルト材料で形成された2本のベルト半体52a、52bからなり、これらベルト半体52a、52bが装着者正面にて連結される。そして、このベルト半体52a、52bの連結によって、引き締めることで背当て51を装着者に押し付けて、該背当て51が外力の影響を受けて位置ずれを起こすことを防止し、整復位をしっかりと保持することができるようになる。
このような構成を有する本実施形態の鎖骨骨折固定帯は、上述した第1の実施形態と同様の効果に加え、背当て51を長めに形成することで装着者との接触面積を大きく確保することができ、より安定して整復位をしっかりと保持することができるようになる。そして、このように背当て51を長めに形成した場合であっても、固定用ベルト52にて背当て51を装着者にしっかりと固定保持するため、背当て51の位置ずれも生じることがない。
なお、本発明は、上述した各実施形態の如き構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能であることはいうまでもない。
以上詳細に説明したように、本発明では、肩掛けベルトによる締め付け力と、胸前ベルトによる締め付け力との拮抗作用が生じるようになり、より安定した固定力が発生し、肩掛けベルトによる鎖骨後方への矯正と鎖骨外端への圧力とで骨片を後上方へ引き上げる役割が上記胸前ベルトの作用でより一層強い安定性を有することとなる。したがって、本発明によれば、鎖骨部位の前後方向の動揺が完全に無くなり、鎖骨骨折時の整復位の転位も効果的に防止することができる。また、本発明によれば、上述の効果的な整復位の保持により、肩掛けベルトの締め付けを余り強くしすぎることによって従来生じていた頚、肩、背中等の筋における過剰な緊張による疼痛や肩こり、或いは関節痛や腋窩神経の圧迫による腋窩神経麻痺、腋窩動脈の圧迫を招来させる等の「副作用」が大幅に抑えることができる。
また、本発明に係る鎖骨骨折固定帯は、上記背当てに背当てパッドを取り付けることによって、仰臥時でも装着者の胸を十分に張らせるように維持して、整復位の転位をより効果的に抑制できるようになり、例えば日中と夜間就寝時とで身体前後の肢位の大きな変化を無くすことができる。

Claims (5)

  1. 装着時に背骨に沿って装着者の背中に当接させる背当てと、
    上記背当ての一端部に接続され、装着時に肩から腋窩を通して引き回される一対の肩掛けベルトと、
    装着者の胸の前にて、上記一対の肩掛けベルト間を狭める方向へ引き締める胸前ベルトとを備え、
    上記胸前ベルトは、非伸縮性の材料からなることを特徴とする鎖骨骨折固定帯。
  2. 上記背当てに取り付けられる背当てパッドをさらに備え、
    上記背当てパッドは、装着者の背中に当接する側の一方主面が曲面とされ、上記装着者に胸を張らせるよう所定の高さを有することを特徴とする請求の範囲第1項記載の鎖骨骨折固定帯。
  3. 上記背当てパッドは、上記背当てに対して着脱自在とされることを特徴とする請求の範囲第2項記載の鎖骨骨折固定帯。
  4. 上記背当ては、装着時に頚のやや下から装着者の背中の略中央まで達する長さとされ、腰側の端部に装着者の体に沿って引き回されて上記背当てを固定保持する固定用ベルトが設けられることを特徴とする請求の範囲第1項記載の鎖骨骨折固定帯。
  5. 使用時に背骨に沿って装着者の背中に当接させる背当てと、
    上記背当ての一端部に接続され、使用時に肩から腋窩を通して引き回される一対の肩掛けベルトと、
    上記背当てに取り付けられる背当てパッドとを備え、
    上記背当てパッドは、装着者の背中に当接する側の一方主面が曲面とされ、上記装着者に胸を張らせるよう所定の高さを有することを特徴とする鎖骨骨折固定帯。
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