JPWO2003039084A1 - Wdmネットワークシステム及びこれに用いるwdmノード - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、インターネットプロトコル(IP)を主としたデータネットワークシステムに関する。特にIPアドレスによる自動波長制御を行うWDM(波長分割多重化)ネットワークシステム及びこれに用いるWDMノードに関する。
従来の技術
WDM(波長分割多重化)ネットワークシステムにおいて、可変波長光源は、同一のモジュールで複数の波長の中から所望の1つの波長を発振出力することを可能にしたものである。
これにより、波長ごとに予備の光モジュールを用意する必要がなく、またネットワークプランの中で使用波長を変える必要が生じた際にも、新規に光モジュールを購入・増設する必要が無い。このことから最小限のコストでネットワーク構築を可能にするものである。さらに、1つのモジュールで選択できる波長の数は技術の進歩により増大しつつある。
図1はWDMネットワークにおける従来の波長・パス設定及び、クライアントにおけるアドレス・ルーティング設定を説明する図である。
例えば、サブネットワークA内のコンテンツ・サーバSaからサブネットワークB内のコンテンツ・サーバSbにデータを送信する場合を考える。
この時、図2に示すWDMノード1とサブネットワークAの波長・パス制御システムにおいて、サブネットワークAのクライアントが、WDMノード1の配下に接続され、サブネットワークAは全体で1つのアドレスaを割り当てられている。
図2に示すように(IP)アドレスでのルーティングに従い、コンテンツ・サーバSaからのデータはサブネットワークA内をコンテンツ・サーバSaに接続するルータRa1からルータRagへと送られる。
次にルータRagが同じデータを渡すべき相手はサブネットワークBのルータRbgである。しかし、ルータRagは、WDMルートにおけるルータRagとルータRbg間の波長パスが定義され、ルータRbgとの間でルーティング・プロトコルがやり取りされるまでは、サブネットワークBのゲートウェイがルータRbgであることを知ることができない。
また、サブネットワークBのゲートウェイがルータRbgである旨を予めルータRagに定義されていたとしても、波長パスがオペレータにより定義されるまでは、ルータRbgとの通信をすることは出来ない。
すなわち、これまでは、オペレータにより未使用の波長・パスの中から特定の波長・パスを選択し、WDMノードに対し設定作業を行っていた。したがって、クライアントに相手先アドレスが定義されていても、WDMノードに対し、人間が上記波長・パス設定を完了するまでは、相手クライアントとの通信は出来なかった。このように、クライアントの相手先アドレスの定義と、WDMノードの波長・パス設定は独立していた。
また、WDMノードに定義された波長・パス設定は固定化され、仮にトラフィックが発生していない場合でも、オペレータによる人手で解除されるまではそのままであった。これにより波長・パスはクライアント同士1対1の固定的な関係での通信にしか使用できなかった。
発明の概要
したがって、本発明の目的は、波長・パス設定の迅速化、人手による作業の削減を可能とするネットワークシステムにおけるIPアドレスによる自動波長制御方法及びシステムを提供することにある。また、波長・パスなどの帯域資源の有効利用を図り、クライアント同士1対1の固定的関係の解除を可能とする自動波長制御によるWDMネットワークシステム及びこれに用いるWDMノードを提供することにある。
かかる本発明の目的を達成するWDMネットワークシステム及びこれに用いるWDMノードに従えば、WDMノードがトラフィックの宛先アドレスに従い自律的に波長・パスを決定・定義する。またその波長・パスはトラフィックの発生・消滅に応じて定義・消去される。このため、空いている時には他のトラフィックのために使用することができる。
また、トラフィックごとに波長・パスを設定することから、同一の発信元クライアントから複数の宛先にデータを送ることも可能となり、1対多または多対多の、ブロードキャスト(放送)やインタラクティブなコミュニケーションが実現される。
かかる本発明に従うWDMネットワークシステムは、第1の態様として、光波長多重(WDM)伝送路と、それぞれクライアントを収容する複数のサブネットワークと、前記複数のサブネットワークのそれぞれに対応し、前記光波長多重伝送路に接続される複数のWDMノードを有し、前記複数のWDMノードのそれぞれは、IPアドレスで通信先が特定される宛先アドレスに従って発振波長を制御する波長変換部と、前記通信先に繋ぐための隣接のWDMノードに向かう方路にクロスコネクトするクロスコネクト部を含むことを特徴とする。
さらに、本発明に従うWDMネットワークシステムは、第2の態様として、前記第1の態様において、WDMノードのそれぞれは、前記対応するサブネットワークのIPアドレスと、前記サブネットワークの上位のWDMノードと、パスを特定するクロスコネクトIDと、使用波長と、所定のパスを使用して目的のサブネットワークに到達する際、初めに主信号を送信するWDMのノードの情報を格納するルーティングテーブルを備え、前記波長変換部により制御される発振波長及び、クロスコネクトされる方路が前記ルーティングテーブルを参照して行われることを特徴とする。
また、本発明に従うWDMネットワークシステムは、第3の態様として、前記第2の態様において、接続要求を行うクライアントから該クライアントが収容されているサブネットワークのIPアドレスを通知された時に、対応するWDMノードが前記ルーティングテーブルに前記サブネットワークのIPアドレスを登録し、それぞれのWDMノードは、隣接するWDMノードと、前記ルーティングテーブルに保有するサブネットワークのIPアドレス情報を交換することを特徴とする。
さらにまた、本発明に従うWDMネットワークシステムは、第4の態様として、前記第1の態様において、前記波長変換部は、1のクライアントからの接続要求に対し、複数の波長に波長変換することにより1対多の通信を行うことを特徴とする。
さらに、本発明に従うWDMネットワークシステムは、第5の態様として、前記第2の態様において、前記ルーティングテーブルの前記パスを特定するクロスコネクトIDに複数の選択可能なパスを設定し、それぞれのパスに対するプライオリティを登録することを特徴とする。
また、6.本発明に従うWDMネットワークシステムは、第6の態様として、前記第5の態様において、前記プライオリティは、受信端側でのWDM信号の品質を基準に設定され、パスの切断又は復旧に応じて更新可能とされることを特徴とする。
本発明の特徴は、更に以下に図面に従い説明される発明の実施の形態から明らかになる。
発明の実施の形態の説明
本発明の適用例を上記の図1に示すネットワークを再び利用して以下に説明する。
[波長・パスの自律的決定・定義]
図1において、サブネットワークAとサブネットワークBとの間で通信が行なわれる場合、機器・伝送路ファイバのコスト節約のため、中継伝送路にWDM(波長多重)技術が適用される。この時、サブネットワークAとサブネットワークB間のトラフィックは、WDMネットワーク内のある一つの波長を占有し、各WDMノード1〜4において決められた方路に従い伝送される。
図3は、WDMノード1の構成例であり、光クロスコネクト部10、可変波長光源100を有する波長変換部11、波長多重部12、制御部13、及びデータベース(DB)14を有して構成されている。図1において、他のWDMノード2〜4及び対応するサブネットワークB〜Dの波長・パス制御システムも図3のWDMノード1とサブネットワークAの波長・パス制御システムと同様の関係にある。
次に、本発明を適用した場合の、WDMノード1に接続されたサブネットワークAとWDMノード4に接続されたサブネットワークBとのパスが確立するまでの過程を以下に図4〜図6に従って説明する。なお、以下の図4〜図6において示される( )付きの数字は、以下に説明する動作の工程の順に対応付けられている。図4はWDMノード1における処理工程、図5はWDMノード3における処理工程及び、図6はWDMノード4における処理工程を示している。
(工程1)
図4において、WDMノード1に接続されたサブネットワークA内のクライアントは、自身のサブネットワークAのネットワークアドレスaをWDMノード1に通知する。
(工程2)
対応するWDMノード1は、工程1により通知されたネットワークアドレスaをデータベース14に格納する。
(工程3)
WDMノード1は、隣接するWDMノード2及びWDMノード3との間で工程2により保有するサブネットワークアドレス情報を光監視チャネルOSC(Optical Supervisory Channel)を通して交換する。WDMノード3とWDMノード4との間でも同様にサブネットワークアドレス情報を交換する。
(工程4)
工程3によりWDMノード1〜4はデータベース14内に、ルーティングテーブル(RT:Routing Table)を生成する。図7にルーティングテーブルRTの例を示す。
このルーティングテーブルRTには、サブネットワークアドレス(I)、上位WDMノード(II)、クロスコネクトID(III)、波長(IV)ゲートウエイWDMノード(V)の情報を有する。ゲートウエイWDMノード(V)は所定のパスを使用して目的のサブネットワークに到達する際、初めに主信号を送信する隣接のWDMノードを意味する。
(工程5)
次に、サブネットワークAのクライアントから、WDMノード1に対し、サブネットワークBへの接続要求が送られる。本要求にはサブネットワークBのアドレスが含まれている。
(工程6)
工程5によりサブネットワークBへの接続要求を受け付けたWDMノード1は、データベース14内の図7に示すルーティングテーブルRTを参照する。これにより、アドレスbのサブネットワークBがWDMノード4の配下にあり、ゲートウェイWDMノード(サブネットワークBとの通信の際に、初めに主信号を送るノード)がWDMノード3であることを知る。
(工程7)
ついで、WDMノード1は図7のルーティングテーブルから自身のWDMノード部のポートのうち、WDMノード3側のポートに空き(未使用ポート)があること及び該当する空き波長(λa;複数可)を確認する。
(工程8)
さらに、WDMノード1はWDMノード3に対し、自身の配下のサブネットワークAから、WDMノード4の配下のサブネットワークBへの接続要求が発生していることOSC回線を使用して通知する。
(工程9)
工程8により通知を受けたWDMノード3(図5参照)は、ルーティングテーブルRTから自身の光クロスコネクト部10のポートのうち、WDMノード4側のポートに空きがあること及び該当する未使用波長(λb;複数可)を確認する。
(工程10)
次にWDMノード3は上記工程9において確認したWDMノード4側の空き波長(λb)を、WDMノード1に通知する。
(工程11)
上記通知を受けたWDMノード1は、λa=λb=λとなるようなλ=λ1を選択・決定する(図4参照)。
(工程12)
上記工程11での決定に従い、WDMノード1において制御部13の制御部Aは、波長変換部11内の可変波長光源100の出力波長をλ1に設定する。
(工程13)
次にWDMノード1において制御部Bは、上記工程7により確認済みのWDMノード3側空きポートとサブネットワークAのポートとを結ぶクロスコネクトをクロスコネクト部10に設定する。
(工程14)
次いでWDMノード1はWDMノード3に対し、WDMノード1側ポートと上記工程9により確認済みのWDMノード3側ポートを結ぶクロスコネクトの設定命令、及び該当波長はλ1である旨の通知を送る。
(工程15)
上記工程14の命令に従い、WDMノード3において制御部13の制御部Bはクロスコネクトを設定する(図5参照)。
(工程16)
次にWDMノード3はWDMノード4に対し、WDMノード3側ポートとサブネットワークBポートを結ぶクロスコネクトの設定命令、及び該当波長をλ1とする設定命令を送る。
(工程17)
上記の命令に従い、図6に示すWDMノード4において制御部Bはクロスコネクト部10を設定する。
(工程18)
さらに、制御部13の制御部Aは波長変換部11内の可変波長光源100の出力波長をλ1に設定する。
以上の動作により、WDMノード1に接続されたサブネットワークAとWDMノード4に接続されたサブネットワークB間の通信パスの確立、及び使用波長の決定が自律的に行われる。
上記の工程1〜工程18の実行により、図1と同様のネットワーク構成において、図8に示すようなWDMノード間での波長・パスが設定される。この時のWDMノード1から4のそれぞれにおけるデータベースDB14内のルーティングテーブルRTの内容は、図9A〜図9Dに示す如くである。
[トラフィックの発生・消滅に従う波長・パスの定義・消去]
ここで、オペレータにより予め波長・パスを設定する従来の方法では、波長・パスの定義は固定的とならざるを得ない。したがって、オペレータが顧客に提供できるサービスも、2地点を特定しその間を結ぶ波長貸ししか考えられなかった。
しかし、WDMノードが配下クライアントと連携して自律的に波長・パス設定を行う本発明においては、トラフィックの発生・消滅に応じて波長・パスの定義を柔軟に変更することが出来る。
例えば、従来では図8に示すようにサブネットワークA−B間の波長・パスが一旦定義されると、サブネットワークBと、別のサブネットワークとの間の通信は出来なかった。
しかし本発明においては、サブネットワークA−B間のトラフィックが先に発生し、消滅した後に、図10に示すように、サブネットワークBと、別のサブネットワークE間のトラフィックが発生した場合に、WDMノード4でA−B間のトラフィックのために使用していたクロスコネクト(パス)ID1及び波長λ1をサブネットワークB−E間のトラフィクのために再び使用することができる。これにより波長・パス資源の有効利用が行われる。
このために、サブネットワークA側のクライアント(ルータRag)は必要なデータを送信し終えた後に、WDMノード1に対し、送信終了の信号を送る。これに基づきWDMノード1の制御部13の波長を制御する制御部A及び、パス設定を制御する制御部Bは、それぞれサブネットワークA−B間に使用されていた波長及びパスの解放を行う。同時に隣接するWDMノード3に対しても、波長及びパスの解放命令を送信する。
同様に、WDMノード3はWDMノード4に対し、波長及びパスの解放命令を送信し、サブネットワークA−Bの全区間における波長及びパスの解放が行われる。
この後、WDMノード3はサブネットワークEに付属するルータRegからサブネットワークBのルータRbgへの接続要求を受け、先に説明した工程1から工程18の手順に従ってサブネットワークB−E間の波長及びパスの定義を行う。これにより図10に示すように、サブネットワークEとサブネットワークBとの間の通信が可能となる。
[クライアント間1対多及び多対多の通信]
さらに、今後マルチメディア、ブロードバンド化が進む中においては、通信は必ずしも1対1ではなく、1対多もしくは多対多でも行われる。かつ、画像伝送等により個々のデータのサイズが飛躍的に大きくなり、個々のトラフィックがWDMネットワークの1波長を占有するような状況が予想される。
具体的なアプリケーションとしては、ストリーミング放送、多地点間TV会議・TV電話、国民投票、国勢調査などが考えられる。
本発明はこのような1対多、多対多の通信のための波長及びパス設定を行うことも可能にする。これらに付いて以下に説明する。
(a)1対多の通信
図11は、本発明を適用した1対多の通信を可能とするWDMノードの構成例である。
特徴として、WDMノード内の波長変換部11内にある可変波長光源100の手前に光スプリッタ101を挿入する。これにより、サブネットワークA内のクライアントからのトラフィックを光スプリッタ101により複数の可変波長光源100に分岐して入力する。
一方、クライアントから通知された接続要求(工程5参照)に含まれる宛先アドレスにより、制御部13の制御部Aは複数の宛先(ブロードキャスト、マルチキャスト)であることを判断し、複数の可変波長光源100に対し波長設定を行う。さらに、制御部Bは複数の宛先に対するクロスコネクトをクロスコネクト部10に設定する。これにより図12に示すように、サブネットワークAは、サブネットワークC〜Eとの間で1対多の通信が可能となる。
(b)多対多の通信
上記の[トラフィックの発生・消滅に従う波長・パスの定義・消去]と(a)1対多の通信を組み合わせることにより複数のクライアントからの複数の宛先向けのトラフィックの発生・消滅に対し、波長の設定及び解放を極めて短時間で行うことにより、多対多の通信が可能となる。
[経路(パス)の物理的条件に応じた選択]
ここで、ファイバー断、WDMノードの故障等により、通信途中でパスが断となる場合がある。これに対応するための本発明に従う方式を以下に説明する。
図13Aに示すようにサブネットワークA−B間のパスとして3つのルート(パス1,パス2,パス3)が考えられる場合、WDMノードはこれら3つのルートをルーティングテーブルRTの中に優先度(プライオリティ)を付けて記憶しておく。
図13Bは、優先度(プライオリティ)を付けて3つのルートを記憶したWDMノード1のルーティングテーブルRTの一例である。クロスコネクトID(パス)1,2,3の順にプライオリティが付けられている。
かかるプライオリティ付けの根拠としては、宛先サブネットワークまでの経由するWDMノード数の他に、受信端でのWDM信号の品質(経路の物理的条件(信号対雑音比値、分散値)とそこに既に何波多重されているかにより予測される受信端での品質)等が考えられる。
ここで、パスに障害が生じた場合を考える。図14Aは、図13Aのネットワーク構成において、WDMノード1とWDMノード3間での障害により、パス1に障害が生じ断となった場合を示している。
この場合、障害が起こったパス1が、図13BのルーティングテーブルRTに従い、次にプライオリティが高いパス2に切り替えられ、サブネットワークA−B間の通信を継続させることが出来る。この時、ルーティングテーブルRTは、図14Bに示すように更新され、パス2のプライオリティが一番高くなる。
このように、本発明では各WDMノードが、同一送受信クライアント間の通信のために複数のパスを、プライオリティを付けてルーティングテーブルRTの中に保有することにより、あるパスが断となっても、他のパスに切り替え、通信を継続することのできる信頼性の高いネットワークを実現する。
産業上の利用性
本発明により、波長使用状況及び物理的条件に応じた、自律的な波長・パス設定が可能になるため、時々刻々と変化するデータトラフィックに対し、配下クライアントと連携した、迅速かつ効率の良いネットワーク活用ができる。
また、1対多、多対多での通信が可能になることにより、マルチメディア時代における、WDMの超大容量を活用したブロードキャスト(放送)やインタラクティブなコミュニケーションのような新サービスの創出が期待できる。
【図面の簡単な説明】
図1は、WDMネットワークにおける従来の波長・パス設定及び、クライアントにおけるアドレス・ルーティング設定を説明する図である。
図2は、WDMノード1とサブネットワークAの波長・パス制御システムを示す図である。
図3は、WDMノード1の構成例を示す図である。
図4は、サブネットワークAとサブネットワークBとのパスが確立するまでのWDMノード1における処理工程を示す図である。
図5は、サブネットワークAとサブネットワークBとのパスが確立するまでのWDMノード3における処理工程を示す図である。
図6は、サブネットワークAとサブネットワークBとのパスが確立するまでのWDMノード4における処理工程を示す図である。
図7は、ルーティングテーブルに構成例である。
図8は、工程1〜工程18の実行により、図1と同様のネットワーク構成において、設定されるWDMノード間での波長・パスを示す図である。
図9は、WDMノード1〜4のそれぞれにおけるデータベースDB14内のルーティングテーブルRTの内容を示す図である。
図10は、波長・パス資源の有効利用を説明する図である。
図11は、本発明の適用によりにした1対多の通信を可能とするWDMノードの構成例である。
図12は、サブネットワークAとサブネットワークB〜Eとの間での1対多の通信を示す図である。
図13は、経路(パス)の物理的条件に応じた選択について説明する図である。
図14は、図13における経路(パス)の物理的条件に応じた選択に基づき障害時に他のパスに切り替え、通信を継続することの可能性を説明する図である。
Claims (14)
- 光波長多重(WDM)伝送路と、
それぞれクライアントを収容する複数のサブネットワークと、
前記複数のサブネットワークのそれぞれに対応し、前記光波長多重伝送路に接続される複数のWDMノードを有し、
前記複数のWDMノードのそれぞれは、IPアドレスで通信先が特定される宛先アドレスに従って発振波長を制御する波長変換部と、
前記通信先に繋ぐための隣接のWDMノードに向かう方路にクロスコネクトするクロスコネクト部を含む
ことを特徴とするWDMネットワークシステム。 - 請求項1において、
前記WDMノードのそれぞれは、前記対応するサブネットワークのIPアドレスと、前記サブネットワークの上位のWDMノードと、パスを特定するクロスコネクトIDと、使用波長と、所定のパスを使用して目的のサブネットワークに到達する際、初めに主信号を送信するWDMのノードの情報を格納するルーティングテーブルを備え、
前記波長変換部により制御される発振波長及び、クロスコネクトされる方路が前記ルーティングテーブルを参照して行われることを特徴とするWDMネットワークシステム。 - 請求項2において、
接続要求を行うクライアントから該クライアントが収容されているサブネットワークのIPアドレスを通知された時に、対応するWDMノードが前記ルーティングテーブルに前記サブネットワークのIPアドレスを登録し、
それぞれのWDMノードは、隣接するWDMノードと、前記ルーティングテーブルに保有するサブネットワークのIPアドレス情報を交換することを特徴とするWDMネットワークシステム。 - 請求項1において、
波長の発振及びクロスコネクトの設定は、サブネットワークからのトラフィックの発生・消滅にともない、開始・終了及び定義・消去することを特徴とするWDMネットワークシステム。 - 請求項1において、
前記波長変換部は、1のクライアントからの接続要求に対し、複数の波長に波長変換することにより1対多の通信を行うことを特徴とするWDMネットワークシステム。 - 請求項2において、
前記ルーティングテーブルの前記パスを特定するクロスコネクトIDに複数の選択可能なパスを設定し、それぞれのパスに対するプライオリティを登録することを特徴とするWDMネットワークシステム。 - 請求項6において、
前記プライオリティは、受信端側でのWDM信号の品質を基準に設定され、パスの切断又は復旧に応じて更新可能とされることを特徴とするWDMネットワークシステム。 - それぞれクライアントを収容する複数のサブネットワークを光波長多重(WDM)伝送路を通して接続するWDMネットワークシステムにおいて、前記複数のサブネットワークのそれぞれに対応し、前記光波長多重伝送路に接続される複数のWDMノードの各々は、
前記複数のWDMノードのそれぞれは、IPアドレスで通信先が特定される宛先アドレスに従って発振波長を制御する波長変換部と、
前記通信先に繋ぐための隣接のWDMノードに向かう方路にクロスコネクトするクロスコネクト部を
有することを特徴とするWDMノード。 - 請求項8において、
前記対応するサブネットワークのIPアドレスと、前記サブネットワークの上位のWDMノードと、パスを特定するクロスコネクトIDと、使用波長と、所定のパスを使用して目的のサブネットワークに到達する際、初めに主信号を送信するWDMのノードの情報を格納するルーティングテーブルを備え、
前記波長変換部により制御される発振波長及び、クロスコネクトされる方路が前記ルーティングテーブルを参照して行われることを特徴とするWDMノード。 - 請求項9において、
接続要求を行うクライアントから該クライアントが収容されているサブネットワークのIPアドレスを通知された時に、前記ルーティングテーブルに前記サブネットワークのIPアドレスを登録し、
隣接するWDMノードと、前記ルーティングテーブルに保有するサブネットワークのIPアドレス情報を交換することを特徴とするWDMノード。 - 請求項8において、
前記波長変換部は、1のクライアントからの接続要求に対し、複数の波長に波長変換することにより1対多の通信を行うことを特徴とするWDMノード。 - 請求項8において、
波長の発振及びクロスコネクトの設定は、サブネットワークからのトラフィックの発生・消滅にともない、開始・終了及び定義・消去することを特徴とするWDMノード。 - 請求項9において、
前記ルーティングテーブルの前記パスを特定するクロスコネクトIDに複数の選択可能なパスを設定し、それぞれのパスに対するプライオリティを登録することを特徴とするWDMノード。 - 請求項13において、
前記プライオリティは、受信端側でのWDM信号の品質を基準に設定され、パスの切断又は復旧に応じて更新可能とされることを特徴とするWDMノード。
Applications Claiming Priority (1)
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