JPWO2002091612A1 - 歪み除去装置及び歪み除去方法 - Google Patents
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Abstract
BPF2における群遅延特性と逆特性の群遅延特性を有する逆群遅延特性フィルタ3を用いて、BPF2による群遅延特性の劣化を補償するようにする。
Description
技術分野
この発明は、歪み発生機器より発生される歪み成分を除去する歪み除去装置及び歪み除去方法に関するものである。
背景技術
第1図は従来の歪み除去装置を示す構成図であり、図において、1は入力信号を増幅する増幅器、2は増幅器1より発生される相互変調歪み成分を除去する帯域通過フィルタ(以下、BPFという)である。
次に動作について説明する。
増幅器1は入力信号を増幅する際、相互変調歪み成分を発生する。そのため、増幅器1の後段にBPF2を設置して、その相互変調歪み成分を除去するようにしている。
なお、妨害波除去効果を高めて相互変調歪み成分を精度よく除去するためには、BPF2が急峻な減衰特性を有している必要がある。
従来の歪み除去装置は以上のように構成されているので、増幅器1より発生される相互変調歪み成分を除去することができるが、BPF2が急峻な減衰特性を有しているため群遅延特性が劣化する課題があった。
なお、群遅延特性の劣化は、後段の装置の変調精度や受信感度の劣化要因となる。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、群遅延特性の劣化を招くことなく、歪み発生機器より発生される歪み成分を除去することができる歪み除去装置及び歪み除去方法を得ることを目的とする。
発明の開示
この発明に係る歪み除去装置は、帯域フィルタにおける群遅延特性と逆特性の群遅延特性を有する逆群遅延特性フィルタを用いて、帯域フィルタによる群遅延特性の劣化を補償するようにしたものである。
このことによって、群遅延特性の劣化を招くことなく、歪み発生機器より発生される歪み成分を除去することができる効果がある。
この発明に係る歪み除去装置は、帯域フィルタが帯域通過フィルタであるようにしたものである。
このことによって、構成の複雑化を招くことなく、歪み成分を除去することができる効果がある。
この発明に係る歪み除去装置は、帯域フィルタが帯域除去フィルタであるようにしたものである。
このことによって、構成の複雑化を招くことなく、歪み成分を除去することができる効果がある。
この発明に係る歪み除去装置は、歪み発生機器が増幅器であるようにしたものである。
このことによって、増幅器より発生される歪み成分を除去することができる効果がある。
この発明に係る歪み除去装置は、歪み発生機器がPHS基地局であるようにしたものである。
このことによって、PHS基地局より発生される歪み成分を除去することができる効果がある。
この発明に係る歪み除去装置は、歪み発生機器が変調器であるようにしたものである。
このことによって、変調器より発生される歪み成分を除去することができる効果がある。
この発明に係る歪み除去装置は、逆群遅延特性フィルタをデジタル信号処理部に設置するようにしたものである。
このことによって、理想的な群遅延補正特性を追求することができる効果がある。
この発明に係る歪み除去装置は、歪み発生機器がフィードフォワード増幅器のメインアンプであるようにしたものである。
このことによって、フィードフォワード増幅器のメインアンプより発生される歪み成分を除去することができる効果がある。
この発明に係る歪み除去方法は、帯域フィルタにおける群遅延特性と逆特性の群遅延特性を有する逆群遅延特性フィルタを用いて、帯域通過フィルタによる群遅延特性の劣化を補償するようにしたものである。
このことによって、群遅延特性の劣化を招くことなく、歪み発生機器より発生される歪み成分を除去することができる効果がある。
発明を実施するための最良の形態
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための最良の形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
第2図はこの発明の実施の形態1による歪み除去装置を示す構成図であり、図において、1は入力信号を増幅する増幅器(歪み発生機器)、2は増幅器1より発生される相互変調歪み成分を除去する帯域通過フィルタ(以下、BPFという)、3はBPF2における群遅延特性(第3図を参照)と逆特性の群遅延特性(第4図を参照)を有する逆群遅延特性フィルタであり、逆群遅延特性フィルタ3はBPF2による群遅延特性の劣化を補償する。
第5図はこの発明の実施の形態1による歪み除去方法を示すフローチャートである。
次に動作について説明する。
増幅器1は入力信号を増幅する際、相互変調歪み成分を発生する。そのため、増幅器1の後段にBPF2を設置して、その相互変調歪み成分を除去するようにしている(ステップST1)。
ただし、妨害波除去効果を高めて相互変調歪み成分を精度よく除去するためには、BPF2が急峻な減衰特性を有している必要があるが、BPF2が急峻な減衰特性を有していると、群遅延特性が劣化する。
そこで、この実施の形態1では、BPF2における群遅延特性(第3図を参照)と逆特性の群遅延特性(第4図を参照)を有する逆群遅延特性フィルタ3を増幅器1の前段に設置して、BPF2による群遅延特性の劣化を補償するようにしている(ステップST2)。
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、BPF2における群遅延特性と逆特性の群遅延特性を有する逆群遅延特性フィルタ3を用いて、BPF2による群遅延特性の劣化を補償するように構成したので、群遅延特性の劣化を招くことなく、増幅器1より発生される歪み成分を除去することができる効果を奏する。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、BPF2を増幅器1の後段に設置するものについて示したが、これに限るものではなく、BPF2を増幅器1の前段に設置してもよい。
また、上記実施の形態1では、逆群遅延特性フィルタ3を増幅器1の前段に設置するものについて示したが、これに限るものではなく、逆群遅延特性フィルタ3を増幅器1の後段に設置してもよい。
実施の形態3.
上記実施の形態1,2では、BPF2が増幅器1より発生される相互変調歪み成分を除去するものについて示したが、第6図に示すように、帯域除去フィルタであるノッチフィルタ4が増幅器1より発生される相互変調歪み成分を除去するようにしてもよい。
なお、この場合、逆群遅延特性フィルタ3はノッチフィルタ4における群遅延特性と逆特性の群遅延特性を有する。
実施の形態4.
上記実施の形態1〜3では、BPF2が増幅器1より発生される相互変調歪み成分を除去するものについて示したが、第7図に示すように、PHS基地局5より発生される相互変調歪み成分を除去するようにしてもよい。
即ち、W−CDMAシステムの上り回線周波数が既存のPHSシステムの使用周波数帯域に隣接しているため、PHS帯域からW−CDMA帯域への妨害と、W−CDMA帯域からPHS帯域への妨害を回避する必要がある。
そこで、このような妨害を回避するため、PHS基地局5とアンテナ6の間にBPF2を設置する。
しかし、BPF2を設置すると、上述したように群遅延特性が劣化するので、逆群遅延特性フィルタ3を設置して、群遅延特性の劣化を補償する。
実施の形態5.
上記実施の形態1〜3では、BPF2が増幅器1より発生される相互変調歪み成分を除去するものについて示したが、第8図及び第9図に示すように、変調器7より発生される相互変調歪み成分を除去するようにしてもよい。
即ち、変調器7は、所望の変調信号以外に雑音などを出力するため、ノイズフロアが上昇して隣接チャネルの漏洩電力を増加させてしまうことがある。
そこで、後段の増幅器により歪みやノイズが付加される前に当該雑音を除去するために、BPF2を設置する。
しかし、BPF2を設置すると、上述したように群遅延特性が劣化するので、逆群遅延特性フィルタ3を設置して、群遅延特性の劣化を補償する。
実施の形態6.
上記実施の形態5では、逆群遅延特性フィルタ3を変調器7の前段又は後段に設置するものについて示したが、第10図に示すように、逆群遅延特性フィルタ3をD/Aコンバータ8の前段であるデジタル信号処理部に設置するようにしてもよい。
これにより、逆群遅延特性フィルタ3をデジタルフィルタとして搭載することが可能になるので、理想的な群遅延補正特性を追求することができる効果を奏する。
実施の形態7.
上記実施の形態1〜3では、BPF2が増幅器1より発生される相互変調歪み成分を除去するものについて示したが、第11図に示すように、フィードフォワード増幅器のメインアンプ9より発生される相互変調歪み成分を除去するようにしてもよい。
即ち、フィードフォワード増幅器の消費電力を下げるには、メインアンプ9の歪み電力を下げて補助アンプ10の飽和電力を小さくする方法がある。
メインアンプ9の歪み電力を下げるには、低歪整合やプリディストーションなどが考えられるが、既にこの手の対策は施されており、更なる低歪化対策は困難である。
そこで、メインアンプ9の歪み電力を除去するため、メインアンプ9の後段にBPF2を設置する。
しかし、BPF2を設置すると、上述したように群遅延特性が劣化するので、逆群遅延特性フィルタ3を設置して、群遅延特性の劣化を補償する。
産業上の利用可能性
以上のように、この発明に係る歪み除去装置及び歪み除去方法は、歪み発生機器より発生される歪み成分を除去するに際して、群遅延特性の劣化を抑制するものに適している。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の歪み除去装置を示す構成図である。
第2図はこの発明の実施の形態1による歪み除去装置を示す構成図である。
第3図はBPF2の群遅延特性を示す特性図である。
第4図は逆群遅延特性フィルタ3の群遅延特性を示す特性図である。
第5図はこの発明の実施の形態1による歪み除去方法を示すフローチャートである。
第6図はこの発明の実施の形態3による歪み除去装置を示す構成図である。
第7図はこの発明の実施の形態4による歪み除去装置を示す構成図である。
第8図はこの発明の実施の形態5による歪み除去装置を示す構成図である。
第9図はこの発明の実施の形態5による歪み除去装置を示す構成図である。
第10図はこの発明の実施の形態6による歪み除去装置を示す構成図である。
第11図はこの発明の実施の形態7による歪み除去装置を示す構成図である。
この発明は、歪み発生機器より発生される歪み成分を除去する歪み除去装置及び歪み除去方法に関するものである。
背景技術
第1図は従来の歪み除去装置を示す構成図であり、図において、1は入力信号を増幅する増幅器、2は増幅器1より発生される相互変調歪み成分を除去する帯域通過フィルタ(以下、BPFという)である。
次に動作について説明する。
増幅器1は入力信号を増幅する際、相互変調歪み成分を発生する。そのため、増幅器1の後段にBPF2を設置して、その相互変調歪み成分を除去するようにしている。
なお、妨害波除去効果を高めて相互変調歪み成分を精度よく除去するためには、BPF2が急峻な減衰特性を有している必要がある。
従来の歪み除去装置は以上のように構成されているので、増幅器1より発生される相互変調歪み成分を除去することができるが、BPF2が急峻な減衰特性を有しているため群遅延特性が劣化する課題があった。
なお、群遅延特性の劣化は、後段の装置の変調精度や受信感度の劣化要因となる。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、群遅延特性の劣化を招くことなく、歪み発生機器より発生される歪み成分を除去することができる歪み除去装置及び歪み除去方法を得ることを目的とする。
発明の開示
この発明に係る歪み除去装置は、帯域フィルタにおける群遅延特性と逆特性の群遅延特性を有する逆群遅延特性フィルタを用いて、帯域フィルタによる群遅延特性の劣化を補償するようにしたものである。
このことによって、群遅延特性の劣化を招くことなく、歪み発生機器より発生される歪み成分を除去することができる効果がある。
この発明に係る歪み除去装置は、帯域フィルタが帯域通過フィルタであるようにしたものである。
このことによって、構成の複雑化を招くことなく、歪み成分を除去することができる効果がある。
この発明に係る歪み除去装置は、帯域フィルタが帯域除去フィルタであるようにしたものである。
このことによって、構成の複雑化を招くことなく、歪み成分を除去することができる効果がある。
この発明に係る歪み除去装置は、歪み発生機器が増幅器であるようにしたものである。
このことによって、増幅器より発生される歪み成分を除去することができる効果がある。
この発明に係る歪み除去装置は、歪み発生機器がPHS基地局であるようにしたものである。
このことによって、PHS基地局より発生される歪み成分を除去することができる効果がある。
この発明に係る歪み除去装置は、歪み発生機器が変調器であるようにしたものである。
このことによって、変調器より発生される歪み成分を除去することができる効果がある。
この発明に係る歪み除去装置は、逆群遅延特性フィルタをデジタル信号処理部に設置するようにしたものである。
このことによって、理想的な群遅延補正特性を追求することができる効果がある。
この発明に係る歪み除去装置は、歪み発生機器がフィードフォワード増幅器のメインアンプであるようにしたものである。
このことによって、フィードフォワード増幅器のメインアンプより発生される歪み成分を除去することができる効果がある。
この発明に係る歪み除去方法は、帯域フィルタにおける群遅延特性と逆特性の群遅延特性を有する逆群遅延特性フィルタを用いて、帯域通過フィルタによる群遅延特性の劣化を補償するようにしたものである。
このことによって、群遅延特性の劣化を招くことなく、歪み発生機器より発生される歪み成分を除去することができる効果がある。
発明を実施するための最良の形態
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための最良の形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
第2図はこの発明の実施の形態1による歪み除去装置を示す構成図であり、図において、1は入力信号を増幅する増幅器(歪み発生機器)、2は増幅器1より発生される相互変調歪み成分を除去する帯域通過フィルタ(以下、BPFという)、3はBPF2における群遅延特性(第3図を参照)と逆特性の群遅延特性(第4図を参照)を有する逆群遅延特性フィルタであり、逆群遅延特性フィルタ3はBPF2による群遅延特性の劣化を補償する。
第5図はこの発明の実施の形態1による歪み除去方法を示すフローチャートである。
次に動作について説明する。
増幅器1は入力信号を増幅する際、相互変調歪み成分を発生する。そのため、増幅器1の後段にBPF2を設置して、その相互変調歪み成分を除去するようにしている(ステップST1)。
ただし、妨害波除去効果を高めて相互変調歪み成分を精度よく除去するためには、BPF2が急峻な減衰特性を有している必要があるが、BPF2が急峻な減衰特性を有していると、群遅延特性が劣化する。
そこで、この実施の形態1では、BPF2における群遅延特性(第3図を参照)と逆特性の群遅延特性(第4図を参照)を有する逆群遅延特性フィルタ3を増幅器1の前段に設置して、BPF2による群遅延特性の劣化を補償するようにしている(ステップST2)。
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、BPF2における群遅延特性と逆特性の群遅延特性を有する逆群遅延特性フィルタ3を用いて、BPF2による群遅延特性の劣化を補償するように構成したので、群遅延特性の劣化を招くことなく、増幅器1より発生される歪み成分を除去することができる効果を奏する。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、BPF2を増幅器1の後段に設置するものについて示したが、これに限るものではなく、BPF2を増幅器1の前段に設置してもよい。
また、上記実施の形態1では、逆群遅延特性フィルタ3を増幅器1の前段に設置するものについて示したが、これに限るものではなく、逆群遅延特性フィルタ3を増幅器1の後段に設置してもよい。
実施の形態3.
上記実施の形態1,2では、BPF2が増幅器1より発生される相互変調歪み成分を除去するものについて示したが、第6図に示すように、帯域除去フィルタであるノッチフィルタ4が増幅器1より発生される相互変調歪み成分を除去するようにしてもよい。
なお、この場合、逆群遅延特性フィルタ3はノッチフィルタ4における群遅延特性と逆特性の群遅延特性を有する。
実施の形態4.
上記実施の形態1〜3では、BPF2が増幅器1より発生される相互変調歪み成分を除去するものについて示したが、第7図に示すように、PHS基地局5より発生される相互変調歪み成分を除去するようにしてもよい。
即ち、W−CDMAシステムの上り回線周波数が既存のPHSシステムの使用周波数帯域に隣接しているため、PHS帯域からW−CDMA帯域への妨害と、W−CDMA帯域からPHS帯域への妨害を回避する必要がある。
そこで、このような妨害を回避するため、PHS基地局5とアンテナ6の間にBPF2を設置する。
しかし、BPF2を設置すると、上述したように群遅延特性が劣化するので、逆群遅延特性フィルタ3を設置して、群遅延特性の劣化を補償する。
実施の形態5.
上記実施の形態1〜3では、BPF2が増幅器1より発生される相互変調歪み成分を除去するものについて示したが、第8図及び第9図に示すように、変調器7より発生される相互変調歪み成分を除去するようにしてもよい。
即ち、変調器7は、所望の変調信号以外に雑音などを出力するため、ノイズフロアが上昇して隣接チャネルの漏洩電力を増加させてしまうことがある。
そこで、後段の増幅器により歪みやノイズが付加される前に当該雑音を除去するために、BPF2を設置する。
しかし、BPF2を設置すると、上述したように群遅延特性が劣化するので、逆群遅延特性フィルタ3を設置して、群遅延特性の劣化を補償する。
実施の形態6.
上記実施の形態5では、逆群遅延特性フィルタ3を変調器7の前段又は後段に設置するものについて示したが、第10図に示すように、逆群遅延特性フィルタ3をD/Aコンバータ8の前段であるデジタル信号処理部に設置するようにしてもよい。
これにより、逆群遅延特性フィルタ3をデジタルフィルタとして搭載することが可能になるので、理想的な群遅延補正特性を追求することができる効果を奏する。
実施の形態7.
上記実施の形態1〜3では、BPF2が増幅器1より発生される相互変調歪み成分を除去するものについて示したが、第11図に示すように、フィードフォワード増幅器のメインアンプ9より発生される相互変調歪み成分を除去するようにしてもよい。
即ち、フィードフォワード増幅器の消費電力を下げるには、メインアンプ9の歪み電力を下げて補助アンプ10の飽和電力を小さくする方法がある。
メインアンプ9の歪み電力を下げるには、低歪整合やプリディストーションなどが考えられるが、既にこの手の対策は施されており、更なる低歪化対策は困難である。
そこで、メインアンプ9の歪み電力を除去するため、メインアンプ9の後段にBPF2を設置する。
しかし、BPF2を設置すると、上述したように群遅延特性が劣化するので、逆群遅延特性フィルタ3を設置して、群遅延特性の劣化を補償する。
産業上の利用可能性
以上のように、この発明に係る歪み除去装置及び歪み除去方法は、歪み発生機器より発生される歪み成分を除去するに際して、群遅延特性の劣化を抑制するものに適している。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の歪み除去装置を示す構成図である。
第2図はこの発明の実施の形態1による歪み除去装置を示す構成図である。
第3図はBPF2の群遅延特性を示す特性図である。
第4図は逆群遅延特性フィルタ3の群遅延特性を示す特性図である。
第5図はこの発明の実施の形態1による歪み除去方法を示すフローチャートである。
第6図はこの発明の実施の形態3による歪み除去装置を示す構成図である。
第7図はこの発明の実施の形態4による歪み除去装置を示す構成図である。
第8図はこの発明の実施の形態5による歪み除去装置を示す構成図である。
第9図はこの発明の実施の形態5による歪み除去装置を示す構成図である。
第10図はこの発明の実施の形態6による歪み除去装置を示す構成図である。
第11図はこの発明の実施の形態7による歪み除去装置を示す構成図である。
Claims (9)
- 歪み発生機器より発生される歪み成分を除去する帯域フィルタを備えた歪み除去装置において、上記帯域フィルタにおける群遅延特性と逆特性の群遅延特性を有する逆群遅延特性フィルタを用いて、上記帯域フィルタによる群遅延特性の劣化を補償することを特徴とする歪み除去装置。
- 帯域フィルタが帯域通過フィルタであることを特徴とする請求の範囲第1項記載の歪み除去装置。
- 帯域フィルタが帯域除去フィルタであることを特徴とする請求の範囲第1項記載の歪み除去装置。
- 歪み発生機器が増幅器であることを特徴とする請求の範囲第1項記載の歪み除去装置。
- 歪み発生機器がPHS基地局であることを特徴とする請求の範囲第1項記載の歪み除去装置。
- 歪み発生機器が変調器であることを特徴とする請求の範囲第1項記載の歪み除去装置。
- 逆群遅延特性フィルタをデジタル信号処理部に設置することを特徴とする請求の範囲第6項記載の歪み除去装置。
- 歪み発生機器がフィードフォワード増幅器のメインアンプであることを特徴とする請求の範囲第1項記載の歪み除去装置。
- 帯域フィルタを用いて歪み発生機器より発生される歪み成分を除去する歪み除去方法において、上記帯域フィルタにおける群遅延特性と逆特性の群遅延特性を有する逆群遅延特性フィルタを用いて、上記帯域通過フィルタによる群遅延特性の劣化を補償することを特徴とする歪み除去方法。
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PCT/JP2001/003775 WO2002091612A1 (fr) | 2001-05-01 | 2001-05-01 | Procede et appareil d'elimination de distortion |
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Family Applications (1)
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Country Status (2)
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2001
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WO2002091612A1 (fr) | 2002-11-14 |
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Legal Events
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