JPWO2002023285A1 - 電子時計 - Google Patents

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Abstract

リューズスイッチ(8)が引き上げられると、スイッチ信号作成手段9がその旨を示す信号(RS)を出力し、制御手段(13)がその信号(RS)を受けて、タイマ(13a)による計時を開始する。制御手段(13)は、その計時期間内に、発電検出手段(12)から出力される信号(HS)を受けることで、発電手段(10)の発電動作を検出すると、その旨を示す信号(CS)を出力する。微小パルス作成手段(7)は、その信号(CS)に基づいて、モータ(5)が駆動されない程度のパルス幅を有する微小パルスを作成し、モータ駆動回路(4)へと出力する。モータ駆動回路(4)では、その微小パルスに基づいて、モータ(5)を駆動させるためのコイル(4a)に微小電流を流す。この微小電流の変化を外部装置によって検出することで、発電動作の有無を確認する。

Description

技術分野
この発明は、製品形態において内部の正常な動作を確認することができる電子時計に関し、特に内蔵された発電手段の動作状態を確認することができる電子時計に関するものである。
背景技術
近年の電子デバイスは、軽薄短小化の傾向にあるが、高出力かつ小型の電源の確保が課題となっている。その課題を解決するべく、電子デバイスを構成する種々の素子についての低消費電力化と二次電池の長寿命化とが図られている。
軽薄短小の最たる電子デバイスとして挙げられる携帯型電子時計は、近年発達の著しい携帯電話と比較しても、そのサイズとともに消費電力が小さい。そのため、内蔵する電源として、ボタン型リチウム電池等の一次電池を使用したとしても交換頻度は数年単位であり、十分に実用に耐えうる。ところが、ユーザ側にしてみれば、数年単位といえども電池の交換作業は煩わしく、コストもかかる。また、内蔵する電池として二次電池を使用した場合にも、その充電作業は負担に感じられる。特に、電子時計の場合、電池の交換後に時刻合わせを必要とするため、そのような作業を繰り返しユーザに課すのは好ましくない。
そこで、二次電池とともに、その二次電池に蓄電する電力を生成するための発電装置を搭載した電子時計が商品化されている。発電装置としては、光エネルギーを電気に変換するソーラセル、体熱と外気熱との温度差エネルギーを電気に変換する熱電素子、運動エネルギーを電気に変換する回転錘などが用いられる。
液晶等を用いたデジタル表示式の電子時計はもちろんのこと、指針を用いたアナログ表示式の電子時計であっても、基準クロックの生成や指針を回転させるモータの制御をおこなうためにICチップを備える場合が多く、上記した発電装置によって生成された電力は、二次電池を介して、ICチップやモータの駆動電圧として消費される。
よって、発電装置を備えた電子時計では、安定した時計動作を持続させるためにも、その発電装置の良否が重要であり、製造工程においても慎重な動作確認が行なわれている。
特に、電子時計は、サイズが小さいことから、通常は、まず、電子時計の構成部品として組み込まれる前段階において発電装置単体の動作確認を行ない、次いで、良品であると確認された発電装置を電子時計に組み込み、その電子時計の動作確認を行なう。
しかしながら、発電装置とともに組み込まれる二次電池には、あらかじめある程度の電力が蓄えられているため、その二次電池に蓄電された電力を用いて動作する電子時計では、例え、組み込み中に発電装置が破損していたとしても、組み込み直後は、正常な時計動作を示す場合がある。なお、ここでいう発電装置の破損とは、組み込み中の静電気の発生等によって発電装置そのものが破壊されてしまう場合はもちろんのこと、発電装置と二次電池との電気結線が断線することによって見かけ上発電装置の発電動作が確認されない場合も含んでいる。
よって、このような理由で正常なものとして出荷された電子時計は、出荷後しばらくすると二次電池の蓄電電力が無くなり、時計動作が停止してしまう。
そこで、電子時計の組み立て後、すなわち出荷直前の製品形態においても、発電装置の動作確認が可能な電子時計が求められていた。
本発明は、上記課題を解決し、製品形態において容易に、内蔵された発電装置の動作を確認することができる電子時計を提供することを目的としている。
発明の開示
この発明にかかる電子時計にあっては、発電手段を有し、当該発電手段によって生成された電力により駆動する電子時計において、外部操作部材と、前記外部操作部材が操作された際に操作信号を出力する操作検出手段と、前記発電手段が発電動作を示す場合に発電検出信号を出力する発電検出手段と、前記操作信号と前記発電検出信号に基づいて前記発電手段の発電状態を外部に報知する報知手段と、を備えたことを特徴とする。
また、つぎの発明にかかる電子時計にあっては、指針を回転させるためのモータと、計時動作を行なうための駆動パルスを作成する波形整形手段と、を備え、前記報知手段は、前記操作信号と前記発電検出信号と前記駆動パルスに基づいて前記モータの駆動態様を変更させることを特徴とする。
また、つぎの発明にかかる電子時計にあっては、発電手段を有し、当該発電手段によって生成された電力により駆動する電子時計において、前記発電手段が発電動作を示す場合に発電検出信号を出力する発電検出手段と、指針を回転させるためのモータと、計時動作を行なうための駆動パルスを作成する波形整形手段と、前記発電検出信号に基づいて微小パルスを作成するパルス作成手段と、前記駆動パルスに基づいて前記モータを駆動させるとともに、前記微小パルスに基づいて前記発電手段の発電状態を外部に報知するための信号を出力するモータ駆動手段と、を備えたことを特徴とする。
また、つぎの発明にかかる電子時計にあっては、前記外部操作部材が操作された際に操作信号を出力する操作検出手段と、を備え、前記パルス作成手段は、前記操作信号と前記発電検出信号に基づいて微小パルスを生成することを特徴とする。
また、つぎの発明にかかる電子時計にあっては、前記パルス作成手段は、前記操作信号に基づいて開始される所定の計時期間に前記操作信号と前記発電検出信号に基づいて微小パルスを生成することを特徴とする。
また、つぎの発明にかかる電子時計にあっては、前記発電検出手段は、前記操作信号に基づいて開始される所定の計時期間に前記発電手段の発電状態を検出し、発電動作を示す場合に発電検出信号を出力することを特徴とする。
また、つぎの発明にかかる電子時計にあっては、前記モータ駆動手段は、前記微小パルスに基づいて、前記モータを駆動させるためのコイルに、前記モータを駆動させない程度の幅のパルス信号を通電することで、前記発電手段の発電状態を外部に報知することを特徴とする。
また、つぎの発明にかかる電子時計にあっては、前記発電検出手段は、前記発電手段が発電動作を示す場合に所定時間繰り返して発電検出信号を出力することを特徴とする。
また、つぎの発明にかかる電子時計にあっては、前記発電検出手段は、前記発電手段の発電量に比例した時間または繰り返し数で発電検出信号を出力することを特徴とする。
また、つぎの発明にかかる電子時計にあっては、前記発電手段によって生成された電力を蓄電する蓄電手段と、前記蓄電手段の電圧状態を示した電圧検出信号を出力する電圧検出手段と、を備え、前記パルス作成手段は、少なくとも前記電圧検出信号と前記発電検出信号に基づいて微小パルスを生成することを特徴とする。
また、つぎの発明にかかる電子時計にあっては、前記パルス作成手段は、前記発電検出信号に基づいて開始される所定の計時期間に前記操作信号と前記発電検出信号に基づいて微小パルスを生成することを特徴とする。
また、つぎの発明にかかる電子時計にあっては、歩度パルスを生成する歩度パルス生成手段を備え、前記パルス作成手段は、前記発電検出信号に基づいて、前記歩度パルスの出力間隔の略中央に位置するタイミングで等間隔に出力する微小パルスを作成し、前記モータ駆動手段は、前記歩度パルスと前記微小パルスに基づいて、前記モータを駆動させるためのコイルに、前記モータを駆動させない程度の幅のパルス信号を通電することで、前記歩度パルスの出力状態と前記発電手段の発電状態とを外部に報知することを特徴とする。
また、つぎの発明にかかる電子時計にあっては、前記外部操作部材は、リューズスイッチであることを特徴とする。
また、つぎの発明にかかる電子時計にあっては、前記外部操作部材は、プッシュスイッチであることを特徴とする。
また、つぎの発明にかかる電子時計にあっては、前記外部操作部材は、プッシュスイッチであり、前記パルス作成手段は、前記プッシュスイッチの所定時間以上の押し下げ状態が解放された直後に開始される所定の計時期間に前記操作信号と前記発電検出信号に基づいて微小パルスを生成することを特徴とする。
また、つぎの発明にかかる電子時計にあっては、第1の外部操作部材と、第2の外部操作部材と、前記第1の外部操作部材が操作された際に第1の操作信号を出力する第1の操作検出手段と、前記第2の外部操作部材が操作された際に第2の操作信号を出力する第2の操作検出手段と、を備え、前記パルス作成手段は、前記第1の操作信号と前記第2の操作信号と前記発電検出信号に基づいて微小パルスを生成することを特徴とする。
また、つぎの発明にかかる電子時計にあっては、前記パルス作成手段は、前記第1の操作信号に基づいて開始される所定の第1の計時期間または前記第1の操作信号と前記第2の操作信号とに基づいて定まる第2の計時期間に前記発電検出信号に基づいて微小パルスを生成することを特徴とする。
また、つぎの発明にかかる電子時計にあっては、前記計時期間内において前記プッシュスイッチの所定時間以上の押し下げ状態が解放された直後の所定の時間は、前記微小パルスを生成しないことを特徴とする。
また、つぎの発明にかかる電子時計にあっては、前記発電手段によって生成された電力を蓄電する蓄電手段と、前記蓄電手段の電圧状態を示した電圧検出信号を出力する電圧検出手段と、前記電圧検出信号により制御され前記蓄電手段の過充電を防止する過充電防止手段と、を備え、前記過充電防止手段は、前記発電検出手段が動作するタイミングでは非動作状態となることを特徴とする。
また、つぎの発明にかかる電子時計にあっては、指針を回転させるためのモータと、外部操作部材と、前記外部操作部材が操作された際に操作信号を出力する操作検出手段と、計時動作を行なうための駆動パルスを作成する波形整形手段と、前記操作信号に基づいて微小パルスを作成するパルス作成手段と、前記駆動パルスに基づいて前記モータを駆動させるとともに、前記微小パルスに基づいて、前記モータを駆動させるためのコイルに前記モータを駆動させない程度の幅のパルス信号を通電するモータ駆動手段と、を備えたことを特徴とする。
発明を実施するための最良の形態
以下に、本発明にかかる電子時計の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
まず、実施の形態1にかかる電子時計について説明する。第1図は、実施の形態1にかかる電子時計の概略構成を示したブロック図である。第1図において、実施の形態1にかかる電子時計は、基準信号を発生する発振回路1と、基準信号に基づき複数の異なる周波数のクロック信号を作成する分周回路2と、分周回路2の出力する複数の信号に基づいて後述するモータを駆動するための信号PSを作成する波形整形回路3と、コイル4aを有し波形整形回路3から出力された信号PSをモータ駆動信号となるパルス信号に変換するモータ駆動回路4と、コイル4aを流れる電流により回転するモータ5と、モータ5の回転駆動によって時刻を表示する指針6と、指針6を機械的に修正するリューズスイッチ8と、ソーラセル等で構成される発電手段10と、発電手段10で発生された電力を蓄電し、各構成要素の電源となる蓄電手段11とを備えて構成され、これら構成要素によって基本的な時計動作が行なわれる。
また、この電子時計では、上記構成に対してさらに、リューズスイッチ8が引かれた状態になるとその旨を示す信号RSを出力するスイッチ信号作成手段9と、発電手段10の発電状態を所定タイミングの検出サンプリングによって検出し、発電中であると認められる場合にその旨を示す信号HSを出力する発電検出手段12と、スイッチ信号作成手段9の出力する信号RSと発電検出手段12の出力する信号HSとに基づいて信号CSを出力する制御手段13と、制御手段13から出力された信号CSに基づいてパルス幅の小さな信号KSを例えば2秒間隔で出力する微小パルス作成手段7とを備えている。
また、制御手段13は、タイマ13aを内蔵しており、上記した信号CSは、タイマ13aによって規定された時間、例えば1分間だけ出力される。
続いて、本実施の形態1にかかる電子時計の動作について説明する。第2図は、本実施の形態1にかかる電子時計の動作を説明するためのタイムチャートである。
第2図において、まず、発電検出手段12は、常に、2秒間隔等の所定タイミングで発電手段10の発電の有無を確認しており、発電中である場合に、信号HSとして、上記した所定タイミングに追従した短パルス(図中では線パルス)を出力している。
ここで、リューズスイッチ8が通常状態である場合は、スイッチ信号作成手段9から出力された信号RSは論理レベル“L”を示しており、この状態で、波形整形回路3は、2つのパルスを互いの間隔が1秒となるようにかつ所定のパルス幅で交互に出力する。ここで、コイル4aの一方向への通電を行なうパルスをモータ駆動パルスA(図中では矩形パルス)とし、コイル4aの他方向への通電を行なうパルスをモータ駆動パルスB(図中では矩形パルス)とする。第1図に示す信号PSは、これらモータ駆動パルスAおよびモータ駆動パルスBに相当する。
モータ駆動回路4は、これらモータ駆動パルスAおよびモータ駆動パルスB(以下、両パルスを運針パルスと称する。)に基づいてコイル4aへの通電方向を交互に切り換え、モータ5を回転させる。このモータ5の回転は、図示しない輪列を介して、1秒後ごとの指針6の回転、すなわち指針6の6度ごとの運針をもたらす。
一方、リューズスイッチ8が引き出された場合には、リューズスイッチ8を回して、図示しない裏回り機構を介して指針を自在に回転させることができ、時刻の修正が可能となる。この場合、さらに、スイッチ信号作成手段9は信号RSとして論理レベル“H”を出力し、波形整形回路3は、この論理レベル“H”の信号RSを受けて、上記したモータ駆動パルスAおよびモータ駆動パルスBの出力を停止する。すなわち、これにより指針6の運針が停止する。
スイッチ信号作成手段9から出力された論理レベル“H”の信号RSは、制御手段13にも入力され、制御手段13は、論理レベル“H”の信号RSの立ち上がりエッジに同期して、タイマ13aによる計時を開始する。
また、制御手段13は、信号RSが論理レベル“H”を示し、かつタイマ13aの計時期間、すなわちタイマ13aがON状態となっている期間(以下、この状態を発電確認モードと称する。)に、発電中であることを示す短パルスの信号HSを受けると、信号CSとして、その信号HSに追従した短パルス(図中では線パルス)を出力する。
微小パルス作成手段7は、この短パルスの信号CSを受けて、上記したモータ駆動パルスAおよびモータ駆動パルスBよりも幅の小さいパルス、特に、モータ駆動回路4においてモータ5を駆動させるのに必要なパルス幅に満たないパルスを生成し、生成したパルスを信号KSとして出力する。
モータ駆動回路4は、この微小パルスの信号KSを受けると、その微小パルス分の微小電流をコイル4aに流すが、モータ5は回転せず、指針6も運針しない。なお、第2図においては、微小パルスの信号KSを、モータ駆動パルスAとして入力されるものとして示しているが、モータ駆動パルスBとして入力してもよい。
コイル4aに流れる上記微小電流は、コイル4aの微小な磁場変化を伴うため、外部装置によってその変化を検出することで、間接的に上記微小パルスの信号KSを検出することができる。すなわち、発電手段10が発電しているかどうかを、電子時計の外部で認識することができ、これは、完成された製品形態に対してその発電手段10の動作状態を確認することができることを意味する。
なお、上記したように、信号KSに基づいて通電される微小電流によってはモータ5が回転することはないが、そもそも、リューズスイッチ8が引き出された状態では指針6は機械的に停止させられている。ただ後述する消費電力の観点から信号KSのパルス幅はなるべく小さいほうが望ましい。
リューズスイッチ8を引いた後は、上記したようにタイマ13aが動作するが、その計時時間、上記例では1分間が経過すると、タイムアップとなり、制御手段13は、信号HSの状態に関係なく、信号CSの出力を停止する。このタイマ13aを設ける理由は、微小パルスの信号KSに基づいて通電される微小電流が少なからず電力を消費するためである。これにより、通常使用時にユーザがリューズスイッチ8を引いたままで長期間放置した場合であって、かつ発電動作はするものの十分な発電量が得られない場合(例えばソーラセルを発電手段10として暗所に放置した場合)に、蓄電手段11に蓄電された電力が、信号KSの生成に基づいて無駄に消費されるのを防止するためである。
以上に説明したとおり、実施の形態1にかかる電子時計によれば、発電検出手段12を設け、発電検出信号(信号HS)に基づいてモータ駆動回路4に微小パルスを出力するようにしたので、完成した製品形態の状態でも発電手段10が正常に動作しているかどうかを確認することが可能となる。
また、リューズスイッチ8の操作に基づき、所定期間だけ微小パルスを出力するため、無駄な消費電力を使わずに確認動作を行なうことが可能となる。
また、発電の有無を確認するための発電確認モードに移行する手段として、時刻修正に必要なリューズスイッチ8を利用しているため、新規な部材を追加すること無く、コストの増加を抑えることができる。
なお、上述した実施の形態1では、発電手段10が発電状態を示す場合に、微小パルスを出力するようにしたが、逆に発電手段10が非発電状態である場合に微小パルスを出力するようにしても、同様に本発明を適用することかできる。この場合、発電中にリューズスイッチ8を引いても微小パルスが検出されなければ、発電手段10が動作していることを確認することができる。
つぎに、実施の形態2にかかる電子時計について説明する。実施の形態2にかかる電子時計は、第1図に示した発電検出手段12が、一回の検出サンプリングに対して発電中であることを検出した際に、信号HSとして複数のパルスを出力することを特徴としている。なお、実施の形態2にかかる電子時計の概略構成については、第1図と同じあるのでここではその説明を省略する。
よって、以下に、本実施の形態2にかかる電子時計の動作について説明する。第3図は、本実施の形態2にかかる電子時計の動作を説明するためのタイムチャートである。
なお、発電検出手段12以外の動作については、第2図に示したとおりなのでここでは発電検出手段12の動作に関するタイムチャートについてのみ説明する。また、ここでは、例として、発電検出手段12は、4秒ごとに検出サンプリングを行なうものとする。
第3図に示すように、発電検出手段12は、一回の短パルス(図中では線パルス)の検出サンプリングに対して、信号HSとして、1秒間隔の短パルス(図中では線パルス)を連続して4回出力する。
そして、上述した実施の形態1で説明したように、信号HSとして出力された各パルスのうち、タイマ13aがON状態となっている期間に属するパルスのみが、制御手段13によって追従される対象となり、それぞれ信号CSとして出力される。
信号CSは、微小パルス作成手段7に入力されて、微小パルスの信号KSとして出力され、実施の形態1と同様に、コイル4aを介して外部装置によって検出される。
結局、上記例だと、発電中であることが一回検出されると、外部装置は、その一回の検出に対し、1秒間隔の4つのパルスを検出することができる。換言すると、リューズスイッチ8を引き出した後、一回の検出サンプリングに対し、その後4秒間において、発電の有無を確認することができる。
特にこれは、発電手段10として熱電素子や回転錘を用いている場合に有効となるが、その理由は以下のとおりである。まず、熱電素子では発電動作を行なうのに熱エネルギーを必要とし、回転錘では発電動作を行なうのに運動エネルギーを必要とするため、実施の形態1に説明した電子時計では、発電状態を確認するための外部装置にそのような発電補助機構を必要とする。これに対し、実施の形態2にかかる電子時計では、外部装置に取り付ける前に、腕などに装着して熱エネルギーや運動エネルギーを適度に与えることで発電手段10を発動させ、その直後に電子時計を外部装置に取り付けたとしても、外部装置において十分にその発電状態を確認することができる。
以上に説明したとおり、実施の形態2にかかる電子時計によれば、実施の形態1に説明した効果を享受することができるとともに、一回の発電検出に対し、モータ駆動回路4に複数の微小パルス(信号KS)を出力するので、熱電素子や回転錘などのように、ソーラセルに比べて発電エネルギーを与える条件が複雑となる場合にも、実際の利用状態のように人体に装着して発電エネルギーを与えた直後であれば、外部装置において微小パルスの発生を検出することができ、発電状態を確認することができる。
つぎに、実施の形態3にかかる電子時計について説明する。実施の形態3にかかる電子時計は、第1図に示した発電検出手段12に替えて、発電手段10の発電量に応じた数のパルスを出力する発電量検出手段31を備えたことを特徴としている。
第4図は、実施の形態3にかかる電子時計の概略構成を示したブロック図である。なお、第4図において、第1図と共通する部分には同一の符号を付し、ここではその説明を省略する。第4図に示す電子時計において、第1図と異なるのは、発電検出手段12が発電量検出手段31に置き換えられ、発電量検出手段31から制御手段13へと信号MSが出力される点である。
以下に、本実施の形態3にかかる電子時計の動作について説明する。第5図は、本実施の形態3にかかる電子時計の動作を説明するためのタイムチャートである。
発電量検出手段31は、一回の検出サンプリングに対し、発電手段10の発電量に応じた数のパルスを信号MSとして出力する。ここでは、例として、発電量検出手段31が4秒ごとに検出サンプリングを行なうものとし、発電手段10の発電量が既定の仕様を満たしている場合に、一回の検出サンプリングについて、1秒間隔の短パルスを連続して4回出力するものとする。
すなわち、本実施の形態3にかかる電子時計は、発電手段10の発電量が最大である場合に、上述した実施の形態2にかかる電子時計と同じ動作を行なう。なお、発電量検出手段31以外の動作については、第2図に示したとおりなのでここでは発電量検出手段31の動作に関するタイムチャートについてのみ説明する。
上記例だと、発電量検出手段31は、発電手段10の発電量をパルスの数に一致した4段階で表すことができる。例えば、発電手段10の発電量が、既定の仕様に対して4分の3程度である場合、発電量検出手段31は、第5図に示すように、一回の検出サンプリングに対し、信号MSとして1秒間隔の3つのパルスを出力する。
そして、上述した実施の形態1で説明したように、信号MSとして出力された各パルスのうち、タイマ13aがON状態となっている期間に属するパルスのみが、制御手段13によって追従される対象となり、それぞれ信号CSとして出力される。
この信号CSは、微小パルス作成手段7に入力されて、微小パルスの信号KSとして出力され、実施の形態1と同様に、コイル4aを介して外部装置によって検出される。
結局、上記例だと、発電中であることが一回検出されると、外部装置は、その一回の検出に対し、発電手段10の発電量に応じた数で連続する1秒間隔のパルスを検出することができる。換言すると、リューズスイッチ8を引き出した後、一回の検出サンプリングに対し、その後1秒間隔で連続するパルスの数をカウントすれば、発電手段10の発電量がどの程度かを知得することができる。
特にこれは、製品形態において、発電手段10は破損しておらずに一定量の電力を蓄電手段11に供給しているが、その発電量が充分ではなく、要求する仕様を満たしていないという状態の電子時計を選出することができる。
以上に説明したとおり、実施の形態3にかかる電子時計によれば、実施の形態1に説明した効果を享受することができるとともに、一回の発電検出に対し、モータ駆動回路4に、発電手段10の発電量に応じた数の微小パルス(信号KS)を出力するので、外部装置において、発電手段10が一定の仕様を満たしているか否かを確認することができる。
なお、上記した例のように、発電手段10の発電量が既定の仕様を満たしている場合のパルスの数または間隔を大きな値に設定すれば、必然と、実施の形態2に示した効果をも享受することができる。すなわち、この場合、実施の形態3にかかる電子時計が、発電手段10として熱電素子や回転錘などを備えている場合にも、外部装置において発電量を含めた発電状態を確認することができる。
つぎに、実施の形態4にかかる電子時計について説明する。実施の形態4にかかる電子時計は、第1図に示した構成において、蓄電手段11の電圧を検出する電圧検出手段32を備え、検出した電圧が所定値以下である場合には発電確認モードに移行しないことを特徴としている。
第6図は、実施の形態4にかかる電子時計の概略構成を示したブロック図である。なお、第6図において、第1図と共通する部分には同一の符号を付し、ここではその説明を省略する。第6図に示す電子時計において、第1図と異なるのは、電圧検出手段32が追加され、その電圧検出手段32から制御手段13へと信号VSが出力される点である。
以下に、本実施の形態4にかかる電子時計の動作について説明する。第7図は、本実施の形態4にかかる電子時計の動作を説明するためのタイムチャートである。
電圧検出手段32は、蓄電手段11の蓄電された電気量が所定量以上あるか否かをその電圧値によって検出する。蓄電手段11の電圧が所定値以上である場合には、その旨を示す論理レベル“H”の信号VSを出力する。逆に、蓄電手段11の電圧が所定値未満である場合には、その旨を示す論理レベル“L”の信号VSを出力する。
制御手段13は、信号VSを受けるが、信号RSが論理レベル“H”を示し、かつタイマ13aの計時期間であっても、その信号VSが論理レベル“L”である場合には、発電確認モードに移行しない。換言すれば、信号RSが論理レベル“H”を示し、かつタイマ13aの計時期間であり、かつ信号VSが論理レベル“H”である場合に限り、発電確認モードに移行する。
従って、第7図に示すタイムチャートにおいて、第2図と異なるところは、検出サンプリングによって検出された信号HSのパルスが、信号CSのパルスとして制御手段13へと出力されるために、信号VSが論理レベル“H”であることが要求される点である。なお、微小パルス作成手段7等のその他の構成要素の動作については、第2図に示したとおりなのでここではそれらの説明を省略する。
このように蓄電手段11の蓄電状態が低い場合に発電確認モードに移行しないようにすることで、蓄電手段11の蓄電状態が低いにもかかわらず、発電確認モードに移行することで無駄に電力を消費して、時計動作自体をも不安定にさせるということを防止することができる。
これは、特に、電子時計がユーザの手に渡った後において、リューズスイッチ8の引き出し、すなわち時刻修正が行なわれる度に、発電確認モードに移行してしまうことによって、低い蓄電状態の蓄電手段11の電気をさらに消費してしまうということを防止する。
以上に説明したとおり、実施の形態4にかかる電子時計によれば、実施の形態1に説明した効果を享受することができるとともに、蓄電手段11の蓄電量が所定量未満の場合には発電確認モードに移行しないので、低蓄電状態にある蓄電手段11の電力が無駄に消費されてしまうのを防止することができ、安定な時計動作を補償することができる。
なお、上述した実施の形態1〜4において、発電検出手段12は、タイマ13aの動作状態に関わらず、常に検出サンプリングを行なうとしたが、タイマ13aの計時期間だけ検出サンプリングを行なうようにしてもよい。
また、実施の形態4においては、信号VSが論理レベル“H”であるときのみ発電検出手段12が検出サンプリングを行なうようにしてもよい。
つぎに、実施の形態5にかかる電子時計について説明する。実施の形態5にかかる電子時計は、リューズスイッチの引き出し状態に替えて、非発電状態から発電状態へと移行した際に発電確認モードに移行することを特徴としている。
第8図は、実施の形態5にかかる電子時計の概略構成を示したブロック図である。なお、第8図において、第1図と共通する部分には同一の符号を付し、ここではその説明を省略する。第8図に示す電子時計において、第1図と異なるのは、スイッチ信号作成手段9を排除した点である。
以下に、本実施の形態5にかかる電子時計の動作について説明する。第9図は、本実施の形態5にかかる電子時計の動作を説明するためのタイムチャートである。
第2図に示すタイムチャートでは、リューズスイッチ8の引き出しの検出、すなわち論理レベル“H”の信号RSが制御手段13に入力されることによって、タイマ13aの計時が開始されたのに対し、第9図に示すタイムチャートでは、発電手段10が発電動作に移行した時、すなわち発電検出手段12によって出力された短パルスの信号HSが制御手段13に入力された時をトリガとして、タイマ13aの計時が開始される。但し、この際、モータ駆動パルスAおよびモータ駆動パルスBの出力は停止されず、発電確認モードに移行した状態であっても、これら運針パルス(図中では矩形パルス)は出力される。よって、第9図に示すように、発電確認モード中に発電が確認された期間では、発電検出信号(図中では線パルス)とともに運針パルスがモータ駆動回路4へと出力される。その他の動作については、第2図に示したとおりである。
以上に説明したとおり、実施の形態5にかかる電子時計によれば、実施の形態1に説明した効果を享受することができるとともに、発電確認モードに移行するのに、発電動作の検出そのものをトリガとしているので、第1図に示したようなスイッチ信号作成手段9が不要となる。
つぎに、実施の形態6にかかる電子時計について説明する。実施の形態6にかかる電子時計は、時刻修正をプッシュスイッチで行ない、かつ時針および分針のみ(秒針なし)でアナログ時刻表示を行なう仕様の電子時計において、上述したような発電確認を行なえるようにしたことを特徴としている。
通常、上記仕様の電子時計では、秒針がないために、数十秒間隔で作成された運針パルスで分針を回転させている。よって、その運針パルスの出力状態、すなわち指針を回転させるモータのコイルに流れる電流を、外部装置によって検出したとしても、数秒単位での歩度の検出を行なうことができない。そこで、上記仕様の電子時計では、歩度の検出を可能とするべく、数秒間隔の歩度パルスを作成する歩度パルス作成手段を備え、その歩度パルスに基づく微小電流をモータのコイルに流している。
第10図は、実施の形態6にかかる電子時計の概略構成を示したブロック図である。なお、第10図において、第1図と共通する部分には同一の符号を付し、ここではその説明を省略する。第10図に示す電子時計において、第1図と異なるのは、リューズスイッチ8に替えてプッシュスイッチ15を備えるとともに、分周回路2から出力されるクロック信号に基づいて歩度パルスを作成する歩度パルス作成手段14と、その歩度パルス(信号QS)と微小パルス作成手段7から出力される微小パルス(信号KS)との論理和演算を行なうOR回路40とを備え、OR回路40から出力される信号LSがモータ駆動回路4に入力される点である。
また、制御手段13から波形整形回路3には、早修正モードへの移行を示す信号HPが出力される。ここで、早修正とは、時刻修正をプッシュスイッチで行なう仕様の電子時計において通常可能な操作であり、プッシュスイッチを一定時間押しつづけることで、指針6を連続して回転させることができる。
以下に、本実施の形態6にかかる電子時計の動作について説明する。第11図は、本実施の形態6にかかる電子時計の動作を説明するためのタイムチャートであり、特に、早修正ではない通常の時刻修正を行なう操作において発電確認モードに移行する場合を説明するものである。
なお、発電検出手段12は、通常状態では、発電手段10の発電の有無を確認しておらず、発電状態である場合であっても、実施の形態1で説明したような短パルスの信号HSを出力しない。
プッシュスイッチ15がホームポジションにある場合には、波形整形回路3は、上記した電子時計の仕様により、2つのパルスを互いの間隔が例えば20秒となるようにかつ所定のパルス幅で交互に出力する。ここで、コイル4aの一方向への通電を行なうパルスをモータ駆動パルスA(図中では矩形パルス)とし、コイル4aの他方向への通電を行なうパルスをモータ駆動パルスB(図中では矩形パルス)とする。第1図に示す信号PSは、これらモータ駆動パルスAおよびモータ駆動パルスB、すなわち運針パルスに相当する。
モータ駆動回路4は、これら運針パルスに基づいてコイル4aへの通電方向を交互に切り換え、モータ5を回転させる。このモータ5の回転は、図示しない輪列を介して、20秒後ごとの指針6の回転、すなわち分針の2度ごとの運針をもたらす。
また、歩度パルス作成手段14は、分周回路2から出力されるクロック信号を受けて、微小パルス作成手段7と同様な微小幅の2秒間隔の歩度パルスを作成し、作成した歩度パルスを信号QSとして出力する。この信号QSは、微小パルス作成手段7から出力される信号KSの有無に関わりなく、OR回路40を介してモータ駆動回路4に入力される。よって、歩度パルスは、上記微小パルスと同様に、外部装置によって検出することができる。
この状態で、プッシュスイッチ15が一般的なスイッチ押し動作によって短い期間押し下げられると、スイッチ信号作成手段9は信号RSとして所定幅のパルスを出力するとともに、短パルス(図中では線パルス)の信号TSを出力する。
スイッチ信号作成手段9から出力されたパルスの信号RSは、制御手段13に入力され、制御手段13は、信号RSの立ち上がりエッジに同期して、タイマ13aによる計時を開始する。また、制御手段13は、タイマ13aの計時を開始すると同時に、発電検出手段12に対して検出サンプリングによる発電検出を依頼する旨の信号を出力する。
一方、スイッチ信号作成手段9から出力されたパルスの信号TSは、分周回路2に入力され、分周回路2は、信号TSの立ち上がりエッジに同期して、クロック信号をリセットする。波形整形回路3は、このタイミングで修正用の運針パルスを出力するとともに、このリセット時を新たな開始時点として運針パルスを継続的に出力する。
歩度パルス作成手段14は、上記したリセットのタイミングから所定時間後に、歩度パルスの信号QSの出力を開始する。
制御手段13は、タイマ13aによる計時期間、すなわち発電確認モードおいて、発電検出手段12から発電中であることを示す短パルスの信号HSを受けると、信号CSとして、その信号HSに追従した短パルス(図中では線パルス)を出力する。
微小パルス作成手段7は、この短パルスの信号CSを受けて、上記した運針パルスよりも幅の小さいパルス、特に、モータ駆動回路4においてモータ5を駆動させるのに必要なパルス幅に満たないパルスを生成し、生成したパルスを信号KSとして出力する。特に、この微小パルス(図中では実線で表された線パルス)は、上記した歩度パルス(図中では点線で表された線パルス)の出力間隔の中間付近で出力されるように調整される。例えば、歩度パルスと微小パルスの出力間隔が1秒となるように、微小パルスの出力タイミングが決定される。
これら信号QSと信号KSは、OR回路40で時系列的に合成され、信号LSとして出力される。
モータ駆動回路4は、信号LSを受けると、その信号LSに含まれる歩度パルス分と微小パルス分の微小電流をコイル4aに流すが、これらパルスによってはモータ5は回転せず、指針6も運針しない。なお、第11図においては、歩度パルスの信号QSと微小パルスの信号KSを、モータ駆動パルスAとして入力されるものとして示しているが、モータ駆動パルスBとして入力してもよい。
コイル4aに流れる上記微小電流は、コイル4aの微小な磁場変化を伴うため、外部装置によってその変化を検出することで、間接的に上記歩度パルスの信号QSと上記微小パルスの信号KSを検出することができる。すなわち、発電手段10が発電しているかどうかを、電子時計の外部で認識することができ、これは、完成された製品形態に対してその発電手段10の動作状態を確認することができることを意味する。特に、外部装置が歩度パルスか微小パルスかの区別をすることができない場合であっても、発電動作中では、歩度パルスと微小パルスの合成により、パルスの検出間隔が小さくなるので、発電手段10が動作しているか否かは容易に確認することができる。
タイマ13aがタイムアップすると、制御手段13は、発電検出手段12に対して検出サンプリングによる発電検出を停止する旨の信号を出力する。
このタイマ13aを設ける理由は、実施の形態1に説明したように、無駄な電力の消費を防止するためである。
つぎに、本実施の形態6にかかる電子時計の早修正時の発電確認について説明する。第12図は、本実施の形態6にかかる電子時計の動作を説明するためのタイムチャートであり、特に、早修正時の時刻修正を行なう操作において発電確認モードに移行する場合を説明するものである。
早修正操作、すなわち早修正モードへの移行は、プッシュスイッチ15が一般的なスイッチ押し動作よりも比較的長い期間押し下げられた際に行なわれる。第12図に示すように、プッシュスイッチ15の押し下げ状態、すなわち信号RSの論理レベル“H”状態が所定期間以上続くと、制御手段13は、早修正モードを示す論理レベル“H”の信号HPを波形整形回路3および歩度パルス作成手段14へと出力する。
波形整形回路3では、この信号HPが論理レベル“H”を示す期間中、出力間隔の小さい運針パルスを生成して、モータ駆動回路4へと出力する。モータ駆動回路4は、この出力間隔の小さい運針パルスに応じて連続的に指針6を回転させる。
一方、歩度パルス作成手段14では、早修正時の運針パルスの出力タイミングと歩度パルスの出力タイミングが重なってしまうことから、信号HPが論理レベル“H”を示す期間中、歩度パルスの出力を停止する。
プッシュスイッチ15がホームポジションに戻されることによって早修正操作が終了すると、信号HPは論理レベル“L”に戻るとともに、スイッチ信号作成手段9から分周回路3へと短パルス(図中では線パルス)の信号TSが出力される。この信号TSは、上記したように分周回路3をリセットさせる信号であり、このリセット信号をトリガとして、第11図に示した発電確認モードに移行する。
なお、この発電確認モードにおける動作は、第11図に示したとおりであるのでここではその説明を省略する。
以上に説明したとおり、実施の形態6にかかる電子時計によれば、歩度パルス作成手段14を備えるとともに早修正を可能にしたプッシュスイッチ型のスイッチ操作によって時刻修正を行なう電子時計においても、実施の形態1で説明した効果を享受することができる。
つぎに、実施の形態7にかかる電子時計について説明する。実施の形態7にかかる電子時計は、第10図に示した電子時計において、第2のプッシュスイッチを追加し、その第2のプッシュスイッチの押し下げによって、タイマ13aの計時を終了し、強制的に発電確認モードを終了させることを特徴としている。
第13図は、実施の形態7にかかる電子時計の概略構成を示したブロック図である。なお、第13図において、第10図と共通する部分には同一の符号を付し、ここではその説明を省略する。第13図に示す電子時計において、第10図と異なるのは、プッシュスイッチ15に相当するプッシュスイッチ15aに加えて、プッシュスイッチ15bを備え、さらに、スイッチ信号作成手段9に相当するスイッチ信号作成手段9aに加えて、スイッチ信号作成手段9bを備えた点である。
以下に、本実施の形態7にかかる電子時計の動作について説明する。第14図は、本実施の形態7にかかる電子時計の動作を説明するためのタイムチャートである。実施の形態6にかかる電子時計では、時刻修正操作と共通するスイッチの押し下げ時間によって、発電確認モードに移行するとしたが、実施の形態7にかかる電子時計では、プッシュスイッチ15aの一般的な押し下げ時間よりも短い時間の押し下げが行なわれた際に、発電確認モードに移行することを特徴としている。
第14図において、第11図と異なる点は、制御手段13が発電確認モードに移行するのに、すなわちタイマ13aの計時を開始するのに、スイッチ信号作成手段9aから出力される信号RS1のパルス幅が所定幅未満であることを条件としている。
なお、タイマ13aの計時期間中の動作は第11図に示すとおりなのでここではその説明を省略する。また、タイマ13aがタイムアップすると、制御手段13は、発電検出手段12に対して検出サンプリングによる発電検出を停止する旨の信号を出力する点も第11図と共通である。
但し、このタイマ13aにおいてあらかじめ設定された計時期間内において、プッシュスイッチ15bが押し下げられた場合には、制御手段13は、その押し下げ信号となる信号RS2を受けて、タイマ13aの計時を強制的に終了し、発電確認モードを終了する。
このように、発電確認モードに移行するためのスイッチ操作を時刻修正操作と区別することで、時刻修正が行なわれるごとに発電確認に必要な電力が消費されてしまうという事態を回避することかできる。逆に、実施の形態6のように発電確認モードに移行する際に、少なくとも1回の運針パルスが出力されることで時刻が変化してしまうという問題も回避することができる。
なお、タイマ13aの計時期間外において、プッシュスイッチ15aが時刻修正操作に移行するために所定期間以上押し下げられた場合、すなわちスイッチ信号作成手段9aから出力される信号RS1のパルス幅が上記した所定幅以上である場合には、制御手段13は、第14図に示すように、その信号RS1の立ち下がりエッジに同期して、短パルスの信号TSを出力して分周回路3をリセットし、これに伴って波形整形回路3は、時刻修正のための運針パルスを出力する。
以上に説明したとおり、実施の形態7にかかる電子時計によれば、実施の形態6に説明した効果を享受することができるとともに、発電確認モードへの移行と時刻修正の操作とを明確に区別したので、発電確認の際に指針が不要に回転してしまうことがなく、発電確認直後の電力の無駄な消費を防ぐこともできる。
つぎに、実施の形態8にかかる電子時計について説明する。実施の形態8にかかる電子時計は、実施の形態6に説明した仕様の電子時計において、発電確認モードに移行している間に、早修正操作が行なわれた場合、発電確認モードを強制的に終了し、早修正操作が完了した直後の一定の時間内には、発電確認モードに移行しないことを特徴としている。
第15図は、実施の形態8にかかる電子時計の概略構成を示したブロック図である。なお、第15図において、第10図と共通する部分には同一の符号を付し、ここではその説明を省略する。第15図に示す電子時計において、第10図と異なるのは、制御手段13内に第2のタイマとして、早修正操作の完了とともに計時が開始されるタイマ13bを設けた点である。
以下に、本実施の形態8にかかる電子時計の動作について説明する。第16図は、本実施の形態8にかかる電子時計の動作を説明するためのタイムチャートであり、特に第11図および第12図に相当する動作を一つのタイムチャートにまとめたものである。
第16図に示すフローチャートにおいて、第11図および第12図と異なる点は、発電確認モードに移行している間、すなわち第16図においてタイマ1として表されているタイマ13aの計時期間中に、早修正操作が行なわれると、タイマ13aの計時を強制的に終了し、早修正操作が終了した際、すなわち信号HPの立ち下りエッジにおいて、第16図においてタイマ2として表されているタイマ13bの計時が開始される点である。また、このタイマ13bの計時期間中においては、例え、再度スイッチ15が押し下げられたとしても発電検出手段12による検出サンプリングは行なわれず、発電確認モードには移行しない。
このように、早修正操作完了の直後の一定期間において発電確認モードに移行しないとしたのは、一度の早修正操作で時刻修正が完了するのは稀であり、時刻修正の多くが、第11図に示した早修正ではない通常の時刻修正を行なう操作と、第12図に示した早修正操作とをそれぞれ複数回繰り返しているということを鑑みたものである。すなわち、早修正操作完了の直後に、再度、時刻修正操作を行なう可能性は高く、発電確認を望む可能性は低い。よって、早修正操作完了の直後に、時刻修正と共通する操作によって発電確認モードに移行するのは、無駄に電力が消費される可能性が高い。そこで、本実施の形態8にかかる電子時計では、早修正操作完了の直後の一定期間においては、プッシュスイッチ15が押し下げられても、運針パルスの出力による時刻修正のみが動作する。
以上に説明したとおり、実施の形態8にかかる電子時計によれば、発電確認モードに移行している間に早修正操作が行なわれた場合、発電確認モードを強制終了し、早修正操作の完了後も一定の時間は発電確認モードに移行できないようにしたので、意識的に発電確認を行なう場合以外の発電確認モードの移行時に、発電確認動作による電力の消費を防止することができる。
つぎに、実施の形態9にかかる電子時計について説明する。実施の形態9にかかる電子時計は、発電動作の有無を確認するのに、微小パルスではなく、指針の運針形態を変更することを特徴としている。
第17図は、実施の形態9にかかる電子時計の概略構成を示したブロック図である。なお、第17図において、第1図と共通する部分には同一の符号を付し、ここではその説明を省略する。第17図に示す電子時計において、第1図と異なるのは、リューズスイッチ8に替えてプッシュスイッチ15を備えるとともに、微小パルス作成手段7に替えて運針形態変更手段41を備えた点である。
運針形態変更手段41は、制御手段13から受けた信号CSに基づいて、波形整形回路3に対し、運針パルスの出力タイミングを変更させる旨の信号を出力する。
以下に、本実施の形態9にかかる電子時計の動作について説明する。第18図は、本実施の形態9にかかる電子時計の動作を説明するためのタイムチャートである。なおここでは、発電検出手段12は、タイマ13aの動作状態に関わらず、常に検出サンプリングを行なっているものとする。
まず、プッシュスイッチ15が一般的なスイッチ押し動作によって短い期間押し下げられると、スイッチ信号作成手段9は信号RSとして所定幅のパルスを出力する。
スイッチ信号作成手段9から出力されたパルスの信号RSは、制御手段13に入力され、制御手段13は、信号RSの立ち上がりエッジに同期して、タイマ13aによる計時を開始する。
制御手段13は、タイマ13aによる計時期間、すなわち発電確認モードおいて、発電検出手段12から発電状態であることを示す短パルスの信号HSを受けると、信号CSとして、その信号HSに追従した短パルス(図中では線パルス)を出力する。
運針形態変更手段41は、この短パルスの信号CSを受けて、波形整形回路3に対し、運針パルスの出力タイミングを所定のタイミングに変更する旨の信号を出力する。具体的には、第18図に示すように、モータ駆動パルスAとして出力される運針パルスの出力タイミングは変更せず、モータ駆動パルスBとして出力される運針パルスの出力タイミングを、モータ駆動パルスAとして出力される運針パルスの1秒後ではなく、モータ駆動パルスAとして出力される運針パルスの直後に位置されるように変更する。この場合の実際の運針形態は、見かけ上、秒針が1秒に2秒分(12度)回転するようになる。
タイマ13aがタイムアップすると、制御手段13は、波形整形回路3に対し、運針パルスの出力タイミングを通常のタイミングに戻す旨の信号を出力する。これにより、波形整形回路3は、通常の1秒間隔の継続的な運針パルスの出力を再開する。
以上に説明したとおり、実施の形態9にかかる電子時計によれば、発電検出手段12を設け、発電検出信号(信号HS)に基づいて指針6の運針形態を変更するようにしたので、完成した製品形態の状態でも発電手段10が正常に動作しているかどうかを確認することが可能となる。特に、この形態では、発電状態を確認するのに特別な外部装置を必要としないため、発電手段10としてどのような種類のものを用いているかは問われない。
なお、上述した実施の形態9において、発電検出手段12は、タイマ13aの動作状態に関わらず、常に検出サンプリングを行なうとしたが、タイマ13aの計時期間だけ検出サンプリングを行なうようにしてもよい。
つぎに実施の形態10にかかる電子時計について説明する。実施の形態10にかかる電子時計は、蓄電手段11の蓄電量を制限する回路を有し、発電検出中は当該回路を非動作状態とする事を特徴としている。
第19図は、実施の形態10にかかる電子時計の概略構成を示したブロック図である。なお、第19図において、第6図と共通する部分には同一の番号を付し、ここではその説明を省略する。また図面が煩雑となるのを避けるため、スイッチ信号作成手段9やモータ駆動回路4、指針6等は省略してある。
第19図に示す電子時計において、第6図と異なるのは過充電防止手段33を有している点である。この過充電防止手段33はスイッチ素子で構成され、後述するある条件のもとでオンし、発電手段10を短絡する。また電圧検出手段32は、蓄電手段11の電圧が所定値となった場合に信号FVSを出力する機能を有している。この所定値は蓄電手段11が十分に蓄電され、これ以上蓄電されると蓄電手段11が物理的あるいは化学的に破損する恐れのある電圧値に設定されている。さらに制御手段13は、発電検出手段12を制御する信号HCSを出力するとともに、上述した信号FVSを受けると信号KCSを出力する。また、図中の34は、発電手段10の発電電力が小さいときに、蓄電手段11から供給される電力が逆流することを防ぐための逆流防止手段である。
以下に、本実施の形態10にかかる電子時計の動作について説明する。第20図は、本実施の形態10にかかる電子時計の動作を説明するためのタイムチャートである。
発電検出手段12は、第7図のタイムチャートでは常に検出サンプリング信号を出力していたが、第20図に示すタイムチャートでは、タイマ13aが動作しているときのみ制御手段13から出力される信号HCSによって動作制御される。
電圧検出手段32は、蓄電手段11の電圧値が所定値となると信号FVSを論理レベル“H”で出力する。この信号を受けて制御手段13は信号KCSを論理レベル“H”で出力し、過充電防止手段33はオン状態となって発電手段10を短絡する。よって、発電手段10からの電力供給はなくなり、蓄電手段11の電圧は所定値を超えることはない。
続いて制御手段13は、スイッチ信号作成手段9(図示省略)から出力された信号RSが入力されるとタイマ13aの動作を開始し、信号HCSを出力する。発電検出手段12は、この信号に基づいて動作状態となり、発電手段10の発電状態を検出する。またこの時、制御手段13は、信号HCSの出力タイミングに合わせて信号KCSを論理レベル“L”に遷移させる。したがって信号KCSが論理レベル“L”である期間は信号FVSが出力されていても過充電防止手段33はオフとなる。
このように制御する理由は、過充電防止手段33がオンしている状態では発電手段10が短絡されるため、発電手段10が発電していても、発電検出手段12がその状態を検出できないためである。また制御手段13は、信号HCSの論理レベル“H”の幅に対して、信号KCSの論理レベル“L”の幅を広くしている。このことにより、発電検出手段12が動作中は確実に過充電防止手段33をオフ状態とすることができる。ところで信号KCSが論理レベル“L”の間は、発電手段10からの発電電力が蓄電手段11に供給されるため、その電圧値が所定値を超えてしまう可能性があるが、その論理レベル“L”の状態は、信号KCSの論理レベル“H”の状態に比べて極めて短く設定されているため問題はない。
続いて非発電状態となり、しばらくして信号FVSが論理レベル“L”となると信号KCSは論理レベル“L”となる。またタイマ13aがタイムアップし、出力が論理レベル“L”となると、信号HCSの出力もなくなり、発電検出手段12も非動作状態となる。その他の動作は第7図に示した通りである。
以上に説明したとおり、実施の形態10にかかる電子時計によれば、蓄電手段11の過充電を防止するための過充電防止手段33が動作しているときでも発電検出手段12が正確に発電状態を検出できるように工夫されている。また制御手段13から出力された信号HCSに基づいて発電検出手段12が動作するので、第7図の構成に比べて発電検出手段12の動作時間が短く、消費電力の削減が可能となる。
以上に説明した実施の形態1〜8,10では、発電手段を搭載した電子時計において、発電確認モードに移行するのに、リューズスイッチ8またはプッシュスイッチ15を操作することで、モータ5のコイル4aに微小電流を流し、外部装置でその微小電流を検出して発電動作の有無を確認するものであったが、リューズスイッチ8やプッシュスイッチ15等の外部操作部材を操作することで、モータ5のコイル4aに微小電流を流し、外部装置でその微小電流を検出するという思想自体は、発電手段を有した電子時計に限定されない。
第21図は、実施の形態1で説明した構成において、発電手段と蓄電手段に替えて通常の電源を搭載した構成の電子時計の概略構成を示すブロック図である。このような構成の場合にも、例えば、微小パルスを歩度パルスと見なして、リューズスイッチ8を引き出した場合にのみ、歩度パルスの検出を可能にするといった応用が考えられる。
産業上の利用可能性
以上のように、本発明にかかる電子時計は、製品形態の状態で、容易に発電手段の動作確認を行なえ、特に製造メーカ側において確実かつ簡便な検査工程を実現するのに適している。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施の形態1にかかる電子時計の概略構成を示したブロック図であり、第2図は、実施の形態1にかかる電子時計の動作を説明するためのタイムチャートであり、第3図は、実施の形態2にかかる電子時計の動作を説明するためのタイムチャートであり、第4図は、実施の形態3にかかる電子時計の概略構成を示したブロック図であり、第5図は、実施の形態2にかかる電子時計の動作を説明するためのタイムチャートであり、第6図は、実施の形態4にかかる電子時計の概略構成を示したブロック図であり、第7図は、実施の形態4にかかる電子時計の動作を説明するためのタイムチャートであり、第8図は、実施の形態5にかかる電子時計の概略構成を示したブロック図であり、第9図は、実施の形態5にかかる電子時計の動作を説明するためのタイムチャートであり、第10図は、実施の形態6にかかる電子時計の概略構成を示したブロック図であり、第11図は、実施の形態6にかかる電子時計の通常操作時の動作を説明するためのタイムチャートであり、第12図は、実施の形態6にかかる電子時計の早修正操作時の動作を説明するためのタイムチャートであり、第13図は、実施の形態7にかかる電子時計の概略構成を示したブロック図であり、第14図は、実施の形態7にかかる電子時計の動作を説明するためのタイムチャートであり、第15図は、実施の形態8にかかる電子時計の概略構成を示したブロック図であり、第16図は、実施の形態8にかかる電子時計の動作を説明するためのタイムチャートであり、第17図は、実施の形態9にかかる電子時計の概略構成を示したブロック図であり、第18図は、実施の形態9にかかる電子時計の動作を説明するためのタイムチャートであり、第19図は、実施の形態10にかかる電子時計の概略構成を示したブロック図であり、第20図は、本実施の形態10にかかる電子時計の動作を説明するためのタイムチャートであり、第21図は、実施の形態1で説明する構成において、発電手段と蓄電手段に替えて通常の電源を搭載した構成の電子時計の概略構成を示すブロック図である。

Claims (20)

  1. 発電手段を有し、当該発電手段によって生成された電力により駆動する電子時計において、
    外部操作部材と、
    前記外部操作部材が操作された際に操作信号を出力する操作検出手段と、
    前記発電手段が発電動作を示す場合に発電検出信号を出力する発電検出手段と、
    前記操作信号と前記発電検出信号に基づいて前記発電手段の発電状態を外部に報知する報知手段と、
    を備えたことを特徴とする電子時計。
  2. 指針を回転させるためのモータと、
    計時動作を行なうための駆動パルスを作成する波形整形手段と、
    を備え、
    前記報知手段は、前記操作信号と前記発電検出信号と前記駆動パルスに基づいて前記モータの駆動態様を変更させることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の電子時計。
  3. 発電手段を有し、当該発電手段によって生成された電力により駆動する電子時計において、
    前記発電手段が発電動作を示す場合に発電検出信号を出力する発電検出手段と、
    指針を回転させるためのモータと、
    計時動作を行なうための駆動パルスを作成する波形整形手段と、
    前記発電検出信号に基づいて微小パルスを作成するパルス作成手段と、
    前記駆動パルスに基づいて前記モータを駆動させるとともに、前記微小パルスに基づいて前記発電手段の発電状態を外部に報知するための信号を出力するモータ駆動手段と、
    を備えたことを特徴とする電子時計。
  4. 外部操作部材と、
    前記外部操作部材が操作された際に操作信号を出力する操作検出手段と、
    を備え、
    前記パルス作成手段は、前記操作信号と前記発電検出信号に基づいて微小パルスを生成することを特徴とする請求の範囲第3項に記載の電子時計。
  5. 前記パルス作成手段は、前記操作信号に基づいて開始される所定の計時期間に前記操作信号と前記発電検出信号に基づいて微小パルスを生成することを特徴とする請求の範囲第4項に記載の電子時計。
  6. 前記発電検出手段は、前記操作信号に基づいて開始される所定の計時期間に前記発電手段の発電状態を検出し、発電動作を示す場合に発電検出信号を出力することを特徴とする請求の範囲第4項に記載の電子時計。
  7. 前記モータ駆動手段は、前記微小パルスに基づいて、前記モータを駆動させるためのコイルに、前記モータを駆動させない程度の幅のパルス信号を通電することで、前記発電手段の発電状態を外部に報知することを特徴とする請求の範囲第3項に記載の電子時計。
  8. 前記発電検出手段は、前記発電手段が発電動作を示す場合に所定時間繰り返して発電検出信号を出力することを特徴とする請求の範囲第3項に記載の電子時計。
  9. 前記発電検出手段は、前記発電手段の発電量に比例した時間または繰り返し数で発電検出信号を出力することを特徴とする請求の範囲第3項に記載の電子時計。
  10. 前記発電手段によって生成された電力を蓄電する蓄電手段と、
    前記蓄電手段の電圧状態を示した電圧検出信号を出力する電圧検出手段と、
    を備え、
    前記パルス作成手段は、少なくとも前記電圧検出信号と前記発電検出信号に基づいて微小パルスを生成することを特徴とする請求の範囲第3項に記載の電子時計。
  11. 前記パルス作成手段は、前記発電検出信号に基づいて開始される所定の計時期間に前記操作信号と前記発電検出信号に基づいて微小パルスを生成することを特徴とする請求の範囲第3項に記載の電子時計。
  12. 歩度パルスを生成する歩度パルス生成手段を備え、
    前記パルス作成手段は、前記発電検出信号に基づいて、前記歩度パルスの出力間隔の略中央に位置するタイミングで等間隔に出力する微小パルスを作成し、
    前記モータ駆動手段は、前記歩度パルスと前記微小パルスに基づいて、前記モータを駆動させるためのコイルに、前記モータを駆動させない程度の幅のパルス信号を通電することで、前記歩度パルスの出力状態と前記発電手段の発電状態とを外部に報知することを特徴とする請求の範囲第3項に記載の電子時計。
  13. 前記外部操作部材は、リューズスイッチであることを特徴とする請求の範囲第4項に記載の電子時計。
  14. 前記外部操作部材は、プッシュスイッチであることを特徴とする請求の範囲第4項に記載の電子時計。
  15. 前記外部操作部材は、プッシュスイッチであり、
    前記パルス作成手段は、前記プッシュスイッチの所定時間以上の押し下げ状態が解放された直後に開始される所定の計時期間に前記操作信号と前記発電検出信号に基づいて微小パルスを生成することを特徴とする請求の範囲第4項に記載の電子時計。
  16. 第1の外部操作部材と、
    第2の外部操作部材と、
    前記第1の外部操作部材が操作された際に第1の操作信号を出力する第1の操作検出手段と、
    前記第2の外部操作部材が操作された際に第2の操作信号を出力する第2の操作検出手段と、
    を備え、
    前記パルス作成手段は、前記第1の操作信号と前記第2の操作信号と前記発電検出信号に基づいて微小パルスを生成することを特徴とする請求の範囲第3項に記載の電子時計。
  17. 前記パルス作成手段は、前記第1の操作信号に基づいて開始される所定の第1の計時期間または前記第1の操作信号と前記第2の操作信号とに基づいて定まる第2の計時期間に前記発電検出信号に基づいて微小パルスを生成することを特徴とする請求の範囲第16項に記載の電子時計。
  18. 前記計時期間内において前記プッシュスイッチの所定時間以上の押し下げ状態が解放された直後の所定の時間は、前記微小パルスを生成しないことを特徴とする請求の範囲第15項に記載の電子時計。
  19. 前記発電手段によって生成された電力を蓄電する蓄電手段と、
    前記蓄電手段の電圧状態を示した電圧検出信号を出力する電圧検出手段と、
    前記電圧検出信号により制御され前記蓄電手段の過充電を防止する過充電防止手段と、
    を備え、
    前記過充電防止手段は、前記発電検出手段が動作するタイミングでは非動作状態となることを特徴とする請求の範囲第3項に記載の電子時計。
  20. 指針を回転させるためのモータと、
    外部操作部材と、
    前記外部操作部材が操作された際に操作信号を出力する操作検出手段と、
    計時動作を行なうための駆動パルスを作成する波形整形手段と、
    前記操作信号に基づいて微小パルスを作成するパルス作成手段と、
    前記駆動パルスに基づいて前記モータを駆動させるとともに、前記微小パルスに基づいて、前記モータを駆動させるためのコイルに前記モータを駆動させない程度の幅のパルス信号を通電するモータ駆動手段と、
    を備えたことを特徴とする電子時計。
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