JPS649639B2 - - Google Patents

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JPS649639B2
JPS649639B2 JP59140223A JP14022384A JPS649639B2 JP S649639 B2 JPS649639 B2 JP S649639B2 JP 59140223 A JP59140223 A JP 59140223A JP 14022384 A JP14022384 A JP 14022384A JP S649639 B2 JPS649639 B2 JP S649639B2
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envelope
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JP59140223A
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Inventor
Hiroyuki Sasaki
Kotaro Hanzawa
Shigenori Morikawa
Hiroshi Morozumi
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、電子楽器等において用いられる波
形合成装置に関する。
〔発明の背景〕
従来より波形を表現するデイジタル情報をメモ
リに記憶しておき、それを発生すべき音高に応じ
た速度でアクセスして、原波形を再現することが
行われている。この場合、メモリには、例えば
PCM(Pulse Code Modulation)にて表現され
る波形が、その出初めから出終りまでの全期間に
ついて記憶されるのが一般的である。
ところで、このようなPCM技術を用いて波形
情報を記憶させる場合は、電子楽器を製造するメ
ーカー側で特定の音源波形として選択したものを
用いて、例えばROMに記録しておくのが一般的
であつて、演奏者が種々変更して望んだ波形を得
ることができず汎用性に欠くものであつた。
また、例えば使用者がマイクロフオンなどを介
して自然音を記録して、これを音源波形として用
いて、任意の音階音の楽音信号を発生することが
行われているが、この場合においても、記憶され
た波形を変化させることができず、面白味に欠け
るものであつた。
〔発明の目的〕
この発明は、上述の如き欠点を解消するために
なされたもので、汎用性に富む波形合成装置を提
供することを目的とする。
〔発明の概要〕
すなわち、本件第1発明は、波形情報入力手段
から手書き操作により入力する所定周期の波形を
表現する波形情報に対し、エンベロープ情報設定
手段により設定されるエンベロープ情報を与え
て、波形の出初めから出終りまでの波形を表現す
る波形情報を発生手段にて発生し、この波形情報
を記憶手段にて記憶するようにしたことを特徴と
するものであり、記憶手段に記憶された波形情報
を使用して例えば新音源波形による楽音を生成す
ることを可能とする。特に、記憶手段にはエンベ
ロープが付加された波形情報が記憶されているの
で、更に他の波形情報との合成処理や、加工処
理、例えば効果(エフエクト)を付加すること
や、別のエンベロープを更に重畳することも簡単
に行ない得る。
本件の第2発明は、上述した第1発明に対して
新たな要素を付加したもので、特に、他の波形情
報との合成を更に行つて新たな波形情報を得るよ
うにしたことを特徴とする。
具体的には、上述のようにして発生手段から所
定周期の波形情報とエンベロープ情報とに基づき
発生される波形の出初めから出終りまでの波形を
表現する波形情報(これを第1の波形情報とす
る。)に対し、記憶手段に記憶されている別の波
形の出初めから出終りまでの波形を表現する波形
情報(これを第2の波形情報とする。)とを合成
して新たに波形の出初めから出終りまでの波形情
報(これを第3の波形情報とする。)を合成手段
で得る。そして、この合成手段にて得た合成波形
情報である第3の波形情報を上記記憶手段に記憶
する手段を有して成る。
このように、この第2発明によれば、波形の重
ね書きができることになり、複雑なスペクトルを
もち、且つ時間的にスペクトルが変化するような
波形をも得ることができる。また、正弦波合成な
ども行なえることになる。
〔発明の実施例〕
以下この発明の実施例につき説明する。第1図
は、この発明の原理を示す第1の実施例であつ
て、図中1は、入力装置であり、各種キーボード
装置あるいは文字、図形入力装置が使用可能であ
る。この入力装置1からは、メモリ2に対して波
形の1周期を示す波形情報を入力し、またメモリ
3に対してエンベロープを示すエンベロープ情報
を入力する。すなわち、入力装置1が所定周期の
波形を表現する波形情報を手書き入力する波形情
報入力手段に対応し、入力装置1とメモリ3とが
所定周期の波形に対応するエンベロープ情報を設
定するエンベロープ情報設定手段に対応する。
いま、メモリ2はM分割されていて、波形1周
期がMサンプル点にて表現されるようになり、各
サンプル点の波高値がデイジタル情報により記憶
されることになる。同様に、メモリ3はN分割さ
れていて、音量を決定するエンベロープがNサン
プル点にて表現され、デイジタル情報により記憶
される。
図中4は、波形合成部であつて、上記メモリ2
とメモリ3とから読出される情報を乗算等の演算
によつて、合成して得られる波形情報を出力し、
加算器5に供給する。そして、この加算器5の出
力はメモリ6に供給される。すなわち上記波形合
成部4が所定周期の波形を表わす波形情報とエン
ベロープ情報とから上記波形の出初めから出終り
までの波形を表現する波形情報を発生する発生手
段を構成し、またメモリ6が上記発生手段である
波形合成部4からの波形の出初めから出終りまで
の波形を表現する波形情報を記憶する記憶手段を
構成する。
このメモリ6は、L分割されていて、波形の出
初めから出終りまでの全期間の波形情報をL個の
サンプル点で表現して記憶するものである。そし
て、このメモリ6に記憶された波形情報がアクセ
スされて音響装置に送出されることにより、当該
音高音が発生される。
また、上記メモリ6の出力はスイツチ7を介し
て波形合成部4にフイードバツクされる。つま
り、一度メモリ6に記憶された波形情報に対し
て、上記メモリ3に記憶されたエンベロープ情報
を乗算して、新たに波形の出初めから出終りまで
の波形情報を得、それを再びメモリ6に格納する
ことができる。
また、上記メモリ6の出力は、スイツチ8を介
して加算器5に供給される。
つまり、メモリ6に記憶された波形の出初めか
ら出終りまでの全ての波形を表現する波形情報に
対して、新たに波形合成部4から出力される波形
情報を加算合成し、その結果得られる新たな波形
の出初めから出終りまでの全ての波形を表現する
波形情報を上記メモリ6に書込むことができる。
すなわち、この場合、発生手段である波形合成部
4からは波形の出初めから出終りまでの波形を表
現する第1の波形情報が出力し、記憶手段を構成
するメモリ6から記憶された第1の波形とは異な
る波形の出初めから出終りまでの波形を表現する
第2の波形情報を読み出し、合成手段を構成する
加算器5にて、上記第1、第2の波形情報を合成
して、新たな波形の出初めから出終りまでの波形
を表現する第3の波形情報を得て、記憶させる手
段によつて記憶手段であるメモリ6に格納するこ
とになる。
次に、この第1図の動作につき第2図を参照し
て説明する。
先ず、メモリ2とメモリ3とに夫々1周期の波
形情報とエンベロープ情報とが入力装置1の操作
によりストアされる。そして、いまこのメモリ2
の波形の周期を決定する周波数fを指定する。波
形合成部4では、この2つの情報を乗算して、サ
ンプリング周波数fsampにて逐次波形情報を算出
しメモリ6へ送出する。
ところで、この波形合成は、次式で表現される
処理を行うことに相当する。t〔i〕=W〔(i×
fsamp/f)%M〕×e〔N/Li〕ここでi=0〜L
− 1であり、各メモリ2,3,6のi番目の値を、
W〔i−1〕、e〔i−1〕、t〔i−1〕とし、%
は、整数除算の余りを表わす。
つまり、(i×fsamp/f)%Mは、(i× fsamp/f)をMで割つたときの余りを表現してい る。
従つて、メモリ2は、繰返しアクセスされて波
形情報を出力し、メモリ3から出力されるエンベ
ロープ情報と乗算され、新たな波形情報が波形合
成部4から発生して、メモリ6に書込まれる。
従つて、以上の処理によつて、1周期の波形情
報とエンベロープ情報とから、波形の出初めから
出終りまでの全ての波形を表現する波形情報が得
られる。
次に、このメモリ6に記憶された波形情報と、
上記同様な処理によつて、得られる波形情報とを
合成して、新たな波形情報を算出することについ
て説明する。
つまり、このときは、スイツチ8が閉じられる
ことによつて、メモリ2、メモリ3から得られる
情報によつて算出される波形情報t′〔i〕と、予
めメモリ6に記憶されている波形情報t〔i〕と
が合算されて、つまり次式によつて表現される処
理を実行して得られる波形情報が、メモリ6に記
憶される。
t″〔i〕=t〔i〕+W′〔(i×fsamp/f%
M〕×e′〔N/Li〕=t〔i〕+t′〔i〕 従つて、以上の説明から明らかなように、この
処理を繰返すことによつて任意波形にエンベロー
プ乗算した波形を、複数合成して任意波形を得る
ことができるようになつている。
従つて、例えば、メモリ2に記憶させる波形を
正弦波の基本波、2次高調波、3次高調波、…と
変更してゆき、それに対応するエンベロープをメ
モリ3に独立的に記憶させることによつて、時間
と共に高調波成分の含有率が変化する正弦波合成
方式の波形合成装置を得ることができる。
このように、時間と共に音色が変化する楽音の
波形情報を容易に得ることが可能である。
そして、次に、メモリ6に記憶された波形情報
に対し、全く異なるエンベロープを乗算する処理
につき説明する。即ち、スイツチ8を開放し、ス
イツチ7を閉じることによつてメモリ6に記憶さ
れた波形情報t″〔i〕が、波形合成部4に供給さ
れ、メモリ3に記憶されたエンベロープ情報
e″〔i〕と波形合成部4にて乗算される。
つまり、その処理は次式にて表現される。
t〔i〕=t″〔i〕×e″〔i〕 このように、一度メモリ6に記憶された波形の
出初めから出終りまでを表現する波形情報に、エ
ンベロープ情報を乗算して異なるエンベロープを
もつ波形情報を算出することを可能とするもので
ある。
次に、この第1図に示した原理的回路構成を、
具体的なデイジタル回路を用いて実現した第2の
実施例につき説明する。
メモリ12,13,16は第1実施例のメモリ
2,3,6に対応し、乗算器14は、第1実施例
の波形合成部4に、加算器15は、第1実施例の
加算器5に対応し、ゲート17,18は第1実施
例のスイツチ7,8に対応する。なお、このゲー
ト17にはゲート開閉信号g1が、ゲート18には
ゲート開閉信号g2が印加される。すなわち、この
第2実施例においては、波形情報入力手段からの
手書き波形入力を受けとるものがメモリ13であ
つて、上述したエンベロープ情報設定手段がメモ
リ13に、発生手段が乗算器14に、記憶手段が
メモリ16に夫々対応し、合成手段が加算器15
に対応し、記憶手段に記憶させる手段が後述する
ラツチ24に対応する。
そして、メモリ12,13には図示しない入力
装置から供給される波形情報とエンベロープ情報
とが記憶される。そして、夫々のアドレスを指定
するのが、アドレスカウンタ19,20であり、
プログラマブル分周器21,22の出力によつて
順次インクリメント動作する。そして、このプロ
グラマブル分周器21,22に対しては後述する
ような分周比を決定する値がセツトされ、基本ク
ロツクジエネレータ23が発生する基本クロツク
φをカウントし、そのキヤリー出力が、上記アド
レスカウンタ19,20のインクリメント信号と
なる。
また、メモリ16の手前にはラツチ24があ
り、加算器15出力がラツチされる。そして、こ
のメモリ16のアドレスを指定するのがアドレス
カウンタ25であり、プログラマブル分周器26
から与えられるキヤリー信号を入力して順次イン
クリメント動作してアドレス信号を生成出力す
る。
即ち、プログラマブル分周器26には、後述す
るように分周比を決定する値がプリセツトされ、
上記基本クロツクジエネレータ23が発生する基
本クロツクφをカウントしてそれに応じて発生す
るキヤリー出力が上記アドレスカウンタ25のカ
ウント入力となるとともに、ラツチ24に対する
読込指令信号となる。
この第3図に示す回路を動作開始するときはス
タート信号STARTが与えられて、基本クロツク
ジエネレータ23を動作可能状態とすると共に、
アドレスカウンタ19,20,25にクリア信号
CLRを与えて、その内容を初期設定する。そし
て、上記メモリ12,13,16には、その動作
状態に従つてリード/ライト信号R/Wが与えら
れて、読出しと書込みが切換制御される。
また、上記アドレスカウンタ25からキヤリー
信号が出力すると、その全処理を完了したことに
なるため、ストツプ信号STOPとして上記基本ク
ロツクジエネレータ23に印加される。その結
果、基本クロツクジエネレータ23からは基本ク
ロツクφが出力しなくなり、動作終了状態とな
る。
従つて、このような構成であるため、この実施
例においては、先ずメモリ12に波形情報を1周
期分入力し、また、メモリ13にエンベロープ情
報を入力する。そのときは、プログラマブル分周
器21に所定の値例えば1を設定し、次々と波形
情報を入力する、あるいはプログラマブル分周器
22に所定の値例えば1を設定し、次々とエンベ
ロープ情報を入力すればよい。
そして、その後、この2つのメモリ12,13
に記憶された情報から、波形の出初めから出終り
までの全ての波形を表現する波形情報を発生し、
メモリ16に書込む。このとき、ゲート17にゲ
ート信号g1を与えて、乗算器14にはメモリ12
出力が与えられるようにしておく。そしていま、
簡単のため、各メモリ12,13,16のメモリ
長M,N,Lは2のべき乗の値をとるものとす
る。そして、その際、予めプログラマブル分周器
21,22,26には、例えば次の値をセツトす
る。即ちプログラマブル分周器21には値1をセ
ツトし、プログラマブル分周器22には値L/N× fsamp/fをセツトし、プログラマブル分周器26 には値fsamp/fをセツトする。従つて、夫々対応 するアドレスカウンタ19,20,25には、上
記プログラマブル分周器21,22,26がセツ
トされた回数だけ上記基本クロツクφを計数した
ときにカウント指令が与えられる。
従つて、スタート信号STARTが与えられた
後、夫々メモリ12,13はそれぞれ対応する速
度でアクセスされ、それが乗算器14にて乗算さ
れた後加算器15を介して、ラツチ24にラツチ
される。従つて、このラツチ24はプログラマブ
ル分周器26からの出力信号の到来時に印加デー
タをラツチし、しかる後メモリ16に書込む。
従つて、波形の出初めから出終りまでの全波形
を表現する波形情報がメモリ16に順次書込まれ
てゆく。そして、アドレスカウンタ25からキヤ
リー信号が出力した時点で動作終了する。
次に、一度メモリ16に書込まれた波形情報に
対して、再び異なる波形情報を算出し加算合成す
る場合につき説明する。即ち、そのときは、予め
メモリ12,13に新たな波形1周期の情報とエ
ンベロープ情報をセツトし、その後、上記同様に
して両方の情報を乗算して新たな波形情報を生成
してゆく。そして、今回は、ゲート18に対して
ゲート信号g2を与えて開成しておき、メモリ16
からアクセスされて出力する予め記憶された波形
情報を加算器15に与え、上記乗算器14からの
出力を加算することによつて合成し、その出力を
ラツチ24に与える。
従つて、いまこのメモリ16では、予め書込ま
れた波形情報が順次読出され、また新たな波形情
報が同じメモリエリアに順次書込まれてゆく。従
つて、アドレスカウンタ25からキヤリー信号が
出力した時点で、合成されて得られる新しい波形
情報がメモリ16に書込まれたことになる。
次に、メモリ16に書込まれた波形情報に対し
て、新たにエンベロープ情報を乗算する場合につ
き説明する。このときは、ゲート17にゲート信
号g1を与えて、波形メモリ16の出力を乗算器1
4に供給するようにし、エンベロープを記憶して
いるメモリ13の出力と乗算器14にて乗算する
ようにする。
いま、このとき、プログラマブル分周器22,
26には、例えば値L/N、1を与えて動作させれ ばよい。その結果、メモリ16に記憶されていた
波形情報が読出されて、新たなエンベロープ情報
が付加されて、新たな波形情報が発生し、再びメ
モリ16に書込まれることになる。
このように、この実施例においては、デイジタ
ル回路を使用して、上記第1実施例と同じ処理結
果を得ることが可能である。
次に、この発明の第3実施例につき説明する。
即ち、この実施例は、パーソナルコンピユータ等
の電子計算機の計算処理によつて同様の動作を行
わせるものであつて、第4図に示すようにパーソ
ナルコンピユータ30と、電子鍵盤楽器40とか
ら構成されており、このパーソナルコンピユータ
30は、入力装置31としてキーボード32、デ
イジタイザー33を有する。即ち、キーボード3
2には、種々のコマンドやデータを入力するため
の複数のキーを有するものであり、またデイジタ
イザー33は、例えばこの上に載置される紙上に
描かれた波形図あるいはエンベロープ図を操作子
33−1の操作によつて、上記紙上の図形をなぞ
りながら入力することができる。
なお、このような2次元の座標情報を入力する
入力装置としては、デイジタイザーのほかに、マ
ウス、ライトペン、トラツクボール等の操作によ
つてもよく、例えばCRT34上にライトペン等
で波形図を書くことによつても入力可能である。
またこのパーソナルコンピユータ30は、
CPU(中央処理装置)35を備えており、この
CPU35にて全動作が制御される。このほかに
第4図には示していないがフロツピーデイスク、
カセツトテープ、ROM/RAMパツケージ等の
メモリ(後述する第5図では、符号36で示す)
がある。
また、このパーソナルコンピユータ30と接続
される電子鍵盤楽器40には、キーボード41、
スピーカ42等が外表面に設けられていて、パー
ソナルコンピユータ30によつて演算処理された
結果得られる波形情報が転送記憶されることにな
る。従つて、この電子鍵盤楽器40では、この波
形情報を、音階周波数に応じた速度でアクセスし
て、当該楽音を発生する。
第5図は、第4図に示した装置の回路構成を示
すもので、上述したように、パーソナルコンピユ
ータ30内にはバスラインBUSに接続される入
力装置31、CRT34、CPU35、メモリ36
があり、CPU35内部に入力された波形情報と
エンベロープ情報とから、上述した第1、第2実
施例と同様の処理をソフト的に行つて波形の出初
めから出終りまでの全波形を表現する波形情報を
発生するようにし、その波形情報をインターフエ
ース(I/O)回路37を介して、電子鍵盤楽器
40内部のCPU43に送出する。
電子鍵盤楽器40では、CPU43が全ての動
作制御を行い、パーソナルコンピユータ30から
転送されてきた波形情報を、波形メモリ44にス
トアする。
そして、キーボード41の演奏をCPU43は
検出し、押鍵に応じた速度で波形メモリ44をア
クセスしてゆく。そして、この波形メモリ44か
ら読出された波形情報は、音響装置45にてアナ
ログ信号に変換され、適宜フイルタリングされ、
増幅された後、スピーカに供給されて、放音され
る。すなわち、この第3実施例においては、デイ
ジタイザー33を含む入力装置31が波形情報入
力手段やエンベロープ情報設定手段に対応し、発
生手段、合成手段、記憶させる手段は全てCPU
35が機能実現しており、更にメモリ36が記憶
手段を構成する。
以上この発明の第1〜第3実施例について、詳
述したが、以下の如き変形例がある。
即ち、上記実施例にあつては、予め波形情報と
して1周期の波形情報を記憶するようにしたが、
これは1周期に限られるものでなく、例えば複数
周期の波形であつてもよく、逆に半周期等の波形
であつてもよく、その記憶された波形情報にもと
づき波形の初まりから終りまでの波形をエンベロ
ープ情報に従つて生成するようにすればよい。
また、上記実施例では、所定周期の波形情報を
手動入力することで予め装置内に設定し、この波
形情報とエンベロープ情報とから出初めから出終
りまでの全ての期間の波形情報を発生し、この波
形情報に対して、更に同様の手順で得られる新た
な波形情報を加算合成して、もとの波形とは異な
る波形、しかも時間とともに高調波成分が変化す
る波形を得るようにしたが、例えばROM等によ
り予め設定されている出初めから出終りまでの全
ての期間の波形を表現する波形情報に対して、手
動入力等によつて別の波形情報を入力し、それを
加算合成するようにして新たな波形情報を発生す
るようにしてもよい。
更にまた、上記実施例では、波形の出初めから
出終りまでの全期間を表現する波形情報を予め算
出し、これに対して全く異なるエンベロープを手
動入力して、別のエンベロープをもつ波形情報を
算出するようにしたが、例えばROM等に予め記
憶されている出初めから出終りまでの全期間の波
形を表現する波形情報に対して、手動入力等によ
り指定したエンベロープを付加して、別個のエン
ベロープをもつ波形情報を発生するようにしても
よい。
また、上記実施例においては、波形をPCMに
て表現するようにしたが、波形をデイジタル的に
表現する手法としては、DPCM(Differential
Pulse Code Modulation)、DM(Delta
Modulation)、ADM(Adaptive Delta
Modulation)等各種方式のものをとることがで
きることは言うまでもない。
〔発明の効果〕
上述したように、本件第1発明によれば、種々
の波形を表現する波形情報が手書き入力で得ら
れ、しかもエンベロープを付加して波形の出初め
から出終りの波形を表現する波形情報を得てそれ
が記憶手段に記憶されるため、この記憶手段に記
憶された波形情報をもとに、更に加工処理を施す
ことや、別のエンベロープを更に重畳することが
容易に行えるという利点がある。
第2発明は、第1発明を更に発展してなされた
もので、記憶手段から読み出した他の波形情報に
対し、上述の如く所定周期の波形情報とエンベロ
ープ情報とから得た波形情報を合成して新たな波
形情報を発生し、それを記憶手段に記憶すること
ができ、従つて複雑な高調波成分をもち、しかも
各成分が時間的に変化するような波形を表現する
波形情報を容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は、第1
実施例の回路構成図、第2図は、第1実施例の動
作を説明するための図、第3図は第2実施例の回
路構成図、第4図は第3実施例の外観斜視図、第
5図は第3実施例の回路構成図である。 1……入力装置、2,3,6……メモリ、4…
…波形合成部、5……加算器、7,8……スイツ
チ、12,13,16……メモリ、14……乗算
器、15……加算器、17,18……ゲート、1
9,20,25……アドレスカウンタ、21,2
2,26……プログラマブル分周器、30……パ
ーソナルコンピユータ、33……デイジタイザ
ー、40……電子鍵盤楽器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 所定周期の波形を表現する波形情報を手書き
    入力する波形情報入力手段と、 上記所定周期の波形に対するエンベロープを決
    定するエンベロープ情報を設定するエンベロープ
    情報設定手段と、 上記波形情報と上記エンベロープ情報とから上
    記波形の出初めから出終りまでの波形を表現する
    波形情報を発生する発生手段と、 この発生手段が発生する上記波形の出初めから
    出終りまでの波形を表現する波形情報を記憶する
    記憶手段と、 を具備したことを特徴とする波形合成装置。 2 所定周期の波形を表現する波形情報を手書き
    入力する波形情報入力手段と、 上記所定周期の波形に対するエンベロープを決
    定するエンベロープ情報を設定するエンベロープ
    情報設定手段と、 上記波形情報と上記エンベロープ情報とから上
    記波形の出初めから出終りまでの波形を表現する
    第1の波形情報を発生する発生手段と、 上記第1の波形情報とは異なる波形の出初めか
    ら出終りまでの波形を表現する第2の波形情報を
    記憶する記憶手段と、 この記憶手段から読み出される上記第2の波形
    情報と上記発生手段から発生される上記第1の波
    形情報とを合成して新たに波形の出初めから出終
    りまでの波形を表現する第3の波形情報を発生す
    る合成手段と、 上記合成手段から発生する上記第3の波形情報
    を上記記憶手段に記憶させる手段と、 を具備したことを特徴とする波形合成装置。
JP59140223A 1984-07-06 1984-07-06 波形合成装置 Granted JPS6120093A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59140223A JPS6120093A (ja) 1984-07-06 1984-07-06 波形合成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59140223A JPS6120093A (ja) 1984-07-06 1984-07-06 波形合成装置

Publications (2)

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JPS6120093A JPS6120093A (ja) 1986-01-28
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