JPS646920Y2 - - Google Patents

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JPS646920Y2
JPS646920Y2 JP1984167219U JP16721984U JPS646920Y2 JP S646920 Y2 JPS646920 Y2 JP S646920Y2 JP 1984167219 U JP1984167219 U JP 1984167219U JP 16721984 U JP16721984 U JP 16721984U JP S646920 Y2 JPS646920 Y2 JP S646920Y2
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JP
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screw
shell
built
waste
blade
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JP1984167219U
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JPS6183460U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、固形状あるいはスラリー状をなす
廃棄物を処理分離するための廃棄物処理装置に関
する。
〔従来の技術〕
従来、この種の廃棄物処理装置は、化学薬品工
業、食器工業、製紙工業あるいは鉱工業等の各方
向において広く用いられており、その一例として
は第4図に示すものがある。第4図に示す廃棄物
処理装置は、筒状をなすシエル1と、スクリユー
軸2aの外周にブレード2bを螺線状に設けてな
るスクリユー2とを備え、これらシエル1とスク
リユー2との間に給液パイプ3を介して送られて
きたスラリー状の廃棄物を、スクリユー2の回転
による遠心力によつて固形物と液体とに分離し、
固形物をシエル1の端部に形成された固形物排出
口1aから、液体をシエル1の他端部に形成され
た液体排出口1bからそれぞれ排出するようにし
たものである。
なお、スクリユー2の回転と同時にシエル1を
回転させるようにした機器もある。
ところで、上記構成の廃棄物処理装置において
は、スクリユー2がその回転時に廃棄物中の固形
物と接触して激しく擦過され、早期に摩耗し易
い。したがつて、スクリユー2の耐摩耗性を向上
させることが要望される。このような耐摩耗性の
向上については、シエル1の内周面がスクリユー
2の回動に伴つて流動する廃棄物によつて擦過さ
れるため、シエル1においても同様に要望され
る。
そこで、従来の廃棄物処理装置においては、シ
エル1の内周面およびスクリユー2の表面全面に
亘つてステライト系合金に代表される耐摩性の高
い材料を肉盛りし、これによつてシエル1および
スクリユー2の耐摩耗性の向上を図るようにして
いる。
〔考案が解決しようとする問題点〕 しかしながら、肉盛りを施した廃棄物処理装置
においては、シエル1、スクリユー2を構成する
母材(一般に構造用鋼、クロム鋼、ステンレス鋼
等の低級材が用いられている。)と肉盛材である
ステライト系合金等との熱膨張率が異なること
と、ステライト系合金に伸びが無いために、大型
機器ではもちろんの事小型機器でも施行時に非常
に割れを生じやすい欠点があつた。そして、肉盛
部に亀裂が発生すると、亀裂内に入り込んだ腐食
性の廃棄物が経時的に濃縮され、この濃縮された
廃棄物によつて母材部分までが局部的に大きく腐
食されたり、あるいは亀裂内に入り込んだ廃棄物
中の固形物によつて肉盛部の一部が集中的に擦過
摩耗されたりし、このためシエル1またはスクリ
ユー2が早期に寿命に達してしまうという問題が
あつた。このような問題は、スクリユー2におい
て特に顕著であり、また装置が大型化するほど助
長されていた。
〔考案の目的〕
この考案は、上記問題を解決するためになされ
たもので、スクリユーとシエルとの前者または両
者の耐摩耗性を向上させ得るのは勿論のこと、肉
盛部に亀裂が発生するのを防止することができる
廃棄物処理装置を提供することを目的とする。
〔考案の構成〕
この考案は、上記の目的を達成するために、ス
クリユーのスクリユー軸の外周面およびブレード
の表面とシエルの内周面とのうち前者または両者
に、これらの一部を覆う硬質材からなる突出部を
周方向および長手方向に間隔を置いて、かつ全体
に亙つて設けるようにしたものである。
また、突出部を設ける対象をスクリユーまたは
スクリユーとシエルとの両者としたのは、前述も
したように、シエルは廃棄物による擦過摩耗の度
合がスクリユーに比して少なく、シエルには突出
部を設けない場合があるからである。なお、シエ
ルに突出部を設けない場合には、構造用鋼、クロ
ム鋼等の低級材より耐摩耗性や耐食性に富んだオ
ーステナイト系ステンレス鋼やニツケル基合金に
よつてシエルを構成するのがよい。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例について第1ないし第
3図を参照して説明する。
第1図A,Bはそれぞれこの考案に係るシエル
11、スクリユー12を示すものである。なお、
これらシエル11およびスクリユー12が設備さ
れる廃棄物処理装置の全体構成は、従来のものと
同様であるので、その説明は省略する。
第1図A,Bにそれぞれ示すシエル11、スク
リユー12において、従来のものと異なるのは、
肉盛部によつてそれらの全体を覆うのではなく、
一部を覆うようにした点である。すなわち、シエ
ル11の内周面には、点状をなす肉盛部(突出
部)13がシエル11の周方向および長手方向に
等間隔をもつて、かつこのシエル11の内周面の
全面に亙つて形成されている。この肉盛部13
は、シエル11を構成する材料よりも硬度が高
く、耐摩耗性に富んだ材料からなるもので、通常
ステライト系合金、オーステナイト系ステンレス
鋼等が用いられる。
また、第1図Bに示すように、スクリユー12
の表面、つまりスクリユー軸12aの外周面およ
びブレード12bの表面にも点状の肉盛部13が
それぞれ形成されている。スクリユー軸12aに
形成された肉盛部13は、周方向に等間隔に位置
し、かつ軸線方向に隣接するものの一方の1つが
他方の2つのものの中間に位置するようにして、
配置されている。一方、ブレード12bに形成さ
れた肉盛部13は、放射状に位置し、かつ周方向
に隣接するものの一方の1つが他方の2つのもの
の中間に位置するようにして配置されている。そ
して上記肉盛部13は、スクリユー軸12aの外
周面およびブレード12bの表面の全体に亙つて
形成されている。
しかして、上記構成のシエル11およびスクリ
ユー12を備えた廃棄物処理装置によつて廃棄物
の処理を行つた場合は、シエル11、スクリユー
12はその全面が肉盛部(突出部)13に覆われ
ていないから、廃棄物内の固形物がシエル11、
スクリユー12の母材に直接接触することにな
る。ところが、シエル11、スクリユー12に極
く接近して存する廃棄物は、肉盛部13によつて
シエル11、スクリユー12との相対移動が阻止
されるので、その廃棄物中の固形物とシエル1
1、スクリユー12とは極く遅い速度をもつて接
触することになる。一方、シエル11、スクリユ
ー12から離れて存する廃棄物中の固形物は、シ
エル11、スクリユー12の母材に接触する以前
に肉盛部13に衝突してはね返されるため、母材
に接触することはほとんどない。しかも、肉盛部
13をシエル11およびスクリユー12の全体に
亙つて設けているので、上述した作用をこれらの
全体に亙つて得ることができる。この結果、シエ
ル11およびスクリユー12が局部的に擦過摩耗
を受けたり、侵食されたりすることにより早期に
寿命に達してしまうことがない。
また、上記のシエル11およびスクリユー12
においては、肉盛部13を点状に形成しているか
ら、それを施す際の肉盛部13と母材との熱膨張
量の差がきわめて少ない。したがつて、肉盛部1
3に亀裂が発生するのを防止することができる。
この結果、亀裂の発生によつて誘発される局部腐
食、局部摩耗を防止することができ、ひいてはシ
エル11およびスクリユー12の寿命を向上させ
ることができる。
また、第2図、第3図は肉盛部の他の形成例を
示すものであり、第2図に示すものにおいては、
肉盛部14が隣接する多数の仮想の正方形の各辺
上に配置され、しかも各肉盛部14は互いに交叉
しないように配置されている。この場合には、肉
盛部14が前述した肉盛部13より長いから、シ
エルおよびスクリユーの寿命をより一層向上させ
ることができる。しかし、長さが長い分、肉盛部
14と母材との間の熱膨張量の差が大きくなるか
ら、肉盛部14に亀裂が発生し易い。したがつ
て、肉盛部14は、それを構成する材料と母材と
の熱膨張率の差が比較的少ない場合に適してい
る。
また、第3図に示す肉盛部15は、格子状に配
置して形成されたものである。この場合には、シ
エルおよびスクリユーの寿命をさらに向上させる
ことができるが、その一方で肉盛部15とシエル
およびスクリユーの母材との熱膨張率の差がさら
に小さい場合に適用するように留意する必要があ
る。
なお、上記の各実施例においては、肉盛部の密
度をシエルおよびスクリユーの全体に亘つてほぼ
均一に形成しているが、特に摩耗の激しい部分に
は他の部分よりも密に形成してもよい。
また、第2図、第3図に示すような肉盛部の場
合には、一つの肉盛部の長手方向を、シエルの長
手方向、スクリユー軸の長手方向またはブレード
の周方向に向けてもよく、あるいはそれらと交叉
する方向に向けてもよい。
さらに上記の実施例においては、突出部として
肉盛部を形成しているが、肉盛部に代えて硬質材
からなる板材を張り付けるようにしてもよい。こ
の場合にも、上記実施例と同様の効果が得られる
のは勿論である。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案の廃棄物処理装
置によれば、スクリユーのスクリユー軸の外周面
およびブレードの表面とシエルの内周面とのうち
前者または両者に、これらの一部を覆う硬質材か
らなる突出部を周方向および長手方向に間隔を置
いて、かつ全体に亙つて設けているから、スクリ
ユーとシエルとの前者または両者の寿命向上をな
し得るのは勿論のこと、肉盛部に亀裂が発生する
のを防止することができる等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図Aはこの考案に係るシエルの一実施例を
示す一部省略縦断面図、第1図Bはこの考案に係
るスクリユーの一実施例を示す横断面図、第2
図、第3図はそれぞれこの考案に係る肉盛部の例
を示す図、第4図は従来の廃棄物処理装置の一例
を示す縦断面図である。 11……シエル、12……スクリユー、13,
14,15……肉盛部(突出部)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 筒状をなすシエルの内部にスクリユー軸とブレ
    ードとを備えたスクリユーがその軸線を前記シエ
    ルの長手方向に向けて設置されてなり、上記シエ
    ルとスクリユーとの間に送られてくる廃棄物を上
    記スクリユーの回転による遠心力で固形物と液体
    とに分離してそれぞれ排出する廃棄物処理装置に
    おいて、 前記スクリユーのスクリユー軸の外周面および
    ブレードの表面と前記シエルの内周面とのうち前
    者または両者に、これらの一部を覆う硬質材から
    なる突出部を周方向および長手方向に間隔を置い
    て、かつ全体に亙つて設けたことを特徴とする廃
    棄物処理装置。
JP1984167219U 1984-11-02 1984-11-02 Expired JPS646920Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1984167219U JPS646920Y2 (ja) 1984-11-02 1984-11-02

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JP1984167219U JPS646920Y2 (ja) 1984-11-02 1984-11-02

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JPS6183460U JPS6183460U (ja) 1986-06-02
JPS646920Y2 true JPS646920Y2 (ja) 1989-02-23

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JP1984167219U Expired JPS646920Y2 (ja) 1984-11-02 1984-11-02

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4815907U (ja) * 1971-07-03 1973-02-22
JPS5881454A (ja) * 1981-10-28 1983-05-16 ウエルナ− スタ−ル デカンタ型遠心分離装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59119349U (ja) * 1983-01-27 1984-08-11 遠藤 重治 砂利の再洗機に使用する破砕刃

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JPS6183460U (ja) 1986-06-02

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