JPS646747Y2 - - Google Patents

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JPS646747Y2
JPS646747Y2 JP1985079094U JP7909485U JPS646747Y2 JP S646747 Y2 JPS646747 Y2 JP S646747Y2 JP 1985079094 U JP1985079094 U JP 1985079094U JP 7909485 U JP7909485 U JP 7909485U JP S646747 Y2 JPS646747 Y2 JP S646747Y2
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ceramic
net
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metal
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JP1985079094U
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JPS61201634U (ja
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  • Baking, Grill, Roasting (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本考案はセラミツク網に係り、特に調理に用い
るに好適なセラミツク網に関する。 [従来の技術] 生魚、生肉、乾物、餅、加工食品あるいは野菜
等を焼いて調理する場合には、一般に鋼製の金網
が使用されている。 [考案が解決しようとする問題点] しかしながら金属製の金網は、使用中の加熱に
より焼物の破片が付着して焼付いたり、あるい
は、焼物の臭いが付着したりする。このため通
常、使用後に金網を水洗いし保管するが、この水
洗によりあるいは残留する付着物により、金網が
酸化し錆を発生したり、腐食したりする。酸化腐
食は時間の経過と共に進行することから、従来の
金網は長期間の使用に耐え得ないという欠点を有
していた。 一方、食品の調理にあたつては塩分等を含む調
味料を使用する場合があるが、金網の金属材は、
調味料の成分及び加熱により、一部が金属イオン
となつて被調理物に付着して、食品の有する本来
の味覚を損なうおそれもあつた。 [問題点を解決するための手段] 本考案は上記実情に鑑みてなされたものであ
り、酸化腐食することがなく、高強度で耐久性に
優れ、しかも食品等の焼物に悪影響を与えること
がない網を提供するものである。 本考案のセラミツク網は、食品加熱等に供され
る網であつて、少なくとも表面がセラミツクスを
主体とし、金属含有量が5〜30重量%のセラミツ
クス−金属複合材料よりなる。 [作用] 本考案により提供されるセラミツク網は少なく
とも表面がセラミツクを主体とする材質よりなる
ため、耐熱強度、熱伝導性、耐薬品性等に優れ、
酸化腐食することもない。しかも食品の調理に際
しても、食品の味覚を損なうこともない。 また、金属を5〜30重量%含有するセラミツク
ス−金属複合材料であることから、セラミツクス
の上述のような特性を損なうことなく、強度、靭
性、耐衝撃性に優れた網が提供される。 [実施例] 以下に本発明の実施例を図面を参照して詳細に
説明する。 第1図a,bは本考案のセラミツク網の実施例
を示す平面図である。本考案のセラミツク網1
は、少なくとも表面がセラミツクスを主体とし、
金属含有量が5〜30重量%のセラミツクス−金属
複合材料よりなる網である。その網目形状に特に
制限はなく、第1図aの如き角形網、第1図bの
如き円形網等が挙げられる。 また、網1の網目の形状に制限はなく、図示の
角形のほか、円形あるいは各種多角形とし得る。
孔の大きさ、ピツチ(隣り合う孔の中心間の距
離)等は、網の用途等を考慮して決定すれば良
い。孔径(孔が角形の場合には一辺の長さ)は、
通常、0.1〜10mm程度の範囲で適宜決定される。 このような本考案のセラミツク網を構成するセ
ラミツクス−金属複合材料のセラミツクスとして
は、Al2OSi3N4,SiC,ZrO2,SiO2等の1種又は
2種以上が用いられる。また金属としてはNi,
Co等の鉄族金属及びCr,Mo等の金属あるいはこ
れらの合金が挙げられ、具体的にはNi−20重量
%Cr等が好適である。このようなセラミツクス
と金属を含むセラミツクス−金属複合材料によれ
ば、金属によりセラミツクスの脆性が改善され、
網の強度、靭性、耐衝撃性を高めることができ
る。セラミツクス−金属複合材料中の金属量が少
なすぎると強度向上効果が小さく、また多すぎる
と腐食性が出てくる。従つて、本考案において
は、セラミツクス−金属複合材料はセラミツクス
を主体とし、金属含有量が5〜30重量%の範囲の
ものとする。なお、このようなセラミツクス−金
属複合材料は無機繊維等の強化材を含むものであ
つても良い。 以下に本考案のセラミツク網の製造方法の好適
な一例を説明する。 第2図は本考案のセラミツク網を製造するため
の装置の一例を示す構成図である。第2図におい
て、11は操作盤、12はバーナ駆動装置、13
は溶射バーナ、14は火炎、15は金型、10は
流量計である。 第3図は、金型15の断面図及び正面図であ
る。この金型15は、中空の円盤状の本体16、
該本体16の裏側に接続された気体導入管17、
本体16の表側に植込ボルト(図示省略)により
着脱自在に装着されたリング形の縁部材18を有
している。本体16内には、気体分配室19が設
けられており、多数の開孔20によつて本体表面
側に連通している。 セラミツク網の製造にあたつては、エアコンプ
レツサ(図示せず)から流量計10により流量及
び流速を調節した空気又は窒素等の不活性ガスを
金型15の導入管17を経て金型15内に導入
し、開孔20から噴出させる。次いで、この金型
15の表側面に吹き付けるように、溶射バーナ1
3により、セラミツクス−金属複合材料の粉体を
火炎14にのせて溶射する。溶射バーナ13はバ
ーナ駆動装置12により走査させて、金型内に所
望厚さの溶射層を形成する。溶射成形が完了した
後、金型15のリング形縁部材18を取りはず
し、成形物を取り出す。成形物は金型との膨張収
縮差により極めて容易に剥離することができる。 本例において、得られた成形物は、第3図bに
示す如き、金型の開孔20に相当する部分に孔1
aを有する円形セラミツク網1′となる。 このような製造形によれば、金型15にガスを
供給し、開孔20により噴出させるため、目詰り
のないセラミツク網を容易かつ確実に製造するこ
とができる。 なお、この場合、金型15は円盤状であるが、
角盤状のものを用いれば第4図aに示す角形網
1″が得られる。 溶射粉体としては、Al2O3,Si3N4,SiC,
ZrO2,SiO2等の1種又は2種以上のセラミツク
ス粉体と、Ni,Co等の鉄族金属及びCr,Mo等
の金属あるいは合金の粉末、好ましくはNi−20
重量%Cr粉末等の金属粉末との混合粉末であつ
て、全粉末量に対して金属粉末の量が5〜30重量
%のものが用いられる。 以下、実施例について説明する。 実施例 1,2 第2図に示す装置を用いて、第4図a(実施例
1)、b(実施例2)に示す形状のセラミツク網を
製作した。 なお、金型の縁部材の内径又は内法一辺の長さ
は240mm、孔20の直径は6mm、ピツチ12mmであ
る。気体は空気とし、導入管17からの導入流速
は10m/sec、流量は2.4m3/min、バーナスキヤ
ン速度は100mm/secとした。バーナは溶射能力15
Kg/hrのものを用い、バーナを3往復させて、厚
さ2mmの溶射膜を形成した。 各実施例において用いた粉体、得られたセラミ
ツク網の仕様及び特性を表1に示す。
【表】 実施例1及び2において得られたセラミツク網
を用いて調理を行なつたところ、焼物は網に焼付
くことなく、良好に焼き上がり、セラミツク網は
使用後長時間経過した後も腐食することなく、極
めて長寿命であることが、判明した。 [効果] 以上詳述した通り、本考案のセラミツク網は格
子部分の少なくとも外表面がセラミツクスを主体
とし、金属含有量が5〜30重量%のセラミツクス
−金属複合材料よりなるものであり、 耐熱強度、熱伝導性、耐薬品性に優れる。 水洗等により酸化腐食することがない。 食品等の調理に際して、被加熱物が焼付いた
り、臭いが付着したりすることが殆どない。 網材質のイオン化及びその溶出等により、被
加熱物に悪影響を与えることがない。 極めて衛生的でしかも長期間の使用に十分耐
え得る。 高強度で、靭性が高く、耐衝撃性も高いた
め、耐久性に優れる。 等の利点を有する。 本考案のセラミツク網は食品の加熱調理により
焼物を得る際に極めて有用であるが、その他、多
孔平面バーナ用バーナタイル等にも有効であり、
炎の吹き飛びや吹き消えを防止して、良好な加熱
を行なうことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは本考案のセラミツク網の一例を
示す平面図、第2図は本考案のセラミツク網を製
造するための装置の一例を示す構成図、第3図は
第2図の装置において用いられる金型の一例を示
す図であり、aは断面図、bは正面図である。第
4図a,bは第2図の装置により実施例1及び2
で製作したセラミツク網を示す平面図である。 1……セラミツク網、1a……孔、13……溶
射バーナ、14……火炎、15……金型。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 食品加熱等に供される網であつて、少なくとも
    表面がセラミツクスを主体とし、金属含有量が5
    〜30重量%のセラミツクス−金属複合材料よりな
    ることを特徴とするセラミツク網。
JP1985079094U 1985-05-27 1985-05-27 Expired JPS646747Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985079094U JPS646747Y2 (ja) 1985-05-27 1985-05-27

Applications Claiming Priority (1)

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JP1985079094U JPS646747Y2 (ja) 1985-05-27 1985-05-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61201634U JPS61201634U (ja) 1986-12-17
JPS646747Y2 true JPS646747Y2 (ja) 1989-02-22

Family

ID=30623681

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JP1985079094U Expired JPS646747Y2 (ja) 1985-05-27 1985-05-27

Country Status (1)

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JP (1) JPS646747Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56147853U (ja) * 1980-04-07 1981-11-07
JPS59228817A (ja) * 1983-06-08 1984-12-22 中村 保志孝 調理用焙篭

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56147853U (ja) * 1980-04-07 1981-11-07
JPS59228817A (ja) * 1983-06-08 1984-12-22 中村 保志孝 調理用焙篭

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Publication number Publication date
JPS61201634U (ja) 1986-12-17

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