JPS646304B2 - - Google Patents
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- JPS646304B2 JPS646304B2 JP55062438A JP6243880A JPS646304B2 JP S646304 B2 JPS646304 B2 JP S646304B2 JP 55062438 A JP55062438 A JP 55062438A JP 6243880 A JP6243880 A JP 6243880A JP S646304 B2 JPS646304 B2 JP S646304B2
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Landscapes
- Nonwoven Fabrics (AREA)
Description
本発明は、耐摩擦性の改良された不織布の製造
方法に関するものである。 不織布の製造方法の一つとして、従来からウエ
ブの表面と裏面との間で糸を交絡させる、所謂パ
ンチングによりウエブの結合を行う方法がある。
このパンチングによる方法は、繊維同士の絡みに
よつてウエブ形態を保持するものである為、ボリ
ユーム感があり、風合もソフトな不織布を与える
点に特徴を有している。このパンチング方法とし
ては、ニードルロツカーにより針にて糸を上下交
絡させる方法と、高圧水流により糸を上下交絡さ
せる方法とがある。又、用いる繊維としては短繊
維の場合と長繊維の場合とがあり、例えば、短繊
維の場合はクリンプのかかつた短繊維をカードに
てウエブ化し、その後、ニードルロツカーにてパ
ンチングする。長繊維の場合は溶融押出しされた
フイラメントをエアサツカーにて延伸、移送し金
網上に形成させたウエブをそのままニードルロツ
カーに供することになる。 このようなパンチングによつて得られる不織布
は、糸の交絡度、即ち、パンチング回数により
種々の特性が変化する。パンチング回数が少ない
とウエブはソフトであるが、強力も十分でなく、
短繊維の場合は糸の脱落が多く、長繊維の場合は
毛羽の発生が多い。又、交絡した繊維間が解ける
こともある。このパンチング回数を増やしていく
と、強力も強くなり糸の脱落も減少し、毛羽の発
生が押えられるようになるのであるが、何れにせ
よすべての繊維を上下交絡により固定化すること
は難しく、特に長繊維の場合はパンチング回数を
増加させると、糸の切断が生じ次第に糸の脱落や
毛羽の発生が多くなる欠点を有している。 このような糸の脱落や毛羽の発生を改良せんと
して、油剤を付与し繊維と針の摩擦を減じ、糸切
れを少なくしたり、針の形を工夫して交絡が行わ
れ易くしたり、パンチング後接着剤を付与したり
されていた。しかし、油剤の付与や針の工夫だけ
では不十分であり、接着剤の付与はその目的を達
し得るが、風合を損ねたり、コストが高くつくな
どの欠点があり、従来からこれらの問題点の解決
を求められていた。 本発明者らは、ボリユーム感、厚み方向の交絡
に優れた性能を持つパンチング不織布の特長を生
かしたまま毛羽立ちや繊維の脱落のない不織布を
得るべく鋭意検討の結果、パンチング不織布の表
面層を形成する繊維の少なくとも一部を、そのま
まの形態を保持した状態で繊維同士を溶融接着さ
せることにより、表面毛羽や糸の脱落を防止でき
ることを見出したのである。 即ち、本発明は、0.5〜10dの単繊維で構成され
る熱可塑性合成繊維からなるウエブを表面と裏面
の間で垂直方向に交絡させ、得られる不織布の少
なくとも一方の面に、全面にわたつて直接火炎を
当てることにより、その極く表面の単繊維を溶融
固着させることを特徴とする耐摩擦性の向上した
不織布の製造方法を提供する。 次に、本発明の製造方法及びこの方法により得
られる不織布について説明する。 本発明が目的とする不織布においては、上記の
極く表面の繊維は実質的に表面部分のみをそのま
まの形態を保ちつつ溶融接着させる必要がある
が、これはソフト性、ボリユーム感をできるだけ
損なわない為と、繊維の脱落の防止や毛羽の発生
改善には極く表面の単繊維を溶融固着するだけで
十分効果を発揮するからである。 なお、この溶着部は局部的でなく、ウエブ全体
にわたつて存在していることが必要である。そう
でなければ、融着部の存在しないところから、繊
維の脱落や毛羽の発生が始まり、ウエブ全体とし
て、その効果が弱められるからである。但し、こ
の全体にわたつてとは、ウエブ表面のどの任意の
個所を選んでも同じような状態・分布で融着部が
存在することを意味し、表面層を形成する繊維が
すべて残らず融着していることだけを指すもので
はない。勿論、強力な毛羽防止を欲する場合は、
表面層を形成する繊維同士をすべて融着させるこ
とは有益である。 本発明の方法により得られる不織布を図面をも
つて説明すると、第1図に示すように、ニードリ
ングによつて厚み方向に交絡したウエブ1の極く
表面の繊維2のみを融着させたもので、第2図の
ように両面を処理したものも有効である。 このような本発明が目的とする不織布を得るに
は、熱可塑性繊維、即ち、ポリアミド系合成繊
維、ポリエステル系合成繊維、ポリオレフイン系
合成繊維、ポリ塩化ビニルビニリデン系合成繊維
などからなる必要がある。 繊維のデニールは通常0.5〜10dのものが用いら
れるが、風合のソフトさは細いものが、又、ボリ
ユーム感、強力面では太いものが好ましく、その
用途によつて使い別けることが必要である。 ウエブとしては、先に述べたように短繊維をカ
ードによりウエブ形成しても良いし、スパンボン
ド法により長繊維ウエブを一気に得ても良い。又
トウ状の繊維を開繊して得られる長繊維ウエブも
用いられる。パンチングは通常のニードリング法
或いは高圧水流による交絡でよいが、繊維種及び
その用途に応じて選択すれば良い。前者の場合は
針種、パンチング密度、突き深さなどを適当に選
定することが必要であり、必要に応じて油剤など
をニードリング前後に付与することもある。又、
後者の高温水流の場合は、水圧、ノズル形、パン
チング回数などにより、交絡の程度を変えること
ができる。このニードリングによつて第1,2図
に示すように、構成単繊維が表面と裏面の垂直方
向で交絡するようにさせることが重要であり、こ
れによつて表面、裏面に貫通した層状の繊維群を
形成させ、更に火災による不織布表面での溶融固
着した単繊維の形成によつて、より強く固定させ
ることになる。当然、ニードリングによつての表
裏面垂直方向での交絡、層状の繊維群の形成が不
充分であつたり、繊維の切断等がはげしくなるに
従い、繊維の固定が弱くなり、表面での融着部が
形成されても、その効果が劣ることは云うまでも
ない。 このようにしてパンチングした不織布の表面部
のみを処理する方法としては、高温ガス流体、火
炎、赤外線加熱、高温ロール、熱板接触法などが
用いられるが、表層部の繊維の一部、即ち、単繊
維を効率的に溶融固着する方法としては、その中
でも火炎を直接あて処理する、所謂従来の織物の
毛焼きに似た方法で処理することにより、その効
果を得る方法が風合面及びその処理効果面で最も
有効であることを見出した。 高温ガス流体を用いた場合は、極く表面の毛羽
の溶融にとどまらず、内部の繊維にまで融着部を
形成し易く、布全体が硬くなり易く、好ましくな
い。 赤外線加熱による方法では、赤外線の吸収が極
く表面の単繊維に止まらず、表面層の内部繊維全
体に融着部を形成する状態となり易く、高温ロー
ル等で全面を接触溶融したものと類似し、布全体
が硬くなる。 これに対して、火炎による方法では、火炎の
1000℃以上の高温と、その火炎の流動性により、
極く表面の毛羽の殆どを溶融し、かつ、ウエブ内
部までは溶融しないと云う作用効果を有し、その
結果、不織布のソフト性およびボリユーム感を維
持したまま、相反する特性である、引張強力と耐
摩擦強さをもすべて満足する不織布が得られるの
である。火炎による方法は、更に、ウエブを均一
に処理できることや、熱効率の面や取り扱い操作
上からも、最適である。 この火炎としてはプロパン、都市ガス、天然ガ
スなどのガスを用い得るが、どのガスを用いても
処理する際の炎の大きさと火力、布とバーナーの
距離及び布速度で調節することができ、任意の溶
融接着が可能である。その装置の1例は第3図に
示すようなもので、前工程、或いは巻き出されて
きた布31に火炎処理時の布のバタツキを止める
為、バツクロール32に沿わせながら、適当な距
離lを置いたバーナー33(幅d)から火炎をあ
てて処理する。表裏を処理する場合は、32′,
33′のロール及びバーナーで処理した後、必要
に応じてクーリングロール34を通して巻き取ら
れる。なお、バーナー口はスリツト状、又、小孔
の集まりであつても良く、布の停止に伴う消炎装
置などを備えたものが安全上通常用いられる。更
にクーリング等に使用されるニツプロール34を
エンボスロールとして、表面の融着部の冷却と同
時に細かな模様を型付けすることも有効である。 このように、ニードリングによつて構成単繊維
を表面と裏面の間に垂直方向で交絡させて得られ
た不織布の極く表面に溶融固着した単繊維を形成
させることにより摩擦によつて毛羽が立ちにくい
不織布となるのである。 なお、火炎処理に際して、前もつて制電剤、柔
軟剤などの処理剤、又毛羽止めを助長する接着
剤、繊維用溶剤、更に融着を調節するような薬剤
を必要に応じて部分的に付与しておくことも応用
し得る。 次に、実施例を挙げ、本発明を更に説明する。 実施例 1 5dのポリエステル系長繊維からなるウエブ
(目付150g/m2)を通常のニードル(32番)で1
cm2当り200回のパンチング密度(突き深さ14mm)
で処理した後、その表面層を第3図に示す装置に
よつて火炎処理した。 処理条件として、プロパンガスをガス源とし、
小孔(5φ)を6mmピツチで7列配置したバーナ
ー(有効幅2m)を用いて布との距離20mmとし、
20m/minの速度で処理した。 得られた不織布は表面の繊維の一部が融着し、
又、第1表に示すようなウエブ特性を示し、風合
を損なうことなくボリユーム感を有し、繊維の脱
落もなく耐摩擦性の向上した不織布であつた。 なお、引張強伸度はJIS−L−1068ストリツプ
法で、引裂強力はJIS−L−1085ペンジユラム法
により測定した。耐摩擦強さは学振型摩擦試験機
を用いて、荷重500g、摩擦子に#320のサンドペ
ーパーを用い100回摩擦した後、限度見本〔5
級:毛羽立ちなし(良)、3級:中程度(ほぼ
良)、1級:毛羽立ち多(悪い)〕と比較し、5段
階表示した。 このように本発明不織布は、使用上必要な強力
を持ち、かつ風合も変わらず一段と耐摩擦性の向
上したものであることは明らかである。
方法に関するものである。 不織布の製造方法の一つとして、従来からウエ
ブの表面と裏面との間で糸を交絡させる、所謂パ
ンチングによりウエブの結合を行う方法がある。
このパンチングによる方法は、繊維同士の絡みに
よつてウエブ形態を保持するものである為、ボリ
ユーム感があり、風合もソフトな不織布を与える
点に特徴を有している。このパンチング方法とし
ては、ニードルロツカーにより針にて糸を上下交
絡させる方法と、高圧水流により糸を上下交絡さ
せる方法とがある。又、用いる繊維としては短繊
維の場合と長繊維の場合とがあり、例えば、短繊
維の場合はクリンプのかかつた短繊維をカードに
てウエブ化し、その後、ニードルロツカーにてパ
ンチングする。長繊維の場合は溶融押出しされた
フイラメントをエアサツカーにて延伸、移送し金
網上に形成させたウエブをそのままニードルロツ
カーに供することになる。 このようなパンチングによつて得られる不織布
は、糸の交絡度、即ち、パンチング回数により
種々の特性が変化する。パンチング回数が少ない
とウエブはソフトであるが、強力も十分でなく、
短繊維の場合は糸の脱落が多く、長繊維の場合は
毛羽の発生が多い。又、交絡した繊維間が解ける
こともある。このパンチング回数を増やしていく
と、強力も強くなり糸の脱落も減少し、毛羽の発
生が押えられるようになるのであるが、何れにせ
よすべての繊維を上下交絡により固定化すること
は難しく、特に長繊維の場合はパンチング回数を
増加させると、糸の切断が生じ次第に糸の脱落や
毛羽の発生が多くなる欠点を有している。 このような糸の脱落や毛羽の発生を改良せんと
して、油剤を付与し繊維と針の摩擦を減じ、糸切
れを少なくしたり、針の形を工夫して交絡が行わ
れ易くしたり、パンチング後接着剤を付与したり
されていた。しかし、油剤の付与や針の工夫だけ
では不十分であり、接着剤の付与はその目的を達
し得るが、風合を損ねたり、コストが高くつくな
どの欠点があり、従来からこれらの問題点の解決
を求められていた。 本発明者らは、ボリユーム感、厚み方向の交絡
に優れた性能を持つパンチング不織布の特長を生
かしたまま毛羽立ちや繊維の脱落のない不織布を
得るべく鋭意検討の結果、パンチング不織布の表
面層を形成する繊維の少なくとも一部を、そのま
まの形態を保持した状態で繊維同士を溶融接着さ
せることにより、表面毛羽や糸の脱落を防止でき
ることを見出したのである。 即ち、本発明は、0.5〜10dの単繊維で構成され
る熱可塑性合成繊維からなるウエブを表面と裏面
の間で垂直方向に交絡させ、得られる不織布の少
なくとも一方の面に、全面にわたつて直接火炎を
当てることにより、その極く表面の単繊維を溶融
固着させることを特徴とする耐摩擦性の向上した
不織布の製造方法を提供する。 次に、本発明の製造方法及びこの方法により得
られる不織布について説明する。 本発明が目的とする不織布においては、上記の
極く表面の繊維は実質的に表面部分のみをそのま
まの形態を保ちつつ溶融接着させる必要がある
が、これはソフト性、ボリユーム感をできるだけ
損なわない為と、繊維の脱落の防止や毛羽の発生
改善には極く表面の単繊維を溶融固着するだけで
十分効果を発揮するからである。 なお、この溶着部は局部的でなく、ウエブ全体
にわたつて存在していることが必要である。そう
でなければ、融着部の存在しないところから、繊
維の脱落や毛羽の発生が始まり、ウエブ全体とし
て、その効果が弱められるからである。但し、こ
の全体にわたつてとは、ウエブ表面のどの任意の
個所を選んでも同じような状態・分布で融着部が
存在することを意味し、表面層を形成する繊維が
すべて残らず融着していることだけを指すもので
はない。勿論、強力な毛羽防止を欲する場合は、
表面層を形成する繊維同士をすべて融着させるこ
とは有益である。 本発明の方法により得られる不織布を図面をも
つて説明すると、第1図に示すように、ニードリ
ングによつて厚み方向に交絡したウエブ1の極く
表面の繊維2のみを融着させたもので、第2図の
ように両面を処理したものも有効である。 このような本発明が目的とする不織布を得るに
は、熱可塑性繊維、即ち、ポリアミド系合成繊
維、ポリエステル系合成繊維、ポリオレフイン系
合成繊維、ポリ塩化ビニルビニリデン系合成繊維
などからなる必要がある。 繊維のデニールは通常0.5〜10dのものが用いら
れるが、風合のソフトさは細いものが、又、ボリ
ユーム感、強力面では太いものが好ましく、その
用途によつて使い別けることが必要である。 ウエブとしては、先に述べたように短繊維をカ
ードによりウエブ形成しても良いし、スパンボン
ド法により長繊維ウエブを一気に得ても良い。又
トウ状の繊維を開繊して得られる長繊維ウエブも
用いられる。パンチングは通常のニードリング法
或いは高圧水流による交絡でよいが、繊維種及び
その用途に応じて選択すれば良い。前者の場合は
針種、パンチング密度、突き深さなどを適当に選
定することが必要であり、必要に応じて油剤など
をニードリング前後に付与することもある。又、
後者の高温水流の場合は、水圧、ノズル形、パン
チング回数などにより、交絡の程度を変えること
ができる。このニードリングによつて第1,2図
に示すように、構成単繊維が表面と裏面の垂直方
向で交絡するようにさせることが重要であり、こ
れによつて表面、裏面に貫通した層状の繊維群を
形成させ、更に火災による不織布表面での溶融固
着した単繊維の形成によつて、より強く固定させ
ることになる。当然、ニードリングによつての表
裏面垂直方向での交絡、層状の繊維群の形成が不
充分であつたり、繊維の切断等がはげしくなるに
従い、繊維の固定が弱くなり、表面での融着部が
形成されても、その効果が劣ることは云うまでも
ない。 このようにしてパンチングした不織布の表面部
のみを処理する方法としては、高温ガス流体、火
炎、赤外線加熱、高温ロール、熱板接触法などが
用いられるが、表層部の繊維の一部、即ち、単繊
維を効率的に溶融固着する方法としては、その中
でも火炎を直接あて処理する、所謂従来の織物の
毛焼きに似た方法で処理することにより、その効
果を得る方法が風合面及びその処理効果面で最も
有効であることを見出した。 高温ガス流体を用いた場合は、極く表面の毛羽
の溶融にとどまらず、内部の繊維にまで融着部を
形成し易く、布全体が硬くなり易く、好ましくな
い。 赤外線加熱による方法では、赤外線の吸収が極
く表面の単繊維に止まらず、表面層の内部繊維全
体に融着部を形成する状態となり易く、高温ロー
ル等で全面を接触溶融したものと類似し、布全体
が硬くなる。 これに対して、火炎による方法では、火炎の
1000℃以上の高温と、その火炎の流動性により、
極く表面の毛羽の殆どを溶融し、かつ、ウエブ内
部までは溶融しないと云う作用効果を有し、その
結果、不織布のソフト性およびボリユーム感を維
持したまま、相反する特性である、引張強力と耐
摩擦強さをもすべて満足する不織布が得られるの
である。火炎による方法は、更に、ウエブを均一
に処理できることや、熱効率の面や取り扱い操作
上からも、最適である。 この火炎としてはプロパン、都市ガス、天然ガ
スなどのガスを用い得るが、どのガスを用いても
処理する際の炎の大きさと火力、布とバーナーの
距離及び布速度で調節することができ、任意の溶
融接着が可能である。その装置の1例は第3図に
示すようなもので、前工程、或いは巻き出されて
きた布31に火炎処理時の布のバタツキを止める
為、バツクロール32に沿わせながら、適当な距
離lを置いたバーナー33(幅d)から火炎をあ
てて処理する。表裏を処理する場合は、32′,
33′のロール及びバーナーで処理した後、必要
に応じてクーリングロール34を通して巻き取ら
れる。なお、バーナー口はスリツト状、又、小孔
の集まりであつても良く、布の停止に伴う消炎装
置などを備えたものが安全上通常用いられる。更
にクーリング等に使用されるニツプロール34を
エンボスロールとして、表面の融着部の冷却と同
時に細かな模様を型付けすることも有効である。 このように、ニードリングによつて構成単繊維
を表面と裏面の間に垂直方向で交絡させて得られ
た不織布の極く表面に溶融固着した単繊維を形成
させることにより摩擦によつて毛羽が立ちにくい
不織布となるのである。 なお、火炎処理に際して、前もつて制電剤、柔
軟剤などの処理剤、又毛羽止めを助長する接着
剤、繊維用溶剤、更に融着を調節するような薬剤
を必要に応じて部分的に付与しておくことも応用
し得る。 次に、実施例を挙げ、本発明を更に説明する。 実施例 1 5dのポリエステル系長繊維からなるウエブ
(目付150g/m2)を通常のニードル(32番)で1
cm2当り200回のパンチング密度(突き深さ14mm)
で処理した後、その表面層を第3図に示す装置に
よつて火炎処理した。 処理条件として、プロパンガスをガス源とし、
小孔(5φ)を6mmピツチで7列配置したバーナ
ー(有効幅2m)を用いて布との距離20mmとし、
20m/minの速度で処理した。 得られた不織布は表面の繊維の一部が融着し、
又、第1表に示すようなウエブ特性を示し、風合
を損なうことなくボリユーム感を有し、繊維の脱
落もなく耐摩擦性の向上した不織布であつた。 なお、引張強伸度はJIS−L−1068ストリツプ
法で、引裂強力はJIS−L−1085ペンジユラム法
により測定した。耐摩擦強さは学振型摩擦試験機
を用いて、荷重500g、摩擦子に#320のサンドペ
ーパーを用い100回摩擦した後、限度見本〔5
級:毛羽立ちなし(良)、3級:中程度(ほぼ
良)、1級:毛羽立ち多(悪い)〕と比較し、5段
階表示した。 このように本発明不織布は、使用上必要な強力
を持ち、かつ風合も変わらず一段と耐摩擦性の向
上したものであることは明らかである。
【表】
実施例 2
3dポリエステル系複合繊維(鞘:ポリエチレ
ンテレフタレート−イソフタレート共重合体(融
点210℃)、芯:ポリエチレンテレフタレート)か
らなる長繊維ウエブ(目付300g/m2)を実施例
1と同様にニードリングした後、火炎処理した。
処理条件はプロパンガスを用い、バーナーと布の
距離を30mmとし、25m/minの速度で処理した。
得られた不織布は毛羽落ちもなく、耐摩擦性の改
良されたボリユームタイプの不織布であつた。結
果を第2表に示す。
ンテレフタレート−イソフタレート共重合体(融
点210℃)、芯:ポリエチレンテレフタレート)か
らなる長繊維ウエブ(目付300g/m2)を実施例
1と同様にニードリングした後、火炎処理した。
処理条件はプロパンガスを用い、バーナーと布の
距離を30mmとし、25m/minの速度で処理した。
得られた不織布は毛羽落ちもなく、耐摩擦性の改
良されたボリユームタイプの不織布であつた。結
果を第2表に示す。
【表】
実施例 3
10dポリプロピレン繊維の長繊維ウエブ(目付
200g/m2)をニードリングした(32番ニードル、
150回/cm2)後、実施例1と同様に火炎処理した。
処理条件はプロパンガスを用い、バーナーと布の
距離を30mmとし、35m/minの速度で処理した。
クーリングロールにエンボスロール(横線状)を
用い型付けを行つた。表面層がかなり強く融着さ
れ、かつ、この表層にエンボス(横線状)が施さ
れ、マツトとして有用なものであつた。結果を第
3表に示す。
200g/m2)をニードリングした(32番ニードル、
150回/cm2)後、実施例1と同様に火炎処理した。
処理条件はプロパンガスを用い、バーナーと布の
距離を30mmとし、35m/minの速度で処理した。
クーリングロールにエンボスロール(横線状)を
用い型付けを行つた。表面層がかなり強く融着さ
れ、かつ、この表層にエンボス(横線状)が施さ
れ、マツトとして有用なものであつた。結果を第
3表に示す。
【表】
以上により明らかなとおり、本発明の方法によ
り得られる不織布は、ニードリングによる交絡に
由来するウエブのボリユーム感と強力を維持した
まま、熱可塑性繊維の特性を利用したウエブの極
く表面の単繊維を溶融固着させることにより、従
来のニードリング不織布に比べて単繊維の脱落も
格段に少なく、耐摩擦性の格段に向上した不織布
である。
り得られる不織布は、ニードリングによる交絡に
由来するウエブのボリユーム感と強力を維持した
まま、熱可塑性繊維の特性を利用したウエブの極
く表面の単繊維を溶融固着させることにより、従
来のニードリング不織布に比べて単繊維の脱落も
格段に少なく、耐摩擦性の格段に向上した不織布
である。
第1図、第2図は本発明の方法により得られる
不織布を説明する為の図であり、第3図は本発明
の実施に用いる火炎処理機の機構の1例を示す図
である。
不織布を説明する為の図であり、第3図は本発明
の実施に用いる火炎処理機の機構の1例を示す図
である。
Claims (1)
- 1 0.5〜10dの単繊維で構成される熱可塑性合成
繊維からなるウエブを表面と裏面の間で垂直方向
に交絡させ、得られる不織布の少なくとも一方の
面に、全面にわたつて直接火炎を当てることによ
り、その極く表面の単繊維を溶融固着させること
を特徴とする耐摩擦性の向上した不織布の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6243880A JPS56159338A (en) | 1980-05-12 | 1980-05-12 | Nonwoven fabric with enhanced friction resistance and method |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6243880A JPS56159338A (en) | 1980-05-12 | 1980-05-12 | Nonwoven fabric with enhanced friction resistance and method |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56159338A JPS56159338A (en) | 1981-12-08 |
| JPS646304B2 true JPS646304B2 (ja) | 1989-02-02 |
Family
ID=13200194
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6243880A Granted JPS56159338A (en) | 1980-05-12 | 1980-05-12 | Nonwoven fabric with enhanced friction resistance and method |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS56159338A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60149680A (ja) * | 1984-01-13 | 1985-08-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 気密用フエルト |
| JP7403322B2 (ja) * | 2020-01-10 | 2023-12-22 | トーア紡マテリアル株式会社 | 難着氷性不織布とその製造方法 |
-
1980
- 1980-05-12 JP JP6243880A patent/JPS56159338A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56159338A (en) | 1981-12-08 |
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