JPS646297Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS646297Y2
JPS646297Y2 JP19193584U JP19193584U JPS646297Y2 JP S646297 Y2 JPS646297 Y2 JP S646297Y2 JP 19193584 U JP19193584 U JP 19193584U JP 19193584 U JP19193584 U JP 19193584U JP S646297 Y2 JPS646297 Y2 JP S646297Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gold
ink
protective layer
parts
printed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP19193584U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61107571U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP19193584U priority Critical patent/JPS646297Y2/ja
Publication of JPS61107571U publication Critical patent/JPS61107571U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS646297Y2 publication Critical patent/JPS646297Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Printing Methods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は金銀インキを用いた金、銀インキ印刷
体に関する。
金インキ、銀インキを用いて金色又は銀色印刷
を行うことは従来公知であり、通常、金インキの
金属粉としてはしんちゆう粉が、また、銀インキ
の金属粉としてはアルミニウム粉がそれぞれ用い
られている。
このような金、銀インキ印刷体においては、印
刷後、時間の経過にともなつ金属粉の酸化が起こ
り、金属の金属色外観が損なわれるという問題が
ある。そこで従来は金、銀インキ印刷体の表面に
ハトロン紙を丁合したり、油性ワニス等の保護膜
を被覆したりする等の手段を講じていた。
しかしながら、前者にあつては、金属粉の酸化
防止を十分に図り得ないばかりか、取扱いが不便
なため製本工程が複雑になるという欠点があり、
また後者にあつては、油性ワニス等の保護膜が
金、銀インキ印刷層の全面を覆つてしまうため、
表面平滑になり、金、銀インキ特有の乱反射がな
くなり、金色、銀色の金属光沢が失われるという
欠点があつた。
本考案は上記の点に鑑みなされたもので、時間
が経過しても金銀色の金属光沢を維持出来る金、
銀インキ印刷体を提供することを目的とする。即
ち本考案は基材上に金インキ及び/又は銀インキ
にて印刷してなる印刷層を形成し、該印刷層上
に、酸素バリヤー性を有する保護層をパターン模
様状に印刷形成し、保護層形成部と保護層非形成
部を設けてなることを特徴とする金、銀インキを
用いた印刷体を要旨とする。
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。1は基材、2は該基材1上に印刷形成した印
刷層である。印刷層2は金インキのみで形成され
る態様、銀インキのみで形成される態様、金イン
キと銀インキの2色刷で形成される態様を含み、
更には金、銀インキの他に他のインキを用いて多
色刷を行つて形成される態様を含む。3aは酸素
バリヤー性を有する保護層である。
基材1としては、紙、合成樹脂等、通常の印刷
基材が用いられる。印刷層2を構成する金イン
キ、銀インキは例えば次のような組成からなる
(部は重量部を表す)。
(金インキの組成例) しんちゆう粉 40〜80部 ロジン変性フエノール 5〜25部 アルキツド樹脂 1〜10部 桐油 1〜10部 亜麻仁油 1〜30部 石油系溶剤 1〜30部 ワツクス 0.1〜5部 その他 1〜5部 (銀インキの組成例) アルミニウム粉 5〜50部 ワジン変性フエノール 5〜40部 アルキツド樹脂 1〜10部 桐油 1〜10部 亜麻仁油 1〜30部 石油系溶剤 1〜40部 ワツクス 0.1〜3部 その他 1〜5部 上記において、しんちゆう粉やアルミニウム粉
の形状は鱗片状が好ましく、その粒径は縦5〜
15μ、横3〜8μが好ましい。
金、銀インキを用いた印刷方式としては通常、
オフセツト印刷が採用されているが、これに限定
されるものではない。金、銀インキの印刷層2は
第1図に示すようにベタ刷でも、第2図に示すよ
うに模様刷であつてもよい。
保護層3aはパターン模様状に印刷形成され、
保護層形成部Aと保護層非形成部Bが設けられ
る。保護層3aとしてはオフセツト印刷では油性
ワニス、アクリルワニス、アクリル光硬化型UV
インキ等のワニス類、又グラビア及びシルク印刷
では芳香族系の溶剤にアクリル、塩化ビニル、酢
酸ビニル−エチレン共重合体、硝化綿、ポリエチ
レン、ポリアミドを溶解した樹脂溶解インキ等が
用いられる。保護層3aを構成する油性ワニス、
アクリルワニスの組成例を以下に示す(部は重量
部を表す)。
(油性ワニスの組成例) ロジン変性フエノール 10〜50部 アルキツド樹脂 1〜15部 亜麻仁油 1〜40部 石油系溶剤 1〜50部 ワツクス 1〜15部 ドライヤー 0.1〜5部 その他 1〜6部 (アクリルワニスの組成例) アクリル樹脂エマルジヨン 40〜60部 界面活性剤 1〜10部 消泡剤 1〜10部 ワツクス 1〜10部 その他 1〜10部 上記の保護層3aをパターン模様状に印刷形成
する。ここにいうパターン模様状とは、特定され
たパターン模様を意味するものではないが、一般
的には、網点形状のパターン模様が採用される。
該パターン模様として、砂目状、万線状、虫目状
等があるが、金属光沢の発色性の点から、形状が
金属粉末に類似した砂目状が最も好ましい。スク
リーン線数は100〜220線/インチが、また網点パ
ーセントは20〜90%がそれぞれ好ましい。
印刷層2に対する保護層3aの被覆面積率即
ち、印刷層全表面積に対する保護層形成部面積の
パーセントは20〜90%が好ましく、より好ましく
は50〜80%である。20%末満だとインキ組成中の
金属粉の酸化が著しく、外観上の悪化を招き、ま
た90%を越えると印刷層2表面が平滑になり、
金、銀の発色性が失われ、特有の金属光沢がなく
なる。
保護層相互間の間隔lは各保護層相互間で同一
であつても或いは異なつていてもよい。
第3図は本考案の他の実施例を示すもので、こ
の実施例は見開き頁にもパターン模様上に保護層
を形成したものである。11は見開き頁を構成す
る印刷基材、3bは見開き頁の印刷基材11上に
パターン模様上に印刷形成した、酸素バリヤー性
を有する保護層である。このように構成すること
により、印刷体の頁を閉じている状態において保
護層3aの上に更に保護層3bが存在するため、
酸化防止機能は一段と向上する。特に、保護層非
形成部Bにも見開き頁の保護層3bが対応して位
置するので、該非形成部Bは保護層3bによつて
保護され、印刷層2に対する酸化防止効果が増大
する。
本考案は、金インキ及び/又は銀インキの印刷
層上に、酸素バリヤー性を有する保護層を設けた
から、金、銀インキの金属粉の酸化を確実に防止
できる。また保護層はパターン模様状に形成し、
保護層形成部と保護層非形成部を設けたから、
金、銀インキ印刷層表面が保護層により平滑にな
るようなことがなく、従つて、金、銀の発色性が
失われず、乱反射効果を保持して金色、銀色特有
の金属光沢を発現できる効果がある。しかも、保
護層により被覆された印刷層は金属粉の酸化が防
止されるので、時間が経過しても全体的に、金属
光沢を維持でき、外観良好である。また保護層非
形成部においては金属粉が酸化を受ける虞れがあ
るが、仮に酸化をうけた場合でも、酸化を受けて
退色した部分と、酸化を受けずに金属色を維持し
ている部分とが混在することになるため、金属粉
の表面マツト感を維持でき、金、銀色印刷の風あ
いを損なうことがない。
次に本考案の具体的実施例を示す。
実施例 1 金インキ(諸星インキ(株)製、商品名GPSゴー
ルド)を用いて基材上に絵柄印刷し、スクリーン
線数220線/インチ、網点パーセント50%の砂目
スクリーンを用いて上記絵柄印刷層上に見開き頁
で重ね刷で、ワニスインキ(諸星インキ(株)製、多
色機用OPニス、油性タイプ)にて印刷を行つた。
この結果、ワニス被膜が砂目で金属粉の鱗片状に
近似し、またワニスが塗工されていない部分は地
の金属粉が出ているため、金インキの金属色が退
色する前は、従来のベタワニス引きよりも明る
く、また退色後は(スクリーンがけされたワニス
が両面にあるため表面の酸化は従来の未加工時よ
りはるかに少ない)ワニス下の金属粉が退色しな
いで残つており、退色した金属粉地と対比して明
るくみえるため、金、銀色印刷の風あいを失うこ
とがなかつた。
実施例 2 金インキ(諸星インキ(株)製、商品名グラビア用
ゴールド、グラビア金インキ金属粉粒径:横5〜
20μ、縦5〜150μ)を用いて基材上に印刷し、ス
クリーン線数150線/インチ、網点パーセント50
%の虫目スクリーンを用いて、上記印刷層上にワ
ニスインキ(諸星インキ(株)製、ポリアミド、セル
ロース40%含有、IPA溶剤ニス)にて印刷を行つ
た。この結果、オフセツト印刷と同様な効果が認
められた。尚、80線スクリーン、100線スクリー
ン等の目の粗いスクリーンを用いて金、銀インキ
印刷層上に砂目状にワニスを印刷すると砂目模様
が外観に表れて亜鉛目に似た金属、結晶調の金属
再現効果が生じることが判つた。
実施例 3 金インキ(諸星インキ(株)製、商品名NSゴール
ド)を用いて基材上に印刷し、スクリーン線数
100〜220線、網点パーセント100線90%、150線80
%、220線50%の濃度階調別線数角度変更パター
ン万線スクリーンを用いて上記印刷層上にワニス
インキ(東華インキ(株)製、アクリルエマルジヨン
ニス、商品名アクアパツクW)をドライオフセツ
トにて印刷を行つた。即ち、デジタルレイアウト
スキヤナー(商品名:レスポンス300)で連続階
調絵柄に対し、濃度域で分割し、金、銀金属粉が
鱗片状であること及びアツトランダムな方向であ
ることに注目し、各濃度域に対し、方向配列、線
数及び網点パーセントを任意に設定して万線パタ
ーンを作成した。
この結果、線数が粗い場合には網点パーセント
を大きくする方が金属結晶配列に似ることにより
金属的に見えることが判つた。またこのテストの
際に、線数を濃度域に対して変化させ、ワニスを
一般四色印刷物に印刷形成すると図柄的に手で描
写した感覚及び再現性が得られることも同時に確
認された。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図、
第2図は要部縦断面図、第3図は他の実施例を示
す縦断面図である。 1……基材、2……印刷層、3a……保護層、
A……保護層形成部、B……保護層非形成部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基材上に金インキ及び/又は銀インキにて印刷
    してなる印刷層を形成し、該印刷層上に、酸素バ
    リヤー性を有する保護層をパターン模様状に印刷
    形成し、保護層形成部と保護層非形成部を設けて
    なることを特徴とする金、銀インキを用いた印刷
    体。
JP19193584U 1984-12-18 1984-12-18 Expired JPS646297Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19193584U JPS646297Y2 (ja) 1984-12-18 1984-12-18

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19193584U JPS646297Y2 (ja) 1984-12-18 1984-12-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61107571U JPS61107571U (ja) 1986-07-08
JPS646297Y2 true JPS646297Y2 (ja) 1989-02-17

Family

ID=30749368

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19193584U Expired JPS646297Y2 (ja) 1984-12-18 1984-12-18

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS646297Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61107571U (ja) 1986-07-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4536218A (en) Process and compositions for lithographic printing in multiple layers
JP2001260517A (ja) パール調印刷物
JPH11114093A (ja) ゴルフボール
EP0748699B1 (en) Thermal transfer recording material for imparting metallic luster and use thereof
JP4831291B2 (ja) ゴルフボールのマーキング方法及びゴルフボール
JPS646297Y2 (ja)
CA1190987A (en) Process and compositions for printing in multiple layers
JPH1178204A (ja) 包装用フィルム印刷物及びその印刷方法
JP2002029200A (ja) 金属調外観を有する装飾フィルム
JPS6112795B2 (ja)
JPS56129059A (en) Production of three-dimensionally patterned decorative sheet excellent in abrasion resistance
JP4605982B2 (ja) グラビア印刷方法および印刷物
JP2009196094A (ja) 感圧転写型柄付き修正テープ
JPS5919192A (ja) 多色感圧複写材
DE2747485A1 (de) Aufzeichnungstraeger fuer registriergeraete
JP3239555B2 (ja) 印刷物
JPH11291607A (ja) 蓄光性印刷物
KR20080070431A (ko) 그라비아 인쇄용 감온 변색 잉크 조성물, 이를 이용한 인쇄방법 및 인쇄물
US6626985B1 (en) Matte ink composition and method of use
JPS56193A (en) Electrosensitive recording medium
JP2002029144A (ja) 記録用シート
JPH11115391A (ja) 転写フィルム
JP3069862B2 (ja) 転写シート
JPH0911638A (ja) 金属光沢カラー熱転写記録材とその記録方法、及びカラー記録物
JPH0234320B2 (ja)