JPS646249Y2 - - Google Patents

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JPS646249Y2
JPS646249Y2 JP10001583U JP10001583U JPS646249Y2 JP S646249 Y2 JPS646249 Y2 JP S646249Y2 JP 10001583 U JP10001583 U JP 10001583U JP 10001583 U JP10001583 U JP 10001583U JP S646249 Y2 JPS646249 Y2 JP S646249Y2
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JP
Japan
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laminated
cutters
cutter
laminated wood
veneer
Prior art date
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JP10001583U
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JPS608002U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は集成材の耳摺装置に関するものであ
つて、一層詳細には、ツキ板を集成材の上下また
は左右に貼合せた際に生ずる余剰端縁部を安定的
にトリミング用カツタに案内して該端縁部の切削
不調その他割れを防ぎ、かつ円滑な切削面から得
られるように構成した耳摺装置に関するものであ
る。
第1図に示すように、木材の端材を有効に活用
するため複数の端材10を集合して集成材12を
構成し、この集成材12の各面部に化粧用のツキ
板14を貼合せることが一般に行われている。こ
のツキ板14は、例えば良質の銘木を薄くスライ
スして木目を出した長尺の板片からなり、通常1t
〜1.6tくらいの寸法のものが好適に使用される。
そしてこのツキ板14を集成材12の上下面に貼
合せると、一般に第2図に示すように、長手方向
に沿つて左右水平に延出する余剰端縁部16が生
ずるので、これをカツタによりトリミング(いわ
ゆる耳摺り)して第3図に示す形態に整えてやる
必要がある。また第3図に示す集成材12の左右
に前記ツキ板14を貼合せて4面貼りとする場
合、第4図に示す如く余剰端縁部16が上下方向
に延出するので、この余剰端縁部16も同じくト
リミング(耳摺り)してやる必要がある。
前記のトリミングを行うための手段としては、
いわゆる耳摺装置が製品化されているが、従来の
当該装置には以下の欠点があつた。すなわちツキ
板14の前記余剰端縁部16は極めて薄い板材で
構成されているため、該端部が自重で垂れ下がつ
たり、集成材12に塗布した接着剤の影響等によ
りランダムに撓曲したりするが、従来の装置では
そのトリミング用カツタが前記余剰端縁部16に
整列位置しない場合があり、正確な切削が困難で
あつた。また従来のトリミング用カツタは単一の
カツタで構成されているため、円滑な切削面が得
られず木肌が荒れる難点がある。
本考案は、従来技術に係る集成材の耳摺装置に
内在している前記欠点に鑑み、これを解決するべ
く案出されたものであつて、前記余剰端縁部をト
リミング用カツタの手前において安定的に案内す
ると共に、前記カツタを粗削り用および仕上げ削
り用の2段構成として、トリミング時の切削面を
平滑に保つことを目的とする。
前記目的を達成するため本考案は、ツキ板を貼
合せてなる集成材の水平移送方向に沿つて、前記
集成材を上下方向から挟圧保持して移送する複数
の送り用ローラを対向的に配設し、前記ツキ板の
余剰端縁部をトリミングするカツタを左右および
上下の関係で配設してなる集成材の耳摺装置にお
いて、前記上下および下方に夫々配設される左右
の各カツタを粗削りカツタおよび仕上げカツタで
構成し、夫々の粗削りカツタの上流側に前記ツキ
板余剰端縁部を正規の水平位置に案内保持するガ
イド部材を設け、更に上方に位置する前記左右の
カツタは前記集成材送り用の上部押圧ローラの上
下動と連動させると共に、左右のカツタおよび上
部押圧ローラは集成材の幅および厚さに応じてプ
リセツトカウンタにより自動的に設定変更し得る
ように構成したことを特徴とする。
次に本考案に係る集成材の耳摺装置につき、好
適な実施例を挙げて添付図面を参照しながら以下
詳細に説明する。第5図は本考案に係る耳摺装置
の好適な一実施例の斜視図、第6図は第7図に示
す装置の概略側面図、第7図は第5図に示す装置
の概略平面図である。図において参照符号20は
集成材を示し、この集成材20の上面および下面
には、接着剤を介してツキ板22,24が夫々貼
合せられており、各ツキ板の左右の余剰端縁部2
2a,24aが水平方向に若干はみ出している。
この集成材20の移送方向に沿つて、複数の送り
用ローラ26,28が、夫々上下の関係で所定間
隔を保持して水平に配設されており、この上下の
送り用ローラ26,28により前記集成材20は
挟圧されて、矢印A方向へ強制的に移送されるよ
うになつている。
前記集成材20の移送方向に沿つた左右側方に
は、前記ツキ板の余剰端縁部をトリミングするカ
ツタ30および32が夫々上下の関係で配設され
ている。すなわち前記上方および下方に配設され
る左右のカツタ30,32は、第5図に示すよう
に夫々粗削りカツタ34および仕上げカツタ36
で構成され、かつ前記粗削りカツタ34および仕
上げカツタ36は集成材の移送方向に沿つて所定
距離離間し、かつ同一高さレベルに設定されてい
る。
また夫々の粗削りカツタ34の水平方向上流側
には、ガイド部材38が配設固定されている。こ
のガイド部材38は、集成材20のツキ板余剰端
縁部22a,24aを夫々正規の水平位置に案内
保持しつつ、前記粗削りカツタ34に向けて導入
するものであつて、例えば板ばねまたはコイルば
ね等の弾性部材により押えられて、前記集成材を
弾力的に挟圧する上下一対の金属舌片で構成され
る。
なお、前記粗削りカツタ34および仕上げカツ
タ36は夫々の回転軸に同軸的に固定したガイド
リング40を有し、このガイドリング40は、後
述するトリミング時に前記集成材20の各側面に
当接して、各対応のカツタが前記余剰端縁部を切
削するのを良好に案内するものである。更に上方
および下方に配設した各カツタ32,34は、集
成材20の幅寸法に応じて最も適切な切削位置が
設定されるよう、公知の機構により幅方向の位置
調節ができるようになつている。また前記上下の
送り用ローラ26,28は、集成材20の厚み寸
法に応じて、最も適切な押圧力で挟持しつつ移送
し得るよう、その上下間隔が適宜に調節されるよ
うになつている。
前記の上方に位置する左右のカツタ32、すな
わち上方の粗削りカツタ34および仕上げカツタ
36は、前記集成材送り用の上部押圧ローラ26
の上下動と連動して上下動するよう構成されてい
る。この連動機構としては、各種のリンク機構そ
の他空気圧シリンダ等の駆動形態が考えられるの
で、その図示は省略する。また粗削りカツタ34
および仕上げカツタ36は、何れも各種の駆動機
構、例えばベルト・プーリによる運動伝達機構に
より必要回転数で好適に回転駆動されるようにな
つている。また前記左右のカツタおよび上部押圧
ローラは、集成材の幅および厚さに応じてプリセ
ツトカウンタにつに各軸間距離の調整がなされる
ものである。
次に、このように構成した本考案に係る集成材
の耳摺装置の作用および効果について説明する。
第5図に示す如く、上下のツキ板22,24の端
縁部22a,24aが左右にはみ出した状態で、
集成材20を上下の送り用ローラ26,28で挟
圧保持し、該ローラ群の回転作用下に矢印A方向
への移送を開始する。このとき第5図および第6
図に示すように、下側のツキ板の左右余剰端縁部
24a,24aは、移送路の下方において左右対
向的に配設したガイド部材38,38により捕促
され、このガイド部材38,38は、該余剰端縁
部を正規の水平位置に挟圧保持しつつ粗削り用カ
ツタ34に向けて案内する。そして左右余剰端縁
部24a,24aは、粗削り用カツタ34により
所要のトリミングがなされた後、更に下流側に位
置する仕上げカツタ36で仕上げ切削がなされ、
この結果円滑な切削面が得られる。
また上方の余剰端縁部22aも、同じく上下に
左右対向的に配設した一対のガイド部材38,3
8により捕捉されて、正規の水平位置に保持され
た状態で粗削りカツタ34,34により粗削りさ
れ、更に仕上げカツタ36,36により仕上げ切
削される。
なおプリセツトカウンタで予め設定した集成材
20の幅および厚さに応じて、左右のカツタの幅
調整がなされると共に上下の送り用ローラ26,
28は公知の昇降機構により上下動されて間隔調
整がなされる。この場合、先に述べたように上方
の送り用ローラ26の上下動に連動して左右の上
部カツタ32,32、すなわち粗削りカツタ34
および仕上げカツタ36も同じピツチで上下動す
るので、前記集成材20の寸法変更に対応して迅
速なカツタのセツテイングおよび調節がなされ
る。
このように本考案に係る集成材の耳摺装置によ
れば、集成材のツキ板からはみ出ている端縁部を
ガイド部材により安定的にトリミング用カツタに
向けて案内することができるので、良好な切削が
行われ、従つて切削面の傾きや割れを生ずること
がない。またトリミング用のカツタは粗削り用と
仕上げ用の2種類が同時に備えられているので、
極めて良好な切削面が得られるものである。なお
図示しないが、トリミングを終了した後の集成材
の移送方向前方に、必要に応じて複数のかんな刃
からなる面取りユニツト配設しておけば、これに
より集成材の各稜部に適宜の面取りを施すことが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は、集成材にツキ板を貼合せ
た場合の各状態を示す概略斜視図、第5図は本考
案に係る集成材の耳摺装置の好適な一実施例を示
す概略斜視図、第6図は本考案に係る装置の概略
側面図、第7図は本考案に係る装置の概略平面図
である。 12……集成材、14……ツキ板、26,28
……送りローラ、34……荒削りカツタ、36…
…仕上げカツタ、38……ガイド部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ツキ板を貼合せてなる集成材の水平移送方向に
    沿つて、前記集成材を上下方向から挟圧保持して
    移送する複数の送り用ローラを対向的に配設し、
    前記ツキ板の余剰端縁部をトリミングするカツタ
    を左右および上下の関係で配設してなる集成材の
    耳摺装置において、前記上下および下方に夫々配
    設される左右の各カツタを粗削りカツタおよび仕
    上げカツタで構成し、夫々の粗削りカツタの上流
    側に前記ツキ板余剰端縁部を正規の水平位置に案
    内保持するガイド部材を設け、更に上方に位置す
    る前記左右のカツタは前記集成材送り用の上部押
    圧ローラの上下動と連動させると共に、左右のカ
    ツタおよび上部押圧ローラは集成材の幅および厚
    さに応じてプリセツトカウンタにより自動的に設
    定変更し得るよう構成したことを特徴とする集成
    材の耳摺装置。
JP10001583U 1983-06-27 1983-06-27 集成材の耳摺装置 Granted JPS608002U (ja)

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JP10001583U JPS608002U (ja) 1983-06-27 1983-06-27 集成材の耳摺装置

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JP10001583U JPS608002U (ja) 1983-06-27 1983-06-27 集成材の耳摺装置

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Publication Number Publication Date
JPS608002U JPS608002U (ja) 1985-01-21
JPS646249Y2 true JPS646249Y2 (ja) 1989-02-17

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ID=30236781

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JP10001583U Granted JPS608002U (ja) 1983-06-27 1983-06-27 集成材の耳摺装置

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