JPS646148B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS646148B2
JPS646148B2 JP14096882A JP14096882A JPS646148B2 JP S646148 B2 JPS646148 B2 JP S646148B2 JP 14096882 A JP14096882 A JP 14096882A JP 14096882 A JP14096882 A JP 14096882A JP S646148 B2 JPS646148 B2 JP S646148B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
treatment agent
base material
joint
base
gypsum
Prior art date
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Expired
Application number
JP14096882A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5930788A (ja
Inventor
Susumu Ooike
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MARUSEN KAGAKU KK
Original Assignee
MARUSEN KAGAKU KK
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Filing date
Publication date
Application filed by MARUSEN KAGAKU KK filed Critical MARUSEN KAGAKU KK
Priority to JP14096882A priority Critical patent/JPS5930788A/ja
Publication of JPS5930788A publication Critical patent/JPS5930788A/ja
Publication of JPS646148B2 publication Critical patent/JPS646148B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Aftertreatments Of Artificial And Natural Stones (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、石膏組成物を各種の下地材に薄塗り
した場合に発生するドライアウト現象を未然に防
止し、併せて作業性、経済性を向上する工法、及
びこの目的を達成するために用いる下地処理剤に
関するものである。 最近の住宅建築においては、内装下地材として
軽量で不燃性に優れ、かつ作業性及び経済性に優
れた石膏ボードが多く使用されている。石膏ボー
ドは周知の如く幅90cm長さ180cm程度の大きさに
形成されており、これを前後左右に多数並列して
壁や天井を形成する訳であるが、近年消費者の嗜
好は壁や天井等に継目の跡が残らない、いわゆる
一枚壁や一枚天井を求めるようになつてきた。こ
のため石膏ボードによる下地材の表面に表装材と
しての壁紙やクロスを貼つて仕上げを行う前に、
石膏系の目地処理剤を前記の下地材としての石膏
ボードの継目としての目地部表面に塗布して継目
をなくすることが従来一般に行われている。この
場合、目地の状態及び場所によつては目地処理剤
を1mm以下の極薄に塗付することが要求される場
合があるが、極薄塗りした石膏系の目地処理剤は
内部に含有される水分が蒸発し易く、目地処理剤
自体が硬化する前に必要量の水分が奪われて適切
な条件のもとでの硬化現象が得られず、表面がパ
サパサの状態になつた、いわゆるドライアウト現
象を呈する。一旦ドライアウトを生ずると石膏系
の目地処理剤では補修がきかず作業を最初からや
り直さなければならないので時間的、労力的、材
料的に多大な損害を蒙る。従来この石膏のドライ
アウト現象を防止する手段として、目地処理剤中
に特殊な樹脂を混入したもの、或いは下地材に石
膏系の目的処理剤を薄塗りした後その上にジヨイ
ントテープと称する紙質のテープを重ね、その上
からもう一度目地処理剤を塗布する工法等が提唱
されているが、いずれも実用上充分な効果がなく
ほとんど実施されていない。 本発明は石膏組成物を下地材に薄塗りした場合
に発生するドライアウト現象を未然に防止し、住
宅の内装工事を能率化するため発明されたもので
あつて、石膏例えばα−半水石膏、β−半水石
膏、無水石膏等が酸性領域に於て硬化を促進する
という公知の事実に着目し、鋭意研究の結果石膏
が硬化するのに最適な酸度をPH1乃至6と選択す
ると共に、この水溶液中に天然又は合成樹脂を
0.1重量部乃至10重量部混合することによつて得
られる下地材表面への石膏組成物の付着強度及び
目地処理剤への保水性が与えられるような下地処
理剤、及びこれを用いた下地処理工法を提供しよ
うとするものである。 本発明を更に詳細に説明すると、酸性物質とし
ては、例えば塩酸、硫酸、硝酸、リン酸及びこれ
等の塩類、又は酢酸、クエン酸、コハク酸等、代
表的な無機物質又は有機物質を単独若しくは混合
して用いることができる。ここで酸度はPH1乃至
6のものが用いられるが、好ましくはPH3乃至5
に調整したものが良好な結果を得る。PH6以上の
ものでは効果が半減するか、全くなくなることも
あり、反応にPH1以下になると下地材の種類によ
つては余り好しくない結果を生ずることもある。 又、前記酸性水溶液に混合する天然又は合成の
樹脂としては、例えば天然ガム、デンプン、ポリ
ビニールアルコール、メチルセルロース、カルボ
キシメチルセルロース等、一般に良く知られてい
るものを用いることができる。 本発明に係る下地処理剤は上記のように構成さ
れるが、この下地処理剤を用いて下地材の表面に
石膏組成物を塗膜するための下地処理を行う際は
次のようにして行う。例えば、石膏ボード或いは
ベニヤ合板等の下地材における継目としての目地
部分に石膏系組成物、つまり石膏系の目地処理剤
を充填して、継目無しの天井あるいは壁面を施工
するに際しては、まず前記下地材の目地部分の表
面に本発明に係る下地処理剤を塗布もしくは含浸
せしめる。次に下地材の目地部分における前記の
下地処理剤が充分に浸透し、かつ表面が若干乾い
た状態になつたとき、この下地処理剤の表面に石
膏系の目地処理剤を塗布する。下地処理剤を下地
材の目地部に塗付又は含浸する方法としては、ハ
ケ塗、スプレー、ローラー等一般的に用いられる
方法を用いることができる。この下地処理工法に
よると通常硬化時間が2時間乃至3時間に調整さ
れた石膏系の目地処理剤が10分乃至30分位で急速
に硬化し、そのため1mm以下の極薄塗りにした場
合にもドライアウトは全く生じない。 上記の実施例は、石膏ボードやベニヤ合板から
なる下地材の目地部分に下地処理剤を直接塗布ま
たは含浸させた場合であるが、この下地処理剤を
下地材の目地部分に塗着する別の手段としては、
の下地処理剤を予め吸水性のある紙或いは布製の
テープに含浸させておき、このテープを下地材の
目地部分に貼り付けて使用することもできる。即
ちこの場合には下地材の目地部分にまず石膏系の
目地処理剤を薄く塗り付け、その上に前記の下地
処理剤が含浸されて適度に乾燥しているジヨイン
トテープを貼付け、更にこのテープ上の下地処理
剤表面に再度石膏系の目地処理剤を薄く塗り付け
ればよい。 下地材の種類や目地部分の状態によつて、目地
部分に石膏系の目地処理剤を極薄く塗らざるを得
ない場合とか、或いは、目地処理のための作業時
間を短縮したい場合等の時には、前者の下地処理
剤を下地材の目地部分に直接塗布または含浸する
工法が便利である。また下地材の目地処理部分の
幅が大きいときには、後者の下地処理剤を予め含
浸させたジヨイントテープを用いる工法が有利で
ある。 更に本発明に係る下地処理剤は、前記のように
単に下地材の継目としての目地部分に対して用い
られるだけでなく、下地材の全表面に塗布または
含浸させる場合にも利用できる。例えば、下地材
としてベニヤ合板を用いた場合には、継目として
の目地部分に対して前記のような下地処理剤を用
いた目地処理を行つただけでは下地材の表面処理
が充分でない場合が考えられる。そこでこのよう
な場合には、目地処理を行つた下地材の全表面に
まず前記下地処理剤を塗布または含浸させて、下
地材の全面が完全な継目無しの平坦面となるよう
に仕上げ、次ぎにこの下地処理剤の表面に石膏組
成物を塗膜形成する。このような施工は下地材が
必ずしもベニヤ合板の場合に限られることはな
く、石膏ボードを下地材として用いた場合にも同
様にして行える。 また本発明に係る下地処理剤を用いる工法とし
ては、必ずしも建築施工現場で下地材に下地処理
剤を直接塗着する方法に限られるものではなく、
下地材を予め工場においてパネル状に組立てて、
このパネル状下地材の表面全域もしくは目地部分
に本発明の下地処理剤を塗着させておき、このパ
ネル状下地材を用いて現場で壁面や天井を構築し
たのち、この下地材の表面全域もしくは目地部分
に石膏組成物を塗着させて下地材の表面仕上げを
行うことも可能である。 次に実施例及び試験例を示して本発明を更に具
体的に説明する。 実施例 酸性物質として夫々リン酸、硫酸アルミニウ
ム、クエン酸を選び、又混合する樹脂としてメチ
ルセルロースを選択して下記の配合により三種の
下地処理剤を調整した。
【表】
【表】
【表】 試験例 1 上記の〜の各下地処理剤を石膏ボードの目
地処理部分に刷毛で充分均一に塗布し、約10分間
放置して乾燥する。次いで石膏系の目地処理剤
1.0Kgを550c.c.の水中に投入し良く混練したものを
各下地処理剤を塗布した石膏ボード上にヘラで約
0.5mmの厚さに塗りつける。その結果を表−1に
示す。
【表】 以上の結果からすると、下地処理剤の種類によ
つても多少差がでているが、無処理の比較例と比
べると格段に優れていることが判る。 試験例 2 下地剤として石膏ボードに代えてベニア合板を
用い、試験例1と全く同様の方法で試料の作成と
試験を行つた。その結果を表−2に示す。
【表】 以上の結果から判るように試験例1と同様、比
較例と比べると非常に良い結果を示している。試
験例1に比べ硬化時間及び表面硬度が多少良化し
ているのはベニア合板の方が石膏ボードより吸水
性が少ないためと思われる。 試験例 2 無処理の石膏ボードの目地処理部分に試験例
1、2で用いたと同様の石膏系の目地処理剤を薄
く塗りつけ、その上に夫々下地処理剤〜を含
浸して乾燥した紙製及び木綿布製のジヨイントテ
ープを重ね、ジヨイントテープの上に目地処理剤
を再度薄く塗り付ける。その結果を表−3に示
す。
【表】 本試験例でも下地処理剤を施した実施例の方
が、無処理の比較例に比べて格段に優れているこ
とが判る。ジヨイントテープの材質は木綿テープ
の方が若干良好である。下地処理剤を直接下地材
に塗付した試験例1に比べて硬化時間が少し長く
なつているが、これに石膏の塗り厚による差が関
係しているものと思われる。 試験例 3 下地材としてベニア板を用い、試験例3と全く
同様の方法で試料の作成と試験を行つた。その結
果を表−4に示す。
【表】 試験例3とほぼ同等の結果である。下地処理剤
を含浸したジヨイントテープを用いると下地剤の
種類による影響が少なくなるものと考えられる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一種又は二種以上の酸性を呈する無機物質若
    しくは有機物質でPHを1乃至6に調整した水溶液
    に、一種又は二種以上の天然樹脂若しくは合成樹
    脂を0.1重量部乃至10重量部混合して得られる下
    地材の表面に石膏組成物を塗膜形成するための下
    地処理剤。 2 一種又は二種以上の酸性を呈する無機物質若
    しくは有機物質でPHを1乃至6に調整した水溶液
    に、一種又は二種以上の天然樹脂若しくは合成樹
    脂を0.1重量部乃至10重量部混合して得られる下
    地処理剤を、下地材の表面に均一に塗布又は含浸
    し、この下地処理剤を乾燥させたのち、該下地処
    理剤が塗布又は含浸された下地材の表面に石膏組
    成物を塗膜形成するための下地処理工法。
JP14096882A 1982-08-16 1982-08-16 下地材の表面に石膏組成物を塗膜形成するための下地処理剤及びこれを用いる下地処理工法 Granted JPS5930788A (ja)

Priority Applications (1)

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JP14096882A JPS5930788A (ja) 1982-08-16 1982-08-16 下地材の表面に石膏組成物を塗膜形成するための下地処理剤及びこれを用いる下地処理工法

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JP14096882A JPS5930788A (ja) 1982-08-16 1982-08-16 下地材の表面に石膏組成物を塗膜形成するための下地処理剤及びこれを用いる下地処理工法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5930788A JPS5930788A (ja) 1984-02-18
JPS646148B2 true JPS646148B2 (ja) 1989-02-02

Family

ID=15281009

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JP14096882A Granted JPS5930788A (ja) 1982-08-16 1982-08-16 下地材の表面に石膏組成物を塗膜形成するための下地処理剤及びこれを用いる下地処理工法

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