JPS645361Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS645361Y2 JPS645361Y2 JP818588U JP818588U JPS645361Y2 JP S645361 Y2 JPS645361 Y2 JP S645361Y2 JP 818588 U JP818588 U JP 818588U JP 818588 U JP818588 U JP 818588U JP S645361 Y2 JPS645361 Y2 JP S645361Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dielectric core
- dielectric
- conductor
- case
- core
- Prior art date
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- Expired
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- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims description 38
- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims description 3
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims description 3
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 4
- 238000005476 soldering Methods 0.000 description 3
- 229910000679 solder Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 230000001186 cumulative effect Effects 0.000 description 1
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 1
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- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案はVHF帯から比較的低周波のマイクロ
波帯に使用して好適な誘電体フイルタで、特に誘
電体コアの位置決めの改善に関する。
波帯に使用して好適な誘電体フイルタで、特に誘
電体コアの位置決めの改善に関する。
第2図に従来の半同軸共振器を用いた誘電体フ
イルタの構造を示す。図において1は入力端子、
2は導体ケース、3は内導体、4は中空部を有す
る柱状の誘電体コア、5は誘電体コアと導体ケー
スとの空隙、6は誘電体コア間の空隙、7は誘電
体コアを導体ケースに固定するための半田供給用
穴、8は誘電体コアの位置決め治具である。まず
第2図によつて従来の誘電体フイルタにおける誘
電体コア4の組立方法を説明する。図に示す如く
箱形状の導体ケース2の底面に所定の間隔で内導
体3を垂設する。該内導体3を案内として誘電体
コア4の中空部を前記内導体3に挿着する。内導
体3に挿入した誘電体コア4の固定位置を設定す
るため、空隙5および空隙6に適合する厚さを有
する位置決め治具8を導体ケース2と誘電体コア
4の間の空隙5及び各誘電体コア4の間の空隙6
に挿入し、各誘電体コア4の正確な位置決めを行
う。次に導体ケース2に穿設した穴7を用いて半
田等により前記導体ケース2に誘電体コア4を固
定する。
イルタの構造を示す。図において1は入力端子、
2は導体ケース、3は内導体、4は中空部を有す
る柱状の誘電体コア、5は誘電体コアと導体ケー
スとの空隙、6は誘電体コア間の空隙、7は誘電
体コアを導体ケースに固定するための半田供給用
穴、8は誘電体コアの位置決め治具である。まず
第2図によつて従来の誘電体フイルタにおける誘
電体コア4の組立方法を説明する。図に示す如く
箱形状の導体ケース2の底面に所定の間隔で内導
体3を垂設する。該内導体3を案内として誘電体
コア4の中空部を前記内導体3に挿着する。内導
体3に挿入した誘電体コア4の固定位置を設定す
るため、空隙5および空隙6に適合する厚さを有
する位置決め治具8を導体ケース2と誘電体コア
4の間の空隙5及び各誘電体コア4の間の空隙6
に挿入し、各誘電体コア4の正確な位置決めを行
う。次に導体ケース2に穿設した穴7を用いて半
田等により前記導体ケース2に誘電体コア4を固
定する。
前述の方法によつて誘電体コア4を導体ケース
2に固定する場合に、前記導体ケース2の長手方
向の寸法及び誘電体コア4の製造寸法によつては
累積誤差で寸法干渉を生じ位置決め治具8の使用
が困難となる場合がある。また前述と逆の場合も
発生し所望の精度を得るのが難かしい。更に誘電
体コア4を半田等で固定後、位置決め治具8を取
り外す場合、前記誘電体コア4と位置決め治具8
との熱膨張差により前記位置決め治具8を取り外
す作業が困難となる。また無理に位置決め治具8
を取り外すと誘電体コア4が破損する。従つて前
記位置決め治具を取り外すのに半田付け作業後の
冷却時間が必要となる。更に位置決め治具の取り
外しに時間を要するため多数の治具を必要とする
などの欠点があり誘電体フイルタの量産工法とし
ては適さないものであつた。
2に固定する場合に、前記導体ケース2の長手方
向の寸法及び誘電体コア4の製造寸法によつては
累積誤差で寸法干渉を生じ位置決め治具8の使用
が困難となる場合がある。また前述と逆の場合も
発生し所望の精度を得るのが難かしい。更に誘電
体コア4を半田等で固定後、位置決め治具8を取
り外す場合、前記誘電体コア4と位置決め治具8
との熱膨張差により前記位置決め治具8を取り外
す作業が困難となる。また無理に位置決め治具8
を取り外すと誘電体コア4が破損する。従つて前
記位置決め治具を取り外すのに半田付け作業後の
冷却時間が必要となる。更に位置決め治具の取り
外しに時間を要するため多数の治具を必要とする
などの欠点があり誘電体フイルタの量産工法とし
ては適さないものであつた。
本考案はかかる欠点に鑑みなされたもので導体
ケースに所定のピツチで突起を内設し、該突起を
ガイドにして誘電体コアの精度の高い位置決めを
行い、高性能の誘電体フイルタを提供することを
目的とするものである。
ケースに所定のピツチで突起を内設し、該突起を
ガイドにして誘電体コアの精度の高い位置決めを
行い、高性能の誘電体フイルタを提供することを
目的とするものである。
上記目的を達成するために本考案の誘電体フイ
ルタにおいては一端が地導体を兼ねたケースの底
面に短絡し、他端は開放条件にある所定長の内導
体と、該内導体と前記ケースとの間に挿入する誘
電体コアから成る複数の1/4波長同軸共振器と、
該複数の共振器の隣接共振器間と、前記共振器と
外部端子との間を電気的に結合する手段とを具備
する誘電体フイルタにおいて、両側面に一定の間
隔で突起を内設した導体ケースと、前記両側面の
突起に嵌合する溝を有する誘電体コアから成る誘
電体フイルタである。
ルタにおいては一端が地導体を兼ねたケースの底
面に短絡し、他端は開放条件にある所定長の内導
体と、該内導体と前記ケースとの間に挿入する誘
電体コアから成る複数の1/4波長同軸共振器と、
該複数の共振器の隣接共振器間と、前記共振器と
外部端子との間を電気的に結合する手段とを具備
する誘電体フイルタにおいて、両側面に一定の間
隔で突起を内設した導体ケースと、前記両側面の
突起に嵌合する溝を有する誘電体コアから成る誘
電体フイルタである。
上記のように構成された誘電体フイルタにおけ
る導体ケースはプレスによる絞り加工で一定の寸
法精度を有する突起と、各突起間の寸法を高精度
に確保できる。従つて誘電体コアの両側面に設け
た溝を突起に合せ挿入するだけで誘電体コアの位
置決めが可能となる。
る導体ケースはプレスによる絞り加工で一定の寸
法精度を有する突起と、各突起間の寸法を高精度
に確保できる。従つて誘電体コアの両側面に設け
た溝を突起に合せ挿入するだけで誘電体コアの位
置決めが可能となる。
以下図面に基づいて本考案に係る実施例を説明
する。
する。
第1図は本考案による誘電体フイルタの構造図
を示す。図において11は導体ケース、12は円
筒状の突起、13は中空部を有する柱状の誘電体
コア、14は誘電体コアの両側面に設けた溝であ
る。導体ケース11の側面板11a,11bに誘
電体コア13の位置決めに適した複数個の円筒状
の突起12を所定のピツチで内設する。前記突起
12は導体ケース11を箱状に折曲げる前に形成
する。即ち導体ケース11の板取りをした後、平
板状の状態でプレスによる絞り加工することによ
り量産性が良く、寸法精度の高い突起12を容易
に設けることができる。前記突起12の大きさは
各誘電体コア13の電気的結合量による間隔寸法
で決まり、形状は円筒形に限らず長円筒形等でも
良い。箱状に形成した導体ケース11の底部に所
定の間隔で内導体3を垂設する。次に導体ケース
11の側面板11a及び11bに設けた突起12
に誘電体コア13の溝14を嵌合させて前記誘電
体コア13の位置決めをするものである。誘電体
コア13に設ける溝14はコア本体の成形加工の
時に溝14を同時に形成する。従つて製造コスト
には影響しない寸法精度の高い溝付きの誘電体コ
ア13が容易に得られる。導体ケース11の両側
板11a,11bに設ける突起12は所定のピツ
チで円筒状の突起12を内設する。前述の誘電体
コア13の溝14を前記の突起12に挿着するこ
とによつて誘電体コア13の精度の高い位置決め
が自動的にできる。次に位置決めした誘電体コア
13を導体ケース11に半田付け等で固定する。
を示す。図において11は導体ケース、12は円
筒状の突起、13は中空部を有する柱状の誘電体
コア、14は誘電体コアの両側面に設けた溝であ
る。導体ケース11の側面板11a,11bに誘
電体コア13の位置決めに適した複数個の円筒状
の突起12を所定のピツチで内設する。前記突起
12は導体ケース11を箱状に折曲げる前に形成
する。即ち導体ケース11の板取りをした後、平
板状の状態でプレスによる絞り加工することによ
り量産性が良く、寸法精度の高い突起12を容易
に設けることができる。前記突起12の大きさは
各誘電体コア13の電気的結合量による間隔寸法
で決まり、形状は円筒形に限らず長円筒形等でも
良い。箱状に形成した導体ケース11の底部に所
定の間隔で内導体3を垂設する。次に導体ケース
11の側面板11a及び11bに設けた突起12
に誘電体コア13の溝14を嵌合させて前記誘電
体コア13の位置決めをするものである。誘電体
コア13に設ける溝14はコア本体の成形加工の
時に溝14を同時に形成する。従つて製造コスト
には影響しない寸法精度の高い溝付きの誘電体コ
ア13が容易に得られる。導体ケース11の両側
板11a,11bに設ける突起12は所定のピツ
チで円筒状の突起12を内設する。前述の誘電体
コア13の溝14を前記の突起12に挿着するこ
とによつて誘電体コア13の精度の高い位置決め
が自動的にできる。次に位置決めした誘電体コア
13を導体ケース11に半田付け等で固定する。
誘電体コア13に設けた溝14に関する実験結
果を第3図に示す。第3図aは誘電体コア13の
斜視図、bは特性図である。この実験は、第3図
aに示す誘電体コア13の高さ寸法(H)を例え
ば20.1mm及び溝の深さ寸法(L)を例えば1.0mm
と一定にした条件のもとで、溝幅寸法(W)を変
化させて誘電体コア13の共振周波数(MHz)を
測定したものである。この実験結果によれば、第
3図bの特性図に示したように溝幅寸法(W)を
例えば、0,1.8,2.2,2.6mmの如く大きくしてい
くと、誘電体コア13の共振周波数がそれぞれ
889〜897,878〜884,878〜883,876〜882MHzの
如く小さくなつていく。従つて第1図に示す誘電
体コア13の共振周波数を溝なしの誘電体コアと
同じ共振周波数を得るには誘電体コア13の高さ
寸法(H)を小さくすればよい。これにより誘電
体フイルタの小形化と軽量化が図れる。
果を第3図に示す。第3図aは誘電体コア13の
斜視図、bは特性図である。この実験は、第3図
aに示す誘電体コア13の高さ寸法(H)を例え
ば20.1mm及び溝の深さ寸法(L)を例えば1.0mm
と一定にした条件のもとで、溝幅寸法(W)を変
化させて誘電体コア13の共振周波数(MHz)を
測定したものである。この実験結果によれば、第
3図bの特性図に示したように溝幅寸法(W)を
例えば、0,1.8,2.2,2.6mmの如く大きくしてい
くと、誘電体コア13の共振周波数がそれぞれ
889〜897,878〜884,878〜883,876〜882MHzの
如く小さくなつていく。従つて第1図に示す誘電
体コア13の共振周波数を溝なしの誘電体コアと
同じ共振周波数を得るには誘電体コア13の高さ
寸法(H)を小さくすればよい。これにより誘電
体フイルタの小形化と軽量化が図れる。
以上説明した如く本考案によれば導体ケース側
面にプレスによる絞り加工等で内設した円筒状の
突起が位置決め治具と同等の働きをするので誘電
体コアの固定位置を正確に設定でき、しかも治具
の取付け取外し作業が不要となり、誘電体コアの
組込み作業が非常に容易になると共に組立作業の
時間短縮が図れる。また誘電体コアに溝を設ける
ことによつて誘電体フイルタの軽量化と小形化が
図れる。更に誘電体コアの位置決め用突起はプレ
ス加工等により寸法精度の高い形状及びピツチが
容易に得られ、電気的特性を充分満足する安定し
た品質の誘電体フイルタを提供し得る。
面にプレスによる絞り加工等で内設した円筒状の
突起が位置決め治具と同等の働きをするので誘電
体コアの固定位置を正確に設定でき、しかも治具
の取付け取外し作業が不要となり、誘電体コアの
組込み作業が非常に容易になると共に組立作業の
時間短縮が図れる。また誘電体コアに溝を設ける
ことによつて誘電体フイルタの軽量化と小形化が
図れる。更に誘電体コアの位置決め用突起はプレ
ス加工等により寸法精度の高い形状及びピツチが
容易に得られ、電気的特性を充分満足する安定し
た品質の誘電体フイルタを提供し得る。
第1図は本考案に係る誘電体フイルタを示しa
は平面断面図、bは正面断面図、第2図は従来の
誘電体フイルタを示しaは平面断面図、bは正面
断面図、第3図aは誘電体コアの斜視図、bは共
振周波数特性図である。 1……入力端子、2,11……導体ケース、3
……内導体、4,13……誘電体コア、5,6…
…空隙、8……位置決め治具、12……突起、1
4……溝。
は平面断面図、bは正面断面図、第2図は従来の
誘電体フイルタを示しaは平面断面図、bは正面
断面図、第3図aは誘電体コアの斜視図、bは共
振周波数特性図である。 1……入力端子、2,11……導体ケース、3
……内導体、4,13……誘電体コア、5,6…
…空隙、8……位置決め治具、12……突起、1
4……溝。
Claims (1)
- 一端が地導体を兼ねたケースの底面に短絡し、
他端は開放条件にある所定長の内導体と、該内導
体と前記ケースとの間に挿入する誘電体コアから
成る複数の1/4波長同軸共振器と、該複数の共振
器の隣接共振器間と、前記共振器と外部端子との
間を電気的に結合する手段とを具備する誘電体フ
イルタにおいて、両側面に一定の間隔で突起を内
設した導体ケースと、前記突起に嵌合する溝を有
する誘電体コアから成ることを特徴とした誘電体
フイルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP818588U JPS645361Y2 (ja) | 1988-01-27 | 1988-01-27 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP818588U JPS645361Y2 (ja) | 1988-01-27 | 1988-01-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63131201U JPS63131201U (ja) | 1988-08-26 |
JPS645361Y2 true JPS645361Y2 (ja) | 1989-02-10 |
Family
ID=30792334
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP818588U Expired JPS645361Y2 (ja) | 1988-01-27 | 1988-01-27 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS645361Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-01-27 JP JP818588U patent/JPS645361Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63131201U (ja) | 1988-08-26 |
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