JPH09190942A - チップ型コイルの製造方法 - Google Patents

チップ型コイルの製造方法

Info

Publication number
JPH09190942A
JPH09190942A JP8002743A JP274396A JPH09190942A JP H09190942 A JPH09190942 A JP H09190942A JP 8002743 A JP8002743 A JP 8002743A JP 274396 A JP274396 A JP 274396A JP H09190942 A JPH09190942 A JP H09190942A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
insulating plate
recess
wire
conductive film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8002743A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Hatanaka
哲夫 畠中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP8002743A priority Critical patent/JPH09190942A/ja
Priority to DE19700709A priority patent/DE19700709C2/de
Priority to US08/781,715 priority patent/US5787571A/en
Publication of JPH09190942A publication Critical patent/JPH09190942A/ja
Priority to US09/084,234 priority patent/US5936504A/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F41/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties
    • H01F41/02Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets
    • H01F41/04Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets for manufacturing coils
    • H01F41/041Printed circuit coils
    • H01F41/046Printed circuit coils structurally combined with ferromagnetic material
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/02Casings
    • H01F27/027Casings specially adapted for combination of signal type inductors or transformers with electronic circuits, e.g. mounting on printed circuit boards
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/28Coils; Windings; Conductive connections
    • H01F27/29Terminals; Tapping arrangements for signal inductances
    • H01F27/292Surface mounted devices
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49002Electrical device making
    • Y10T29/4902Electromagnet, transformer or inductor
    • Y10T29/49071Electromagnet, transformer or inductor by winding or coiling
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49002Electrical device making
    • Y10T29/4902Electromagnet, transformer or inductor
    • Y10T29/49075Electromagnet, transformer or inductor including permanent magnet or core
    • Y10T29/49076From comminuted material

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤが巻回される巻線部分および互いの間
に凹部を形成するように巻線部分の両端部からそれぞれ
突出する脚部を有し、ワイヤが電気的に接続される端子
電極が各脚部の端部に形成された、チップ型コイルのた
めのコアを、プレス成形によることなく、高精度かつ安
価に製造できるようにする。 【解決手段】 絶縁板30を用意し、この一方主面上
に、分割用溝34を形成した後、端子電極となる導電膜
35を形成し、次いで、脚部間の凹部となる凹部用溝3
7を形成し、さらに分割用溝34に沿って分割用溝34
より狭い幅のスロット39を形成することによって、絶
縁板30を分割して、複数のコアを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、チップ型コイル
の製造方法に関するもので、特に、コアにワイヤが巻回
される巻線形式のチップ型コイルの製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図8には、この発明にとって興味ある従
来のチップ型コイル1が斜視図で示されている。このチ
ップ型コイル1は、たとえば高周波コイル等として使用
されている。図8を参照して、チップ型コイル1は、巻
線部分2および互いの間に凹部3を形成するように巻線
部分2の両端部からそれぞれ突出する脚部4および5を
有するコア6を備える。脚部4および5の各端部には、
端子電極7および8が形成される。巻線部分2上には、
ワイヤ9が巻回され、ワイヤ9の各端部は、それぞれ、
端子電極7および8に半田付け等により電気的に接続さ
れる。
【0003】このようなチップ型コイル1を得るため、
まず、コア6が製造される。コア6は、フェライト粉材
やアルミナ粉材、誘電体粉材等を図9に示すようなプレ
ス成形機10に装填して成形した後、焼成することによ
って製造される。プレス成形機10は、それぞれ矢印1
1および12方向に動作してプレス作用を及ぼす金型1
3および14を備える。
【0004】次いで、このようにして製造されたコア6
の脚部4および5の各端部に、マスキングを施しながら
のめっきまたは印刷等により、端子電極7および8を形
成する。次いで、コア6の巻線部分2にワイヤ9を巻回
し、このワイヤ9の各端部を端子電極7および8に接続
することにより、所望のチップ型コイル1が得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようなチップ型コイル1の製造方法には、次のような
解決されるべき問題がある。まず、チップ型コイル1の
小型化のためには、コア6の小型化を行なわなければな
らないが、コア6の小型化が進むに従って、プレス成形
機10ならびに金型13および14に対してより高い精
度が要求される。また、プレス成形機10における粉材
充填量やプレス圧の管理がより厳しくなる。そのため、
成形の能力をあまり上げることができず、また、量産に
適さず、コストダウンの妨げとなっている。
【0006】また、性能面にあっては、コア6を図9に
示すようにプレス成形すると、コア6において成形密度
に偏りが生じる傾向がある。すなわち、図9において、
プレス成形後のコア6の成形密度を、斑点の分布密度に
よって示しているが、たとえば、部分15では、密度が
比較的高く、他方、部分16では、密度が比較的低くな
る傾向がある。この結果、焼成後において、コア6の寸
法精度が悪く、また、コア6の強度にばらつきが生じや
すい、という問題に遭遇する。
【0007】また、コア6が小型になればなるほど、端
子電極7および8がより小さくなり、これら端子電極7
および8を高い寸法精度で形成することがより困難にな
る。特に高周波コイルの場合には、端子電極7および8
の寸法のばらつきによる容量(浮遊容量)値のばらつき
が、高周波特性に少なからず影響を与えるため、端子電
極7および8に高い寸法精度が要求される。
【0008】そこで、この発明の目的は、上述したよう
な種々の問題を解決できる、チップ型コイルの製造方法
を提供しようとすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、巻線部分お
よび互いの間に凹部を形成するように巻線部分の両端部
からそれぞれ突出する脚部を有するコアと、各脚部の端
部に形成される端子電極と、巻線部分上に巻回されかつ
端子電極に電気的に接続されるワイヤとを備える、その
ようなチップ型コイルの製造方法に向けられるものであ
って、上述した技術的課題を解決するため、次のような
構成を備えることを特徴としている。
【0010】すなわち、この発明では、まず、複数の前
記コアを得るための絶縁板が用意される。そして、この
絶縁板の一方主面上に前記端子電極となる導電膜が形成
される。次いで、この導電膜が形成された絶縁板の一方
主面上に前記脚部間の凹部となる凹部用溝が形成され
る。そして、この絶縁板は分割され、それによって複数
のコアが得られる。また、各コアの巻線部分上にはワイ
ヤが巻回されるとともに、端子電極にこのワイヤが電気
的に接続される。
【0011】
【発明の効果】この発明によれば、コアは、基本的に、
絶縁板に切削等の加工を施すことにより得られるもので
あるので、プレス成形による場合のように、成形密度の
偏りが生じず、そのため、前述したような寸法、性能お
よび強度のばらつきが生じにくい。
【0012】また、絶縁板を分割するまでの各工程は、
複数のコアに対して同時に実施されるので、多数のコア
を能率的に製造でき、量産性に優れている。また、コア
の脚部間の凹部となる凹部用溝を形成するとき、この凹
部用溝の深さは任意に変えることができる。そして、こ
のようにして、コアの脚部間の凹部の深さ、すなわち巻
線部分の断面積を変えることにより、インダクタンスの
調整を容易に行なうことができる。また、同様に、凹部
用溝の幅を変えたり、凹部用溝を形成する位置を変えた
り、絶縁板を分割する位置を変えたり、分割によって得
られた1個のコアにおける凹部の数を変えるため凹部用
溝を形成する箇所の数を変えたりするなどのことも、任
意かつ容易に行なうことができる。したがって、従来の
ように、金型を用いたプレス成形によってコアを得る場
合に比べて、これらの設計変更を容易に、安価にかつ迅
速に行なうことができる。
【0013】この発明において、導電膜を形成する工程
の前に、絶縁板において隣り合うコアの脚部間を通る分
割用溝を絶縁板の一方主面上に予め形成しておき、導電
膜を形成するとき、導電膜を分割用溝の内面にまで形成
し、分割用溝より狭い幅のスロットを形成することによ
って絶縁板を分割するようにすれば、導電膜から得られ
る端子電極を、脚部の端面上だけでなく、この端面に隣
接する側面にまで延びるように形成することができる。
このように、端子電極が隣接面延長部を有していると、
チップ型コイルを回路基板上に実装するとき、半田フィ
レットが形成されやすく、半田付けの信頼性を高めるこ
とができる。
【0014】また、上述のような手法により、端子電極
の隣接面延長部を形成するようにすれば、分割用溝の深
さによって、隣接面延長部の寸法を正確に決めることが
できる。この隣接面延長部は、コイルの磁界が通る部分
であるので、その寸法が変わると、コイルの特性が大き
く影響されるが、上述のように隣接面延長部を精度よく
形成できると、特性のばらつきを小さくすることがで
き、特に高周波コイルで問題となるQ特性を優れたもの
とすることができる。また、分割用溝の深さを変えるこ
とにより、隣接面延長部の寸法を任意にかつ容易に変え
ることができるので、特性の調整も任意にかつ容易に行
なうことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の一実施形態に
よる製造方法により得られたチップ型コイル21を示す
斜視図である。このチップ型コイル21は、図8に示し
たチップ型コイル1と同様、たとえば高周波コイル等と
して用いられるもので、巻線部分22、ならびに互いの
間に凹部23を形成するように巻線部分22の両端部か
らそれぞれ突出する脚部24および25を有するコア2
6を備える。脚部24および25の各端部には、端子電
極27および28が形成される。巻線部分22上には、
ワイヤ29が巻回され、ワイヤ29の各端部は、それぞ
れ、端子電極27および28に半田付け、溶接等により
電気的に接続される。
【0016】このようなチップ型コイル21を得るた
め、まず、コア26が製造されるが、コア26を得るた
め、図2に示すような絶縁板30がまず用意される。絶
縁板30は、たとえば誘電体磁器やアルミナ磁器、フェ
ライト磁器、合成樹脂等からなるもので、矢印31およ
び32の各方向に向く線に沿ってそれぞれ分割すること
により、複数のコア26を取り出すことを可能にする寸
法に選ばれている。
【0017】次いで、この絶縁板30には、図3(1)
ないし(4)にそれぞれ示すような加工が順次施され
る。まず、図3(1)に示すように、たとえばダイシン
グブレード33を用いて、絶縁板30の一方主面上に、
複数の分割用溝34が形成される。これら分割用溝34
は、それぞれ、図2の矢印31の方向に向く線に沿って
互いに平行にかつ等間隔を隔てて延びている。
【0018】次に、図3(2)に示すように、絶縁板3
0の一方主面上に、導電膜35が形成される。導電膜3
5は、図1に示した端子電極27および28となるべき
もので、たとえばスパッタリングのような乾式めっきに
より形成される。なお、導電膜35は、印刷または湿式
めっき等により形成されてもよい。導電膜35は、分割
用溝34の内面にまで形成される。
【0019】次に、図3(3)に示すように、たとえば
ダイシングブレード36を用いて、導電膜35が形成さ
れた絶縁板30の一方主面上に、複数の凹部用溝37が
形成される。これら凹部用溝37は、図1に示した脚部
24および25間の凹部23となるべきもので、前述し
た分割用溝34の隣り合うものの間に位置される。これ
ら凹部用溝37の形成により、導電膜35も分断され
る。
【0020】次に、図3(4)に示すように、たとえば
ダイシングブレード38を分割用溝34に沿って作用さ
せることにより、絶縁板30にスロット39を形成し、
それによって、絶縁板30が分割される。このダイシン
グブレード38は、分割用溝34より狭い幅のスロット
39を形成するような寸法に選ばれる。したがって、分
割用溝34の内側面上に形成された導電膜35は、スロ
ット39の形成後においても残される。
【0021】次に、図2の矢印32の方向に向く線に沿
って、絶縁板30がさらに分割されたとき、図1に示し
たような複数のコア26が互いに独立した状態で得られ
る。なお、この矢印32の方向に向く線に沿う分割は、
任意の段階で行なうことができ、たとえば、図3(4)
の工程の前に実施しても、あるいは、図3(3)の工程
の前に実施してもよい。
【0022】このようにして得られたコア26は、図1
に示すように、巻線部分22とその両端部からそれぞれ
突出する脚部24および25とを有していて、脚部24
および25の端部に、それぞれ、端子電極27および2
8を形成している。また、これら端子電極27および2
8は、脚部24および25の端面上だけに形成されるの
でなく、各端面に隣接する各側面の一部上にまで延びる
隣接面延長部27aおよび28aを有している。
【0023】次に、前述した図8のチップ型コイル1の
場合と同様、図1に示すように、コア26の巻線部分2
2にワイヤ29を巻回し、このワイヤ29の各端部を端
子電極27および28に接続することにより、所望のチ
ップ型コイル21を得ることができる。このような実施
形態において、たとえば、図3(3)に示したダイシン
グブレード36による凹部用溝37の形成深さを変える
ことは容易であり、このように凹部用溝37の形成深さ
を変えることにより、チップ型コイル21のインダクタ
ンスを容易に調整することができる。
【0024】また、図3(1)に示したダイシングブレ
ード33による分割用溝34の形成深さを変えることも
容易であり、このように分割用溝34の形成深さを変え
ることにより、端子電極27および28の隣接面延長部
27aおよび28aの上下方向寸法を容易にかつ正確に
変えることができる。チップ型コイル21において、こ
れら隣接面延長部27aおよび28aは磁界が通る位置
にあるので、隣接面延長部27aおよび28aの寸法は
チップ型コイル21の特性に大きく影響を及ぼすことに
なる。したがって、隣接面延長部27aおよび28aの
寸法の変更は、チップ型コイル21の特性の調整に利用
することができるばかりでなく、隣接面延長部27aお
よび28aの寸法は、分割用溝34の深さによって正確
に決めることができるので、チップ型コイル21の特性
のばらつきを小さくすることができる。
【0025】なお、分割用溝34を形成せず、すなわち
図3(1)に示す工程を実施せず、図3(2)以降に示
す工程を実施して、端子電極が形成されたコアを得るよ
うにしてもよい。この場合には、図1に示した端子電極
27および28の隣接面延長部27aおよび28aに相
当する隣接面延長部を持たない端子電極が形成されたコ
アが得られる。
【0026】また、分割用溝34の位置を変えたり、凹
部用溝37の幅を変えたりすることも容易に行なえる。
さらに、上述したような製造方法を適用しながら、他の
種々の構造のチップ型コイルを製造することができる。
このようなチップ型コイルのいくつかの例について、以
下に説明する。図4は、この発明の他の実施形態による
製造方法によって得られたチップ型コイル41を示すも
ので、(a)は正面図、(b)は底面図、(c)は右側
面図である。図5は、図4のチップ型コイル41の等価
回路図である。
【0027】このチップ型コイル41に備えるコア42
は、図4に示すように、巻線部分43と、互いの間に凹
部44を形成するように巻線部分43の両端部からそれ
ぞれ突出する4つの脚部45、46、47および48と
を有している。脚部45、46、47および48の端部
には、それぞれ、端子電極49、50、51および52
が形成される。
【0028】巻線部分43上には、2本のワイヤ53お
よび54が巻回され、一方のワイヤ53の各端部は、端
子電極49および51にそれぞれ接続され、他方のワイ
ヤ54の各端部は、端子電極50および52にそれぞれ
接続される。したがって、このチップ型コイル41は、
図5に示すように、4つの端子を備えるコイルを構成す
る。
【0029】このようなチップ型コイル41のコア42
において、脚部45と46との間、および脚部47と4
8との間に、それぞれ、凹部55および56が形成され
ている。したがって、このコア42を得るためには、こ
れら凹部55および56となる凹部用溝を形成する工程
を、前述の図3に示した各工程のいずれかの後または前
に追加すればよい。
【0030】なお、端子電極の数は、たとえば6あるい
は8というように任意に変えることが可能であり、これ
により、たとえば3素子あるいは4素子といったコイル
を構成することもできる。図6は、この発明のさらに他
の実施形態による製造方法によって得られたチップ型コ
イル61を示すもので、(a)は正面図、(b)は底面
図、(c)は右側面図である。図7は、図6のチップ型
コイル61の等価回路図である。
【0031】このチップ型コイル61に備えるコア62
は、図6に示すように、直列的に配置された2つの巻線
部分63および64を有している。これら巻線部分63
および64のそれぞれの両端部からは、互いの間に凹部
65および66を形成するように、3つの脚部67、6
8および69がそれぞれ突出している。また、脚部6
7、68および69の端部には、それぞれ、端子電極7
0、71および72が形成される。
【0032】巻線部分63および64上には、ワイヤ7
3が順次巻回され、このワイヤ73は、端子電極70、
71および72に順次接続される。したがって、このチ
ップ型コイル61は、図7に示すように、3つの端子を
備えるT型フィルタを構成する。このようなチップ型コ
イル61のコア62において、2つの凹部65および6
6が形成されている。したがって、このコア62を得る
ためには、これら凹部65および66となる2つの凹部
用溝を形成する工程を、前述の図3(3)に示した凹部
用溝37を形成する工程の代わりに実施すればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態による製造方法により得
られたチップ型コイル21を示す斜視図である。
【図2】図1に示したチップ型コイル21を得るために
用意される絶縁板30を示す斜視図である。
【図3】図1に示したコア26を得るため、図2に示し
た絶縁板30に対して実施される加工を順次示す図解的
断面図である。
【図4】この発明の他の実施形態による製造方法によっ
て得られたチップ型コイル41を示すもので、(a)は
正面図、(b)は底面図、(c)は右側面図である。
【図5】図4に示したチップ型コイル41の等価回路図
である。
【図6】この発明のさらに他の実施形態による製造方法
によって得られたチップ型コイル61を示すもので、
(a)は正面図、(b)は底面図、(c)は右側面図で
ある。
【図7】図6に示したチップ型コイル61の等価回路図
である。
【図8】この発明にとって興味ある従来のチップ型コイ
ル1を示す斜視図である。
【図9】図8に示したコア6を得るために従来実施され
ていたプレス成形工程を示す図解的断面図である。
【符号の説明】
21,41,61 チップ型コイル 22,43,63,64 巻線部分 23,44,65,66 凹部 24,25,45,46,47,48,67,68,6
9 脚部 26,42,62 コア 27,28,49,50,51,52,70,71,7
2 端子電極 29,53,54,73 ワイヤ 30 絶縁板 33,36,38 ダイシングブレード 34 分割用溝 35 導電膜 37 凹部用溝 39 スロット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻線部分および互いの間に凹部を形成す
    るように前記巻線部分の両端部からそれぞれ突出する脚
    部を有するコアと、各前記脚部の端部に形成される端子
    電極と、前記巻線部分上に巻回されかつ前記端子電極に
    電気的に接続されるワイヤとを備える、チップ型コイル
    の製造方法であって、 複数の前記コアを得るための絶縁板を用意し、 前記絶縁板の一方主面上に前記端子電極となる導電膜を
    形成し、 前記導電膜が形成された前記絶縁板の一方主面上に前記
    脚部間の凹部となる凹部用溝を形成し、 前記絶縁板を分割して、複数の前記コアを得、 各前記コアの前記巻線部分上に前記ワイヤを巻回すると
    ともに、前記端子電極に前記ワイヤを電気的に接続す
    る、各工程を備える、チップ型コイルの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記導電膜を形成する工程の前に、前記
    絶縁板において隣り合う前記コアの前記脚部間を通る分
    割用溝を前記絶縁板の一方主面上に形成する工程をさら
    に備え、前記導電膜を形成する工程において、前記導電
    膜は前記分割用溝の内面にまで形成され、前記絶縁板を
    分割する工程は、前記分割用溝より狭い幅のスロットを
    形成することによって前記絶縁板を分割する工程を含
    む、請求項1に記載のチップ型コイルの製造方法。
JP8002743A 1996-01-11 1996-01-11 チップ型コイルの製造方法 Pending JPH09190942A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8002743A JPH09190942A (ja) 1996-01-11 1996-01-11 チップ型コイルの製造方法
DE19700709A DE19700709C2 (de) 1996-01-11 1997-01-10 Verfahren zum Herstellen eines Chiptyp-Spulenbauelements und mit demselben hergestelltes Chiptyp-Spulenbauelement
US08/781,715 US5787571A (en) 1996-01-11 1997-01-10 Method of producing coil devices
US09/084,234 US5936504A (en) 1996-01-11 1998-05-25 Chip-type coil device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8002743A JPH09190942A (ja) 1996-01-11 1996-01-11 チップ型コイルの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09190942A true JPH09190942A (ja) 1997-07-22

Family

ID=11537839

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8002743A Pending JPH09190942A (ja) 1996-01-11 1996-01-11 チップ型コイルの製造方法

Country Status (3)

Country Link
US (2) US5787571A (ja)
JP (1) JPH09190942A (ja)
DE (1) DE19700709C2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017041589A (ja) * 2015-08-21 2017-02-23 Tdk株式会社 コイル部品及びその製造方法、並びに、コイル部品を備える回路基板
US10998117B2 (en) * 2016-12-01 2021-05-04 Murata Manufacturing Co., Ltd. Wire-wound coil component and method for producing wire-wound coil component

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19812836A1 (de) * 1998-03-24 1999-09-30 Pemetzrieder Neosid Induktives Miniatur-Bauelement für SMD-Montage
JP3710042B2 (ja) 1999-09-20 2005-10-26 Tdk株式会社 コモンモードフィルタ
US6285272B1 (en) * 1999-10-28 2001-09-04 Coilcraft, Incorporated Low profile inductive component
JP3371887B2 (ja) 2000-03-23 2003-01-27 株式会社村田製作所 移動体通信装置及びそれに用いる高周波複合部品
DE10105416A1 (de) * 2001-01-30 2002-08-14 Siemens Ag Spule
JP3755488B2 (ja) * 2001-08-09 2006-03-15 株式会社村田製作所 巻線型チップコイルおよびその特性調整方法
US7123122B2 (en) * 2003-04-18 2006-10-17 Medtronic, Inc. Center tapped chip inductor
JP2007005769A (ja) 2005-05-27 2007-01-11 Tdk Corp コイル部品及び電子機器
KR100958890B1 (ko) 2007-09-14 2010-05-20 두성산업 주식회사 표면 실장용 도전성 접촉 단자
CN105825997B (zh) * 2015-01-22 2019-03-22 株式会社村田制作所 线圈部件
JP6750603B2 (ja) * 2017-12-26 2020-09-02 株式会社村田製作所 巻線用コアの製造方法ならびに巻線用コア集合体

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3008108A (en) * 1956-11-13 1961-11-07 Burroughs Corp Toroidal coils
JPS5748216A (en) * 1980-09-05 1982-03-19 Murata Mfg Co Ltd Manufacture of chip type inductance element
DE3615037C2 (de) * 1986-05-03 1994-04-07 Johann Leonhard Huettlinger Verfahren zum Herstellen von Spulen für die SMD-Technik
JPH06325938A (ja) * 1993-05-11 1994-11-25 Murata Mfg Co Ltd 巻線型コイル
JPH07245228A (ja) * 1994-03-03 1995-09-19 Murata Mfg Co Ltd 表面実装型電子部品の製造方法
US5572779A (en) * 1994-11-09 1996-11-12 Dale Electronics, Inc. Method of making an electronic thick film component multiple terminal

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017041589A (ja) * 2015-08-21 2017-02-23 Tdk株式会社 コイル部品及びその製造方法、並びに、コイル部品を備える回路基板
US10998117B2 (en) * 2016-12-01 2021-05-04 Murata Manufacturing Co., Ltd. Wire-wound coil component and method for producing wire-wound coil component

Also Published As

Publication number Publication date
DE19700709A1 (de) 1997-07-24
DE19700709C2 (de) 2001-06-13
US5936504A (en) 1999-08-10
US5787571A (en) 1998-08-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09190942A (ja) チップ型コイルの製造方法
US5159294A (en) Non-reciprocal circuit element
JPH0564845B2 (ja)
US5900797A (en) Coil assembly
US20040051621A1 (en) Coil component and method of producing the same
JP3159196B2 (ja) 可変インダクタンス素子
CN109659112B (zh) 绕组用芯体及其制造方法、带绕组的电子部件
KR20050029927A (ko) 칩 인덕터
EP0055050A1 (en) Lamination-wound chip coil and method for manufacturing the same
JPH03145803A (ja) 誘電体フィルタ
JP4063549B2 (ja) 巻線型電子部品の製造方法
JPH10270249A (ja) 積層型コイル部品
JP2003133148A (ja) 巻線型コモンモードチョークコイル及びその製造方法
JPH03293802A (ja) 誘電体フィルタ
JPH0611320U (ja) チップインダクタ
JP2539694B2 (ja) Lc複合モジュ―ルの製造方法
KR900005422B1 (ko) 인덕터의 제조방법
JP2002043144A (ja) コモンモードチョークコイル及びその製造方法
JPH0513236A (ja) コイル実装電子部品基板とその製造方法
JPH0438576Y2 (ja)
JPH1022702A (ja) 誘電体フィルタおよびその製造方法
JPH0510340Y2 (ja)
JPH0744083Y2 (ja) 誘電体フィルタ
EP0817302A2 (en) Method of forming electrodes of a dielectric filter
JPH0522002A (ja) 誘電体フイルタ