JPS645189Y2 - - Google Patents

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JPS645189Y2
JPS645189Y2 JP19618382U JP19618382U JPS645189Y2 JP S645189 Y2 JPS645189 Y2 JP S645189Y2 JP 19618382 U JP19618382 U JP 19618382U JP 19618382 U JP19618382 U JP 19618382U JP S645189 Y2 JPS645189 Y2 JP S645189Y2
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connector
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JP19618382U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、配管部材の接続端部を閉塞する該接
続端部仮封止用のマスキングキヤツプに関する。
(従来の技術) 例えば、自動車用空気調和装置の冷房回路は、
第1図に示すようにコンプレツサ2と、コンデン
サ3、あるいはコンプレツサ2とエバポレータ4
を冷媒循環用ホース5又は6により連結する。
第2図はこの冷媒循環用ホース5又は6とこれ
に取付けるコネクター7又は8を示す図であり、
このコネクター7又は8はコンプレツサ2に形成
された開口部と嵌合するパイプ状突部7aを有
し、ボルトが挿通する通孔10が2つ形成されて
おり、更に前記パイプ状突部7aと連通し冷媒循
環用ホース5又は6を接続するためのパイプ9を
有している。
しかして、このように各ユニツトと連結して配
管するのは、自動車組立工場において行なうもの
で、部品生産工場ではコネクター7,8、パイプ
9、冷媒循環用ホース5,6からなる配管部材を
製作した後に通常は所定圧のガス体をこの配管部
材内に封入し、両端をマスキングキヤツプCによ
り封止した状態で組立工場に送り込む。このよう
にガス封止を行うのは配管部材内部へ水分等の侵
入を防止するとともに組立工場において配管作業
を行うとき、この配管部材からガス体が抜けてい
なければ、この配管部材はガス洩れは生じないと
いう証明となるからである。
またこのキヤツプCは冷房回路のパイプ配管を
行う前に、配管部材内に塵埃等が侵入するのを防
ぐと共にコンプレツサ2と接触する端面11を保
護する目的もある。
第3図は、第2図に示すマスキングキヤツプC
の−線に沿つた縦断面図である。
従来のこの種のマスキングキヤツプCは、コネ
クター7のキヤツプ取付面である端面11を覆う
本体部12と、コネクター7の側面と嵌合するフ
ランジ部13とを有し、本体部12にはコネクタ
ー7のパイプ状突部7a内に嵌合されるシール用
突部14と、通孔10内に嵌合される突部15と
が設けられている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来のマスキングキ
ヤツプCにあつては、配管部材を製造した後、マ
スキングキヤツプCをそのコネクター7部に取付
けて、これを車両組立工場まで搬送する間に、マ
スキングキヤツプCが外れる虞れがあつた。この
ため、場合によつては、この脱落防止のために輪
ゴム等を用いてマスキングキヤツプCをコネクタ
ー7に取付ける必要も生じていた。
さらに、このキヤツプの取付時にゴム製のキヤ
ツプの場合は、このシール用凸部14がコネクタ
ー7のパイプ状突部7aの端部開口7bに強固に
加圧されるため、ゴムと金属パイプとの接触によ
りゴムが微粉となつて前記配管部材内に入り、こ
れが配管作業の完了後に行う冷房運転中に、狭小
な部分を有する膨張弁を詰らせる原因となる虞れ
もある。
本考案は上述した点に鑑みてなされたもので、
配管部材内に異物が混入せず、シール効果も高
い、マスキングキヤツプを提供することを目的と
する。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) かかる目的を達成するために、本考案は、配管
部材の端部を構成するコネクタの端面に対応した
形状を有する本体部と、この端面に設けられた流
体導通口を閉塞するように前記本体部から突出し
たシール用突部とを有するマスキングキヤツプに
おいて、前記シール用突部は、前記流体導通口に
内嵌し得ると共に、下端部にその内周を環状に膨
出させた喉部を備える一方頂部が閉塞されている
筒状シール部と、この筒状シール部の頂部よりこ
の筒状シール部内を、前記喉部に近接するまで垂
設すると共に、先端に膨出部が形成された押込み
ロツドとからなり、弾性材料により前記本体部と
一体的に成形したことを特徴とするものである。
(作用) このようにシール用突部を構成すれば、筒状シ
ール部の頂部を加圧すると押込みロツドの先端に
形成した膨出部は弾性変形して筒状シール部が有
する喉部を乗り越えて突出し、この突出した膨出
部が喉部を閉塞するとともに、筒状シール部が拡
開しこのシール部の外周壁が流体導通口の内周壁
に密着することになり、これによつてマスキング
キヤツプのシール性が向上する。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面につき説明す
る。
第4図は本考案に係るマスキングキヤツプの一
例を示す平面図で、第5図は第4図のV−V線に
沿う縦断面図であるが、第1〜3図に示す部材と
同一部材には同一符号を付してある。
このマスキングキヤツプ20は塩化ビニール等
の合成樹脂により構成したもので、第3図に示す
キヤツプCと同様の本体部12、フランジ部13
及び突部15を有し、その他に本実施例において
流体導通口として前記コネクター7の端面11よ
り突出しているパイプ状突部7aを閉塞するよう
に前記本体部12にシール用突部23を設けてい
る。
このシール用突部23は、前記本体部12の中
央に設けられたもので、頂部28が閉塞された筒
状シール部25と、この筒状シール部25内をそ
の頂部28から垂設している押込みロツド27と
からなつている。
そして、前記筒状シール部25は、前記コネク
ター7のパイプ状突部7aが入り込む空間部24
を隔てて、本体部12内に垂下する部分と、本体
部12の上部から上方に伸延する部分とからな
り、前記空間部24の頂部で本体部12と連接し
て一体化していると共に、その下端部の内周には
環状に膨出してなる喉部26を備えている。
一方、押込みロツド27は、筒状シール部25
内部の中央にその頂部28から垂設した棒状体で
あり、その先端に、外方に膨出した膨出部29を
備えている。
尚、前記筒状シール部25の喉部26は第5図
に示すように断面三角形状となしている。また、
前記押込みロツド27の先端は、下りテーパで張
り出して膨出部29を形成した後、逆テーパがき
られて尖塔状をなしている。そして、前記喉部2
6の下方のテーパ面と膨出部29をなす張り出し
テーパ面、前記喉部26の上方のテーパ面と、前
記ロツド先端の尖塔をなすテーパ面とはそれぞれ
同様なテーパ角を有している。
また、前記押込みロツド27の先端は、前記喉
部26の三角形状の頂部近傍まで垂下して、該喉
部と一定の間隔をおいて対峙している。。この押
込みロツド27の長さはこのロツド27の頂部を
加圧して、この押込みロツド27を押し込んだ
時、その膨出部29が、前気喉部26を乗り越え
て、喉部26の下方テーパ面に当接するような位
置関係になるように定められている。
さらに、押込みロツドの直径Lは、喉部の空隙
直径lよりわずかに広くなつている。
次に作用を説明する。
まず、第5図に示す状態のマスキングキヤツプ
20のフランジ部13を、ほぼ第4図に示す外形
と同様の形状をしたコネクター7に嵌着する。こ
の状態で突部15を通孔10内に押し込むととも
に、筒状シール部25を前記パイプ状突部7aに
押し込む。そして、さらにこのマスキングキヤツ
プ20の筒状シール部25の頂部28を加圧し、
押込みロツド27の膨出部29を喉部26を越え
て押し込む。
この際、マスキングキヤツプ20は、弾性を有
する塩化ビニールでつくられているので、容易に
弾性変形して押し込ロツド27は喉部26に押し
込まれる。この押込みにより、喉部26及び膨出
部29は変形し、第6図に示すように喉部26の
下方のテーパ面26aと膨出部29の張り出しテ
ーパ面29aとの面接触がなされるようになる。
この状態になれば、押し込ロツド27の直径L
は、喉部26の空隙直径lより広くしてあるの
で、筒状シール部25の外周面25aも、前記パ
イプ状突部7aの内周壁に加圧状態で密着する。
従つて、従来のマスキングキヤツプと比較する
とはるかに強固にコネクターに取付けることがで
き、該キヤツプの脱落はもちろんのこと、ガスの
漏洩も確実に防止できる。
また、このようにマスキングキヤツプ20がコ
ネクター7に取付けられれば、配管部材に封入し
たガス体の内圧が高くなればなる程、これらの密
着性、当接性はさらに強固となり、このキヤツプ
のシール性が一層向上することになる。
しかも、このマスキングキヤツプ20は全体が
合成樹脂等の弾性材料により構成しているため、
このキヤツプ20を取除き、次に冷房回路の配管
を行う場合にも、外周から外せば比較的簡単に外
れ、前記配管作業に支障を生ぜしめることもな
い。
また、コネクター7をコンプレツサ2に取り付
ける際に、コンプレツサ2の開口部とコネクター
7のパイプ状突部7aとの隙間から冷媒が漏れな
いようにするため、Oリング21を使用すること
があり、このものにあつては、あらかじめこのO
リング21を第6図に示すようにコネクター7の
パイプ状突部7aの外周部に設けてある。この場
合マスキングキヤツプ20を製作するに当つて塩
化ビニールを透明なものにより構成すれば、この
マスキングキヤツプ20をコネクター7に取付け
る場合、Oリング21を外部から目視することが
できることになるため、このOリング21を不必
要に変形させて取付けても、直ちに発見するとこ
ができる。このため、このようなOリングを適切
に再装着すれば、配管作業をする際に、Oリング
が変形していて使用出来ないという事態が生ずる
ことを回避できる。
なお、このようなマスキングキヤツプ20は搬
送中の部品における塵埃の侵入の防止やOリング
21の脱落防止を図るためのものであるから、部
品の組み付け後は、マスキングキヤツプ26は不
要となるいわば使い捨てキヤツプであるため、こ
のキヤツプは低コストでなければならない。この
マスキングキヤツプ20を低コストで作るには、
いわゆるどぶ漬け法によることが良い。この方法
を概説すれば第5図において、マスキングキヤツ
プ20の上側面に対応した形状を有する型を、液
状の樹脂が注入された槽内にどぶ漬けすることに
より、第5図に示す断面形状のキヤツプを形成す
るものである。
なお、本考案は上述した実施例にのみに限定さ
れるものではなく、例えば第7図に示すようにパ
イプ状突部7aとパイプ9とを一体的に形成した
もの、あるいはこれに前記Oリングが当接するビ
ード部を設けたものについても適用することがで
きる。また、第8図に示すように、コネクター7
の端面11にパイプ状突部7aを設けないものに
ついても適用することができ、Oリング21を除
去したものについても言うまでもなく適用するこ
とができる。
また前記実施例は配管部材内にガスを予め封入
したものであるが、本考案はこれに限定されず、
ガス封入しないものであつてもよい。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案によれば、配管部材
の端部を構成するコネクタの端面に対応した形状
を有する本体部と、この端面に設けられた流体導
通口を閉塞するように前記本体部から突出したシ
ール用突部とを有するマスキングキヤツプにおい
て、前記シール用突部は、前記流体導通口に内嵌
し得ると共に、下端部にその内周を環状に膨出さ
せた喉部を備える一方頂部が閉塞されている筒状
シール部と、この筒状シール部の頂部よりこの筒
状シール部内を、前記喉部に近接するまで垂設す
ると共に、先端に膨出部が形成された押込みロツ
ドとからなり、弾性材料により前記本体部と一体
的に成形したため、弾性変形を利用した押込みロ
ツドの押込みにより従来に比較して著しくマスキ
ングキヤツプの嵌合力が向上し、容易に脱落する
ことがなくなつた。
特に、配管部材にガス封入した実施例にあつて
は、この配管部材に封入したガス体の圧力を利用
して、一層嵌合力を高めることができるので、該
キヤツプの脱落は勿論の事、封入ガスの漏洩も確
実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動車用空気調和装置の冷房回路の配
管例を示す概略斜視図、第2図はコネクターに取
付けられる従来のマスキングキヤツプを示す斜視
図、第3図は第2図の−線断面図、第4図は
本考案の一実施例を示す平面図、第5図は第4図
に示す本考案のマスキングキヤツプの−線に
沿う断面図、第6図は第4,5図に示すマスキン
グキヤツプをコネクターに取付けた状態を示す断
面図、第7,8図は本考案の他の実施例を示す断
面図である。 7……コネクター、7a……パイプ状突部(流
体導通口)、11……端面、12……本体部、1
5……突部、20……マスキングキヤツプ、21
……Oリング、22……ビード部、23……シー
ル用突部、24……空間部、25……筒状シール
部、26……喉部、27……押込みロツド、28
……頂部、29……膨出部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 配管部材の端部を構成するコネクタの端面に
    対応した形状を有する本体部と、この端面に設
    けられた流体導通口を閉塞するように前記本体
    部から突出したシール用突部とを有するマスキ
    ングキヤツプにおいて、前記シール用突部は、
    前記流体導通口に内嵌し得ると共に、下端部に
    その内周を環状に膨出させた喉部を備える一方
    頂部が閉塞されている筒状シール部と、この筒
    状シール部の頂部よりこの筒状シール部内を、
    前記喉部に近接するまで垂設すると共に、先端
    に膨出部が形成された押込みロツドとからな
    り、弾性材料により前記本体部と一体的に成形
    してなるマスキングキヤツプ。 (2) 前記弾性材料は透明である実用新案登録請求
    の範囲第1項に記載のマスキングキヤツプ。
JP19618382U 1982-12-28 1982-12-28 マスキングキヤツプ Granted JPS59103995U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19618382U JPS59103995U (ja) 1982-12-28 1982-12-28 マスキングキヤツプ

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JP19618382U JPS59103995U (ja) 1982-12-28 1982-12-28 マスキングキヤツプ

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JPS59103995U JPS59103995U (ja) 1984-07-12
JPS645189Y2 true JPS645189Y2 (ja) 1989-02-09

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JP19618382U Granted JPS59103995U (ja) 1982-12-28 1982-12-28 マスキングキヤツプ

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JPS59103995U (ja) 1984-07-12

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