JPS643878Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS643878Y2 JPS643878Y2 JP1981129495U JP12949581U JPS643878Y2 JP S643878 Y2 JPS643878 Y2 JP S643878Y2 JP 1981129495 U JP1981129495 U JP 1981129495U JP 12949581 U JP12949581 U JP 12949581U JP S643878 Y2 JPS643878 Y2 JP S643878Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ball
- seat
- retainer
- spring
- gasket
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 24
- 238000012856 packing Methods 0.000 claims description 21
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 17
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 10
- 210000004907 gland Anatomy 0.000 claims description 4
- 238000002844 melting Methods 0.000 claims description 3
- 230000008018 melting Effects 0.000 claims description 3
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000002788 crimping Methods 0.000 description 1
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 229910002804 graphite Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010439 graphite Substances 0.000 description 1
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 1
- 239000000155 melt Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Taps Or Cocks (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、シートリテーナを有するトラニオン
マウント型のボールバルブに関し、特に火災等の
非常時において、ボデーとシートリテーナとの間
を確実に緊急密封して流体の漏洩を防止した安全
性の高いボールバルブシートの緊急密封装置に関
するものである。
マウント型のボールバルブに関し、特に火災等の
非常時において、ボデーとシートリテーナとの間
を確実に緊急密封して流体の漏洩を防止した安全
性の高いボールバルブシートの緊急密封装置に関
するものである。
通常、ボールバルブには、ボールとボデーとの
間に弾性部材のボールシートを装着し、このボー
ルシートの機能により流体の漏洩防止と円滑な駆
動性を図つている。
間に弾性部材のボールシートを装着し、このボー
ルシートの機能により流体の漏洩防止と円滑な駆
動性を図つている。
しかし、上記のボールシートは、火災等の非常
時において、焼失又は溶融するおそれがあり、こ
の場合は、ボールシートとしての機能が全く働か
ないため、バルブのシール機能は著るしく低下し
て流体の漏洩事故を招来することになる。
時において、焼失又は溶融するおそれがあり、こ
の場合は、ボールシートとしての機能が全く働か
ないため、バルブのシール機能は著るしく低下し
て流体の漏洩事故を招来することになる。
この防止対策として、ボール表面にシール接触
するボールシートが焼失した場合はシートリテー
ナに形成したメタルタツチ部がボール表面にシー
ル接触してシール作用を果すことになる。しか
し、シートリテーナの外周面とボデーの内周面と
の間にも弾性部材のパツキンが設けてあり、この
部分よりの漏洩を防止しており、このパツキンが
焼失した場合は、当該接触部分のシール作用が不
完全になるために、火災等の非常時において、流
体の漏洩事故は、回避できないのが実情であり、
極めて大きな危険性を有していた。
するボールシートが焼失した場合はシートリテー
ナに形成したメタルタツチ部がボール表面にシー
ル接触してシール作用を果すことになる。しか
し、シートリテーナの外周面とボデーの内周面と
の間にも弾性部材のパツキンが設けてあり、この
部分よりの漏洩を防止しており、このパツキンが
焼失した場合は、当該接触部分のシール作用が不
完全になるために、火災等の非常時において、流
体の漏洩事故は、回避できないのが実情であり、
極めて大きな危険性を有していた。
本考案は、上記のように火災時等において弾性
部材が焼失又は溶融した時、シートリテーナの外
周面とボデーの内周面との間のシール部分のシー
ル作用が不完全になり流体が漏洩する問題点を解
決することを目的としたものである。
部材が焼失又は溶融した時、シートリテーナの外
周面とボデーの内周面との間のシール部分のシー
ル作用が不完全になり流体が漏洩する問題点を解
決することを目的としたものである。
本考案は、上記の目的を達成するために、次の
ような構成を採用した。
ような構成を採用した。
バルブ用ボデー内に貫通孔を有するボールを回
転自在に設け、該ボール表面にシール接触するた
めの弾性部材のボールシートを該ボデーと該ボー
ルとの間に設けたシートリテーナで保持し、該シ
ートリテーナを該ボデー内に装着したばねで前記
したボール方向に押圧状態に設け、かつ該シート
リテーナの該ボール面側に形成したメタルタツチ
部を平常時には該ボール面と一定の間隙を持つて
位置させると共に、火災等の非常時には該ボール
面に接触させるボールバルブにおいて、該ボデー
の内周面に摺動自在に嵌入させた該シートリテー
ナの外周面に該ボールの逆方向に開口した断面長
方形状の環形状のパツキン室を形成し、このパツ
キン室に断面長方形状の環形状の不燃性、不溶融
性のリテーナパツキンを装着し、該リテーナパツ
キンを平常時及び火災等の非常時にグランドを介
して該ボデー内に設けたパツキンスプリングで押
圧し、該シートリテーナの該リテーナパツキン装
着側の側面と該ボデーの内周側面との間隙位置に
該シートリテーナの一部を突設させた環状の突条
部を形成し、この突条部を該ボデーの内周面に形
成した段部面によつてバルブの軸心方向に摺動自
在に案内させるようにした。
転自在に設け、該ボール表面にシール接触するた
めの弾性部材のボールシートを該ボデーと該ボー
ルとの間に設けたシートリテーナで保持し、該シ
ートリテーナを該ボデー内に装着したばねで前記
したボール方向に押圧状態に設け、かつ該シート
リテーナの該ボール面側に形成したメタルタツチ
部を平常時には該ボール面と一定の間隙を持つて
位置させると共に、火災等の非常時には該ボール
面に接触させるボールバルブにおいて、該ボデー
の内周面に摺動自在に嵌入させた該シートリテー
ナの外周面に該ボールの逆方向に開口した断面長
方形状の環形状のパツキン室を形成し、このパツ
キン室に断面長方形状の環形状の不燃性、不溶融
性のリテーナパツキンを装着し、該リテーナパツ
キンを平常時及び火災等の非常時にグランドを介
して該ボデー内に設けたパツキンスプリングで押
圧し、該シートリテーナの該リテーナパツキン装
着側の側面と該ボデーの内周側面との間隙位置に
該シートリテーナの一部を突設させた環状の突条
部を形成し、この突条部を該ボデーの内周面に形
成した段部面によつてバルブの軸心方向に摺動自
在に案内させるようにした。
本考案のボールバルブにおいては、火災等の非
常時に焼失又は溶融するのはボールシートのみで
あり、このボールシートが焼失等をした場合に
は、シートリテーナがばねによつてボール側に押
され、シートリテーナに形成したメタルタツチ部
がボール表面にシール接触してシール作用を果た
す。
常時に焼失又は溶融するのはボールシートのみで
あり、このボールシートが焼失等をした場合に
は、シートリテーナがばねによつてボール側に押
され、シートリテーナに形成したメタルタツチ部
がボール表面にシール接触してシール作用を果た
す。
シートリテーナの外周面とボデーの内周面との
間には、断面長方形状の環形状のパツキン室に不
燃性.不溶融性の断面長方形状で環形状のリテー
ナパツキンを装着し、これをグランドを介してパ
ツキンスプリングで押圧しているので、平常時も
火災等の非常時も同様にこの部のシール作用を果
たす。
間には、断面長方形状の環形状のパツキン室に不
燃性.不溶融性の断面長方形状で環形状のリテー
ナパツキンを装着し、これをグランドを介してパ
ツキンスプリングで押圧しているので、平常時も
火災等の非常時も同様にこの部のシール作用を果
たす。
このパツキンスプリングは、リテーナパツキン
を押圧するためにのみ装着されたものであつて、
シートリテーナを押圧するのは上述の如くばねで
あるので、パツキンスプリングは、リテーナパツ
キンを押圧してシールするのに最適な力に設定す
ることができる。
を押圧するためにのみ装着されたものであつて、
シートリテーナを押圧するのは上述の如くばねで
あるので、パツキンスプリングは、リテーナパツ
キンを押圧してシールするのに最適な力に設定す
ることができる。
また、シートリテーナは外周面の他に突状部で
もボデーの内周面に摺動自在に案内されるので、
シートリテーナはバルブの軸心方向に確実に移動
し、平常時にはボールシートがボール面に均等か
つ確実に圧着し、かつ緊急時にはメタルタツチ部
がボール面に均等かつ確実に圧着すると共に、シ
ートリテーナの側面とボデーの内周側面との間隙
にごみ等が流入するおそれもない。
もボデーの内周面に摺動自在に案内されるので、
シートリテーナはバルブの軸心方向に確実に移動
し、平常時にはボールシートがボール面に均等か
つ確実に圧着し、かつ緊急時にはメタルタツチ部
がボール面に均等かつ確実に圧着すると共に、シ
ートリテーナの側面とボデーの内周側面との間隙
にごみ等が流入するおそれもない。
本考案は、このような極めて簡単な構造によつ
て、安全性の高いボールバルブシートの緊急密封
作用を行うものである。
て、安全性の高いボールバルブシートの緊急密封
作用を行うものである。
以下に本考案の実施例を図面に従つて詳述する
と、第1図は本考案におけるボールバルブの縦断
面図、第2図は同上の部分拡大図、第3図は火災
等の非常時の密封状態を示す一部切欠き断面図、
第4図及び第5図は本考案における各実施例を示
した部分断面図である。
と、第1図は本考案におけるボールバルブの縦断
面図、第2図は同上の部分拡大図、第3図は火災
等の非常時の密封状態を示す一部切欠き断面図、
第4図及び第5図は本考案における各実施例を示
した部分断面図である。
図中1はボールバルブのボデーであつて、この
ボデー1の内部中央には、トラニオン軸2,3を
介して貫通孔4を有するボール5を回転自在に設
けている。6はボール5の表面にシール接触する
ための可燃性又は可溶融性弾性部材のボールシー
トであり、このボールシート6はシートリテーナ
7に保持され、一次側及び二次側のボール5にそ
れぞれ当接シールしている。又7aはシートリテ
ーナ7に設けたメタルタツチ部であり、平常時に
はボール面と一定の間隙を持つて位置しているが
火災等でボールシート6が焼失した後はボール面
に直接接触する。8はボデー1内に設けた皿ば
ね、板ばね等のばねであつて、このばね8でシー
トリテーナ7をボール5の方向に押圧している。
ボデー1の内部中央には、トラニオン軸2,3を
介して貫通孔4を有するボール5を回転自在に設
けている。6はボール5の表面にシール接触する
ための可燃性又は可溶融性弾性部材のボールシー
トであり、このボールシート6はシートリテーナ
7に保持され、一次側及び二次側のボール5にそ
れぞれ当接シールしている。又7aはシートリテ
ーナ7に設けたメタルタツチ部であり、平常時に
はボール面と一定の間隙を持つて位置しているが
火災等でボールシート6が焼失した後はボール面
に直接接触する。8はボデー1内に設けた皿ば
ね、板ばね等のばねであつて、このばね8でシー
トリテーナ7をボール5の方向に押圧している。
9はボデー1の内周面と摺動するシートリテー
ナ7の外周位置で、ボール面の逆方向に開口して
形成した長方形断面の環形状のパツキン室で、こ
のパツキン室9内に長方形断面で環形状の膨張黒
鉛等を主体として形成した不燃性、不溶融性のリ
テーナパツキン10を挿入している。
ナ7の外周位置で、ボール面の逆方向に開口して
形成した長方形断面の環形状のパツキン室で、こ
のパツキン室9内に長方形断面で環形状の膨張黒
鉛等を主体として形成した不燃性、不溶融性のリ
テーナパツキン10を挿入している。
11はリテーナパツキン10を押圧するための
グランドで、このグランド11は、ボデー1内に
装着した板ばね、皿ばね等のパツキンスプリング
12の弾発力によりリテーナパツキン10を押圧
している。
グランドで、このグランド11は、ボデー1内に
装着した板ばね、皿ばね等のパツキンスプリング
12の弾発力によりリテーナパツキン10を押圧
している。
13はシートリテーナ7の外周面とボデー1の
内周面との間に装着したOリングである。
内周面との間に装着したOリングである。
14はシートリテーナ7の側面とボデー1の内
周側面との間隙15を包囲するようにシートリテ
ーナ7の一部に突設形成した環状の突条部であ
り、この突条部14は、ボデー1の内周面でバル
ブの軸心方向に摺動自在に案内されている。
周側面との間隙15を包囲するようにシートリテ
ーナ7の一部に突設形成した環状の突条部であ
り、この突条部14は、ボデー1の内周面でバル
ブの軸心方向に摺動自在に案内されている。
16a,16bはパツキンスプリング12を装
着するためにボデー1に設けたスプリング座であ
り、第2図におけるスプリング座16bはボデー
1に一体に設けた例で、第5図におけるスプリン
座16aはボデー1に別体に設けた例である。
着するためにボデー1に設けたスプリング座であ
り、第2図におけるスプリング座16bはボデー
1に一体に設けた例で、第5図におけるスプリン
座16aはボデー1に別体に設けた例である。
17は突条部14が摺動するためにボデー1の
内周面に形成した段部面である。
内周面に形成した段部面である。
本考案は上述のように構成したものであるか
ら、平常時においては、ばね8の力又はこれとシ
ートリテーナ7に働く流体圧との合力によつてシ
ートリテーナ7はボール5の方向に押圧され、ボ
ールシート6がボール5の表面にシール接触して
いる。この状態において、火災等の非常時にボー
ルシート6が焼失又は溶融すると、第3図に示す
ように、シートリテーナ7の先端部に形成したメ
タルタツチ部7aがばね8の押圧力によつてボー
ル5の表面に接触してシール機能を発揮する。一
方、パツキンスプリング12は、不燃性.不溶融
性のリテーナパツキン10を押圧しているので、
シートリテーナ7の外周面とボデー1の内周面と
の間は、平常時においても、又、火災等の非常時
においてもこのリテーナパツキン10によつて確
実に密封シールされている。
ら、平常時においては、ばね8の力又はこれとシ
ートリテーナ7に働く流体圧との合力によつてシ
ートリテーナ7はボール5の方向に押圧され、ボ
ールシート6がボール5の表面にシール接触して
いる。この状態において、火災等の非常時にボー
ルシート6が焼失又は溶融すると、第3図に示す
ように、シートリテーナ7の先端部に形成したメ
タルタツチ部7aがばね8の押圧力によつてボー
ル5の表面に接触してシール機能を発揮する。一
方、パツキンスプリング12は、不燃性.不溶融
性のリテーナパツキン10を押圧しているので、
シートリテーナ7の外周面とボデー1の内周面と
の間は、平常時においても、又、火災等の非常時
においてもこのリテーナパツキン10によつて確
実に密封シールされている。
シートリテーナ7の外周面とボデー1の内周面
との間にOリング13を装着すると、平常時にお
いて一層シール性の向上を図ることができる。
との間にOリング13を装着すると、平常時にお
いて一層シール性の向上を図ることができる。
また、シートリテーナ7に形成した突条部14
をボデー1の段部面17に摺動自在に設けて間隙
15を包囲するように構成したので、シートリテ
ーナ7の運動を確実に軸心方向に案内し、しかも
間隙15よりごみ等が侵入することを防止でき
る。更に、スプリング座16をボデー1に設けれ
ば、ボデー1の形状をより簡素化することができ
る。
をボデー1の段部面17に摺動自在に設けて間隙
15を包囲するように構成したので、シートリテ
ーナ7の運動を確実に軸心方向に案内し、しかも
間隙15よりごみ等が侵入することを防止でき
る。更に、スプリング座16をボデー1に設けれ
ば、ボデー1の形状をより簡素化することができ
る。
従つて本考案によれば、火災等の非常時におい
て、ボールシート等の弾性部材が焼失又は溶融し
た場合でも、ボールとシートリテーナの間は、ば
ねの力によつてシートリテーナがボール側に押さ
れて、メタルタツチにより密封し、シートリテー
ナの外周面とボデーの内周面との間はフアイアセ
ーフ用のリテーナパツキンがパツキンスプリング
の力によつて圧縮されており依然として密封シー
ルしているため、流体漏洩による事故を確実に防
止できる。しかも、パツキンスプリングは、リテ
ーナパツキンを圧縮してシールするのに最適に、
また、ばねは、このようなシール状態においても
シートリテーナをボール側に移動させてメタルタ
ツチさせるのに最適に選定されるので、火災等の
非常時の作動が確実であつて、極めて簡単な構造
によつて安全性の高い密封装置を提供することが
できる。
て、ボールシート等の弾性部材が焼失又は溶融し
た場合でも、ボールとシートリテーナの間は、ば
ねの力によつてシートリテーナがボール側に押さ
れて、メタルタツチにより密封し、シートリテー
ナの外周面とボデーの内周面との間はフアイアセ
ーフ用のリテーナパツキンがパツキンスプリング
の力によつて圧縮されており依然として密封シー
ルしているため、流体漏洩による事故を確実に防
止できる。しかも、パツキンスプリングは、リテ
ーナパツキンを圧縮してシールするのに最適に、
また、ばねは、このようなシール状態においても
シートリテーナをボール側に移動させてメタルタ
ツチさせるのに最適に選定されるので、火災等の
非常時の作動が確実であつて、極めて簡単な構造
によつて安全性の高い密封装置を提供することが
できる。
又、シートリテーナの側面とボデーの内周側面
との間隙をシートリテーナの突条部で包囲して、
この突条部はボデーの内周面に案内するように摺
動するので、シートリテーナが軸心方向に移動し
て平常時においてはボールシートが、又、緊急時
においてはメタルタツチ部がボール面に均等かつ
確実に圧着すると共に、シートリテーナとボデー
との間にごみ等が侵入するおそれがなく、長期間
の使用に耐えられ、耐久性の点においても優れて
おり、しかもボデーにスプリング座を設けたの
で、ボデーの内部形状を簡素化することができ得
る等の有用な効果がある。
との間隙をシートリテーナの突条部で包囲して、
この突条部はボデーの内周面に案内するように摺
動するので、シートリテーナが軸心方向に移動し
て平常時においてはボールシートが、又、緊急時
においてはメタルタツチ部がボール面に均等かつ
確実に圧着すると共に、シートリテーナとボデー
との間にごみ等が侵入するおそれがなく、長期間
の使用に耐えられ、耐久性の点においても優れて
おり、しかもボデーにスプリング座を設けたの
で、ボデーの内部形状を簡素化することができ得
る等の有用な効果がある。
第1図は本考案の一実施例を示したボールバル
ブの縦断面図、第2図は同上の一部切欠き拡大断
面図、第3図は火災等の非常時の密封状態を示す
一部切欠き断面図、第4図及び第5図は本考案に
おける各実施例を示した一部切欠き断面図であ
る。 1……ボデー、4……貫通孔、5……ボール、
6……ボールシート、7……シートリテーナ、7
a……メタルタツチ部、8……ばね、9……パツ
キン室、10……リテーナパツキン、11……グ
ランド、12……パツキンスプリング、13……
Oリング、14……突条部、16a,16b……
スプリング座、17……段部面。
ブの縦断面図、第2図は同上の一部切欠き拡大断
面図、第3図は火災等の非常時の密封状態を示す
一部切欠き断面図、第4図及び第5図は本考案に
おける各実施例を示した一部切欠き断面図であ
る。 1……ボデー、4……貫通孔、5……ボール、
6……ボールシート、7……シートリテーナ、7
a……メタルタツチ部、8……ばね、9……パツ
キン室、10……リテーナパツキン、11……グ
ランド、12……パツキンスプリング、13……
Oリング、14……突条部、16a,16b……
スプリング座、17……段部面。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) バルブ用ボデー内に貫通孔を有するボールを
回転自在に設け、該ボール表面にシール接触す
るための弾性部材のボールシートを該ボデーと
該ボールとの間に設けたシートリテーナで保持
し、該シートリテーナを該ボデー内に装着した
ばねで前記したボール方向に押圧状態に設け、
かつ該シートリテーナの該ボール面側に形成し
たメタルタツチ部を平常時には該ボール面と一
定の間隙を持つて位置させると共に、火災等の
非常時には該ボール面に接触させるボールバル
ブにおいて、該ボデーの内周面に摺動自在に嵌
入させた該シートリテーナの外周面に該ボール
面の逆方向に開口した断面長方形状の環形状の
パツキン室を形成し、このパツキン室に断面長
方形状の環形状の不燃性、不溶融性のリテーナ
パツキンを装着し、該リテーナパツキンを平常
時及び火災等の非常時にグランドを介して該ボ
デー内に設けたパツキンスプリングで押圧し、
該シートリテーナの該リテーナパツキン装着側
の側面と該ボデーの内周側面との間隙位置に該
シートリテーナの一部を突設させた環状の突条
部を形成し、この突条部を該ボデーの内周面に
形成した段部面によつてバルブの軸心方向に摺
動自在に案内させたことを特徴とするボールバ
ルブシートの緊急密封装置。 (2) 該シートリテーナの外周面と該ボデーの内周
面との間にOリングを設けた実用新案登録請求
の範囲第1項記載のボールバルブシートの緊急
密封装置。 (3) 該リテーナパツキンを押圧する該パツキンス
プリングを該ボデーに設けたスプリング座に装
着した実用新案登録請求の範囲第1項又は第2
項記載のボールバルブシートの緊急密封装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12949581U JPS5835049U (ja) | 1981-09-02 | 1981-09-02 | ボ−ルバルブシ−トの緊急密封装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12949581U JPS5835049U (ja) | 1981-09-02 | 1981-09-02 | ボ−ルバルブシ−トの緊急密封装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5835049U JPS5835049U (ja) | 1983-03-07 |
JPS643878Y2 true JPS643878Y2 (ja) | 1989-02-01 |
Family
ID=29923155
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12949581U Granted JPS5835049U (ja) | 1981-09-02 | 1981-09-02 | ボ−ルバルブシ−トの緊急密封装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5835049U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5123254B2 (ja) * | 2009-05-27 | 2013-01-23 | 株式会社日阪製作所 | バルブ装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56109956A (en) * | 1979-10-04 | 1981-08-31 | Tk Valve Ltd | Ball valve |
-
1981
- 1981-09-02 JP JP12949581U patent/JPS5835049U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56109956A (en) * | 1979-10-04 | 1981-08-31 | Tk Valve Ltd | Ball valve |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5835049U (ja) | 1983-03-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0329646Y2 (ja) | ||
US3177887A (en) | Ball valve having heat destructible seal | |
US4332370A (en) | Fluid flow control valve, principally of the ball or plug type | |
JPS5854310B2 (ja) | ボ−ルバルブ | |
GB2073855A (en) | Fire seal for valves | |
CA1076093A (en) | Sealing device for a valve | |
DE3268142D1 (en) | Butterfly valve | |
US4108196A (en) | Ball valves | |
US5149055A (en) | Shut-off valve | |
JPS643878Y2 (ja) | ||
JPS602555B2 (ja) | 火災時安全密封装置 | |
US4228816A (en) | Fire safe butterfly valve | |
EP0124234A2 (en) | Gate valve | |
US4344632A (en) | Fluid pressure sealing ring for a valve | |
US3554230A (en) | Gladhand construction | |
JPH11344135A (ja) | ボールバルブのシール構造 | |
CA1281020C (en) | Seal ring shutoff stem tip | |
JPS6317900Y2 (ja) | ||
JPS645163Y2 (ja) | ||
JPS6242193B2 (ja) | ||
JPH0329645Y2 (ja) | ||
JPS6114764Y2 (ja) | ||
JPS6114765Y2 (ja) | ||
US5063964A (en) | Pipe coupling used with automatic connecting and disconnecting device | |
JPH022157Y2 (ja) |