JPH0329646Y2 - - Google Patents
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- JPH0329646Y2 JPH0329646Y2 JP1982193060U JP19306082U JPH0329646Y2 JP H0329646 Y2 JPH0329646 Y2 JP H0329646Y2 JP 1982193060 U JP1982193060 U JP 1982193060U JP 19306082 U JP19306082 U JP 19306082U JP H0329646 Y2 JPH0329646 Y2 JP H0329646Y2
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- JP
- Japan
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- ball
- seat retainer
- sealing
- seat
- emergency
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Links
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16K—VALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
- F16K5/00—Plug valves; Taps or cocks comprising only cut-off apparatus having at least one of the sealing faces shaped as a more or less complete surface of a solid of revolution, the opening and closing movement being predominantly rotary
- F16K5/06—Plug valves; Taps or cocks comprising only cut-off apparatus having at least one of the sealing faces shaped as a more or less complete surface of a solid of revolution, the opening and closing movement being predominantly rotary with plugs having spherical surfaces; Packings therefor
- F16K5/0663—Packings
- F16K5/0673—Composite packings
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T137/00—Fluid handling
- Y10T137/1624—Destructible or deformable element controlled
- Y10T137/1797—Heat destructible or fusible
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T137/00—Fluid handling
- Y10T137/1624—Destructible or deformable element controlled
- Y10T137/1797—Heat destructible or fusible
- Y10T137/1812—In fluid flow path
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、シートリテーナを設けたトラニオン
マウント型などのボールバルブに関し、特に火災
等の高温時において、ボデーの内周面とシートリ
テーナの外周面の接触位置を確実に緊急密封し、
かつシートリテーナとボールとの間のメタルシー
ルを確実に機能させるようにしたボールバルブの
緊急密封装置に関するものである。
マウント型などのボールバルブに関し、特に火災
等の高温時において、ボデーの内周面とシートリ
テーナの外周面の接触位置を確実に緊急密封し、
かつシートリテーナとボールとの間のメタルシー
ルを確実に機能させるようにしたボールバルブの
緊急密封装置に関するものである。
通常、シートリテーナを設けたボールバルブに
は、ボールとシートリテーナの間やボデーとシー
トリテーナの間に可燃性又は可溶融性の弾性シー
ル部を設け、このシール部材によつて流体の漏洩
を防止しているが、火災等の事故が発生し、バル
ブが高温に熱せられると、可燃性又は可溶融性の
シール部材が焼失又は溶融してその機能を失い、
配管内の流体の閉止ができず火災の勢いを増大さ
せたり、バルブの操作機能を果たさなくなる虞れ
がある。
は、ボールとシートリテーナの間やボデーとシー
トリテーナの間に可燃性又は可溶融性の弾性シー
ル部を設け、このシール部材によつて流体の漏洩
を防止しているが、火災等の事故が発生し、バル
ブが高温に熱せられると、可燃性又は可溶融性の
シール部材が焼失又は溶融してその機能を失い、
配管内の流体の閉止ができず火災の勢いを増大さ
せたり、バルブの操作機能を果たさなくなる虞れ
がある。
一般には、上記の防止対策として、第１図に
示すような、ボール１とシートリテーナ２の間
は、シートリテーナ２の先端にメタルタツチ部３
を形成し、かつシートリテーナ２の外周面とボデ
ー４の内周面との間には、不燃性かつ不溶融性の
シールリング５を、可燃性又は可溶融性のスペー
サ６を介してスプリング７を有するスプリングホ
ルダ８で緊急時に押圧するようにしており、この
状態でボールシート９及びＯリング１０のシール
部材とスペーサ６が焼失又は溶融した場合、第１
図に示すようにシートリテーナ２のボデーとの
接触線で囲まれた円とボールとの接触線で囲まれ
た円の面積差すなわちＡ部の環状面に働くシート
リテーナ２前後の流体差圧によるピストン作用と
スプリング７の力によりメタルタツチ部３がボー
ル１の表面に接触し、かつシールリング５の作用
で緊急時の密封作用をするようにしている。
示すような、ボール１とシートリテーナ２の間
は、シートリテーナ２の先端にメタルタツチ部３
を形成し、かつシートリテーナ２の外周面とボデ
ー４の内周面との間には、不燃性かつ不溶融性の
シールリング５を、可燃性又は可溶融性のスペー
サ６を介してスプリング７を有するスプリングホ
ルダ８で緊急時に押圧するようにしており、この
状態でボールシート９及びＯリング１０のシール
部材とスペーサ６が焼失又は溶融した場合、第１
図に示すようにシートリテーナ２のボデーとの
接触線で囲まれた円とボールとの接触線で囲まれ
た円の面積差すなわちＡ部の環状面に働くシート
リテーナ２前後の流体差圧によるピストン作用と
スプリング７の力によりメタルタツチ部３がボー
ル１の表面に接触し、かつシールリング５の作用
で緊急時の密封作用をするようにしている。
ところが、シートリテーナ２の上記Ａ環状面に
働く流体圧によるピストン作用は、第１図に示
すボールシート９が焼失または溶融する前におけ
るピストン作用、すなわち、シートリテーナ２の
ボデーとの接触線で囲まれた円とボールシート９
のボールとの接触線で囲まれた円との面積差であ
るA′部の環状面に働くシートリテーナ２前後の
流体差圧によるピストン作用より大ではあるが、
スペーサ６が焼失又は溶融した後におけるシール
リング５のボデーとの摩擦抵抗が、焼失又は溶融
前のＯリング１０の摩擦抵抗より極めて大である
ため、シートリテーナ２をボール３に押す力は余
り増加しないばかりか、減少する傾向さえある。
反面メタルタツチ部３とボール１との金属間を密
着させるには、樹脂等のボールシート９とボール
１を密着させる時より遥かに大きな面圧力が必要
でありメタルタツチ部３とボール１との密着度が
不完全となり、流体が漏洩して完全閉止ができず
火災を増大させる虞れがある。これが本考案が解
決しようとする問題点である。
働く流体圧によるピストン作用は、第１図に示
すボールシート９が焼失または溶融する前におけ
るピストン作用、すなわち、シートリテーナ２の
ボデーとの接触線で囲まれた円とボールシート９
のボールとの接触線で囲まれた円との面積差であ
るA′部の環状面に働くシートリテーナ２前後の
流体差圧によるピストン作用より大ではあるが、
スペーサ６が焼失又は溶融した後におけるシール
リング５のボデーとの摩擦抵抗が、焼失又は溶融
前のＯリング１０の摩擦抵抗より極めて大である
ため、シートリテーナ２をボール３に押す力は余
り増加しないばかりか、減少する傾向さえある。
反面メタルタツチ部３とボール１との金属間を密
着させるには、樹脂等のボールシート９とボール
１を密着させる時より遥かに大きな面圧力が必要
でありメタルタツチ部３とボール１との密着度が
不完全となり、流体が漏洩して完全閉止ができず
火災を増大させる虞れがある。これが本考案が解
決しようとする問題点である。
本考案は、上記の実情に鑑み、緊急密封装置と
しての必要条件を十分に満足させるために開発し
たもので、シートリテーナのＡ部の環状面積を可
能な程度に大きくしてシートリテーナのピストン
作用を十分に行い得られるようにしたボールバル
ブの緊急密封装置を提供することを目的としたも
ので、この目的を達成するため次のような構成を
採用した、 バルブ用ボデー内に貫通孔を有するボールを回
転自在に設け、該ボデーと該ボールとの間に設け
たシートリテーナを押圧機構を介してボール側に
押圧可能に配置し、該シートリテーナに該ボール
の表面にシール接触する樹脂などの可燃性又は可
溶融性のボールシートを取付け、該シートリテー
ナの該ボールシートを取付けた位置より半径方向
内側に該ボールシートが焼失又は溶融した緊急時
に該ボールの表面にシール接触するメタルタツチ
部を形成し、該シートリテーナの外周面と該ボデ
ーの内周面の接触位置に平常時にシール機能を有
するゴムなどの可燃性又は可溶融性の密封リング
を装着すると共に、該シートリテーナの外周の一
部に前記した接触位置より該ボールに近い側で半
径方向外側に位置する環状の突設面を形成し、該
突設面と該ボデーの内周面を接触させた突設面接
触位置に緊急密封用の膨張黒鉛などの不燃性かつ
不溶融性のシールリングを装着し、該シールリン
グを上記押圧機構により緊急時にのみ押圧するよ
うに設けると共に、該緊急密封用のシールリング
のシール径を前記した平常時用の密封リングのシ
ール径よりも大きくして該シートリテーナの押圧
力を高めるように構成した。
しての必要条件を十分に満足させるために開発し
たもので、シートリテーナのＡ部の環状面積を可
能な程度に大きくしてシートリテーナのピストン
作用を十分に行い得られるようにしたボールバル
ブの緊急密封装置を提供することを目的としたも
ので、この目的を達成するため次のような構成を
採用した、 バルブ用ボデー内に貫通孔を有するボールを回
転自在に設け、該ボデーと該ボールとの間に設け
たシートリテーナを押圧機構を介してボール側に
押圧可能に配置し、該シートリテーナに該ボール
の表面にシール接触する樹脂などの可燃性又は可
溶融性のボールシートを取付け、該シートリテー
ナの該ボールシートを取付けた位置より半径方向
内側に該ボールシートが焼失又は溶融した緊急時
に該ボールの表面にシール接触するメタルタツチ
部を形成し、該シートリテーナの外周面と該ボデ
ーの内周面の接触位置に平常時にシール機能を有
するゴムなどの可燃性又は可溶融性の密封リング
を装着すると共に、該シートリテーナの外周の一
部に前記した接触位置より該ボールに近い側で半
径方向外側に位置する環状の突設面を形成し、該
突設面と該ボデーの内周面を接触させた突設面接
触位置に緊急密封用の膨張黒鉛などの不燃性かつ
不溶融性のシールリングを装着し、該シールリン
グを上記押圧機構により緊急時にのみ押圧するよ
うに設けると共に、該緊急密封用のシールリング
のシール径を前記した平常時用の密封リングのシ
ール径よりも大きくして該シートリテーナの押圧
力を高めるように構成した。
本考案のボールバルブの緊急密封装置では、シ
ートリテーナの外周面とボデーの内周面との間を
密封するシールリングの位置が、緊急密封用のシ
ールリングのシール径が平常時用の密封リングの
シール径より大きくなるようにしてあるので、本
考案の構造では第３図に示すＢ部環状面がシー
トリテーナ前後の流体の差圧によつてシートリテ
ーナにピストン作用を及ぼす面積であり、先に
「従来の技術」で説明した第１図の従来のシー
トリテーナの場合のＡ部環状面（第３図のＡ部
環状面に相当する。）より遥かに大きく、このた
めシートリテーナをボール方向に極めて強く押し
て、メタルタツチ部をボール表面に完全に密着さ
せてメタルシールを確実に機能させることができ
るのである。
ートリテーナの外周面とボデーの内周面との間を
密封するシールリングの位置が、緊急密封用のシ
ールリングのシール径が平常時用の密封リングの
シール径より大きくなるようにしてあるので、本
考案の構造では第３図に示すＢ部環状面がシー
トリテーナ前後の流体の差圧によつてシートリテ
ーナにピストン作用を及ぼす面積であり、先に
「従来の技術」で説明した第１図の従来のシー
トリテーナの場合のＡ部環状面（第３図のＡ部
環状面に相当する。）より遥かに大きく、このた
めシートリテーナをボール方向に極めて強く押し
て、メタルタツチ部をボール表面に完全に密着さ
せてメタルシールを確実に機能させることができ
るのである。
なお、次の実施例において、更に具体的に本考
案の作用を説明する。
案の作用を説明する。
以下に本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。第２図及び第３図は本考案における一実施例
を示したもので、第２図はボールバルブの縦断面
図、第３図は第２図の部分断面図、第３図は
第３図の火災等により、可燃性又は可溶融性部
材が焼失又は溶融した後の部分断面図であり、図
中１１はボールバルブのボデーであつて、このボ
デー１１の内部中央位置には、トラニオン軸１
２，１２を介して貫通孔１３を有するボール１４
を回転自在に装着する。
る。第２図及び第３図は本考案における一実施例
を示したもので、第２図はボールバルブの縦断面
図、第３図は第２図の部分断面図、第３図は
第３図の火災等により、可燃性又は可溶融性部
材が焼失又は溶融した後の部分断面図であり、図
中１１はボールバルブのボデーであつて、このボ
デー１１の内部中央位置には、トラニオン軸１
２，１２を介して貫通孔１３を有するボール１４
を回転自在に装着する。
１５はボール１４の両側に設けた環状のシート
リテーナで、このシートリテーナ１５のボール１
４側には、緊急時にボール面１４ａにシール接触
するメタルタツチ部１６を形成し、更に、シート
リテーナ１５のボール１４側に、樹脂などの弾性
を有する環状の可燃性又は可溶融性のボールシー
ト１７を装着し、このボールシート１７を一次側
及び二次側のボール面１４ａに当接させて密封性
を保持する。
リテーナで、このシートリテーナ１５のボール１
４側には、緊急時にボール面１４ａにシール接触
するメタルタツチ部１６を形成し、更に、シート
リテーナ１５のボール１４側に、樹脂などの弾性
を有する環状の可燃性又は可溶融性のボールシー
ト１７を装着し、このボールシート１７を一次側
及び二次側のボール面１４ａに当接させて密封性
を保持する。
１８はシートリテーナ１５の外周面とボデー１
１の内周面の接触位置に装着したゴムなどの可燃
性又は可溶融性の密封リングであり、本例ではゴ
ム等で成形したＯリングを用いており、このＯリ
ング１８は、ボールバルブの平常状態においてシ
ートリテーナ１５とボデー１１の接触面をシール
するための機能を発揮している。
１の内周面の接触位置に装着したゴムなどの可燃
性又は可溶融性の密封リングであり、本例ではゴ
ム等で成形したＯリングを用いており、このＯリ
ング１８は、ボールバルブの平常状態においてシ
ートリテーナ１５とボデー１１の接触面をシール
するための機能を発揮している。
１９はシートリテーナ１５の外周面の一部に、
Ｏリング１８を装着した接触位置よりボール１４
に近い側で半径方向外側に環状に形成した突設面
であり、この突設面１９とボデー１１の内周面を
接触させた接触位置に、膨張黒鉛等で成形した不
燃性かつ不溶融性のシールリング２０を装着す
る。
Ｏリング１８を装着した接触位置よりボール１４
に近い側で半径方向外側に環状に形成した突設面
であり、この突設面１９とボデー１１の内周面を
接触させた接触位置に、膨張黒鉛等で成形した不
燃性かつ不溶融性のシールリング２０を装着す
る。
このシールリング２０は、火災等の高温時にシ
ールリング２０を押圧する押圧機構イの働きで押
圧されたシートリテーナ１５の外周面とボデー１
１の内周面を密封するものである。
ールリング２０を押圧する押圧機構イの働きで押
圧されたシートリテーナ１５の外周面とボデー１
１の内周面を密封するものである。
上記実施例における押圧機構イは、緊急時にシ
ールリング２０を押圧するスプリングホルダ２１
とこのスプリングホルダ２１に保持させたコイル
スプリング２３とホルダ２１とシートリテーナ１
５の間に介在させた樹脂などの可燃性又は可溶融
性のスペーサ２２より成り、スプリングホルダ２
１は、ボデー１１の凹部の一端に装着したコイル
スプリング２３の力でスペーサ２２を介してシー
トリテーナ１５をボール１４側に押圧しており、
スペーサ２１が焼失又は溶融した緊急密封時にの
みシールリング２０を強力に押圧してシートリテ
ーナ１５の外周面とボデー１１の内周面との間の
密封性を保持する。
ールリング２０を押圧するスプリングホルダ２１
とこのスプリングホルダ２１に保持させたコイル
スプリング２３とホルダ２１とシートリテーナ１
５の間に介在させた樹脂などの可燃性又は可溶融
性のスペーサ２２より成り、スプリングホルダ２
１は、ボデー１１の凹部の一端に装着したコイル
スプリング２３の力でスペーサ２２を介してシー
トリテーナ１５をボール１４側に押圧しており、
スペーサ２１が焼失又は溶融した緊急密封時にの
みシールリング２０を強力に押圧してシートリテ
ーナ１５の外周面とボデー１１の内周面との間の
密封性を保持する。
又、第４図は本考案の他例を示したボールバル
ブの部分断面図で、上記実施例と同一部分は同一
符合を使用しているが、本例は、押圧機構イの構
造が上記実施例と異なつており、シールリング２
０をシール押さえ２４で押圧し、シートリテーナ
１５とシール押さえ２４との間にスペーサ２２を
介在させ、かつシール押さえ２４を皿ばね、板ば
ね等のばね２５で、前記シールリング２０をボー
ル１４側に緊急時のみ強力に押圧するように設け
ている。
ブの部分断面図で、上記実施例と同一部分は同一
符合を使用しているが、本例は、押圧機構イの構
造が上記実施例と異なつており、シールリング２
０をシール押さえ２４で押圧し、シートリテーナ
１５とシール押さえ２４との間にスペーサ２２を
介在させ、かつシール押さえ２４を皿ばね、板ば
ね等のばね２５で、前記シールリング２０をボー
ル１４側に緊急時のみ強力に押圧するように設け
ている。
次に上記実施例の作用を説明する。
先ず、第２図に示すように、平常状態の場合、
押圧機構イの力とシートリテーナ１５に作用する
流体圧による力の二種の力の合力により、シート
リテーナ１５はボール１４の方向に押圧され、シ
ートリテーナ１５に装着したボールシート１７が
ボール面１４ａにシール接触している。
押圧機構イの力とシートリテーナ１５に作用する
流体圧による力の二種の力の合力により、シート
リテーナ１５はボール１４の方向に押圧され、シ
ートリテーナ１５に装着したボールシート１７が
ボール面１４ａにシール接触している。
この状態において、火災等の発生によりバルブ
内が高温度に達した場合、ボールシート１７及び
Ｏリング１８は可燃性又は可溶融性の素材である
ため、焼失又は溶融すると共に、可燃性又は可溶
融性のスペーサ２２も焼失又は溶融するので、第
３図に示すようにコイルスプリング２３（又は
第４図に示すばね２５）がスプリンホルダ２１
（又は第４図に示すシール押え２４）を介してシ
ートリテーナ１５をボール１４側に押圧し、シー
トリテーナ１５のメタルタツチ部１６をボール表
面１４ａに接触させる。一方、スプリングホルダ
２１（又は第４図に示すシール押え２４）はシー
ルリング２０を強力に押圧するので、シーリング
２０は、シートリテーナ１５の外周面とボデー１
１の内周面の接触位置を完全かつ確実にシールす
る。上記したコイルスプリング２３（又は第４図
のばね２５）の押圧力と相俟つて一次側のシート
リテーナ１５には、流体圧が作用してシートリテ
ーナ１５をボール１４側に押圧する。この場合、
本考案は、緊急密封用シールリング２０のシール
径をＯリング１８のシール径よりも大きくしてシ
ートリテーナ１５の前後の流体差圧が作用する環
状部の面積を大きくしたから、一次側の流体圧
は、シートリテーナ１５のボール１４側の反対面
の側面を広範囲に押圧するので、シートリテーナ
１５のピストン作用が著しく増大し、シートリテ
ーナ１５とボール１４の間のメタルシールが完全
かつ確実に機能する。
内が高温度に達した場合、ボールシート１７及び
Ｏリング１８は可燃性又は可溶融性の素材である
ため、焼失又は溶融すると共に、可燃性又は可溶
融性のスペーサ２２も焼失又は溶融するので、第
３図に示すようにコイルスプリング２３（又は
第４図に示すばね２５）がスプリンホルダ２１
（又は第４図に示すシール押え２４）を介してシ
ートリテーナ１５をボール１４側に押圧し、シー
トリテーナ１５のメタルタツチ部１６をボール表
面１４ａに接触させる。一方、スプリングホルダ
２１（又は第４図に示すシール押え２４）はシー
ルリング２０を強力に押圧するので、シーリング
２０は、シートリテーナ１５の外周面とボデー１
１の内周面の接触位置を完全かつ確実にシールす
る。上記したコイルスプリング２３（又は第４図
のばね２５）の押圧力と相俟つて一次側のシート
リテーナ１５には、流体圧が作用してシートリテ
ーナ１５をボール１４側に押圧する。この場合、
本考案は、緊急密封用シールリング２０のシール
径をＯリング１８のシール径よりも大きくしてシ
ートリテーナ１５の前後の流体差圧が作用する環
状部の面積を大きくしたから、一次側の流体圧
は、シートリテーナ１５のボール１４側の反対面
の側面を広範囲に押圧するので、シートリテーナ
１５のピストン作用が著しく増大し、シートリテ
ーナ１５とボール１４の間のメタルシールが完全
かつ確実に機能する。
上記の作用を従来装置と比較して説明すると、
従来装置は第１図に示すように、シートリテー
ナ２のＯリング１０のシール径とシールリング５
のシール径が同寸法であるから、火災等でシール
部材が焼失又は溶融した時、シートリテーナ２の
前後の流体差圧が作用する環状部は、第１図に
示すようにＡであるが、これに対して本考案装置
は、シートリテーナ１５の前後の流体差圧が作用
する環状部を第３図のＢの如く大きくしたか
ら、シートリテーナ１５は、十分なピストン作用
が得られ、メタルタツチ部１６はボール表面１４
ａに完全かつ確実に密着シールする。
従来装置は第１図に示すように、シートリテー
ナ２のＯリング１０のシール径とシールリング５
のシール径が同寸法であるから、火災等でシール
部材が焼失又は溶融した時、シートリテーナ２の
前後の流体差圧が作用する環状部は、第１図に
示すようにＡであるが、これに対して本考案装置
は、シートリテーナ１５の前後の流体差圧が作用
する環状部を第３図のＢの如く大きくしたか
ら、シートリテーナ１５は、十分なピストン作用
が得られ、メタルタツチ部１６はボール表面１４
ａに完全かつ確実に密着シールする。
なお、本考案装置は、シートリテーナ１５の外
周面とボデー１１の内周面との接触位置に、緊急
密封用のシールリング２０と平常時用の密封リン
グ１８を装着し、前者のリング２０をボール１４
に近い側の接触位置に設け、かつ後者のリング１
８をボール１４より遠い側の接触位置に設けたか
ら、平常状態のボールバルブのシール部位は、密
封リング１８で確実にシールされ、シールリング
２０やその他の押圧機構は、流体の流れ及び流体
差圧に直接影響を受けないので、シールリング２
０等が損傷することなく、長期間の使用に耐えら
れ、シールリング２０等は、緊急時において、迅
速かつ確実に機能する。
周面とボデー１１の内周面との接触位置に、緊急
密封用のシールリング２０と平常時用の密封リン
グ１８を装着し、前者のリング２０をボール１４
に近い側の接触位置に設け、かつ後者のリング１
８をボール１４より遠い側の接触位置に設けたか
ら、平常状態のボールバルブのシール部位は、密
封リング１８で確実にシールされ、シールリング
２０やその他の押圧機構は、流体の流れ及び流体
差圧に直接影響を受けないので、シールリング２
０等が損傷することなく、長期間の使用に耐えら
れ、シールリング２０等は、緊急時において、迅
速かつ確実に機能する。
以上のことから明らかなように本考案は、シー
トリテーナの外周のボールに近い一部に環状の突
設面を形成し、この突設面とボデー内周面を接触
させた接触位置に緊急密封用の不燃性かつ不溶融
性のシールリングを押圧機構を介して装着して、
緊急時におけるシートリテーナの外周面とボデー
の内周面の間を完全にかつ確実にシールすると共
に、該緊急密封用シールリングのシール径を、平
常時用でボールより遠い接触位置に装着した可燃
性又は可溶融性密封リングのシール径よりも大き
くしてシートリテーナの押圧力を高めるようにし
たから、緊急時におけるシートリテーナの前後の
流体差圧が作用する環状部の面積が従来の装置に
比較して遥かに大きくなるので、火災等の高温時
においてシートリテーナのピストン作用が十分に
発揮され、シートリテーナとボールとの間のメタ
ルシールが完全かつ確実に行い得られ、ボールバ
ルブの緊急密封装置として顕著な効果を奏するも
のである。
トリテーナの外周のボールに近い一部に環状の突
設面を形成し、この突設面とボデー内周面を接触
させた接触位置に緊急密封用の不燃性かつ不溶融
性のシールリングを押圧機構を介して装着して、
緊急時におけるシートリテーナの外周面とボデー
の内周面の間を完全にかつ確実にシールすると共
に、該緊急密封用シールリングのシール径を、平
常時用でボールより遠い接触位置に装着した可燃
性又は可溶融性密封リングのシール径よりも大き
くしてシートリテーナの押圧力を高めるようにし
たから、緊急時におけるシートリテーナの前後の
流体差圧が作用する環状部の面積が従来の装置に
比較して遥かに大きくなるので、火災等の高温時
においてシートリテーナのピストン作用が十分に
発揮され、シートリテーナとボールとの間のメタ
ルシールが完全かつ確実に行い得られ、ボールバ
ルブの緊急密封装置として顕著な効果を奏するも
のである。
更に、緊急密封用のシールリングは平常時には
全く圧縮されることが無く、またこの部分には流
体の流れが無いので、長期に渉つてシールリング
が損傷することがなく、押圧機構部にも流体の流
れが無く汚損されないので、緊急時において迅速
かつ確実に機能する。
全く圧縮されることが無く、またこの部分には流
体の流れが無いので、長期に渉つてシールリング
が損傷することがなく、押圧機構部にも流体の流
れが無く汚損されないので、緊急時において迅速
かつ確実に機能する。
このように、本考案による装置は、極めて使用
価置の高いものである。
価置の高いものである。
第１図はボールバルブの緊急密封装置におけ
る従来例を示した部分断面図、第１図は、同上
における緊急状態を示した部分断面図であり、第
２図〜第３図は本考案における一実施例を示した
もので、第２図はボールバルブの縦断面図、第３
図は第２図の部分断面図、第３図は第３図
の緊急状態時の部分断面図、第４図は本考案にお
ける他の実施例を示したボールバルブの部分断面
図である。 １１…ボデー、１３…貫通孔、１４…ボール、
１４ａ…ボール表面、１５…シートリテーナ、１
６…メタルタツチ部、１７…ボールシート、１８
…密封リング、１９…突設面、２０…シールリン
グ、イ…押圧機構。
る従来例を示した部分断面図、第１図は、同上
における緊急状態を示した部分断面図であり、第
２図〜第３図は本考案における一実施例を示した
もので、第２図はボールバルブの縦断面図、第３
図は第２図の部分断面図、第３図は第３図
の緊急状態時の部分断面図、第４図は本考案にお
ける他の実施例を示したボールバルブの部分断面
図である。 １１…ボデー、１３…貫通孔、１４…ボール、
１４ａ…ボール表面、１５…シートリテーナ、１
６…メタルタツチ部、１７…ボールシート、１８
…密封リング、１９…突設面、２０…シールリン
グ、イ…押圧機構。
Claims (1)
- バルブ用ボデー内に貫通孔を有するボールを回
転自在に設け、該ボデーと該ボールとの間に設け
たシートリテーナを押圧機構を介してボール側に
押圧可能に配置し、該シートリテーナに該ボール
の表面にシール接触する樹脂などの可燃性又は可
溶融性のボールシートを取付け、該シートリテー
ナの該ボールシートを取付けた位置より半径方向
内側に該ボールシートが焼失又は溶融した緊急時
に該ボールの表面にシール接触するメタルタツチ
部を形成し、該シートリテーナの外周面と該ボデ
ーの内周面の接触位置に平常時にシール機能を有
するゴムなどの可燃性又は可溶融性の密封リング
を装着すると共に、該シートリテーナの外周の一
部に前記した接触位置より該ボールに近い側で半
径方向外側に位置する環状の突設面を形成し、該
突設面と該ボデーの内周面を接触させた突設面接
触位置に緊急密封用の膨張黒鉛などの不燃性かつ
不溶融性のシールリングを装着し、該シールリン
グを上記押圧機構により緊急時にのみ押圧するよ
うに設けると共に、該緊急密封用のシールリング
のシール径を前記した平常時用の密封リングのシ
ール径よりも大きくして該シートリテーナの押圧
力を高めるように構成したことを特徴とするボー
ルバルブの緊急密封装置。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1982193060U JPS5998166U (ja) | 1982-12-22 | 1982-12-22 | ボ−ルバルブの緊急密封装置 |
| CA000442359A CA1222737A (en) | 1982-12-22 | 1983-12-01 | Ball valve with emergency sealing device |
| US06/559,291 US4557286A (en) | 1982-12-22 | 1983-12-05 | Ball valve with emergency sealing device |
| GB08333081A GB2135431B (en) | 1982-12-22 | 1983-12-12 | Ball valve |
| IT8324279A IT1168999B (it) | 1982-12-22 | 1983-12-20 | Valvola a sfera con dispositivo di chiusura a tenuta d'emergenza |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1982193060U JPS5998166U (ja) | 1982-12-22 | 1982-12-22 | ボ−ルバルブの緊急密封装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5998166U JPS5998166U (ja) | 1984-07-03 |
| JPH0329646Y2 true JPH0329646Y2 (ja) | 1991-06-24 |
Family
ID=16301521
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1982193060U Granted JPS5998166U (ja) | 1982-12-22 | 1982-12-22 | ボ−ルバルブの緊急密封装置 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4557286A (ja) |
| JP (1) | JPS5998166U (ja) |
| CA (1) | CA1222737A (ja) |
| GB (1) | GB2135431B (ja) |
| IT (1) | IT1168999B (ja) |
Families Citing this family (21)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE8815073U1 (ja) * | 1988-12-03 | 1989-01-12 | Klinger Ag, Zug, Ch | |
| EP0392042A1 (en) * | 1989-04-11 | 1990-10-17 | Pfaudler Werke GmbH | Corrosion resistant enameled valve |
| WO1991019921A1 (en) * | 1990-06-20 | 1991-12-26 | Den Norske Stats Oljeselskap A/S | Valve arrangement, in particular a large ball valve |
| GB2317673B (en) * | 1995-07-19 | 2000-01-26 | George Brookes | Valves |
| GB2305489B (en) * | 1995-09-21 | 2000-02-16 | Delta Fluid Products Ltd | Valve |
| CN101040138A (zh) | 2004-07-15 | 2007-09-19 | 斯瓦戈洛克公司 | 球阀支座配置 |
| GB2438419B (en) * | 2006-05-22 | 2010-12-29 | Halliburton Energy Serv Inc | Ball valve |
| ITMI20070093U1 (it) | 2007-03-20 | 2008-09-21 | Bonetti Cesare Spa | Valvola a sfera con mezzi rimovibili di trattenuta della guarnizione di tenuta assiale |
| GB0908259D0 (en) * | 2009-05-14 | 2009-06-24 | Xamol Ltd | Valve assembly |
| CA2828373C (en) * | 2011-01-31 | 2018-04-03 | Erls Mining (Pty) Ltd | Valve |
| FR2981720A1 (fr) * | 2011-10-25 | 2013-04-26 | Total Sa | Robinet d'isolement |
| JP5848102B2 (ja) * | 2011-11-18 | 2016-01-27 | 三菱重工業株式会社 | 軸シール構造及び一次冷却材循環ポンプ |
| US10197168B1 (en) * | 2013-05-31 | 2019-02-05 | Technetics Group Llc | Energized spring seal for a floating valve seat |
| JP6380073B2 (ja) * | 2014-12-12 | 2018-08-29 | アイシン精機株式会社 | 冷媒制御バルブ装置 |
| CN104565426A (zh) * | 2015-01-17 | 2015-04-29 | 上海罕鼎阀门有限公司 | 一种上装式楔式球阀球体支撑轴的调节装置 |
| US9885420B2 (en) * | 2015-05-07 | 2018-02-06 | Sri Energy, Inc. | Gate valve |
| ITUB20160840A1 (it) * | 2016-02-18 | 2017-08-18 | Gasket Int S P A | Seggio intercambiabile per valvole a sfera e valvola a sfera comprendente tale seggio intercambiabile |
| ES2779877T3 (es) * | 2016-02-18 | 2020-08-20 | Gasket Int Srl | Conjunto de sellado para válvulas de bola y válvula de bola que comprende dicho conjunto de sellado |
| CN111433495B (zh) * | 2017-10-10 | 2022-12-30 | 卡梅伦技术有限公司 | 用于球阀的轮廓化集成阀座 |
| JP7192546B2 (ja) * | 2019-02-07 | 2022-12-20 | 株式会社デンソー | 冷却水制御弁装置 |
| CN109882605B (zh) * | 2019-04-15 | 2024-01-12 | 浙江苏强格液压股份有限公司 | 一种高压旋塞式截止阀 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52136424A (en) * | 1976-05-12 | 1977-11-15 | Japan Steel Works Ltd | Method and device for sealing annular ring in check valve and ball valve and the like |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3346234A (en) * | 1964-06-29 | 1967-10-10 | Cameron Iron Works Inc | Valve |
| US4071041A (en) * | 1976-01-07 | 1978-01-31 | Acf Industries, Incorporated | Ball valve seat ring construction |
| US4318420A (en) * | 1979-10-04 | 1982-03-09 | T. K. Valve Limited | Ball valves |
| US4280522A (en) * | 1980-04-14 | 1981-07-28 | Rockwell International Corporation | Fire seal for valves |
-
1982
- 1982-12-22 JP JP1982193060U patent/JPS5998166U/ja active Granted
-
1983
- 1983-12-01 CA CA000442359A patent/CA1222737A/en not_active Expired
- 1983-12-05 US US06/559,291 patent/US4557286A/en not_active Expired - Lifetime
- 1983-12-12 GB GB08333081A patent/GB2135431B/en not_active Expired
- 1983-12-20 IT IT8324279A patent/IT1168999B/it active
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52136424A (en) * | 1976-05-12 | 1977-11-15 | Japan Steel Works Ltd | Method and device for sealing annular ring in check valve and ball valve and the like |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5998166U (ja) | 1984-07-03 |
| GB2135431B (en) | 1986-01-22 |
| GB8333081D0 (en) | 1984-01-18 |
| IT8324279A0 (it) | 1983-12-20 |
| US4557286A (en) | 1985-12-10 |
| GB2135431A (en) | 1984-08-30 |
| IT1168999B (it) | 1987-05-20 |
| CA1222737A (en) | 1987-06-09 |
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