JPS643444Y2 - - Google Patents

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JPS643444Y2
JPS643444Y2 JP2519781U JP2519781U JPS643444Y2 JP S643444 Y2 JPS643444 Y2 JP S643444Y2 JP 2519781 U JP2519781 U JP 2519781U JP 2519781 U JP2519781 U JP 2519781U JP S643444 Y2 JPS643444 Y2 JP S643444Y2
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JP
Japan
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water channel
permeated water
channel material
length
group
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JP2519781U
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JPS57140803U (ja
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  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、半透膜を用いて主として液体の膜分
離を行うスパイラル型分離装置に関する。
一般に、スパイラル型分離装置の製造工程にお
いて、第1図に示すように、集水管1に透過水流
路材2の巻始めを接着し、この上に、膜面を内側
にして二つ折りにした半透膜3a,3bの間に原
水流路材4を挿入したものを置き、透過水流路材
2及び半透膜3bの両側縁部5a,5b及び巻終
り端部6に接着剤を塗布したのち、これら素材群
を集水管1を回転させることにより集水管の周り
に巻き付けて各部を接着することにより、結果的
に、三辺が接着シールされ残りの一辺が集水管に
通ずる透過水流路材の両面が半透膜で狭まれその
外側に原水流路材が重ねられたスパイラル構造が
形成される。
このような製造方法において、両側縁部5a,
5bに接着剤が塗布されているため、巻付けに際
し半透膜に“しわ”が生じ、この“しわ”が膜の
損傷、特性低下の原因になることはよく知られて
いる。
このしわの発生を防ぐため、従来は、巻付けに
際して各素材群に強い張力をかけて引張りながら
集水管を回転させながら巻付けてゆくことによ
り、接着層に厚い部分があると膜の張力によりこ
れを薄く引きのばしながら巻付け、巻付け終了
後、外周にテープを巻いて全体をてん束する方法
が用いられていた。
しかし、このような方法では、巻付け終了後外
周をてん束する作業に移る間に、各素材に作用し
ていた引張力を解かなければならず、その瞬間に
接着部分が緩み膜封筒のシール不良の原因になる
欠点があつた。この場合、接着剤は薄く引延ばさ
れているので、一度緩むと再び締め直してもシー
ル不良を治すことはできない。また、巻付け作業
後に緩んだスパイラル構造物は、運転時に、中心
部と外周部とが軸方向のずれを起こす。いわゆる
テレスコープを生じ易くなるなどの問題があつ
た。
勿論、巻付け作業後に緩まないよう手で押さえ
ることが考えられるが、この張力は人間の手によ
る摩擦力では到底押えきれる大きさではない。ま
た治具などを用いても、スパイラル構造体に局部
的な大きい力を加えると半透膜面を原水流路材が
強く押圧することになつて膜面を損傷するなどの
新たな問題が発生する。
本考案は上記に鑑み、集水管の外周へ各素材群
の巻付け作業終了時に、半透膜を損傷することな
く、巻付け作業時に作用していた円周方向の張力
を保持したまま巻終り部分を固定するための改良
されたスパイラル構造を提供することを目的とし
ている。
以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
第2図に本考案実施例の、第1図に対応した製
造工程における説明図を示す。この本考案のもの
が、第1図に示した従来例と相違する点は、透過
水流路材2Aが半透膜3a,3bに比べて、出来
上つたスパイラル巻回物の外周長以上長く、好ま
しくは更に長く形成されていることである。
このように準備された素材群を従来例で説明し
た方法と同様に各素材群又は透過水流路材2Aの
みに引張力を作用させながら巻付け作業を行い、
透過水流路材2Aがほかのすべての素材群を巻込
み、依然として張力を作用させながら更に一周す
るところまで巻付けた後、第3図に示すように、
透過水流路材2Aの全幅にわたり、ホツトメルト
ガンを使用して加熱溶融した熱可塑性樹脂、いわ
ゆるホツトメルト樹脂、例えば酢酸ビニール系樹
脂、ポリアミド系樹脂からなる接着剤7を塗布
し、更にこの接着剤7がすでに巻かれた透過水流
路材の外側に接着するまで巻込む(第4図)。
樹脂が固化した後、張力を解き、余分の透過水
流路材を切断除去する。必要に応じて、この上か
らテープを巻いたり、収縮チユーブ、フイラメン
トワインデイング処理等によるてん束を施こす。
このようにして得られた本考案品は、外周が透
過水流路材で被われており、最外周の透過水流路
材が接着剤により固着されていることが特徴であ
る。
以上、集水管の周りに1組の素材群を巻付ける
単葉型スパイラルについて説明したが、本考案は
複葉型スパイラルについても同様に実施しうるこ
と勿論である。
本考案によれば、透過水流路材に張力をかけた
まま最外周の透過水流路材を相互に接着して製造
されるので、巻付け作業中及び作業終了後、巻付
けの緩むことがなく、シール不良が発生せず、テ
レスコープ現象も生じないので、構造簡単でかつ
耐久性に優れたスパイラル型分離装置を得ること
ができる。また、製造工程、製造設備が簡単で容
易に実施することができるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の製造工程の説明図、第2図及
び第3図は本考案品の製造工程の説明図、第4図
は本考案実施例を示す側面図である。 1……集水管、2A……透過水流路材、3a,
3b……半透膜、4……原水流路材、7……接着
剤。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 半透膜、原水流路材、透過水流路材を1組とす
    る素材群が集水管の周りにスパイラル状に巻回さ
    れ、原水を透過水と濃縮液に分離する装置におい
    て、上記透過水流路材の長さが、上記素材群の構
    成する他の素材の長さよりもスパイラル状巻回物
    の外周長以上長く形成されており、スパイラル状
    巻回物の外周を被う透過水流路材の最外周とその
    内側とが接着剤により固定されていることを特徴
    とするスパイラル型膜分離装置。
JP2519781U 1981-02-23 1981-02-23 Expired JPS643444Y2 (ja)

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JP2519781U JPS643444Y2 (ja) 1981-02-23 1981-02-23

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JP2519781U JPS643444Y2 (ja) 1981-02-23 1981-02-23

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Publication Number Publication Date
JPS57140803U JPS57140803U (ja) 1982-09-03
JPS643444Y2 true JPS643444Y2 (ja) 1989-01-30

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ID=29822901

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5090017B2 (ja) * 2006-03-09 2012-12-05 日東電工株式会社 スパイラル型膜エレメント及びその製造方法
KR100990348B1 (ko) * 2006-03-09 2010-10-29 닛토덴코 가부시키가이샤 스파이럴형 막 엘리먼트 및 그 제조 방법
KR20080094836A (ko) * 2006-03-13 2008-10-24 닛토덴코 가부시키가이샤 스파이럴형 막 엘리먼트
WO2022113613A1 (ja) * 2020-11-25 2022-06-02 日東電工株式会社 スパイラル型膜エレメント及びスパイラル型膜モジュール

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JPS57140803U (ja) 1982-09-03

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