JPS642786Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、シヤンプー遊びのできる玩具を提供
しようとするものである。

以下図面にもとづいて本考案の実施例を説明す
ると、１は中空体で、人形の頭部と胴体部を模し
て成形してあり、この中空体１を、人形の頭部が
液溜部２になり、人形の胴体部が空気溜部３にな
るように区分してある。液溜部２は硬質材料で成
形され、空気溜部３は手で押しつぶすことがで
き、かつ押しつぶしを解除すると、元の形体に復
元するような柔軟性と弾力性を有する材料で成形
されている。４は空気溜部３の底部に設けた空気
吸込弁で、空気溜部３が押しつぶされた後、復元
するときの陰圧によつて開弁し、空気を空気溜部
３内へ吸い込ませるものである。５は人形の頭部
に相当する液溜部２の頂上部に設けた泡噴出口、
６は泡噴出口５から液溜部２の内部において垂直
下方へ突出させた突出管、７は液溜部２と空気溜
部３の境界において突出管６と対向する個所に設
けた連通管、８は連通管７のうち液溜部２側の管
端に設けた泡吹出器で、多数の通気孔を有する材
質、例えばスポンジで成形されている。９はシヤ
ンプー液で、突出管６を垂直にした状態において
泡噴出口５から注入し、液面が突出管６の先端に
よりも低い位置に達するように溜められている。

次に上記の構成よりなるシヤンプー玩具の使用
態様について説明すると、空気溜部３を押しつぶ
すと、空気溜部３内の空気が圧縮され、その圧縮
空気が連通管７を通つて泡吹出器８の多数の通気
孔を通り抜けるので、泡吹出器の表面全体にシヤ
ンプー液による泡が大量に吹き出し、その泡が突
出管６を通つて泡噴出口５から勢いよく噴出す
る。この噴出した泡で洗髪その他のシヤンプー遊
びができる。

空気溜部３の押しつぶしを解除すると、空気溜
部３が原形に復し、空気が空気吸込弁４を通つて
空気溜部内へ補充される。

中空体１は、人形に限らず、魚、かめ、かえる
など各種の動物や動物以外の各種形体を模して成
形されたものを採用しうる。

本考案は、叙上のように構成したから、空気溜
部が押しつぶされるたびに泡が吹き出し、子供達
に泡を吹き出させる面白さと、吹き出した泡によ
るシヤンプー遊びの面白さを味あわせることがで
きる。しかも、シヤンプー液をその液面が突出管
を垂直にした状態において突出管の先端よりも低
くなるように液溜部内へ溜めるようにしたから、
中空本体を横向きにしても、倒立させても、シヤ
ンプー液がこぼれるようなことはなく、中空体の
向きをどのように変えても、泡吹出器にシヤンプ
ー液が含浸し、確実に泡を吹き出させることがで
きる利点を有する。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係るシヤンプー玩具の一実施例
を示す断面図である。 １……中空体、２……液溜部、３……空気溜
部、４……空気吸込弁、５……泡噴出口、６……
突出管、７……連通管、８……泡吹出器、９……
シヤンプー液。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 人形、動物などの形体を模して成形した中空体
   を、頭部が液溜部となり、胴体部が空気溜部とな
   るように区分し、空気溜部を柔軟材料で成形し、
   空気溜部には、空気吸込弁を設け、液溜部には、
   泡噴出口と、泡噴出口から液溜部の内部へ突出す
   る突出管とを設け、空気溜部と液溜部との境界に
   は、連通管を設け、連通管のうち液溜部側の管端
   には、多数の通気孔を有する泡吹出器を設け、液
   溜部内には、突出管を垂直にした状態において突
   出管の先端よりも低い位置まで泡の立ちやすい液
   を溜めてなるシヤンプー玩具。