JPS64178Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は、化粧品の円滑な繰出しと容器の簡便な
組立を目的とする棒状化粧品容器に関するもの
で、袴筒１の底部に嵌着した底蓋２上に螺旋軸３
を立設し、該袴筒１に挿嵌した身筒４に化粧品皿
５を収納すると共に該化粧品皿５の下部に一体的
に形成した脚筒６を上記螺旋軸３に被嵌し、この
脚筒６の下部内側に突設したピン７を螺旋軸３の
螺旋溝３′に係合せしめ、脚筒６の下部外側に突
設した帯状の鍔部８に係合溝９を割設し、身筒４
の下半部内側に突設した縦方向の案内レール１０
を上記係合溝９に係合せしめるようにした構成を
要旨とするものである。

以下本案の詳細を図面に示す実施例について説
明すると、１は中具１′と一体的に成形した袴筒、
２は袴筒１の底部に嵌着固定した底蓋であつて、
該底蓋２上に筒状の螺旋軸３を立設する。４は長
寸の身筒であつて、その下半部を上記袴筒１に挿
嵌し、中間部外側に形成した肩部４′を袴筒１の
上部に設けた段差部１″に係当し、身筒４の抜け
出しを防止する。５は身筒４に収納した化粧品
皿、６は該化粧品皿５の下部に一体的に形成した
脚筒であつてこの脚筒６の下部内側に突設したピ
ン７を上記螺旋軸３の螺旋溝３′に係合せしめる
と共に脚筒６の下部外側に帯状の鍔部８を突設
し、この鍔部８に割欠した係合溝９に上記身筒４
の下半部内側に突設してなる縦方向の案内レール
１０を係合せしめる。１１は身筒４の下部に開設
した切欠孔である。第４図乃至第６図は他の実施
例であつて、要部をなす構造は前記と同様である
が、化粧品皿５の下部に形成した脚筒６を化粧品
皿５に対し若干縮径に形成し、化粧品皿５の下部
に設けた段差部５′に身筒４の中間部内側に突設
してなる環状凸部４″を係当せしめるようにして
該身筒４の抜け出しを防止するものである。

而して本案は袴筒１を回転すると螺旋軸３が一
体をなして回転し、脚筒６の内側に突設したピン
７が螺旋溝３′に係合し、且つ脚筒６の下部外側
に突設した鍔部８の係合溝９に身筒４の下半部内
側に突設した縦方向の案内レール１０が係合して
いるもので脚筒６の空転が防止され、化粧品皿５
を円滑に上下動なし得るものである。

又本案は、袴筒１の底部から身筒４及び化粧品
皿５を夫々挿嵌し、螺旋軸３を脚筒６に挿入して
底蓋２を袴筒１に接着剤等で嵌着固定することに
より容器が完成するものであつて、容器の組立が
非常に簡便である等の利点を有するものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本案の実施例を示すもので、第１図は縦
断面図、第２図は身筒及び化粧品皿の斜視図、第
３図は第１図Ａ−Ａ線断面図、第４図乃至第６図
は他の実施例図であつて、第４図は縦断面図、第
５図は身筒及び化粧品皿の斜視図、第６図は第４
図Ｂ−Ｂ線断面図である。 １……袴筒、２……底蓋、３……螺旋軸、４…
…身筒、５……化粧品皿、６……脚筒、７……ピ
ン、８……鍔部、９……係合溝、１０……案内レ
ール。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 袴筒１の底部に嵌着固定した底蓋２上に螺旋軸
   ３を立設し、該袴筒１に挿嵌した身筒４に化粧品
   皿５を収納すると共に該化粧品皿５の下部に一体
   的に形成した脚筒６を上記螺旋軸３に被嵌し、こ
   の脚筒６の下部内側に突設したピン７を螺旋軸３
   の螺旋溝３′に係合せしめ、脚筒６の下部外側に
   突設した帯状の鍔部８に係合溝９を割設し、身筒
   ４の下半部内側に突設した縦方向の案内レール１
   ０を上記係合溝９に係合せしめるようにした棒状
   化粧品容器。