JPS6326092Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は、袴筒に対してカートリツヂ容器を簡単
且つ確実に結合し、袴筒の回転によつてカートリ
ツヂ容器の化粧品を円滑に繰出し得るようにした
カートリツヂ式棒状化粧品を提供しようとするも
ので、カートリツヂ容器ａの身筒１は上半部を大
径部１′に、下半部を縮径部１″に形成し、該身筒
１の縮径部１″に挿嵌してなる螺旋筒２の底部に
係合孔３を穿設し、該係合孔３を袴筒ｂの底部に
固定した縦方向に割溝５を有し且つ圧縮可能な弾
性突起４に着脱自在に係合せしめると共に身筒１
の大径部１′に収納した化粧品皿６の脚筒７を上
記螺旋筒２に挿嵌し且つ脚筒７のピン８を螺旋筒
２の螺旋溝２′に係合せしめ、合成樹脂製のリン
グ９の外側に突設した爪１０を身筒１の壁面に穿
設した係止孔１２に係着して該リング９の抑制に
より螺旋筒２の抜出しを防止し、更に上記リング
９の内側に突設した爪１１を上記化粧品皿６の脚
筒７の側面に穿つた縦溝１３に係合せしめ、該脚
筒７の回転を防止するようにした構成を要旨とす
るものである。

以下本案の詳細を図面に示す実施例について説
明すると、ａはカートリツヂ容器、ｂは袴筒、１
はカートリツヂ容器の身筒であつて、上半部を大
径部１′に下半部を縮径部１″に形成し、該縮径部
１″に挿嵌した螺旋筒２の底部に穿設した係合孔
３を上記袴筒ｂの底部に固定した縦方向に割溝５
を有し圧縮可能な弾性突起４に着脱自在に係合す
る。６は身筒１の大径部１′に収納した化粧品皿
であつて、下部の脚筒７を螺旋筒２に挿嵌し、該
脚筒７の下部に突設したピン８を螺旋筒２の螺旋
溝２′に係合せしめる。９は合成樹脂製のリング
であつて、外側に突設した爪１０を身筒１の縮径
部１′の上部に穿設した係止孔１２に係着して該
リングの抑制により螺旋筒２の抜出しを防止し、
又リング９の内側に突設した爪１１を上記脚筒７
の側面に穿設した縦溝１３に係合せしめ、該脚筒
７の回転を防止するものである。

而して本案は、袴筒ｂの弾性突起４にカートリ
ツヂ容器ａの螺旋筒２の係合孔３を係合せしめる
際に割溝５の作用により突起４が圧縮するように
なり両者の結合が容易であると共に弾性によつて
突起４が係合孔３の壁面に圧接して堅固な結合状
態が得られ、袴筒ｂの回転によつてカートリツヂ
容器ａの螺旋筒２を確実に回転させ、化粧品皿６
を円滑に上下動せしめ得るものである。又本案は
身筒１の縮径部１″の上部に穿設した係止孔１２
に合成樹脂製のリング９の外側爪１０を係着して
該リング９の抑制により螺旋筒２の抜出しを防止
し、且つリング９の内側の爪１１が脚筒７の縦溝
１３に係合して該脚筒７の回転を阻止するもので
あつて、従来のこの種容器に比し内部部品を削減
することができ、細身で体裁良好なカートリツヂ
容器を廉価に製造し得る利点を有する。

【図面の簡単な説明】

図面は本案の実施例を示すもので、第１図は要
部の縦断面図、第２図は同上Ａ−Ａ線断面図、第
３図はカートリツヂ容器と袴筒を分離した状態の
一部切欠正面図、第４図は同上Ｂ−Ｂ線断面図で
ある。 ａ……カートリツヂ容器、ｂ……袴筒、１……
身筒、２……螺旋筒、３……係合孔、４……弾性
突起、５……割溝、６……化粧品皿、７……脚
筒、８……ピン、９……リング、１０，１１……
爪、１２……係止孔、１３……縦溝。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. カートリツヂ容器ａの身筒１は上半部を大径部
   １′に、下半部を縮径部１″に形成し、該身筒１の
   縮径部１″に挿嵌してなる螺旋筒２の底部に係合
   孔３を穿設し、該係合孔３を袴筒ｂの底部に固定
   した縦方向に割溝５を有し且つ圧縮可能な弾性突
   起４に着脱自在に係合せしめると共に身筒１の大
   径部１′に収納した化粧品皿６の脚筒７を上記螺
   旋筒２に挿嵌し且つ脚筒７のピン８を螺旋筒２の
   螺旋溝２′に係合せしめ、合成樹脂製のリング９
   の外側に突設した爪１０を身筒１の壁面に穿設し
   た係子孔１２に係着して該リング９の抑制により
   螺旋筒２の抜出しを防止し、更に上記リング９の
   内側に突設した爪１１を上記化粧品皿６の脚筒７
   の側面に穿つた縦溝１３に係合せしめ、該脚筒７
   の回転を防止するようにしたことを特徴とするカ
   ートリツヂ式棒状化粧品容器。