JPS641627Y2 - - Google Patents

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JPS641627Y2
JPS641627Y2 JP13772982U JP13772982U JPS641627Y2 JP S641627 Y2 JPS641627 Y2 JP S641627Y2 JP 13772982 U JP13772982 U JP 13772982U JP 13772982 U JP13772982 U JP 13772982U JP S641627 Y2 JPS641627 Y2 JP S641627Y2
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JP
Japan
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tank
water
needle
plate
piston rod
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JP13772982U
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JPS5941741U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、水の定量分注装置に関し、特に、微
量の水(溶液を含む)を複数の試験管等に定量分
注する装置に関する。
複数の試験管内に、例えば異なる人体より採取
した血液を定量入れて化学反応させる場合、これ
に微量の水又は溶液を定量入れないと反応結果に
バラツキを生じ、適正な試験結果を得られない場
合がある。また、反応物質を洗滌する場合にも希
釈液を一定にし、洗滌後の各試験管内を同一の条
件となることを要する場合がある。このような場
合に、水の定量分注装置が用いられるわけである
が、従来のこの種装置は、水を収納するタンクの
底面に常時開口している針を複数本取り付け、必
要量のみをその都度供給するものであつた。しか
し、水の入口に近い針と遠い針とでは、水に没す
る時間が異なり、滴下量の針の位置によつて異な
るばかりでなく、装置によつては、この針が希釈
液の吸上げノズル内に装備されている場合がある
が、針が開口していると吸上げノズル内を上昇す
る希釈液が針内をも逆流してタンクに赴き、タン
クを汚染することがしばしばであつた。本考案
は、このような点に鑑みてなされたもので、針よ
り滴下される水又は溶液が針の位置にかかわらず
一定であることと、針が吸上げノズル内に装備さ
れる場合でも、針内に希釈液が逆流しないことを
目的とする水の定量分注装置を提供することを目
的としたものである。この骨子とするところは、
密閉型のタンクと、このタンク内に上開口を一定
の高さで臨ませタンクの底を貫通して下方に垂設
した複数の針と、タンク内で上記針の上開口を同
時に開閉するゴム板と、このゴム板を保持する保
持板を弾圧的に上下に動かすと共にタンク天板を
貫通するピストンロツドと、このピストンロツド
を上下に駆動する手段と、タンク内の水を注排水
する注水口及び排水口とから成り、タンク注水口
からタンク内に水を圧送し、水位がタンク内に臨
む針の上開口を越えてある高さになつたとき、上
開口を閉じたゴム板をピストンロツドを介して引
き上げて、タンク内の圧縮空気エネルギーによつ
て水が、針から外部に一斉に流出することを特徴
とする水の定量分注装置である。
密閉型のタンクは、水及び空気に対して密閉す
ることを意味し、その底に下設される針は、金属
又はプラスチツクで構成され、その上開口には、
針径が細い場合、保護リングが取り付けられ、ゴ
ム板の離接時に、針の上開口を損傷しないよう配
慮することが望ましい。ゴム板に固着した保持板
とピストンロツドは、針の開口を圧する力を分散
すると共に円滑な開閉動作を行うために、保持板
上に複数の立杆を植えたて、各立杆にコイルスプ
リングを装荷し、その上に、この各立杆に案内さ
れる加圧板を載せ、その中心にピストンロツドの
下端を取り付けることが望ましい。また、ピスト
ンロツドを上下動させる手段はカム等の機械的な
手段の他、電磁弁などの電気手段を含む。
以下、本考案を図面に示す実施例に従つて、説
明すると、1は水の定量分注装置であり、2は密
閉型のタンク、3はタンク2の底板、4は底板3
を貫通して配置された複数の針であり、この針4
は、その上開口5をタンク2内に臨ませると共に
タンク2内でその上開口5には、保護リング6が
嵌合している。この保護リング6は、上方に於い
て径を小さくしており、その中央に、針4と連通
する通孔7を有しており、各保護リング6の上縁
8の高さは一致している。この保護リング6の上
縁8に接しているのは、部厚のゴム板9であり、
このゴム板9は、保持リング6の上縁8に接し
て、針4の流路を閉じる。ゴム板9には、保持板
10が付設されており、この保持板10の上に
は、数本の立杆11が枢設され、この立杆11に
はコイルスプリング12が装荷され、また、コイ
ルスプリング12によつて弾圧的に保持される加
圧板13が立杆11に上下に案内されるべくゆる
く嵌合している。14はその下端を加圧板13に
固設し、タンク2の天板15を貫いて摺動自在に
上方に延びるピストンロツドであり、密閉性を確
保するために、天板15にはシリンダ16が設け
られ、また、ピストンロツド14の周側には、パ
ツキング17が取り付けられている。更にピスト
ンロツド14の上方には、アジヤスタボルト18
を介して、ピストンロツド14を下方に圧するク
ランクバー19が端部をカム20に接して設けら
れている。21は少くとも水道圧以上の水供給源
に連結する注水口、22は排水口である。
本考案は、以上のように構成されているので、
針4の流路が、ゴム板9によつて閉じられている
場合には、タンク2内は完全に密封されており、
この状態で、タンク2内に注水口21から水を圧
送される。水は、タンク2内に徐々にたまるが、
空気容量は、水の量に反比例して小さくなるの
で、高い空気圧がタンク2の室内に形成される。
タンク2内のある深さに水がたまるようにするた
めには、ある深さとなつたときのタンク内空気圧
に等しい水の注入圧を予め選んでおくとよいが、
単に圧送ポンプのオンオフによつてタンク内の所
望の水深を得るようにしてもよい。
このように、保護リング6が完全に水没すると
共に、供給される水の総量以上の水をタンク2内
に満たした状態で、針4をラツクに装荷された試
験管内に臨ませ、然るのちに、カム20を駆動す
ると、ピストンロツド14及び加圧板13を介し
て加えられていた圧力がスプリング12によつて
解放され、ゴム板9が、保護リング6から同時に
離れて持ち上がる。この動作によつてタンク2内
と針4内は連通する。このとき、タンク2の内圧
は、水の注入による圧縮によつて、大気圧以上と
なつているのに対し、針4内は大気圧であるか
ら、その圧力差のためにタンク2内の水は、保護
リング6の通孔7を通り針4の上開口5から針4
を通つて外部に圧送される。所定の時間かかる導
通状態を保持し、水を試験管内に定量分注滴下し
た後、カム20をピストンロツド14を下方に下
げるべく回転させると、ゴム板9が一斉に針4の
上開口乃至保護リング6の通孔7を閉じ、分注滴
下が停止する。
このように、本考案は、タンクを密閉型として
おき、このタンク内に水を圧送することにより、
タンク内圧を上昇せしめ、この内圧エネルギーを
利用して、複数の針に同時的に定量の水を分注し
ようとするものであり、必要の水をその都度供給
する場合の分注量のバラツキを防止出来ると共
に、タンクの内圧はどこでも一定であるから、仮
に、タンク内に臨む針の開口高さに不整があつて
もその内径が一定である限り、定量の水をどの位
置の針にも定量に分注するものである。また、針
の周囲に希釈液を吸いとるためのノズルが設置さ
れた場合でも、針の流路をゴム板で閉じておくの
で希釈液がタンク内に逆流する惧れは全くない。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係る水の定量分注装置の一部
断面側面図である。 1……定量分注装置、2……タンク、3……底
板、4……針、5……上開口、6……保護リン
グ、9……ゴム板、10……保持板、13……加
圧板、14……ピストンロツド、21……注水
口、22……排水口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 密閉型のタンクと、このタンク内に上開口を一
    定の高さで臨ませタンクの底を貫通して下方に垂
    設した複数の針と、タンク内で上記針の上開口を
    同時に開閉するゴム板と、このゴム板を保持する
    保持板を弾圧的に上下に動かすと共にタンク天板
    を貫通するピストンロツドと、このピストンロツ
    ドを上下に駆動する手段と、タンク内の水を注排
    出する注水口及び排水口とから成り、タンク注水
    口からタンク内に水を圧送してタンク内の空気圧
    を高めておき、この空気圧によつて、タンク内の
    水が、針の上開口を閉じたゴム板がピストンロツ
    ドを介して引き上げられたとき、各針から外部に
    一斉に分注流出することを特徴とする水の定量分
    注装置。
JP13772982U 1982-09-13 1982-09-13 水の定量分注装置 Granted JPS5941741U (ja)

Priority Applications (1)

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JP13772982U JPS5941741U (ja) 1982-09-13 1982-09-13 水の定量分注装置

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JP13772982U JPS5941741U (ja) 1982-09-13 1982-09-13 水の定量分注装置

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Publication Number Publication Date
JPS5941741U JPS5941741U (ja) 1984-03-17
JPS641627Y2 true JPS641627Y2 (ja) 1989-01-13

Family

ID=30309260

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JP13772982U Granted JPS5941741U (ja) 1982-09-13 1982-09-13 水の定量分注装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5941741Y2 (ja) * 1981-08-11 1984-12-03 株式会社リ−ド 自動車用シ−トカバ−

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JPS5941741U (ja) 1984-03-17

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