JPS641607B2 - - Google Patents
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- JPS641607B2 JPS641607B2 JP1902684A JP1902684A JPS641607B2 JP S641607 B2 JPS641607 B2 JP S641607B2 JP 1902684 A JP1902684 A JP 1902684A JP 1902684 A JP1902684 A JP 1902684A JP S641607 B2 JPS641607 B2 JP S641607B2
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- excavation
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Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02D—FOUNDATIONS; EXCAVATIONS; EMBANKMENTS; UNDERGROUND OR UNDERWATER STRUCTURES
- E02D3/00—Improving or preserving soil or rock, e.g. preserving permafrost soil
- E02D3/12—Consolidating by placing solidifying or pore-filling substances in the soil
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Agronomy & Crop Science (AREA)
- Environmental & Geological Engineering (AREA)
- Soil Sciences (AREA)
- General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Mining & Mineral Resources (AREA)
- Paleontology (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(a) 発明の技術分野
本発明は、地中にパイロツト穴を掘削した後
に、高圧水を水平方向に噴射して地中に円筒形の
空洞を形成し、その形成された空洞内にコンクリ
ート等の地盤改良材を打設して新たな地盤を形成
する地盤改造工法等に適用するに好適な地盤改造
装置における、ノズルの移動機構に関する。
に、高圧水を水平方向に噴射して地中に円筒形の
空洞を形成し、その形成された空洞内にコンクリ
ート等の地盤改良材を打設して新たな地盤を形成
する地盤改造工法等に適用するに好適な地盤改造
装置における、ノズルの移動機構に関する。
(b) 技術の背景
人工地盤の構築に際しては、地中に空洞を掘削
して、その部分をコンクリート等の地盤改良材で
置換し、結果的に地中に板状の強固な人工地盤を
構築する工法が提案されている(特開昭57−
133918、特開昭58−24020、特開昭58−26115、特
開昭58−20819等)。
して、その部分をコンクリート等の地盤改良材で
置換し、結果的に地中に板状の強固な人工地盤を
構築する工法が提案されている(特開昭57−
133918、特開昭58−24020、特開昭58−26115、特
開昭58−20819等)。
この工法においては、地盤の掘削を超高圧水を
ノズルから噴射することにより行つてゆくが、ノ
ズルから掘削すべき空洞の壁面までの距離が掘削
の進行につれて長くなると、超高圧水による掘削
能力が低下してしまう。
ノズルから噴射することにより行つてゆくが、ノ
ズルから掘削すべき空洞の壁面までの距離が掘削
の進行につれて長くなると、超高圧水による掘削
能力が低下してしまう。
(c) 従来技術と問題点
第3図はノズルの移動機構の最近の提案例を示
す図である。
す図である。
従つて、こうした問題点を解決すべく、最近で
は、第3図に示すように、ノズル1をパンタグラ
フ等の平行運動機構2を介して掘削管3に設置
し、油圧シリンダ5により平行運動機構2を駆動
させることによりノズル1を図中水平方向に突出
移動自在に設け、ノズル1を掘削中の空洞壁面に
近づけることにより、ノズル1からの掘削水の噴
出圧力が低くても大口径の空洞の掘削を可能なら
しめようとする提案がなされている。
は、第3図に示すように、ノズル1をパンタグラ
フ等の平行運動機構2を介して掘削管3に設置
し、油圧シリンダ5により平行運動機構2を駆動
させることによりノズル1を図中水平方向に突出
移動自在に設け、ノズル1を掘削中の空洞壁面に
近づけることにより、ノズル1からの掘削水の噴
出圧力が低くても大口径の空洞の掘削を可能なら
しめようとする提案がなされている。
しかし、こうした場合、平行運動機構2を駆動
する油圧シリンダ5の駆動用に圧油を供給する必
要が有り、圧油ホース6が掘削管3に沿つて掘削
管3に固定する形で敷設されることになる。とこ
ろが、掘削管3は通常、その掘削時には回転運動
を行なうので、掘削管3と共に回転状態にある圧
油ホース6に外部から圧油を供給するためには、
スイベルジヨイント等の複雑な継手を介して圧油
を供給する必要があり、地盤改造装置13の構造
が複雑化する欠点があつた。
する油圧シリンダ5の駆動用に圧油を供給する必
要が有り、圧油ホース6が掘削管3に沿つて掘削
管3に固定する形で敷設されることになる。とこ
ろが、掘削管3は通常、その掘削時には回転運動
を行なうので、掘削管3と共に回転状態にある圧
油ホース6に外部から圧油を供給するためには、
スイベルジヨイント等の複雑な継手を介して圧油
を供給する必要があり、地盤改造装置13の構造
が複雑化する欠点があつた。
更に油圧シリンダ5に圧油を送るための油圧ポ
ンプ等が必要となり、付帯設備が大型化する不都
合があつた。
ンプ等が必要となり、付帯設備が大型化する不都
合があつた。
(d) 発明の目的
本発明は、前述の欠点を解消すべく、平行運動
機構駆動用の圧油ホースが不要で、従つて、スイ
ベルジヨイント等の複雑な継手や油圧ポンプ等の
特別な付帯設備を必要としない簡略な構造の地盤
改造装置の提供が可能な、ノズルの移動機構を提
供することを目的とするものである。
機構駆動用の圧油ホースが不要で、従つて、スイ
ベルジヨイント等の複雑な継手や油圧ポンプ等の
特別な付帯設備を必要としない簡略な構造の地盤
改造装置の提供が可能な、ノズルの移動機構を提
供することを目的とするものである。
(e) 発明の構成
即ち、本発明は、掘削管にノズルを、平行運動
機構を介して、水平方向に突出移動自在に設ける
と共に、平行運動機構に該平行運動機構を駆動す
る水圧駆動手段を設け、更に前記水圧駆動手段と
ノズルへの掘削水供給回路を接続して構成され
る。
機構を介して、水平方向に突出移動自在に設ける
と共に、平行運動機構に該平行運動機構を駆動す
る水圧駆動手段を設け、更に前記水圧駆動手段と
ノズルへの掘削水供給回路を接続して構成され
る。
(f) 発明の実施例
以下、図面に基づき、本発明の実施例を、具体
的に説明する。
的に説明する。
第1図は本発明によるノズルの移動機構の一実
施例が適用された、地盤改造装置の一例を示す正
面図、第2図は第1図におけるノズルの移動機構
の流体回路図である。
施例が適用された、地盤改造装置の一例を示す正
面図、第2図は第1図におけるノズルの移動機構
の流体回路図である。
地盤改造装置13は、第1図に示すように、地
盤面9上に立設された櫓状の支持手段12を有し
ており、支持手段12には掘削管3の駆動装置1
1が設置されている。駆動装置11には、掘削管
3が駆動装置11により回転駆動自在に設けられ
ており、掘削管3の図中下端にはビツト15が設
けられている。ビツト15の上方には、本発明に
よるノズルの移動機構16を構成するパンタグラ
フ機構等の平行運動機構2が設けられており、平
行運動機構2には水圧駆動手段である水圧シリン
ダ17が、上下方向に突出駆動自在に設けられた
ラム17aを機構2を構成するリンクの一部にそ
の先端を枢着させた形で設けられている。平行運
動機構2には、ノズル1が該平行運動機構2によ
り図中左右、即ち水平方向に突出移動自在に設け
られている。
盤面9上に立設された櫓状の支持手段12を有し
ており、支持手段12には掘削管3の駆動装置1
1が設置されている。駆動装置11には、掘削管
3が駆動装置11により回転駆動自在に設けられ
ており、掘削管3の図中下端にはビツト15が設
けられている。ビツト15の上方には、本発明に
よるノズルの移動機構16を構成するパンタグラ
フ機構等の平行運動機構2が設けられており、平
行運動機構2には水圧駆動手段である水圧シリン
ダ17が、上下方向に突出駆動自在に設けられた
ラム17aを機構2を構成するリンクの一部にそ
の先端を枢着させた形で設けられている。平行運
動機構2には、ノズル1が該平行運動機構2によ
り図中左右、即ち水平方向に突出移動自在に設け
られている。
ノズル1及び水圧シリンダ17は、第2図に示
すように、掘削管3の軸心方向に平行に、即ち第
1図上下方向に、掘削管3に固定される形で敷設
された掘削水供給回路である超高圧掘削水供給回
路20に接続しており、水圧シリンダ17はその
内部に前述のラム17aが図中上下方向に移動自
在に設けられている。ラム17aの上方にはスプ
リング21が縮設されており、スプリング21は
ラム17aを常時矢印A方向、即ち下方に付勢し
ている。
すように、掘削管3の軸心方向に平行に、即ち第
1図上下方向に、掘削管3に固定される形で敷設
された掘削水供給回路である超高圧掘削水供給回
路20に接続しており、水圧シリンダ17はその
内部に前述のラム17aが図中上下方向に移動自
在に設けられている。ラム17aの上方にはスプ
リング21が縮設されており、スプリング21は
ラム17aを常時矢印A方向、即ち下方に付勢し
ている。
なお、掘削管3によつて掘削されるパイロツト
穴4の上端部には、スタンドパイプ8が地盤30
に圧入され、かつ掘削管3の周囲を被覆する形で
設置されている。
穴4の上端部には、スタンドパイプ8が地盤30
に圧入され、かつ掘削管3の周囲を被覆する形で
設置されている。
地盤改造装置13は以上のような構成を有する
ので、地盤改造装置13により地盤30中に人工
地盤等を構築するための穴を掘削する際には、駆
動装置11により掘削管3を回転させて、ビツト
15によりパイロツト穴4を第1図下方に向けて
掘削してゆく。ビツト15による掘削はパイロツ
ト穴4の深さがDPに達するまで行われるが、ビ
ツト15による掘削中は、超高圧掘削水供給回路
20には何らの掘削水も供給されることは無いの
で、水圧シリンダ17のラム17aは、ピストン
17bがスプリング21の圧力によつて、第2図
A方向に押圧されることにより、そのA方向への
突出状態を維持する。従つて平行運動機構2は掘
削管3側に折り畳まれたままの状態を維持し、ノ
ズル1も掘削管3側の格納位置に保持された形で
掘削が行われる。この状態では、ノズル1の先端
から掘削管3の軸心までの距離L1はパイロツト
穴4の半径よりも小さいので、ビツト15及び掘
削管3によるパイロツト穴4の掘削は、ノズル1
が掘削中のパイロツト穴4の壁面に接触すること
なく円滑に行われる。
ので、地盤改造装置13により地盤30中に人工
地盤等を構築するための穴を掘削する際には、駆
動装置11により掘削管3を回転させて、ビツト
15によりパイロツト穴4を第1図下方に向けて
掘削してゆく。ビツト15による掘削はパイロツ
ト穴4の深さがDPに達するまで行われるが、ビ
ツト15による掘削中は、超高圧掘削水供給回路
20には何らの掘削水も供給されることは無いの
で、水圧シリンダ17のラム17aは、ピストン
17bがスプリング21の圧力によつて、第2図
A方向に押圧されることにより、そのA方向への
突出状態を維持する。従つて平行運動機構2は掘
削管3側に折り畳まれたままの状態を維持し、ノ
ズル1も掘削管3側の格納位置に保持された形で
掘削が行われる。この状態では、ノズル1の先端
から掘削管3の軸心までの距離L1はパイロツト
穴4の半径よりも小さいので、ビツト15及び掘
削管3によるパイロツト穴4の掘削は、ノズル1
が掘削中のパイロツト穴4の壁面に接触すること
なく円滑に行われる。
ビツト15による掘削が深さDPに達すると、
その後は掘削管3を回転させつつノズル1から超
高圧水18を周囲の地盤30に噴射してパイロツ
ト穴4の周囲に円筒状の空洞22を形成するが、
掘削に際して発生した掘削土砂はパイロツト穴4
内部に充填された泥水25と共にスラリー化した
形で、掘削管3下部から掘削管3内部を通つて外
部に排出される。
その後は掘削管3を回転させつつノズル1から超
高圧水18を周囲の地盤30に噴射してパイロツ
ト穴4の周囲に円筒状の空洞22を形成するが、
掘削に際して発生した掘削土砂はパイロツト穴4
内部に充填された泥水25と共にスラリー化した
形で、掘削管3下部から掘削管3内部を通つて外
部に排出される。
ノズル1からの超高圧水18の噴出は、超高圧
掘削水供給回路20を介して超高圧状態の水をノ
ズル1に供給することにより行われるが、超高圧
掘削水供給回路20は水圧シリンダ17にも接続
しているので、超高圧掘削水供給回路20内の超
高圧水18はノズル1に供給されると同時に水圧
シリンダ17にも供給される。水圧シリンダ17
に供給される超高圧水18は、その圧力が所定の
圧力値P以下の場合は、ピストン17bをスプリ
ング21の弾性に抗してB方向に移動させること
が出来ず、従つて、ノズル1は退避状態のまま掘
削動作を継続する。しかし、掘削の進行に伴つて
円筒状の空洞22がパイロツト穴4の周囲に形成
され、ノズル1と掘削中の空洞壁面22aとの距
離が長くなり、ノズル1の掘削能力が低下する
と、超高圧掘削水供給回路20を介した超高圧水
18の供給圧力を所定値P以上に上げる。する
と、ノズル1からの超高圧水18の噴出圧力が増
してそれだけ掘削能力が向上する一方で、それま
でスプリング21の弾性によつてA方向に突出状
態にあつたラム17aは、圧力Pを超えた超高圧
水18により、スプリング21の弾性に抗する形
でピストン17bと共にB方向、即ち上方に移動
し、平行運動機構2をその折り畳み状態から、第
1図想像線に示すように、伸長状態に変化させ
る。これにより、ノズル1はその吐出口1aが水
平方向を維持した状態のまま、G方向、即ち掘削
中の壁面22a方向に、ノズル1先端と掘削管3
軸心との距離がL2に達するまで突出移動する。
すると、ノズル1と被掘削面である空洞壁面22
aとの距離Xが、それまでのノズル1の格納状態
に比して大幅に短縮され、ノズル1からの超高圧
水18による掘削能力は格段に改善され、大きな
直径を有する空洞22を円滑にかつ確実に掘削成
形することが出来る。
掘削水供給回路20を介して超高圧状態の水をノ
ズル1に供給することにより行われるが、超高圧
掘削水供給回路20は水圧シリンダ17にも接続
しているので、超高圧掘削水供給回路20内の超
高圧水18はノズル1に供給されると同時に水圧
シリンダ17にも供給される。水圧シリンダ17
に供給される超高圧水18は、その圧力が所定の
圧力値P以下の場合は、ピストン17bをスプリ
ング21の弾性に抗してB方向に移動させること
が出来ず、従つて、ノズル1は退避状態のまま掘
削動作を継続する。しかし、掘削の進行に伴つて
円筒状の空洞22がパイロツト穴4の周囲に形成
され、ノズル1と掘削中の空洞壁面22aとの距
離が長くなり、ノズル1の掘削能力が低下する
と、超高圧掘削水供給回路20を介した超高圧水
18の供給圧力を所定値P以上に上げる。する
と、ノズル1からの超高圧水18の噴出圧力が増
してそれだけ掘削能力が向上する一方で、それま
でスプリング21の弾性によつてA方向に突出状
態にあつたラム17aは、圧力Pを超えた超高圧
水18により、スプリング21の弾性に抗する形
でピストン17bと共にB方向、即ち上方に移動
し、平行運動機構2をその折り畳み状態から、第
1図想像線に示すように、伸長状態に変化させ
る。これにより、ノズル1はその吐出口1aが水
平方向を維持した状態のまま、G方向、即ち掘削
中の壁面22a方向に、ノズル1先端と掘削管3
軸心との距離がL2に達するまで突出移動する。
すると、ノズル1と被掘削面である空洞壁面22
aとの距離Xが、それまでのノズル1の格納状態
に比して大幅に短縮され、ノズル1からの超高圧
水18による掘削能力は格段に改善され、大きな
直径を有する空洞22を円滑にかつ確実に掘削成
形することが出来る。
所定の大きさの空洞22が形成されたところ
で、超高圧掘削水供給回路20からの超高圧水1
8のノズル1への供給を停止すると、ノズル1か
らの超高圧水18の噴出は停止し、掘削作業は終
了する。なお、超高圧掘削水供給回路20からの
超高圧水18の供給が停止されると、ラム17a
はスプリング21によりA方向に突出移動し、そ
れまで突出状態にあつた平行運動機構2をノズル
1と共に、第1図実線に示す格納状態に戻す。
で、超高圧掘削水供給回路20からの超高圧水1
8のノズル1への供給を停止すると、ノズル1か
らの超高圧水18の噴出は停止し、掘削作業は終
了する。なお、超高圧掘削水供給回路20からの
超高圧水18の供給が停止されると、ラム17a
はスプリング21によりA方向に突出移動し、そ
れまで突出状態にあつた平行運動機構2をノズル
1と共に、第1図実線に示す格納状態に戻す。
次に、今度は掘削管3を回転させながらノズル
1を空洞22の下部からB方向に引き上げつつ、
掘削水供給回路20を介してノズル1から空洞2
2内へ地盤改良材を高圧で噴射して空洞22内を
地盤改良材で満たす(なお、掘削管3をトレミー
管として用い、空洞22及びパイロツト穴4中に
コンクリート等の地盤改良材を充填しても良
い。)。この際も、ノズル1を適宜G,H方向に移
動させつつ改良材を噴出させることにより、空洞
22内に効率よくかつ確実に改良材を充填するこ
とが出来る。
1を空洞22の下部からB方向に引き上げつつ、
掘削水供給回路20を介してノズル1から空洞2
2内へ地盤改良材を高圧で噴射して空洞22内を
地盤改良材で満たす(なお、掘削管3をトレミー
管として用い、空洞22及びパイロツト穴4中に
コンクリート等の地盤改良材を充填しても良
い。)。この際も、ノズル1を適宜G,H方向に移
動させつつ改良材を噴出させることにより、空洞
22内に効率よくかつ確実に改良材を充填するこ
とが出来る。
こうして、地盤改良材を空洞22及びパイロツ
ト穴4内に充填させつつ掘削管3をB方向に引き
上げてゆくと、充填された改良材は凝固して地盤
30中には強固な人工地盤が構築されることにな
る。
ト穴4内に充填させつつ掘削管3をB方向に引き
上げてゆくと、充填された改良材は凝固して地盤
30中には強固な人工地盤が構築されることにな
る。
一個所の人工地盤が構築されたところで、当該
構築された人工地盤に隣接した位置にパイロツト
穴4を新たに掘削して、空洞22を構築し、更に
地盤改良材を充填して当該空洞22と先に構築さ
れた空洞22(既に地盤改良材が充填固化してい
る。)とを水平方向に連続させて、人工地盤を拡
張してゆく。
構築された人工地盤に隣接した位置にパイロツト
穴4を新たに掘削して、空洞22を構築し、更に
地盤改良材を充填して当該空洞22と先に構築さ
れた空洞22(既に地盤改良材が充填固化してい
る。)とを水平方向に連続させて、人工地盤を拡
張してゆく。
なお、水圧シリンダ17のスプリング21のバ
ネ定数は、本実施例の場合は、所定の圧力値P以
上でスプリング21に抗して直ちにB方向にラム
17aをその全ストロークに亙り移動させ得る程
度のものであり、従つて、ノズル1は平行運動機
構2が折り畳まれた格納状態か又は完全にG方向
に突出しきつた、突出状態のいずれかの状態しか
取ることが出来ないが、例えば、スプリング21
のバネ定数を本実施例より大きく取り、超高圧掘
削水供給回路20から供給される超高圧水18の
圧力の上昇・下降に伴つて徐々に、その圧力値に
対応した形で、AまたはB方向に突出後退し得る
ように構成することも可能である。すると、平行
運動機構2上のノズル1は、第1図の距離L1か
らL2の範囲で超高圧水18の圧力に応じてG,
H方向に移動し、ノズル位置のよりキメの細かな
制御が可能となる。
ネ定数は、本実施例の場合は、所定の圧力値P以
上でスプリング21に抗して直ちにB方向にラム
17aをその全ストロークに亙り移動させ得る程
度のものであり、従つて、ノズル1は平行運動機
構2が折り畳まれた格納状態か又は完全にG方向
に突出しきつた、突出状態のいずれかの状態しか
取ることが出来ないが、例えば、スプリング21
のバネ定数を本実施例より大きく取り、超高圧掘
削水供給回路20から供給される超高圧水18の
圧力の上昇・下降に伴つて徐々に、その圧力値に
対応した形で、AまたはB方向に突出後退し得る
ように構成することも可能である。すると、平行
運動機構2上のノズル1は、第1図の距離L1か
らL2の範囲で超高圧水18の圧力に応じてG,
H方向に移動し、ノズル位置のよりキメの細かな
制御が可能となる。
(g) 発明の効果
以上、説明したように、本発明によれば、ノズ
ル1の平行運動機構2の駆動手段として水圧シリ
ンダ17等の水圧駆動手段を設け、該水圧駆動手
段にノズル1に接続された超高圧掘削水供給回路
20等の掘削水供給回路を接続したので、平行運
動機構2の駆動手段として油圧駆動手段を設けた
場合のように、特別の圧油ホースや油圧ポンプ等
を従来からある掘削水供給回路の他に設ける必要
が無くなり、それに伴うスイベルジヨイント等も
不要となるので、地盤改造装置13全体の構造を
簡略化することが可能となる。
ル1の平行運動機構2の駆動手段として水圧シリ
ンダ17等の水圧駆動手段を設け、該水圧駆動手
段にノズル1に接続された超高圧掘削水供給回路
20等の掘削水供給回路を接続したので、平行運
動機構2の駆動手段として油圧駆動手段を設けた
場合のように、特別の圧油ホースや油圧ポンプ等
を従来からある掘削水供給回路の他に設ける必要
が無くなり、それに伴うスイベルジヨイント等も
不要となるので、地盤改造装置13全体の構造を
簡略化することが可能となる。
なお、ノズル1及び水圧駆動手段に接続する掘
削水供給回路の、ノズル1との接続部付近は、ノ
ズル1のG,H方向の移動を許容し得る程度に、
ある程度の余長及び可撓性が求められることは言
うまでもなく、従つて、ノズル1との接続部分
は、ある程度の撓みを持つたゴムホース等で構成
することが望ましい。
削水供給回路の、ノズル1との接続部付近は、ノ
ズル1のG,H方向の移動を許容し得る程度に、
ある程度の余長及び可撓性が求められることは言
うまでもなく、従つて、ノズル1との接続部分
は、ある程度の撓みを持つたゴムホース等で構成
することが望ましい。
第1図は本発明によるノズルの移動機構の一実
施例が適用された、地盤改造装置の一例を示す正
面図、第2図は第1図におけるノズルの移動機構
の流体回路図、第3図はノズルの移動機構の最近
の提案例を示す図である。 1……ノズル、2……平行運動機構、3……掘
削管、4……パイロツト穴、13……地盤改造装
置、15……ビツト、16……移動機構、17…
…水圧駆動手段(水圧シリンダ)、18……掘削
水(超高圧水)、20……掘削水供給回路(超高
圧掘削水供給回路)、30……地盤。
施例が適用された、地盤改造装置の一例を示す正
面図、第2図は第1図におけるノズルの移動機構
の流体回路図、第3図はノズルの移動機構の最近
の提案例を示す図である。 1……ノズル、2……平行運動機構、3……掘
削管、4……パイロツト穴、13……地盤改造装
置、15……ビツト、16……移動機構、17…
…水圧駆動手段(水圧シリンダ)、18……掘削
水(超高圧水)、20……掘削水供給回路(超高
圧掘削水供給回路)、30……地盤。
Claims (1)
- 1 先端にビツトの装着された回転駆動自在な掘
削管を有し、前記掘削管の先端部にノズルを設け
ると共に、該掘削管に掘削水供給回路を前記ノズ
ルに接続させた形で設置し、前記掘削水供給回路
を介して前記ノズルに高圧掘削水を供給し、それ
により前記ノズルから高圧掘削水を噴出させて、
パイロツト穴周囲地盤の掘削を行う地盤改造装置
において、前記掘削管に前記ノズルを、平行運動
機構を介して、水平方向に突出移動自在に設ける
と共に、前記平行運動機構に該平行運動機構を駆
動する水圧駆動手段を設け、更に前記水圧駆動手
段と前記掘削水供給回路を接続して構成した地盤
改造装置におけるノズルの移動機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1902684A JPS60203731A (ja) | 1984-02-04 | 1984-02-04 | 地盤改造装置におけるノズルの移動機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1902684A JPS60203731A (ja) | 1984-02-04 | 1984-02-04 | 地盤改造装置におけるノズルの移動機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60203731A JPS60203731A (ja) | 1985-10-15 |
JPS641607B2 true JPS641607B2 (ja) | 1989-01-12 |
Family
ID=11987950
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1902684A Granted JPS60203731A (ja) | 1984-02-04 | 1984-02-04 | 地盤改造装置におけるノズルの移動機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60203731A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7062145B2 (ja) * | 2022-01-07 | 2022-05-02 | ケミカルグラウト株式会社 | 地盤改良装置、および地盤改良方法 |
-
1984
- 1984-02-04 JP JP1902684A patent/JPS60203731A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60203731A (ja) | 1985-10-15 |
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