JPS641541Y2 - - Google Patents

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JPS641541Y2
JPS641541Y2 JP1981131340U JP13134081U JPS641541Y2 JP S641541 Y2 JPS641541 Y2 JP S641541Y2 JP 1981131340 U JP1981131340 U JP 1981131340U JP 13134081 U JP13134081 U JP 13134081U JP S641541 Y2 JPS641541 Y2 JP S641541Y2
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JP
Japan
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rotating member
armature
coil spring
coil
flange
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JP1981131340U
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JPS5836635U (ja
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Priority to JP13134081U priority Critical patent/JPS5836635U/ja
Priority to US06/366,195 priority patent/US4465171A/en
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、入力側回転部材から出力側回転部
材へのトルク伝達を、これら回転部材のいずれか
一方に一端を掛止し、他端を、他方の回転部材に
磁気吸着自在としたアーマチユアに掛止する巻締
用コイルスプリングを備え、このコイルスプリン
グのコイル内径面で両回転部材の同一外径または
ほぼ同一外径の外周面を巻締めることによつて行
なう所謂電磁スプリングクラツチに関するもので
ある。
[従来技術の説明] この種の電磁スプリングクラツチにおいては、
巻締用コイルスプリングが、2つの回転部材の同
一外径またはほぼ同一外径の外周面を巻締めるに
要する時間によつて、トルク伝達のための連結時
間が定まる。
そこで、巻締用コイルスプリングの内径面と、
前記2つの回転部材の外周面との隙間を、予め設
計により定めておき、所望の連結特性をもつた製
品としている。
ところで、このような所望の連結特性は、2つ
の回転部材や巻締用コイルスプリングの加工寸法
の誤差によつてバラツキが生じることとなるが、
このバラツキを完成品の状態で調節することを可
能とした電磁スプリングクラツチが知られている
(実開昭55−76932号公報参照)。
この電磁スプリングクラツチは、断面略々L字
状を呈する環状なフイールドコアと、このフイー
ルドコアを支承する第1回転部材と、この第1回
転部材に半径方向に延設されて形成されたフラン
ジと胴部を介して、前記フイールドコアとは反対
側の第1回転部材上に支承された第2回転部材
と、これら第1回転部材と第2回転部材との胴部
にわたりコイル内径面を臨ませた巻締用コイルス
プリングと、このコイルスプリングの外径面とフ
イールドコアに内設された電磁コイルの内周面と
の間に遊嵌された円筒部と、この円筒部より半径
方向外側に延設され外径側の側面をフイールドコ
アの外側円筒部の端面に対向させた円板部とから
なる断面略々L字状を呈する環状なアーマチユア
とを備え、コイルスプリングの一端をアーマチユ
アに、そして他端を第2回転部材に連結した構造
であり、第2回転部材に配設された角度調節装置
により、アーマチユアと第2回転部材との周方向
の相対位置を変更可能として、コイルスプリング
の巻付き角度を、換言すれば、コイルスプリング
の内径面と第1・2回転部材の胴部との隙間を調
節できるようにしたものである。
そして、角度調節装置によつて調節された電磁
スプリングクラツチは、電磁コイルの磁束が、フ
イールドコア→アーマチユア→第1回転部材のフ
ランジ→フイールドコアの経路を磁束回路とし形
成され、アーマチユアはコイルスプリングの自己
復帰力に抗してフイールドコア側に磁気吸引され
る。よつて、コイルスプリングは、内径が縮小さ
れ第1回転部材または第2回転部材の胴部と初期
摩擦力が附与されるので、このコイルスプリング
が第1・2回転部材の胴部に巻締められてトルク
伝達される。
[考案が解決しようとする問題点] 一般に、このような電磁スプリングクラツチ
は、コイルスプリングを入力側と出力側の回転部
材に巻締めてトルク伝達を行なうため、デイスク
の摩擦係合力によつてトルク伝達を行なう電磁ク
ラツチと比較して連結時間が早く、この連結時間
が機器の要求を満足しないことがある。
よつて、従来の電磁スプリングクラツチのよう
に、完成品の状態で連結時間の調節を可能とすれ
ばよいが、前記電磁スプリングクラツチでは、ア
ーマチユアの磁気吸引力による軸線方向の移動に
よりコイルスプリングと第1回転部材、または第
2回転部材との間に初期摩擦力を附与する構造で
あるため、アーマチユアが磁気回路の一部を構成
するのでその移動量を大きく設計できず、コイル
スプリングの内径面と回転部材の外周面との隙間
を大きく定めることができない。一方、電磁コイ
ルの巻数やこの電磁コイルに流す電流値をかえて
磁気吸引力を強くした場合、前記隙間の寸法は多
少大きく定められるが、電磁コイルの内側にアー
マチユアの円筒部、コイルスプリング、回転部材
の胴部が臨む構造であり、このような同一軸線上
配置された電磁スプリングクラツチでは外径寸法
が大径化されてしまうなどの問題点があつた。
この考案は、このような問題点を解決して、コ
イルスプリングの内径面と回転部材の外周面との
隙間を大きく定め、任意に連結時間を調整できる
とともに、装置の外径寸法を小径とした電磁スプ
リングクラツチを提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] そして、この目的を達成するために、この考案
では、電磁コイルを内設した断面略々コ字状を呈
する環状なフイールドコアと、このフイールドコ
アと同一軸線上配置とした第1回転部材と、この
第1回転部材の胴部の端部から前記フイールドコ
アの外側円筒部の内周面に向つて半径方向延設さ
れ、側面を前記外側円筒部の端面より張出したフ
ランジと、このフランジに対し軸線方向間隔をお
いて前記胴部に嵌合固着された環部材と、この環
部材と同一またはほぼ同一外径の外周面が形成さ
れ、前記第1回転部材と同一軸線上配置とした第
2回転部材と、これら環部材と第2回転部材の外
周面に隙間をあけてコイル内径面を臨ませ、一端
が前記第2回転部材に掛止された巻締用コイルス
プリングと、このコイルスプリングの他端が外側
の切欠に掛止され、前記フランジと環部材との間
を軸線方向可動として前記胴部に遊嵌された円板
状アーマチユアと、このアーマチユアの外周面と
前記コイルスプリングのコイル外径面とにわたつ
て内周面を臨ませた円筒形カバーとを備え、この
円筒形カバーを、円周方向の位置調節を自在とし
て前記第2回転部材に固定するとともに、前記ア
ーマチユアに臨む端部に円周方向に所定角度切欠
した切欠部を形成し、この切欠部内に前記アーマ
チユアの外周面より突設した掛止突起を臨ませた
点に特徴がある。
[作用] この電磁スプリングクラツチは、電磁コイルの
磁束が、フイールドコアの外側円筒部→アーマチ
ユア→第1回転部材のフランジ→フイールドコア
の経路で磁束回路を形成し、アーマチユアが第1
回転部材のフランジに磁気吸着されて一体回動す
る。そして、アーマチユアが回動すると巻締用コ
イルスプリングが第1回転部材上の環部材と第2
回転部材に巻締められ、これら回転部材間にトル
クが伝達される。
また、電磁コイルの磁束が消滅すれば、コイル
スプリングの自己復帰力にてこのコイルスプリン
グの内径面と回転部材の外周面との間に隙間が形
成され、トルク伝達は解放される。
[実施例] ついで、この考案の電磁スプリングクラツチ
を、実施例により図面を参照しながら説明する。
第1図にはこの考案の電磁スプリングクラツチ
の実施例を上半部縦断の側面図で、また、第2図
には主要部材を分解斜視図で示してある。図面に
示したように、この考案の電磁スプリングクラツ
チAは、断面略々コ字状を呈する環状のフイール
ドコア1の中心孔にベアリングメタル2を介して
空転自在に挿通した管軸状の第1回転部材3に、
フイールドコア1の外側円筒部の内周面に向つて
半径方向延設され、側面を外側円筒部の端面より
張出したフランジ4を有するハブ5をセレーシヨ
ン嵌合し、さらにこのハブ5に隣接して第2回転
部材6をベアリングスリーブ7を介して空転自在
に支持してある。
ハブ5の胴部5Aにはフランジ4に対し所定の
間隔をおいて正対する環部材8を嵌合固着してあ
るが、この環部材8の嵌合に先立つて円板状のア
ーマチユア9を胴部5Aの外側に遊嵌させてあ
る。
アーマチユア9は、フランジ4と環部材8との
間を軸線方向に可動としてあり、フイールドコア
1内の電磁コイル10に電圧を印加することによ
つて発生する磁束の磁気吸引力によりフランジ4
に磁気吸着する。
一方、環部材8と第2回転部材6とは外径を同
一寸法に形成してあり、第2回転部材6に設けた
穴11には巻締用コイルスプリング12の一端1
2Aを掛止してある。
コイルスプリング12は他端12Bを、アーマ
チユア9の外側に設けた切欠13に掛止してあ
り、アーマチユア9がフランジ4に磁気吸着され
一体に回動することによつて、コイルスプリング
12が環部材8の外周面と第2回転部材6の外周
面をコイル内径面で巻締める。
一方、第2回転部材6には円筒形カバー14の
端部14Aを円周方向に位置調節自在に嵌合わせ
てある。
カバー14は前記コイルスプリング12のコイ
ル外径面とアーマチユア9の外周面に臨む内周面
を有し、アーマチユア9の外周面に臨む端部14
Bの円周方向の所定角度部分を切欠した切欠部1
5を形成してある。
切欠部15内にはアーマチユア9の外周面に突
設した掛止突起16を臨ませてあり、また端部1
4Aにはビス孔17を設けてある。
ビス孔17には固定用ビス18を螺合してあ
り、このビス18は先端を第2回転部材6の外周
面に円周方向配置として設けた複数の凹部19に
掛合自在としてある。
上述の構成からなるこの考案の電磁スプリング
クラツチは、図のようなトルク伝達が解放された
状態では、コイルスプリング12の自己復帰力に
より、アーマチユア9に形成された突起16の反
回転方向端面がカバー14の切欠部15の反回転
方向壁面に当接されている。そして、電磁コイル
10に電圧を印加すると、磁束が発生し、励磁し
たアーマチユア9がフランジ4に磁気吸着して第
1回転部材3と一体に回動し、アーマチユア9の
突起16がカバー14の切欠部15の回転方向壁
面に近づくことによりコイルスプリング12は巻
締められる。
巻締められたコイルスプリング12は環部材8
の外周面と第2回転部材6の外周面をコイル内径
面で巻締め、第1回転部材3から第2回転部材6
へトルクを伝達する。
つぎに、コイルスプリング12のコイル内径面
と環部材8の外周面との隙間を小さくして連結時
間を短縮しようとするときは、ビス18をゆる
め、カバー14を介してアーマチユア9を、コイ
ルスプリング12を巻締める方向に回動し、コイ
ルスプリング12のコイル内径面と環部材8の外
周面との隙間が所望の寸法となつた位置で、再び
ビス18を締込み、その先端を、最も近い位置に
ある凹部19に掛合させて調節を了る。
このように調節すると、コイルスプリング12
は予め必要量巻締められているので、アーマチユ
ア9がフランジ4に磁気吸着したのち極めて僅か
な時間で連結を完了することになる。
[効果] 以上の説明から明らかなように、この考案の電
磁スプリングクラツチは、コイルスプリングの一
端を円板状アーマチユアの外側の切欠に掛止する
とともに、第1回転部材の胴部に嵌合固着された
環部材の外周面と同一またはほぼ同一外径の外周
面が形成された第2回転部材に他端を掛止する構
造とし、このコイルスプリングをフイールドコア
に対して軸線方向に並列配置したから、装置の外
径寸法を大径化することなく、コイルスプリング
の内径面と回転部材の外周面との間の隙間を設計
できる。また、アーマチユアが第1回転部材のフ
ランジに磁気吸着し一体回動することにより、コ
イルスプリングが巻締められる構造とし、かつア
ーマチユアの外側にコイルスプリングの一端を掛
止して、この掛止位置をアーマチユアの内側とし
た場合に比べてコイルスプリングの巻締め量を大
きくしたので、連結時間を長く設計できる。更に
はまた、カバーの端部に外周面が嵌合されたアー
マチユアは、このアーマチユアに形成された掛止
突起が、カバーの切欠部の反回転方向壁面にコイ
ルスプリングの自己復帰力で押圧される構造とし
たから、トルク伝達が解放された状態においてア
ーマチユアの振動が防止できるなどの優れた利点
を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の電磁スプリングクラツチの
実施例を上半部を縦断して示した側面図、第2図
は主要部分の分解斜視図である。図面において、 1…フイールドコア、3…第1回転部材、4…
フランジ、5…ハブ、5A…胴部、6…第2回転
部材、8…環部材、9…アーマチユア、10…電
磁コイル、12…コイルスプリング、14…カバ
ー、15…切欠部、16…掛止突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電磁コイル10を内設した断面略々コ字状を呈
    する環状なフイールドコア1と、このフイールド
    コア1と同一軸線上配置とした第1回転部材3
    と、この第1回転部材3の胴部5Aの端部から前
    記フイールドコア1の外側円筒部の内周面に向つ
    て半径方向延設され、側面を前記外側円筒部の端
    面より張出したフランジ4と、このフランジ4に
    対し軸線方向間隔をおいて前記胴部5Aに嵌合固
    着された環部材8と、この環部材8と同一または
    ほぼ同一外径の外周面が形成され、前記第1回転
    部材3と同一軸線上配置とした第2回転部材6
    と、これら環部材8と第2回転部材6の外周面に
    隙間をあけてコイル内径面を臨ませ、一端12A
    が前記第2回転部材6に掛止された巻締用コイル
    スプリング12と、このコイルスプリング12の
    他端12Bが外側の切欠13に掛止され、前記フ
    ランジ4と環部材8との間を軸線方向可動として
    前記胴部5Aに遊嵌された円板状アーマチユア9
    と、このアーマチユア9の外周面と前記コイルス
    プリング12のコイル外径面とにわたつて内周面
    を臨ませた円筒形カバー14とを備え、この円筒
    形カバー14を、円周方向の位置調節を自在とし
    て前記第2回転部材6に固定するとともに、前記
    アーマチユア9に臨む端部14Bに円周方向に所
    定角度切欠した切欠部15を形成し、この切欠部
    15内に前記アーマチユア9の外周面より突設し
    た掛止突起16を臨ませたことを特徴とする電磁
    スプリングクラツチ。
JP13134081U 1981-04-10 1981-09-03 電磁スプリングクラツチ Granted JPS5836635U (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13134081U JPS5836635U (ja) 1981-09-03 1981-09-03 電磁スプリングクラツチ
US06/366,195 US4465171A (en) 1981-04-10 1982-04-07 Compact electromagnetic spring-wound clutch

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13134081U JPS5836635U (ja) 1981-09-03 1981-09-03 電磁スプリングクラツチ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5836635U JPS5836635U (ja) 1983-03-10
JPS641541Y2 true JPS641541Y2 (ja) 1989-01-13

Family

ID=29924922

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13134081U Granted JPS5836635U (ja) 1981-04-10 1981-09-03 電磁スプリングクラツチ

Country Status (1)

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JP (1) JPS5836635U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5819384Y2 (ja) * 1978-11-22 1983-04-21 神鋼電機株式会社 電磁スプリングクラツチ・ブレ−キのスプリング巻きつき角度調節装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5836635U (ja) 1983-03-10

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