JPS6411493B2

JPS6411493B2 -

Info

Publication number: JPS6411493B2
Application number: JP15560180A
Authority: JP
Inventors: Yoshio Hatsutori
Original assignee: Niles Parts Co Ltd
Current assignee: Niles Parts Co Ltd
Priority date: 1980-11-05
Filing date: 1980-11-05
Publication date: 1989-02-27
Also published as: JPS5780935A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は車両、例えば自動車の座席に設けられ
たアームレストに組み込まれる集中コントロール
スイツチ装置に関するものである。

昨今、自動車の電子化が急速に発達しており、
これに関連してコントロールスイツチ等も多種多
様化し、該操作スイツチの取付部位も従来の運転
席周辺の面前のみでは、操作性及び取付スペース
上等で種々問題が提起される状態が招来してい
る。

本発明は上記問題を解消すべく案出されたもの
であり、即ち、座席のアームレスト部にコントロ
ールスイツチ装置を装着し乗員の所望に応じて自
在に操作出来、且つより安全でコンパクトな車両
用集中コントロールスイツチ装置を提供すること
を目的とするものである。

以下本発明に係る車両用集中コントロールスイ
ツチ装置の好適な一実施例を添付図面に基づき詳
細に説明する。

１は自動車の後部座席であり、２は中央部に設
けられたアームレストであり、３はコントロール
ユニツト本体であり、該コントロールユニツト本
体３は一方のコントロールキーボードスイツチ部
５と、該コントロールキーボードスイツチ部５及
び他方のコントロールキーボードスイツチ１０の
操作で制御信号を発信する電子回路ユニツト部
６、及びエスカツシヨン７とで構成されている。
そして該コントロールユニツト本体３は、緊締具
８でアームレスト２の所定の取付板２ａへ固着さ
れる。９は第２図で示すように、前記コントロー
ルユニツト本体３に、略180゜程度まで開閉自在に
承支されるスイツチ蓋であり、内面側には他方の
コントロールキーボードスイツチ部１０を装着し
ており、表面側は該スイツチ蓋９を本体側へ閉じ
た時、前記エスカツシヨン７と協働して所望する
外観形状を形成するものである。尚、４は電気接
続をなすコードである。

前記コントロールキーボードスイツチ部５は、
プラスチツク材よりなる筐体１１の上面に装着さ
れており、例えば実施例では後席のエアーコント
ロールキーボードスイツチとしての操作用キー５
ａ，５ｂ，５ｃ及び５ｄが設けており、操作用キ
ー５ａはAUTO制御の操作用スイツチを作動さ
せるものであり、同様に操作用キー５ｂはHIGH
操作用スイツチを、操作用キー５ｃはLOW操作
用スイツチを、操作用キー５ｄは電源のON、
OFF操作用スイツチをそれぞれ作動させる。５
ｅはインジケーター用の照明レンズであり、前記
スイツチの操作用キー５ａ，５ｂ，５ｃ及び５ｄ
の一方の周部にそれぞれ独立して設けられ、夜間
時は操作されたスイツチの該操作用キーをその下
部に設置されたそれぞれのランプ５ｆの光を表示
するものである。

５ｇは表示板であり、前記操作用キー５ａ，５
ｂ，５ｃ及び５ｄの各操作用スイツチの機能を表
示するものであり、例えば「AUTO」、
「HIGH」，「LOW」及び「OFF」と表示してお
り、更に夜間時は光導板５ｈにより全面が照明さ
れる。５ｉは右側及び左側への風量を制御するた
めのスライド抵抗器５i′の摘子である。５ｊは更
に前記スライド抵抗器５i′を制御するブリーズメ
イトスイツチの摘子であり、例えば該摘子５ｊを
左側に操作すると、前記スライド抵抗器５i′が作
動し、その摘子５ｉの位置に応じた抵抗値によ
り、左、右の風量が制御されるものである。また
該摘子５ｊを右側に操作すると設定された所定の
左、右の風量で特定位置に固定されるものであ
る。５ｋは表示板であり、前記風量を制御するた
めのスライド抵抗器５i′、及びブリーズメイトス
イツチの機能を表示している。

更に該筐体１１の内部側には前記コントロール
キーボードスイツチ部５の各操作用スイツチを構
成するプリント基板５ｌと、該スイツチの操作信
号を受けて作動する電子回路ユニツト部６を構成
しているプリント基板６ａ及びプリント基板６ｂ
を内蔵しており、下面側のカバーをなす底板１２
と共に緊締具１３で固着されている。

また、電子回路ユニツト部６はプリント基板６
ａと、プリント基板６ｂ及び前記各操作用スイツ
チを構成するプリント基板５ｌとで予備組立で一
体的にユニツト的に構成されており、筐体１１の
下面側より装着し、前記コントロールキーボード
スイツチ部５の各操作用スイツチとの係合をも保
持して固着されている。

前記スイツチ蓋９はプラスチツク材よりなるケ
ース１４を内面側に設けており、該ケース１４内
に他方のコントロールキーボードスイツチ１０、
例えば実施例ではラジオ操作用の各操作用キー１
０ａ，１０ｂ，１０ｃ，１０ｄ，１０ｅ，１０
ｆ，１０ｇ，１０ｈ，１０ｉ，１０ｊ及び１０ｋ
を設けており、操作用キー１０ａは「AM」と
「FM」を相互に切換えるものであり、操作用キ
ー１０ｂは選局の自動移動を左方向へ、１０ｃは
選局移動を右方向へそれぞれ操作するものであ
る。

操作用キー１０ｄ、及び１０ｅはそれぞれ音量
の高底を行なうものである。

操作用キー１０ｆ，１０ｇ，１０ｈ，１０ｉ及
び１０ｊは所望する特定の選局周波数にそれぞれ
特定し、セツトしておくことで所望の選局をいわ
ゆるワンタツチ操作で可能にし容易にしている。
１０ｋは電源のON，OFF操作用キーである。１
０ｌ及び１０ｍは表示板であり前記各操作用キー
の機能を表示しており、夜間時は内部に設置され
た照明ランプの光を受け照明される。１０ｎは特
殊な導電ゴムよりなるラバーコンタクトであり、
１０ｐは上記各スイツチの固定接点も形成するプ
リント基板である。１０Ｑは光導板であり、前記
表示板１０ｌ，１０ｍを夜間時照明するものであ
る。

更に、前記スイツチ蓋９は、表面側にエスカツ
シヨン１５を設け前記他方のコントロールキーボ
ードスイツチ１０の各部品を所定の位置に係合す
るように抑えると共に表面側は前記コントロール
ユニツト本体３側のエスカツシヨン７と共に、該
スイツチ蓋９が閉じられた時所望する形状に、例
えば平になる様に形成されている。また該エスカ
ツシヨン１５は前記コントロールユニツト本体３
側へスイツチ蓋９として開閉自在に承支されるた
めの支軸１５ａを両側面に一体的に形成してい
る。該支軸１５ａは中心部が中空状に開口された
穴１５ｂを穿設しており、前記プリント基板１０
ｐに接続されるリード線の挿通を可能にしてい
る。

１６はロツク用の爪であり、ケース１４とエス
カツシヨン１５との間に弾装的に挾持されており
スイツチ蓋９をコントロールユニツト本体３側に
閉じた時、エスカツシヨン７側の穴７ａに係合
し、スイツチ蓋９を所定位置に係止するものであ
る。該ロツク用の爪１６はエスカツシヨン１５の
表面側の窪み１５ａに挿装される摘子１６ａを一
体的に形成しており指先の操作のいわゆるワンタ
ツチ操作でスイツチ蓋９を開くことを可能にして
いる。

次に作用を説明する。

第１図に示すように例えば車両の後席１のアー
ムレスト２の先端側に装着された一実施例で説明
すると、乗員が該集中コントロールスイツチ装置
のスイツチ蓋９を、該スイツチ蓋９の摘子１６ａ
を操作するとロツク用の爪１６の先端部がコント
ロールユニツト本体３側のエスカツシヨン７の穴
７ａより解放されるため、弾装で押圧されたロツ
ド１１ａにより該スイツチ蓋９が押上げられ自動
的に略15゜程度に開放される。これを更に、手動
で第２図及び第４図に示すようにスイツチ蓋９を
略180゜程度まで開くことにより、第３図で示すよ
うに２つのコントロールキーボードスイツチ部５
及び１０は、略同一方向のかつ一連の操作面をな
し配置されることになる。即ち、コントロールユ
ニツト本体３とスイツチ蓋９の各スイツチ操作面
が、あたかも一連でありかつ同一の操作面のよう
に配置され、同一方向からスイツチ操作できる。

而して、所望するスイツチの操作用キーを操作
することにより目的を達成することが出来る。

尚、夜間時は運転席のライテイングスイツチ
（図示せず）を操作すれば、前記ロツド１１ａは
スイツチ蓋９の開放により押上げられた時にスイ
ツチ作用をなし、内蔵されているランプの点灯で
前記表示板５ｇ，５ｈ，１０ｌ及び１０ｍが照明
され、各操作用スイツチの操作用キー位置が明示
される。而して、夜間においても、操作が容易に
なる。

かくして後部座席の乗員が所望するスイツチ操
作、例えば実施例の如くエヤーコントロール操
作、あるいはラジオのON、OFF及び選局等も運
転者をわずらわすことなく手元で任意に遠隔操作
を行なうことが出来るものである。

上記構成、作用をなす本発明に係る車両用集中
コントロールスイツチ装置は下記の効果を奏する
ものである。

(イ) 後席のアームレストに集中して各種コントロ
ールスイツチ、例えばエヤーコントロールスイ
ツチとラジオコントロールスイツチを装着する
ことで乗員が所望に応じて任意に手元で自在に
遠隔操作が出来、居住性が一段と向上される。

(ロ) 略180゜程度の開閉操作が出来る蓋側の裏面に
も、そのスペースを利用して各種のスイツチを
装着し、スイツチ蓋を開放した際に、当該スイ
ツチ蓋とコントロールユニツト本体の各コント
ロールキーボードスイツチ部の操作面が、あた
かも同一かつ一連の操作面のように配置され
る。而して、極めて小さいスペースでコンパク
トな構成で集約され、アームレスト本来の機能
を損なうことなく容易に装着来ると共に、スイ
ツチ操作の際には、前記スイツチ蓋を開放する
ことにより、各コントロールキーボードスイツ
チ部の接作面が、略同一面上かつ一連に展開さ
れ、車両のような狭い室内における座席にあつ
ても、同一方向から容易にスイツチ操作が出来
る。

(ハ) 必要に応じてスイツチ蓋を開き操作後は閉じ
てスイツチ操作部を内部収納しているため誤操
作等、あるいは他物体等の衝当による損傷を惹
起されず、高品質な商品として提供出来る。

(ニ) 座席のアームレストに集中コントロールスイ
ツチ装置を装着することで車両の運転者は該車
両の走行直接に必要以外の操作が大幅に軽減さ
れより安全な走行運転が出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る車両用集中コントロール
スイツチ装置を後部座席のアームレストに装着し
た一実施例の態様を示す斜視図である。第２図は
本発明に係る車両用集中コントロールスイツチ装
置をアームレストに装着した態様の断面図であ
る。第３図は本発明に係る車両用集中コントロー
ルスイツチ装置の平面図である。第４図は第３図
の矢視線Ａ―Ａ方向の断面図である。２……アームレスト、３……コントロールユニ
ツト本体、５……コントロールキーボードスイツ
チ部、６……電子回路ユニツト部、７，１５……
エスカツシヨン、９……スイツチ蓋、１０……コ
ントロールキーボードスイツチ、１１……筐体、
１１ａ……ロツド、１４……ケース、１５ａ……
支軸、１５ｂ……穴。

Claims

【特許請求の範囲】

１車両のアームレストに装着され一方のコント
ロールキーボードスイツチ部を内蔵したコントロ
ールユニツト本体と、前記コントロールユニツト
本体に略180゜開閉自在に承支されると共に前記一
方のコントロールキーボードスイツチ部の蓋を構
成し、且つ他方のコントロールキーボードスイツ
チ部を内面に装着したスイツチ蓋とを備えると共
に、前記双方のコントロールキーボードスイツチ
部は、前記スイツチ蓋を開放した際に一連の操作
面を構成したことを特徴とする車両用集中コント
ロールスイツチ装置。