JPS6398583A - X線スペクトル測定装置 - Google Patents

X線スペクトル測定装置

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JPS6398583A
JPS6398583A JP24309186A JP24309186A JPS6398583A JP S6398583 A JPS6398583 A JP S6398583A JP 24309186 A JP24309186 A JP 24309186A JP 24309186 A JP24309186 A JP 24309186A JP S6398583 A JPS6398583 A JP S6398583A
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rays
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はX線スペクトル測定装置に関する。更に詳しく
は、厚さの異なるXiミツイルターシンチレータ−と光
検出器とを有する複数のX線検出器により、該X線フィ
ルターに対するX線の減弱曲線からそのX線のスペクト
ル分布を簡便に求め゛られるX線スペクトル11ツ定装
置に関する。  ″[従来技術] 従来、医療分野において使用されるX線撮影のためのX
線あるいは治療における高エネルギーX線に関して、そ
の線量の測定は種々の目的のために度々行われ、非常に
高精度に測定がなされている。これに対して線質、即ち
そのX線のスペクトル分布の確認はほとんど行われてお
らず、便宜的に入射X線の強度を半減させる吸収層の厚
さく半価層)を求めることによって、その平均エネルギ
ー又は実効エネルギーを推定するにとどまっている場合
が多い。
[発明が解決しようとする問題点] これは、従来から採用されている5i(Li)結晶、G
e(Li)結晶等の半導体結晶からなる半導体検出器を
用いる方法、シンチレーシヨン・スペクトロメーターに
よるX線分光法、結晶のX線回折現象を利用する結晶X
線分光法等の方法によるX線スペクトル分布の測定方法
においては、検出器を冷却する必要があったり、測定操
作が煩雑であったり、線量率の高いX線では精度が悪か
ったりする等の問題点があるためであり、そのため簡易
にx!aのスペクトルl1lll定が出来る測定装置の
開発が望まれていた。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものである。
本発明の目的は放射されたX線を検出し、そのエネルギ
ースペクトル分布を簡便にJlll定し得るX線スペク
トル測定装置を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記本発明の目的は、入射するx!aを蛍光に変換する
シンチレーターと、このシンチレータ−の後面に配され
た前記蛍光を検出する光検出器と。
前記シンチレータ−の前面に配されたそれぞれ厚さの異
なるX線フィルターとを有する複数のX線検出器を必須
の構成部材とするX線検出部と。
予め複数の領域に区画された前記X線のエネルギー分布
の各エネルギー領域に該当する成分のフルエンス量と、
前記X線の該エネルギー領域のエネルギーと、前記シン
チレータ−の該エネルギー領域における質量エネルギー
吸収係数と、前記X@フィルターにより前記フルエンス
量が減弱する割合とを乗じた量の植算量と、前記各X線
検出器からの各出力信号に対応する前記X線の全吸収線
量との前記X線検出器毎に与えられた複数の一次方程式
が記憶され、前記各X線検出器からの各出力信号をもと
に前記複数の一次方程式からなる連立一次方程式を解き
、求められた前記フルエンス量から前記X線のスペクト
ルを求める記憶・演算部とを有することを特徴とする本
発明のx6スペクトル測定装置によって達成される。
[作用] 本発明は、予め複数の領域に区画されたX線のエネルギ
ー分布の各エネルギー領域に該当する成分のフルエンス
量と、前記x6の該エネルギー領域のエネルギーと、前
記シンチレータ−の該エネルギー領域における質量エネ
ルギー吸収係数と。
前記X線フィルターにより前記フルエンス量が減弱する
割合とを乗じた量のa算量と、前記各xm検出器からの
各出力信号に対応する前記X線の全吸収線量との前記x
!!検出器毎に与えられた複数の一次方程式からなる連
立一次方程式を解き、求められた前記フルエンス量から
前記X線のスペクトルを求めるものである。
以下、本発明のX線スペクトル測定装置の測定原理につ
いて説明する。
X線をX線フィルターたる、ある特定の吸収材に照射し
てその透過線量を測定すると、それはxiの全ての波長
(エネルギー)に対する透過線量であるが、それはまた
各波長(エネルギー)のX線量(フルエンス量)の情報
を精算した値を測定していることになる。第4図はX線
スペクトルを例示するものであり、横軸はX線の波長(
即ち、エネルギーE)であり、縦軸はXi強度(即ち、
X線フルエンス量φ)である、今、X線エネルギーEi
のX線フルエンス量をφiとし、X線が厚さX、吸収係
数grの吸収材(X線フィルター)によって吸収を受け
ると、X線フルエンス量はφi expC−gi X)
に減弱する。X線エネルギー分布が広範囲にわたる時、
各エネルギーのX線フルエンス量φiに対してそれぞれ
その吸収係数ILiで決まるX線フィルターによるX線
の吸収効果があるために、測定によって得られるX線フ
ルエンス量φは、これら各エネルギー成分に分解された
透過フルエンス量φi exp(−ILi x)の積算
量となる。従って、X線フィルターの厚みを変えると各
々のエネルギーに対して異なった吸収効果を与えること
が出来、その積算量は異なる結果となる。
このようにX線フィルターの厚みを種々変化させると、
各々異なる結果を得ることから数学的にはX線フィルタ
ーの厚みをパラメーターとして、X線フィルターを透過
した各エネルギーのX線フルエンス量(φi)を未知数
とし、これらを加算したvI算値と各X線検出器によっ
て得られるX線の全フルエンス量(実際には各検出器に
より吸収線量として求められる)との関係を示す複数の
一次方程式からなる連立一次方程式にまとめることがで
き、この方程式を解くことは、未知数である各エネルギ
ーのX線フルエンス量(φi)が求められることであり
、物理的にはこれらの積算量として、もとのX線の波長
分布(スペクトル分布)を求めることに外ならない。す
なわち、上記のようなa11定植をx!i9フィルター
の厚みを変化させながら求めることは、そのX線の減弱
曲線を求めることになり、従ってX線フィルターに対す
るxliQの減弱曲線からX線スペクトルが得られるこ
とになる。
本発明のX線スペクトル測定装置のX線検出部において
、xVjの吸収に関係する物質はシンチレータ−たる蛍
光板とX線フィルターである。いま、エネルギーEiの
X線に対する蛍光板の質量エネルギー吸収係数及びX!
!aフィルターの吸収係数をそれぞれ(JLen/ρ)
i及びILi とし、エネルギーEiに相当するX線フ
ルエンス量をφiとおくと、厚みがXであるX線フィル
ターを透過したX線を検出したX線検出器の全出力■(
吸収線量に比例する線量)の内、エネルギーEiのX線
に対応する出力Iiは、 i ;φi Ei (ILen/ ρ)i exp(−gi
 x)ΔEであり、IはIfの積算量で与えられるから
、■ =Σφi Ei (gen/ ρ)i exp(−pi
 x)ΔEである。
そして、X線フィルターの厚さXを変化させた時のx1
ia検出器からの出力Ijは。
j =Σφi Ei (ILen/ρ)i exp(−pi
 xj)ΔEで与えられる。ここで、 bij=Ei (g、en/ρ)i exp(−gi 
xj)ΔEとおくと、 Ij==Σbijφi ・・・・−(1)なる関係が得
られる。
そこで、求めようとするX線スペクトルのエネルギー領
域をn個に区画したとしく i = 1− nの場合)
、例えばX線フィルターの厚みを異にするn個のX線検
出器を用いれば(j = 1 ” nの場合)、n個の
X線検出器からの各出方(11。
I2 、I3 、sea 、In)4f、ツレツレ11
=bllφ1+b21φ2+**s+bnlφnIn=
blnφ1+b2nφ2+***+bnnφnとなる。
なお、 x1iIa検出器を構成する蛍光板のエネルギ
ーEiに対するX線の質量エネルギー吸収係数(ルen
/ρ)i及びX線フィルターの吸収係数Biはその材質
及びエネルギーが決まれば全て決まる定数なので、これ
らの値から予め上記式(1)の定数bijを計算によっ
て求めておき、これと各X線検出器からのn個の出力値
(11。
12 、I3 、sea、In)を用いて、n個ノ、h
2式(1)からなりφiを未知数とする連立一次方程式
を解くことによってφiが求められ、従ってこの時照射
されたX線のスペクトルを求めることが出来る。
[実施例] 以下1本発明の実施例を図面を用いて詳細に説明する。
第1図は本発明のX線スペクトル測定装置の構成の一実
施例を示すブロック図である。
第2図は本発明におけるX線検出部の一実施例を説明す
るための概略図である。
本実施例のX線スペクトル測定装置の構成は第1図に示
すように基本的には2入射したX線を検出する複数のX
線検出器からなるX線検出部1と、X線検出部lからの
出力信号をデジタル化し演算処理をする演算処理部2と
、求められた演算イ16を表示する表示部6とからなる
。演算処理部2はさらにX線検出部1からの出力信号を
増幅する増幅部3と、増幅部3で得られたアナログ情報
をデジタル化するA/D変換部4と、デジタル化された
情報を演算し、記憶する演算◆記憶部5とから構成され
る。
X線検出部1は第2図に示すように、隔壁によって区画
された複数の小室を有する外囲器7の各小室内に、基準
X線検出器1s及び複数のX線検出器1a、lb、lc
、ldが配設されて構成されたものである。基準X線検
出器ISは入射したX線りをその入射量に比例する量の
蛍光に変換させるシンチレータ−たる蛍光板8Sと、こ
のコミt光板8sに密着して、X線入射面と反対の面に
設けられ、前記蛍光を検出する光検出器10sとからな
り、X線検出器1a、lb、lc、ldは同じく入射X
線りの入射量に比例する量の蛍光に変換するシンチレー
タ−たる蛍光板8a、8b。
8c 、8dと、これらの蛍光板のX線入射面に設けら
れた同種の材料でJゾさのみ異なる複数のX線フィルタ
ー9a、9b、9c、9dと、前記蛍光板のX線入射面
とは反対の面に密着させて設けられた光検出器10a、
10b 、loc 、10dとからなる。
ここで、X線フィルター9a、9b、9c。
9d(7)厚さtはそれぞれta、tb、tc。
tdとし、本実施例においてはt a<t b<t c
<tdとした。
本実施例において、前記X線検出器は5個設けたが、X
線スペクトル測定器の精度を高めるには、X線検出部1
に配設されるX線検出器の数は多い程良く、実用」−は
10個以上設けることが望ましい。外囲器7はX線検出
器1s、la〜1dの保護と外光の侵入及び他の蛍光板
からの蛍光の漏洩防止のために設けられたものであり、
X線吸収が少なく、所定の硬度を有し外光及び蛍光を透
過させない材質が選択され、例えば着色アクリル板、ベ
ークライト板等のプラスチックを用いることが好ましい
。xvjフィルター9a。
9b、9c、9dとしてはX線吸収能が大きく、数mm
以下の厚さのものであっても、厚さの変化に対してX線
の減弱率の変化が大きい材質のものが好ましく、例えば
Cu、AI 、Sn、PbkJ(7)金属板が好適に用
いられる。
蛍光板8s、8a、8b、8c、8dはCaWO4、B
 i 4 G e3012、ZnS:Ag、BaFCl
 :Eu、La0Br:Tm、(Zn。
Cd)S :Ag、Y202 S :Tb 、Gd2O
2S :Tb、Gd202 S : Pr等の、X線照
射により高効率に発光するX線用蛍光体を結合剤樹脂中
に分散させてなる蛍光体塗布液を紙、プラスチック等の
支持体上に塗布し、乾燥させて支持体上に蛍光体層を形
成することによって得た蛍光板、又はガラス板等の基板
上に蛍光体塗布液を塗布し、乾燥して得られた蛍光体層
を該基板から剥離して得た自己支持型蛍光板が使用され
る。
光検出器10s、10a、10b、10c。
10dとしては、蛍光板8S、8a〜8dから発する蛍
光を電気的な信号に変換するフォトダイオードや光電子
増倍管等の光電変換素子が使用され得るが、X線検出部
1の容積を小さくすることができる、製造コストを低く
抑えることができる茅の点からフォトダイオードを用い
ることが特に好ましい。
なお、本発明のx!!itスペクトル測定装置において
、これをX線照射量を°測る線量計として併用する場合
や、X線フィルターとなる金属フィルターの透過率曲線
のこう配から照射されたX線の管電圧を測る管電圧計と
して併用する場合等、本発明のX線スペクトルΔI4定
装置をX線のスペクトル甜室以外の機能をも有する多機
梯型のX線測定装着として用いるのでなければ、X線検
出部1を構成するx!!a検出器の内、基準X線検出器
ISは設けなくても良い。
第1図に示したように、照射されたX線のx1a情報信
号はX線検出部1によってその中に配設された各X線検
出器毎に検知され、それぞれ電気的信号に変換され、増
幅部3で増幅される。ここで増幅された信号はA/D変
換部4でデジタル化された後、各X線検出器毎に演算・
記憶部5に一旦記憶保存される。この時X線検出部1内
のX線検出器の数をj個とすると、x&a検出検出部熱
射されたX線情報はj個の出力信号[Ijlとして別々
に演算・記憶部に入力される。これとは別にX線検出部
1に照射されたx6のエネルギー領域(E)を予めn個
(但し、n≦j)に区画し、X線検出部lに配設されて
いるj個のX線検出器に対してそれぞれ上記式(1)で
表わされるj個の一次方程式(Ij=Σbijφi)を
演算拳記憶部5に記憶させておく、なお、定数bijは
各エネルギーにおける蛍光板の質量エネルギー吸収係数
(g en/ρ)i、 X線フィルターの吸収係数ルi
及びX線フィルターの厚さxjの値から予め各X線検出
器毎に計算され、上記式(1)に代入される。この時演
算・記憶部では、ここに入力された各X線検出器からの
j個の出力信号[Ijlを各X線検出器に対応するj個
の一次方程式(Ij=Σbijφi)にそれぞれ取込み
、各エネルギー成分のX線フルエンス量φiを未知数と
するこれらの連立一次方程式の解を演算し、各エネルギ
ー成分のX線フルエンス量φi (即ち、X線のスペク
トル分布)を計測する。
なお、X線の出力は交流的波形成分を有し、時間と共に
その強度は変動するので精度の点から、複数のX線検出
器から取り込まれ、演算処理されるそれぞれの情報は同
時又は出来るだけ短詩間の間隔で取り込まれた情報であ
ることが望ましい。
従ってX線検出部1からの出力信号を増幅する増幅部3
及び増幅されたアナログ信号をデジタル信号に変換する
A/D変換部4は一組ではなく複数の組み合わせとする
のが好ましく、特に各X線検出器毎に独立した増幅部及
びA/D変換部を接続しておくことがより好ましい。こ
のようにして演算処理部?で得られたX線スペクトル分
布のデータは陰8i線管ディスプレイやレコーダー等の
表示部6に表示されるほか、演算・記憶部5に記憶、保
存させておくことも出来る。
第3図(a)は、本発明のX線スペクトル測定装置のX
線検出部の別の実施例を示す概略図であり、また第3図
(b)は本実施例のX線検出部に用いられるコリメータ
ーを例示する斜視図である。
本実施例のxvj検出部11は同じく隔壁によって区画
された複数の小室を有する外囲器17の各小室に配設さ
れた複数のX線検出器11a、llb、llc、lid
、lieとこれらのx6検出器の前面(X線入射側)に
設けられたコリメーター15により構成されている。X
線検出器11a、llb、llc、lid。
lieはそれぞれコリメーター16a、16b 。
16c、16d、16eを挟んで、そのX線の入射側に
同種の材料からなり、厚さのみの異なる金属フィルター
等のX線フィルター19a。
19b 、19c 、19d 、19eを設け、他方の
側に入射XvQLを、その入射量に比例する量の蛍光に
変換するシンチレータ−たる蛍光板18a。
18b 、18c 、18d 、18eを配すると共に
、その蛍光板の後側にこれと接触させて該蛍光板からの
蛍光を検出する光検出器20a。
20b、20c、20d、20eを設けてなる。
コリメーター15及びコリメーター16a。
16b、16c、16d、16eはPb 、 Cu 。
Sn等のX線吸収能の大きい金属片を一定の間隔を隔て
て入射X線束とほぼ平行となるように並置してなる。こ
の時、各金属片間の間隙中(bf?!i)に対する各金
属片の高さくX線の入射方向の金属片の10.h値)の
比(h/b値)はおよそ2/l〜30/lとなるように
するのが好ましい。なお、上記実施例において、コリメ
ーター15及びコリメーター16a、16b、16c、
16d。
16eは第3図(a)及び(b)に例示したように各コ
リメーターの開口部が平行に並ぶように配置しているが
、入射するX線が放射状に入射する場合は、各コリメー
ターの開口部がそれぞれ放射されたX線束の中心に向う
ように中心から離れた所に位置するコリメーターはど内
側に傾けて配置しても良い。また、コリメーターはX線
検出部の各X線検出器の内部(各X線フィルターと各蛍
光板の間)及び各X線検出器の前面(X線の入射側)の
少なくとも一方に設ければ良いが、その両方に設けるの
がより好ましい。このようにX線検出部内の各X線検出
器内(各X線フィルターと各蛍光板との間)及び各X線
検出器の前面(X線の入射側)にこのようなコリメータ
ーを設けてX線検出部内に入射したX線の散乱線成分を
除去し、X線の照射方向に対してほぼ平行な直接線のみ
を検出することによって、X線スペクトルの測定精度を
一層向上させることができる。
[発明の効果] 以」二詳細に説明したように、本発明のX線スペクトル
31一定装置においては、X線の情報をX線フィルター
を介してシンチレータ−により一旦光に変換してこれを
検出することとし、X線検出器はX線フィルターとシン
チレータ−と光検出器とを密着させて一体化する構造と
したので、X線検出器の容積を小さくし、且つ高感度に
することができる。その結果として、X線検出部内に多
数のX線検出器をコンパクトに並置出来、同時に多数の
X線情報が得られるため、きわめて短時間のうちに精度
良くX線スペクトルを測定することが出来る。また、本
発明のX線スペクトルa11定装はによれば、従来の半
導体検出器のように検出器を冷却する等の煩雑な操作が
不要であり、きわめて簡便にX線スペクトルの測定を行
うことが出来る等の利点を有する。
更に1本発明のX@スペクトルfl11定装置において
は、シンチレータ−とX線フィルターとの間又は/及び
XtLQフィルターの前面に配され且つ前記X線の入射
方向に対して平行に配されたコリメーターを設ければ、
検出したいX線以外の不要なX線の散乱線等をコリメー
ターで防ぎ、X線の照射方向に対してほぼ平行な直接線
のみを検出するが可能となり、X線スペクトルの゛測定
精度を一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のX線スペクトル測定装置の構成を例示
するブロック図である。 第2図は本発明のX線スペクトル測定装置のX線検出部
を例示する概略図である。 第3図は本発明のX線スペクトル測定装置のX線検出部
の別の実施例を例示する概略図である。 第4図は本発明のX線スペクトル測定装置の作用を説明
するために描かれたX線スペクトル分布の概略図である
。 l、11φ・・・・X線検出部 2・・・・−演算処理部 3φ・・Φ・増幅部 4・・・・・A/D変換部 5・・・・・演算・記憶部 6・−噂・・表示部 7.17・Φ・・・外囲器 15、lea、18b 。 16c、led、lee * 争* * a =+リメ
ーター8g、8a、8b、8c、8d、18a。 18b、18c、18d、18e e ・* ・蛍光板
9s、9a、9b、9c、9d、19a。 19b、19c、19d、19e  * * 拳e X
線フィルター10s、10a、lOb、10c、10d
、20a。 20b、20c、20d、20e a * e @光検
出器特許出願人 化成オプトニクス株式会社第1図 第2図 M3 図 (b) 第4図 手続補正書 昭和62年 8月21日 特許庁長官  小 川 邦 夫 殿 1、事件の表示 特願昭61−243091号 2、発明の名称 X線スペクトル測定装置 3、掛止をする者 事件との関係   特許出願人 名  称   化成オプトニクス株式会社4、代理人 住所 東京都港区虎ノ門五丁目13番1号虎ノ門40森
ビル5、補正の対象 明細書の特許請求の範囲の欄 発明の詳細な説明の欄、及び図面 6、補正の内容 (1)明細書の特許請求の範囲を別紙の通り補正する。 (2)明細書第5頁第1行目「X線フィルターにより前
記フルエンス量が城弱」を「フルエンス量のX¥jが前
記X線フィルターを透過」に訂正する。 (4)同書同頁第8行目「記憶・演算」を「演算処理」
に訂正する。 (5)同書同頁第17行目〜18行目「X線フィルター
により前記フルエンス量が城弱」を「フルエンス量のX
線が前記X線フィルターを透過」に訂正する。 (6)同書第6頁第18行目ri exp(−p、 i
 x) Jを「1 ・exp(−トi*x)」に訂正す
る。 (7)同書第7頁第4行目ri exp(−μ1x)4
を’i  ・expC−pi a X) Jに訂正する
。 (8)同m第8頁第20行目「=φi Ei (gen
/ρ)i exp(−gi aX)ΔE」を「:φi*
Eie(u−en/ ρ)is exp(−ILi I
Ix) *ΔE」に訂正する。 (9)同書第9頁第3行目「=Σφi Ei (p、e
n/p)i  exp(−8Li x) ΔEJを「=
Σφ1−Ei a  (pLen/  10)  i 
 a  exp(−gi  *  x)  *ΔE」に
訂正する。 (10)同書同頁第8行目[−Σφi E  i (g
en/p) i  ezp(−pi xj)ΔE」を「
−Σφi争Ei*(gen/ρ) s *exp (−
gi IIx j) ・ΔE」に訂正する。 (11)同書同頁第10行目rEi (gen/ ρ)
i  exp(−Bi x j) ΔEjをrEi *
(gen//)) i  11exp(−pi 11x
 j)・ΔE」に訂正する。 (12)同書同頁第12行目「Σbijφi」を「Σb
ij 争φl」に訂正する。 (工3)同書第10頁第10行目「に対するX線の」を
「のX線に対する」に訂正する。 (14)同書第21頁第3行目「が可能となり」を「こ
とが可能となり」に訂正する。 (15)第2図、第3図(a)及びi4図を別紙の通り
訂正する。 特許請求の範囲 (1)入射するX線を蛍光に変換するシンチレーターと
、このシンチレータ−の後面に配された前記−1ff光
を検出する光検出器と、前記シンチレータ−の前面に配
されたそれぞれ厚さの異なるX線フィルターとを有する
複数のX線検出器を必須の構成部材とするx6検出部と
、 予め複数の領域に区画された前記X線のエネルギー領域
の各エネルギー領域に該ちする成分のフルエンス量と、
前記X線の該エネルギー領域のエネルギーと、前記シン
チレータ−の該エネルギー領域における質量エネルギー
吸収係数と、前記フルエンス量のX線が前記X線フィル
ターを透過する割合とを乗じた量の積算量と、前記各X
線検出器からの各出力信号に対応する前記X線の全吸収
線量との前記X線検出器毎に学えられた複数の一次方程
式が記憶され、前記各X線検出器からの各出力信号をも
とに前記複数の一次方程式からなる連立一次方程式を解
き、求められた前記フルエンス量から前記X線のスペク
トルを求める演算処理部とを有することを特徴とするX
線スペクトルΔ111定装置。 (2)前記X線検出器を構成する夫々の前記シンチレー
タ−と夫々の前記X線フィルターとの間又は/及び夫々
の前記X線フィルターの前面にそれぞれコリメーターが
前記X線の入射方向に対して平行に配されていることを
特徴とする特許請求の範囲第1項記載のX線スペクトル
測定装置。 第2図 第3図(a) 第4日

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)入射するX線を蛍光に変換するシンチレーターと
    、このシンチレーターの後面に配された前記蛍光を検出
    する光検出器と、前記シンチレーターの前面に配された
    それぞれ厚さの異なるX線フィルターとを有する複数の
    X線検出器を必須の構成部材とするX線検出部と、 予め複数の領域に区画された前記X線のエネルギー分布
    の各エネルギー領域に該当する成分のフルエンス量と、
    前記X線の該エネルギー領域のエネルギーと、前記シン
    チレーターの該エネルギー領域における質量エネルギー
    吸収係数と、前記X線フィルターにより前記フルエンス
    量が減弱する割合とを乗じた量の積算量と、前記各X線
    検出器からの各出力信号に対応する前記X線の全吸収線
    量との前記X線検出器毎に与えられた複数の一次方程式
    が記憶され、前記各X線検出器からの各出力信号をもと
    に前記複数の一次方程式からなる連立一次方程式を解き
    、求められた前記フルエンス量から前記X線のスペクト
    ルを求める記憶・演算部とを有することを特徴とするX
    線スペクトル測定装置。
  2. (2)前記X線検出器を構成する夫々の前記シンチレー
    ターと夫々の前記X線フィルターとの間又は/及び夫々
    の前記X線フィルターの前面にそれぞれコリメーターが
    前記X線の入射方向に対して平行に配されていることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載のX線スペクトル
    測定装置。
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