JP3139558B2 - X線管電圧測定装置及びその調整方法 - Google Patents

X線管電圧測定装置及びその調整方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、X線管電圧測定装置及
びその調整方法に関する。更に詳しくは、本発明は、X
線発生装置で発生するX線を検出してX線管電圧を測定
する際に、該X線発生装置の高電圧発生方式の違いによ
りX線の強度波形が異なる場合にも同一の管電圧測定値
を得ることが可能なX線管電圧測定装置及びその調整方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】X線発生装置のX線管に印加される管電
圧を測定する装置の1つに、X線フィルター(X線吸収
板)とX線検知素子との組合せからなるX線検出部にX
線を照射することにより該X線フィルターに対するX線
の透過率を測定し、該X線透過率に基づき照射X線の管
電圧を測定する装置が知られている。この様なX線管電
圧測定装置のX線検出部は、入射X線を吸収し蛍光に変
換するシンチレーターと該シンチレーターの前面に配置
されたX線フィルターならびに後面に配置された光検出
器との組み合わせからなり、用いられるX線フィルター
の厚さのみが異なる複数のX線検出器から構成されてい
る。X線検出部に照射された被測定X線はそれぞれのX
線検出器ごとに独立して検出され、これら複数のX線検
出器の出力信号に所定の演算処理を施すことにより、被
測定X線を発生させているX線管の管電圧が求められる
(特開昭62−222599号公報等参照)。この様
に、被測定X線を蛍光に変換し該蛍光を検出する方式の
X線管電圧測定装置(間接式X線管電圧測定装置)で
は、X線管に印加されている高電圧を電圧計で直接測定
しなくても、X線を測定しただけでX線管電圧を知るこ
とができるので、その簡便性と安全性のために広く利用
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】X線管の管電圧は、一
定の条件下においては、その時発生したX線の強度と相
関関係にあるため、上記間接式X線管電圧測定装置では
被測定X線の強度を検出することによって、その時の管
電圧を求めている。
【0004】ところで、JISの定義によれば、X線管
電圧はそのピーク値で表されるため、X線の強度波形
(X線強度と時間との関係を示す曲線)の最大値を検出
しなければならない。ところが、X線発生装置には、高
電圧発生方式により、単相整流方式、三相6パルス整流
方式、平滑方式、インバーター方式、コンデンサー方式
等の多くの種類があり、高電圧発生方式の違いに起因し
て各装置から発生するX線の強度波形は異なるため、測
定点数として理論的には1点であるX線強度波形の最大
値を検出することは、複雑な強度波形の場合ほど困難で
あり、測定精度の点で不十分であった。
【0005】そこで、測定精度を向上させるため、被測
定X線の強度波形のピーク付近において強度に関する多
量のデータをサンプリングし、これらの平均値を利用す
れば測定精度向上が期待されるものの、X線の強度波形
が異なれば強度のピーク値が同一であっても平均強度が
異なるため、得られる管電圧値が変化するという問題点
があり、その改善が望まれていた。
【0006】本発明は、以上の様な従来の間接式X線管
電圧測定装置の問題点に鑑み、X線発生装置の高電圧発
生方式に依存してX線の強度波形が変化しても、X線管
に印加されている管電圧が同一の場合には同一の管電圧
測定値が得られる様にすることを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記目
的を達成するものとして、被測定X線管からの入射X線
を蛍光に変換するシンチレーターと該シンチレーターの
後方に配された前記蛍光を検出するための光検出器と前
記シンチレーターの前方に配されたそれぞれ厚さの異な
るX線フィルターとを有する複数のX線検出器を含んで
なるX線検出部と、前記各X線検出器の出力またはその
増幅出力をAD変換するAD変換部と、該AD変換部の
複数の出力を演算して前記被測定X線管の管電圧を算出
する演算手段とを含んでなるX線管電圧測定装置におい
て、前記入射X線の強度波形に対応する前記各X線検出
器の出力またはその増幅出力中の高周波成分を除去する
高周波成分除去手段が前記各X線検出器と前記AD変換
部との間に介在していることを特徴とする、X線管電圧
測定装置、が提供される。
【0008】本発明においては、前記各X線検出器に係
る高周波成分除去手段はその高周波成分除去特性を可変
とすることができる。
【0009】また、本発明によれば、上記目的を達成す
るものとして、前記X線管電圧測定装置を調整する方法
において、(a)前記各X線検出器の出力またはその増
幅出力とX線管電圧との間に存在する関係式の定数を、
既知の管電圧を印加したX線管からのX線を異なる管電
圧で複数回入射させることにより求めて、前記関係式を
確定し、(b)異なる高電圧発生方式に係るX線管につ
き、それぞれ、既知の一定の管電圧を印加して、複数の
前記X線検出器に係る高周波成分除去手段の高周波成分
除去特性の関係を変化させて複数回X線を入射させ、X
線管電圧測定値を得、(c)前記(b)において得られ
た全てのX線管電圧測定値が一定となる時の前記各X線
検出器に係る高周波成分除去手段の高周波成分除去特性
を選定し、この特性の高周波成分除去手段を採用する、
ことを特徴とする、X線管電圧測定装置の調整方法、が
提供される。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の具体的実
施例を説明する。
【0011】図1は本発明によるX線管電圧測定装置の
一実施例を示すブロック図であり、図2は該装置のX線
検出部を示す断面図であり、図3は図1の装置のX線検
出部と増幅部とを示す回路図である。
【0012】本実施例装置は、図1に示す様に、入射X
線を検出するX線検出部1と、該X線検出部からの出力
信号を管電圧値に変換する演算処理部2と、該管電圧値
を表示する表示部6とからなる。演算処理部2は更に、
X線検出部1からの信号を増幅する増幅部3と、該増幅
部で得られたアナログ信号をデジタル化するAD変換部
4と、ここでデジタル化された信号を演算し記憶する、
演算・記憶部5とから構成されている。尚、増幅部3に
は高周波成分除去手段が含まれている。
【0013】X線検出部1は、図2に示す様に、隔壁に
より区画された複数の小室を有する外囲器7の各小室内
に、基準X線検出器1s及び複数のX線検出器1a,1
bが収容されて構成されたものである。図示されている
様に、X線検出器1s,1a,1bは並列配置されてい
る。基準X線検出器1sは、入射X線Lをその入射量に
比例する量の蛍光に変換するシンチレーターたる蛍光板
8sと、この蛍光板に密着してX線入射面と反対の面に
設けられ前記蛍光を検出する光検出器10sとからな
る。X線検出器1a,1bは、それぞれ入射X線Lをそ
の入射量に比例する量の蛍光に変換するシンチレーター
たる蛍光板8a,8bと、これら蛍光板のX線入射面の
前にそれぞれ設けられた厚みの異なるX線フィルター9
a,9b(これらの厚さをそれぞれta ,tb とすれ
ば、本実施例ではta <tb )と、前記蛍光板のX線入
射面と反対の面に密着させてそれぞれ設けられ前記蛍光
を検出する光検出器10a,10bとからなる。
【0014】尚、本実施例において、前記X線検出器は
基準X線検出器1sを含めて3個設けたが、装置の機能
や精度を向上させるためにはX線検出部1に配設される
X線検出器の数は多いほどよい。本発明では、X線検出
器は最低2つ設ける必要があり、実用上は3個以上設け
るのが好ましい。尚、前記基準X線検出器1sは必ずし
も必要ではない。また、演算処理部2を構成する増幅部
3及びAD変換部4は、X線検出部1に配置された各X
線検出器1s,1a,1bに対応してそれぞれ独立に信
号の入出力を行う複数の回路からなっている。
【0015】外囲器7は各X線検出器1s,1a,1b
の保護と外光の侵入及び他の蛍光板からの蛍光の漏洩の
防止のためのものであり、X線吸収が少なく、所望の硬
度を有し、外光及び蛍光を透過させない材質が選択さ
れ、例えば着色アクリル板やベークライト板等のプラス
チックスが用いられる。
【0016】X線フィルター9a,9bとしては、X線
吸収能が大きく、数mm以下の厚さのものであっても厚
さ変化に対してX線透過率変化の大きい材質が好まし
く、例えばCu,Al,Sn,Pb等の金属板が好適に
用いられる。
【0017】蛍光板8s,8a,8bとしては、CaW
4 ,Bi4 Ge312,ZnS:Ag,ZnS:C
u,BaFCl:Eu,LaOBr:Tm,(Zn,C
d)S:Ag,Y22 S:Tb,Gd22 S:T
b,Gd22 S:Pr等の、X線照射により高効率に
発光するX線用蛍光体を結合剤樹脂中に分散させてなる
蛍光体塗布液を紙やプラスチックス等の支持体上に塗布
し乾燥させて支持体上に蛍光体層を形成することによっ
て得た蛍光板、またはガラス等の基板上に蛍光体塗布液
を塗布し乾燥させて得られた蛍光体層を該基板から剥離
して得た自己支持型蛍光板が使用される。
【0018】光検出器10s,10a,10bとして
は、蛍光板8s,8a,8bが発する蛍光を電気的信号
に変換するフォトダイオードや光電子増倍管等の光電変
換素子が使用される。X線検出部1の容量を小さくする
ことができ製造コストを低く押えることができる等の点
から、フォトダイオードを用いるのが好ましい。
【0019】図3に示す様に、光検出器10s,10
a,10bは、増幅部3を構成する増幅回路3s,3
a,3bに独立に接続されている。そして、光検出器1
0a,10bの各出力信号を増幅する増幅回路3a,3
b中には、検出抵抗Ra,Rbと並列に特定の高周波数
成分をカットするローパスフィルター回路を構成するコ
ンデンサーCa,Cbが組込まれている。
【0020】次に、本実施例装置の動作につき説明す
る。
【0021】X線検出部1を構成する独立したX線検出
器1a,1bのそれぞれの出力を増幅回路3a,3bで
増幅して得た出力をそれぞれ[Ia],[Ib]とする
と、X線を発生させた時のX線管電圧値[KVp]と
[Ia],[Ib]との間には、 [KVp]=A{1/log([Ia]/[Ib])}+B の関係式が成り立つことが実験的に確認された。ここ
で、前記の如くX線検出器1a,1bは厚みがそれぞれ
a ,tb であるX線フィルターを有しており且つta
<tb であり、A及びBは定数である。
【0022】従って、管電圧が既知のX線管からのX線
を異なる管電圧で複数回入射させて、各測定時の出力
[Ia],[Ib]を得ることにより、上記式より予め
定数A,Bを求めて関係式を確定し、演算・記憶部5に
記憶させておけば、以後、被測定X線管からのX線を入
射させて出力[Ia],[Ib]を得、これらの値から
演算により{1/log([Ia]/[Ib])}の値
を求め、被測定X線管の管電圧値[KVp]を得ること
ができる。
【0023】但し、特定厚さのX線フィルターを有する
2つのX線検出器の出力を用いて演算した時、X線管電
圧値[KVp]と{1/log([Ia]/[I
b])}との間に上記関係式が正確に成り立つ管電圧値
幅は30〜40kV程度に限られるので、本発明装置で
は、厚さの異なる3つ以上のX線フィルターを有する3
個以上のX線検出器を備えておき、予め予測される測定
管電圧領域に応じて、使用するX線検出器をを選定する
様にするのが好ましい。
【0024】尚、[Ia],[Ib]は、各X線検出器
からの出力信号のAD変換出力値の平均値またはこれら
を集計したもの、あるいはピーク値近傍のレベルのもの
のみを抜き出したものの合計であってもよい。
【0025】図4は、増幅部3に設けられた2つの増幅
回路3a,3bの出力[Ia],[Ib]から算出した
{1/log([Ia]/[Ib])}値とX線管の管
電圧との関係を示すグラフであり、用いられたX線発生
装置は出力強度波形が平滑でない単相整流方式の場合で
ある。図4において、曲線(a),(b),(c)は、
上記2つの増幅回路3a,3bに設けられたコンデンサ
ーCa,Cbの容量比([Ca]/[Cb])がそれぞ
れ25pF/5pF,20pF/5pF及び15pF/
5pFの3つの場合について例示した。尚、図示してい
ないが、X線出力強度波形の平滑度が大である平滑方式
のX線発生装置を用いて同様にして求めた場合には、3
つの曲線(a),(b),(c)は殆ど一致する(重な
る)。しかし、図4に示す様に、単相整流方式のX線発
生装置から発生するX線の様に出力強度波形が平滑でな
い場合には、{1/log([Ia]/[Ib])}値
とX線管の管電圧値とは比例関係にあるものの、{1/
log([Ia]/[Ib])}値は増幅回路3a,3
bに設けられた2つのコンデンサーCa,Cbの容量
[Ca],[Cb]の比[Ca]/[Cb]によって、
同一管電圧のX線であっても、一定値にはならない。
【0026】そこで、この様にX線発生装置の高電圧発
生方式の違い(その結果生ずるX線出力強度波形の違
い)によって起こる管電圧測定装置の測定誤差をなくす
ために、コンデンサーCa,Cbの容量比[Ca]/
[Cb]を調整する。
【0027】図5は、コンデンサーCa,Cbの容量比
[Ca]/[Cb]を変化させた場合について、X線出
力強度波形の異なる方式(平滑方式と単相整流方式)の
X線発生装置からの同一管電圧のX線を測定した時の増
幅回路3a,3bの出力値[Ia],[Ib]から算出
した{1/log([Ia]/[Ib])}値の変化を
調べた結果を示したものである。図5の3つの直線
(a),(b),(c)は、それぞれコンデンサーC
a,Cbの容量比[Ca]/[Cb]が20pF/5p
F,25pF/5pF及び15pF/5pFの場合であ
る。これはX線管電圧120KVpで管電流50mAと
した場合についてのものである。尚、この測定に用いた
X線発生装置は、平滑方式のものが島津製作所製HD−
150−60型であり、単相整流方式のものが日立製作
所製RD−155−23型である。
【0028】図5から分かる様に、X線管電圧測定装置
のX線検出器からの出力を増幅する複数の増幅回路のそ
れぞれに、高周波成分除去のためのコンデンサーを設
け、それぞれのコンデンサーの容量を適宜選定すること
により、被測定X線管の高電圧発生方式の違いによって
出力強度波形が異なった場合にも、{1/log([I
a]/[Ib])}値は殆ど変化せず、従って一定のX
線管電圧測定値が得られる様にすることができる。
【0029】尚、図5には、管電圧が120KVpの場
合についてのみ例示したが、それ以外の管電圧の場合に
もほぼ同様な効果が得られた。
【0030】本発明のX線管電圧測定装置における高周
波成分除去手段としては、図3に例示した様な各増幅回
路3a,3bの検出抵抗Ra,Rbと並列にコンデンサ
ーCa,Cbを配置したもの以外に、例えば図6〜図9
に示す様なものが例示される。これらの図においては1
つのX線検出器についてのみ図示されており、上記図1
〜図3におけると同様の機能を有する部材には同一の符
号が付されており、4aはAD変換回路である。図6に
おいて11aはコンデンサーを用いたローパスフィルタ
ーであり、図7において12aはコイルを用いたローパ
スフィルターであり、図8における13a及び図9にお
ける14aはいずれもアンプを組合わせたアクティブ型
のローパスフィルターである。これらのフィルターを構
成する素子の特性を適宜選定することにより、被測定X
線管の高電圧発生方式の違いによらず、X線管に印加さ
れている管電圧が同一の場合には同一のX線管電圧測定
値が得られる様にすることができる。もちろん、これら
フィルターを構成する素子として特性可変なものを用い
れば、該素子の特性を適宜調節することにより目的を達
成することができる。
【0031】
【発明の効果】以上の様に、本発明によれば、入射X線
の強度波形に対応する各X線検出器の出力またはその増
幅出力中の高周波成分を除去する高周波成分除去手段を
各X線検出器とAD変換部との間に介在せしめたので、
これら高周波成分除去手段の高周波成分除去特性を適正
なものとすることにより、X線発生装置の高電圧発生方
式に依存してX線の強度波形が変化しても、X線管に印
加されている管電圧が同一の場合には同一の管電圧測定
値が得られる様にすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるX線管電圧測定装置の一実施例を
示すブロック図である。
【図2】図1の装置のX線検出部を示す断面図である。
【図3】図1の装置のX線検出部と増幅部とを示す回路
図である。
【図4】増幅回路の出力[Ia],[Ib]から算出し
た{1/log([Ia]/[Ib])}値とX線管の
管電圧との関係を示すグラフである。
【図5】X線出力強度波形の異なる方式のX線発生装置
からの同一管電圧のX線を測定した時の増幅回路の出力
値[Ia],[Ib]から算出した{1/log([I
a]/[Ib])}値の変化を示すグラフである。
【図6】高周波成分除去手段の例を示す回路図である。
【図7】高周波成分除去手段の例を示す回路図である。
【図8】高周波成分除去手段の例を示す回路図である。
【図9】高周波成分除去手段の例を示す回路図である。
【符号の説明】
1s,1a,1b X線検出器 2 演算処理部 3s,3a,3b 増幅回路 4a AD変換回路 8s,8a,8b 蛍光板 9a,9b X線フィルター 10s,10a,10b 光検出器

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定X線管からの入射X線を蛍光に変
    換するシンチレーターと該シンチレーターの後方に配さ
    れた前記蛍光を検出するための光検出器と前記シンチレ
    ーターの前方に配されたそれぞれ厚さの異なるX線フィ
    ルターとを有する複数のX線検出器を含んでなるX線検
    出部と、前記各X線検出器の出力またはその増幅出力を
    AD変換するAD変換部と、該AD変換部の複数の出力
    を演算して前記被測定X線管の管電圧を算出する演算手
    段とを含んでなるX線管電圧測定装置において、前記入
    射X線の強度波形に対応する前記各X線検出器の出力ま
    たはその増幅出力中の高周波成分を除去する高周波成分
    除去手段が前記各X線検出器と前記AD変換部との間に
    介在しており、前記各X線検出器に係る高周波成分除去
    手段はその高周波成分除去特性が可変であることを特徴
    とする、X線管電圧測定装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載のX線管電圧測定装
    置を調整する方法において、 (a)前記各X線検出器の出力またはその増幅出力とX
    線管電圧との間に存在する関係式の定数を、既知の管電
    圧を印加したX線管からのX線を異なる管電圧で複数回
    入射させることにより求めて、前記関係式を確定し、 (b)異なる高電圧発生方式に係るX線管につき、それ
    ぞれ、既知の一定の管電圧を印加して、複数の前記X線
    検出器に係る高周波成分除去手段の高周波成分除去特性
    の関係を変化させて複数回X線を入射させ、X線管電圧
    測定値を得、 (c)前記(b)において得られた全てのX線管電圧測
    定値が一定となる時の前記各X線検出器に係る高周波成
    分除去手段の高周波成分除去特性を選定し、この特性の
    高周波成分除去手段を採用する、 ことを特徴とする、X線管電圧測定装置の調整方法。
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