JPS6397736A - 水洗便所の洗浄水放流装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野： 本発明は設置箇所が多い水洗便所に対して特に適した洗
浄水放流装置に関する。

従来の技術： 水洗便所の洗浄水放流装置にはシスタン内に保有される
洗浄水を放流弁の開弁により放流する容積設定形式のも
のと放流弁がフラッシュ弁または電動弁とされている時
間設定形式のものとがある。

発明が解決しようとする問題点： 従来採用されているこれら二つの形式のものは、それぞ
れが、利点と欠点とをもつ。すなわち、水槽内に保有さ
れている洗浄水の全量（またはその若干分の−）が放流
弁が開かれた後の経過時間に関係なく放流される容積設
定形式のものは、放流量を正確なものとすることができ
るが、反面において、便器の形式および排水管の設置位
置の関係より要求される水頭条件を満足させ得ない場合
が起るし、放流弁が開かれている時間により放流量が定
められる時間設定形式のものは上記不都合を伴わないが
、反面において、水道の水圧変動および放流弁に生じる
錆の発生や異物の付着により最初に設定された一定の放
流量を維持させ難い。

問題点を解決するための手段： 本発明によるものは、上下の端部のうち、一方の端部が
洗浄水の放流弁を経て水道管に、他方の端部が便器への
洗浄水の放流管に連なる水槽を設け、重力により沈降位
置を保とうとするか或いは浮力により上昇位置を保とう
とする上下動板を水槽内に配置し、上下動板が沈降形式
のものであるか浮上形式のものであるかに従い、水槽が
水道管に連なる側を上下動板が沈降して落付く側または
浮上して落付く側に選定し、上下動板の中心部に永久磁
石リングを取付け、上下動板上の永久磁石リングを上下
方向に案内する非磁性パイプな設けると共に、洗浄水の
放流弁が開かれたときに生じる上下動板の上昇または下
降の量が所定値（こ達したことを検出する検出装置を上
下動板上の永久磁石リングと該リングを案内する非磁性
パイプ内に配置された検出器とにより構成させ、上下動
板が所定量だけ上昇または下降したときに上記検出装置
が発生する信号を受けて洗浄水の放流弁の閉弁な行う制
御装置を設けたことを特徴とする。

上記水槽は、洗浄水の放流が行われないときにおいては
大気圧下の洗浄水により満される。

作用： 便室よりの信号により洗浄水の放流弁（以下、単に放流
弁と言う。）が開かれると、水道管→水槽→便器と云う
過程の流れが、水槽内の上下動板の上昇または下降を伴
って起る。上下動板の上昇または下降の量は便器への洗
浄水の放流量に対応するので、上記検出装置を具えた水
槽は便器に放流された洗浄水の容積を直接に測定し、放
流された洗浄水の量が所定値に達したときに放流弁を閉
じさせる。

放流弁が閉じられると、水道管より水槽への洗浄水の流
入も停止するので、放流弁の開弁時に一時的に上昇また
は下降させられた上下動板はそれに作用する重力または
浮力により洗浄水の放流が行われなかったときの沈降状
態または浮上状態に戻る。

実施例： 第１図は本発明による洗浄水放流装置を設けられた水洗
便所の１例を示す。

この図において、（１）は便器、（２）は便室、（３）
は便室のドアー、（４）は排水管である。排水管（４）
は便室の後壁（５）の背後にお込て床（６）の上方に配
置されている。（７）は放流弁、（８）は洗浄水の放流
スイッチ、（９）は故障時用放流弁である。

αＧは本発明によるものにおいて設けられた水槽で、そ
の構造は第２図に示される。αυは制御装置、０３は水
道管、α３は便器への洗浄水の放流管である。

洗浄水は、水道管叩→放流弁（７）→水槽σｌ→放流管
ａ３→便器（１）と云う経路の下に流される。

第２図は水槽０１の内部構造および水槽！１Ｇの動作の
説明用のものである。この図に示す如く、水槽αＧ内に
は上下動板α０が納められている。この上下動板αりは
洗浄水が上記経路の下に便器に放流されるとき、換言す
れば、洗浄水が水槽ＯＧに流入するときに上昇し、放流
弁（７）が閉じられて水槽αＧへの洗浄水の流入が止っ
たときに図示の位置に沈降する。

α９は上下動板α少の中心部に取付けられた永久磁石リ
ング、ｕｅは上下動板α心を案内する非磁性パイプで、
非磁性パイプ０［９内には上下動板匝上の永久磁石リン
グＱＳと共働して上下動板の位置検出装置を構成する検
出器ＩＪ’ｎ　ｆｉｌ　（１１が納められている。これ
らの検出器のうち、検出器＋１７１　Ｃ１０は上下動板
Ｃｌ４１の上昇位置検出用のもの、検出器α９は上下動
板α舶の沈降位置検出用のものである。上下動板匝の上
昇位置用に設けられた二つの検出器のうち、上方に設け
られた検出器αりは便所の利用が「大」のときのもの、
下方に設けられた検出器０秒は便所の利用が「小Ｊの場
合のときのものである。第１図に示す放流スイッチ（８
）を操作することにより発せられる開弁信号■が「犬」
の利用のものであるか「小」の利用のものであるかは制
御装置αＤにお込て判断され、便所の利用が「犬」の場
合には検出器叩よりの閉弁信号１２６が無効なものとさ
れて検出器α力よりの閉弁信号ＱＤが有効なものとされ
る。検出器１１は開弁信号■の到来により所定量の洗浄
水の放流を行い得る待機状態にあること（上下動板０４
１が沈降位置にあること）を表示する表示灯の点灯用の
もので、点灯信号のを発生する。

のはウォーターハンマ発生防止用の中空ゴムリング、勿
ωは整流板、■はバイパス流路である。

バイパス流路■は、水槽Ｏ１を経由することなく放流弁
α２と放流管０３とを連通させるもので、バイパス流路
ω上にはさきに指摘した故障時用放流弁（９）が設けら
れる。

以上において説明した実施例においては、水槽（ＩＩの
下部より洗浄水の導入が行われるが、上下動板圓の比重
が１より小さくされた浮子形式の場合には水槽αＧへの
洗浄水の導入は水槽α０の上部より行われる。

発明の効果： 本発明は、従来の容積設定形式のものおよび時間設定形
式のものの欠点を伴わない洗浄水放流装置を提供するも
のである。すなわち、本発明によるものは、水道水圧を
利用しつつ洗浄水の放流を行わすので便器の形式および
排水管の設置位置よりくる制約がなく、また、所定量の
洗浄水の放流が行われたときに放流弁を閉じるので、水
道水圧や放流弁の状態変化に影響されることなく正確な
量の洗浄水の放流を行わす効果をもたらすものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による洗浄水放流装置の１例を設けられ
た水洗便所を示し、第２図は第１図の洗浄水放流装置に
おける水槽およびそれに関連する各部を示す。 亮１図 策２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 上下の端部のうち、一方の端部が洗浄水の放流弁を経て
   水道管に、他方の端部が便器への洗浄水の放流管に連な
   る水槽を設け、重力により沈降位置を保とうとするか或
   いは浮力により上昇位置を保とうとする上下動板を水槽
   内に配置し、上下動板が沈降形式のものであるか浮上形
   式のものであるかに従い、水槽が水道管に連なる側を上
   下動板が沈降して落付く側または浮上して落付く側に選
   定し、上下動板の中心部に永久磁石リングを取付け、上
   下動板上の永久磁石リングを上下方向に案内する非磁性
   パイプを設けると共に、洗浄水の放流弁が開かれたとき
   に生じる上下動板の上昇または下降の量が所定値に達し
   たことを検出する検出装置を上下動板上の永久磁石リン
   グと該リングを案内する非磁性パイプ内に配置された検
   出器とにより構成させ、上下動板が所定量だけ上昇また
   は下降したときに上記検出装置が発生する信号を受けて
   洗浄水の放流弁の閉弁を行う制御装置を設けたことを特
   徴とする、水洗便所の洗浄水放流装置。