JPS6396567A - 小型高感度電流センサ - Google Patents

小型高感度電流センサ

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JPS6396567A
JPS6396567A JP61242637A JP24263786A JPS6396567A JP S6396567 A JPS6396567 A JP S6396567A JP 61242637 A JP61242637 A JP 61242637A JP 24263786 A JP24263786 A JP 24263786A JP S6396567 A JPS6396567 A JP S6396567A
Authority
JP
Japan
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light
faraday rotation
single crystal
current sensor
polarizer
Prior art date
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Pending
Application number
JP61242637A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumitake Nakanishi
文毅 中西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication of JPS6396567A publication Critical patent/JPS6396567A/ja
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  • Measuring Instrument Details And Bridges, And Automatic Balancing Devices (AREA)
  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 労技術分野 この発明は、高感度で小型の電流センサに関する。
配電線などの電流をモニタするための電流検出装置とし
て、いくつかの原理に基づくものがある。
光の偏光面のファラデー回転を用いるものが、電流セン
サとして使われ始めている。これは電気式のものと違っ
て、光を用いるのであるから、電磁ノイズの影響と全く
受けない。電源全不必要とするから、安全である。その
他にいくつかの長所がある。
しかし、ファラデー回転を検出原理として採用するから
、検出感度が低く、まな、温度特性が悪いという難点が
あった。
(イ)従来技術 ファラデー回転利用電流センサの原理について説明する
配電線に電流が流れると、そのまわりに、磁場を生ずる
。これは電線全中心として、回転角の方向に成分を持つ
磁場で、電流に比例し、電線からの距離に反比例する。
ある種の非対称性をもつ結晶は、磁場を加えると、その
磁場と平行な方向に進行する光の偏波面が回転する。単
位長さ、単位磁場あたりの偏波面の回転角をヴエルデ定
数という。この回転をファラデー回転という。
ファラデー回転を生ずる結晶であればファラデー回転角
から、磁場の強さを測定できる。ファラデー回転角は直
接側るのは煩雑であるから、ファラデー回転素子の両端
に、偏光子、検光子を配置し、通過する光の相対強度か
らファラデー回転角と求める。
配電線に近接して、このような測定装置を置けば、電流
が磁場を生じ、磁場がファラデー回転を生ずるのである
から、電流の大きさを測定する事ができる。
従来の電流センサの、センサ部kfxTファラデー回転
素子には、BSO単結晶(Bi 、2Si O,)、Z
n5e多結晶、YIG単結晶などが用いられてきた。
(つ)従来技術の問題点 B501ZnSeはヴエルデ定数が0.1〜02m1n
10e cmであって、小さい値である。つ°エルデ定
数が小さいので、配電線電流モニタに用いるためには、
少なくともIQ mm程度の厚みが必要である。しかし
、温度特性は比較的良い。−10℃〜60℃の温度範囲
に於て、ヴエルデ定数の変化は、±1.5%程度にすぎ
ない。
YIG(イツトリウム鉄ガーネット)単結晶は、ヴエル
デ定数が10 rainloe−α程度でかなり大きい
センサ感度が高い。しかし、温度に対するヴエルデ定数
の変動が著しい。−10℃〜60℃の範囲で、ヴエルデ
定数は±12%の幅で変動する。このように温度特性が
悪いので、温度に一定に保つか、温度補償と行なう必要
がある。
センサとするには、ファラデー回転素子の両側に偏光子
、検光子を配置しなければならない。従来、Zn5e1
BSOを用いたセンサは、偏光子、検光子がそれぞれ5
繭程度の厚みがあった。このため、全長が2〜30のセ
ンサとなる。つまり、大型のセンサとなり、目的によっ
ては使い難い場合がある。
さらに、偏光子、ファラデー回転素子、検光子の幾何学
的な位置合わせが難しい、という問題があった。
位)発明が解決しようとする問題点 ファラデー回転を用いた従来の電流センサは、感度、温
度特性のいずれかで難があった。
また、寸法の点でも問題であった。比較的大型のものに
なってしまう。
さらに、偏検光子、ファラデー回転素子の幾何学的位置
合わせが困難であった。
00   目       的 感度、温度特性ともに優れた電流センサに提供する事が
本発明の第1の目的である。
小型の電流センサを提供する事が本発明の第2の目的で
ある。
偏検光子、ファラデー回転素子の位置合わせが容易な電
流センサ全提供することが本発明の第3の目的である。
(イ)構 成 ファラデー回転素子として、ヴエルデ定数が3〜5酬1
0e−と大きく、−10℃〜60℃に於てヴエルデ定数
の変動が±2%と小さいCd、−xMnxTeを用いる
Cd1−xMnxTeはCdTeとMnTe  の混晶
である。従来は良い結晶ができなかったが、最近の結晶
成長技術の進歩によって、欠陥の少ない、比較的大きい
単結晶が作れるようになってきた。
混合比の組成Xは、0≦X≦0.74  まで同一の結
晶系を保つように選ぶことができる。
Cd=xMnxTe  は、従来は、縦型ブリッジマン
法、横型ブリッジマン法で作られていた。しかし、転位
密度が大きく、素子の材料としては使えないものであっ
た。
ところが、LEC法(液体カプセル法)でCd、−。
Mn工Teを作る事が試みられ始めた。これは引上げ法
であって、原料融液の上をB2O3で蓋い、不活性気体
の高圧を加えて揮発性成分の揮散を防ぎながら結晶を引
上げるものである。
LEC法によると、転位が2〜3×10α程度の低転位
の単結晶が得られるようになった。
ヴエルデ定数は、同一の材料であっても、光の波長、温
度によって異なる。
Cd、−xMnxTe単結晶をファラデー回転素子とし
て用いると、混合比Xが自在に制御しつるパラメータに
なる。
ある波長の光に対して、ヴエルデ定数が大きい値をとり
、しかも温度変化の小さいようl Cd1−エMnxT
e f、Xを選ぶことにより、自在に製造する事ができ
る。
第1図は本発明の電流センサの構成を略示する斜視図で
ある。
cd、−xMnxT′e単結晶チップ1は、磁界の存在
する場所に置かれて、光の偏光面全回転する事のできる
ファラデー回転素子として用いられている。
単結晶チップ1の一方の面には、偏光膜1が蒸着或は貼
付けである。
単結晶チップ1の両面には、2本の光ファイバ4.5が
対向するように設けられている。これらノ光ファイバは
マルチモードの光ファイバでよい。
受光側の光ファイバ5の入射端面に、検光膜3が蒸着、
又は貼付けられている。
ここで、偏光膜2、検光膜というのは、従来の複屈折を
用いた偏光子とは異なる。複屈折を用いるものは、通常
光と異常光とがπ/2 だけの位相差を生じるだけの厚
みがなければナウナい。このため例えば5 mm以上と
いうような厚いものになる。
ここで用いるものは、金属誘電体の多層膜である。
このような偏光子は、特開昭60−97304 (S、
60゜5.31)に於て、最初に提案されている。
光に対して透明な誘電体(厚みd)と2、より薄い金属
層(厚みg)とを、交互に繰り返し積層する。たとえば
dは数千オングストローム、gは数十〜百オングストロ
ームのオーダーである。このような積層体は、蒸着、ス
パックリングによって作る事ができる。
第2図に金属誘電体多層膜の原理図を示す。
層面と平行な方向に光を通丁。面と直角な方向に電界成
分を有する光をTMモードという。これは、金属層と直
角な方向に電界と持つから、金属層に電流が殆ど流れな
い。従って、減衰せずに透過する。
面と平行な方向に電界成分を有する光をTEモードとい
う。これは金!iiI層と平行な電界を有するので、金
属中に渦電流と生じる。これによるジュール熱発生のた
め、TEモードは急速に減衰する。
数11m〜十μmの短い光路で、TMモード/TEモー
ドの比が100dB程度になる。
直交する電界成分tもつふなつのモードの透過の状態が
著しく異なり1、TMモードしか通さないのであるから
、これは偏光子なのである。複屈折と利用したものと原
理的には全く異なるが、これも偏光子といえる。
この偏光子は、従来の偏光子と異なり、厚みを数μm〜
数十Jimにする事ができる、という極めて優れた長所
がある。
単結晶の面と、光ファイバの端面とに、このような金属
誘電体多層膜の偏検光子を形成する。
まず、石英の薄膜をスパッタリングにより、これらの而
に付ける。これは一様に付ける。厚さは数μmとする。
さらにホトレジストを塗り乾燥させる。回折格子を用い
て、光源からの光と回折させ、ホトレジストに当てる。
多数の光の縞になって、ホトレジストに光が当る。
このあと現像する。ホトレジストにより、縞状に端面が
被覆される。
エツチングして、露出している石英の部分を除去する。
ホトレジストで覆われている部分の石英は縞状に残る。
ここへ金属全蒸着する。ホトレジストが露呈している部
分の石英が除かれているが、この溝に金属が蒸着される
ホトレジストを除く。すると、石英と金属とが交互膜全
形成する事になる。
或は、適当な基板の上に、誘電体と金属と全交互にスパ
ッタリング、蒸着して、二次元的な拡がりをもつ金属誘
電体多層膜を作製しておく。
これを、基板とともに刃物で切断して、数十μmの幅の
素子とする。この素子に単結晶の面と光ファイバの面に
貼付ける。
偏光子と検光子の偏波面の傾き(■)は、通常は90゜
であるが、そうでなくてもよい。
ファラデー回転角をΦとすると、光ファイバ5へ入る光
の強度JはJ。を定数として、J  =  J oco
s (Φ−Φ)Φによって与えられる。ΦγO近傍での
感度全最大にし、かつ電流がOの時にJ=0にしたけれ
ば、(+) = g□°に選ばれる。しかし、そうでな
い場合もある。目的によって、偏検光子の偏波面の傾き
Φを適当に選ぶ。
この例では、偏光膜2と単結晶1の前面に、検光膜3を
受光側の光ファイバ端面に形成している。
これに限るものではない。
単結晶1の前面に偏光膜1、後面に検光膜3を設けても
よい。この場合、傾きΦは固定になる。
さらに、発光側の光ファイバ4の出射面に偏光膜2、受
光側の光ファイバ5の入射面に検光膜3全設けるように
してもよい。
Qノ)作 用 配電線の近くに、Cd1−xMnxTe単結晶1を置く
面に立てた法線と、電流の作る磁界が平行になるように
配置する。
一方の光ファイバ4に発光ダイオード、レーザダイオー
ド、気体ガスレーザ、その他の光源からの光と入れる。
この光は光ファイバ4の中に伝搬する。
光ファイバから出射され、偏光膜2に通る時、偏光膜に
よって決まる方向に偏波面を持つ直線偏光になる。
直線偏光が、Cd、−エMnxTeに入ると、電流工に
よって作られん磁界Hにより偏波面が甲だけ回転する。
甲は、 111  =  VHL          (2)=
VIaL         (3) と書くことができる。■はベルデ定数、Lは単結晶の長
さ、aは定数である。
この光が検光膜と通るから、Φのような電界強度となる
受光用光ファイバ5の他端に光検出器に設けて、光強度
を測定することにより、電流の大きさ工が分る。
(ト)実施例 Cd、、8Mno、2Te fファラデー回転ぶ子とし
た。光源はQ、78/l1m  の波長の発光ダイオー
ドとしな。この波長の光に対し、前記の単結晶は、ヴエ
ルデ定数が3.4 +lin10e−cmで、−10℃
〜60℃ に於ける温度変動によるヴエルデ定数の変化
は±2.5% であった。
感度、温度特性ともに優れたものである。
これによって、配電線の電流(数10A〜数10OA、
1を測定する事ができた。
サイズに関しては、全長で比較して、従来の1/4程度
の小型高18度の電流センサが得られた。
(り)効 果 新材料であるCd1−x Mn xTe ’(ファラデ
ー回転素子として用いる電流センサである。
ベルデ定数が大きいので感度の高いセンサf−得る事が
できる。
ベルデ定数が温度によってあまり変化しないから、温度
特性の優れにセンサを得る事ができる。
偏、検光子を素子又はバッファ面に設けているから、小
型化でき、また位置合わせも容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の電流センサの構成全示す説明図。 第2図は偏光膜、検光膜として用いる金属誘電体多層膜
の説明用斜視図。 l  −−・−Cd、−xMnxTe単結晶2・・・・
偏 光膜 3・・・・検 光膜

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ファラデー回転素子と、該ファラデー回転素子の前方に
    設けられた偏光子と、ファラデー回転素子の後方に設け
    られ前記偏光子の偏光面に対し一定の傾き角Φをなして
    設けられる検光子と、光源から出射された光を前記偏光
    子を通してファラデー回転素子へ導く光ファイバ4と、
    ファラデー回転素子及び検光子を透過した光を受光素子
    へ導く光ファイバ5とよりなる電流センサに於て、ファ
    ラデー回転素子がCd_1_−_xMn_xTe単結晶
    1であり、偏光子及び検光子が薄い誘電体層と薄い金属
    層とを交互多層に積層してなる偏光膜2及び検光膜3で
    あつて、前記光ファイバ4、5の出射端面及は入射端面
    或はファラデー回転素子の前面又は後面に形成されてい
    る事を特徴とする小型高感度電流センサ。
JP61242637A 1986-10-13 1986-10-13 小型高感度電流センサ Pending JPS6396567A (ja)

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JP61242637A JPS6396567A (ja) 1986-10-13 1986-10-13 小型高感度電流センサ

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JPS6396567A true JPS6396567A (ja) 1988-04-27

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JP61242637A Pending JPS6396567A (ja) 1986-10-13 1986-10-13 小型高感度電流センサ

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