JPS6396229A - 繊維強化アルミニウム合金部材 - Google Patents

繊維強化アルミニウム合金部材

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JPS6396229A
JPS6396229A JP24097986A JP24097986A JPS6396229A JP S6396229 A JPS6396229 A JP S6396229A JP 24097986 A JP24097986 A JP 24097986A JP 24097986 A JP24097986 A JP 24097986A JP S6396229 A JPS6396229 A JP S6396229A
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alumina
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    • F05CINDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A6発明の目的 (11産業上の利用分野 本発明は、強化繊維およびアルミニウム合金マトリック
スより構成される繊維強化部と、該繊維強化部に一体化
され、前記アルミニウム合金より構成される単体部とを
備えた繊維強化アルミニウム合金部材に関する。
(2)従来の技術 従来、前記アルミニウム合金として、過共晶&U成の合
金が用いられている(特公昭61−169154号公報
参照)。
(3)発明が解決しようとする問題点 しかしながら、前記過共晶組成のアルミニウム合金は板
状の大きな初晶Siと共晶(α+St)を有するので、
繊維強化部の強度が向上する反面、単体部の硬さが高く
なり、その部分の切削加工性が悪化するという問題があ
る。
本発明は前記に潅み、繊維強化部の強度を向上させると
共に単体部の切削性を良好にした前記部材を提供するこ
とを目的とする。
B0発明の構成 (11問題点を解決するための手段 本発明は、前記繊維強化アルミニウム合金部材において
、 単体部の初晶Si量(重量%) に設定したことを特徴とする。
(2)作 用 繊維強化部および単体部の初晶5i(iを前記のように
特定すると、繊維強化部においては初晶SI量が多いの
でその部分の強度が向上し、また単体部においては初晶
Si量が少ないのでその部分の硬さの上昇が抑制され、
これにより切削性が良好になる。
なお、両部の初晶Silの比が1以下になると、アルミ
ニウム合金として低Si量のものを用いた場合、繊維強
化部における強度の向上が十分に達成されなくなる。一
方、前記比が4を上回ると、アルミニウム合金として低
Si量のものを用いた場合、単体部の強度低下の原因と
なる。またアルミニウム合金として高Si量のものを用
いた場合、前記比が4を上回るように制?IIIすると
鋳造時湯温の低下を来たすため繊維強化部におけるアル
ミニウム合金の充填性が悪くなる。
(3)実施例 第1〜第3図は繊維強化アルミニウム合金部材としての
サイアミーズ型シリンダブロックlを示し、そのシリン
ダブロックlの各シリンダポア2回りが、強化繊維およ
びアルミニウム合金マトリックスより構成される繊維強
化部1aであり、各繊維強化部1aはそれを囲繞する、
アルミニウム合金より構成される単体部1bと一体化さ
れる。
強化繊維としては、アルミナ系繊維華独、またはその繊
維と炭素繊維との混合繊維が用いられ、またアルミニウ
ム合金としては、1.65〜14.0重量%のSiを含
有する亜共晶組成のアルミニウム合金が用いられる。
前記シリンダブロック1の製造は、例えば前記混合繊維
を用いて、アルミナ系繊維の繊維体積率(vr)が12
%、炭素繊維のそれが9%の円筒状成形体を作製する工
程、鋳造用金型を200〜300℃に予熱する工程、前
記成形体を100〜400℃に予熱して前記金型に設置
する工程、前記アルミニウム合金の溶湯を、第4図に示
す時間t1内において、前記金型に注入する工程、溶湯
の注入終了後、第4図に示す時間L2、例えば2〜10
秒間溶湯を注入状態のまま放置する工程、および溶湯に
lO〜300 kg/aJの圧力pを加えてそれを成形
体に充填複合する工程を用いて行われる。
前記のように溶湯の加圧前に、それを所定時間放置する
と、その放置時間の間に単体部1bにおいてSi含有量
の少ないα初晶が析出し、その後溶湯を加圧すると、相
対的にSi含有量が多くなった?8湯分が成形体に充填
されることになるので、繊維強化部1aでは初晶Si量
(重量%)が単体部1bの初晶SiM(重量%)よりも
多くなり、両部1a、lbにおける初晶Si量の比Rは
、lくR≦4(好ましくは1.2〜2.0)の範囲に制
御される。
第5図は繊維強化部1aと単体部1bの金属組織を示す
顕微鏡写真(200倍)であり、図中、Aはアルミナ系
繊維を、Cは炭素繊維を、Sは初晶Siを、Mはアルミ
ニウム合金マトリックスをそれぞれ示す。
第5図から明らかなように、繊維強化部laでは初晶S
i量が多く、その含有量は、アルミナ系繊維および炭素
繊維を除く繊維強化部1aにおいて12重量%であり、
一方、単体部1bでは初晶5iflが少なく、その含有
量は単体部1bにおいて8.5重量%である。したがっ
て前記初晶Si量の比Rは、R= 1.4である。
このように繊維強化部1aでは初晶Si量が多くなるの
で、その強度が増し、また摺動特性も良好となり、一方
、単体部1bでは初晶sinが少なくなるので、その硬
さの上昇が抑制されて切削性が良好になる。
この場合、繊維強化部1aにおける初晶Siの平均粒径
はアルミナ系繊維の平均直径以下に設定される。このよ
うな制御は、単に成形体の予熱温度を調節して成形体中
およびその周囲における溶湯の凝固速度および時間を調
節することによって達成される。
上記のように初晶Siの平均粒径を特定すると、その初
晶3iが微細化され、これにより繊維強化部1aの強度
を向上させ、また初晶Stの脱落を極力抑制して摺動特
性の向上を図ることができる。
初晶Stの平均粒径が前記平均直径を上回ると、初晶S
tの脱落量が多くなり、その脱落した初晶Siにより相
手材であるピストンの摩耗が促進される。
前記鋳造法により両部1a、lbにおける初晶Silの
調節を行うには、前記のように1.65〜14.0重量
%のStを含有する亜共晶組成のアルミニウム合金が最
適である。この場合、Siの含有量が1.65重量%を
下回ると、繊維強化部1aにおいて初晶Stの強度向上
効果を期待することができず、一方、Siの含有量が1
4.0重量%を上回ると単体部lbが過共晶組成傾向と
なり、粗大な初晶Siが晶出し易くなって強度低下の原
因となり、また単体部1bの切削性が悪化する。
アルミナ系繊維には、その製造上、繊維化されていない
粒状物、即ちショットが必然的に含まれているもので、
そのショットの粒径および含有量によって繊維強化部1
aの強度、摺動特性等が左右される。
本発明者等は種々検討を加えた結果、粒径150μm以
上のショットのみならず、粒径150μm以下のショッ
トが繊維強化部1aの強度に与える影響および強度に影
響を与えるショットの平均粒径と平均繊維直径との関係
について究明している。
第6図は、平均直径3.0μmのアルミナ系繊維におい
て、ショットの平均粒径を150μm以下に設定した繊
維強化部1aの、無潤滑条件下における焼付限界特性を
示す。線aが前記混合繊維を用いた場合に、′15bが
繊維体積率12%のアルミナ系繊維を単独で用いた場合
にそれぞれ該当する。
線a、bのように、アルミナ系繊維(ショット含有)に
対する平均粒径150μm以下のショットの含有量が4
.0重量%以下であれば、焼付限界面圧が高く、摺動部
材として十分な実用性を有する。
また線aの場合は、線すに比べて、潤滑能を有する炭素
繊維の併用に伴い焼付限界特性が向上していることが明
らかである。
またショットの平均粒径とアルミナ系繊維の平均直径と
の関係においては、前記平均粒径が前記平均直径の50
倍以上のショットが、その含有量いかんによって繊維強
化部1aの強度等に影♂を与えるもので、この場合にも
前記ショットの含有量を4.0重量%以下に設定するこ
とによって前記同様の摺!Pl+特性を得ることができ
る。
第7図は、アルミナ系繊維に含有される全ショットの含
有量と繊維強化部1aの引張強さとの関係を示し、全シ
ョットの含有量がアルミナ系繊維(ショット含有)に対
して10.0重世%を上回ると、繊維強化部1aの引張
強さが急激に低下することが明らかである。
したがって、全ショットの含有量は10.0重量%以下
が好ましい。
アルミナ繊維、アルミナ・シリカ繊維等のアルミナ系繊
維には、その繊維化を安易にするためシリカが含有され
ている。
この場合、シリカの含有量が多過ぎると、アルミナ系繊
維とアルミニウム合金との濡れ性が悪化し、部材の強度
の向上が妨げられ、一方、少な過ぎるとシリカ含有の効
果が得られない。またアルミナのα化率が高過ぎると、
アルミナ系繊維が、その硬さが増すため脆くなり、その
繊維を用いて成形体を得る場合に成形性が悪化し、さら
に引掻き硬さが増加して相手材の摩耗を促進し、その上
アルミニウム合金マトリックスからのアルミナ系繊維の
脱落量が多くなる傾向にあり、その脱落した繊維が同様
に相手材の摩耗を促進する。一方、α化率が低過ぎると
耐摩耗性が劣化する。
したがって、部材の繊維強化を十分に達成するためには
シリカの含有量およびα化率の範囲を特定する必要があ
る。
このような観点より、シリカの含有量はアルミナ系繊維
に対して2重1%以上、25重量%以下、好ましくは2
〜5重景重量、またアルミナのα化率は2%以上、60
%以下、好ましくは45%以下にそれぞれ設定される。
第8図は、アルミナ系繊維のみを用いて強化したアルミ
ニウム合金部材におけるシリカの含有量と引張強さとの
関係を示し、線Cはアルミナのα化率が5%の場合、線
dはアルミナのα化率が50%の場合、線eはアルミナ
のα化率が85%の場合にそれぞれ該当する。
線c、dに示すようにシリカの含有量が25重量%以下
で、且つアルミナのα化率が60%以下であれば、実用
上十分な強度を有する部材を提供することができる。
第9図はシリカの含有量が5重量%の前記アルミニウム
合金部材におけるアルミナのα化率と引張強さとの関係
を示し、アルミナのα化率が60%以下であれば実用上
十分な強度を有する部材を提供することができる。
シリカの含有量およびアルミナのα化率をそれぞれ前記
のように特定することにより、部材の強度を、従来のも
のに比べて、繊維体積率12%にて8〜20%向上させ
ることができる。
第10図は、種々の直径を持つアルミナ系繊維の繊維体
積率を10.0%に設定した繊維強化アルミニウム合金
と相手材である球状黒鉛鋳鉄(JIS  FCD75)
とのチップオンディスク式摺動試験結果を示す。線fは
焼付限界特性に、また線gはスクラッチ限界特性にそれ
ぞれ該当する。
前記合金は繊維強化部1aの構成材料に相当し、この材
料によりチップを形成する。また前記鋳鉄は図示しない
ピストンに装着される圧縮リングの構成材料に相当し、
この材料によりディスクを形成する。これらチップおよ
びディスクの摺動面に、それらが1.0μm以上の種々
の面粗度をもつように研磨加工を施す。この場合、面粗
度を1.0μm以上に設定した理由は、それを下回る面
粗度を研出加工により得るには非常に手数を要するから
である。
テスト方法はディスクを9.5 m / secの速度
で回転させ、そのディスクの摺動面にチップの摺動面を
無潤滑下にて所定の押圧力を以て押付け、各チップの面
粗度と、焼付限界およびスクラッチ限界においてチップ
に作用する面圧との関係を求めたものである。
第10図から明らかなように、チップの面粗度が1.0
〜3.0μmの範囲にあれば、スクラッチ限界の面圧が
約25〜約35kg/c+Jで、また焼付限界の面圧が
66〜82kg/cnlと高く、実用上十分な摺動特性
を得ることができる。
このような繊維強化アルミニウム合金製チップと鋳鉄製
ディスク間の摺動試験において、スクラッチおよび焼付
現象は、摺動試験中にチップのアルミニウム合金マトリ
ックスから脱落したアルミナ系繊維により促進される。
したがってアルミナ系繊維をマトリ7クスに強固に保持
させておくことが必要であり、これを満足させるために
はチップの面粗度をアルミナ系繊維の平均直径の2分の
1以下に設定するのが良い。このように設定すると、チ
ップの摺動面において、軸線を前記摺動面と略平行に配
列して分散しているアルミナ系繊維は、その略半分をマ
トリックス中に埋込まれてマトリックスに保持されるこ
とになり、これによりアルミナ系繊維の脱落が抑制され
る。一方、軸線を前記摺動面に略直交するように配列し
て分散しているアルミナ系繊維はマトリックス中への埋
込み量が多いので面粗度との関係は僅少である。
上記の点を考慮すると、アルミナ系繊維の平均直径を2
.0〜6.0μmに設定した場合には、千ノブの面粗度
は1.0〜3.0μmに設定される。最良の摺動特性を
得るためには、アルミナ系繊維の平均直径は2.0〜4
.0μmに設定され、それに伴い摺動面の面粗度が設定
される。
第11図は、平均直径3μmを持つアルミナ系繊維の繊
維体積率を種々変えた繊維強化アルミニウム合金と相手
材である球状黒鉛鋳鉄(JISFCD75)とのチップ
オンディスク式摺動試験結果を示す。線りは焼付限界特
性に、また線iはスクラッチ限界特性にそれぞれ該当す
る。
前記合金は繊維強化部1aの構成材料に相当し、この材
料によりチップを形成する。また前記鋳鉄は前記圧縮リ
ングの構成材料に相当し、この材料によりディスクを形
成する。チップおよびディスクの面粗度は1μmに設定
される。
テスト方法はディスクを9.5m/secの速度で回転
させ、そのディスクの摺動面にチップの摺動面を無潤滑
下にて所定の押圧力をもって押付け、各チップのアルミ
ナ系繊維の繊維体積率と、焼付限界およびスクラッチ限
界においてチップに作用する面圧との関係を求めたもの
である。
第11図から明らかなように、アルミナ系繊維の繊維体
積率を8.0〜20.0%に設定すると、線1の如(チ
ップにおけるスクラッチ限界の面圧が約30〜約95k
g/cjで、また線りの如く焼付限界の面圧が約70〜
約170kg/catと高い。その上、チップの繊維強
化が十分に行われ、また耐摩耗性も優れており、さらに
相手材の摩耗量も低減することができる。ただし、繊維
体積率が8.0%を下回ると、繊維強化能が小さく、ま
た耐摩耗性および耐焼付性が低下する。一方、繊維体積
率が20.0%を上回ると、マトリックスであるアルミ
ニウム合金の充填性が悪化して繊維強化を十分に行うこ
とができず、また摺動部の硬度が増して相手材の摩耗量
が増加し、その上熱伝導率も低下する。
第11図中、線jSkは、アルミナ系繊維と炭素繊維と
の混合繊維を用いたハイブリッド型繊維強化アルミニウ
ム合金製チップの焼付限界特性およびスクラッチ限界特
性にそれぞれ該当する。この場合炭素繊維の繊維体積率
は0.3%に設定されている。
このようにハイブリッド型のチップにおいては、その焼
付限界特性およびスクラッチ限界特性が、線り、iの場
合に比べて向上することが明らかである。
ただし、炭素繊維の繊維体積率が0.3%を下回ると、
炭素繊維の潤滑能に基づく前記効果が得られず、一方、
繊維体積率が20.0%を上回ると、アルミナ系繊維量
との関係で総繊維体積率が高くなり、その混合繊維を用
いて成形体を得る場合成形性が悪化する。したがって炭
素繊維の繊維体積率は0.3〜20.0%、好ましくは
15%以下が適当である。′なお、炭素繊維は潤滑能を
有するので、それがマトリックスより脱落してもスクラ
ッチ限界特性等を損なうことはない。
また前記混合繊維において、炭素繊維が耐摩耗性、耐焼
付性等を向上する効果を有するのでアルミナ系繊維の繊
維体積率を、そのアルミナ系繊維単独使用の場合に比べ
て低くし得るが、その繊維体積率が5.0%を下回ると
アルミナ系繊維の特性が発揮されなくなり、一方50.
0%を上回ると、炭素繊維量との関係で総繊維体積率が
高くなり、マトリックスの充填性が悪化する。したがっ
てアルミナ系繊維の繊維体積率は5.0〜50.0%、
好ましくは10.0〜50.0%である。
第12図は、平均直径3μmを持つアルミナ系繊維の繊
維体積率を種々変えた繊維強化アルミニウム合金と相手
材である球状黒鉛鋳鉄(JISFCD75)とのチップ
オンディスク式摩耗試験結果を示す。線mは前記合金の
摩耗量に、また線nは前記鋳鉄の摩耗量にそれぞれ該当
する。
前記合金は繊維強化部1aの構成材料に相当し、この材
料によりチップを形成する。また前記鋳鉄は前記圧縮リ
ングの構成材料に相当し、この材料によりディスクを形
成する。チップおよびディスクの面粗度は1μmに設定
される。
テスト方法は、ディスクを2.5m/SeCの速度で回
転させ、そのディスクの摺動面にチップの摺動面を潤滑
下にて押圧力20に+rを以て押付け、その状態を摺動
距離が2000 mに達するまで維持したものである。
潤滑油の供給量は2〜3m#/minである。
第12図から明らかなように、アルミナ系繊維の繊維体
積率を8.0〜20.0%にそれぞれ設定すると、線m
の如くチップの摩耗量が約0.5〜約0゜85μmと少
なく、また線nの如くディスクの摩耗量が約2.85〜
約5μmと少なくなる。
チップおよびディスクの摩耗量を極力少なくするために
は、それらの面粗度を1μm以下に、またアルミナ系繊
維の繊維体積率を12.0〜14.0%にそれぞれ設定
するのが良い。
本発明は摺動部材としての、クランクビン孔口りを繊維
強化したコンロッド、スリッパ面およびその近傍を繊維
強化したロッカアーム、弁座を繊維強化したシリンダヘ
ッド、ジャーナルを繊維強化したカムシャフト、各種軸
受部材等に適用される。
C8発明の効果 本発明によれば、繊維強化部および単体部の初晶Sil
を前記のように特定することにより、繊維強化部の強度
を向上し、また単体部の切削性を良好にした前記アルミ
ニウム合金部材を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜第3図はシリンダブロックを示し、第1図は斜視
図、第2図は平面図、第3図は第2図■−■線断面図、
第4図は鋳造法における溶湯に対する加圧力と時間との
関係を示すグラフ、第5図は繊維強化部と単体部との金
属組織を示す顕微鏡写真、第6図は平均粒径150μm
以下のショットの含有量と焼付限界面圧との関係を示す
グラフ、第7図は全ショットの含有量と引張強さとの関
係を示すグラフ、第8図はシリカの含有量と引張強さと
の関係を示すグラフ、第9図はアルミナのα化率と引張
強さとの関係を示すグラフ、第1O図はチップおよびデ
ィスクの面粗度とチップに作用する面圧との関係を示す
グラフ、第11図はアルミナ系繊維の繊維体積率とチッ
プに作用する血圧との関係を示すグラフ、第12図はア
ルミナ系繊維の繊維体積率とチップおよびディスクの摩
耗量との関係を示すグラフである。 A・・・アルミナ系繊維、C・・・炭素繊維、M・・・
アルミニウム合金マトリックス、S・・・初晶SI、1
a・・・繊維強化部、1b・・・単体部特 許 出 願
 人  本田技研工業株式会社代理人   弁理士  
落  合     健第4図 奸開 第6図 シ、ットの合宥量(重量010) 全ショットのを上置(重量010) 第8図 第9図 アルミナのα化中(’/、) −第10図 十〇77″あ゛よびディスクの面粗度()Jm)第12
図 アルミナ系m雉の繊維体積中(’/、)第11図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)強化繊維およびアルミニウム合金マトリックスよ
    り構成される繊維強化部と、該繊維強化部に一体化され
    、前記アルミニウム合金より構成される単体部とを備え
    た繊維強化アルミニウム合金部材において、 1<繊維強化部の初晶Si量(重量%)/単体部の初晶
    Si量(重量%)≦4に設定したことを特徴とする繊維
    強化アルミニウム合金部材。
  2. (2)前記繊維強化部における初晶Siの平均粒径は、
    前記強化繊維の平均直径以下に設定される、特許請求の
    範囲第(1)項記載の繊維強化アルミニウム合金部材。
  3. (3)前記アルミニウム合金は、Siを1.65〜14
    .0重量%含有する、特許請求の範囲第(1)または第
    (2)項記載の繊維強化アルミニウム合金部材。
JP24097986A 1986-07-31 1986-10-09 繊維強化アルミニウム合金部材 Granted JPS6396229A (ja)

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GB8718149A GB2193786B (en) 1986-07-31 1987-07-31 Internal combustion engine
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5106702A (en) * 1988-08-04 1992-04-21 Advanced Composite Materials Corporation Reinforced aluminum matrix composite

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS591652A (ja) * 1982-06-25 1984-01-07 Toray Ind Inc 複合構造材料

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