JPS6396109A - 粉末化粧料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、フレーバー酵素を凍結乾燥した粉末状生物学
的製剤を、粉末化粧料基剤に配合してなることを特徴と
し、香料無添加でも香りが良く、安全性が高く、使用性
はさっばりした効果のある新規な化粧料を提供するもの
である。

〔従来の技術〕

香料には、極性の高い成分とりわけエステル、アルデヒ
ド、アルコールなど皮膚に対して刺激のある物質が含ま
れているものもある。これらの刺激となる物質を直接肌
に付けさせない為、シクロデキストリンで包接する等の
試みが成されているが、殆ど効果を示した例がない。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明者等は前記事情に鑑み、香料を添加しなくても、
香りの良い化粧料を得るべく鋭意研究を重ねた結果、フ
レーバー酵素に注目し、これを化粧料基剤に配合するこ
とにより、この問題を解決しうろことを見い出し、本発
明を完成するに至った。

〔問題点を解決するための手段〕

すなわち、本発明は、フレーバー酵素を凍結乾燥した粉
末状生物学的製剤と炭素数が２４以下の脂肪酸を主成分
とするトリ−ジ−モノグリセライドを含有することを特
徴とする粉末化粧料である。

本発明に用いられるフレーバー酵素は、微生物由来のア
スペルギルス（Ａｓｐｅｒｇｉｌｌｕｓ　）　属、クロ
モバクテリウム（Ｃｈｒｏｍｏｂａｃｔｅｒｉｕｓ　）
　Ｗｂ、エンターバクテリウム（Ｅｎｔｅｒｂａｃｔｅ
ｒｉｕｍ）属、フシコラ（ｌｌｕｍｉｃｏｌａ）属、シ
ュードモナス（Ｐｓｅｕｄｏｍｏｎｕｓ　）属、ペニシ
リウム（Ｐｅｎｉｃｉｌｌｉｕｍ　）　Ｉｓ、ムコール
（Ｍｕｃｏｒ　）属のリパーゼである。

市販品としては、糸状菌リパーゼとして、商品名：リパ
ーゼ門−へＰ〔カビ　ムコール（Ｍｕｃｏｒ　）　ＳＰ
）、天野製薬製、商品名：リパーゼ静〔カビ　アスペル
ギルス（Ａｓｐｅｒｇｉｌｌｕｓ　）　ＳＰ）天野製薬
製、細菌リパーゼとして、商品名：リパーゼく東洋〉〔
細菌　クロモバクテリウム　ビスコスム　パル　パラリ
ポリテイカム（Ｃｈｒｏｍｏｂａｃｔｅｒｉｕｍ　ｖｉ
ｓｃｏｓｕｍｖａｒ　　ｐａｒａｌｉｐｏｌｙｔｉｃｕ
ｍ）　）東洋醸造袈、商品名：合同−ＢＳＬ（ｆ［Ｂ菌
　アルスロバクタ−ウレアファシェンス　ノブ　パル（
八ｒｔｈｒｏｂａｃｔｅｒ　ｕｒｅａｆａｃｉｅｎｓ　
　ｎｏｖ　ｖａｒ　）　）合同酒精製、酵母リパーゼと
して、商品名：リパーゼ訂〔酵母　キャンディダシリン
ドラセ（Ｃａｎｄｉｄａ　ｃｙｌｉｎｄｒａｃｅａ　）
　）名糖産業製等が挙げられる。

これらの酵素を凍結乾燥し、粉末状生物学的製剤とした
ものの１種または２種以上が任意に選択される。

配合量は、一般的には０．００１〜１０重量％である０
、００１重量％未満では、本発明の効果が発揮できず、
１０重量％を超えると匂いが悪くなる。

急速凍結あるいは凍結乾燥菌を急速復水したとき、フォ
スフォリビット（ｐｈｏｓｐｈｏｌｉｐｉｄｓ　）の抽
出性が変化するので注意を要する。

本発明で用いる炭素数が２４以下の脂肪酸を主成分とす
るトリ−ジ−モノグリセライドとしては、例えば、天然
油脂では、ヤシ油、パーム核油、ゴマ油、サザンカ油、
サフラワー油、大豆油、ツバキ油、トウモロコシ油、ナ
タネ油、パーシック油、ババス油、アボガド油、アーモ
ンド油、オリーブ油、ヒマシ油、綿実油、落花生油、カ
カオ油、パーム油、モクロウ、タードル油、ミンク油、
牛脂、豚油、硬化油、硬化ヒマシ油等が挙げられる。

また合成油脂では、ラウリン酸またはそのエステルと非
ラウリン油脂との間でインターエステル化された合成油
脂等が例示される。

これらの１種または２ｆ！以上が任意に選択される。

配合量は、０．１〜１０重量％が好ましい。

０．１重量％未満では本発明の効果を発揮できない場合
があり、１０重量％を超えると、使用性が悪くなる場合
がある。

合することができる。化粧料基剤としては使用時に加え
る水または化粧料に溶解または分散する以下のものが好
ましい。

例えば、保湿剤としては、ポリエチレングリコール４０
００〜ポリエチレングリコール２００００、扮未マビッ
ト、フ゛ドウ糖、ショ糖、乳才唐、キシリトール、ソル
ビトール、マンニトール、マルチトール、シクロデキス
トリン、クラウングルカン等、水溶性高分子化合物とし
ては、グアーガム、ローカストビーンガム、クインズシ
ード、カラギーナン、ガラクタン、アラビアゴム、トラ
ガント、ペクチン、マンナン、デンプン、キサンタンガ
ム、デキストリン、サクシノグルカン、カードラン、ゼ
ラチン、アルブミン、コラーゲン、メチルセルロース、
エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ビト
ロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロー
ス、メチルヒドロキシプロピルセルロース、可溶性デン
プン、カルボキシメチルデンプン、メチルデンプン、ア
ルギン酸プロピレングリコール、アルギン酸塩、ポリビ
ニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメ
チルエーテル、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリ
ル酸ナトリウム、酸化エチレン、酸化プロピレンブロッ
ク共重合体、ベントナイト、ラポナイト、微粉酸化ケイ
素、コロイダルアルミナ等が挙げられる。

界面活性剤としては、アニオン界面活性剤として脂肪酸
石鹸、エーテルカルボン酸およびその塩、アルカンスル
ホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、高級脂肪酸エ
ステルのスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、
高級脂肪酸アミドのスルホン酸塩、アルキルアリルスル
ホン酸塩、高級アルコール硫酸エステル塩、二級高級ア
ルコール硫酸エステル塩、アルキル及びアルキルアリル
エーテル硫酸エステル塩、グリセリン脂肪酸エステルの
硫酸エステル塩、高級脂肪酸アルキロールアミドの硫酸
エステル塩、リン酸エステル塩、アミノ酸またはコラー
ゲン加水分解物と高級脂肪酸縮合物等、カチオン界面活
性剤としては、アルキルアミン塩、ポリアミンおよびア
ルカノールアミン脂肪酸誘導体、アルキル四級アンモニ
ウム塩、環式四級アンモニウム塩等、両性界面活性剤と
しては、カルボン酸型、硫酸エステル型、スルホン酸型
、リン酸エステル型等が挙げられる。非イオン界面活性
剤としては、多価アルコールエステル型界面活性剤、脂
肪酸グリセリンエステル、シーＩ糖脂肪酸エステル糖が
挙げられる。酸化防止剤としては、ノルジヒドログアヤ
レチン酸、没食子酸プ殺菌、防腐剤としては、安息香酸
ナトリウム、サリチル酸ナトリウム、デヒドロ酢酸ナト
リウム、パラオキシ安息香酸メチルｃ等が挙げられる。

さらに、親水性無機粉末、アミノ酸、色素、ビタミン、
香料、ホルモン、薬剤等通常化粧料に用いられる成分を
配合することができる。

本発明の化粧料の剤型は、粉末状またはフレーク状であ
って、水分を含まない、乾燥した原料であれば、どのよ
うな混合の仕方で、混ぜ合わせも構わない。

使用方法は、粉末状またはフレーク状の化粧料に適量の
水または、化粧水等を混ぜ合わせ、顔やボディー、髪等
、目的の部位に塗布する。

〔発明の効果〕

本発明の化粧料は、フレーバー酵素を凍結乾燥して、粉
末状化粧料基剤に配合したことを特徴とし、香料無添加
でも香りが良く、安全性が高く、使用性はさっばりした
効果のある新規な化粧料である。

Ｃ実施例〕 以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を具体的に明ら
かにする。本発明はこれにより限定されるものではない
。配合量は重量％である。

（以下余白） （使用法） 本発明の化粧料は、０．５〜２ｇを分包させ、使用の際
には、約５〜１０倍母の水または化粧水に再分散させ、
顔全体に塗布する。

（効　果） エツセンスにおける人体バッチ試験を行った。

試験は、各試料約０．０５ｇ、１ｇの水に溶解したもの
をテストプラスクーのリント布に塗布し、成人女子２０
人の背部に２４時間閉鎖式貼付して行った。

プラスターを剥離後、表皮上の残留試料を７０％アルコ
ール含浸脱脂綿で除去し、３０分後に貼付部を肉眼観察
して刺激の程度を判定した。その結果を次の第１表に示
す。

（以下余白〕 第　　１　　表 数値は人数を示す。

判定の表示は次のとおりである。

一：正常、　±：軽微な紅斑、　＋；紅斑十干：紅斑お
よび浮腫 ）　　実際に障害となるのは十以上である力・ら、第１
表に示す様に、比較例２，３は香料が入って（、Ｎる力
く、全パネルに刺激が見られた。しかし、実方缶（り１
ｊ４よ、第１表からも明らかなように、安全性の高し＼
ものでありた。

（使用性） 第２表に実施例１，２，３，４　、比較例Ｌ２，３を美
容技術者２０名の顔に塗布した時の使用感触の試験結果
を示す。方法は、顔の左半分に実施別品を右半分に比較
別品を塗布し、塗布直後から経時１時間後の肌の状態を
、それぞれの自己申告の使用性評価を総合でまとめた。

判定の基準は次の通りである。

１、皮膚に対するさっばりさ ■＝皮膚に対し非常にさっばりして気持ちがいい。

○：皮膚に対しさっばりして気持ちがいい。

△：皮膚に対しややさっばりさが感じられた。

×：皮膚に対しべたつきが感じられ、気持ちが悪く感じ
られた。

と感じた。

Ｏ：皮膚に対しなじみやすく、肌にＴｈあっていると感
じた。

△：皮膚に対しややなじみ、肌にややあっていると感じ
た。

×：皮膚に対しなじみが悪く、肌に合わないと惑した。

３、　香りの嗜好 ◎：されやかでマイルドな香りがしたと満足した。

〇二やや鼻にくるが、されやかに香りが感じられた。

△：やや変臭気味の匂いがした。

×：基剤のアミノ酸の異臭が怒じられた。

４、刺激 ◎：全く刺激を感じなかった。

○：ややほてった感じがした。

△：ややひりつきを感じた。

×：ひりつきを惑した。

５、塗布後の気分 ◎：されやかな気分になった。

○：まあまあされやかさを感じた。

△：やや異和感が感じられた。

×：異和感が感じられ気持ち悪くなった。

第２表 第１表及び第２表より本発明の効果カオ認された。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）フレーバー酵素を凍結乾燥した粉末状生物学的製
   剤と炭素数が２４以下の脂肪酸を主成分とするトリ−ジ
   −モノグリセライドを含有することを特徴とする粉末化
   粧料。
2. （２）フレーバー酵素が、微生物由来のアスペルギルス
   （Ａｓｐｅｒｇｉｌｌｕｓ）属、クロモバクテリウム（
   Ｃｈｒｏｍｏｂａｃｔｅｒｉｕｓ）属、エンターバクテ
   リウム（Ｅｎｔｅｒｂａｃｔｅｒｉｕｍ）属、フミコラ
   （Ｈｕｍｉｃｏｌａ）属、シュードモナス（Ｐｓｅｕｄ
   ｏｍｏｎｕｓ）属、ペニシリウム（Ｐｅｎｉｃｉｌｌｉ
   ｕｍ）属、ムコール（Ｍｕｃｏｒ）属のリパーゼである
   特許請求の範囲第１項記載の粉末化粧料。
3. （３）凍結乾燥したフレーバー酵素の配合量が０．００
   ０１〜１０重量％である特許請求の範囲第１項、第２項
   に記載の粉末化粧料。