JPS6395924A - 射出圧縮成形金型 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、射出圧縮成形金型に関する。

（従来の技術） 射出成形法には、周知のように射出圧縮成形法といわれ
るものがある。

この射出圧縮成形法によれば、溶融樹脂なランナからゲ
ートを介してキャビティに射出充填した後、キャビティ
に臨む可動ファを押圧してキャビティ内の溶融樹脂を圧
縮し、この圧縮状態の下で溶融樹脂を冷却固化又は硬化
させている。

ところが、ランナとキャビティをゲートによって連通さ
せた状態のま主上記圧縮工程を行うと、溶融樹脂がキャ
ビティからランナへ逆流してしまい、圧縮性が悪くなっ
て、所謂ヒケを生じて成形品の寸法精度の低下を招くと
いう欠点があった。

そこで、溶融樹脂を射出した後圧縮前に、ゲートを遮断
して逆流を防止する方法が案出された。

例えば、実公昭５５−１８６３号公報に開示された射出
圧縮成形金型によれば、型内にはゲートに臨むゲートシ
ャッタービンが配置されていて、このゲートシャッター
ビンの先部は溶融樹脂の射出時には型内に引き込まれて
いてデートを開放し、溶融樹脂充填後圧綿筒に、ゲート
内に突出してとてゲートを閉塞するようにされている。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、上記従来の射出圧縮成形金型においては
、ゲートに存する溶融樹脂の内圧に抗してデートシャッ
ターピンを突出させなければならないので、デートシャ
ッターピンを動作させるために大ぎな繰作力が要求され
るという不具合があった。

又、一般にデートは極めて狭小で繊細な部位であり、そ
のゲートに対しゲートシャッターピンをシール性良好に
して挿脱自在に設けることは非常に難しく、往々にして
シール不良を起こし易く、信頼性に欠けるという欠点も
あった。

（問題点を解決するための手段） この発明は上記問題点を解消するためになされたもので
、その要旨は、固定型と可動型の開にキャビティが形成
され、上記固定型と可動型のいずれか一方にランチブロ
ックが取り付けられ、このランナブロックのランチと上
記キャピテイがゲートを介して接続されている射出圧縮
成形金型において、上記ランナブロックが型内を摺動自
在にされるとともに、ランナブロックの摺動面によって
上記ゲートが閉塞自在にされることを特徴とする射出圧
縮成形金型にある。

（作用） 圧縮前においては、デートを介してランナとキャビティ
が接続される位置にランチブロックが配置されている。

この状態において溶融樹脂が射出され、射出充填完了後
、ランチブロックは摺動して、このランナブロックの摺
動面によりゲートが閉塞される位置で停止する。そして
、キャビティとランナが遮断された後、圧縮工程が開始
される。したがって、溶融樹脂のランチへの逆流は防止
される。

（実施例） 以下、この発明の一実施例を第１図から第３図までの図
面に基づいて説明する。

第１図から第３図の図面において、符号１は射出圧縮成
形金型であり、射出圧縮成形金型１の固定型１０と可動
型２０の間には二つのキャビティ３０ａ、３０ｂが形成
されている。

第１図、第２図の図面は、可動型２０のパーティングラ
インＰＬ側の正面図であり、第３図の図面は固定型１０
と可動型２０が型開外した状態を示す縦断面図である。

これらの図面からも明らかなように、可動型２０には、
パーティングラインＰＬにおいてキャビティ３０ａ、３
０ｂよりも上方に、矩形断面の凹部２１が形成されてい
る。この凹部２１はデー）３１ａ。

３１ｂにより各キャビティ３０ａ、３０ｂに接続されて
いる。

上記凹部２１にはランナブロック４０が摺動自在に挿入
されている。ランナブロック４０は本体４１を有し、本
体４１の前面はパーティングラインＰＬと面一になって
いる。この本体４１の前面にはランナ４２が凹設されて
いて、ランナ４２は左右両端で下方に延びてゲート接続
口４２ａ、４２ｂとなり、中央で下方に延びてスプル接
続口４２ｃとなっている。

又、ランチブロック４０の本体４１には、ランナ用エジ
ェクタピン４３を収容するための収納空間４４が、上記
ランナ４２よりも後方（第３図中、左方向）に左右一対
形成されている。

上記エジェクタピン４３は中央の大径部４３ａから両側
に小径部４３ｂ、４３ｃを突出させている。

エジェクタピン４３の大径部４３ａは上記収納空間４４
において摺動自在にされるとともに、スプリング４５に
より後方に付勢されている。又、小径部４３ｂは収納空
間４４とランナ４２との間の仕切壁４１ａを貫通自在に
され、小径部４３ｃは本体４１のカバ一部４１ｂを挿通
自在にされている。

尚、第２図に示すように、エジェクタピン４３がスプリ
ングバックしている時には、小径部４３ｂの先端面はラ
ンナ４２の内面と面一となり、小径部４３ｃの先端面は
カバ一部４１ｂの外面と面一となっている。

上記ランチブロック４０は、可動型２０の四部２１に固
定された油圧式アクチュエータ５０のピストンロッド５
１に連結されている。

又、第１図、第３図に示すように、可動型２０にはノッ
クピン６０が左右所定部位において四部２１に臨み摺動
自在に配設されている。これら各ノックピン６０の先端
面は非作動時には可動型２０の凹部２１と面一にされて
いる。

尚、第１図、第２図において、符号７０は可動型２０に
形成されたスプルであり、スプル７０の一端はパーティ
ングラインＰＬにおいて上延し、ランナ接続路７１とな
っている。

上述構成において、固定型１０と可動型２０を閉じる。

この時、可動型２０の凹部２１は固定型１０にこよって
閉じられる。又、ランナブロック４０は第１図に示す位
置にあり、ランナ４２のゲート接続口４２ａ、４２ｂは
各デー）３１ａ、３１１〕に接続され、ランナ４２のス
プル接続口４２ｃはスプル７０のランナ接続路７１に接
続されでいる。又、エジェクタピン４３は非作動状態に
あり、第３図に示すように後方に付勢されている。

上記射出圧縮成形金型１の型閉じ状態において溶融樹脂
が射出される。溶融樹脂はスプル７０からランナ４２を
通り、各デー）３１ａ、３１ｂを通過して各キャビティ
３０ａ、３０ｂに射出充填される。

溶融樹脂の射出充填完了後、アクチュエータ５０が作動
し、ピストンロッド５１に押し出されたランナブロック
４０は、可動型２０の四部２１に沿って第１図中左方向
に摺動する。そしてランナブロック４０が第２図に示す
位置に達すると、アクチェエータ５０は作動停止する。

この状態では、ランナ４２のゲート接続口４２ａ、４２
ｂ、及びスプル接続口４２ｃは可動型２０の四部２１の
内面２１ａによって閉塞され、ゲート３１ａ、３１ｂ、
及びスプル７０のランナ接続路７１はランナブロック４
０の本体４１の下部摺動面４１ｃｌによって閉塞される
。したがって、ランナ４２とスプル７０との間、及びラ
ンナ４２と各キャビティ３０ａ、３０ｂとの間において
、溶融樹脂は流通することができない。又、エジェクタ
ピン４３の軸芯とノックピン６０の軸芯は一直線上に位
置する。ただし、エジェクタピン４３は未だ非作動状態
を維持されている。

次に、キャビティ３０ａ、３０ｂに臨まされ可動型２０
内に配置されていた可動コア（図示しない）がキャビテ
ィ３０ａ、３０ｂ内に突出してきて、キャ７一 ビティ３０ａ、３０ｂ内に充填された溶融樹脂を圧縮す
る。この圧縮工程の際には、上述のように各デー）３１
ａ、３１ｂはランナブロック４０の摺動面４１ｄによっ
て閉塞されているので、溶融樹脂がキャビティ３０ａ、
３０ｂからランナ４２１こ逆流することはない。そして
、この圧縮状態の下で溶融樹脂は冷却固化される。

溶融樹脂の固化完了後、上記可動コアは初期位置に戻り
、射出圧縮成形金型１は型開外される。

この型開ト途中において、可動型２０のキャビティ３０
ａ、３０ｂに付着状態の成形品は、可動型２０に配置さ
れていた成形品押出し用エジェクタピン（図示しない）
によって離型される。これと同時に、ノックピン６０も
前進してトて、エジェクタピン４３をスプリング４５の
弾発力に抗して押動する。

ランナ４２内で固化した樹脂は上記エジェクタピン４３
の小径部４３ｂによって押し出され、ランナ４２から離
型する。

その後、ノックピン６０が後退して上記エジェクタピン
４３がスプリング４５の弾発力により初＝８− 期状態に戻るとともに、成形品押出し用エジェクタピン
が初期状態に戻る。更に、アクチュエータ５０が作動し
てピストンピン５１が第２図中右方向に移動し、ランナ
ブロック４０は初期状態、即ち第１図に示す位置１こ戻
され、射出圧縮成形金型１は次のショットのために準備
される。

この発明は上記実施例に制約されず種々の態様が可能で
ある。例えば、ランチブロックの摺動機構の駆動装置は
空気式アクチュエータであってもよいし、あるいは、ア
クチュエータ以外の駆動源であってもよい。又、ランチ
ブロックは固定型内に配置されていてもよい。

（発明の効果） 以上説明したように、この発明によれば、ランナブロッ
クを型内において摺動自在に配置し、このランナブロッ
クの摺動面によりゲートを閉塞するようにしたことによ
り、溶融樹脂の射出充填完了後にキャビティとランチを
遮断することができる。したがって、次工程である圧縮
工程において、キャビティからランナへの溶融樹脂の逆
流を防止することがで外る。

又、遮断機構は上記のように極めて簡単な構造となり、
動作も確実で、極めて信頼性が高い。

したがって、この射出圧縮成形金型を使用することによ
り、高品質の成形品を製造することがで終る。

【図面の簡単な説明】

第１図から第３図までの図面はこの発明の一実施例を示
すものであり、第１図はゲート遮断前の可動型のパーテ
ィングライン側正面図、第２図はゲート遮断後の第１図
相当正面図、第３図は固定型と可動型が型開きした状態
を示す縦断面図である。 １・・・射出圧縮成形金型、　　１０・・・固定型、２
０・・・可動型、　　３０ａ、３０ｂ・・・キャピテイ
、３１ａ、３１ｂ　・・・ゲ　−　ト　、４０・・・ラ
ンチブロック、　　４１ｄ・・・摺動面、４２・・・ラ
ンナ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）固定型と可動型の間にキャビティが形成され、上
   記固定型と可動型のいずれか一方にランナブロックが取
   り付けられ、このランナブロックのランナと上記キャビ
   ティがゲートを介して接続されている射出圧縮成形金型
   において、上記ランナブロックが型内を摺動自在にされ
   るとともに、ランナブロックの摺動面によって上記ゲー
   トが閉塞自在にされることを特徴とする射出圧縮成形金
   型。