JPS6394133A - 耐候性試験機 - Google Patents

耐候性試験機

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JPS6394133A
JPS6394133A JP23947686A JP23947686A JPS6394133A JP S6394133 A JPS6394133 A JP S6394133A JP 23947686 A JP23947686 A JP 23947686A JP 23947686 A JP23947686 A JP 23947686A JP S6394133 A JPS6394133 A JP S6394133A
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Yoshio Kijima
芳雄 木嶋
Hirofumi Kinugasa
衣笠 弘文
Yasuo Yoshida
吉田 安雄
Teruo Iwanaga
岩永 照夫
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Dainippon Plastics Co Ltd
Iwasaki Denki KK
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Dainippon Plastics Co Ltd
Iwasaki Denki KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は、耐候性試験機に関し、特にプラスチックス
、塗料、インキ、顔料、繊維などの耐候性試験に結露条
件を付与しえる耐候性試験機に関する。
(〔1)従来の技術 従来、プラスチック材料、塗料等の耐候(光〉性を測定
する場合は、一般に、JIS  B7751〜7754
による耐候(光)性試験機が使用されている。
これらの試験係は、通常、カーボンアークランプヤキセ
ノンアークランプ等の光源を使用し、その光源の光を試
料に照射して耐候(光)性の促進試験を行っている。
ところが、ごれらの試験機における試料に対する紫外線
照射強度は、一般に、被照射面1dあたり約6 mW程
度であり、太陽光1年に相当する紫外線劣化特性を測定
および判別するのに約数百時間以上を要していた。
しかも、従来は、各ロフト別の試料を全数試験にかける
方法が一般的に行なわれているため、測定およびその結
果を判断するのに長時間を要し穫めて非能率的であると
いう問題があった。
このような問題を解決する一手段として試料を耐候(光
)性試験義にかける前に、各Oット別の試料に極めて強
い紫外線を照射して紫外線劣化を促進させ、その劣化の
程度に応じて試料を選定し必要な試わlだけを耐候(光
)性試験機にか参ノることが考えられる。このようにす
れば、各ロット別の試料を全数耐候(光)性試験機にか
ける必要がなくなるので試験は極めて能率的になるわけ
である。
この発明の梵明者らは、すでに、このように、試料を耐
候(光〉性試験機にかける前に、各ロット別の試料にメ
タルハライドランプによる強い紫外線、例えば被照04
面’I Criあたり約50 mW以上の強度の紫外線
を照射して、極めて短時岡、例えば従来の1/10以下
の時間で紫外線劣化の判別を行いえる、いわば耐候(光
)性試験のプレ試験を行なうためのプレ試験機を提案し
ている(特開昭60−117128号公報、及び特開昭
60−117129号公報参照)。なお、このプレ試験
機が耐候性試験機としても使用できることは言うまでも
ない。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 耐候性試験は、プラスチックス、塗料などの試料が実際
の使用状態においてさらされることになる物理的条件下
でできるだけ行なわれることが望まれる。特に夜間にお
参ノる試料は、単に太陽光の照射がなく、低温にざらさ
れるだけではなく、その低温によって結露状態になりや
すい。
かくして先般より、耐候性試験又はそのプレ試験にその
ような結露条件を付すことが商品の品質向上につながる
ということで社会的要請にもなっている。
ところで試料にこのような結露条件を付与する方法とし
ては、例えば、特公昭55−13541@公報に、試料
を水に浸水させる方法が提案されている。しかしながら
、このような浸水方法は決して実際の結露状態を現出で
きず、それに代えうるちのではない。
これに対してこの発明の発明者らは、実際の結露条件を
試料に付与する方法として、試料の温度とその試料の周
凹空気の温度と湿度とを調整することを考え、先に提案
した耐候性試験機又はそのプレ試験機にその耐候性試験
の促進性を損わないで適用できないか検討してきた。
しかしながら、一般に結露は、上述のごとく温度と湿度
との問題であって、試料に結露を生じさけることかでき
ても、それに伴って試料以外の他の構成部分が同様の温
度・湿度条件になることがあり、従ってそれらの構成部
分にも結露を発生させるに至り、曇りが発生したり、結
露による水滴によって非埃等が各所に付着したりするな
ど不都合な点が多々生じるおそれのあることがわかった
特にメタルハライドランプの水冷ジVケットや反射板(
鏡)などが結露すると、耐候性試験の促進に基本的に必
要な、肝腎のメタルハライドランプによる強力な紫外線
〔紫外線(<40Onlll) :全光mの10〜30
%〕が十分に試料に供給できないという問題があった。
更に前記特公昭!15−13541号公報に開示された
耐候性試験機ではキセノンランプを採用しているので、
そのような各部への結露が生じた場合は、もともと紫外
線照射強度が弱いので〔紫外線(<400nm ) :
全光mの3.25%〕、耐候性試験の促進性を側底保障
することができない。
ところで、[述のごとき結露条件は、ランプがオフのと
ぎに試料に付与される。つまりランプは試料の結露時に
は使用されていないことになる。もちろん逆に紫外線照
射時には、結露条件を試料に付与するための機構はオフ
状態であって使用されていない。
(ニ)問題点を解決するための手段及びその作用この発
明は a)実質的に300〜400r+mの紫外線を照射する
ランプからなる紫外線発生源、そ のランプを収納し、且つ略下部に開口 を有し、この開口を通じて紫外線を照 射しうる略ドーム状の反射板及びこの 反射板の開口にその開口を遮閉するよ う設けられ、紫外線を透過し水蒸気を 実質的に遮断しうるシールド板からな る紫外線照射部、 b)?ff数の試料載置台及びこれらの試料載置台に付
設された試料温度調節手段か らなる試料載置部、 C)これらの紫外線照射部及び試料ll+1!首部を収
納した試聡堅、 d)紫外線照射部をいずれか1つ又はそれ以上の試料載
置台に対応さUるべく、 紫外線照射部又は試料載置部を移動さ ける移動手段、 e)前記試験室内で、紫外線照射部及びこの紫外線照射
部に対応する前8dいずれか1つ又はそれ以上の試料載
置台が配 置される紫外線照射空間と、他の試料 載置台が配置される他の空間とを実質 的に区画する区画手段、 [)両空間の温度を調節するための空間温度調部手段、 9)前記他の空間内の湿度を上品させるための加湿器、 h)前記1つ又はそれ以上の試料載置台上に載置される
試料を予め設定された温 度下で紫外線照射し、他の試料載置台 上に411!置される試料を結露させ、次いでこれらの
照射・結露を順次他の1つ 又はそれ以上の他の組み合せの試料載 置台に切換えて行なうべく紫外線照射 時、試料温度調節手段、空間温度調節 手段、加湿器及び移動手段に作動を指 令する制御手段からなる耐候性試験機 である。
すなわち、この発明は、試料載置台上 手段を、試験至の特定空聞内に加湿器をそれぞれ配設し
、それらに制御手段を通じC特定の作動条件を付与する
ことによって、ランプのオフ作動中に試料の温度を露点
以下に低下させ、それによって自然に近い結露条件を試
料に付与することがでさるようにしている。
またこの発明は、反射板の(I:10を紫外線を透過し
水蒸気を実質的にif!fgiシうるシールド板によっ
て閉じることによって、紫外線照射部と多湿空間となり
やすい試料載置部とを区別し、それによって紫外線照射
に支障となる部分への結露を防止し、しかも温度と湿度
の制御対象空間を小さくし、制御の容易性と確度を上げ
ようとするものである。
更にこの発明は、紫外線照射部と試料載置部との相対移
動手段を設け、少なくとも紫外線照射が常に、オン状r
)で使用できるようにしている。この発明は、これによ
ってランプの使用効率を上げ、試験時間の短縮化と効率
化を更に高めようとするものである。
この発明において紫外線を透過し水蒸気を実質的に遮断
しつるシールド板とは、耐候(光)性試験に必要な紫外
線を効率よく透過でき、しかも水蒸気(湿気)を遮断し
つる板状体を意味する。
更にこのシールド板は、主に300〜400nm波長域
の紫外線を効率よく透過でき、300r+m未満及び4
00r+mを越える波長域の光線を効率よく遮断できる
もの、例えば石英ガラス製の薄板等が好ましい。
更にこの発明のシールド板は、必要によって複数枚の板
状体を重ねて所望の透過特性を1qるようにしてもよく
、例えば上記石英ガラス製のi(9板とこの薄板に重ね
られた赤外線吸収ガラス製の薄板とを用い、ランプから
の赤外線を吸収し熱に変換してシールド板自体の結露を
確実に防止するようにしてもよい。
この発明において使用し17るランプとしては、例えば
メタルハライドランプ、カーボンアークランプ、キヒノ
ンアークランプ、紫外蛍光ランプ、陽光ランプ等が挙げ
られ、好ましくはメタルハライドランプが挙げられる。
ここでメタルハライドランプとは、少なくとも一対の電
極を有する石英ガラス製発光管の内部に適量の水銀及び
希ガスと共に鉄及び錫のハロゲン化物又は鉄のハロゲン
化物を主体とした金属ハロゲン化物を封入したランプを
意味し、その具体例は、特公昭5B−18743号公報
に挙げられている。
このメタルハライドランプは、点灯時の発光スペクトル
が第8図に高圧水銀ランプとの比較で示すように300
〜400nmの波長域に連続スペクトルに近いかなり大
きなエネルギーを有する。つまり、そのメタルハライド
ランプの光エネルギーは大部分が300〜400nmの
波長域に集中し、従って短時間に天吊の耐候劣化を促す
光エネルギーを試料に与えることができる。すなわら、
先にも述べたように、試料に対して被照射面1−あたり
約5011W以上の強い紫外線を照射することができ、
劣化特性の測定及び判定に要する時間を従来の1/10
以下と大■!Jに短縮ザることができる。
なお、このようなメタルハライドランプを用いた場合で
も300〜400nra以外の波長域のエネルギーの敢
(ト)は避けられない。しかるに、略300nm未満の
紫外線は実際に地表に到達する太陽光には含まれておら
ず、反対に400n[ll@mえる波長域には可視光と
赤外線が多く含まれるため熱により試料温度が上背する
ので好ましくない。適当なフィルタを組み合Uて照射す
る波長域を略300〜400nmに絞ることが必要であ
る。かかるフィルタとしては例えば低融点軟質ガラス製
の薄板、具体的には、重Ml 比テロ0〜65% S 
! 02 ト、15〜20%)Pbト、1〜8%のNa
と、7〜8%のKと、1%のGOと、1%のNiとから
なるものが好ましいものとして挙げられる〔例えば三共
電気(株社製のブルーフィルタ(商品名))。かかるフ
ィルタをメタルハライドランプと組み合せて適宜使用す
るわけであるが、上記フィルタをメタルハライドランプ
の周囲に設置しただけではランプからの放射熱によりフ
ィルタは直らに破損してしまう。そこで、実際には、発
光管を水冷ジャケットの中心に配置するとともに水冷ジ
ャケットの内部にフィルタを配置している。
ここで参考までに各光源装置からの紫外線に与えるフィ
ルタの彰費を第1表に例示する。但し各数値は紫外線強
度(W)、ランプ入力は100W 。
フィルタは上記ブルーフィルタである。
第1表 かくしてこの発明の耐候性試験機は、短時間に大量の耐
候劣化を促す光エネルギーを試料に供給でき、しかも結
露条件の付与をその光エネルギーの供給の支障にならな
いように行うことができ、プラスチックス、塗料、イン
キ、顔料、染料、繊維などの耐候(光)性試験又はそれ
らの耐候性試験のプレ試験用として好適に使用できる。
この発明において移動手段とは、紫外線照射部を所定の
試料載置台に対応させるべく、紫外線照射部と試料載置
部のいずれかを移動さける手段を意味し、具体的には、
例えば、各試料載置台を直線上又は曲線上に配列固定し
、それらの線上に紫外線照射部を移#J(水平直線移動
、水平面内で曲線移動、垂直面内で曲線移動など)させ
るか、紫外線照射部を固定し、試料載置台をその照射部
に添って移動させる。
更に弁明において区画手段とは、試験室内で、紫外線照
射空間と結露空間とを実質的に区画する手段を意味し、
具体的には、実施例のごとく移動する側の空間(紫外線
照射空間)を区画する区画壁が好ましい。
(ホ)実施例 以下図に示す実施例に基づいてこの発明を詳述する。な
お、これによってこの発明が限定されるものではない。
第1〜2図において、耐候性試験機(T)は、試験室内
に紫外線照射空間を区画する紫外線照射用区画室+21
を備えた試験機本体(3)と、その区画室内上部に設置
された紫外線照射部としての光源装置(4)と、この光
源装置の下方に設置された試料載置台f71<78)と
、温度調節用循環ダクト泗と、加湿器[F]と、制御装
置(1)と、熱交換器田とから主としてなる。
光源装置(4)は、特に第2図において、略ドーム状平
行光用主反射板(ト)と、平行光用補助反射板(33a
)と、これらの反射板の内部に収納されたメタルハライ
ドランプ(1)及びその水冷ジャケット□□□と、反射
板(ト)・(33a)下部の開口を閉じて反射板(33
1(33a)内部を紫外線照射用区画室の他部分から区
別する、紫外線を透過し水蒸気を実質的に遮断しうるシ
ールド板としての石英ガラス製板状体(ト)とからなる
。なお、(ト)はシールド板の固定金具、(イ)はシー
ルパツキンである。また(49)(り(1>は軟質プラ
スチックスシートによる区画壁板である。
試ネj1載置台(71(7a)は温度調節手段(6)を
具備し、この温度調節手段は試料載置台(力(7aも同
様、説明省略)の上部に設置され温度信号を制御装置(
1)に出力する温度センサ[17,第1図(B)参照]
と、試料載置台(刀の下部に接設された冷却用循環水路
(311とからなり、この水路には更に制御装置用から
作動を指令される熱交換器(図示省略)及び水循環ポン
プ(図示省略)が介設される。なお(41)は断熱材で
ある。
循環ダクト(18)は、紫外線照射用区画室(21内空
気の一部を区画室の吸込口[35,第1図(B)参照]
から導出し、熱交換2!i田及び加湿器面を介してノズ
ル状吹出口(ハ)から再び室内の試料4i!置台(L上
に導入する。(ト))は循環ダクトci31の送風装置
である。
熱交換器(至)は冷凍サイクルの蒸発器からなる上流側
の冷lJI器(9)と、ヒータからなる下流側の加熱器
(8)とからなる。
加湿器面は水4f!(371と、この水槽に内設された
ヒータ(1υと、水槽内に水を供給し、槽内の水量を一
定に維持する水供給器(図示省略)と湿度センサ(5)
とからなる。なお(1)は発生した水蒸気を試料載置台
(7)又は(7a)上の試料(S)のまわりに導く、先
端がノズル状のυ0湿用ダクトであり、ダンパー(図示
省略)によって一方の試料載置台に水蒸気を撮り分ける
また第1図において03はメタルハライドランプ(1)
冷却用クーラー、(I4)は水タンク、05)はメタル
ハライドランプ(1)用安定器、色は熱交換器−の冷凍
截、e■は点灯・結露時間設定タイマ、31)@は湿度
・温度調整器、弼は全試験時間設定タイマ、34)は紫
外線強度計である。
制御装置(1)は、メタルハライドランプ(1)、この
ランプの移動手段、送風装置(至)、熱交換益田、加湿
器0z及び熱交換器(図示省略)の各作動を指令するが
、まず、試料載置台(着工に載置された試料(S)は、
紫外線発生源のメタルハライドランプ(1)のオン作動
により、紫外線照射を一定時間(約8時間)受ける。こ
の場合温度セン4JG7)の信号にもとづく熱交換器用
及び送風装置□□□の作動により、試料(S)は一定湿
度(40〜b 維持されている。次いで移動手段の作動により光源8買
(4)は一方の試料載置台(7a)に対応ずべく移動す
る。そして温度センサ(11) ・湿度センサ(5)か
らの信号にもとづいて、温度調節手段(6)、及び加湿
器面のオン・オフ作動が指令され、試料(S)が低温(
露点以下、通常循環空気はその温度を試料温度のそれよ
り5℃以上高くなるように設定される。但し循環空気の
湿度は80%以上とする。)にされると共に循環ダクト
(財)よりg温多湿空気の供給を受け、結露する。この
状態が一定時間(約8時間)続いた後、試料(S)は上
述のごとく再び逆移動して紫外線照射を受け、これを繰
り返す。
かくして試料(S)には、耐候性試験又はそのプレ試験
をきわめて短時間で行なうことができる。
もちろんその耐候性試験又はそのプレ試験の内容は、夜
間の結露状態にきわめて近似する状態を試料に付与して
いるので、より自然に近い試験であると言える。また水
蒸気は試験〒全体に広がるおそれがあるが、光源装置(
4)のシールド板印)によって反射板(33(33a)
内を閉じているので、水冷ジャケットωや反射板(ト)
(33a)の鏡面がくもることなく、試料(S)に所定
の紫外線が照射され、短時間の耐候性試験又はそのプレ
試験が可能となる。
ここで反射板C@(33a)(又はランプハウス)内を
シールド板(至)によって閉じない場合の問題について
、にり詳しく述べれば、前述のように水冷ジャケット図
や反射板(331(33a )の鏡面がくもるほか、反
射板(331(33a)内が高温多湿になるので(温度
30〜80℃、湿度60〜90%)、反射板田(33a
)内の、ステンレス鋼以外の金E材料の腐食がおこり、
半年程度で使用不能となるおそれがある。特に反射板(
33)(33a>に使用している陽極酸化処理されたア
ルミニウム材が腐食され、紫外線強度の低F及び変動の
原因となるおそれがある。
更に反射板(至)(33a)内には、ランプ点灯のため
、高電圧1000V及びパルス電圧8000V程度が印
加されており、高)Ω多湿条件下では絶縁性の低下のお
それもある。
第1〜2図に示ず実施例とは異なり、加湿器を循環ダク
ト内に設置することもできる。この場合は、加湿器は熱
交換器(加熱及び冷却用)の下流側に設けられる。
以上の実施例とは異なり、第9図のごとく1つの光源装
置(4b)を水平移動させ3つの試料載置台(7b) 
 (7b)  (7b)にそれぞれ対応させてもよく、
更に第10図のごとく、光源装置(4C)をそのアーム
(51c )を中心にして揺動回転移動さけ、1つの水
平試料載置台(7C)及び左右傾斜試料載置台<7ca
 )  (7ca )にそれぞれ対応できるようにして
もよい。また第11図のごとく光源装置(4d)を固定
させ上・下試料載置台(7d)  (7da )を支持
点(Od)を中心として上・不半転移動させ、光i装置
(4d)と各試料載置台(7d)  (7da )とを
それぞれ対応できるようにしてもよい。
そこで、以下の試験例に示すように、数秒の試料をこの
発明の耐候性試験−と市販の耐候性試験機とにかけで、
結露条件を付した場合の紫外線劣化を調べてみた。
試験01器 び試験条f 1)凡用は 第1〜2図のもの 使用ランプ:メタルハライドランプ4KWシールド板二
石英ガラス(紫外線300〜400nn+を90%以上
透過) 照射波長=300〜400ni (正確には第8図参照
)試料面最高温度二65℃以下 ブラックパネル温度二63±3℃ 試料面での紫外線強度=100±5mW4結露1ナイク
ル二紫外線照射8時間、結露8時間を1サイクルとして
繰返す。な お結露は試料温度30℃、循環中 気温度35℃以上、湿度80%以上 で生じさせる。
2)市販礪(従来機) 岩崎電気株式会社製耐侯性試験機 (商品名“°アイ スーパーUテスタ″)使用ランプ:
メタルハライドランプ4KW照射波艮:300〜400
nm  (正確には第8図参照)試料面最高温度:65
℃以下 ブラックパネル温度二63± 3℃ 試料面での紫外線強度:100±5mW / d3)屋
外!1露 千葉県松戸市での屋外暴露 昭和60年 1〜12月 叩1  び1゛価− 1)色差変化:照射時間ごとにミノルタカメラ株式会社
製CR−100を用いて色差 (ΔE)を測定する。但し色差 (ΔE)は1976年国際照明学会の 老  嵌   戚 表色系であるCIEL  a  b から求める。
2)光沢変化:村上色彩技術研究所株式会社製光沢計G
 M −24型を用いて測定角度60°での鏡面光沢を
測定する。
試験結果 1 )ABSシートの色差変化 試料: ABSシート、ナヂュラル、 厚味0.8 mm (基準色: Y=69.07 、 X= 0.3343 、 V −
0,3477)結果:第3図及び第2表のとおり 第3図から明らかなように、従来機ではΔEがほぼ直線
的に変化するのに対して、この発明機では結露の作用に
より照射時間に対する色差変化が減少しているが、この
傾向は屋外暴露の傾向と良く一致している。
倍率は上表右欄に示したが平均倍率は29.5倍の促進
性が認められた。但し 2)ABSシートの光沢変化 試料:1)に同じ 結果:第4図及び第3表のとおり 第4図から明らかなように、従来様では光沢の低下は認
められないが、この発明機では結露条件の付加により4
〜6時間で低下が認められた。
倍率は上表の通りで平均倍率は116.7倍であった。
3)PP黄色シートの色差変化 試料:PP黄色シート、厚味0.8m+n(基準色: Y−71,03、X= 0.4413 、 l/ −0
,4673)結果:第5図及び第4表のとおり 第5図から明らかなように、従来機に比べこの発明機の
方が色差変化が大きく表われ屋外暴露と良く似た傾向を
示している。
第4表 イ8率は上表の通りで平均倍率は13.9倍であった。
4)PP青色シートの色差変化 試E : P PtW色シート、厚味0.8mm(基準
色: Y−14,81、X= 0.1880 、 V −0,
1755)結果:第6図及び第5表のとおり 第6図から明らかなように、従来様よりもこの発明機は
促進性は大きく出ているが屋外!i露とはやや違う傾向
を示している。これは光と結露のv1合を変化させるこ
とにより、変えることができると予想される。
(以下余白、次頁に続く) fFS率は上表の通りで平均倍率は61倍であった。
5)PP赤色シートの色差変化 試1’l : PP赤色シート、厚味0.8mm(基へ
t色: Y−13,94、X= 0.4989 、V −0,3
173)結果:第7図及び第6表のとおり 第7図から明らかなように、従来機に比べ促進性は劣っ
ているが屋外暴露と良く似た傾向を示している。
(以下余白、次頁に続く) 第6表 倍率は一ヒ表に示したが平均倍率は40.3倍であった
(へ)発明の効果 この発明によれば、t1!iNを試料に1じさせること
ができ、より自然に近い状態で耐候(光)性の試験がで
き、更にその結露を生じさぼるために多湿空気を試験室
内に供給しているにもかかわらず、水冷ジレケットや反
射板の鏡面のくもりを防止でき、且つ紫外線照射部と試
料載置部との相対移動を可能に1“ることによってきわ
めて短I1.1間に効率よく耐候性試験又はそのプレ試
験が行なえる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す構成説明図、第2図
はその要部拡大説明図、第3〜7図は試料の各条件下に
おける色消変化又は光沢変化を示すグラフ、第8図はラ
ンプのエネルギー分布及びフィルタの透過率特性を示す
グラフ、第9〜11図は他の実施例の光源装置と試料載
置台との関係を示す要部構成説明図である。 (T)・・・・・・耐候性試験機、 (1)・・・・・・メタルハライドランプ、(′2J・
・・・・・区画!、 (4)・・・・・・光源装置、 (7]・・・・・・試料載置台、 (ト))・・・・・・送風装置、 az・・・・・・加湿器、 (18)・・・・・・循環ダクト、 ■・・・・・・制御装置、 ((3)(33a)・・・・・・反射板、(至)・・・
・・・シールド板。 第7図 屋タト阜襲(月) ネを泉1大1反2ひ′光朗1反・烈躬町iFJ(hr)
第3図 A外1゛路(月) 蝕磯及び゛発明1大!!!剤吋閣(h「)第4図 渥外番露(月) ネし東B(・及び売朗召(照射部間(h「)第5図 A y)1 ?を団) ネth4几及メ発d月1大巳帆q1萌叫(h「)第6図 り夕II゛′A(Jlll) 4を永11(反す企朗1遼照18)団(hr)第9図 第10図 第11図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、a)実質的に300〜400nmの紫外線を照射す
    るランプからなる紫外線発生源、そのランプを収納し、
    且つ略下部に開口を有し、この開口を通じて紫外線を照
    射しうる略ドーム状の反射板及びこの反射板の開口にそ
    の開口を遮閉するよう設けられ、紫外線を透過し水蒸気
    を実質的に遮断しうるシールド板からなる紫外線照射部
    、 b)複数の試料載置台及びこれらの試料載置台に付設さ
    れた試料温度調節手段からなる試料載置部、 c)これらの紫外線照射部及び試料載置部を収納した試
    験室、 d)紫外線照射部をいずれか1つ又はそれ以上の試料載
    置台に対応させるべく、紫外線照射部又は試料載置部を
    移動させる移動手段、 e)前記試験室内で、紫外線照射部及びこの紫外線照射
    部に対応する前記いずれか1つ又はそれ以上の試料載置
    台が配置される紫外線照射空間と、他の試料載置台が配
    置される他の空間とを実質的に区画する区画手段、 f)両空間の温度を調節するための空間温度調節手段、 g)前記他の空間内の湿度を上界させるための加湿器、 h)前記1つ又はそれ以上の試料載置台上に載置される
    試料を予め設定された温度下で紫外線照射し、他の試料
    載置台上に載置される試料を結露させ、次いでこれらの
    照射・結露を順次他の1つ又はそれ以上の他の組み合せ
    の試料載置台に切換えて行なうべく紫外線発生源、試料
    温度調節手段、空間温度調節手段、加湿器及び移動手段
    に作動を指令する制御手段からなる耐候性試験機。 2、ランプがメタルハライドランプである特許請求の範
    囲第1項記載の試験機。 3、紫外線照射部は試験室に揺動可能に垂下されてなり
    、移動手段は、紫外線照射部に固定されたモータと、こ
    のモータによつて正・逆回転されるピニオンと、試験室
    に設けられ、紫外線照射部を所定試料載置台に対応させ
    るべくそのピニオンを案内するラックとからなる特許請
    求の範囲第1項記載の試験機。 4、紫外線発生源及び試料載置部は試験室に固定され、
    反射板及びシールド板は試験室に揺動可能に垂下されて
    なり、移動手段は、反射板又はシールド板に固定された
    モータと、このモータによって正・逆回転されるピニオ
    ンと、試験室に設けられ、紫外線照射部を所定試料載置
    台に対応させるべくそのピニオンを案内するラックとか
    らなる特許請求の範囲第1項記載の試験機。 5、各試料載置台は紫外線照射空間を通る水平な直線上
    に列設され、移動手段は試料載置部に固定されたモータ
    と、このモータによって正・逆回転されるピニオンと、
    紫外線照射部を所定試料載置台に対応させるべくそのピ
    ニオンを前記直線に沿つて案内するラックとからなる特
    許請求の範囲第1項記載の試験機。
JP23947686A 1986-10-08 1986-10-08 耐候性試験機 Granted JPS6394133A (ja)

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