JPS6393050A - デ−タフロ−・トレ−ス装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、高級言語で記述されたプログラムに対するト
レース装置に係り、特に該プログラムの異常動作を発見
するのに好適なデータフロー・１ヘレース装置に関する
。

〔従来の技術〕

従来、高級言語で記述されたプログラムに対する会話型
のテスト装置では、一般に各テストケースに対する結果
の確認は利用者のマニアル操作（コマンドの投入等）に
頼っていた。一方、例えば特開昭５６−４２８６６号公
報には、特定番号の内容の変遷を追跡することにより、
プログラムテスト装置での変数の値の変遷を確認するこ
とが開示されているが、あらかじめ追跡を行いたい番地
を利用者が装置に指示するようになっており、また、追
跡の結果得られた特定番地の内容の変遷は機械語として
の表現で成されている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来技術において、会話型のテスト装置では、デス１〜
結果の確認は利用者のマニアル操作に頼っているため、
テストでは結果として表面化しないような潜在不良（期
待されない領域への書込み等）を見逃す場合が多いとい
う問題があった。

また、変数の値の変遷の確認を可能とするプログラムテ
スト装置では、利用者が該装置を使うために、あらかじ
め追跡を行う変数を選択し、該変数に対応する装置内の
番地を知る必要があった。

また、高級言語で記述されたプログラムに関しては、機
械命令とのギャップを利用者が解決しなければならなか
った。さらに１選択した変数の変遷は正常であっても、
その他の領域（変数）において異常が起っているという
可能性への配慮がなされておらず、不良を見逃すという
問題があった。

本発明の目的は、かかる従来の問題点を解決し、計算機
のソフトウェアをテストするのに効率の良いデータフロ
ー・トレース装置を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的は、高級言語の言語仕様に鵡づいてソースプロ
グラムを翻訳するコンパイラにおいて、ソースプログラ
ムの翻訳時に、ソースプログラムに含まれる代入文と、
その代入文によって値を設定される変数に関して、翻訳
の結果得られる機械語の中の位置を記録することにより
達成される。

〔作　用〕

コンパイラによって記録されたソースプログラムと機械
語との対応により、機械語の中の代入文に対応する全て
の機械命令をあらかじめ検出可能な命令に置換すること
ができる。それによって、利用者が指定することなくデ
ータフローの追跡が可能となるので、不良を見逃すこと
を防止できる。

また、追跡を行う変数の機械語レベルでの変遷をソース
プログラム上での表現（型）に変換して表現することも
可能となるので、利用者自身がこれを行うことが不要と
なる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を図面に従って詳細に説明する
。

第１図は本発明の一実施例を示す概略構成図である。第
１図において、１，２．３は外部記憶装置であり、信号
線１０，１１，１２を通して計算機５に接続されている
。４は外部記憶装置１の中のソースプログラムである。

計算機５は、高級言語の言語仕様に基づいてソースプロ
グラムを翻訳するコンパイラ６、プログラムの実行時に
代入文に対応する機械命令を特殊なコードに置き換える
トランスレータ７、及びプログラムの実行を監視し、特
殊コードの実行を追跡するモニタ８を具備している。コ
ンパイラ６は、ソースプログラム中の特に代入文を解析
し、該代入文及び該代入文によって値を設定される変数
と、それぞれに対応する機械命令とを抽出するアナライ
ズ機能を備えている。９は端末装置であり、信号線１３
を通して計算機５に接続されている。

次に第２図のフローチャートに基づいて本実施例の処理
手順を説明する。

まず、利用者が端末装置９を使って計算機５にコンパイ
ル及びアナライズの指示を行うと（ステップ１００）、
計算機５の中のコンパイラ６は外部記憶装置１からソー
スプログラム４を読み出してコンパイルとアナライズを
行う（ステップ１０１）。コンパイル結果（機械語）は
外部記憶装置ξ２に、アナライズした結果（ソースプロ
グラムと機械語との対応・・・代入文の文番号、当代人
文によって値を設定される変数名とその型、対応する機
械命令と位置）は外部記憶装置３にそれぞれ記憶される
。

次に利用者は、端末装置９を使って計算機５にプログラ
ムのテスト開始を指示する（ステップ１０２）。計算機
５の中の１〜ランスレータ７は、外部記憶装置２から被
テス１−プログラムの機械語を読み出し、外部記憶装置
３に記憶されている、全ての代入文に対応する値設定命
令（ストアー命令等）の位置を、モニタ８が検出可能な
特殊コード（例えばＳＶＣ等）に置換しくステップ１０
３）、機械語の実行を計算機５の中のモニタ８にてｔ視
させる（ステップ１０４）。モニタ８は、該機械語の実
行中に前記特殊コードの実行を検出すると（ステップ１
０５）、外部記憶装置３に記憶されている情報から、検
出した特殊コードの位置に対応するソースプログラムの
代入文と、その代入文によって値を設定される変数名と
その型を取り出す（ステップ１０６）。次に置換前の機
械命令が値を設定しようとする領域を求め、その（設定
前の）内容を取り出す（ステップ１０７）。更に置換前
の機械命令を実行しくステップ１０８）、該領域の設定
後の値を取り出す（ステップ１０９）。

次に該領域の設定前、設定後の値をソースプログラム上
での変数名と、その変数の型に応じた表現形式で内容を
端末装置９に表示する（ステップ１１０）。このときの
表示例を第３図に示す。

被テストプログラムの実行が終了するまで上記の監視（
ステップ１０４〜１１０）を行うことにより、テスト中
に発生する全ての領域書き替え（値設定）動作を追跡し
、ソースプログラム上での表現で表示することが可能と
なる。

〔発明の効果〕

以上の説明から明らかなように、本発明によれば、プロ
グラムのテストを行う際の確認のための亭備作業が軽減
でき、また、確認のもれを防止することが容易にできる
ので、プログラムテストを効率良く行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す概略植成図。 第２図は本発明の一実施例の処理手順を示すフローチャ
ート、第３図は本発明の一実施例のトレース結果の表示
例を示す図である。 １．２．３・・・外部記憶装置、　４・・・ソースプロ
グラム、　　５・・・計算機、　　６・・・アナライズ
機能付きコンパイラ、　　７・・・トランスレータ、８
・・・モニタ、　９・・・端末装置。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）高級言語の言語仕様に基づいてソースプログラム
   を翻訳する手段と、該ソースプログラム中の代入文を解
   析し、該代入文及び該代入文によって値を設定される変
   数の情報と、それぞれに対応する機械命令の情報とを抽
   出する手段と、プログラムの実行時に代入文に対応する
   機械命令を特殊なコードに置き換える手段と、該プログ
   ラムの実行を監視し、前記特殊コードの実行を追跡、表
   示する手段とを備えていることを特徴とするデータフロ
   ー・トレース装置。
2. （２）前記特殊コードの実行を追跡、表示する手段にお
   いては、前記特殊コードの実行を検出し、本来当特殊コ
   ードに置き換えられた機械命令によって書き込まれる領
   域の内容と、機械命令の実行後の該領域の内容とを取り
   出し、前記抽出した情報との突き合わせを行い、ソース
   プログラムの記述言語での表現を用いて表示することを
   特徴とする特許請求の範囲第１項記載のデータフロー・
   トレース装置。