JPS6390153A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPS6390153A
JPS6390153A JP23459186A JP23459186A JPS6390153A JP S6390153 A JPS6390153 A JP S6390153A JP 23459186 A JP23459186 A JP 23459186A JP 23459186 A JP23459186 A JP 23459186A JP S6390153 A JPS6390153 A JP S6390153A
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JP
Japan
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film
aluminum
vapor deposition
chemical vapor
thickness
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JP23459186A
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Inventor
Natsuki Yokoyama
夏樹 横山
Yoshio Honma
喜夫 本間
Takashi Nishida
西田 高
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は半導体装置の製造方法に係わり、特に有機アル
ミニウム化合物を原料とする減圧化学気相成長法によっ
て配線となるアルミニウム膜を形成するのに好適な方法
に関する。
〔従来の技術〕
半導体装置の微細化、高密度化に伴いコンタクト・ホー
ル、ヴイア・ホールの開口部寸法は1μm角以下となり
つつある。このような微小なコンタクト・ホール、ヴイ
ア・ホール部において低抵抗で高信頼の電気的接続を得
るためにカバレッジが優れた減圧化学気相成長法によっ
て配線となるアルミニウム膜を形成する製造方法の開発
が進められている。従来、有機アルミニウム化合物のト
リイソブチルアルミニウムを原料とする減圧化学気相成
長法によって配線となるアルミニウム膜を形成する半導
体装置の製造方法については、例えばジャーナル・オブ
・エレクトロケミカル・ソサエティー、ソリッドステー
ト・サイエンス・アンド・テクノロジー1 s 1 (
9)(1984年)第2175頁から第2182頁(J
 、ElectrocheIl、Soc、SOLID−
5TATE 5CIENCE AND TECHNOL
OGY、 131 (9)(1984)pp2175 
2182)において論じられている。〔発明が解決しよ
うとする問題点〕上記従来技術は形成した配線となるア
ルミニウム膜表面に発生する微視的な凹凸が激しくこの
ような膜表面の凹凸が原因で十分に膜の反射率が得られ
ず、該膜形成後のフォト・リソグラフィー工程において
合せマークの検出が困難であったり、微視的に見た局所
的な膜厚のばらつきが大きいために該膜のパターニング
によって形成した微細配線の信頼性が低下する等の問題
があった。
本発明の目的は上記従来の問題点を解決し、有機アルミ
ニウム化合物を原料とする減圧化学気相成長法によって
表面が略平滑な配線となるアルミニウム膜を形成するこ
とを可能とする半導体装置の製造方法を提供することに
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、半導体基板上に有機アルミニウム化合物を
原料とする減圧化学気相成長法によってアルミニウム薄
膜を形成した後、該アルミニウム薄膜上に減圧化学気相
成長法、プラズマ化学気相成長法、バイアススパッタ法
等によって金属、金属硅化物、金属窒化物、金屑硼化物
、金属炭化物。
半導体のいずれかよりなる薄膜もしくはこれらの薄膜の
重ね膜を形成し、必要に応じてアルゴンイオン等による
スパッタ・エッチング処理等を施した後、該薄膜上に有
機アルミニウム化合物を原料とする減圧化学気相成長法
によってアルミニウム薄膜を形成することにより達成さ
れる。上記の中間層を構成する材料としては、アルミニ
ウムであっても良いが、その場合の中間層の形成法は下
層のアルミニウム薄膜の形成法と異なる方がよい。
〔作用〕
有機アルミニウム化合物としてトリイソブチルアルミニ
ウムを原料とする減圧化学気相成長法によって形成した
アルミニウム膜表面の微視的な凹凸は膜厚の増加と共に
激しくなることが知られている0発明者らが得た測定結
果の一例を示すと、平均的な膜厚が300nmのとき、
微視的に見た局所的な膜厚分布は±30nmであり、膜
厚が350nmのとき分布は±50nm、500nmの
とき±1100n、600nmのとき±125nm、7
00nmのとき±200nmであった。
また、膜表面の凹凸を反映する膜表面の反射率を波長4
36nmの光を用いて測定した結果は、膜厚300nm
のとき80%、350nmのとき70%t 500nm
のとき43%−600nmのとき20%、700nmの
とき14%であった。
ここで反射率の基準は熱酸化シリコン基板上に電子ビー
ム蒸着した厚さ35nmのアルミニウム膜である。膜厚
が500nm以上となると反射率は急速に減少する。し
かるに半導体装置の配線となるアルミニウム膜の厚さと
しては通常600nm以上が必要であり、上記製造法に
よって半導体装置の配線となるアルミニウム膜を形成す
ると先に述べたような問題が発生していた0本発明の製
造方法の一例を述べるとまず配線をなすために必要な厚
さの約1/2に相当する膜厚のアルミニウム膜を基板上
に有機アルキル化合物を原料とする減圧化学気相成長法
によって形成し、しかる後、減圧化学気相成長法、プラ
ズマ化学気相成長法、バイアススパッタ法等の薄膜形成
法によって該アルルミニウム膜上に金属、金属硅化物、
金属硼化物。
金属炭化物、半導体のいずれかよりなる薄膜もし。
くはこれらの重ね膜(以下中間層と記す。)を形成する
。該中間層形成後必要に応じて熱処理、プラズマ処理等
を施したり、該薄膜をさらに形成してもよい。しかる後
該中間層上に配線をなすために必要な厚さの約1/2に
相当する膜厚のアルミニウム膜を形成する。この方法に
よるアルミニウム膜の形成を行ったところ従来の製造方
法すなわち配線をなすために必要な厚さのアルミニウム
膜を連続的に形成した場合と比較して膜表面の平滑性は
大幅に向上する。また所定の厚さの約1/2ずつの膜厚
のアルミニウム膜を2度にわたって形成し、しかもその
間に上記中間層をはさまない場合と比べても平滑性が向
上することがわかった。
このように本発明の製造方法によって形成したアルミニ
ウム膜は表面の平滑性が優れているので該アルミニウム
膜を用いて信頼性の高い配線の形成が可能となる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例1乃至5を第1図乃至第6図によ
り説明する。
実施例1 第1図(a)は表面に二酸化シリコン膜102を形成し
パターニングを施したシリコン基板101を示す、二酸
化シリコン膜102はプラズマ化学気相成長法により形
成され、厚さは1μmである。該シリコン基板101上
に反応性スパッタ法により窒化チタン膜103を形成す
ると第1図(b)に示すようになる。窒化チタン膜10
3の厚さは150nmである。かかるシリコン基板10
1をスパッタ・エッチング機構を備えた減圧化学気相成
長装置に装着した。
第2図に該装置の一例として本発明の製造方法を実施す
るのに用いた減圧化学気相成長装置を示す0反応容器2
01内に平行平板電極をなすサセプタ202と上部電極
204とが具備されていてサセプタ202には高周波型
!207から周波数13.56MHz  の高周波電力
を印加可能である。
上部電極204及び反応容器201は接地されている。
基板203はサセプタ202上に設置さ九ヒーター20
8により表面温度450℃まで昇温可能である。第1図
(b)に示したシリコン基板101をサセプタ202上
に設置し、ヒーター208によりシリコン基板203の
表面温度を260’Cまで昇温した後反応容器201内
を排気系206によりI X 10−BTorrまで排
気した。しかる後ガス系205からアルゴンを反応容器
201内の圧力がI X 10−”Torrとなる流量
10 m Q 7分で反応容器201に導入し、次に排
気系206に備えられたコンダクタンスバルブ(図示せ
ず)の調整により反応容器201内の圧力を5X10−
aTorrとした。しかる後サセプタ202に高周波電
源207から周波数13.56MHz  の高周波電力
を印加してアルゴンのプラズマ放電を発生させた。サセ
プタ202上の電力密度は0.1 W/adである。2
0分間の放電により第1図(b)に示した窒化チタン膜
103の厚さは120nmとなつた。窒化チタン[10
3のスパッタ・エッチング速度は1.5  nm/分で
あった。次にアルゴンの導入を停止し反応容器201内
を再び排気系206によりI X I 0−BTorr
まで排気した後、ガス系205から気化したトリイソブ
チルアルミニウムを流量100mQ/分で反応容器20
1に導入した。排気系206に備えられたコンダクタン
スバルブの調整により反応容器201内の圧力を0 、
3 Torrとしてシリコン基板203上にアルミニウ
ムを堆積した、基板203の表面温度は260℃でアル
ミニウムの堆積速度は30nm/分である。第1図(c
)に10分間アルミニウムを堆積した該シリコン基板1
01を示す。アルミニウム膜104の厚さは300nm
である。第1図(g)はかかるアルミニウム膜104の
断面の拡大図である。平均的な膜厚300nmのアルミ
ニウム膜104表面には微視的に見ると±30nmの局
所的な膜厚分布がある。上記アルミニウムの堆積後、該
シリコン基板203を収めた反応容器201内を排気系
206によりI X 10−BTorrまで排気し、次
にガス系205から流量10mQ/分の気化した六弗化
タングステンと流量100 m Q 7分の水素を反応
容器201に同時に導入した1反応容器201内の圧力
を0.15Torrとした後、サセプタ202に周波数
13.56MHz、電力密度0.3W/cdの高周波電
力を印加してプラズマ放電を発生させて、プラズマ化学
気相成長法によってシリコン基板203上にタングステ
ンを堆積した。堆積速度は20 n m 7分である。
第1図(d)に10分間の堆積で厚さ200nmのタン
グステン膜105が形成された該シリコン基板101を
示す。第1図(h)はかかるタングステン膜105の断
面の拡大図である。
該タングステン膜105の形成後、先に述べたのと同じ
方法と同一条件でシリコン基板101にスパッタ・エッ
チング処理を施す、20分間の放電により第1図(d)
に示したタングステン膜105の厚さは150nmとな
った。タングステン膜105のスパッタ・エッチング速
度は2.5nm/分であった。
第1図(i)はかかる処理を施した後のタングステン膜
105の断面の拡大図である。タングステン膜105表
面の平滑性はアルミニウム膜104表面よりも大幅に優
れている。しかる後、アルミニウム膜104の形成と同
方法、同条件でシリコン基板101上にアルミニウムを
堆積したところ第1図(e)に示すようになった。形成
されたアルミニウム膜106の厚さは、アルミニウム膜
104と同じ<300nmである。平均的な膜厚30’
Onmのアルミニウム膜106表面の微視的に見た局所
的な膜厚分布は±35nmである。第1図(j)はタン
グステン膜を挿入することなくアルミニウム膜104,
106と同じ方法でシリコン基板上に連続的に形成した
ときのアルミニウム膜107の断面の拡大図を参考例と
して示したものである。アルミニウム膜107の厚さ6
00nmはアルミニウム膜104,106の厚さの合計
に相当する。平均的な膜厚が600nmのアルミニウム
膜107の表面の局所的な膜厚分布は±125nmであ
る。すなわち、プラズマ化学気相成長法によって形成し
たタングステン膜105を挿入することにより配線とな
るアルミニウム膜106表面の局所的な膜厚分布は約1
/4に減少した。アルミニウム膜表面の凹凸を反映する
反射率はタングステン膜105を挿入しない従来の製造
法による膜の反射率20%から75%に増加した。なお
、反射率の測定に用いた光の波長は436nmであり、
熱酸化シリコン基板上に電子ビーム蒸着法で形成した厚
さ35nmのアルミニウム膜の反射率を100%として
測定した。
第1図(f)はタングステン膜105を挿入したアルミ
ニウム膜104,106をバターニングして配線を形成
したシリコン基板101を示す。
アルミニウム膜104,106は共に厚さ300nmで
あり幅1μmの配線の抵抗は45Ω/膿と厚さ600n
mの従来のアルミニウム膜からなる配線の抵抗47Ω/
rmとほぼ等しかった。形成した配線100個に通電し
て耐エレクトロマイグレーション寿命を測定した。幅2
μmの配線の平均寿命は電流密度2 X 106A/a
l 、周囲温度500にの場合約30時間であり発明者
らが従来の製造方法によって形成した配線の約20時間
と比べると約1.5倍となった。また、従来の配線では
配線幅が1μm以下の場合配線寿命には大きなばらつき
が見られたが本発明の製造方法による配線では配線毎の
寿命の分布の標準偏差は従来の約1/3となった。
上記実施例中ではプラズマ化学気相成長法によりタング
ステン膜105を形成したが第2図に示した同一装置を
用いて減圧化学気相成長法により形成することも可能で
ある。その場合タングステン膜105の形成前に基板1
01表面の温度を昇温し、タングステン膜105形成後
に260℃まで冷却する工程が追加される。減圧化学気
相成長法によるタングステン膜105の形成条件を六弗
化タングステンの流量が10 m Q /分、水素の流
量がIQZ分、基板101の表面温度が350℃、反応
容器内のガス圧力が0 、5 Torrとしたときタン
グステンの堆積速度は10nm/分であった。
上記減圧化学気相成長法によるタングステン膜105を
挿入したアルミニウム膜によって形成した配線の特性は
プラズマ化学気相成長法によるタングステン膜105を
用いた配線の特性とほぼ同等であった。上記実施例中で
用いたタングステンの代りに減圧化学気相成長法または
プラズマ化学気相成長法で形成したモリブデン、タンタ
ル、チタン等の金属、硅化タングステン、硅化モリブデ
ン、硅化タンタル、硅化チタン等の金属硅化物。
窒化タングステン、窒化モリブデン、窒化タンタル、窒
化チタン等の金属窒化物、硼化チタン等の金属硼化物、
炭化タングステン等の金属炭化物。
シリコンのいずれかよりなる膜を用いても同等の効果が
得られることは言うまでもない。またこれらの膜を減圧
化学気相成長法、プラズマ化学気相成長法以外の薄膜形
成法によって形成しても同等の効果が得られる。
実施例2 第3図を用いて説明する。第3図(a)はスパッタ・エ
ッチング処理を含め実施例1と同様の方法9条件で表面
に厚さ200nmのチタンタングステン膜を形成したシ
リコン基板上に形成した厚さ300nmのアルミニウム
膜301の断面の拡大図である。平均的な膜厚が300
nmのアルミニウム膜301の表面には微視的に見ると
±30nmの局所的な膜厚分布がある。該アルミニウム
膜301を形成したシリコン基板上にバイアススパッタ
法によりチタンを堆積した。アルゴンを流量10m11
/分で反応容器に導入し、反応容器内のガス圧力を0 
、2 Torrとした後1周波数13.56M Hz電
力密度0 、3 W / alの高周波電力をチタンタ
ーゲットに印加してプラズマ放電を発生させた。一方基
板を設置したチタン製のサセプタにはバイアス電圧マイ
ナス100■を印加した。第3@(C)に10分間の堆
積により形成された膜の断面の拡大図を示す。アルミニ
ウム膜301上には厚さ約50nmのアルミニウム、チ
タン混合層302が形成され該層上のチタン膜303の
厚さは200nmであった。アルゴンイオンによるアル
ミニウムのスパッタ率はチタンよりも大であるためアル
ミニウム膜301表面はほぼ完全に平滑化され従ってチ
タン膜303表面は平滑である。
さらに、第3図(Q)に示す如く、チタン膜303表面
表面 厚さ300nmのアルミニウム膜304を形成した。平
均的な膜厚が300nmのアルミニウム膜304の表面
には微視的に見ると±30nmの局所的な膜厚分布があ
るが、アルミニウム膜304表面の反射率は80%であ
った。かかる処理の後、必要に応じてアルミニウム30
4上にバイアススパッタ法によりチタンを堆積すること
もできる。
チタン1113303を形成したのと同じ方法、同じ条
件で形成した膜の断面の拡大図を第3図(d)に示す。
アルミニウム、チタン混合層305上の厚さ200nm
のチタン膜306表面は平滑であり反射率は85%であ
った。
上記実施例中で用いたチタンの代りにバイアススパッタ
法で形成したタングステン、モリブデン。
タンタル等の金属を用いても同等の効果が得られる。
実施例3 第1図を用いて説明する。第1図(a)は表面にリンシ
リケートガラス膜102を形成しパターニングを施した
シリコン基板101を示す。リンシリケートガラス膜1
02は常圧化学気相成長法により形成され厚さは400
nmである。該シリコン基板101上に反応性スパッタ
法により窒化チタン膜103を形成すると第1図(b)
に示すようになる。窒化チタン膜103の厚さは200
nmである。かかるシリコン基板101上にスパッタ・
エッチング処理を含め実施例1で示したのと同様の方法
9条件でトリイソブチルアルミニウムを原料とする減圧
化学気相成長法によって厚さ350nmのアルミニウム
膜104を形成すると第1図(C)のようになる。平均
的な膜厚が350nmのアルミニウム膜104表面には
微視的に見ると第1図(g)に示す如く±50nmの局
所的な膜厚分布がある。次にアルミニウム膜104上に
六弗化モリブデンを原料とする減圧化学気相成長法によ
りモリブデンを堆積した。六弗化モリブデンを流量20
mQ1分、水素を流量IQ/分で反応容器に導入しガス
圧力をQ 、 3 Torrとして表面温度350℃の
シリコン基板101上に第1図(d)に示す如く厚さ1
50nmのモリブデン膜105を堆積した。モリブデン
の堆積速度は10nm/分であった。モリブデン膜10
5表面には±30nmの局所的な膜厚分布が存在する。
しかる後1表面温度を450℃まで昇温したシリコン基
板101をシランのプラズマに晒した。シランの流量を
200mA/分、ガス圧力を0 、5 Torrとし1
周波数13.56MHz 、電力密度0.5W/dの条
件でプラズマ放電を発生させたところモリブデン膜10
5はモリブデン硅化物膜105に変質した。かかる処理
を施したモリブデン硅化物膜105表面は第1図(h)
に示した如く略平坦化された。次にシリコン基板101
上に実施例1と同様の方法2条件により厚さ350nm
のアルミニウムを堆積すると第1図(e)の如くなる。
第1図(i)に示すようにアルミニウム膜106表面に
は微視的に見ると±50nmの局所的な膜厚分布があり
、この膜表゛面の凹凸を反映するアルミニラム膜106
表面の反射率は7o%である。
第1図(j)に図示したような連続的に形成した厚さ7
00nmのアルミニウム膜107の表面の反射率14%
と比べ反射率は大幅に増加した。第1図(f)に示すよ
うに硅化モリブデン膜105を挿入したアルミニウム膜
104,106をパターニングして配線を形成したとこ
ろ、アルミニウム膜107からなる配線に比べて信頼性
が大幅に向上した。上記実施例中で用いた硅化モリブデ
ンの代りにタングステン、チタン、タンタル等の硅化物
を用いても同等の効果が得られる。またこれらの金属硅
化物膜の形成方法としては、上記実施例中に示したよう
な減圧化学気相成長法による金属膜の形成後シランのプ
ラズマに晒す方法の他。
金属膜の形成後該金属膜上に減圧化学気相成長法。
プラズマ化学気相成長法によってシリコン膜を形成し熱
処理によって硅化物化する方法等を用いてもよいことは
言うまでもなく、金属膜の形成方法としてプラズマ化学
気相成長法等の薄膜形成法を用いても同等の効果が得ら
れることは明らかである。さらに減圧化学気相成長法、
プラズマ化学気相成長法等を用いて金属硅化物膜を堆積
してもよい。
実施例4 第4図乃至第5図を用いて説明する。第4図(、)は表
面にリンシリケートガラス膜402を形成したシリコン
基板401を示す。第5図は本実施例を実施するのに用
いた薄膜形成装置である。
基板501はヒーターを内蔵したサセプタ510上に設
置され基板501を含む反応容器502は排気系508
により5 X 10−7Torrまで排気可能である。
チタン・ターゲット503は冷却治具504に固定され
ていて冷却水循環系506により循環される冷却水によ
って冷却治具504が冷却されるためチタン・ターゲッ
ト503も冷却される。ターゲット503には接地され
たサセプタ510、反応容器502との間に高周波型′
g507より高周波電力を印加可能である。基板401
をサセプタ510上に設置して排気系508により反応
容器502内をI X 10−6Torrまで排気した
後ガス系509より窒素を10 m Q /分、アルゴ
ンを10mA/分、反応容器502内に導入した0、反
応容器502内のガス圧力は、排気系508に備えられ
たコンダクタンスバルブの調整により5X 10−8T
orrとした。しかる後、高周波電源507より周波数
13.56MHz  、電力密度0.IW/Jの高周波
電力を印加してプラズマ放電を発生させ、基板501上
に反応性スパッタ法により窒化チタンを堆積した。10
分間の堆積で第4図(b)に示すように厚さ150nm
の窒化チタン1i1403が形成された。反応容器50
2内を再びI X 10−’Torrまで排気した後、
サセプタ510に組込まれたヒーターにより基板501
表面の温度を260℃まで昇温し、しかる後、ガス系5
09よりトリイソブチルアルミニウムを導入して実施例
1で示したのと同様の方法1条件でトリイソブチルアル
ミニウムを原料とする減圧化学気相成長法によって厚さ
200nmのアルミニウム膜404を形成すると第4図
(Q)のようになる、平均的な膜厚が250nmのアル
ミニウム膜404表面には微視的に見ると±20nmの
局所的な膜厚分布がある。なお、アルミニウム膜404
形成中もチタン・ターゲット503は冷却治具504に
より冷却されているため、チタン・ターゲット503表
面にはアルミニウムは析出しない。チタン・ターゲット
503とサセプタ510との間にシャッター機構を具備
し、さらに該シャッターとチタン・ターゲット503と
の間で、プラズマ放電を発生させてチタン・ターゲット
503表面のクリーニングを可能とすれば、チタン・タ
ーゲット503表面の汚染によってもたらされる窒化チ
タン膜の純度低下を完全に防止できる。
かかるアルミニウム膜404を形成した基板501上に
再び窒化チタンを堆積する。窒化チタン膜403の形成
と同様の形成方法2条件で厚さ150nmの窒化チタン
膜405を形成すると第4図(d)のごとくなる。第4
図(e)は該窒化チタン膜405上に厚さ350nmの
アルミニウム膜406を形成したシリコン基板401を
示す。
アルミニウム膜406はアルミニウム膜404と同様の
方法9条件で形成した。アルミニウム膜406表面の微
視的に見た局所的な膜厚分布は±70nmである。アル
ミニウム膜404,406の膜厚を合計した厚さ600
nmのアルミニウム膜を連続的に形成すると局所的な膜
厚分布は±125nmとなる。窒化チタン膜405を中
間層として挿入することによりアルミニウム膜406表
面の平滑性は大幅に向上した。
実施例5 第6図を用いて説明する。第6図(a)は表面に厚さ0
.3μmの熱酸化膜602を形成したシリコン基板60
1を示す。該熱酸化膜602上に厚さ300nmのアル
ミニウム膜603を形成すると第6図(b)のようにな
る。アルミニウム膜603の形成方法9条件は実施例1
と同様である。
しかる後該アルミニウム膜603上にモリブデン膜60
4をプラズマ化学気相成長法により形成したところ第6
図(0)のごとくなった、六弗化タングステンの流だを
10mQ/分、水素の流量を100mQ/分とし、ガス
圧力を0.15Torrに調整した後、周波数13.5
6MHz  、電力密度0.2 W/fflの高周波電
力を印加してプラズマ放電を発生させた。基板温度が3
00’Cのとき10分間の堆積で厚さ1100nのモリ
ブデン膜604が形成された。
第6図(d)は該モリブデン膜604上にシリコン膜6
05を重ねて形成したシリコン基板601を示す。シリ
コン膜605をシランと水素を用いてプラズマ化学気相
成長法により形成され厚さは1100nである。しかる
後、該シリコン膜605上に厚さ200nmのアルミニ
ウム膜606を形成すると第6図(e)のようになった
、アルミニウム膜606はアルミニウム膜603と同様
の方法1条件で形成した。かかる処理を施したシリコン
基板601に450℃、30分の水素熱処理を実施した
ところ第6図(f)に示すようにモリブデン、シリコン
混合層607が形成された。アルミニウム膜606表面
の反射率は80%であり、連続的に形成した厚さ500
nmのアルミニウム膜表面の反射率43%の約2倍に改
善された。
上記実施例1乃至5では基板としてシリコン基板を用い
たが、ガリウム砒素基板、インジウムリン基板等を用い
ても同様の効果がもたらされる。
〔発明の効果〕
本発明の製造方法によれば、有機アルミニウム化合物を
原料とする減圧化学気相成長法によって表面が略平滑な
配線となるアルミラム膜を形成することが可能となる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図、第3図、第4図および第6図は本発明の実施例
における加工工程毎の基板および形成膜の断面図、第2
図および第5図は本発明の実施に好適な処理装置の断面
図である。 101・・・シリコン基板、104,106・・・アル
ミニウム膜、203・・・基板、207・・・高周波電
源、301.304・・・アルミニウム膜、302,3
05・・・アルミニウム・チタン混合層、303,30
6・・・チタン膜、403,405・・・窒化チタン膜
、404.406・・・アルミニウム膜、501・・・
基板。 503・・・チタン・ターゲット、504・・・冷却治
具、507・・・高周波電源、603,606・・・ア
ルミニウム膜、604・・・モリブデン膜、605・・
・シリコン膜、607・・・モリブデン・シリコン混合
層。 代理人 弁理士 小川勝馬・  \ ゛ 5ノ 窮1 図 (久う 罵 1  図 (q〕 Y z 図 2ρJ基板 2021ニークー 冨 3 図 (a−) (C) 311 アルミニラ4.L!更 3θ2 アルミニク4チアン!、i 3θ3 チアン月穴 員 4 図 4θ1 シリフン4匁木凝 4θZ 1ルシリγ−1゛之ス康 4ρ3窒化す7ン斤建 第 5 図 5θq  i”ス系 第 6 図 (a−9 ρl tρ3 アルニニク4匹え

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、半導体基板上に有機アルミニウム化合物を原料とす
    る減圧化学気相成長法によつてアルミニウム薄膜を形成
    する工程、該アルミニウム薄膜上に減圧化学気相成長法
    、プラズマ化学気相成長法、バイアススパッタ法等の薄
    膜形成法によつて金属、金属硅化物、金属窒化物、金属
    硼化物、金属炭化物、半導体のいずれかよりなる薄膜も
    しくはこれらの薄膜の重ね膜を形成する工程、必要に応
    じてアルゴンイオン等によるスパッタ・エッチング処理
    等を施した後該薄膜もしくは該重ね膜上に有機アルミニ
    ウム化合物を原料とする減圧化学気相成長法によつてア
    ルミニウム薄膜を形成する工程を含むことを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5851917A (en) * 1992-12-30 1998-12-22 Samsung Electronics Co., Ltd. Method for manufacturing a multi-layer wiring structure of a semiconductor device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5851917A (en) * 1992-12-30 1998-12-22 Samsung Electronics Co., Ltd. Method for manufacturing a multi-layer wiring structure of a semiconductor device

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