JPS638862Y2 - - Google Patents

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JPS638862Y2
JPS638862Y2 JP5864480U JP5864480U JPS638862Y2 JP S638862 Y2 JPS638862 Y2 JP S638862Y2 JP 5864480 U JP5864480 U JP 5864480U JP 5864480 U JP5864480 U JP 5864480U JP S638862 Y2 JPS638862 Y2 JP S638862Y2
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JP
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fuel
engine
intake air
heating
nozzle
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JP5864480U
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JPS56159655U (ja
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  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はエンジンの吸気管に設けられヒーター
に燃料を供給して燃焼させる吸気加熱装置に関す
る。
上記吸気加熱装置としては、例えば第1図に示
す如く、ボデイ10内に装置されたグロープラグ
等の如きヒータ11と、その先端部12を残して
これを近接包囲する気化管13との間に、上記ボ
デイに形成した燃料通路18からノズル14を介
して燃料を供給して気化させ、フレームホルダ1
6で上記先端部12を包囲して形成した吸気加熱
部においてこれを燃焼させ、エンジンの吸気を加
熱するようにしたものがある。
尚、図中15は前記ヒーター11に電流を供給
するためのハーネス取付部であり、上記吸気加熱
装置はボデイ10のネジ部17をエンジンの吸気
管20に螺合して取り付けられている。
ところで、この種の吸気加熱装置へ供給される
燃料は、一般にエンジンの燃料供給ポンプ、例え
ば燃料噴射ポンプから分岐して送られて来るよう
構成されているのでその圧力、供給量はもつぱら
エンジン回転速度に依存することになり、独自に
制御することができない。即ち前記ノズル14の
絞りを強くすると、エンジンのクランキング運転
時の如く、回転速度が低く燃料の圧力が低い場合
には燃料の表面張力の影響を受けてヒータ11に
供給される燃料が少なくなり、またこの絞りを拡
げると、エンジンの自立運転時の如く、やゝ回転
速度が上昇して上記圧力が高くなつた場合に必要
以上の燃料が流れて気化しないまま吸気管20内
に無駄に滴下してしまつたり、あるいはその燃料
が完全に燃焼したときには吸気を加熱するにとど
まらず吸気管内の酸素を使いはたして酸欠となる
不具合があつた。
内燃機関用始動補助装置において、特開昭54−
87322号公報の如く、装着される機関に対応する
燃料流量を得るため、一端に液体燃料入口を設け
た管状本体と、該本体を囲む電気的加熱素子と、
該素子の外周を囲む取付用アウターカバーと、ア
ウターカバーに管状本体を固定する固定板と、電
気的加熱素子に通電するための端子とから基本的
に構成され、前記管状本体の液体燃料通路内に液
体燃料調整用ノズルを設置したものがある。
また、同じく始動補助装置において、実開昭52
−154530号公報の如く、ノズルから燃料を噴射さ
せる前に燃料を施回させて渦流を起こさせ、乱流
としてから噴射して噴霧とし空気との混合をよく
し、安定した燃焼状態を得るため、給気管内にこ
れと連通する燃焼室が形成された筒体を設置し、
燃焼室に燃料噴射ノズルを臨ませ、かつ発熱体を
設け、前記ノズル内に噴射口に向かうに従い径が
縮小する円錐状施回室を設ける一方、燃料供給ポ
ンプと接続する燃料供給路と施回室とを貫通孔で
連通させ、供給される燃料を一端施回室内に噴射
して施回し、渦流にしてから燃焼室内に噴射させ
るようにしたものもある。
しかし、前者は燃料調整用ノズルを交換可能と
することによつて装着機関に対応した燃料流量が
容易に得られる効果はあるが、あるノズルが装着
された内燃機関においてはある一定範囲の回転数
において流量が適正であつたとしてもその回転数
範囲を外れると不適正となり、1個のノズルで全
回転数にわたつて適正な流量を得ることは不可能
である。また、後者はノズルから燃料を噴射させ
る前に燃料を施回させて渦流を起こさせ、乱流と
してから噴射するようにしたので、噴射された燃
料が噴霧となり拡散して空気とよく混合され、燃
料の吐出圧力が低くくても安定した燃焼状態が得
られる効果はあるが、流量はバルブの径で決定さ
れる燃料供給路により定まり、貫通孔、施回室が
流量を決定することはできない。また、貫通孔は
強い絞りをもつのでエンジンの前記クランキング
時などに燃料が送れない欠点がある。
本考案は従来の吸気加熱装置における上記不具
合を解消することを目的とするもので、その要旨
とするところは、エンジンで駆動される燃料供給
ポンプにより加熱用燃料が供給される吸気加熱装
置における、該装置のボデイ内に吸気加熱部に通
ずるよう形成された燃料通路に、前記加熱用燃料
をエンジンのクランキング運転時自由通過せしめ
る絞り部と拡大部とを備えた単体のノズルを複数
個、前記絞り部と拡大部とを交互に重ねて配設
し、前記加熱用燃料をエンジンの自立運転回転速
度以上において規定値に絞るようにしてなること
にある。
以下第2図に示す本考案の一実施例について説
明すると、第2図Aは本考案に用いる単体のノズ
ル14の一例で、該ノズルには絞り部14aと拡
大部14bとが形成されている。この絞り部14
aは前述の事柄から、前記加熱用燃料をエンジン
のクランキング運転時には自由通過せしめるよう
な、即ち加熱用燃料の表面張力の影響をうけぬ程
度の比較的弱い絞りとするよう実験等により定め
る。このような単体のノズル14を第2図Bに示
す如く、絞り部14aと拡大部14bが交互に在
るように例えば2個重ねて、前記吸気加熱装置の
ボデイ10に形成されている燃料通路18に螺入
して装着する。この際使用する単体のノズル14
の個数は、前記吸気加熱装置が装着されるエンジ
ンの自立運転回転速度以上において、前記吸気加
熱装置に必要な加熱用燃料流量(規定値)に絞ら
れるように、前記同様実験等により決定される。
このように構成された本考案吸気加熱装置にあ
つては、例えば2個重ねたノズル14一つ一つの
絞り作用は弱い故前述の如き表面張力の影響を殆
んど受けないから、前記の如くエンジンのクラン
キング運転時には加熱用燃料が自由通過し、また
全体の絞り作用は前記ノズルを複数用いたことに
よつて適度に強められている故、前記エンジンの
自立運転回転速度以上においては前記規定値に絞
られ、従つて不必要に燃料が流下するようなこと
がなく、常に安定した燃料流量が確保される。
本考案吸気加熱装置では、エンジンで駆動され
る燃料供給ポンプにより加熱用燃料が供給される
吸気加熱装置のボデイ内に吸気加熱部に通ずるよ
う形成された燃料通路に、前記加熱用燃料をエン
ジンのクランキング運転時自由通過せしめる絞り
部と拡大部とを備えた単体のノズルを複数個、前
記絞り部と拡大部とを交互に重ねて配設し、前記
加熱用燃料をエンジンの自立運転回転速度以上に
おいて規定値に絞るようにしてなるので、エンジ
ンのクランキング運転時の如く回転速度が低く、
従つて燃料の油圧が低圧のときも、前記の如き燃
料の表面張力の影響を受けることがなく必要な燃
料流量を確保することができ、また前記加熱用燃
料をエンジンのクランキング運転時自由通過せし
める絞り部と拡大部とを備えた単体のノズルを複
数個、前記絞り部と拡大部とを交互に重ねて配設
したことによつて、ノズル全体として絞り作用が
強められ、エンジンの自立運転回転速度以上にお
いては規定値に絞ることができ、結局常に安定し
た燃料流量を確保できる効果がある。
また、前記加熱用燃料をエンジンのクランキン
グ運転時自由通過せしめる絞り部と拡大部とを備
えた単体のノズルは、製作が簡単であり、またエ
ンジンの仕様に応じて重ねることによりそのエン
ジンに適した加熱用燃料の流量制御が容易になし
得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は公知の吸気加熱装置の一例を示す一部
縦断面図、第2図は本考案の一実施例を示すもの
で、Aはノズルの縦断面図、Bは第1図のB部へ
の装置状態を示す縦断面図である。 10:ボデイ、11:ヒーター、13;気化
管、14:ノズル、14a:絞り部、14b:拡
大部、18:燃料通路、20:吸気管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンで駆動される燃料供給ポンプにより加
    熱用燃料が供給される吸気加熱装置のボデイ内に
    吸気加熱部に通ずるよう形成された燃料通路に、
    前記加熱用燃料をエンジンのクランキング運転時
    自由通過せしめる絞り部と拡大部とを備えた単体
    のノズルを複数個、前記絞り部と拡大部とを交互
    に重ねて配設し、前記加熱用燃料をエンジンの自
    立運転回転速度以上において規定値に絞るように
    してなるエンジンの吸気加熱装置。
JP5864480U 1980-04-28 1980-04-28 Expired JPS638862Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP5864480U JPS638862Y2 (ja) 1980-04-28 1980-04-28

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JP5864480U JPS638862Y2 (ja) 1980-04-28 1980-04-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56159655U JPS56159655U (ja) 1981-11-28
JPS638862Y2 true JPS638862Y2 (ja) 1988-03-16

Family

ID=29653121

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JPS56159655U (ja) 1981-11-28

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