JPS6387365A - ステアリング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ステアリングホイールのチルト並びにテレス
コピック動作の機構を改良したステアリング装置に関す
る。

従来の技術 特開昭５８−３３５６９号公報に開示される如く、チル
ト並びにテレスコピック動作をなす装置は公知である。

公知のステアリング装置は、車体側に固定されたブレー
クアウェイブラケット、ブレークアウェイブラケットに
軸支されたピボット点を有するロアメインシャフト、該
ロアメインシャフトとセレーション係合されたアッパメ
インシャフト、アッパメインシャフトを保持する第１ア
ツパブラケツト、ロアメインシャフトのピボット点より
上部に保持する第２アツパブラケツトとを具備する。第
１アツパブラケツトと第２アツパブラケツトとの間には
、第１アツパブラケツトをテレスコピック動作させる第
１の駆動手段を有し、第１の駆動手段を動作させること
で、アッパメインシャフトをロアメインシャフトに対し
て前後進させる構成となっている。更に、第２アフパブ
ラケノトを、ロアメインシャフト及びブレークアウェイ
ブラケットに対し、そのピボット点まわりに回動させ、
ステアリングホイールのチルト動作をさせている。第２
の駆動手段を付設し、第１の駆動手段、第１及び第２ア
ツパブラケツトを、ロアメインシャフト及びブレークア
ウェイブラケットに対し、そのピボット点まわりに回動
させ、ステアリングホイールのチルト動作をさせている
。

本発明が解決しようとする問題点 前記した如き従来のステアリング装置は、セレーション
係合されたアッパメインシャフトとコラムチューブとに
沿って、第１７ソパブラケツト、第１ブラケツトを保持
する第２アツパブラケツト、そして、第２７ソパブラケ
ツトを保持するブレークアウェイブラケットが順次配さ
れ、第１アツパブラケツトと第２アツパブラケツトとの
間に、ステアリングホイールのテレスコピック動作用の
電動用モータを有する駆動手段、第２のアッパブラケッ
トと固定ブラケットとの間に、ステアリングホイールの
チルト動作の電動モータを有する駆動手段とを、個別に
直列的に設置し、夫々の駆動手段のための制御回路を組
込んでいる。

このように、チルト動作用とテレスコピック動作用の各
駆動手段を、各ブラケットを介して直列的に設置するこ
とは、可動ブラケットたる、第１と第２のアッパブラケ
ットとの間に、テレスコピック動作用の駆動手段を配設
しなければならず、ステアリング装置に要求される基本
性能である。

耐振動性に著しい悪影響を与えていた。

それ故に、本発明は、チルト及びテレスコピック動作を
させる駆動手段を、何れも固定ブラケット上に配設可能
とすることで、前述した従来技術の不具合を解消させる
ことを解決すべき問題点とする。

問題点を解決するための手段 本発明は、前述した問題点を解決するために、固定ブラ
ケット側に少なくとも２本のスクリューシャフトを平行
に配設し、各スクリューシャフトに螺合したナツト部材
の何れか一方を、アッパメインシャフトのピボット点と
同軸的に、アッパブラケットに枢着させると共に、前記
他方のナツトを）８動自在にアッパブラケットに連結さ
せるという構成を用いる。

作用 ア・７パプラケノトと揺動自在に連結されたナットが螺
合されたスクリューシャフトのみの回転は、ステアリン
グホイールをチルト繰作させ、第１及び第２のスクリュ
ーシャフトを同時に回転させるとステアリングホイール
のテレスコピック操作が成される。

実施例 ステアリング装置（１）は、車体側に固定されるブレー
クアウェイブラケット（２）、該ブラケット（２）に軸
支されたロアメインシャフト（３）を有す。ロアメイン
シャフト（３）には、アッパメインシャフト（４）がセ
レーション結合され、このシャフト（４）はピボット点
（５）を有す。

ブレークアウェイブラケット（２）に第１のスクリュー
シャフト（６）を軸支させる。第１のスクリューシャフ
ト（６）のセレーション部（７）がクラッチ（８）の一
方（１３）に結合され、このクラッチ（８）の一方（１
３）のピン（９）がナツト（１０）の溝に滑合している
。切換モータ（１１）からのスクリュー（１２）がナッ
ト（ｌＯ）に螺合する。切換モータ（１１）の回転がナ
ットを前後進させ、クラ・７チ（８）の係脱をなす。ク
ラッチ（８）が係合していない時には、第１のスクリュ
ーシャフト（６）の回転は、クラッチの一方（１３）を
回転させるが、そのビン（９）がナラ）（１０）の溝内
を回転するのみでナツト　（１０）を前後進させない。

クラッチ（８）の他方（１４）は、ブレークアウェイブ
ラケット（２）に軸支され且つそのギヤ部がアイドルギ
ヤ（１５）（第５図参照）に噛合う。このアイドルギャ
（１５）に、ブラケット（２）に６支された第２のスク
リューシャフト（１６）に固定されたギヤ（１７）が噛
合う。か（して、切換モータ（１１）が動作し、クラッ
チ（８）がオン状態となると、第１のスクリューシャフ
ト（６）の回転は、アイドルギヤ（１５）、ギヤ（１７
）を介して第２のスクリューシャフト（１６）を回転さ
せる。図示例では、第１のスクリューシャフト（６）か
ら第２のスクリューシャフト（１６）への回転トルク伝
達系をギヤ列としたが、ベルト等を用いてもよい。

第４図を参照する。駆動用電動モータ（図示なし）の出
力軸（１８）の回転は、減速機構（１９）を介して、第
１のスクリューシャフト（６）のセレーション部（７）
に結合されたギヤ（２０）を回転させる。かくして、モ
ータの回転は、第１のスクリューシャフト（６）を回転
し、クラッチ（８）がオン状態であれば、第２のスクリ
ューシャフト（１６）も、第１のスクリューシャフト（
６）と共に同回転し、しかし、クラッチ（８）がオフ状
態の時には、第１のスクリューシャフト（６）のみが回
転する。

第１のスクリューシャフト（６）には、第１のナット部
材（２１）が螺合し、該ナツト部材（２１）は、長大を
貫通するボルト（２２）により、アッパブラケット（２
３）に揺動自在に連結される。

尚、長大に変えてリンクを介して連結してもよい。

該アッパブラケット（２３）は、又、第２のスクリュー
シャフト（１６）に螺合する第２のナツト部材（２４）
を軸受を介して支持する。ボルト（２５）を結ぶ線上に
ピボット点（５）が位置する。

次に、操作について説明する。図示しないマニアルスイ
ッチによりチルト動作を指示すると、切換モータは作動
せず、クラッチ（８）はオフ状態となる。尚、クラッチ
（８）がオン状態であれば、直ちに、切換スイッチ（１
１）がクラッチ（８）をオン状態とさせる。クラッチ（
８）のオフ状態が確認すると駆動用電動モータが作動し
、第１のスクリューシャフト（６）を回転させ、第１の
ナツト部材（２１）の第１のスクリューシャフト（６）
に沿っての前後進によりアッパブラケット（２３）はボ
ルト（２５）即ちピボット点（５）まわりに回動し、ス
テアリングホイールをチルトさせる。

マニアルスイッチにより、ステアリングホイールのテレ
スコピック操作を指示すると、この指示に応じて、直ち
に、切換モータ（１１）が作動し、クラッチ（８）をオ
ン状態とさせる。クラ・ッチ（８）のオン状態を確認す
ると、駆動用電動モータが回転し、第１のスクリューシ
ャフト（６）と第２のスクリューシャフト（１６）とを
同回転させ、第１及び第２のナツト部材（２１，２４）
を各シャフト（６，１６）に沿って同直線運動させる。

これらナツト部材（２１，２４）の直線運動は、アッパ
ブラケット（２３）及びアッパメインシャフト（４）を
前後進させ、ステアリングホイールのテレスコピック操
作を可能にする。

尚、クラッチ（８）の係脱操作は、切換モータとカム部
材、或いは、ソレノイドとナツト部材の組合せでもよい
。

効果 駆動用モータを一個のみ用いる構成は、ステアリング装
置を軽量にして小型化させ得る。第１のスクリューシャ
フトを下部に、又、第２のスクリばよいのでチルト装置
の直径も大きくならない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一例の側面図、第２図はその断面図、
第３図は第２図の矢視ｍ−ｍよりみた断面図、第４図は
第２図の矢視ＴＶ−１’／よりみた断面図、第５図は第
２図の矢視Ｖ−Ｖよりみた断面図である。 図中：２・・・ブレークアウェイブラケット、３・・・
ロアメインシャフト、４・・・アッパメインシャフト、
５・・・ピボット点、６．１６・・・スクリューシャフ
ト、８・・・クラッチ、１１・・・切換モータ、２１．
２４・・・ナツト部材。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 車体側に固定された固定ブラケット、該固定ブラケット
   に軸支されたロアメインシャフト、該ロアメインシャフ
   トとセレーション係合し且つピボット点を有するアッパ
   メインシャフト、前記固定ブラケットに軸支された第１
   のスクリューシャフト、該第１のスクリューシャフトに
   螺合する第１のナット部を有し且つ前記アッパメインシ
   ャフトを支持するアッパブラケット、該アッパブラケッ
   トの第２のナット部と螺合し且つ前記固定ブラケットに
   軸支された第２のスクリューシャフト、前記第１と第２
   のスクリューシャフトを夫々に回転させる駆動手段を有
   し、前記第２のナットが、前記アッパメインシャフトの
   ピボット点と同軸的に前記アッパブラケットに枢着され
   ると共に、前記第１のナットが揺動自在に前記アッパブ
   ラケットに連結され、前記第１のシャフトの回転が前記
   アッパメインシャフトをチルト動作させ、前記第１及び
   第２のシャフトの回転が前記アッパメインシャフトを前
   記コラムチューブに対してテレスコピック動作させるこ
   とを特徴とするステアリング装置。