JPS6387246A - マ−キング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、被マーキング体におけるマーキング面にマ
ーキングを施すためのマーキング装置に関するものであ
る。

［従来の技術］ 従来のこの種のマーキング装置としては、次のようなも
のがある。すなわち例えば７個のインクヘッドを縦列配
置されたインクヘッド部を被マーキング体のマーキング
面に対向するように設け、このインクヘッド部をマーキ
ング面に沿い所定ピッチで移動させ、所定ピッチで移動
させるごとにマーキングを施すべきインクヘッドを指定
することにより、例えば７×５ドツトから成る所望の文
字等をマーキング面に印字してゆくことができるように
なっている。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、このような従来のマーキング装置では、
次のような問題点がある。

（１）数行に亘るマーキング（印字）を−度に施す場合
は、インクヘッド部をその行数分準備するか、−行終了
後にインクヘッド部を高速で戻す機構を必要とする。

（２）　７　Ｘ　５ドツトの文字等をマーキングする場
合、インクヘッドを７個必要とする。すなわちインクヘ
ッド部に複数個のインクヘッド（ノズル）を設けなけれ
ばならない。

（３）文字や数字以外の記号や模様などの印字が難しい
。

本発明は、これらの問題点を解決するためになされたも
ので、１個のインクヘッドで複数行に亘るマーキングを
一度に施すことを可能にするとともに、文字や数字以外
のマークなども印字できるようにした、マーキング装置
を提供することを目的とする。

［問題点を解決するための手段］ この発明に係るマーキング装置は、被マーキング体のマ
ーキング面と平行に配設されるガイド部材と、同ガイド
部材に沿い移動しうるスライダと、上記マーキング面に
対向するように上記スライダに配設されたインクヘッド
とをそなえるとともに。

上記スライダを所要ピッチで駆動するりニアパルスモー
タと、上記スライダの移動方向と交差する方向に上記の
被マーキング体とガイド部材とを相対移動させるための
駆動手段とをそなえ、上記のりニアパルスモータおよび
駆動手段のための駆動制御手段と、同駆動制御手段と協
働して上記インクヘッドによる上記マーキング面へのマ
ーキング状態を制御するマーキング制御手段とが設けら
れたことを特徴としている。

［作　用］ 上述の本発明のマーキング装置では、文字等を被マーキ
ング体のマーキング面に印字するには、まずリニアパル
スモータを作動させてスライダをガイド部材に沿い所要
ピッチで移動させる。これによりインクヘッドがマーキ
ング面に沿い例えば上下方向に所要ピッチで移動する。

このときマーキング制御手段によって各ピッチごとにイ
ンクヘッドによりマーキング面にマーキングを施すべき
か否かが制御される。このようにして上下方向にインク
ヘッドを１ストロ一ク分移動させると、駆動手段によっ
てスライダの移動方向と交差する方向（例えば直交する
方向）に被マーキング体とガイド部材とを１ピツチ分相
対移動させる。

その後は上記と同様にインクヘッドを例えば上下方向に
移動させて、各ピッチごとに適宜マーキングを施してゆ
き、更には駆動手段によって被マーキング体とガイド部
材とを１ピツチずつ相対移動させてゆくという動作を交
互に繰り返す、これにより所望の文字等が印字される。

［発明の実施例］ 以下、図示する実施例につき本発明を具体的に説明する
。第１，２図は本発明の一実施例としてのマーキング装
置を示すもので、第１図はその概略構成を模式的に示す
斜視図、第２図はその制御系を示すブロック図である。

第１図に示すごとく、被マーキング体としてのペーパー
コイル１のマーキング面１ａと平行となるようにガイド
部材としてのリニアスケール２が取付台３上の立設され
ている。

そして、このリニアスケール２には、スライダ４がこの
リニアスケール２に沿い移動できるように取り付けられ
ている。

また、このスライダ４には、マーキング面１ａにインク
ノズルが対向するようにインクヘッド５が取り付けられ
ており、このインクヘッド５にはインク供給管６を介し
てインクボックス７が接続されている。

なお、インクヘッド５には従来より公知のインクジェッ
ト方式によるインク噴射機構やインクノズルの開閉弁機
構が内蔵されている。

さらに、スライダ４をリニアスケール２に沿い例えば６
００　ｍｍ／ｓｅｃという高速で上下移動させるための
リニアパルスモータ８がスライダ４に内蔵されている。

なお、リニアパルスモータ８の容量の軽減やスライダ４
の停止時の落下防止のため、スライダ４にはプーリ９で
案内される条体１０を介してカウンタウェイト１１が取
り付けられている。

また、ペーパーコイル１はコンベア１２上に固定的に載
置されており、これによりペーパコイル１をスライダ４
の移動方向（垂直方向）と交差する方向（直交する方向
）即ち水平方向に所定ピッチずつ移動させることができ
る。

ところで、リニアパルスモータ８．コンベア１２゜イン
クヘッド５の制御を行なうためのコントローラ１３が設
けられている。

このコントローラ１３は、第２図に示すごとく、リニア
パルスモータ８およびコンベア１２のための駆動制御手
段１４ならびにこの駆動制御手段１４と協働してインク
ヘッド５によるペーパーコイルマーキング面１ａへのマ
ーキング状態を制御するマーキング制御手段としてのイ
ンクヘッド指令発生部１５を有している。

駆動制御手段１４は、パルス発生器１６へ制御信号を出
してパルス発生器１６から所要のパルス信号をリニアパ
ルスモータ８へ出力させるほか、コンベア１２を駆動す
るための制御信号を出力する、ものである。

インクヘッド指令発生部１５は、パルス発生器１６から
のパルス信号をタイミング信号としてうけてパルス信号
が入るたびにインクヘッド５のインクジェットの開閉状
態を制御するため指令信号をインクヘッド５へ出力する
ものである。

なお、コントローラ１３からリニアパルスモータ８やイ
ンクヘッド５への制御信号はインク供給管６と一体に固
縛された制御信号ケーブル１７を介して供給される。

次に動作について説明する。まず本装置が第１図に示す
ようにペーパーコイル１のマーキング面１ａに近接して
配設される。ついでコントローラ１３からの信号を受け
てリニアパルスモータ８が作動し、これによりスライダ
４がリニアスケール２に沿い例えば６００　ａｍ／ｓｅ
ｃという高速で上から下へあるいは下から上へ移動する
。このときインクヘッド５もスライダ４と共に上下に移
動するが、インクヘッド５からのマーキング面１ａへの
インクの噴射制御（マーキングを施すべきか否かの制御
）はインクヘッド指令発生部１５からの制御信号により
リニアパルスモータ８の１ピツチごとに行なわれ、例え
ばあるピッチのところでは、インクを噴射させないが、
他のピッチのところではインクを噴射させるといった制
御が行なわれる。すなわち印字すべき文字等の情報をイ
ンクヘッド指令発生部１５は予め記憶しており、この記
憶情報に基づいてインクヘッド５によるマーキング面１
ａへのマーキング状態を制御するのである。

そして、インクヘッド５を上下方向に１ストロ一ク分移
動させると、今度はコンベア１２を第１図に矢印ａで示
す方向に１ピツチ分移動させる。

これによりペーパーコイル１が矢印ａ方向に１ピツチｂ
分だけ移動する。

その後は、上記と同様にして、インクヘッドＳを上下方
向に移動させて、各ピッチごとに予め与えられた記憶情
報に基づき文字等の一部を形成するよう適宜マーキング
を施してゆく。

このようにしてインクヘッド５を上下方向に１ストロ一
ク分移動すると、またコンベア１２を第１図に矢印ａで
示す方向に１ピツチ分移動させる。

以降は、上記と同様にして、インクヘッド５から適宜イ
ンクを噴射させながらこのインクヘッド５を上下方向に
移動させる動作と、コンベア１２を１ピツチ分移動させ
る動作とを繰り返し行なう。

このようにして、１つのインクヘッドにより、第１図に
示すごとく、ペーパーコイル１のマーキング面１ａに数
行分に亘る印字を一度に行なうことができるのである。

もちろん、文字や数字以外のマーク（記号や模様等）の
印字も自由自在に行なえることはいうまでもない。

なお、コンベア１２を駆動する代わりに、取付台３に駆
動機構を設けて、取付台３を水平方向に移動させてもよ
い、この場合は取付台３を案内する案内レールを敷設す
ることが望ましい。

また、被マーキング体はペーパーコイルに限定されるも
のではない。

［発明の効果］ 以上詳述したように１本発明のマーキング装置によれば
、被マーキング体のマーキング面と平行に配設されるガ
イド部材と、同ガイド部材に沿い移動しつるスライダと
、上記マーキング面に対向するように上記スライダに配
設されたインクヘッドとをそなえるとともに、上記スラ
イダを所要ビッチで駆動するリニアパルスモータと、上
記スライダの移動方向と交差する方向に上記の被マーキ
ング体とガイド部材とを相対移動させるための駆動手段
とをそなえ、上記のりニナパルスモータおよび駆動手段
のための駆動制御手段と、同駆動制御手段と協働して上
記インクヘッドによる上記マーキング面へのマーキング
状態を制御するマーキング制御手段とが設けられるとい
う簡素な構成で、次のような効果ないし利点が得られる
。

（１）複数行に亘る印字を一度に行なう場合に、インク
ヘッドをその行の数だけ準備したり、１行終了後にイン
クヘッドを高速でリターンさせる機構を設けたりしなく
ても、１つのインクヘッドをマーキング面に沿い移動さ
せるだけで、複数行の印字が可能となる。

（２）インクヘッド付きのノズル数が例えば従来のもの
では１式につき７個要したが、本装置では文字等のマー
クを構成するドツトの数にかかわらず１つでよい。

（３）文字、数字以外の記号や模様あるいは絵なども自
由に印字できる。

【図面の簡単な説明】

第１，２図は本発明の一実施例としてのマーキング装置
を示すもので、第１図はその概略構成を模式的に示す斜
視図、第２図はその制御系を示すブロック図である。 図において、１−被マーキング体としてのペーパーコイ
ル、１ａ−マーキング面、２−ガイド部材としてのリニ
アスケール、３−取付台、４−スライダ、５−インクヘ
ッド、６−インク供給管、７−インクボックス、８−リ
ニアパルスモータ、９−プーリ、１０−条体、１１−カ
ウンタウェイト、１２−駆動手段としてのコンベア、１
３−コントローラ、１４−駆動制御手段、１５−マーキ
ング制御手段としてのインクヘッド指令発生部、１６−
パルス発生部、１７−制御信号ケーブル。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。 特許出顕人　神鋼電機株式会社 第　　１　図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 被マーキング体のマーキング面と平行に配設されるガイ
   ド部材と、同ガイド部材に沿い移動しうるスライダと、
   上記マーキング面に対向するように上記スライダに配設
   されたインクヘッドとをそなえるとともに、上記スライ
   ダを所要ピッチで駆動するリニアパルスモータと、上記
   スライダの移動方向と交差する方向に上記の被マーキン
   グ体とガイド部材とを相対移動させるための駆動手段と
   をそなえ、上記のリニアパルスモータおよび駆動手段の
   ための駆動制御手段と、同駆動制御手段と協働して上記
   インクヘッドによる上記マーキング面へのマーキング状
   態を制御するマーキング制御手段とが設けられたことを
   特徴とするマーキング装置。