JPS638432Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS638432Y2 JPS638432Y2 JP1982179093U JP17909382U JPS638432Y2 JP S638432 Y2 JPS638432 Y2 JP S638432Y2 JP 1982179093 U JP1982179093 U JP 1982179093U JP 17909382 U JP17909382 U JP 17909382U JP S638432 Y2 JPS638432 Y2 JP S638432Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rod
- rotating drum
- rods
- liner
- mill
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims description 4
- 239000010959 steel Substances 0.000 claims description 4
- 230000004323 axial length Effects 0.000 claims 1
- 239000004575 stone Substances 0.000 description 11
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 1
- 230000000284 resting effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Crushing And Grinding (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はロツドミル用ロツドの改良に関するも
のであつて、長尺大径鋼棒の両端面に10C以上の
面取りまたは10R以上の丸みがあることを特徴と
したことにある。
のであつて、長尺大径鋼棒の両端面に10C以上の
面取りまたは10R以上の丸みがあることを特徴と
したことにある。
ロツドミル用ロツドは公知の如く直径60〜120
mm・長さ3000〜7000mmの鋼棒であつて、第１図
ａ，ｂに示すようなロツドミル装置１の回転ドラ
ム２内に複数本入れて、当該回転ドラム２内に給
石フイーダー３を通つて投入される原石４を、回
転ドラム２の回転に伴つて破砕するのに用いられ
る。原石破砕のメカニズムは次のようになつてい
る。駆動源５の回転力をギヤ６を介して回転ドラ
ム２の外周に設けられているギヤ７に伝達し、回
転ドラム２を軸受け１２・１２に支承されている
回転軸１１・１１′によつて例えばＢ方向へ回転
せしめる。回転ドラム２のロツド８は当該回転ド
ラム２の内張りの波型胴体ライナー９の谷部に
８′の如く係止されたまま回転ドラム２の回動に
伴つてある高さまで８″で示す如く上昇し、谷部
の形状と重力との均衡が破れて落下する。回転ド
ラム２の底部には多数のロツド８と原石４とが混
在しているので、上記ロツド８″の落下地点にあ
る原石４は落下したロツド８″と底部のロツド８
との間にはさまれ、落下の衝撃力によつて破砕さ
れ、落下地点のロツド８・８間にある原石４は間
接的な落下の衝撃力によつて破砕され、さらには
胴体ライナー９の谷部に係止されないロツド８も
回転ドラム２の回転に伴つて回転ドラム底部を転
動しつつ原石４を擂り潰すようにしている。
mm・長さ3000〜7000mmの鋼棒であつて、第１図
ａ，ｂに示すようなロツドミル装置１の回転ドラ
ム２内に複数本入れて、当該回転ドラム２内に給
石フイーダー３を通つて投入される原石４を、回
転ドラム２の回転に伴つて破砕するのに用いられ
る。原石破砕のメカニズムは次のようになつてい
る。駆動源５の回転力をギヤ６を介して回転ドラ
ム２の外周に設けられているギヤ７に伝達し、回
転ドラム２を軸受け１２・１２に支承されている
回転軸１１・１１′によつて例えばＢ方向へ回転
せしめる。回転ドラム２のロツド８は当該回転ド
ラム２の内張りの波型胴体ライナー９の谷部に
８′の如く係止されたまま回転ドラム２の回動に
伴つてある高さまで８″で示す如く上昇し、谷部
の形状と重力との均衡が破れて落下する。回転ド
ラム２の底部には多数のロツド８と原石４とが混
在しているので、上記ロツド８″の落下地点にあ
る原石４は落下したロツド８″と底部のロツド８
との間にはさまれ、落下の衝撃力によつて破砕さ
れ、落下地点のロツド８・８間にある原石４は間
接的な落下の衝撃力によつて破砕され、さらには
胴体ライナー９の谷部に係止されないロツド８も
回転ドラム２の回転に伴つて回転ドラム底部を転
動しつつ原石４を擂り潰すようにしている。
ところで回転ドラム２内に入れたロツド８は当
該回転ドラム２の軸方向長さよりもやゝ短い長さ
のものを使つているが、上記原石破砕時には、当
該ロツド８が胴体ライナー９の回転ドラム２の軸
方向にそつて設けられている谷部に軸平行で係止
され、軸直角方向へ落下すれば何等問題とはなら
ず、また回転ドラム２の底部を周方向に転動すれ
ば何等問題を生ずることもないが、実際上必ずし
もこの様にならない。即ち第２図に示す如く、胴
体ライナー９の谷部に停滞している原石４ａに一
端が乗りあげたまま回転ドラム２の回転に従つて
上昇したロツド８ａは矢印ａの如くロツド８ａの
軸方向斜に滑落し軸直角に落下せず、また原石４
ｂを他のロツド８との間にはさんで一端が持上つ
た状態のロツド８ｂも矢印ｂの如く斜に滑りつつ
転動し、それぞれエンドライナー１０にロツドの
一方端面を斜にして突き当たる。従来ロツドは第
３図に示す如く鋼棒の両端面を直角に切断した形
状に仕上げてあるが、摩耗したロツドを新規ロツ
ドに交換した直後は上記ロツドの斜落下や斜転動
時に新規ロツドの直角な角部の衝突によつてエン
ドライナー１０を凹ませたり、時には破損せしめ
るに至る場合があり、その補修にはロツドミルを
停止しなければならず、問題点とされていた。
該回転ドラム２の軸方向長さよりもやゝ短い長さ
のものを使つているが、上記原石破砕時には、当
該ロツド８が胴体ライナー９の回転ドラム２の軸
方向にそつて設けられている谷部に軸平行で係止
され、軸直角方向へ落下すれば何等問題とはなら
ず、また回転ドラム２の底部を周方向に転動すれ
ば何等問題を生ずることもないが、実際上必ずし
もこの様にならない。即ち第２図に示す如く、胴
体ライナー９の谷部に停滞している原石４ａに一
端が乗りあげたまま回転ドラム２の回転に従つて
上昇したロツド８ａは矢印ａの如くロツド８ａの
軸方向斜に滑落し軸直角に落下せず、また原石４
ｂを他のロツド８との間にはさんで一端が持上つ
た状態のロツド８ｂも矢印ｂの如く斜に滑りつつ
転動し、それぞれエンドライナー１０にロツドの
一方端面を斜にして突き当たる。従来ロツドは第
３図に示す如く鋼棒の両端面を直角に切断した形
状に仕上げてあるが、摩耗したロツドを新規ロツ
ドに交換した直後は上記ロツドの斜落下や斜転動
時に新規ロツドの直角な角部の衝突によつてエン
ドライナー１０を凹ませたり、時には破損せしめ
るに至る場合があり、その補修にはロツドミルを
停止しなければならず、問題点とされていた。
本考案は上記従来ロツドに存する問題点を第４
図ａおよびｂに示す如く、ロツド８の両端面に
10C以上の面取りまたは10R以上の丸みをもたせ
ることによつて解決した。
図ａおよびｂに示す如く、ロツド８の両端面に
10C以上の面取りまたは10R以上の丸みをもたせ
ることによつて解決した。
本考案の面取りおよび丸みを10C以上および
10R以上としたのは、例えば90mmφで長さ4200mm
のロツドの重量はほぼ206Kgであり、これが例え
ば外径2400mmの回転ドラムの胴体ライナーに係止
されたロツドの1m上方から斜方向へ滑落した場
合には10Cまたは10R以下では衝突時の当接面が
小さいために衝撃力が端面直角切断時とさして変
らず、面取りまたは丸みづけの効果が薄い。また
Ｃ値Ｒ値を大とすれば製品の歩留りが悪くなるの
で好ましくはＣ値Ｒ値を12〜15mmの範囲にすれば
面取りまたは丸みづけの効果と経済性とが均衡す
る。
10R以上としたのは、例えば90mmφで長さ4200mm
のロツドの重量はほぼ206Kgであり、これが例え
ば外径2400mmの回転ドラムの胴体ライナーに係止
されたロツドの1m上方から斜方向へ滑落した場
合には10Cまたは10R以下では衝突時の当接面が
小さいために衝撃力が端面直角切断時とさして変
らず、面取りまたは丸みづけの効果が薄い。また
Ｃ値Ｒ値を大とすれば製品の歩留りが悪くなるの
で好ましくはＣ値Ｒ値を12〜15mmの範囲にすれば
面取りまたは丸みづけの効果と経済性とが均衡す
る。
尚ロツドは長尺であるので当該面取りまたは丸
みづけによつて特に耐用時間を短縮するようなデ
メリツトとはならない。
みづけによつて特に耐用時間を短縮するようなデ
メリツトとはならない。
本考案は極めて簡単な面取りまたは丸みづけを
ロツドの両端面に施すことによつて新品ロツド使
用開始時に存したエンドライナーを損傷するため
に要する張り替え費用や、時に発生した破損事故
時にロツドミルを運転停止して補修復旧するため
の時間と費用ならびに監視を不要とし、原石破砕
の製造原価低減に資するところ大である。さらに
本考案ロツドは直角な角部がないので危険がな
く、取扱い上例えば回転ドラムへの挿入時に作業
性が良好となるとともに作業の安全性が高められ
るなどの効果があり、実用的価値にすぐれてい
る。
ロツドの両端面に施すことによつて新品ロツド使
用開始時に存したエンドライナーを損傷するため
に要する張り替え費用や、時に発生した破損事故
時にロツドミルを運転停止して補修復旧するため
の時間と費用ならびに監視を不要とし、原石破砕
の製造原価低減に資するところ大である。さらに
本考案ロツドは直角な角部がないので危険がな
く、取扱い上例えば回転ドラムへの挿入時に作業
性が良好となるとともに作業の安全性が高められ
るなどの効果があり、実用的価値にすぐれてい
る。
第１図ａはロツドミルの正面図、第１図ｂはロ
ツドミル内でロツドが原石を破砕する状態を説明
するための第１図ａにおけるＡ−A′線断面図、
第２図は従来ロツドに存する問題点を説明するた
めの第１図ａにおけるＣ−C′線切り欠き斜視図、
第３図は従来ロツドの斜視図、第４図ａおよびｂ
はそれぞれ本考案ロツドの正面図である。
ツドミル内でロツドが原石を破砕する状態を説明
するための第１図ａにおけるＡ−A′線断面図、
第２図は従来ロツドに存する問題点を説明するた
めの第１図ａにおけるＣ−C′線切り欠き斜視図、
第３図は従来ロツドの斜視図、第４図ａおよびｂ
はそれぞれ本考案ロツドの正面図である。
Claims (1)
- ロツドミルの回転ドラム内に収納されるロツド
であつて、該回転ドラムの軸方向長さよりもやや
短い長尺大径鋼棒からなり、その両端面に10C以
上の面取りまたは10R以上の丸みがあることを特
徴とするロツドミル用ロツド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17909382U JPS5982551U (ja) | 1982-11-29 | 1982-11-29 | ロツドミル用ロツド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17909382U JPS5982551U (ja) | 1982-11-29 | 1982-11-29 | ロツドミル用ロツド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5982551U JPS5982551U (ja) | 1984-06-04 |
| JPS638432Y2 true JPS638432Y2 (ja) | 1988-03-14 |
Family
ID=30388657
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17909382U Granted JPS5982551U (ja) | 1982-11-29 | 1982-11-29 | ロツドミル用ロツド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5982551U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001276639A (ja) * | 2000-03-31 | 2001-10-09 | Toray Ind Inc | 粉砕機用媒体 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH028022U (ja) * | 1988-06-25 | 1990-01-18 |
-
1982
- 1982-11-29 JP JP17909382U patent/JPS5982551U/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH028022U (ja) * | 1988-06-25 | 1990-01-18 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5982551U (ja) | 1984-06-04 |
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