JPS638389Y2 - - Google Patents

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JPS638389Y2
JPS638389Y2 JP515982U JP515982U JPS638389Y2 JP S638389 Y2 JPS638389 Y2 JP S638389Y2 JP 515982 U JP515982 U JP 515982U JP 515982 U JP515982 U JP 515982U JP S638389 Y2 JPS638389 Y2 JP S638389Y2
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JP
Japan
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net
laundry net
laundry
washing
opening
Prior art date
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JP515982U
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JPS58106082U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は一般家庭において洗濯ネツトを利用し
て、毛布等の大物の洗濯物を洗濯可能とした一槽
式脱水洗濯機に関するものである。
一般家庭において、毛布,シーツ,ベツトカバ
ー,カーテン類等の大きな物を洗濯することは困
難であり、クリーニングに出すことが通例であつ
た。又、昨今の物価高により、支出を抑さえる努
力を強いられている主婦は、家庭においてこれら
の大物衣類を洗濯することもあつた。
ただし、この場合、従来の一槽式脱水洗濯機で
は洗濯することが困難であり、よしんば脱水兼洗
濯槽内で布が回つたとしても単なるゆつくりとし
た水平回りのみで、洗浄性能を期待することはで
きない。又、大物衣類を洗濯できる構造にしよう
と思えば、超大型の洗濯機にならざるを得ず、こ
れでは洗濯機価格が高くなり、購入が困難となつ
てしまう。
そこで、主婦の知恵として、浴槽の中で、洗濯
機が世間に登場する以前に行なわれていた所謂、
足踏み式で洗濯することがしばしば行なわれてい
る。しかし、これでは主婦の労力たるや大変なも
のであり、なんとか洗濯機で毛布等の大物衣類が
洗えないかという要望があつた。
この様な要望にこたえて脱水兼洗濯槽の上部バ
ランサーケース等の慣性リング部に着脱自在に洗
濯用ネツトを取付け、傷み易い衣類や毛布等を傷
めずに洗濯する構造が提案されている。
しかしながら、洗濯用ネツトの形状、縫製等に
工夫が余りされておらず、洗濯用ネツトの縫製部
とパルセータが擦れることにより、縫製部の縫製
糸が切断し、ネツトのほころび等が発生して耐久
性が低下したり、ネツトのほころびた部分より毛
布や衣類が飛び出して、衣類を傷めないで洗うと
いう洗濯機本来の目的に反する結果を招き、逆に
衣類を傷めてしまうものであつた。
本考案は上記従来の要望に応えるべくなされた
もので、機器側の耐久性能,衣類の洗浄性能の向
上を図り、かつ、衣類の損傷およびコストの低減
化を図るものである。
以下、本考案の実施例を添付図面を参照して説
明する。第1〜3図において、1は外枠、2は脱
水兼洗濯槽で、中央内底部にはパルセータ3が配
してあり、また、上記開口縁にはバランサー4が
一体に固着されている。5は脱水兼洗濯槽2を内
包する水受槽で、その底部には基板6を取付け、
この基板6には駆動モータ7、ソレノイド(図示
せず)、脱水・洗濯切換伝達用の機構部8が設け
られており、またこの基板6の外縁部を防振装置
9を介して、ロツド10により外枠1の上部角隅
より懸垂支持している。水受槽5の底部には、排
水口11を設けており、これはコツクフレーム1
2の流入筒13に連通している。コツクフレーム
12の下端には、排水ホース14の一端が接続し
てあり、その他端は外部に連通している。15は
水受槽5の上部開口縁に設けられた槽カバーであ
る。
16は毛布等大物衣類が収納可能な洗濯ネツト
であり、角隅部分が円弧状の略正方形状をなす。
この洗濯ネツト16の一辺中央部には、連結金具
17が固着されており、この連結金具17は、脱
水兼洗濯槽2の水位線近傍、本実施例では脱水兼
洗濯槽2に一体に固着されたバランサー4に着脱
自在に固着してある。
18は連結金具17の一端に設けられた三角環
19を取付けるため洗濯ネツト16に縫い付けた
補強テープである。20は連結金具17と三角環
19の間に設けられた球状の回転自在鎖である。
連結金具17が設けられた一辺より隣辺にかけて
開閉自在なフアスナー21が取りつけられてい
る。22はバランサー4に着脱自在に設けられた
ソフト仕上剤の注入ケースである。
上記構成において、毛布等の大物衣類が収納さ
れた洗濯ネツト16はその一辺の中央部を連結金
具17を介して水位線近傍に固着されている為、
脱水兼洗濯槽2内に斜めに懸架された状態となつ
ている。又、洗濯ネツト16は角隅部分が円弧状
の略正方形をなしているため、パルセータ3の左
右回転により、洗濯ネツト16は斜めに回転運動
をスムーズに行ない、洗剤水の中で回転され、洗
浄性能を高めることができると同時に、衣類は洗
濯ネツト16内にあるために生地を傷めることも
少ない。
ここで、参考までに従来の洗濯ネツト16につ
いて説明する。第4図〜第6図において、洗濯ネ
ツト16はその全体形状が略正方形状をなし、そ
の中央部には、回転自在な連結金具17が取付ら
れ、ネツト生地補強用の補強テープ18が縫製さ
れ、また、ネツト表面あるいは裏面側方に、衣類
投入用のフアスナー21が取付けられている。こ
のフアスナー21の取付け構造は、フアスナー2
1表面の摩耗防止の為に保護カバー23を一体に
縫製し、保護カバー23の拡がり防止の為に補強
縫い24が施されている。25はフアスナーとネ
ツト生地取付用の縫製部である。
しかしながら前記のような従来の洗濯ネツト1
6においては、フアスナー21に保護カバー23
が施されていても洗濯中は左右反転を行ない、そ
の自動反転に際して洗濯ネツト16が向きを変え
るスペースもない為に、実際には保護カバー23
は一方向にしかその効果を発生しない。又、フア
スナー21の端部には、スライダー(フアスナー
開閉用のフツク)のはずれ防止の為にストツパー
が取付けられている。このストツパーは金属製で
ある為に、保護カバー23がついていても、パル
セータ3と接触することにより、保護カバー23
がすぐに摩耗して穴があいたり、パルセータ3表
面に傷が生じて、通常の洗濯時に衣類を傷める恐
れがあつた。
さらに、洗濯ネツト16に投入する衣類が毛布
等の大物衣類の場合は問題にならないが、小物衣
類を少容量洗濯する場合においては、第6図に示
す様に衣類a,aが洗濯ネツト16内で2分化し
てしまい、その状態で洗濯槽2中の水流を自動反
転して洗たくすることによりネツト16自身がね
じれて、からまつたりすることがあり、洗浄性能
を甚しく低下させることがあつた。
次に本実施例の構成について、より詳述する。
第2図、第3図に示すように、洗濯ネツト16
は略正方形をなすが、角隅部分は円弧形状16a
をなす。この円弧形状16aは曲率半径Rと一辺
の長さLとの比、すなわち、R/L=0.2〜0.4と
なるように形成してある。そして、フアスナー2
1は一辺の中央部に位置する取付金具であるとこ
ろの三角環19の近傍位置から前記一辺に相隣る
一辺にかけて取付けられている。
フアスナー21は保護カバーを用いずに直接洗
濯ネツト16に取付けられているが、フアスナー
21の下端は従来よりも著しく上方にある為、パ
ルセータ3に接触することがほとんどなく、従来
の耐久性、洗浄性能の面における問題点を解消で
き、しかも、保護カバーを廃止することにより、
縫製工程、ネツト生地使用量を低減することがで
きるので、廉価に製造することができる。
また、角隅部分を円弧形状16aにすることに
より、ネツト内に大物衣類、毛布等を投入した際
に、ネツトの全体形状がより球状に近くなり、脱
水兼洗濯槽2内での洗濯中における布まわり性能
は大幅に向上して、局部的にネツト(衣類)とパ
ルセータが接触することがなくなり、衣類の損傷
防止、ネツトの耐久性能の向上が図れるものであ
る。
また、フアスナー21は略四辺形の一辺中央部
に位置する取付金具である三角環19の近傍の円
弧終了付近から、隣接する一辺の下部円弧終了点
近傍にかけて取り付けられているため、従来のも
のにくらべて、衣類の出し入れ口が大きく形成す
ることができ、衣類の出し入れ、特に大物依類の
出し入れが非常に行いやすくなる。
第7図は、洗濯物である毛布の重量をパラメー
タとして、ネツト外形寸法比R/Lを変化させた
場合の布回り状態を示すものであり、ネツトの角
隅部分の円弧形状16aの曲率半径を大きくすれ
ばするほど、布まわり性能は向上するが、逆にネ
ツト内の容量は低下してしまい重量の大きな毛布
は入らなくなることを示す。すらわち、特性Aは
毛布の重量が2.0Kgの場合、特性Bは1.9Kg、特性
Cは1.8Kgの場合である。なお、Lは550mmで一定
である。これによると、R/Lの比が0.2を越え
ると、布廻り性能は大きく向上し始め、逆に0.3
を越えていくと大容量の毛布はネツト内に入れる
にはかなり力を要し、0.4を越えると女性の手で
楽に入れることが困難になる。
又、第6図は外形寸法比R/Lを変化させた時
の洗浄率%(特性D)と洗浄むら%(特性E)を
示すものであり、Lは550mmで一定であり、毛布
の重量は1.8Kgである。寸法比R/Lが大きくな
ると、洗浄率は若干向上するとともに洗浄むらが
低下し、布廻り回数が第7図の如く増加している
為、総合的に洗浄性能は向上している。
以上の結果からすると、外形寸法比R/Lは
0.2〜0.4程度とするのが、毛布の重量(通常は1.5
〜1.8Kgが一般的である)や、小物衣類の実際の
洗濯使用量等を考慮して最適範囲であると言え
る。
以上のように本考案によれば洗濯ネツトの改善
により主婦の念願であつた毛布等の大物衣類や、
傷みやすいランジエリー,下着類の洗濯を、家庭
において極めて容易にかつ高い洗浄率にて可能に
した脱水洗濯機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例における脱水洗濯機の
縦断面図、第2図はその洗濯ネツトの側面図、第
3図は同断面図、第4図は従来の洗濯ネツトの側
面図、第5図は同断面図、第6図は同ネツトの使
用時の変形状態を示す側面図、第7図は衣類の重
量をパラメータとした場合の洗濯ネツトの寸法比
R/Lと布廻り回数との関係を示す図、第8図は
寸法比R/Lと洗浄率(洗浄むら)との関係を示
す図である。 2……脱水兼洗濯槽、3……パルセータ、4…
…バランサー、16……洗濯ネツト、16a……
円弧形状(弧状部)、19……三角環(連結金
具)、21……フアスナー、R……曲率半径、L
……一辺の長さ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中央底部にはパルセータを、上端開口部にはバ
    ランサーを配した脱水兼洗濯槽を懸垂支持し、前
    記脱水兼洗濯槽の水位線近傍には、着脱自在に取
    り付けられた洗濯ネツトを具備し、前記洗濯ネツ
    トは略四角形状をなし、その角隅部の弧状部にお
    ける曲率半径Rと一辺の全長Lとの比を、R/L
    =0.2〜0.4に設定し、かつ、前記洗濯ネツトの特
    定の一辺の中央部分に着脱自在な取付金具を設け
    るとともに前記特定の一辺の前記取付金具近傍位
    置から、前記特定の一辺と隣接する一辺にかけて
    開閉用フアスナーを配し、この開閉用フアスナー
    はその開放時に前記取付金具近傍に位置するよう
    に構成した脱水洗濯機。
JP515982U 1982-01-18 1982-01-18 脱水洗濯機 Granted JPS58106082U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP515982U JPS58106082U (ja) 1982-01-18 1982-01-18 脱水洗濯機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP515982U JPS58106082U (ja) 1982-01-18 1982-01-18 脱水洗濯機

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Publication Number Publication Date
JPS58106082U JPS58106082U (ja) 1983-07-19
JPS638389Y2 true JPS638389Y2 (ja) 1988-03-14

Family

ID=30017970

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP515982U Granted JPS58106082U (ja) 1982-01-18 1982-01-18 脱水洗濯機

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