JPS638368A - 4−ベンジロキシ−3−ピロリン−2−オン−1−イルアセトアミド、その製造方法および使用方法 - Google Patents

4−ベンジロキシ−3−ピロリン−2−オン−1−イルアセトアミド、その製造方法および使用方法

Info

Publication number
JPS638368A
JPS638368A JP62155254A JP15525487A JPS638368A JP S638368 A JPS638368 A JP S638368A JP 62155254 A JP62155254 A JP 62155254A JP 15525487 A JP15525487 A JP 15525487A JP S638368 A JPS638368 A JP S638368A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pyrrolin
benzyloxy
acetamide
temperature
carried out
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP62155254A
Other languages
English (en)
Inventor
トーマス ミュール
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lonza AG
Original Assignee
Lonza AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lonza AG filed Critical Lonza AG
Publication of JPS638368A publication Critical patent/JPS638368A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D207/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom
    • C07D207/02Heterocyclic compounds containing five-membered rings not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom with only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom
    • C07D207/30Heterocyclic compounds containing five-membered rings not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom with only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom having two double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D207/34Heterocyclic compounds containing five-membered rings not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom with only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom having two double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms
    • C07D207/36Oxygen or sulfur atoms
    • C07D207/382-Pyrrolones

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、新規な4−ベンジロキシ−3−ピロリン−2
−オン−1−イル−アセトアミド、その製造方法および
使用方法に関する。
本発明による上記の新規化合物は、脳性マヒ活性を有す
る4−ヒドロキシ−ピロリジン−2−オン−1−イル−
アセトアミド(オキシラセタム)の重要な合成中間体で
ある。
上記活性物質の製造方法は、ピッエリらの文献(Pif
feri et at、 ■Farmaco、 Ed 
、3c 、。
1977.32,602>によって知られている。
しかし、この方法は収率が低く、出発原料が高価なので
、採算がとれない。
そこで本発明の課題は、上記の欠点がない方法を見出す
ことにある。
この課題は、新規な合成中間体4−ベンジロキシ−3−
ピロリン−2−オン−1−イル−アセトアミドの発見に
もとづいて、驚くほど簡単に解決された。
この合成中間体は、特許請求の範囲第2項の記載に従っ
て、4− (C1〜C2)−アルコキシ−3−ピロリン
−2−オンまたは4−(C1〜C2)−アルコキシ−3
−ピロリン−2−オン−1−イルー酢111− (C1
〜C4〉−アルキルエステルから得ることができる。
このプロセスは、長鎖のアルコキシ基をもつ出発原料を
必要としない。 アルキル基は導入可能である。 アル
キル基は反応の進行過程で再び除かれるから、このよう
な化合物には興味がない。
4−(C1〜C2)−アルコキシ−3−ピロリン−2−
オンを、酸の存在でベンジルアルコールと反応させると
、一段階で4−ベンジロキシ−3−ピロリン−2−オン
となる。
この工程のための酸としては、メタンスルホン酸または
p−トルエンスルホン酸のようなスルホン酸を、0.0
5〜0.2モル程度の触媒的量で用いるのが有効である
この利点は、ベンジルアルコールを直接溶媒として使用
できることである。
ベンジルアルコールは、使用原料に対して1.5〜5モ
ル用いるのが適当である。
反応温度は、60〜100℃の範囲が有利である。
エステル化反応を取扱うこの反応型式では、平衡状態に
ある気相中の濃度が低いアルコールを分離するには、反
応を、減圧下、とくに10〜50ミリバールの下で行な
うのが有利でおる。
反応終了後、すなわち約10〜25時間(触媒量のスル
ホン酸を使用した場合)後に、通常の方法たとえば過剰
のベンジルアルコールを共沸混合物として分離したり、
必要であれば得られた生成物を再結晶することにより、
4−ベンジロキシ−3−ピロリン−2−オンが得られる
得られた生成物を、第二段階では、水素化アルカリの存
在下、ブロモ酸1−(C1〜C4)−アルキルエステル
と反応させて、4−ベンジロキシ−3−ピロリン−2−
オン−1−イル−酢酸−(C1〜C4)−アルキルエス
テルに転化する。
好ましいブロモ酢酸アルキルエステルとしては、ブロモ
酢酸エチルエステルを、4−ベンジロキシ−3−ピロリ
ン−2−7Iンに対して1〜1.5モル使用するのが適
当である。
好ましい水素化アルカリとしては、水素化ナトリウムを
、4−ベンジロキシ−3−ピロリン−2−オン1モルに
対して1〜1.5モル使用するのが適当である。
反応は、極性を有するアプロティックな溶媒、たとえば
ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、アセト
ニトリル、とくにアセトニトリルの溶媒中、反応温度0
〜40℃で行なうのが有利である。
1qられた4−ベンジロキシ−3−ピロリン−2−芽ン
ー1−イルー酢酸−(C1〜C2)−アルキルエステル
を、最終段階でアンモニアと反応させて、4−ベンジロ
キシ−3−ピロリン−2−オン−1−イル−アセトアミ
ドにする。
反応に際しては、出発原料をメタノールまたはエタノー
ルのようなアルコールに溶解する。 アルコールは、あ
らかじめ−10−0℃の温度でガス状のアンモニアで飽
和させ、反応混合物をオ−トクシーブ中、60〜80℃
で10〜15時間反応させる。
反応終了後、通常の処理を行なうと、特許請求の範囲第
1項の所望の中間生成物が、良好な収率および純度で得
られる。
4− (C1〜C2)−アルコキシ−3−ピロリン−2
−オン−1−イル−酢酸−(C1〜C4)−アルキルエ
ステルを、ベンジルアルコールおよび酸とともに処理す
ると、一段階で4−ベンジロキシ−3−ピロリン−2−
オン−1−イルー酢酸ベンジルエステルが得られる。
この工程で用いる酸としてはスルホン酸がよく、とくに
メタンスルホン酸またはp−トルエンスルホン酸を、0
.05〜0.2モル程度の触媒的量で用いるのが好まし
い。 この場合、ベンジルアルコールを直接溶媒として
使用できる利点がある。
・ ベンジルアルコールは、出発原料1モルあたり2.
5〜5.0モル用いるのが適当である。
反応温度は、80〜120℃の範囲が好ましい。
4−ベンジロキシ−3−ピロリン−2−オンの場合と同
様に、反応は減圧下、とくに10〜50ミリバールの下
で行なうのが好ましい。
反応終了後、すなわら7〜10時間の反応後、通常の処
理を行ない、必要であれば再結品による精製を行なうこ
とにより、4−ベンジロキシ−3−ピロリン−2−オン
−1−イルー酢酸ペンシルエステルが得られる。
最終段階で上記中間体をアンモニアと処理すると、4−
ベンジロキシ−3−ピロリン−2−オン−1−イル−ア
セトアミドを得ることができる。
溶媒として作用性アルコール、好ましくはメタノールお
よびエタノールに−10−0℃でガス状のアンモニアを
飽和させたものを用い、これに4−ベンジロキシ−3−
ピロリン−2−オン−1−イルー酢酸ベンジルエステル
を加え、反応混合液をオートクレーブ中、60〜80℃
で6〜10時間反応させる。
簡単な処理により、目的とする中間体を、良好な収率お
よび純度で得ることができる。
特許請求の範囲第11項の記載に従えば、脳性マヒ活性
を有する4−ヒドロキシ−ピロリジン−2−オン−1−
イル−アセトアミドを製造するとくに有利な中間体とし
ての、4−ベンジロキシ−3−ピロリン−2−オン−1
−イル−アセドアを製造することができる。
そのためには、一段階で接触水素化を行なうのが有利で
ある。
触媒としては、選択的に脱ベンジル化が起る真金属触媒
が有利である。 とくに、パラジウムを通常の担体、好
ましくは活性炭に1〜10%担持させたものが有利であ
る。
触媒の量は、用いた4−ベンジロキシ−3−ピロリン−
2−オン−1−イル−アセトアミドの5〜10重量%と
するのが好ましい。
生成した中間体である2、4−ジオキソピロリジン−1
−イル−アセトアミドは、ホウ水素化合物、好ましくは
アルカリホウ水素化合物、とくに好ましくは水素化ホウ
素ナトリウムで、最終生成物に還元する。 この脱ベン
ジル化は、ジメチルホルムアミドまたはジメチルホルム
アミドのような極性を有するアプロティックな溶媒中で
、1〜20バールの加圧下、0〜30℃の温度で行なう
のが好ましい。
アルカリホウ水素化合物は4−ベンジロキシ−3−ピロ
リン−2−オン−1−イルアセトアミド1モルに対し0
.5〜0.8モル用いるのが好ましい。
極性を有するアプロティックな溶媒は、0〜30′Cの
温度に維持するのが好ましい。 この方法によれば、こ
こで述べた製造方法を実施し、三量化しゃすい2,4−
ジオキソ−ピロリジン−1−イル−アセトアミドを溶液
中で安定化し、これを分離する必要がない、という利点
が得られる。
中間体である2、4−ジオキソ−ピロリジン−1−イル
−アセトアミドの転化には接触水素添加を選び、それを
メタノール、エタノールまたは酢酸のような極性を有す
るプロティックな溶媒中で、1〜20バールの加圧下、
0〜30℃の温度で行なうのが有利である。 触媒およ
びその使用は、極性を有するアプロティックな溶媒中で
行なう接融水素化の場合と変らない。
接触水素添加は、白金触媒、たとえば酸化白金または白
金を、担体、好ましくは活性炭担体に、1〜10%担持
させたものが有利である。
触媒の量は、4−ベンジロキシ−3−ピロリン−2−オ
ン−1−イル−アセトアミドに対し、1〜10重量%が
適当でおる。 水素圧力は5〜20バール、温度は0〜
30℃が好ましい。
この接触還元によると、中間体として生成した2、4−
ジオキソ−ピロリジン−1−イル−アセトアミドが溶液
中に保持され、分離する必要がない点で有利でおる。
とくに有利な点は、接触水素化による4−ベンジロキシ
−3−ピロリン−2−オン−1−イル−アセトアミドの
脱ベンジル化反応と、2.4−ジオキソ−ピロリジン−
1−イル−アセトアミド中間体を水素を用いて水素添加
する接触還元とが、パラジウム/白金の混合触媒を用い
ることによって、一段法で実施できることである。
この場合も、反応にはメタノール、エタノールまたは無
水酢酸などの、極性を有するプロティックな溶媒を使用
することが好ましい。
水素圧力は5〜20バール、温度は0〜30℃とするの
が適当である。
パラジウム/白金−混合触媒は、パラジウム:白金−5
:1〜1:2とするのが好ましい。
パラジウムの量は、通常の担体、好ましくは炭素担体に
対して、1〜10%とするのが有利である。
白金の量は、酸化白金または白金として、通常の担体、
好ましくは炭素担体に対して、1〜10%とすることが
できる。
この混合触媒の使用回は、4−ベンジロキシ−3−ピロ
リン−2−オン−1−イル−アセトアミドに対して、5
〜15重量%とするのが好ましい。
最終生成物の処理は、その選ばれた製造方法とは関係な
く、通常の技術および方法に従って行なうことができる
得られた4−ヒドロキシ−ピロリジン−2−オン−1−
イル−アセトアミドは、必要がおれば再結晶により精製
する。
新規な合成中間体としての4−ベンジロキシ−3−ピロ
リン−2−オン−1−イル−アセトアミドを用い、かつ
本発明による前述した方法に従えば、4−ヒドロキシ−
ピロリジン−2−オン−1−イルを、良好な収率および
98%以上の高い純度で製造することができる。
実施例 1 a>4−ベンジロキシ−3−ピロリン−2−オン−1−
イル−酢酸−ベンジルエステルの製造4−メトキシ−3
−ピロリン−2−オン−1−イル酢酸エチルエステル2
0.8SFをベンジルアルコール44.19に溶解して
、メタンスルホン酸1.03を加え、80℃,20ミリ
バールで12時間反応を行なった。 ついで、反応液に
メチレンクロリド250dおよび冷水500m1を加え
、飽和NaHCO3を10d加えて中和した。 有機層
をNa S04で乾燥し、溶媒を留去した後、冷水とエ
タノールの2:1の混合液400dを加え、生成物を晶
出させた。
収量は25.E!(76%)、DC分析の結果、副生物
はなく、融点92〜94°Cであった。
NMR:   (300MHz  、   CD  C
J23  )  δn ppm 7.45〜7.29 (m、10H>、5.20 (s
、1H>、5.16 (s、2H)、4゜98 (s、
2H>、4.22 (s、2H)。
4.03 (s、2H)。
MS (70eV):337 (M  、2)、246
(7)、202 (14)、145 (1,0>。
91 (100)、65 (12)。
b)4−ベンジロキシ−3−ピロリン−2−オン−1−
イル−アセトアミドの製造 25.09の4−ベンジロキシ−3−ピロリン−2−オ
ン−1−イルー酢酸ベンジルエステルを500mf2の
メタノールに溶解し、40℃で5時間、アンモニアガス
を導入しながら反応を行なった。
ついで、反応液を蒸発濃縮し、残漬にアセトン50dを
加えた。 晶出した結品を濾別し、乾燥した。
その結果、融点174.5〜175.5℃のDC−純度
の生成物15.2yが得られた。
NMR: (300MHz 、DMSO−d6 )δn
 ppm 7.50〜7.32 (m、6H>、7.05(br、
s、IH)、5.27 (s、1H)。
5.06 (s、2t−1>、4.02(s、2H)、
3.85 (s、2H)。
MS(70eV):246(M  、20)、229 
(23>、202 (49)、145 (30)、91
 (100)、65 (52)。
実施例 2 a>4−メトキシ−3−ピロリン−2−オン−1−イル
ー酢酸メチルエステルからの4−ベンジロキシ−3−ピ
ロリン−2−オン−1−イル−アセトアミドの直接合成 純度98%の4−メトキシ−3−ピロリン−2−オン−
1−イルー酢酸メチルエステル25.0g(C,132
モル)、ベンジルアルコール41゜7g(C,38モル
)およびメタンスルホン酸1.9y (19,8ミリモ
ル)を、8時間にわたり、110℃で、圧力を水流ポン
プで20ミリバールに保ちながら反応させた。 ついで
、メチレンクロリド167dで稀釈し、冷水84mを加
えた。 水層を飽和Na HCO3溶液19.Mで中和
した後、それぞれメチレンクロリド70mで2回抽出し
た。
有機層を一体にしてNa2SO4で乾燥し、ロータリー
エバポレータで濃縮した。 残渣(57゜7g)に、−
10℃でNH3ガスを飽和させたメタノール溶液(34
Ifdl)を加え、オートクレーブ中、70〜80℃で
9時間反応を行なった。 ついでメタノールを留去し、
残渣に四塩化炭素を100m加えて5℃に冷却し、晶出
した結晶を濾別した。
粗生成物(32,09>を、水31mで熱時再結品した
その結果、HPLC純度97.9%の白色生成物的26
.3gが得られた。 収率79.4%。
実施例 3 a>4−ベンジロキシ−3−ピロリン−2−オンの製造 4−メトキシ−3−ピロリン−2−オン5.73とベン
ジルアルコール10.8gにメタンスルホン酸0.49
を加え、24時間、80℃、20ミリバールで反応を行
なった。 ついで、反応液に冷水50mf!とメチレン
クロリド100Inlを加え、飽和NaHCO3溶液で
中和した。 水層をそれぞれメチレンクロリド50dで
2回抽出した。
有機層をNa2SO4で乾燥後、溶媒を留去し、残渣に
冷水150m1を加え、100℃に加熱して水−ペンシ
ルアルコール共沸混合物を分溜した。
冷時品出した結晶を、トルエン50dで熱時再結 、晶
した。
その結果、融点147〜148℃の白色結晶生成物6.
79が得られた。
NMR:   (300MHz  、   DMSO−
d 6 )7.38 (m、5H)、6.20 (br
、s。
1H)、5.16 (s、IH>、4.98(S 、 
 2 ト1)  、   3.  98  (s、  
 2H)  。
MS:  (70eV) 189 (M+、40)、172 (1B>、132 
(51)、91  (100)。
b)4−ベンジロキシ−3−ピロリン−2−オン−1−
イル−アセトアミドの4−ベンジロキシ−3−ピロリン
−2−オンからの製造4−ベンジロキシ−3−ピロリン
−2−オン8゜49とブロモ酢酸エステル9.83を無
水のアセトニトリル50dに溶解し、O′Cに冷却した
この反応液に、水素化ナトリウム1.6’l (白油中
80%)を20分間を費して添加した。 この反応をさ
らに2時間行なった俊、濃塩酸でp116〜7の酸性に
して、溶媒を預去駿た。 残漬を水/メチレンクロリド
混合溶液に注加した。 有機層を分離して、粗生成物1
4.4CJを得た。 この粗生成物を、あらかじめ−1
0〜O℃でアンモニアガスを飽和させたメタノール20
m!!に溶解した。 この反応液を、オートクレーブ中
、12時間、60〜80℃で処理した。 メタノールを
留去した後、粗生成物を四塩化炭素で洗浄し、水から再
結晶した。
その結果、DC純度の生成物5.1gが得られた。
実施例 4 4−ベンジロキシ−3−ピロリン−2−オン−1−イル
−アセトアミドの接触還元および水素添加 4−ベンジロキシ−3−ピロリン−2−オン−1−イル
−アセトアミド3.009を濃酢酸30威に溶解し、5
%Pd−Cを240mg、酸化白金を241n9添加し
た。 水素圧力15バールの下、空温で65時間、水素
化および水素添加を行なった。 ついで、触媒を濾別し
、溶媒を留去した。
残渣を水に注加し、弱塩基イオン交換樹脂5.09に通
した。 水を蒸発させて、残渣にアセトン10dを加え
た。
その結果、融点163.5〜165.7℃の、はぼ白色
の4−ヒドロキシ−ピロリジン−2−オン−1−イル−
アセトアミドが得られた。
実施例 5 4−ベンジロキシ−3−ピロリン−2−オン−1−イル
−アセトアミドの水素化およびNa BH4還元 4−ベンジロキシ−3−ピロリン−2−オン−1−イル
−アセトアミド10.09をジメチルホルムアミド33
dに溶解し、5%Pd−Cの800ηの存在下、水素圧
力20バール、室温で5時間、水素化を行なった。 つ
いで触媒を濾別し、濾液を、水素化ホウ素ナトリウム1
.19/ジメチルホルムアミド17m1の溶液に、1時
間か(プて滴下した。 続いて反応をさらに2時間行な
った後、反応液にギ酸とメタノールの1:1の混合液3
Inlを加えて酸性とした。 溶媒を留去し、残漬を冷
水100dに注加し、強酸ao9を加えて、弱塩基イオ
ン交換樹脂80gで濾過した。 水溶液を蒸発乾固して
、残渣をメタノール70m1に注加した。
メタノール50m!2を留去し、4−ヒドロキシ−ピロ
リジン−2−オン−1−イル−アセトアミドが微結晶状
の沈でんとして得られた。
その結果、融点166.2〜167.3℃の生成物4.
23(HPLG−純度96.9%)が得られた。
これを1:3の酢酸/アセトン混合液から再結晶した結
果、融点168〜169.5℃でトIPLC−純度99
.0%の生成物が1qられた。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下式であらわされる4−ベンジロキシ−3−ピロ
    リン−2−オン−1−イル−アセトアミド。 ▲数式、化学式、表等があります▼
  2. (2)4−ベンジロキシ−3−ピロリン−2−オン−1
    −イル−アセトアミドを製造する方法であって、4−(
    C_1〜C_2)−アルコキシ−3−ピロリン−2−オ
    ンを、酸の存在下、ベンジルアルコールでエステル化し
    て4−ベンジロキシ−3−ピロリン−2−オンとし、つ
    いでアルカリ水素化物の存在下に2−ブロモ酢酸−(C
    _1〜C_4)−アルキルエステルでアルキル化して4
    −ベンジロキシ−3−ピロリン−2−オン−1−イル−
    酢酸−(C_1〜C_4)−アルキルエステルとし、最
    後にアンモニアと反応させて最終生成物とするか、また
    は4−(C_1〜C_2)−アルコキシ−3−ピロリン
    −2−オン−1−イル−酢酸−(C_1〜C_4)−ア
    ルキルエステルを、酸の存在下、ベンジルアルコールと
    反応させて4−ベンジロキシ−3−ピロリン−2−オン
    −1−イル−酢酸ベンジルエステルとし、さらに必要で
    あればこれを分離することなくアンモニアと反応させて
    最終生成物とすることを特徴とする製造方法。
  3. (3)4−(C_1〜C_2)−アルコキシ−3−ピロ
    リン−2−オンのエステル化のための酸としてスルホン
    酸を用いて実施する特許請求の範囲第2項の製造方法。
  4. (4)4−(C_1〜C_2)−アルコキシ−3−ピロ
    リンのエステル化を、減圧下、60〜100℃の温度で
    行なう特許請求の範囲第2項または第3項の製造方法。
  5. (5)4−ベンジロキシ−3−ピロリン−2−オンのア
    ルキル化を、極性を有するアプロティックな溶媒を使用
    して、0〜40℃の温度で行なう特許請求の範囲第2項
    、第3項または第4項の製造方法。
  6. (6)4−ベンジロキシ−3−ピロリン−2−オン−1
    −イルを分離せずに直接アンモニアと反応させる特許請
    求の範囲第2項、第3項、第4項または第5項の製造方
    法。
  7. (7)4−ベンジロキシ−3−ピロリン−2−オン−1
    −イル−酢酸−(C_1〜C_4)−アルキルエステル
    とアンモニアとの反応を、オートクレーブ中、60〜8
    0℃の温度で行なう特許請求の範囲第2項、第3項、第
    4項、第5項または第6項の製造方法。
  8. (8)4−(C_1〜C_2)−アルコキシ−3−ピロ
    リン−2−オン−1−イル−酢酸−(C_1〜C_4)
    −アルキルエステルのエステル化のための酸としてスル
    ホン酸を用いる特許請求の範囲第2項の製造方法。
  9. (9)4−(C_1〜C_2)−アルコキシ−3−ピロ
    リン−2−オン−1−イル−酢酸−(C_1〜C_4)
    −アルキルエステルのエステル化を、減圧下、80〜1
    20℃の温度で行なう特許請求の範囲第2項または第8
    項の製造方法。
  10. (10)4−ベンジロキシ−3−ピロリン−2−オン−
    1−イル−酢酸−ベンジルエステルを分離せずに、アン
    モニアと、60〜80℃の温度でオートクレーブ中で直
    接反応させる特許請求の範囲第2項、第8項または第9
    項の製造方法。
  11. (11)4−ベンジロキシ−3−ピロリン−2−オン−
    1−イル−アセトアミドを4−ヒドロキシ−ピロリジン
    −2−オン−1−イル−アセトアミドの製造に使用する
    方法であって、4−ベンジロキシ−3−ピロリン−2−
    オン−1−イル−アセトアミドを接触水素化して2,4
    −ジオキソ−ピロリジン−1−イル−アセトアミドとし
    、これをさらに接触水素添加または水素化ホウ素複合体
    で還元して最終生成物とする使用方法。
  12. (12)極性を有するアプロティックな溶媒中で、パラ
    ジウム触媒を用いて、1〜20バールの圧力下、0〜3
    0℃の温度で水素化を行ない、さらに水素化ホウ素ナト
    リウムを用いて最終生成物に還元する特許請求の範囲第
    11項の使用方法。
  13. (13)極性を有するプロティックな溶媒中で、パラジ
    ウム触媒を用いて、1〜20バールの圧力下、0〜30
    ℃の温度で水素化を行ない、さらに白金触媒を用いて、
    5〜20バールの水素圧下、0〜30℃の温度で水素添
    加して最終生成物とする特許請求の範囲第11項の使用
    方法。
  14. (14)接触水素化および接触水素添加を極性を有する
    プロティクな溶媒中、Pd/Pt−混合触媒を用い、5
    〜20バールの加圧下、0〜30℃の温度で一段階で行
    なう特許請求の範囲第11項の使用方法。
JP62155254A 1986-06-26 1987-06-22 4−ベンジロキシ−3−ピロリン−2−オン−1−イルアセトアミド、その製造方法および使用方法 Pending JPS638368A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CH2567/86 1986-06-26
CH2567/86A CH668424A5 (de) 1986-06-26 1986-06-26 4-benzyloxy-3-pyrrolin-2-on-l-yl-acetamid, dessen herstellung und verwendung.

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS638368A true JPS638368A (ja) 1988-01-14

Family

ID=4236706

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62155254A Pending JPS638368A (ja) 1986-06-26 1987-06-22 4−ベンジロキシ−3−ピロリン−2−オン−1−イルアセトアミド、その製造方法および使用方法

Country Status (14)

Country Link
US (5) US4849528A (ja)
EP (1) EP0252353B1 (ja)
JP (1) JPS638368A (ja)
AT (1) ATE55985T1 (ja)
CA (1) CA1280426C (ja)
CH (1) CH668424A5 (ja)
CS (1) CS271472B2 (ja)
DE (1) DE3764559D1 (ja)
DK (1) DK325387A (ja)
ES (1) ES2017677B3 (ja)
HU (1) HUT44492A (ja)
IL (1) IL82937A (ja)
NO (1) NO872671L (ja)
SU (2) SU1581220A3 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5274097A (en) * 1988-04-19 1993-12-28 Bayer Aktiengesellschaft 1,3-disubstituted pyrrolidines
DE3835291A1 (de) * 1988-04-19 1989-11-02 Bayer Ag 1,3-disubstituierte pyrrolidine
DE58909320D1 (de) * 1988-09-06 1995-08-03 Lonza Ag Verfahren zur Herstellung von 5-Alkyltetramsäuren.
CH680293A5 (ja) * 1990-06-26 1992-07-31 Lonza Ag
JP2001072592A (ja) 1999-07-01 2001-03-21 Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd テロメラーゼ阻害剤
CA2640806A1 (en) * 2006-04-28 2007-11-15 Laboratorios Del Dr. Esteve, S.A. Bicyclic tetrahydropyrrole compounds
CN102432516B (zh) * 2011-12-14 2013-10-09 山东阿如拉药物研究开发有限公司 奥拉西坦的精制方法
CN104276992B (zh) * 2014-09-17 2017-02-15 浙江工业大学 一种奥拉西坦关键中间体2‑(2,4‑二氧代吡咯烷‑1‑基)‑乙酰胺的合成工艺

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2784191A (en) * 1957-03-05 Process for the production of lactams
US2535010A (en) * 1948-10-02 1950-12-19 Rohm & Haas Transetherification of beta-ethersubstituted esters
DE850007C (de) * 1950-12-22 1952-09-22 Basf Ag Verfahren zur Herstellung von N-Aryl-ª‡-pyrrolidonen
US3299095A (en) * 1964-04-16 1967-01-17 Merck & Co Inc 1-benzyl tetramic acid derivatives
JPS4941521A (ja) * 1972-06-02 1974-04-18
IT1045043B (it) * 1975-08-13 1980-04-21 Isf Spa Derivati pirrolidinici
IT1075280B (it) * 1977-02-11 1985-04-22 Isf Spa Procedimento per la preparazione di derivati pirrolidinici
IT1075564B (it) * 1977-02-11 1985-04-22 Isf Spa Procedimento per la preparazione di derivati pirrolidinici
JPS5812272B2 (ja) * 1981-04-28 1983-03-07 電気化学工業株式会社 4−ヒドロキシ−2−ピロリドンの製造法
FI83510C (fi) * 1985-02-22 1991-07-25 Ciba Geigy Ag Foerfarande foer framstaellning av nya, terapeutiskt anvaendbara bi-2h- pyrroli(di)ndioner.

Also Published As

Publication number Publication date
IL82937A0 (en) 1987-12-20
DK325387D0 (da) 1987-06-25
DE3764559D1 (de) 1990-10-04
US4843166A (en) 1989-06-27
US4868314A (en) 1989-09-19
CH668424A5 (de) 1988-12-30
CS271472B2 (en) 1990-10-12
ES2017677B3 (es) 1991-03-01
NO872671L (no) 1987-12-28
IL82937A (en) 1991-03-10
US4849528A (en) 1989-07-18
HUT44492A (en) 1988-03-28
CS470587A2 (en) 1990-02-12
EP0252353B1 (de) 1990-08-29
SU1556537A3 (ru) 1990-04-07
NO872671D0 (no) 1987-06-25
US4877884A (en) 1989-10-31
SU1581220A3 (ru) 1990-07-23
ATE55985T1 (de) 1990-09-15
DK325387A (da) 1987-12-27
US4879393A (en) 1989-11-07
EP0252353A1 (de) 1988-01-13
CA1280426C (en) 1991-02-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4282361A (en) Synthesis for 7-alkylamino-3-methylpyrazolo [4,3-d]pyrimidines
CN114805314B (zh) 一种恩赛特韦的合成方法
JPH0240660B2 (ja)
JPS638368A (ja) 4−ベンジロキシ−3−ピロリン−2−オン−1−イルアセトアミド、その製造方法および使用方法
EP0154490B1 (en) Process for the preparation of pyrrolidone derivatives
US3201406A (en) Pyridylcoumarins
WO2021242807A1 (en) Methods for preparing methyl (s)-2-amino-3-(4-(2,3-dimethylpyridin-4-yl)phenyl)propionate and hydrochloric acid salts thereof
JP2001521498A (ja) O−(3−アミノ−2−ヒドロキシ−プロピル)−ヒドロキシミック酸ハロゲン化物の製造方法
JPS6148839B2 (ja)
US8680332B2 (en) Disubstituted-aminodifluorosulfinium salts, process for preparing same and method of use as deoxofluorination reagents
US4855451A (en) 4-benzyloxy-3-pyrrolin-2-one, its production and use for synthesis of tetramic acid
US3215706A (en) Substituted benzyloxyamines
JPS62126164A (ja) 4−アルコキシ−2−オキソ−ピロリジン−1−酢酸アルキルエステルおよびその製法
EP0199485B1 (en) Intermediates and process
KR860001906B1 (ko) 디아미노 피리딘의 제조방법
Wegner et al. Perhydrogenation of 2, 8-diaminopurine
KR20230174902A (ko) 벤조아민 유도체의 제조방법
EP0288144B1 (en) 3-(6'-methoxy-2'-naphthylmethyl)-2,4 pentane dione, process for its preparation and intermediates
FI68830B (fi) Dl- eller d-trans-8-fluor-5-(p-fluorfenyl)-2,3,4,4a,5,9b-heksahydro-1h-pyrido(4,3-b)indol som anvaends som mellanprodukt vid framstaellning av terapeutiskt anvaendbara 2-substituerade dl- och d-trans-8-fluor-5-(p-fluorfenyl)-2,3,4,4a,5,9b-heksahydro-1h-pyrido(4,3-b)indoler
KR900002053B1 (ko) α-아릴-4-치환 피페리디노 알칸올 유도체의 제조방법
JPS6051465B2 (ja) 3−メチル−3−〔4−(1−オキソ−2−イソインドリニル)フェニル〕ピルビン酸エステル類
RU2106349C1 (ru) Способ получения феникаберана
JPS6317869A (ja) 2−低級アルキル−4−アミノ−5−ホルミルピリミジンの製造法
Marin-Luna et al. Unexpected Transformations of Aziridino-phosphazenes Built on ortho-Phenylene Scaffolds
JPS62273950A (ja) 4−アルコキシ−3−ピロリン−2−オン−1−イル−酢酸アミド、その製造および使用