JPS6383027A - ス−パ−オキシドジスムタ−ゼの分離法 - Google Patents

ス−パ−オキシドジスムタ−ゼの分離法

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Publication number
JPS6383027A
JPS6383027A JP61224866A JP22486686A JPS6383027A JP S6383027 A JPS6383027 A JP S6383027A JP 61224866 A JP61224866 A JP 61224866A JP 22486686 A JP22486686 A JP 22486686A JP S6383027 A JPS6383027 A JP S6383027A
Authority
JP
Japan
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hemoglobin
precipitate
proteins
solution
metal salt
Prior art date
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Pending
Application number
JP61224866A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuji Saito
斉藤 修司
Satoshi Hanzawa
敏 半澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tosoh Corp
Original Assignee
Tosoh Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Tosoh Corp filed Critical Tosoh Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は赤血球中のスーパーオキシドジスムターゼ(以
下SODと略記する)の分離法に関するものであり、更
に詳しくはヘモグロピン等の夾雑タンパク質を除去して
SODを分離する、SODの分離法に関するものである
〔従来の技術〕
赤血球中にはSODが微量含まれているが、ヘモグロピ
ン等の夾雑タンパク質が多く含まれておりその精製は容
易でない。赤血球中の酵素を精製するための方法として
は有機溶媒を添加し不要タンパク質を除去する方法が知
られている。
土橋等は(TsuchihashioM、、 Bioc
hem、 Z。
140 65(1923))赤血球に水を加えて溶血し
、溶血液にクロロフォルム/エタノールを添加し、ヘモ
グロピンを沈澱除去し、水層KSOD等の酵素を抽出し
ている。
公開特許公報昭56−148287は血球溶液にアルコ
ールを添加、さらに水を添加してヘモグロピンを遠心除
去する方法を開示している。
以上のような方法は多量の有機溶媒を使用するため、工
秦的に酵素を精製するためには、溶媒の回収設備等の大
掛かりな設備が必要となる。
公開特許公報昭55−51206は、赤血球に銅、亜鉛
等の2価の金属塩を加え、熱処理してSOD活性を有す
るオルゴテインを単離する方法を開示している。この方
法は、加熱工程を含み、その加熱工程および精製段階で
SOD活性が大きく低下する問題がある。
公開特許公報昭57−12993は、赤血球を遷移金属
および無機中性塩存在下にて加熱し、生ずる沈澱を除去
し、SODを単離する方法を開示している。この方法は
タンパク質分離工程に、上記の方法と同じ様に加熱工程
が入り、SODの活性回収率に問題がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は上述した公知技術の問題点を解決しようとする
ものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは赤血球に水を加えて得た溶血液中のヘモグ
ロピンは中性では安定であるが、酸性もしくは塩基性下
で放置すると変成し、上清中に酵素類が抽出されること
を見出し、すでに特許出願している。さらに研究をすす
めた結果、ヘモグロピンを変成沈澱除去した上澄九金属
塩を溶解し、弱酸性になった溶液をふたたび中性、もし
くは弱アルカリ性にすれば残存している不要タンパク質
を沈澱として除去できSODを高収率で分離することが
できることを発見した。
〔作用〕
本発明に使用する原料血液は赤血球を溶出させて、pH
変化を行いヘモグロピン等のSOD以外のタンパク質を
除去したものである。しかし、その様な溶液中にも変成
が不十分なため沈澱せずに溶解して残存するヘモグロピ
ン等の不要なタンパク質がある。その様なタンパク質は
、そのコンフォメイションが変化していると考えられ、
その変化の差を利用すれば変性の度合いの大きい残存ヘ
モグロピン等のタンパク質とSODを分離できると考え
られる。そこで我々は適当量の(10〜100 mM 
)@、鉄、マンガン等遷移金属またはアルミニウム、亜
鉛等の両性金属の塩を該溶液に加え、溶液のpHをそれ
らの金属がイオン化し溶解し、なおかつSODが変性し
ないpH領域2〜5好ましくは五5に調整し、その後加
えた金属イオンが水酸化物として沈澱し、同時に沈澱し
た不要タンパク質が再溶解しないpH領域6〜9に調整
し、SODの分離を行った。ここで溶液を酸性にする方
法はcl−、so”−等の金属塩を該溶液に溶解すれば
、そのpHは2〜4となり特別の方法は必要としないが
、OH−等の金属塩を用いる場合は、塩酸。
硫酸等の鉱酸、酢酸、ギ酸等の有機酸などを用いて行う
。この酸性溶液を中性にする方法は、苛性ソーダ水酸化
カリウムおよびアミン等を用いて行、 − う。
〔実施例〕
本発明をさらに詳細に説明するために、実施例を上げる
が、本発明はこれら実施例のみに限定されるものではな
い。
実施例1 原料溶液(80D比活性10U/In9)50rntに
硫酸銅5水和塩α49(3zmmo1/l>を加える。
溶液のpHは、4.8となった。
1N苛性ソーダを滴下攪拌してpHをZOに調整した。
沈澱物を遠心除去後、上澄溶液中のSOD活性をJ、 
′M、MCC0rdらの方法(J、 Biol、 C,
hem、 。
244、扁22.6049(1969))に従って測定
したSOD活性は原料液中の80係であった。さらにタ
ンパク質量をB10rad試薬で測定し、上澄液中のS
OD比活性を求めると800 U/Intであった。
実施例2 実施例1にて使用したと同じ原料溶液50sdに、塩化
第二鉄六水和物の1M水溶液を1−加えた。
溶液のpHの値は2.5となった。1N苛性ソーダを加
え溶液のpHを7に調整し沈澱物を遠心除去後、上清溶
液のSOD比活性を測定すると150U/■であり、S
ODの活性は原料液中のものの70チを保持していた。
実施例3 実施例1で使用したと同じ原料溶液50wtK硫酸アル
ミニウム14−18水和物1.09を加えた。
溶液のpH値は&3となった。1N苛性ソーダを加え、
溶液のpHを7に調整し沈澱物を遠心分離除去後、上清
中のSOD比活性を測定すると215TT/ダであり、
SOD活性は原料液中のものの70%を保持していた。
〔発明の効果〕
本発明の特徴は、血球中のSoDを分離する上で、赤血
球中に共存する不要タンパク質例えばヘモグロピンをp
Fr調整、及び金属塩を加えることにより沈澱除去する
ところにある。得られたSOD溶液の比活性は100〜
800 U/■であり原料溶’filc 10 U/m
9)と比較して純度は10〜80倍上がった。
以上のようく、極めて簡単な操作により高純度のSOD
を得ることができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)赤血球よりスーパーオキシドジスムターゼを分離
    する方法において、予め赤血球を溶血させ溶血液のpH
    を6.5以下にて処理してヘモグロピンを変成させた後
    、該溶血液のpHを7〜8に調整することによりヘモグ
    ロピンを沈澱除去する工程と、その上澄み液に金属塩を
    加えて、さらにpHをふたたびコントロールすることに
    より上澄に残存する不必要なタンパク質を沈澱除去する
    工程との組み合わせからなることを特徴とするスーパー
    オキシドジスムターゼの分離法。
  2. (2)金属塩かタンパク質とキレート結合し、酸性溶液
    では溶解するが、中性およびアルカリ性では水酸化物と
    なり沈澱するような遷移金属および両性金属の塩である
    特許請求の範囲第1項記載の分離法。
  3. (3)金属塩添加後のpHコントロールを金属塩を溶解
    することにより酸性になった溶液をpH7〜8の中性に
    することにより行い、それによって夾雑タンパク質およ
    び金属イオンを沈澱除去する特許請求の範囲第1項また
    は第2項記載の分離法。
JP61224866A 1986-09-25 1986-09-25 ス−パ−オキシドジスムタ−ゼの分離法 Pending JPS6383027A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03226976A (ja) * 1990-02-01 1991-10-07 Amp Japan Ltd 電気コネクタ及び電気コネクタ用コンタクト

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JPH03226976A (ja) * 1990-02-01 1991-10-07 Amp Japan Ltd 電気コネクタ及び電気コネクタ用コンタクト

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