JPS6380832A - 触媒担体 - Google Patents

触媒担体

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JPS6380832A
JPS6380832A JP61226493A JP22649386A JPS6380832A JP S6380832 A JPS6380832 A JP S6380832A JP 61226493 A JP61226493 A JP 61226493A JP 22649386 A JP22649386 A JP 22649386A JP S6380832 A JPS6380832 A JP S6380832A
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JP
Japan
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wall
exhaust gas
catalyst carrier
passage
section
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Application number
JP61226493A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Yoshida
均 吉田
Yukihisa Takeuchi
幸久 竹内
Kazuyuki Ito
和幸 伊藤
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は特に内燃機関より排出される有害ガスの除去に
用いられる触媒担体に関する。
〔従来の技術〕
従来より、内燃機関等の燃焼機構より排出される排気ガ
ス中のハイドロカーボン(HC)、−酸化炭素(Co)
 、窒素酸化物(NOx)等有害ガスの除去のために、
フオームセラミックス構造体を触媒担体として用いるこ
とが検討されている。
これは例えば特開昭54−67588号公輻に記載され
ている。
この触媒担体は内部連通空間をもった三次元網目状骨格
を有するためにガスの拡散が充分行われ、排気ガスが骨
格に衝突するので、有害ガスの反応除去が効率的に行わ
れるという特長を持つ。なお、上記触媒担体の上記骨格
に触媒物質を担持して触媒体として用いる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、例えば内燃機関の排気ガス中には燃料や
オイル中にあるPb、S、P、Zn、Ca’。
Ba、Mg等の金属化合物が含まれている。これらの金
属化合物(例えはPbO,PbSO4゜CaSO4等)
は触媒物質上に付着し、それを被覆し触媒物質の活性を
失わせることが知られている。そして、従来の触媒担体
は筒状で全体に排気ガスが流れる構成であるため、担体
の全体に渡り被毒物質(この場合Pb)が堆積し、触媒
物質の活性が失われるといういわゆる触媒劣化を引き起
こす。
従って、フオームセラミックス構造などのいわゆる排気
ガスが通過可能な多孔質構造体を触媒担体として用いる
場合、耐久性のある構造が必須となる。
そこで、本発明は触媒担体への被毒物質の付着態様を局
在化することにより、耐久性のある触媒担体を得ること
を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を実現するため、本第1発明は内側に排気ガス
が導入される排気ガス通路部を形成する形状を有し、か
つ排気ガスを通過せしめる多孔質構造を有した壁部と、
該壁部のうち一端側にあって排気ガスを該壁部内側の前
記通路部に導入せしめる開口部と、前記壁部のうち他端
側に位置し、前記通路部内に導入された排気ガスの流れ
を整流して前記壁部に排気ガスを通過させるようにする
整流部とを備えた構成である。
また、本第2発明は内側に排気ガスが導入される排気ガ
ス通路部を形成する形状を有し、かつ排気ガスを通過せ
しめる多孔質構造を有した壁部と、該壁部のうち一端側
にあって排気ガスを該壁部内側の前記通路部に導入せし
める開口部と、前記壁部のうち他端側に位置し、前記通
路部内に導入された排気ガスの流れを整流して前記壁部
に排気ガスを通過させるようにする整流部と、前記壁部
の外面に、該外面に対し所定の間隔を保持して配置され
、かつ一端が前記壁部の前記一端側の外面に一体化され
ているとともに他端が前記壁部の前記他端側の外面まで
位置した外被体と、該外被体と前記壁部の外面との間に
形成した排気ガス出口部と、を備えた構成である。
〔発明の実施態様〕
本発明において、壁部および整流部は通常、互いに一体
化されてセラミック多孔質構造をなしている。このセラ
ミック多孔質構造は、内部連通空間を有する三次元網目
状の骨格を備えたセルが多数集まったフオーム構造が望
ましい。かかるフオーム構造は、後述の実施例のごとく
樹脂発泡体にセラミック泥漿を付着し、乾燥後高温下で
焼成し、上記泥漿をセラミック体として焼結し、樹脂発
泡体を焼失せしめることにより得られる。
なお、本発明においては、上記のフオーム構造に限定さ
れるものではなく、例えばセラミック材料中に可燃材と
してのカーボン、発泡材を混入し、この材料を用いて触
媒担体形状に成形し、乾燥後高温下で焼成することで、
上記可燃材、発泡材の存在位置が空洞化して全体として
多孔質セラミック構造となったものでもよい。
本発明において、前記フオーム構造におけるセル数すな
わちメツシュ数は、長さ1インチ当たり5ないし40が
望ましい。5メツシュ未満であるとセルが大きくなりす
ぎて骨格に対する排気ガスの接触頻度が少なくなる。一
方、40メツシユを越えると、セルが非常に小さくなり
圧力損失が高くなる。
本発明において、通路部を形成する壁部の内面と、該通
路部の中心軸とのなす角度θは10°以下が望ましい。
即ち、10″を越えると、壁部に対する被毒物質の付着
が多くなり、好ましくない。
本発明において、前記セラミック多孔質構造を構成する
セラミック材料としては、コージェライト系、β−スポ
ジュウメン系、窒化珪素、炭化珪素等の種々のセラミッ
ク材料を用いることができる。
〔作用〕
本第1発明において、通路部を形成する壁部の開口部を
経て該通路部内に導入された排気ガスは整流部に衝突し
て壁部の方向へ曲げられ、該壁部を通過する。一方、排
気ガス中に含まれるpb。
s、p等の被毒物質は慣性力のために、排気ガスとは異
なりほとんどが整流部で流れを曲げられずに直進し、壁
部の他端側の部分、整流部の先端に衝突し、ここに付着
する。
従って、壁部には被毒物質が付着しにくいのである。
一方、本第2発明においては、第1発明の上記作用に加
えて次の作用を発揮する。即ち、触媒担体は、通常、金
属ケース内に収容、保持されるが、その保持を該担体の
外被体を利用して行なうことができる。加えて、外被体
と壁部との間に排気ガス出口部を形成しているため、壁
部を通過した排気ガスは上記出口部を経て流出すること
ができる。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、本第1発明によれば、触媒体とし
て構成した際に被毒物質による触媒性能の劣化の少ない
触媒担体を提供することができる。
一方、本第2発明においては、第1発明の上記効果に加
えて触媒担体の保持を容易にし、かつ排気ガスの流出を
妨げることのない触媒担体を提供することができる。
〔実施例〕
(実施例1) 第1図(al、 (b)、および(C)はそれぞれ触媒
担体1(10)の平面図、その軸方向断面図、底面図を
示している。
壁部をなす第1浄化壁部2は、内側に排気ガスが導入さ
れる排気ガス通路部13を形成する円筒状形状を有して
おり、その内面を排気ガス入口面2a、外面を排気ガス
出口面2bとしである。この壁部2の一端側には排気ガ
スを上記通路13に導入せしめる開口部10が形成しで
ある。また、上記壁部2の他端側を閉じる位置には底壁
5が一体に形成しである。
上記底壁5には、通路部13内で、かつその中心に位置
して開口部10の方向に向かって突出した突起形状の整
流部6が一体に形成しである。該整流部6の中心には排
気ガス出口穴9が形成してあり、該整流部6にも排気ガ
スが通過できるようになっている。なお、整流部6の通
路部13側を排気ガス入口面12a、上記出口穴の側を
排気ガス出口面12b、および両面12a、12bの間
を第2浄化壁部12としである。
壁部2の外面には所定の間隔を保持して外被体1が位置
している。この外被体1は、その一端が壁部2の一端側
の上流壁部4の外面に一体化されており、他端が壁部2
の他端側の下流側壁部としての底壁5の外面まで位置し
ている。該外被体1の内面と壁部2の外面との間は、壁
部2の中心軸1(10)aに沿った方向で外被体1と上
流壁部4との付は根から外被体1の上記他端までの長さ
を有し、かつ壁部2の外面の回りを取巻(ように互いに
隔置された24個の補強用リブ7により連結しである。
なお、このリブ7の存在により壁部2の排気ガス出口面
2bと外被体1の内面との間には24個に分割された排
気ガスロ穴3が形成されている。
前記整流部6の排気ガス入口面12aと壁部2の排気ガ
ス入口面2aとの間の環状隙間には、中心軸1(10)
aに沿った方向で整流部6と底壁5との連結部から整流
部6の上端の斜め上方までの長さを有し、かつ整流部6
の排気ガス入口面12aの回りを取巻くように8個の補
強用リブ8が互いに隔置して配置してあり、このリプ8
によって前記両面122.23間は連結されている。
なお、上記構造の触媒担体において、外被体1、壁部2
の入口面2a、出口面2b、壁部12の入口面12a、
出口面12bは担体の中心軸1(10)aと平行になっ
ている。
また、触媒担体の各部の寸法を述べると、外被体1を含
めて外径は110mm、軸方向長さは90m1である。
外被体1の厚さは211、壁部2aの厚さは15n+、
整流部6の先端突部11の中心軸方向の厚さは17龍、
整流部6の入口面12aと出口面12bとの間の壁部工
2の厚さは14mm、下流壁部5の中心軸方向の厚さは
17璽飄である。また、通路部130入口面2a部分の
直径は62龍、その出口面2b部分の直径は921墓、
整流部6の入口面12a部分の直径は40龍、排気ガス
出口穴9の直径は16璽鵬である。更に、外被体1を除
く全体は20メツシユのフオームセラミックス構造を有
しており、一方外被体1は排気ガスが通過しないように
緻密にしであるが、同じくフオームセラミックス構造を
有している。
フオームセラミックス構造について述べると、第2図の
ごと(である。すなわち三次元網目構造のセラミック骨
格14と、それにより囲まれて形成される内部連通空間
15を有する。
さらに、三次元網目状骨格14は、第3図にその断面模
式図を示すように、中心部に空洞14aを有するコーデ
ィエライト骨格14bよりなり、その外周には、触媒の
担持能力を向上させ、かつ排ガスとの接触面積を太き(
するために、非常に粒度の細かい活性γ−アルミナ層1
4cが被覆されている。この活性アルミナJi l 4
 cには、排ガス中の有害ガスを酸化還元除去する白金
およびロジウム(重量比7:3)からなる排ガス浄化触
媒が担持されている。なお、活性r−A7!z 03量
は触媒担体に対し80g担持してあり、触媒金属量は0
.8gである。
ここで、本発明の触媒担体1(10)の製造方法を説明
する。一般に三次元網目状構造の骨格を有する触媒担体
を得るには、同様な三次元網目骨格を有するポリウレタ
ンフォームなどの樹脂発泡体を骨材として使用し、この
骨材の表面にセラミック材料を固着し、これを焼成する
と母材たる発泡体が燃焼飛散し、周囲のセラミック材が
母材と同様の構造となることを利用する。
第4図(alおよび(blは、ポリウレタンフォーム成
形型のうち、成形型容器部20の形状を説明する図で、
間部(alは平面図、同図(b)は同図(alにおける
X−X線矢視断面図である。この成形型容器部20は円
板状の底板16と、底板16上に固定された柱状部17
と、底板16の外周部に固定された柱状部17を取巻く
円管状側壁部18とから成っている。
柱状部17の先端部には凹部17aが形成され、該凹部
17aには凹部17aの内側と外側とを連通ずる8個の
スリット19が形成されている。このスリット19は第
1図のリブ8を成形するものである。
また、円管状側壁部18上面には外周4等分箇所に組付
用ネジ孔21が設けである。
第5図(a)および(b)は、上記成形型容器部20に
取付けられる成形型蓋部22を示し、同図(a)は平面
図、同図(b)はY−Y線矢視断面図である。この成形
型蓋部22は、円板状の蓋部23と、蓋板23上に固定
された複数個の柱状部24と、中心柱状部24aと、柱
状部24間に位置し、柱状部24により囲まれた内側と
外側とを連通ずるスリット24bとから成っている。蓋
板23には、柱状部24と干渉しない位置に4個の貫通
孔25が穿設されている。柱状部24は、後述の如く成
形型蓋部22を容器部20に被せたときに、容器部20
の柱状部17に干渉しないように考慮してもうけられて
いる。また蓋板23の外周4等分箇所には、容器部20
に蓋部22を固定するための組付用孔26が4個穿設さ
れている。
第6図は、成形型容器部20に成形型蓋部22を組付け
てボルト27により固定した状態を示しており、容器部
22と、蓋部22との組合せによってギヤビティ−28
が生じる。
次に、ウレタンフオームの成形法を説明すると、キャビ
ティー28内面には予めワックス系離型剤を、成形型の
離型剤の融点以上に加熱しておき、スプレーまたはハケ
塗りによって塗布する。次に成形型を30℃〜50℃に
調整しておき、成形型容器部20に有機インシアネート
、ポリオール、整泡剤、発泡剤および触媒を混合したウ
レタンフオーム原料混合液を攪拌混合しながら注入し、
成形型蓋部22を閉じる。ここで、前記有機イソシアネ
ートとしては、トリレンジイソシアネート、またはメチ
レンジイソシアネートまたは両者の混合物、前記ポリオ
ールとしては、ポリエーテルポリオールおよび、または
ポリエステル系ポリオールからなる重合体ポリオール、
またはこれとポリエーテルポリオールとの混合物、前記
発泡剤としては、水または、ハロゲン置換脂肪族炭化水
素系発泡剤(トリクロロモノフロロメタンなどのフロン
類)、または両者の混合物、前記整泡剤としては、アル
コール変性シリコーン整泡剤、前記触媒としては、樹脂
化反応を促進する触媒としてアルコールとイソシアネー
トとの反応触媒として有効に用いられる3級アミンおよ
びその有機酸塩類、発泡反応を促進する触媒としては、
水とイソシアネートとの反応触媒として有効に用いられ
るモリホリン、エタノールアミン等を用いた。ウレタン
フオーム原料混合液はキャビティー28内で発泡し型内
の空気を押した後入25より溢れるので栓をする0発泡
後1(10)℃〜120℃で20〜60分間加熱硬化さ
せる。硬化後に容器部20と蓋部22とを分離させれば
ウレタンフオーム成形体が得られる。フオームのメツシ
ュサイズは原液の混合条件を制御することにより可能で
約20メツシユの成形体となる。
次に、このウレタンフオーム成形体にセラミックスラリ
−を含浸させた後、ポリウレタンを焼成し、触媒担体1
(10)を得る方法について詳述する。
含浸に使用されるセラミックスラリ−の原料は、焼成に
よりコージェライト組成となる酸化マグネシウム(Mg
O)、アルミナ(Aft O:I ) 、ケイ酸(Si
Oz)を含む混合粉末、あるいは上記混合粉末を加熱し
コージェライト系セラミックにし、これを粉末化した合
成コージェライト粉末、あるいは両者の混合物にメチル
セルロース、ポリビニルアルコール等のバインダ、およ
び水を加えたものである。前記ウレタンフオームをこの
スラリーに含浸した後、エアガンや遠心分離装置を用い
て余分なスラリーを除去し、80℃〜120℃の乾燥炉
の中で2〜3時間乾燥する。以上の含浸から乾燥までの
操作を2〜3回繰り返し、必要量のセラミックスラリ−
をウレタンフオーム発泡体骨格表面に付着させる。なお
、外被体1に相当する部分には上記のセラミックスラリ
−を刷毛塗り等により複数回重ね塗りする。その後、1
3(10)℃〜1470℃で5〜6時間焼成処理を行な
う。
こうして触媒担体が得られる。
さて、このような触媒担体のセラミック骨格14(第2
図参照)の表面に活性アルミナをトータルで80gコー
ティングした。そのコーティング方法は公知であるが、
例えばアルミナゾル、硝酸アルミニウム、およびコロイ
ダルシリカの混合水溶液に上記触媒担体を浸し、引き上
げて乾燥し約9(10)℃xl hrで焼成する方法を
用いた。
そして、これに触媒として重量比で白金70%、ロジウ
ム30%を0.8g担持し、触媒体を作製した。
なお、第7図に示すごとく、比較例として直径110鰭
、軸方向長さ45鶴の寸法のフオームセラミックス構造
の触媒担体2(10)を用意した。第7図に示すように
外周部には2鰭の長さの外被体202が一体に形成され
ている。排気ガスが通過するフオーム部201は20メ
ツシユであり、本発明の触媒担体1(10)と同様に第
2図および第3図のごとき組織構造を持ち、r−Alz
 03と触媒がそれぞれ80g、0.8gコートされて
いる。
この担体2(10)の製法は担体1(10)の製法に準
じ、触媒の材質も担体1(10)と同じである。
次に、これらの触媒体を排気It 2(10)0 cc
のガソリンエンジンの排気管に装着し、エンジンから排
出されるpb付着分布状況を調査した。条件はガソリン
にはPbを1(10)++g/IJ、S、ガo7混入さ
せた。90〜110 km/hrで5万kffi走行さ
せた。
触媒担体への入口ガス温度は、650℃〜7(10)℃
であった。触媒担体1(10)の排気管への装着構成は
第8図に示すように外被体1の外周部にスペーサ30を
、またその上流、下流端にはスベーサ31.32を介し
て金属ケース33内に押し込め保持した。スペーサ30
は、ステンレスワイヤネット部30aとインクラム30
bとを中に保持したシール部から成る。スペーサ31.
32はワイヤネットで構成されている。ケース33は、
上流部において排気マニホールド34に接続され、下流
部において排気管35に接続される。
なお、触媒担体2(10)の装着構成も上記に同様であ
る。
第9図は、上記条件下の触媒担体1(10)の各位置の
Pb量を測定した結果である。Pbiは第8図に示すよ
うに触媒担体1(10)の6点(A−F)について該担
体を切り出し、化学分析により測定した。
なお、A−Fの位置は第8図において、触媒担体1(1
0)の開口部1(10)の開口端面の中心を起点とし中
心軸1(10)aをY軸、触媒担体1(10)の径方向
をX軸としたときに次の座標を持つ。即ち、A=(48
龍、0) 、B= (43mm、25m耀)、C=  
 (43vr*、    5 5m)   、  D=
   (20+u、   8 0n;1)E=(15璽
重、   6 0 ■鳳 )   、  F=   (
0,50w)   である。
第9図において、D、F点のpbの付着量が非常に多い
。逆に、A、B、C,起点のpbの付着量は少ない。一
方、第10図は、比較例の触媒担体2(10)のpbの
付着量を示したもので、第7図の中心軸OYに沿ったP
b分布、およびOYから45鰭離れた0′Y′に沿った
分布が示しである。
第10図中lは軸方向長さを示している。この場合には
中心軸に沿ってのPb量が非常に多く、外周部0’Y’
に沿った量は少ない。
他方、上記のPb付着試験中に触媒担体1(10)゜2
(10)のC0(−酸化炭素)の浄化性能を測定した。
条件は前記触媒体の入口ガス温度を4(10)℃に一定
とし、SV(単位時間中に流れる触媒体の体積に対する
ガス流量)を8万hr−’とした。
その結果を第11図に示す。横軸は走行距離、縦軸は浄
化率である。第11図に示される如く、本発明触媒担体
を用いた触媒体によれば、触媒の性能劣化が抑えられて
いることがわかる。
第9図ないし第11図から明らかなように、本発明によ
る触媒担体はpbの付着が場所により偏っており、付着
量が極端に多いところと少ないところが存在し、また浄
化性能の劣化が抑えられている。このことから、本発明
の触媒担体の場合、該担体1(10)に到達した排気ガ
スは壁部2,4゜5.11.12を通過するが、pbの
付着の少ない壁部2. 4. 12、中でも壁部2,4
を通過する排気ガスが多いためにpbの付着量の多い壁
部5.11に担持された触媒の性能が劣化しても全体と
して浄化性能の落ち込みは少ない。
〔第2実施例〕 第12図に示す触媒担体3(10)は本発明の第2実施
例を示すものである。該担体3(10)は前記触媒担体
1(10)の出口穴9を廃止した点が該担体1(10)
と異なるだけで、他は担体1(10)と同一構成である
この触媒担体3(10)において、壁部2の内面の中心
軸に対する傾きθを0°、3°、6°、9°。
12’、15’と変化させて第12図中C点のPb付着
量を調査した。なお、0点は該担体3(10)の開口部
の開口端面から5511の位置における壁部2の中心部
を示す。
走行条件は実施例1と同一で5万kI11走行後のPb
付着量を第13図に示す。この第13図から明白なよう
に壁部2の角度θが大きくなるにつれて0点のpbの付
着量は増加していく。最も多く付着する壁部5や整流部
6の先端突部11の半分以下を目安として壁部2の傾き
角度θは10°以下が好ましい。
〔第3実施例〕 第1図における整流部6の寸法を高くして開口部10寄
りに位置せしめたのが第14図の本第3実施例の触媒担
体4(10)である。
〔第4実施例〕 第15図は壁部2を閉じる平坦形状の底壁5を整流部6
として構成したものである。壁部2の厚°さ寸法d、と
底壁5の厚さ寸法d2とはdz”1゜5d+の関係で構
成れている。この第4実施例の触媒坦体5(10)の壁
部2の第12図の0点に対応する位置のpbは付着量は
少なく、浄化性能の劣化は押さえられていることを確認
している。
〔第5実施例〕 第16図は第4実施例と同じ構造であるが、壁部2の厚
さ寸法d1と底壁5の厚さ寸法d2との関係をd2=o
、13a+ としたものであり、底壁5の方が薄い触媒
担体6(10)である。しかし、壁部2のセラミック密
度0.4g/ccの20メツシユのフオームセラミック
スとしてあり、一方底壁5は0.6g/ccの20メツ
シユのフオームセラミックスとしである。この場合壁部
2の三次元網目状骨格に比べて壁部5の方の三次元網目
状骨格が太いため、底壁5は通気性が壁部2より低く排
気ガスが通りにくくなる。つまり、底壁5の通気性を壁
部2より下げることによりPbは底壁5に多く集め、排
気ガスの多くは壁部2を通過することになり浄化性能の
劣化を抑えることができる。なお、セラミック密度を変
える方法は、前述の第1実施例に示した製法において、
セラミックスラリ−の除去を行なう場合、底壁5に相当
する部分のセラミックスラリ−の除去を少なくすること
により達成できる。
また、底壁5の通気性を壁部2より下げる方法として、
セラミック密度を変えるだけでなく、γAltosの付
着量を多くする、メツシュサイズを大きくすることによ
っても達成できることは言うまでもない。
但し、前述した壁厚、セラミック密度、メツシュサイズ
は、触媒担体におけるその他の寸法との最適マツチング
により決定すべきである。
【図面の簡単な説明】
第1図(al、 (b)、 (C)は本発明の第1実施
例における触媒担体を示すそれぞれ平面図、断面図、底
面図、第2図は第1図における触媒担体の組織を拡大し
て示す模式的図、第3図は第2図の三次元網目状骨格部
分の断面図、第4図(a)、 (b)は第1図の触媒担
体の出発材料であるポリウレタンフォームを成形するた
めの成形型容器部を示す平面図およびX−X線矢視断面
図、第5図(al、 (blは第4図(a)。 (b)の成形型容器部に組合される成形型蓋部を示す平
面図およびY−Y線矢視断面図、第6図は第4図(a)
、 (blに示した成形型容器部と第5図(al、 (
blに示した成形型蓋部とを組合せた状態を示す断面図
、第7図は比較例としての触媒担体を示す断面図、第8
図は第1図(at、 (b)、 (clに示した触媒担
体を金属ケース内に収容した状態を示す断面図、第9図
ないし第11図は本発明の作用効果の説明に供する特性
図、第12図は本発明触媒担体の第2実施例を示す断面
図、第13図は本発明の作用効果の説明に供する特性図
、第14図ないし第16図はそれぞれ本発明触媒担体の
第3実施例ないし第5実施例を示す断面図である。 1・・・外被体、2・・・壁部をなす第1浄化壁部、2
a・・・内面をなす排気ガス入口面、3・・・排気ガス
出口部をなす出口穴、5・・・底壁、6・・・整流部、
7・・・リブ、8・・・リブ、10・・・開口部、12
・・・壁体をなす第2浄化壁部、12a・・・排気ガス
入口面、12b・・・排気ガス出口面、13・・・通路
部、14・・・三次元網目状骨、15・・・内部連通空
間、1(10)a・・・中心軸。 (b) 第1図 (C) 71 °ノ 7°。 第1図 第 2 図 第3図 第 42 (b) 第5図 第 6 図 第7図 第8図 イt  置。 第9図 、L(mm) 第10図 りぜ躇ハ (万Km) 第11図 第12図 壁舊浬(degree ) 第13図 第14図 爪15図 コ 第16図

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)内側に排気ガスが導入される排気ガス通路部を形
    成する形状を有し、かつ排気ガスを通過せしめる多孔質
    構造を有した壁部と、該壁部のうち一端側にあって排気
    ガスを該壁部内側の前記通路部に導入せしめる開口部と
    、前記壁部のうち他端側に位置し、前記通路部内に導入
    された排気ガスの流れを整流して前記壁部に排気ガスを
    通過させるようにする整流部と、を備えたことを特徴と
    する触媒担体。
  2. (2)前記整流部が、前記壁部の下流側を閉じる位置に
    ある底壁に備えられ、前記通路部の中心に位置して前記
    開口部の方向に向かって突出した突起形状を有している
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の触媒担体
  3. (3)前記整流部は、排気ガス入口面、排気ガス出口面
    、および両入口面、出口面の間に位置した排気ガス通過
    可能な多孔質構造の壁体により構成されていることを特
    徴とする特許請求の範囲第2項記載の触媒担体。
  4. (4)前記整流部の前記排気ガス入口面と前記壁部の内
    面との間が複数の互いに隔置されたリブにより連結され
    ていることを特徴とする特許請求の範囲第3項記載の触
    媒担体。
  5. (5)前記整流部が前記壁部の前記他端側を閉じる底壁
    を構成していることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の触媒担体。
  6. (6)前記底壁は平坦形状を有し、かつ該底壁は前記壁
    部に比べて壁厚の寸法が大きくなっていることを特徴と
    する特許請求の範囲第5項記載の触媒担体。
  7. (7)前記底壁は平坦形状を有し、かつ該底壁は前記壁
    部に比べて通気性の低い特性を有していることを特徴と
    する特許請求の範囲第5項記載の触媒担体。
  8. (8)前記通路部を形成する前記壁部の内面と該通路部
    の中心軸とのなす角度が10°以下であることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項ないし第6項いずれか記載の
    触媒担体。
  9. (9)前記壁部および前記整流部は互いに一体化されて
    セラミック多孔質構造をなしていることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項ないし第8項いずれか記載の触媒担
    体。
  10. (10)前記多孔質セラミック構造は、内部連通空間を
    有する三次元網目状の骨格を備えたセルが多数集まった
    フォーム構造であることを特徴とする特許請求の範囲第
    9項記載の触媒担体。
  11. (11)前記セルの数は長さ1インチ当たり5ないし4
    0個であることを特徴とする特許請求の範囲第10項記
    載の触媒担体。
  12. (12)内側に排気ガスが導入される排気ガス通路部を
    形成する形状を有し、かつ排気ガスを通過せしめる多孔
    質構造を有した壁部と、該壁部のうち一端側にあって排
    気ガスを該壁部内側の前記通路部に導入せしめる開口部
    と、前記壁部のうち他端側に位置し、前記通路部内に導
    入された排気ガスの流れを整流して前記壁部に排気ガス
    を通過させるようにする整流部と、前記壁部の外面に、
    該外面に対し所定の間隔を保持して配置され、かつ一端
    が前記壁部の前記一端側の外面に一体化されているとと
    もに他端が前記壁部の前記他端側の外面まで位置した外
    被体と、該外被体と前記壁部の外面との間に形成した排
    気ガス出口部と、を備えたことを特徴とする触媒担体。
  13. (13)前記整流部が、前記壁部の下流側を閉じる位置
    にある底壁に備えられ、前記通路部の中心に位置して前
    記開口部の方向に向かって突出した突起形状を有してい
    ることを特徴とする特許請求の範囲第12項記載の触媒
    担体。
  14. (14)前記整流部は、排気ガス入口面、排気ガス出口
    面、および両入口面、出口面の間に位置した排気ガス通
    過可能な多孔質構造の壁体により構成されていることを
    特徴とする特許請求の範囲第13項記載の触媒担体。
  15. (15)前記整流部の前記排気ガス入口面と前記壁部の
    内面との間が複数の互いに隔置されたリブにより連結さ
    れていることを特徴とする特許請求の範囲第14項記載
    の触媒担体。
  16. (16)前記整流部が前記壁部の前記他端側を閉じる底
    壁を構成していることを特徴とする特許請求の範囲第1
    2項記載の触媒担体。
  17. (17)前記底壁は平坦形状を有し、かつ該底壁は前記
    壁部に比べて壁厚の寸法が大きくなっていることを特徴
    とする特許請求の範囲第16項記載の触媒担体。
  18. (18)前記底壁は平坦形状を有し、かつ該底壁は前記
    壁部に比べて通気性の低い特性を有していることを特徴
    とする特許請求の範囲第16項記載の触媒担体。
  19. (19)前記外被体の内面と前記壁部の外面との間が複
    数の互いに隔置されたリブにより連結されていることを
    特徴とする特許請求の範囲第12項ないし第18項いず
    れか記載の触媒担体。
  20. (20)前記壁部、前記整流部、および前記外被体は互
    いに一体化されてセラミック多孔質構造をなしているこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第12項ないし第19項
    いずれか記載の触媒担体。
  21. (21)前記多孔質セラミック構造は、内部連通空間を
    有する三次元網目状の骨格を備えたセルが多数集まった
    フォーム構造であることを特徴とする特許請求の範囲第
    20項記載の触媒担体。
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