JPS638051B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS638051B2
JPS638051B2 JP54103947A JP10394779A JPS638051B2 JP S638051 B2 JPS638051 B2 JP S638051B2 JP 54103947 A JP54103947 A JP 54103947A JP 10394779 A JP10394779 A JP 10394779A JP S638051 B2 JPS638051 B2 JP S638051B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
bending
busbars
conductive
glass plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP54103947A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5537490A (en
Inventor
Arufuretsudo Beirii Harorudo
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ROFU GURASU Inc
Original Assignee
ROFU GURASU Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ROFU GURASU Inc filed Critical ROFU GURASU Inc
Publication of JPS5537490A publication Critical patent/JPS5537490A/ja
Publication of JPS638051B2 publication Critical patent/JPS638051B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B23/00Re-forming shaped glass
    • C03B23/02Re-forming glass sheets
    • C03B23/023Re-forming glass sheets by bending
    • C03B23/025Re-forming glass sheets by bending by gravity
    • C03B23/027Re-forming glass sheets by bending by gravity with moulds having at least two upward pivotable mould sections

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般に曲つたガラス板の製造に係り、
特に、ガラス板を比較的急角度に曲げるのに用い
られる改良された重力式の型装置に係る。
最新の或る自動車設計では、例えばバツクライ
トの様な或るガラス蓋に鋭い曲げをつけて、自動
車の片側から自動車を横切つてその他側へと連続
的に延びる中央パネル部分と、自動車側部へと長
手方向に延びる様に一般的に垂直な線のまわりで
上記中央パネル部分に対して内側へと鋭く曲げら
れた一体的な端部とを形成することが望ましいと
分つている。
ガラス板をこの様に鋭く曲げるために開発され
た1つの成功裡な技術が本発明の譲受人に譲渡さ
れた米国特許第3762903号及び第3762904号に開示
されており、この技術によれば、ガラス板を鋭く
曲げることが所望される線に沿つてガラス板の少
なくとも1方の面に1つ或いはそれ以上の導電路
が形成される。次いでガラス板は適当な重力式の
型構造体に支持されそしてそれを炉においてガラ
スの軟化点に相当する温度まで加熱し、かくてガ
ラス板を重力によつて型の成形面に合致する様に
垂れ下げ、そしてそれと同時に上記導電路に電流
を流してこの導電路のすぐ近くのガラス板領域を
上記軟化点以上の温度に加熱し、この導電路に沿
つてガラス板を曲げて所望の比較的鋭い曲げを形
成する。
これらの導電路に電流を供給するため、型には
導電性手段が設けられ、この手段はその1端付近
にバスバーを備え、これらのバスバーは型と共に
炉内を進む時にこれらバスバーの経路への突出す
る導電性プローブによつて係合される。最近開発
された型には、フレームに装着された3本のバス
バーが設けられているが、回路の短絡をなくすた
めにはこれらバスバーをフレームから電気的に絶
縁しなければならない。これは、公知の型におい
ては、各バスバーを複数の離間された点で型のフ
レームにボルト止めしそしてこのボルト止め構成
体の各々に対してフランジ付きブツシングの形態
の個々の絶縁体を設けることによつて達成されて
いる。この公知の型組立体はその意図された目的
を果たすが、或る欠点を有している。例えば、損
傷を受けた時には、バスバーを修理や交換のため
に取り外したり或いは損傷を受けた他の型成分へ
手を入れることが頻繁に必要とされる。典型的な
型組立体には3本のバスバーに対して18個のボル
ト接続部が設けられているので、これを取り外し
たり組立し直したりすることは、時間浪費で然も
ほねのおれる作業であり、実質的に製造コストを
高めることになる。又、各々の絶縁体は小さなか
たまり体である上にもろいので、割れたりかけた
りし易く然も型組立体からとれてしまうこともあ
り、これは短絡のおそれを高めることになる。更
に、時々バスバーは離間された支持点間で内側に
たわみ、プローブとバスバーとの間の電流の流れ
が遮断されることもある。
そこで本発明の主たる目的は、ガラス板に比較
的急角度の曲げを作るための重力式の型に使用さ
れる新規で且つ改良された電気絶縁構成体を設け
ることによつて上記欠点を解消することである。
本発明の目的は、バスバーの取り外し及び交換
を簡単にする新規で且つ簡単な電気絶縁構成体を
持つた前記型構造体を提供することである。
本発明の更に別の目的は、1つのユニツトとし
て関連型支持フレームに取り付けたりそこから取
り外したりできるバスバー・絶縁体の組立体を持
つた型構造体を提供することである。
本発明の更に別の目的は、必要とされる絶縁体
の成分数を少なくし、且つバスバーの実質的全長
に亘つてその支持体をなし、然も電気的な短絡を
完全に排除できない場合にはそれを少なくするた
めに、バスバーと型支持フレームとの間にサンド
イツチされた大きなそして一片で構成された絶縁
ボードを備えた前記型構造体を提供することであ
る。
本発明によれば、ガラス板を比較的急角度に曲
げる装置であつて、対向した端部材を有するフレ
ームと、このフレームに支持された輪郭形式の曲
げ型と、導電性手段とを備え、上記曲げ型には実
質的に連続した成形面が形成されそして上記曲げ
型は曲げられるべきガラス板の縁に合致してお
り、上記導電性手段は複数個のバスバーを備え、
これらバスバーは導電性プローブにより係合され
る様に上記フレームの端部材の1方に、然もそれ
と離間関係で装着される様な装置に於いて、上記
バスバーを上記フレームから電気的に絶縁するた
め上記1方の端部材と上記バスバーとの間に挿入
され且つ上記1方の端部材と実質的に同延である
様な一体的且つ一片より成る電気絶縁部材を具備
することを特徴とする装置が提供される。
さて添付図面を参照すれば、第1図には本発明
により構成された型組立体が参照番号11で示さ
れており、そして所望の形状に鋭く曲げられる平
らなモノリシツクなガラス板Sを受け取るための
開いた位置で型組立体が示されている。平らなガ
ラス板Sには中央の本体部分即ちパネル部分12
と、一般的に三角形の1対の端部13とが形成さ
れている。これら端部13は、長近流行の自動車
の形状に適合する内側に曲つた側部を有する自動
車用バツクライトを形成する様に、ガラス板の1
方の長手側縁から他方の側縁へと延びる直線路の
まわりで急角度に曲げられる。曲げ軸の経路は、
曲げる前にガラス板Sの内面に形成された導電路
即ちフリツト線15(第1図)によつて定められ
る。各フリツト線即ち導電路15にはその両端に
所望長さの側部延長部16が少なくとも1つ形成
され、これはガラス板の長手側縁に沿つて延び
る。この導電路15及びその延長部16の目的及
び作用については以下で詳細に述べる。1枚のガ
ラス板に2つの横方向に延びた急角度の曲げ部を
設けたもので形成されたガラス蓋について本発明
を説明するのが好都合であろうが、本発明はそれ
に限定されるものではなく、横方向及び/又は長
手方向にいかなる数の急角度の曲げ部をも有する
様なガラス板の製造や、例えば一般の積層式風防
ガラスの様な多層式のガラス板の製造にも適用さ
れるということを理解されたい。
ガラス板を所望の形状に曲げるための大量生産
工程に於いては、一連の型組立体がコンベヤ装置
にのせられ、このコンベヤ装置はガラス板をのせ
た型組立体を支持しそしてそれを細長い加熱炉を
通して実質的に水平な連続経路に送り、この加熱
炉はガラス板をそれらの軟化点即ち曲げ温度まで
加熱するための適当な加熱手段を有している。
又、この加熱炉には電気供給手段即ち導電性手段
が備えられ、この導電性手段は後述する様にガラ
ス板に所望の急角度の曲げを与えるためにその関
連型組立体11が炉を通して進む間にこの型組立
体11を介して各ガラス板Sに電流を付与する。
コンベヤ装置、炉、及び電気供給手段即ち導電性
手段は公知であるから、それ以上の説明は不要で
あると考えられる。この様な構成体の詳細な説明
については、本発明の譲受人に譲渡された米国特
許4002450号並びに4015969号を参照されたい。
最終ガラス製品に急角度の曲げ部を形成するの
に用いられる型組立体11は区分化され、連結さ
れた、骨格式の型17を具備し、この型17は実
質的に長方形の支持フレーム18に装着される。
このフレームは1対の上方に延びた端部材20を
備え、これら端部材20は1対の平行な、長手方
向に延びた型支持体21によつてそれらの上端で
互いに結合され、これら支持体21の輪郭及び高
さは骨格式の型17の形状に一般的に対応してい
る。
型17は中央区分22と1対の端区分23及び
25を備え、これら区分は第1図に示された開い
たガラス板受け取り位置と、第3図に示された閉
じた最終位置との間で枢着運動するために、直径
方向に対向したヒンジ組立体26によつて、それ
らの隣接端で一緒に枢着される。これらのヒンジ
26は一般的なものでよく、それについての説明
は不要であると考えられるが、水平方向に対向し
たヒンジの各対は水平方向に整列されたピボツト
ピン27を備え、これらピン27は端区分23及
び25が中央区分22に対して揺動するところの
共通のピボツト軸を形成するということに注意さ
れたい。
型の中央区分22には、横方向に離間された細
長い部分30及び31より成る成形レール28が
設けられ、上記部分30及び31は結合ロツド3
2によつて一緒に結合されそして一定の離間関係
に保持される。成形レール28はその部分30及
び31の外側に若干離間された対向部分より成る
関連支持レール33によつて支持され、この支持
レール33はスペーサ35によつて成形レールに
接続される。
型の端区分23及び25は実質的に同じもので
あり、そして互いに鏡像関係にある。各端区分は
実質的にV字型の成形レール36を備えている。
各成形レール36はその相手となる支持レール3
7によつて支持され、この支持レール37はそれ
に関連した成形レール36と同じ一般的な輪郭を
有しているが、それよりも周囲寸法が若干大きく
そしてスペーサ38によつて離間関係で成形レー
ル36に接続されている。成形レール28及び3
6の上面は実質的に連続的であり、そして閉じた
位置にある時は角度のついた成形面40を形成
し、これは第3図に示した様に、曲げられた時の
ガラス板の最終形状に合致する。成形面40全体
はそれに隣接した支持レール33及び37の上面
より上に離間される。もちろん、V字型の急角度
の曲げ部が1つしか意図されない場合は、本発明
のこの実施例に示された連結された型に用いられ
た3つの枢着区分ではなくて2つの区分のみで型
が形成され、これら2つの区分はそれらの内端付
近でヒンジ結合される。
曲げられるべき平らなガラス板を受け取る開い
た位置から第3図の閉じた位置へと動かす様に型
を支持するため、横方向に延びたピボツトバー4
1がラグ42(第3図)によつて型の各端区分2
3,25にしつかりと固定され、ラグ42はその
関連支持レール37から下方に垂下しそしてこの
ラグを貫通してバー41が延びている。各バー4
1の両端はリンク43によつて回転可能に支持さ
れ、リンク43は次いでピン45によつて枢着さ
れ、そしてピン45はフレーム18の型支持体2
1にしつかり固定されたラグ46に固定される。
ピボツトバー41は通常それらの関連型区分2
3,25の中心から外れる様に調整され且つ配置
され、従つてこれらの型区分の最も外側の端に力
を与えてこれら区分をバー41のまわりで枢着回
転させそしてこれら区分の内端を持ち上げる様に
しない限り、これら区分の重量によつて型が閉じ
る様にせしめられる。
参照番号41で一般的に示された位置設定スト
ツパが支持レール37の頂点に装着され、このス
トツパは型が開いた位置にある時に平らなガラス
板Sを型に適正に位置設定するためのものであ
る。型の端区分23及び25に設けられたこれら
の対向したストツパ47はガラス板を曲げる間に
ガラス板を型に対して適正な関係に維持しつつも
ガラス板の両端に圧力を与える。第3図に最も良
く示されている様に、各ストツパ47はネジ切り
された細長いロツド48を備え、このロツド48
は関連支持レールに固定された支持プレート50
を貫通して突出しそしてロツクナイト51によつ
てこのプレート50に調整可能に固定される。適
当な耐熱物質で形成されたブロツク53を受け入
れるためホルダ52がロツド48の内端に固定さ
れ、ブロツク53はガラス板の縁と係合可能であ
る。
前記した様に、比較的急角度の曲げ部をガラス
板に形成するための1つの成功裡な工程は、ガラ
ス板を鋭く曲げることが所望される線に沿つてガ
ラス板の少なくとも片面に導電路を形成すること
を含む。次いでこれら導電路に電流が流されそし
てその抵抗によつて導電路を加熱し、従つてこれ
ら導電路のすぐ近く又はその下の領域でガラス板
を加熱し、既に予熱されているこのガラス板を重
力により上記導電路に沿つて曲げる様にせしめ、
急角度のついたV字型の曲げ部を形成する。ここ
に説明する型組立体11は上記工程を大量生産で
実施する様に用いられ、曲げられるべきガラス板
に所要電流を与えるために導電性手段を備えてい
る。
導電路15の両端でガラス板に電流を与えるこ
とが望ましいが、この様な導電路15の端部付近
には障害物や金具類が型に配置されているので、
その様にすることがしばしば妨げられる。従つ
て、導電路15は前記した延長部16によつてガ
ラス板の長手縁に沿つて延びる。然し乍ら、導電
路15の巾乃至は断面積は延長部16よりも実質
的に小さく、従つて電流に対する抵抗は延長部1
6よりも導電路15の方が実質的に大きく、かく
て導電路15により形成された所望の線に沿つて
曲げを行なう様に比較的多量の熱が発生するとい
うことに注意されたい。延長部16の大きな断面
積から導電路15の小さな断面積へと急激に移行
することによつて導電路15の両端に損傷を受け
るおそれを防止するため、延長部16の断面積は
導電路15と接合される前に例えば第1図の16
aで示された様に減少される。
主な導電路15並びにその延長部16は米国特
許第3762903号に開示された方法によつて各ガラ
ス板Sに形成することができる。所望ならば、米
国特許第3762904号に開示された様に、ガラス板
の曲げ操作を容易にするため、ガラス板を曲げる
ことが所望される線に沿つてガラス板の片面又は
両面にグルーブを形成し、次いでこのグルーブに
導電路15を形成する様にしてもよい。これらの
導電路及びその延長部を形成するのに色々な物質
を使用できるが、その好ましい組成は導電性金属
ペーストより成る。これら物質は、“インク”と
呼することもあるが、従来のシルクスクリーンプ
ロセスやペイントプロセスやその他の一般の均一
塗布プロセスによつてガラス板に付与され、次い
でこの物質はガラス板に融着するために加熱され
たり又は焼かれたりする。
典型的に、このペーストは導電性金属の粒子、
例えば銀やガラスフリツト粒子や有機バインダ及
び塩より成る。導電路15及びその延長部16を
形成するには導電性の銀のペーストが理想的に適
しているが、その他の導電性金属ペースト、例え
ば金やパラジウムや白金やその合金を含むもの、
も使用される。更に、導電性金属の空気乾燥分散
も用いられる。又、曲げ工程の後に除去してもよ
いし除去しなくてもよい様な導電性テープの如き
物質を用いることもできる。
初めに述べた様に、本発明の型組立体11は、
上記した曲げ工程を大量生産で行なう様に特に適
用され、そして曲げられるガラス板に電流を与え
るのに必要な導電性手段を組み込んでいる。加熱
炉の電気供給手段からガラス板の部分に電流を与
えて所望の比較的急角度の曲げをなすために型組
立体11に設けられた導電性手段は、支持フレー
ム18の端部材20の1方に装着された3本のバ
スバー55,56及び57を備えている。1対の
導電性リード58及び60がバスバー55及び5
7を1対の長手方向に離間された端子61及び6
2に接続し、これら端子は各々型支持体21の1
つに適当に装着される。1対の可撓性の導体リー
ド63及び65がこれら端子61及び62を1対
の接点組立体66に電気的接続する。導体リード
67が、共通の接地点として働く中央バスバー5
6を内部バスバー68に接続し、このバスバー6
8は対向した型支持体21に対して一般に平行離
間関係で支持フレーム18内に適当に装着され
る。1対の可撓性の導体リード70及び71がこ
のバスバー68を1対の接点組立体66に電気的
接続する。
支持フレーム18のバスバー55,56及び5
7は支持フレームの端部材20の1方に接続さ
れ、そして本発明により構成された新規な絶縁ボ
ード72によつて支持フレームに対して離間関係
で支持フレームを横切つて延び、そして後述する
様に適当な位置保持される。これらのバスバー5
5,56,57は参照番号73で一般的に示された
3つの導電プローブ組立体によつて係合され、こ
れらのプローブ組立体は加熱炉の1部を形成する
電気供給手段によつて適当な電源(図示せず)に
接続される。第1図及び第3図に示された様に、
各プローブ組立体73はヨーク76に回転可能に
ジヤーナル軸受された接点ホイール75を備え、
ヨーク76はアーム77の遠方端に固定され、そ
してアーム77はピボツトピン80によつて1対
の延長部78間に枢着される。この延長部78は
管81と一体的に形成され、そして管81は炉壁
に形成された適当な開口に受け入れられそして適
当に固定される。型組立体11が炉を通して運ば
れる間の或る厳密な時間にプローブアーム77を
バスバー55−57の移動路へと延びる位置に偏
位してバスバーに係合させるための手段(図示せ
ず)が設けられている。
電気的な短絡をなくすために、バスバー55,
56,57は支持フレーム18から電気的に絶縁
されねばならず、特に、これらバスバーが取り付
けられたフレームの端部材20から絶縁されねば
ならない。本発明の重要な特徴は、これらのバス
バー55,56及び57をフレームの端部材20
に装着し然もこれらバスバーをこの端部材から電
気的に絶縁することにある。第8図及び第9図に
示した様に3本のバスバーを用いた既知の型組立
体に於いては、型の支持フレーム20′及び特に
そこに設けられた種々の支持体へバスバー55′,
56′及び57′を固定するのに多数の緊定組立体
85が用いられ、各緊定組立体85は86で一般
的に示されたそれ自身の絶縁体を必要とする。本
発明の型組立体11の構造と共通である公知の型
組立体(第8図及び第9図)の成分は同じ参照番
号に′印をつけて示してある。
第9図に最も良く示された様に、公知の型組立
体の各絶縁体86は適当な電気絶縁材で形成され
た2片より成る複合組立体であり、そしてこれは
支持ブラケツト90に形成された相補的な開口8
8に受け入れられたブツシング87を備え、そし
て支持ブラケツト90はボルト・ナツト組立体9
1によつて、支持フレームの端部材20′の1部
を形成するT字型構造部材92′に固定される。
絶縁ブツシング87には大直径のフランジ93が
設けられ、これは支持ブラケツト90の片面に対
して支持される。もう1方の絶縁体部片は支持ブ
ラケツト90の他面に接触するデイスク95の形
態である。ブツシング87及びデイスク95は緊
定組立体85のボルト96′を受け入れるために
適当な穴があけられており、そしてこのボルトは
その関連バスバーの後面に、その一体部分として
堅固に固定される。このボルト96′のネジ切り
された端にはワツシヤ97が用いられそして適当
なナツト98がボルトにネジ込まれて、ブツシン
グ87のフランジ93に対して締めつけられ、組
立体を位置固定する。この様にして、バスバー5
5′−57′は各々の緊定組立体85に於いて型の
支持フレーム18′から電気的に絶縁される。
この様な絶縁構成体はその意図された目的を果
たすが、幾つかの欠点があるために完全には満足
なものではない。例えば、これらの型組立体は、
ガラス板の製造運転中に苛酷な作動条件を受ける
ので特に損傷をこうむり勝ちであり、従つて頻繁
に修理を必要とする。たとえバスバーは損傷を受
けずとも、損傷を受けた型の部分へ手を入れるた
めにバスバーを頻繁に取り外さねばならない。従
つて全ての緊定組立体85並びにそれに関連した
絶縁体86を分解し、そして型を修理した後それ
らを再び組み立て直さねばならない。フレームの
端部材20′にはこの様な組立体85が少なくと
も18個はあるので、この作業は時間浪費でほねの
おれる作業であることが理解できよう。更に、支
持ブラケツト90や、ボルトや、ナツトやワツシ
ヤ等の形態の金具を余分に保存しておくことが必
要とされ、これは製造コスト及び保守コストを実
質的に追加することになる。又、絶縁体が形成さ
れる耐火物質はもろいものであり、且つそれらは
比較的小さいかたまり体であるので、容易にかけ
たり割れたりそして型フレームから完全にとれて
しまうことがしばしばあり、従つて電気的な短絡
が生じるおそれを高める。その上、これらの緊定
組立体85は離間された間隔でしかバスバーを支
持せず、従つてバスバーの大部分は支持されない
まゝであり、加圧偏位されるプローブ組立体73
の作用の下で内側にたわみやすい。これは次いで
ガラス板に与えられる電流を遮断する結果とな
り、導電路に冷たい点を生じ、従つて所望形状の
曲げが与えられないことになる。
本発明の型組立体に組み込まれた絶縁構成体
は、一片より成る細長い絶縁ボード72を設ける
ことによつて前記欠点を解消する。この絶縁ボー
ド72はフレームの端部材20及びバスバー55
乃至57と実質的に同延でありそしてそれらの間
に挿入される。この絶縁ボード72は適当な電気
絶縁性及び熱絶縁性の磁器材で、堅固な、一体的
な、一片より成る自己支持構造体として形成さ
れ、そしてこれは第4図に示す様に一般的に長方
形である。好ましくは、この絶縁ボードはニユー
ヨーク、ニアグラホール、P.O.Box333の
Carborundum Companyにより“Fiberfrax”と
いう商標で販売されている様な軽量のアルミナ及
びシリカ磁器フアイバーボードより成るものであ
る。然し乍ら、本発明はこの“Fiberfrax”の使
用に限定されるものではなく、耐熱性が高く、耐
熱衝撃性が高く且つ耐火災侵食性が大きいという
同様の特性を有し然も化学的な安定性及び中和性
をも有しているものであればその他の適当な軽量
の電気的及び熱的な絶縁材を、“Fiberfrax”の代
りに使用することができる。
絶縁ボード72は一片より成る一体構成であり
且つ大きなかたまりをしているので、バスバー5
5乃至57と型の支持フレーム18との間に電気
的な短絡を開始する様な損傷を受けるおそれはほ
とんどない。ガラス板の製造運転中に起るかもし
れないことであるが、例えば絶縁ボード72がそ
の縁に沿つて割れたり或いはその1部がこわれた
りしたとしても、絶縁ボード72の充分に大きな
かたまり体が、支持フレーム18に対するボード
72のずれを防止する様に保ち、それによりその
完全性をそのまゝの状態に保つ。
絶縁ボード72には、バスバー55,56及び
57を各々収容するために3つの細長いチヤンネ
ル(溝)100,101,102が形成され、そ
してバスバーに取り付けられるボルト96を受け
入れるためこれらチヤンネルには一連の穴103
が形成される。第5図乃至第7図に最も良く示さ
れた様に、これらチヤンネル100,101,1
02はランド部分105によつて分離されてお
り、その外面はバスバー55,56,57をボー
ド72に取り付けた時のバスバーの外面と共通平
面にある。従つてバスバー55乃至57は実質的
にそれらの全長に亘つて完全に支持され、これら
バスバーの端部は内側に曲げられたフランジ10
6で終わり、これらフランジは第1図及び第2図
に示された様にボード72の各対向端から若干離
間されている。
バスバー55乃至57に取り付けられたボルト
96の大多数はこれらバスバーを絶縁ボード72
に装着して組立体107を形成するのに用いら
れ、この組立体107は好都合にも1つのユニツ
トとして取り外したり元に戻したりすることがで
きる。第5図に最も良く示された様に、これらの
ボルト96は穴103に挿入されそしてこれらの
ボルトには絶縁ボード72の後面に支持されるワ
ツシヤ108と、バスバー55乃至57を絶縁ボ
ード72に固定するナツト110とが設けられ
る。
絶縁ボードとバスバーとの組立体107を支持
フレームの端部材20に支持し且つ装着するため
の簡単化された手段は細長いアングル部材111
を備え、このアングル部材は溶接又は他のやり方
で端部材20にしつかりと固定されそしてそれと
同延であり、そして水平レツグ112を有してい
る。この水平レツグは絶縁ボード72の底縁に対
する支持用の張出部として働く。1対の離間され
た支持ブラケツト113がそれらの下端において
端部材20の構造Tバー92にしつかりと固定さ
れ、そしてこれらブラケツト113の上端には水
平に延びたリツプ115が設けられ、これらリツ
プは絶縁ボード72の上に横たわり且つその上縁
に対して係合できる。これらブラケツト113,
並びに端部材20の1部を形成する2つの端支持
ブラケツト116及び117には、緊定素子を受
け入れるための穴118が形成される。従つて、
組立体107の1部として絶縁ボード72は4つ
の点において支持フレームに固定されるだけであ
り、導電性成分が設けられた既知の型組立体に比
してその装着を著しく簡単なものにする。
その緊定構成体は、その2つの中間の装着位置
では、一片より成るブツシング120(第6図)
を備え、これは適当な電気的及び熱的な絶縁材よ
り成るものである。このブツシング120は幹部
分121と、ヘツド部分123とを備え、幹部分
121はブラケツトの穴118と、ボード72に
形成された大直径の穴122とに挿入され、そし
てヘツド部分123はその関連ブラケツト113
の後面に係合可能である。ブツシング120には
ボルト96aを受け入れるための貫通穴125が
設けられ、ボルト96aは前記したボルト96よ
りも若干長い。バスバーと絶縁ボードとの組立体
107を支持フレームの端部材20に解除可能に
固定し然もバスバーをこの端部材から電気的に絶
縁するために、ボルト96aのネジ切りされた端
には適当なワツシヤ126及びナツト127が締
めつけられる。
端部装着位置116に於ける緊定手段は上記し
たものとは若干異なり、ブツシング120の幹部
分は絶縁ボード72から離間されそして第7図に
96bとして示されたボルトはこの離間間隔を受
け入れるため且つ導体リード60の接点128を
受け入れるためボルト96及び96aよりも若干
長い。接点128はナツト130によつて位置固
定される。もう1方の端部の装着位置117に
も、接地導体リード67を受け入れるために同様
の緊定及び絶縁構成体が設けられる。装着位置1
16に於ける下方の導体リード58の接点131
はボルト96に簡単に装着され、絶縁ブツシング
120を必要としない。というのは、支持フレー
ム18の金属成分に全く接触しないからである。
かくて、他の型成分へ手を入れるためにバスバー
55乃至57を取り外すことが必要な時は、リー
ド58,60,67を外し、そしてバスバーと絶
縁ボードとの組立体107を端部材20に固定し
ている4つのナツトを外すことが必要とされるに
過ぎず、かくて型組立体の修理及び保守作業を相
当にはかどらせることになる。
以上の説明より、本発明の目的が完全に達成さ
れたことが明らかである。本発明によれば、導電
性手段を有する重力式の型の支持フレームから複
数個のバスバーを効果的に電気絶縁するための改
良された絶縁体であつて、1つの部片より成る一
体構造の絶縁体が提供される。この絶縁ボードは
大きなかたまりであり、耐久性があり、丈夫であ
り、且つ一体的であるから、その構造上の欠陥に
より電気的な短絡が生じるおそれが実質的に排除
される。本発明のこの改良された絶縁ボードは、
バスバーのたわみやゆがみをなくす様にバスバー
の実質的に全体に亘つてその支持体をなし、従つ
てバスバーと、それに係合可能な導電性プローブ
との間の連続的な電気接触をバスバーの全長に亘
つて確保する。バスバーは絶縁ボードに結合され
て組立体を形成し、この組立体は1つのユニツト
としてその関連型支持フレームへ取り付けたり取
り外したりすることができ、それにより型の修理
及び保守を容易に行なえる様にする。
【図面の簡単な説明】
第1図は、開いた、ガラス受け取り位置で示さ
れた本発明による重力式の型組立体の上面図、第
2図は第1図の2−2線に沿つた縦断面図、第3
図は第1図の3−3線に沿つた長手方向部分断面
図であり、型組立体を閉じた位置で示した図、第
4図は第1図の型組立体の1端から見た部分分解
斜視図、第5図は第2図の5−5線に沿つた縦断
面図、第6図は第2図の6−6線に沿つた縦断面
図、第7図は第2図の7−7線に沿つた縦断面
図、第8図は多数の絶縁体ブツシングが設けられ
た公知の型組立体の部分端面図、そして第9図は
第8図の9−9線に沿つた縦断面図である。 S……ガラス板、11……型組立体、15……
導電路、16……導電路の延長部、17……型、
18……支持フレーム、20……端部材、21…
…型支持体、22……型の中央区分、23,25
……型の端区分、26……ヒンジ、28……成形
レール、36……成形レール、40……成形面、
41……ピボツトバー、47……位置設定ストツ
パ、55,56,57……バスバー、58,6
0,67……導電性リード、72……絶縁ボー
ド、73……導電プローブ組立体、75……接点
ホイール、100,101,102……チヤンネ
ル、103……穴、96,96a,96b……ボ
ルト、107……バスバーと絶縁ボードとの組立
体、111……アングル部材、113,116,
117……ブラケツト、118……穴、120…
…ブツシング。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ガラス板上に形成された導電路を通して電流
    を流し該導電路に沿つて熱を発生しこれに沿つて
    ガラス板を比較的急角度に曲げる装置であつて、
    対向した端部材を有するフレームと、上記フレー
    ムに支持され、実質的に連続した形成面を有し曲
    げられるべきガラス板の縁に合致した輪郭形式の
    曲げ型とを具備し、導電性手段は複数個のバスバ
    ーを備え、これらバスバーは導電性のプローブに
    より係合される様に上記フレームの端部材の一方
    にこれと離間関係で装着される様なガラス板を曲
    げる装置において、上記バスバーを上記フレーム
    と絶縁するために上記一方の端部材と実質的に同
    延で且つ上記端部材と上記バスバーとの間に挿入
    された一片型の電気絶縁部材を具備し、該絶縁部
    材は該バスバーの内方への撓みに抗して支持する
    ように上記バスバーの全長にわたり係合可能であ
    る事を特徴とするガラス板を比較的急角度に曲げ
    る装置。
JP10394779A 1978-08-15 1979-08-15 Machine for bending glass plate to relatively sharp angle Granted JPS5537490A (en)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US05/933,712 US4193785A (en) 1978-08-15 1978-08-15 Glass sheet bending mold apparatus

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5537490A JPS5537490A (en) 1980-03-15
JPS638051B2 true JPS638051B2 (ja) 1988-02-19

Family

ID=25464396

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10394779A Granted JPS5537490A (en) 1978-08-15 1979-08-15 Machine for bending glass plate to relatively sharp angle

Country Status (8)

Country Link
US (1) US4193785A (ja)
JP (1) JPS5537490A (ja)
AU (1) AU525578B2 (ja)
BR (1) BR7905195A (ja)
CA (1) CA1123201A (ja)
DE (1) DE2932168A1 (ja)
FR (1) FR2433485A1 (ja)
GB (1) GB2031403B (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4755339A (en) * 1983-06-17 1988-07-05 Sheller-Globe Corporation Method and apparatus for making molded window gasket
US4826417A (en) * 1983-06-17 1989-05-02 Sheller Globe Corporation Apparatus for making molded window gasket assembly
US4648832A (en) * 1983-06-17 1987-03-10 Sheller Globe Corporation Molded window gasket assembly and apparatus and method for making same
US4626267A (en) * 1985-09-16 1986-12-02 Ppg Industries, Inc. Method and apparatus to reduce tip curl of a glass sheet on a bending mold
AU603958B2 (en) * 1988-10-20 1990-11-29 O'brien Glass Industries Ltd. Improved glass bending method
DE10229297A1 (de) * 2002-06-29 2004-01-15 Komage-Gellner Maschinenfabrik Kg Verfahren und Vorrichtung zum Herstellen eines Formlings
US8897023B2 (en) * 2009-05-15 2014-11-25 Hamilton Sundstrand Corporation Motor controller assembly with capacitor thermal isolation
CN113716845A (zh) * 2021-09-08 2021-11-30 信义汽车部件(芜湖)有限公司 无底座玻璃成型模具

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3001328A (en) * 1958-07-25 1961-09-26 Pittsburgh Plate Glass Co Glass bending lehrs and conveyors therefor
US3278288A (en) * 1963-04-15 1966-10-11 Libbey Owens Ford Glass Co Method and apparatus for bending and tempering glass sheets
US4002450A (en) * 1975-03-14 1977-01-11 Libbey-Owens-Ford Company Method of and apparatus for bending glass sheets to relatively sharp angles
JPS5338871Y2 (ja) * 1975-04-30 1978-09-20
US4015969A (en) * 1976-01-02 1977-04-05 Libbey-Owens-Ford Company Apparatus for bending glass sheets to relatively sharp angles
CA1099106A (en) * 1976-09-07 1981-04-14 Ppg Industries, Inc. Shaping glass sheets
US4077791A (en) * 1977-04-06 1978-03-07 Libbey-Owens-Ford Company Electrical contact apparatus on a glass sheet gravity mold

Also Published As

Publication number Publication date
DE2932168A1 (de) 1980-02-28
JPS5537490A (en) 1980-03-15
CA1123201A (en) 1982-05-11
BR7905195A (pt) 1980-04-29
US4193785A (en) 1980-03-18
GB2031403B (en) 1982-12-22
AU525578B2 (en) 1982-11-11
AU4961679A (en) 1980-02-21
FR2433485B1 (ja) 1984-06-22
FR2433485A1 (fr) 1980-03-14
GB2031403A (en) 1980-04-23
DE2932168C2 (ja) 1988-07-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
FI62276C (fi) Elektrisk uppvaermd glassiva med skarpt boejda delar samt foerfarande foer bildning av denna skiva
US3762904A (en) Process for bending a glass sheet to a relatively sharp angle
JPS638051B2 (ja)
US3762903A (en) Process for bending glass to a relatively sharp angle
FI59779C (fi) Foerfarande och anordning foer boejning av en glasskiva till en relativt skarp vinkel
US3880636A (en) Shaping glass sheets to complex bends
US4011429A (en) Hot stretch-wrap forming with resistance heating
CA1126959A (en) Apparatus for fabricating sharply bent glass sheets
US3847586A (en) Apparatus for bending glass sheets to sharp curvatures
DE2659762C2 (de) Vorrichtung zum Biegen von Glasscheiben in relativ scharfen Winkeln
US4072493A (en) Method and apparatus for reshaping glass sheets
US3248195A (en) Method and apparatus for bending glass sheets to compound curvatures
US4043785A (en) Shaping glass sheets
CA1099107A (en) Bending glass sheets to a tapered line of bend
CA1099106A (en) Shaping glass sheets
CA1089646A (en) Electrical contacts
GB1132790A (en) Method and apparatus for bending and annealing glass sheets
DK1140712T3 (da) Bøjeform med sidemonterede vægtaggregater og fremgangsmåde til anvendelse deraf
US2379213A (en) Skeleton frame for supporting glass
CA1119805A (en) Method and apparatus for bending glass sheets to curved v-bends
US1512788A (en) Electric-arc-welding apparatus and method of operating the same
US3278289A (en) Pivoted glass sheet bending mold
US4047916A (en) Method and apparatus for bending glass sheets to double V-bends
US4056379A (en) Forming V bends in glass sheets by press bending
DE2757179C2 (de) Verfahren und Vorrichtung zum Biegen von Glasscheiben