JPS6379244A - 情報記録円盤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は情報記録円盤に係り、互いに波長の異なる光ビ
ームを用いて傾斜の検出と情報の記録再生とを行なわれ
る情報記録円盤に関する。

従来の技術 従来より光学読取方式の情報記録内ｍ（以下「ディスク
」と言う）がある。このディスクが恒久的に平面性を保
つことは難かしく、一般には中心部と外周縁部との高さ
が変わり略椀形状に変形することが多いが、エアサンド
イッチ構造のディスクなどではスペーサのある内周縁部
及び外周縁部のディスク面で傾斜が起こることがある。

上記の変形を生じたディスクに情報を記！ｊ＆する場合
には、ディスク面に垂直に光ビームが照射されないので
、ビームスポットが歪み、歪んだビットが形成されたり
、ときにはビットが形成されないこともある。ビットが
歪むと再生時の周波数特性が劣化し、ディスクの内周縁
部で上記傾斜があるとＣＡＶ方式では特に問題となる。

また、ディスクを再生する場合には、ディスクで反射さ
れたビームが正確にピックアップに戻らないため情報を
正確に検出できなくなる。

このため、従来より第５図に示す如き装置を用いてディ
スクの傾斜を検出し、ディスクの傾斜に応じて記録再生
素子の姿勢制御を行なうディスク再生１ｉ１ｅｆがあっ
た。第５図において、ライトワンス型のディスク１０は
透明基板１１上に媒体１２の膜が設けられたものである
。発光ダイオード１３と受光素子１４．１５とはディス
ク１０の半径方向に沿って位置されている。受光素子１
４゜１５はディスク１０の媒体１２で反射された発光ダ
イオード１３よりの光ビームの受光量に応じたレベルの
信号を出力し、上記受光素子１４．１５夫々の出力信号
は差動増幅器１６で差動増幅されてディスク１０の傾斜
に応じたレベルの信号が端子１７より出力される。

発明が解決しようとする問題点 上記のライトワンス型のディスク１０は、記録時にレー
ザ光を照射し媒体１２の一部を蒸発させてビットを形成
するために、既記録部分はビットが存在して光反射率が
小で、未記録部分は光反射率が大である。

このために、例えばディスク１０の発光ダイオード１３
に対応する位置より内周側部カニが既記録部分で、外周
側部分■が未記録部分である場合には、ディスク１０が
傾斜してなくとも差動増幅器１６の出力レベルが変化し
てディスク１０の傾斜を示す誤りの信号を出力してしま
うという問題点があった。

また第６図に示す如く、２枚のディスク１０をスペーサ
１８を挾んで離間対向させたエアーサンドインチ構造の
ディスク１９では、裏面（上面）で反射された光ビーム
が図中破線で示す如く受光素子１４．１５に入射して外
乱を生じ、ディスク１９の傾斜を正確に検出できないと
いう問題点があった。

本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、
正確な傾斜検出の可能な情報記録円盤を提供することを
目的とする。

問題点を解決するための手段 本発明においては、透明基板と媒体との間に第１の光ビ
ームを反射し、かつ第２の光ビームを透過するフィルタ
膜を設けそいる。

作用 本発明においては、第１の光ビームはフィルタ膜で略全
反射され、媒体まで到達しない。

実施例 第１図は本発明になる情報記録円盤の一実施例の側面図
を示す。

同図中、３１は透明基板であり例えばガラス。

アクリル樹脂等で形成されている。透明基板３１の一面
にはフィルタ膜３２が設けられている。

このフィルタｗＡ３２は、例えば酸化セシウム（ＣｅＯ
ｚ）と、フッ化マグネシウム（ＭＱＦ２）とを交互に多
層に蒸着して形成したものである。

フィルタｇ！３２は第２図に示す如く、波長８３００Ｉ
以下の光を略１００％透過させ、かつ波長９００ｎｍ以
上の光を略１００％透過させる低域フィルタ特性を有し
ている。

また、フィルタ膜３２上には例えばテルル系の材料を用
いた媒体３３の膜が形成されている。

ここで、記録再生素子は例えば波長７８０　ｎｉ又は８
３０ｒｖのレーザの光ビーム（第１の光ビーム）を用い
ているので、このレーザの光ビームはフィタル躾３２を
透過され媒体３３に情報の記録及び再生を行なうことが
できる。また、第３図に示す傾斜検出用の発光ダイオー
ド１３は例えば波長９００ｎｌｌの光ビーム（第２の光
ビーム）を発生するので、この光ビームはフィルタ膜３
２で略全反射されて受光素子１４．１５に照射される。

つまり、発光ダイオード１３の光ビームはほとんど媒体
３３まで到達しないので、媒体３３の既記録部分と未記
録部分との反射率の違いは受光素子１４．１５における
受光量に何ら影響を与えない。これによって正確な傾斜
検出を行なうことができる。

ところで、第１図に示す２枚のディスクの媒体３３をス
ペーサ３４を挾んで離間対向させた第４図に示す如きエ
アーサンドインチ構造のディスクにおいても、発光ダイ
オード１３の光ビームは各面のフィルタ膜３２で略全反
射されるので、裏面（上面）の媒体３３により受光素子
１４．１５に外乱としての光ビームが入射することがな
く、ディスクの正確な傾斜検出が可能である。

なお、フィルタ膜３２は、例えば硫化亜鉛（ＺｎＳ）と
、フッ化マグネシウム（ｔＶＩＱＦ２）とを交互に多層
に蒸着して形成したものでもよい。

この場合にはフィルタ膜は波長７８０　ｒ＋ｎ＋又は８
３０ｎｍの光を透過する帯域フィルタ特性を有する。

発明の効果 上述の如く、本発明になる情報記録円盤は、傾斜検出用
の第１の光ビームは媒体までほとんど到達せず、媒体の
光反射率の違い及びエアーサンドインチ構造の裏面の媒
体による反射夫々の影響を受けるこがなく、正確な傾斜
検出を行なうことができる等の特長を有している。

【図面の簡単な説明】

第１図、第４図は本発明の情報記録円盤の各実施例の断
面図、第２図はフィルタ膜の一実施例の分光特性図、第
３図は第１図示の円盤の傾斜検出を説明するための図、
第５図、第６図夫々は従来の円盤の傾斜検出を説明する
ための図である。 １３・・・発光ダイオード、１４．１５・・・受光素子
、１６・・・差動増幅器、３１・・・透明基板、３２・
・・フィルタ膜、３３・・・媒体。 第１図 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 透明基板上に媒体の膜が形成されており、該透明基板側
   より第１の光ビームを照射されて傾斜の検出を行なわれ
   、かつ該透明基板側より該第１の光ビームと波長の異な
   る第２の光ビームを照射されて該媒体に情報の記録及び
   再生を行なわれる情報記録円盤において、 該透明基板と媒体との間に該第１の光ビームを反射し、
   かつ該第２の光ビームを透過するフィルタ膜を設けてな
   ることを特徴とする情報記録円盤。