JPS6377446A - 吸収性物品 - Google Patents
吸収性物品Info
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- JPS6377446A JPS6377446A JP61221326A JP22132686A JPS6377446A JP S6377446 A JPS6377446 A JP S6377446A JP 61221326 A JP61221326 A JP 61221326A JP 22132686 A JP22132686 A JP 22132686A JP S6377446 A JPS6377446 A JP S6377446A
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Landscapes
- Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、生理用ナプキン、紙おむつ、失禁パッド、痔
用バッドなどを含む衛生用品等に用いられる吸収性物品
に関するものであり、吸収性物品を構成するセルロース
系繊維間が結合一体化される事により圧縮及び曲げ弾性
が付与された吸収性物品に関するものである。
用バッドなどを含む衛生用品等に用いられる吸収性物品
に関するものであり、吸収性物品を構成するセルロース
系繊維間が結合一体化される事により圧縮及び曲げ弾性
が付与された吸収性物品に関するものである。
粉砕パルプは、経済的で柔軟性を有し、且つ高い親水性
を有するので、これを積繊したものが生理用ナプキンや
紙おむつなどの吸収体として広く使用されてきている。
を有するので、これを積繊したものが生理用ナプキンや
紙おむつなどの吸収体として広く使用されてきている。
しかし、粉砕パルプの積繊体による吸水の殆どは、繊維
間(毛管)保持によるものであり、且つこれらの積繊体
は、繊維間の結合力を有していない(湿潤により弱い水
素結合を有する部分もあるが)ので、圧縮、曲げ等の力
が加わった時、容易に変形をおこしてしまい、繊維間が
形成する毛細管がこわれ、保水していた液が容易に放出
されてしまうといった欠点を有している。また、該積繊
体は乾燥時においてはある程度の圧縮及び曲げ回復性を
示すが(これも充分とはいえない)、吸水時においては
全く回復性を示さないといった欠点を有している。
間(毛管)保持によるものであり、且つこれらの積繊体
は、繊維間の結合力を有していない(湿潤により弱い水
素結合を有する部分もあるが)ので、圧縮、曲げ等の力
が加わった時、容易に変形をおこしてしまい、繊維間が
形成する毛細管がこわれ、保水していた液が容易に放出
されてしまうといった欠点を有している。また、該積繊
体は乾燥時においてはある程度の圧縮及び曲げ回復性を
示すが(これも充分とはいえない)、吸水時においては
全く回復性を示さないといった欠点を有している。
これが装着時における吸収体のヨレ、ヘタリをおこし、
モレを発生する主原因となっている。
モレを発生する主原因となっている。
従って、上記の欠点を補うため次の様な技術が開示され
ている。
ている。
(1) 第3図に示す如く、液透過性表面材1、液不
透過性バックシート2、粉砕パルプ等からなる吸収体3
から構成される生理用ナプキンの吸収体中もしくは非使
用面側に保形性を有する芯材(保形片)4(例えば発泡
フオーム等)を設置せしめる事により吸収体の変形を防
いだもの(実開昭56−6099号公報)。
透過性バックシート2、粉砕パルプ等からなる吸収体3
から構成される生理用ナプキンの吸収体中もしくは非使
用面側に保形性を有する芯材(保形片)4(例えば発泡
フオーム等)を設置せしめる事により吸収体の変形を防
いだもの(実開昭56−6099号公報)。
(2)第5図に示す如く、吸収体として粉砕パルプを弾
性多孔体5 (例えばウレタンスケルトンフオーム、バ
インダー等により接合されたポリエステル繊維集合体等
)で置き換えたもの(特開昭61−22354号公報)
。
性多孔体5 (例えばウレタンスケルトンフオーム、バ
インダー等により接合されたポリエステル繊維集合体等
)で置き換えたもの(特開昭61−22354号公報)
。
しかし、(11の場合には構成体全体としての保形性は
保たれるが、第4図に示す如く吸収体3自体は変形をう
け、ヨレ、ヘタリを生じてしまう。
保たれるが、第4図に示す如く吸収体3自体は変形をう
け、ヨレ、ヘタリを生じてしまう。
(2)の場合には、吸収体の変形−回復性は優れている
が、弾性多孔体は粉砕パルプと比べ親水性が極端に悪く
なる為、液引き込み力、液保持力が充分なものではない
。
が、弾性多孔体は粉砕パルプと比べ親水性が極端に悪く
なる為、液引き込み力、液保持力が充分なものではない
。
そこで本発明者らは上記の問題点を解決すぺく鋭意研究
の結果、高い親水性を有するセルロース系繊維集合体中
に熱融着性繊維を5〜40重量%混合する事により、こ
れらを介してセルロース系繊維間を結合せしめ、嵩高性
及び高い親水性を有し、且つ弾性を付与した吸収性物品
が得られることを見出し、本発明を完成するに到った。
の結果、高い親水性を有するセルロース系繊維集合体中
に熱融着性繊維を5〜40重量%混合する事により、こ
れらを介してセルロース系繊維間を結合せしめ、嵩高性
及び高い親水性を有し、且つ弾性を付与した吸収性物品
が得られることを見出し、本発明を完成するに到った。
即ち、本発明は、熱融着性繊維を5〜40重量%含有す
るセルロース系繊維集合体からなり、繊維集合体の繊維
が溶融された熱融着性繊維で一体化されており、繊維集
合体の圧縮回復率が60%以上であることを特徴とする
吸収性物品に係わるもである。
るセルロース系繊維集合体からなり、繊維集合体の繊維
が溶融された熱融着性繊維で一体化されており、繊維集
合体の圧縮回復率が60%以上であることを特徴とする
吸収性物品に係わるもである。
本発明の吸収性物品は下記の(1)〜(3)の手順によ
り得ることができる。
り得ることができる。
(1) 粉砕パルプ等のセルロース系繊維と熱融着性
繊維とを均一に混合する。
繊維とを均一に混合する。
(21(1)で得たセルロース系繊維/熱融着性繊維混
合体を紙等の上に積繊する。
合体を紙等の上に積繊する。
(31(21で得た積繊体をオープン等で熱処理を行う
事により熱融着性繊維を溶融せしめこれを介してセルロ
ース系繊維間を結合せしめる。
事により熱融着性繊維を溶融せしめこれを介してセルロ
ース系繊維間を結合せしめる。
本発明におけるセルロース系繊維としては、針葉樹硫酸
塩パルプ、広葉樹硫酸塩パルプ、針葉樹亜硫酸塩パルプ
、広葉樹亜硫酸塩パルプなどのさらし乃至は未ざらしの
木材パルプ、コツ)ンリンター及びレーヨン等の再生セ
ルロースなどが挙げられる。
塩パルプ、広葉樹硫酸塩パルプ、針葉樹亜硫酸塩パルプ
、広葉樹亜硫酸塩パルプなどのさらし乃至は未ざらしの
木材パルプ、コツ)ンリンター及びレーヨン等の再生セ
ルロースなどが挙げられる。
また、熱融着性繊維としては、ポリエチレン、変性ポリ
エチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−
エチルアクリレート共重合体、低融点ポリエステルなど
の繊維状物が適当であり、これらを親水化処理したもの
が特に好ましい。また、融点が200℃以下のものが熱
処理時に他の構成要素の熱劣化がおこらない為にも望ま
しい。また繊維長としては、粉砕パルプ中に均一に混合
する為に15mm以下である事が望ましい。またアスベ
ストの如(、微細繊維状で繊維径が細く (好ましくは
50μ以下)且つ大きな表面積を持つ(好ましくは5
m”/g以上)ものである事がセルロース系繊維のもつ
優れた親水性を損なわず、且つセルロース系繊維との結
合点が多くなりより強い結合が得られるので好ましい。
エチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−
エチルアクリレート共重合体、低融点ポリエステルなど
の繊維状物が適当であり、これらを親水化処理したもの
が特に好ましい。また、融点が200℃以下のものが熱
処理時に他の構成要素の熱劣化がおこらない為にも望ま
しい。また繊維長としては、粉砕パルプ中に均一に混合
する為に15mm以下である事が望ましい。またアスベ
ストの如(、微細繊維状で繊維径が細く (好ましくは
50μ以下)且つ大きな表面積を持つ(好ましくは5
m”/g以上)ものである事がセルロース系繊維のもつ
優れた親水性を損なわず、且つセルロース系繊維との結
合点が多くなりより強い結合が得られるので好ましい。
熱融着性繊維の微細繊維化を進めれば進める程親水性の
高いシートを得る事ができる。
高いシートを得る事ができる。
これらの特性を示す素材としては、ポリエチレン(PE
)やポリプロピレン(PP)を微細繊維状にしたものが
あり、例えば三井石油化学■製の商品名” SWP”や
バーキュレス・インコーホレーテッド・カンパニー(I
IHRcULEs lNC0RPORATED COM
−PANY)製の商品名″PULPEX ”等が挙げら
れる(繊維径30〜40μ、表面積10〜15が/g)
。
)やポリプロピレン(PP)を微細繊維状にしたものが
あり、例えば三井石油化学■製の商品名” SWP”や
バーキュレス・インコーホレーテッド・カンパニー(I
IHRcULEs lNC0RPORATED COM
−PANY)製の商品名″PULPEX ”等が挙げら
れる(繊維径30〜40μ、表面積10〜15が/g)
。
本発明の吸収性物品を生理用ナプキンや紙おむつ等の吸
収体として用いる場合には、装着時における変形、吸水
時におけるヘタリ、ヨレを防止する為にも5重量%以上
熱融着性繊維を加える事が必要であるが、40重量%以
上加えると、繊維集合体の疎水化が進みすぎるので液の
スムーズな吸収ができなくなる為これ以下にする事が必
要である。
収体として用いる場合には、装着時における変形、吸水
時におけるヘタリ、ヨレを防止する為にも5重量%以上
熱融着性繊維を加える事が必要であるが、40重量%以
上加えると、繊維集合体の疎水化が進みすぎるので液の
スムーズな吸収ができなくなる為これ以下にする事が必
要である。
本発明の吸収性物品を生理用ナプキン、紙おむつ等の吸
収体として用いる場合には0.06〜0.15g/cf
fl程度に圧縮したものが望ましい。
収体として用いる場合には0.06〜0.15g/cf
fl程度に圧縮したものが望ましい。
本発明の吸収性物品は、高い親水性を有するセルロース
系繊維集合体中に、熱融着性繊維を5〜40重量%混合
する事により、これらを介してセルロース系繊維間を結
合せしめたものであるので、セルロース系繊維が持つ高
い親水性を有し且つ形態保持性が強く、圧縮及び曲げ弾
性を有しているのでこれらを生理用ナプキンや紙おむつ
の吸収体として用いた場合には使用時における吸収体の
ヨレ、ヘタリがないので、表面への液戻りが小さく且つ
横モレの小さなものとする事ができる。
系繊維集合体中に、熱融着性繊維を5〜40重量%混合
する事により、これらを介してセルロース系繊維間を結
合せしめたものであるので、セルロース系繊維が持つ高
い親水性を有し且つ形態保持性が強く、圧縮及び曲げ弾
性を有しているのでこれらを生理用ナプキンや紙おむつ
の吸収体として用いた場合には使用時における吸収体の
ヨレ、ヘタリがないので、表面への液戻りが小さく且つ
横モレの小さなものとする事ができる。
本発明の吸収性物品においては、熱融着性繊維の配合比
率を上げるにしたがって、繊維集合体中の繊維間結合度
が増大し、圧縮及び曲げ弾性が増大する。また同時に繊
維集合体中の濡れ性は、一般的に低下する傾向を示す。
率を上げるにしたがって、繊維集合体中の繊維間結合度
が増大し、圧縮及び曲げ弾性が増大する。また同時に繊
維集合体中の濡れ性は、一般的に低下する傾向を示す。
即ち、熱融着性繊維比率を任意に選択する事により、自
由に繊維集合体中の弾性物性及び濡れ特性を制御する事
ができるのである。
由に繊維集合体中の弾性物性及び濡れ特性を制御する事
ができるのである。
これより、排泄量が少なく且つ装着時に大きな変形を受
ける様な用途、例えば失禁者用パッドや生理日以外のお
りものや、生理前後の排泄量の少ない時期の使用で装着
時に運動が伴う様な用途においては熱融着性繊維の配合
比率を高くし、高弾性/回復性を有するものとする事が
できるし、逆に夜などの使用で長時間且つ排泄量が多く
あまり運動を伴わない用途においては熱融着性繊維の比
率を下げ親水性を高くして使用する事もできる。
ける様な用途、例えば失禁者用パッドや生理日以外のお
りものや、生理前後の排泄量の少ない時期の使用で装着
時に運動が伴う様な用途においては熱融着性繊維の配合
比率を高くし、高弾性/回復性を有するものとする事が
できるし、逆に夜などの使用で長時間且つ排泄量が多く
あまり運動を伴わない用途においては熱融着性繊維の比
率を下げ親水性を高くして使用する事もできる。
また熱処理条件を変化させる事により熱融着性繊維のセ
ルロース系繊維への付着形状を変化させる事が可能であ
り、これによっても濡れ及び弾性を制御する事が可能で
ある。
ルロース系繊維への付着形状を変化させる事が可能であ
り、これによっても濡れ及び弾性を制御する事が可能で
ある。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例1
粉砕パルプ及び熱融着性の合成パルプ(バーキュレス・
インコーホレーテッド・カンパニー製商品名“PULP
EX−E″、繊維径30〜40μ、表面積10〜I!5
m!/g)を重量比で95:5になる様に均一に混合す
る。次にこれを坪量18g/ rdの台紙上に坪量が3
00 girdになる様に均一に積繊する。
インコーホレーテッド・カンパニー製商品名“PULP
EX−E″、繊維径30〜40μ、表面積10〜I!5
m!/g)を重量比で95:5になる様に均一に混合す
る。次にこれを坪量18g/ rdの台紙上に坪量が3
00 girdになる様に均一に積繊する。
これをオーブン中140℃で5分間熱処理を行い、本発
明品を得た。
明品を得た。
同様にして合成パルプを10重量%、20重量%及び3
0重量%含むサンプルを作成し、これらの引張り強度及
び10%圧縮時における回復率の測定を行った。
0重量%含むサンプルを作成し、これらの引張り強度及
び10%圧縮時における回復率の測定を行った。
結果を表−1に示す。
表 −1
注)
(1)引張り強度の測定
サンプル(25mm X 90m)をテンシロン引張試
験機でチャック間50mm 、引張速度50mm/wi
nの条件で引張り試験を行った時、サンプルが破断する
のに要した最大荷重(g) (2)圧縮回復率の測定 サンプル(150mm X 30mm)を直径45nu
nの円筒にし、上端と下端をホッチキスで止め測定サン
プルとする。これを圧縮速度10mm/minで10%
(3mm)まで圧縮を行い、除重した時の厚みを測定し
、以下の式により回復率を算出する。
験機でチャック間50mm 、引張速度50mm/wi
nの条件で引張り試験を行った時、サンプルが破断する
のに要した最大荷重(g) (2)圧縮回復率の測定 サンプル(150mm X 30mm)を直径45nu
nの円筒にし、上端と下端をホッチキスで止め測定サン
プルとする。これを圧縮速度10mm/minで10%
(3mm)まで圧縮を行い、除重した時の厚みを測定し
、以下の式により回復率を算出する。
表−1に示す結果より、熱融着性繊維の含率とともに繊
維集合体内部への結合点が増し、引張り強度及び回復力
が増加した事がわかる。
維集合体内部への結合点が増し、引張り強度及び回復力
が増加した事がわかる。
実施例2
粉砕パルプ及び熱融着性繊維として合成パルプ(三井石
油化学■製商品名“swp”及びバーキュレス・インコ
ーホレーテッド・カンパニー製商品名“PULPEX−
11!”)、ポリエチレン/ポリプロピレン複合繊維(
3d×511I11)、低融点ポリエステル(4d X
5 +no+)を用い、実施例−1と同様に混合、積
繊、圧縮、熱処理を行いサンプルを得た。これらの吸水
性(クレム吸水度試験JISP−8141)及び圧縮回
復率について測定を行った。
油化学■製商品名“swp”及びバーキュレス・インコ
ーホレーテッド・カンパニー製商品名“PULPEX−
11!”)、ポリエチレン/ポリプロピレン複合繊維(
3d×511I11)、低融点ポリエステル(4d X
5 +no+)を用い、実施例−1と同様に混合、積
繊、圧縮、熱処理を行いサンプルを得た。これらの吸水
性(クレム吸水度試験JISP−8141)及び圧縮回
復率について測定を行った。
結果を表−2に示す。
表 −2
表−2に示す結果より、熱融着性繊維として合成パルプ
を用いた場合には、配合量を変化させても殆ど吸水度が
かわらない事がわかる。また圧縮密度を変化させる事に
より拡散性を助長する事ができる。
を用いた場合には、配合量を変化させても殆ど吸水度が
かわらない事がわかる。また圧縮密度を変化させる事に
より拡散性を助長する事ができる。
またポリエチレン/ポリプロピレン複合繊維及び低融点
ポリエステルを用いた場合には、それらが微細繊維状で
ない為、配合量とともに吸水度が減少する傾向が認めら
れる。
ポリエステルを用いた場合には、それらが微細繊維状で
ない為、配合量とともに吸水度が減少する傾向が認めら
れる。
以上により、熱融着性繊維の種類、微細化度及び配合量
を任意に選択する事により、自由に弾性及び濡れ性を制
御する事ができる事がわかる。
を任意に選択する事により、自由に弾性及び濡れ性を制
御する事ができる事がわかる。
実施例3
次に本発明の効果を確認する為以下の測定を行った。
[1) Φ 最 のゞ
第6図に示す如く、可動式女性腰部モデル10に第7図
の様に試験サンプル12を装着させ、ショーツをはかせ
た後、50ra/minに相当する速度で歩行運動をさ
せながら、滴下用チューブ11により疑似血液を注入し
、横もれを生じるまでに吸収した量を測定した。サンプ
ルは10点について測定し、その平均値とした。
の様に試験サンプル12を装着させ、ショーツをはかせ
た後、50ra/minに相当する速度で歩行運動をさ
せながら、滴下用チューブ11により疑似血液を注入し
、横もれを生じるまでに吸収した量を測定した。サンプ
ルは10点について測定し、その平均値とした。
試験サンプルとしては、第1図に示す如きセルロース系
繊維7と熱融着性繊維8からなる本発明品6の上部に、
第2図に示すようにレーヨンクッション綿9を積層し、
その下面及び側面を液不透過性バックシート2で覆い、
更に全面を液透過性の表面材1で覆ったものを用いた。
繊維7と熱融着性繊維8からなる本発明品6の上部に、
第2図に示すようにレーヨンクッション綿9を積層し、
その下面及び側面を液不透過性バックシート2で覆い、
更に全面を液透過性の表面材1で覆ったものを用いた。
尚、本発明品6は、レーヨン系繊維として粉砕パルプを
、熱融着性繊維として表3に示すものを用いて、実施例
1と同様にして得た(坪量300g/rrf) 、表面
材1としては20g/ rdのポリオレフィン系不織布
(ポリエチレン−ポリプロピレン複合繊維/ポリエステ
ルの重量比30/30のもの)を用いた。
、熱融着性繊維として表3に示すものを用いて、実施例
1と同様にして得た(坪量300g/rrf) 、表面
材1としては20g/ rdのポリオレフィン系不織布
(ポリエチレン−ポリプロピレン複合繊維/ポリエステ
ルの重量比30/30のもの)を用いた。
又、比較品として、本発明品6の代わりに粉砕パルプに
熱融着性繊維を80重量%配合したもの、及び粉砕パル
プのみのものを用いて同様に評価した。
熱融着性繊維を80重量%配合したもの、及び粉砕パル
プのみのものを用いて同様に評価した。
(2)液戻 の測−
(1)と同様にして作成した試験サンプルに疑似血液1
0gを注入し、これに50g/cn!の圧をがけた時に
逆戻りした液を濾紙で吸い取りこの重量を液戻り量とし
た。
0gを注入し、これに50g/cn!の圧をがけた時に
逆戻りした液を濾紙で吸い取りこの重量を液戻り量とし
た。
結果を表−3に示す。
表 −3
表−3に示す結果より本発明品は弾性回復力を有するの
で股間の動きにより変形を受けてもヨレ、ヘタリが生じ
ないので有効に横モレを防止する事ができる事がわかる
。
で股間の動きにより変形を受けてもヨレ、ヘタリが生じ
ないので有効に横モレを防止する事ができる事がわかる
。
また、本発明品は繊維間結合を有している為、圧下空間
保持性が高く、加圧によっても離水しにくいので表面へ
の逆戻りを有効に防止する事ができる事がわかる。
保持性が高く、加圧によっても離水しにくいので表面へ
の逆戻りを有効に防止する事ができる事がわかる。
即ち、本発明品は圧下空間保持性(曲げ及び圧縮弾性)
を有したセルロース系繊維からなる高親水性構造体であ
るが故に、生理用ナプキンや紙おむつ等の吸収体として
用いた場合には、表面への逆戻り及び横もれを有効に低
減する事が可能である事がわかる。
を有したセルロース系繊維からなる高親水性構造体であ
るが故に、生理用ナプキンや紙おむつ等の吸収体として
用いた場合には、表面への逆戻り及び横もれを有効に低
減する事が可能である事がわかる。
第1図は本発明の吸収性物品の一実施例を示す略示断面
図、第2図は本発明の吸収性物品を用いて構成した生理
用ナプキンの略示断面図、第3図は従来の保形片付き生
理用ナプキンの略示断面図、第4図はその吸収体部が変
形した状態を示す略示断面図、第5図は吸収体として弾
性多孔体を用いた生理用ナプキンの略示断面図、第6図
は可動式女性腰部モデルの斜視図、第7図は可動式女性
腰部モデルに試験サンプルを装着した状態を示す斜視図
である。 1・・・液透過性表面材 2・・・液不透過性バックシート 3・・・吸収体 4・・・保形片 5・・・弾性多孔体 6・・・本発明の吸収性物品 7・・・セルロース系繊維 8・・・熱融着性繊維 9・・・レーヨンクッション綿 10・・・可動式女性腰部モデル 11・・・液注入チューブ 12・・・試験サンプル
図、第2図は本発明の吸収性物品を用いて構成した生理
用ナプキンの略示断面図、第3図は従来の保形片付き生
理用ナプキンの略示断面図、第4図はその吸収体部が変
形した状態を示す略示断面図、第5図は吸収体として弾
性多孔体を用いた生理用ナプキンの略示断面図、第6図
は可動式女性腰部モデルの斜視図、第7図は可動式女性
腰部モデルに試験サンプルを装着した状態を示す斜視図
である。 1・・・液透過性表面材 2・・・液不透過性バックシート 3・・・吸収体 4・・・保形片 5・・・弾性多孔体 6・・・本発明の吸収性物品 7・・・セルロース系繊維 8・・・熱融着性繊維 9・・・レーヨンクッション綿 10・・・可動式女性腰部モデル 11・・・液注入チューブ 12・・・試験サンプル
Claims (1)
- 1.熱融着性繊維を5〜40重量%含有するセルロース
系繊維集合体からなり、繊維集合体の繊維が溶融された
熱融着性繊維で一体化されており、繊維集合体の圧縮回
復率が60%以上であることを特徴とする吸収性物品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61221326A JPS6377446A (ja) | 1986-09-19 | 1986-09-19 | 吸収性物品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61221326A JPS6377446A (ja) | 1986-09-19 | 1986-09-19 | 吸収性物品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6377446A true JPS6377446A (ja) | 1988-04-07 |
Family
ID=16765048
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61221326A Pending JPS6377446A (ja) | 1986-09-19 | 1986-09-19 | 吸収性物品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6377446A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003093441A (ja) * | 2001-09-27 | 2003-04-02 | Kao Corp | 吸収性物品 |
JP2009165862A (ja) * | 2009-04-28 | 2009-07-30 | Uni Charm Corp | 吸収性物品 |
US8303557B2 (en) | 2005-05-02 | 2012-11-06 | Uni-Charm Corporation | Absorbent article |
-
1986
- 1986-09-19 JP JP61221326A patent/JPS6377446A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003093441A (ja) * | 2001-09-27 | 2003-04-02 | Kao Corp | 吸収性物品 |
US8303557B2 (en) | 2005-05-02 | 2012-11-06 | Uni-Charm Corporation | Absorbent article |
US8460261B2 (en) | 2005-05-02 | 2013-06-11 | Uni-Charm Corporation | Absorbent article |
JP2009165862A (ja) * | 2009-04-28 | 2009-07-30 | Uni Charm Corp | 吸収性物品 |
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