JPH08502177A - 混合吸収体コアを有する衛生吸収製品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 異なるタイプの繊維の混合体を有する吸収体コア（３２）を備えたおしめ、生理用ナプキン（２０）、大人用失禁装置のような吸収製品が提供される。この吸収製品は、好ましくは、液体透過性トップシート （２８）と、トップシートに結合された液体不透過性のバックシート（３０）と、トップシートとバックシートとの間に配置された混合吸収体コアと、獲得層（３４）とを有する。吸収体コアは、短い、小さいデニールの親水性繊維から成る第１のグループと、長い大きなデニールの湿気不感応合成繊維の第２のグループとを有する均一な繊維混合体を有する。第１のグループの繊維は、天然繊維、合成繊維またはクロスリンクセルース繊維を有するグループから選択される。第２のグループの繊維は、前記吸収体コアの約５％乃至約９０％の間の重量がある。吸収体コアは、少なくとも約０．０９ｇ／ｃｍ３（１．５ｇ／ｉｎｃｈ２）の密度まで圧縮される。

Description

【発明の詳細な説明】 混合吸収体コアを有する衛生吸収製品 発明の分野 本発明は、異なるタイプの繊維の混合体を有する吸収体コアを備えたおしめ、 生理用ナプキン、大人の失禁用具及びそれと同様なものの吸収製品に関する。 発明の背景 典型的には、吸収製品は、着用者に面する液体透過性材料と、着用者の衣服に 面する液体不透過性材料と、液体透過性材料と液体不透過性材料との間に挟まれ た吸収本体または吸収体コアとを有する。従来の吸収製品において、吸収製品の 表面上にたまった液体及び他の排出物を吸収するために、細かく砕かれたエアフ ェルトと称される木のパルプを有する材料が吸収体コアに使用されている。エア フェルトを使用する上での不都合の１つは、必要な性能を得るために厚いエアフ ェルトを使用しなければならないことである。 吸収体コアの有効性を改良する最近の試みは、吸収体コア内の吸収ゲル材料の 粒子を配分することを含む。しかしながら、吸収ゲル材料の粒子を含む吸収体コ アの有効性は、「ゲルブロッキング」と呼ばれる現象による逆効果を有する。「 ゲルブロッキング」とは吸収ゲル材料 の粒子が濡れて膨張するときに生じる状態を言う。このような多数の粒子は、吸 収体コアの他の部分に液体が伝達されることを禁止する。従って、非常にゆっく りした拡散過程を経て残りの吸収体コアが濡れることになる。これは、吸収体コ アによる液体の吸収が、吸収された液体の排出よりもかなり遅くなる効果を有す る。この結果、吸収体コアの吸収ゲル材料の粒子が完全に飽和する前、または、 液体が残りの吸収体コアに「ブロック」粒子を越えて拡散するか、または移動す ることができる前に吸収体コアからの漏れがよく起こる。 吸収ゲル材料を有するか、または有しないエアフェルトからなる吸収体コアを 有する吸収製品に存在する他の問題は、エアフェルトが濡れたときに、この構造 が壊れることである。吸収製品料が壊れると、それは、固まって堅くなり、非可 撓性となる。これは吸収製品を着用するには非常に不快感を生じる。 多くの労力がこれらの効果及び／または他の問題に向けられた。これらの労力 は、１９８６年９月９日にウエイスマン等に発行された米国特許第４，６１０， ６７８号、１９８７年６月１６日にウエイスマン等に発行された米国特許第４， ６７３，４０２及び１９８８年１月２７日に発行されたプロクター＆ギャンブル 社に発行されたヨーロッパ特許出願公開第２５４，４７６号に開示されている。 第１の特許、米国特許第４，６１０，６７８号は、親水性繊維と吸収ゲル材料 材料の混合体を有する可撓性高密度吸収構造体を開示している。この構造体は、 実質的に結合されない。（すなわち、それらは、比較的少数の繊維／繊維結合部 及び繊維／吸収ゲル材料粒子結合部を有する。）これは水または湿気に繊維及び 親水性粒子を露出することを避けることによって達成される。この構造体は、約 ０．１５乃至約１ｇ／ｃｍ３の密度まで圧縮される。結合部が無いことによって これらの構造は、最初濡れたときの容量を迅速に戻すことができ、吸収ゲル材料 の吸収製品料をさらに完全に利用することができる。 着心地を解決する１つの試みは、マシュー等に発行された米国特許第４，３９ ７，６４４号に開示されている。マシュー等の特許は、吸収層を包囲する、着心 地を向上させる層の使用を開示している。着心地を向上させる層は、流体トラン スファ層と称する。流体トランスファ層は、縮れた熱可塑性繊維、非熱可塑性繊 維、吸収性または超吸収性繊維及びセルロース繊維の束を有する。しかしながら 、基本的な吸収層は、従来のエアフェルトまたはセルロース繊維／エアフェルト 構造体である。 種々の目的のために吸収製品に熱可塑性材料を追加することを議論しているい くつかの他の特許に、エルドリッジ等に発行された米国特許第３，２８５，２４ ５号，グラブダールに発行された米国特許第３，５４５，４４ １号，フィツジェラルド等に発行された米国特許第３，９７６，０７４号，カラ ミ等に発行された米国特許第４，０４７，５３１号、シャウガーに発行された米 国特許第４，０５４，１４１号，バターワース等に発行された米国特許第４，０ ８２，８８６号及び４，１２９，１３２号，パテルに発行された米国特許第４， ２１４，５８２号及びパチエンス等に発行された米国特許第４，２１９，０２４ 号がある。 しかしながら、熱可塑性材料の使用を開示した特許は、濡れたとき、壊れる傾 向が小さい吸収製品を有し、その中のコア材料の使用を最適化する吸収製品を開 示していない。このように、吸収ゲル材料の粒子を追加的に有する改良された吸 収体コアの必要性が生じる。特に、濡れたとき、壊れる傾向が小さく、その中の コア材料の使用を最適化する吸収製品料をユ吸収製品の必要性が生じる。 したがって、本発明の目的は、上述した特性を有する吸収製品を形成すること である。 本発明のこれら及び他の目的は、添付図面を参照しながら次の説明を考慮する ときにさらに明らかになる。 発明の要約 本発明によれば、吸収体コアを有するおしめ、衛生ナプキン、大人用の失禁パ ンツまたはそれと同様なものは、異なるタイプの繊維を混合した吸収コアを有す る。 好ましくは、吸収製品は、好ましくは、液体透過性トップシートと、トップシ ートに結合された液体不透過性のバックシートと、トップシートとバックシート との間に配置された混合吸収体コアと、獲得層とを有する。吸収体コアは、短い 、小さいデニールの親水性繊維の第１のグループと、長い大きなデニールの合成 繊維の第２のグループとを有する均一な繊維混合体を有する。第１のグループの 繊維は、天然繊維、合成繊維またはクロスリンクセルース繊維を有するグループ から選択される。第２のグループの繊維は、前記吸収体コアの約５％乃至約９０ ％の間の重量がある。吸収体コアは、少なくとも約０．０９ｇ／ｃｍ３（１．５ ｇ／ｉｎｃｈ２）の密度まで圧縮される。 混合体コアは、吸収製品の基本的な吸収層として作用する。吸収製品は、（マ シュー等の生理用ナプキンのように）吸収体コアがねじれないように別の流体ト ランスファー層には依存しない。混合体コアは、湿気の存在により圧縮される。 これは、構造的な完全性が大きい吸収体コアを提供する結合部をつくる。混合体 コアは、たとえ、コア材料が製造中に湿気に当たるようになったとしても使用中 に濡れたときにその容量を取り戻すために大量の湿気感応繊維を含む。また、縮 れた繊維はコアを圧縮したときに互いにもつれる。この繊維のもつれによって使 用前にその密度を保持することにおいてコアを補助 する。 図面の簡単な説明 第１図は、本発明の好ましい生理用ナプキンの平面図である。 第２図は、第１図の線２−２に沿って切った概略横断面図である。 第３図は、生理用ナプキンの部材の他の構成を示す第２図と同様な概略横断面 図である。 第４図乃至第６図は、輪郭をとった形状の厚い生理用ナプキンの平面図および 線５−５及び６−６に沿った概略横断面図である。 第７図は、縮れた不織布を有する開口を有するトップシートの概略断面図であ る。 第８図は、伸長部材を含む生理用ナプキンの組み立てを示す分解斜視図である 。 第９図は、複数のリブを有する混合した吸収体コアの一部の概略断面図である 。 発明の詳細な説明 １．導入部 本発明は、異なるタイプの繊維を混合した吸収体コアを有するおしめ、生理用 ナプキン、大人用失禁用品及びそれと同様なものの吸収製品に関する。 ここに使用する用語の「吸収製品」は、体の排出物を吸収し、それを保持する 材料を言う。特に、この用語は、 体から排出された種々の排泄物を吸収し、それを保持するために着用者の体に対 してまたはそれに接近するように配置される吸収製品を言う。用語の「吸収製品 」は、おしめ、生理用ナプキン、下着、失禁用パッド、及びそれと同様なものを 含む。用語の「使い捨て」は、一回使用した後に廃棄すること、好ましくは、リ サイクルして組み立てるか、または環境的に矛盾しない方法で廃棄される品目を 言う。（すなわち、それらは、吸収製品として洗濯し、そうでなければ修繕する か、または再び使用することを意図するものではない。） 吸収製品は、参照符号２０で示す生理用ナプキンである。 ここに使用する用語の「生理用ナプキン」は、体から排泄された種々の排泄物 （例えば、血液、メンス液及び尿）を吸収し、それを保持することを意図する、 女性によって外陰部に隣接するように着用される吸収製品を言う。しかしながら 、本発明は、図面に示すような特定のタイプまたは形状の吸収製品には制限され ない。 生理用ナプキン２０は、２つの面、すなわち、体に接触する面、すなわち「体 表面」２０Ａ及び下着面２０Ｂとを有する。生理用ナプキン２０は、その体表面 ２０Ａから見えるように第１図に示す。体表面２０Ａは、着用者の体に隣接する ように着用するようになっている。生理用ナプキン２０の着衣側面２０Ｂ（第２ 図に示す）は、 反対側にあり、生理用ナプキン２０を着用したときに、着用者の下着に隣接する ように配置するようになっている。 生理用ナプキン２０は、２つの中央ライン、長手方向の中央ラインＬ及び横断 中央ラインＴを有する。ここに使用する用語の「長手方向」は、生理用ナプキン ２０を着用したとき、立った着用者の体を左及び右半分に２等分する垂直平面に ほぼ整合した（例えば、ほぼそれと平行な）生理用ナプキン２０の平面の線、軸 線または方向を言う。ここに使用する用語の「横断」または「側方」は、互換す ることができ、長手方向にほぼ直角な生理用ナプキン２０の平面内にあるライン 、軸線または方向を言う。第１図は、生理用ナプキン２０の周縁部２６を形成す る、２つの間隔を置いた長手方向すなわち側縁２２及び２つの間隔を置いた横断 すなわち端縁部２４を有することを示す。 生理用ナプキン２０は、比較的厚いまたは比較的薄い厚さである。図面の第１ 図乃至第３図に示す生理用ナプキン２０の実施例は、比較的薄い生理用ナプキン の例である。しかしながら、これらの図面を見るとき、図示した材料層の数は、 実際のものよりも厚く見えるように示されていることを理解しなければならない 。好ましくは、「薄い」生理用ナプキン２０は、約３ｍｍ未満の厚さである。こ の薄い生理用ナプキン２０は、それが着用者に とって快適であるように比較的可撓性を有しなければならないことを理解すべき である。 第２図は、生理用ナプキンの個々の部品を示す。本発明の生理用ナプキン２０ は、少なくとも３つの主な部品を有する。これらは、液体透過性トップシート２ ８と、液体不透過性バックシート（または障壁手段）３０と、吸収体コア３２と を有する。吸収体コア３２は、トップシート２８とバックシート３０との間に配 置される。第２図に示す生理用ナプキン２０は、液体透過性獲得層（すなわち、 獲得シート）３４を含む。獲得層３４は、トップシート２８と吸収体コア３２の 間に配置された別のエレメントであるか、またはトップシート２８の部分か、ま たはコア３２の部分を有する。好ましくは、生理用ナプキン２０は、着用者の下 着の股の部分の周りに折り曲げられる追加的な側方フラップまたはウイング３６ を有する。図示した生理用ナプキン２０は、生理用ナプキン２０を着用者の下着 に取り付けるために接着固定手段３８を有する。取り外し可能なリリースライナ ４０は、接着固定手段３８をカバーして使用前に接着剤が下着の股の部分以外の 表面に張り付くことを防止する。 ２．吸収製品の各部材 生理用ナプキンの個々の部材を詳細に検討する。 トップシート トップシ一卜２８は、生理用ナプキンを使用するとき に、使用者の皮膚に接近するように配置される液体透過性部材を有する。トップ シート２８は、好ましくは、柔軟で柔らかい感じで、使用者の皮膚をできるだけ 刺激しないものが好ましい。トップシート２８は、良好な浸透性及び再び濡れる 傾向を示し、体の排出を迅速に貫通することを可能にするが、この排出物はトッ プシート２８を通って着用者の皮膚に向かって逆流することはできない。また、 トップシート２８は、トップシート２８に浸透するメンス液及び他の排出物を覆 うために不透明であることが好ましい。 トップシート２８は、体に面する側面２８Ａ及び下着に面する側面（すなわち コアに面する側面）２８Ｂを含む２つの側面を有する。トップシート２８の本体 に面する側面２８Ａは、生理用ナプキン２０の体に接触する面（体の表面）の少 なくとも一部を形成する。トップシート２８は、２つの長手方向の縁部２８Ｃ及 び２つの端縁部２８Ｄを有する。（生理用ナプキンの他の部材として同様の多数 の参照符号指示方法を使用する。すなわち、着用者の体に面する部材の側面は、 部材の参照符号及び参照文字Ａによって指定する。着用者の下着に面する側面は 、部材の数及び文字Ｂによって指定する。側面及び端部縁部は、部材の参照数字 と文字Ｃ及びＤによって指定する。） 適当なトップシート２８は織物、及び不織材料、開口 が形成された熱可塑性フィルム、開口プラスティックフィルム、ヒドロ成形フィ ルム（ｈｙｄｒｏ−ｆｏｒｍｅｄ ｆｉｌｍｓ）、多孔性発泡体、網状発泡体、 網状熱可塑性フィルム及び熱可塑性綿布を含む広範な材料で製造されるが、それ には制限されない。トップシート２８に使用する織物及び不織材料は、天然繊維 （例えば、木または木綿繊維）、合成繊維（例えば、ポリエステル、ポリプロピ レン繊維及びポリエチレン、またはポリビニールアルコール、澱粉ベース樹脂、 ポリウレタン、セルロースエステル、ナイロン及びレーヨン繊維）または天然及 び合成繊維の組み合わせから製造される。トップシート２８ととして有孔フィル ムが好ましい。なぜならば、それらは液体を透過し、適切に開口を有するならば 、その液体が逆に戻り着用者の皮膚を再び濡らす傾向が減少するからである。 適当に形成されたフィルムは次の米国特許に開示されている。１９７５年１２ 月３０日にトンプソンに発行された米国特許第３，９２９，１３５号，１９８２ 年４月１３にムラーネ等に発行された米国特許第４，３２４，４２６号、１９８ ２年８月３日にラデル等に発行された米国特許第４，３４２，３１４号、１９８ ４年７月３１日にアー等に発行された米国特許第４，４６３，０４５号及び１９ ９１年４月９日にバードに発行された米国特許第５，００６，３９４号である。 追加的に適切に形成 されたヒドロ成形フィルムは、クーロ等に発行された米国特許第４，６０９，５ １８号、４，６２９，６４３号、４，６９５，４２２号，４，７７２，４４４号 ，４，７７８，６４４号及びクーロ等に発行された４，８３９，２１６号，オー レッテ等に発行された米国特許第４，６３７，８１９号に開示されている。他の 実施例において、トップシート２８は、プラスティックフィルムに重なる不織布 材料を有する。このようなトップシートは、１９９１年１１月１９日にアジズ等 によって出願された米国特許出願第０７／７９４，７４５号にさらに詳細に説明 されている。トップシートとして使用する上でさらに他の材料として適当なもの は、１９８８年、１０月４日にハギー等に発行された米国特許第５，０２３，１ ２４号、１９９１年６月１１日にコバヤシに発行された米国特許第５，０２３， １２４号及びスダ等の名において１９８９年３月１日に発行されたヨーロッパ特 許出願０３０４６１７Ａ２に開示されている。 （第７図に示すように）他の実施例において、トップシート２８は、繊維がも つれたフィルムを有する。用語の「繊維がもつれたフィルム」は、それらの開口 部及びその周りでもつれた繊維を有する開口フィルムを言う。このようなトップ シートの開ロフィルムは、上述したフィルムまたは綿布を有する。このフィルム は、機械的に、または熱機械的にもつれた不織繊維４２′を有する。繊 維は、コアに面する側面２８Ｂの方向からまたはそれに沿ってもつれるのがよい 。繊維がもつれたトップシート材料２８は、開口フィルム２７と不織繊維４２′ の間でさらに緊密に接触を行う。これは、フィルムを通って繊維４２′及び吸収 体コア３２または獲得層３４まで液体の移動を改良する利点を有する。また、フ ィルム２７は、下に配置されたもつれた繊維４２′から分かれずフィルム２７が 着用者の体の裂け目に移動しないから着用感が改良される。 他の好ましい実施例において（第８図参照）、生理用ナプキン２０は、それを 着用したとき、伸長可能な（すなわち、特に、長手方向に引き伸ばすことができ る部材を有する）。好ましくは、生理用ナプキン２０は、伸びない長さにおける 約１５％と約４０％との間で伸長可能である。この伸長性は、使用中のよりよい 適合、着用者の下着への取り付けの支持、着心地及び汚れを低減することができ るようにする。他の実施例において、生理用ナプキン２０の部材の制限された部 分のみが伸長することができる。 第８図に示す実施例において、使用するトップシート２８の１つのタイプは、 米国特許第４，４６３，０４５号に従ってつくることができ、長手方向の伸長性 の度合いによって、それを製造することができるリングロールを提供する。リン グローリングまたは「予備波形部分」 は、１９７８年８月１５日にシソンに発行された米国特許第４，１０７，３６４ 号，１９８９年５月３０日にサベーに発行された米国特許第４，８３４，７４１ 号，次のＰＣＴ特許出願のすべて、１９９２年９月１７日、ジェラルドＭ．ウエ ーバー等の名で発行された公開公報Ｗ０９２／２５４４４号，ケネス．Ｂ．ブエ ル等の名称で発行されたＷＯ９２／１５４４６号，１９９２年９月１７日にＭ． ウエーバー等の名で公開されたＷＯ９２／１５４４５号に公開されている。トッ プシートの波形の折線は、トップシートが長手方向に伸長可能なように、横断方 向に配置されなければならない。このようなトップシートは、１９９１年７月２ ３日に出願された米国特許出願，トンプソン等により出願された米国０７／７３ ４，３９２号，ブエンガー等により出願された０７／７３４，４０５号に詳細に 開示されている。これらの後の特許出願は、まとめて「毛細孔繊維」特許出願と 称する。 さらに、本発明の好ましい実施例において、トップシート２８の少なくとも一 部を表面活性剤で処理する。これは、当業者によく知られた通常の技術で達成す ることができる。トップシートを表面活性剤で処理する適当な方法は、オズボー ンに発行された米国特許第４，９５０，２６４号，及び５，００９，６５３号及 び１９９１年９月１９日にアジズによって出願された米国特許第０７／７９４， ７４５号に開示されている。この後者の特許出 願は、表面活性剤で不織／開口熱可塑性成形材料フィルムのトップシートを処理 することを開示している。表面活性剤は、熱可塑性成形フィルムを形成するため に使用される樹脂と組み合わせることが好ましい。 表面活性剤でトップシート２８を処理することは、トップシート２８の表面を さらに親水性にする。これは、液体が、トップシートを処理しない場合よりも、 トップシート２８により迅速に浸透することになる。これは、体液がトップシー ト２８を通って流れないで、トップシート２８から流れ出る可能性を小さくする 。 Ｂ．獲得層 獲得層（または、獲得／配分層または獲得シート）３４を第２図に示す。それ は、トップシート２８と吸収体コア３２（の少なくとも一部）の間に配置されて いる。 第２図に示す実施例において、獲得層３４は、不織材料の折られたシートであ る。しかしながら、獲得層３４は折られたシートである必要はないことを理解す べきである。ここに使用するような用語の「層」または「ウエブ」は、一枚の折 られないシート、折られたシート、ストリップ材料、結合されない、または結合 繊維、複数の層または材料の薄層、またはこのような材料の他の組み合わせを含 むが、それに制限されない。これら２つの用語は、一枚の折られないシートまた は材料のシートであるがそれには制限されない。 第２図において、獲得層３４は、「２重」にＺ形に折られたシートである。詳 細に言えば、このシート２４は、生理用ナプキンを横断ラインに沿って切断する とき、折られたシートの左半分は、断面で反転した「ｚ」形状であり、右半分は 「ｚ」形状のように見えるように折られている。好ましくは、シート３４は、平 面図で矩形のストリップとして見える上方部分５４を有するように折ることが好 ましい。このような折られた構成は、ビスチャ等によって１９９０年１０月２９ 日に出願された米国特許出願第０７／６０５，５８３号に詳細に説明されている 。 第３図は、生理用ナプキン２０の部材の他の構成を示す、第２図のものと同じ 簡単な断面図である。第３図において、獲得層３４は、コア３２の上面に分かれ た層が配置されているのではなく、薄層吸収体コア３２構造体の上層を形成する １つの層（または部材）である。 獲得層３４は、吸収体コア３２上に、またはその中への浸透を改良するように 作用する。獲得層３４及びトップシート２８の組み合わせは、オズボーンに発行 された米国特許第４，９５０，２６４号及び５，００９，６５３号に詳細に説明 された向上した噴出獲得性及び掃引獲得性を備えた生理用ナプキンを形成する（ 従って、獲得層３４は、掃引獲得シートと称される）。 獲得層３４は、いくつかの特性を有しなければならな い。獲得層３４は、液体浸透性を有しなければならない。獲得層３４は、柔らか い、柔軟な感じで使用者の皮膚に刺激を与えないものが好ましい。それは、オス ボーンに付与された上述した特許に開示されたような排出部を拡散することがで きる材料からつくられる。この材料は、それらに結合されるトップシート２８を 有することが好ましい。また、この獲得層３４は、伸長性を備えていてもよい。 獲得層３４は、体に面する面（または側）３４Ａと、下着に面する面（側）３４ Ｂとを有する。 獲得層３４は、親水性でなければならない。獲得層３４を有する繊維またはヤ ーン４２は、元来親水性である。他の例として、それらを親水性であるように処 理する。繊維を親水性にする適当な方法は、それらを表面活性剤で処理すること を含む。この繊維は、獲得層を有する材料を表面活性剤でスプレーするか、また は材料を表面活性剤に含浸することによって処理する。このような処理及び親水 性の詳細な説明は、レイジング等及びレイジングに付与された米国特許第４，９ ８８，３４４号及び４，９８８，３４５号に含まれる。これらの繊維の親水性は 、獲得層３４が、トップシート２８を通る液体排出層３４を下から引くことがで きるようにする。 獲得層３４は、織物材料または不織布材料から製造される。これらの材料は、 合成材料、または一部が合成材料で一部が天然材料であってもよい。適当な合成 繊維は、 ポリエステル、ポリプロピレン、ナイロン、ビスコースレーヨン繊維またはセル ロースアセテートを含むが、ポリエステル繊維が好ましい。適切な天然繊維は、 木綿、セルロースまたは他の天然繊維を含む。また、獲得層３４は、少なくとも 一部がクロスリンクされたセルロース繊維から形成される。適当なクロスリンク セルロース繊維は、１９８９年１２月１９日にクック等に発行された米国特許第 ４，８８８，０９３号、ディーン等に１９８９年４月１８日に発行された米国特 許第４，８２２，５４３号、１９８９年１２月２６日に発行された米国特許第４ ，８８９，５９５号、１９９０年２月６日にモーレ等に発行された米国特許第４ ，８９８，６４２号、１９９０年１月１９にラッシュ等に発行された米国特許第 ４，９３５，０２２号に開示されている。また、獲得層３４は、毛管孔繊維（す なわち、好ましくはそれらの外面に、中に形成された孔を有する繊維）を有する 。このような繊維は、１９９０年１０月１０に発行されたＥＰＯ特許出願０３９ １，８１４号、及び毛管孔繊維特許出願に詳細に開示されている。また、獲得層 ３４は、吸収体コアに使用するために以下に説明するものと同じ繊維の混合体の ような上述した材料の組み合わせ、他の等価材料または材料の組み合わせを有す る。 獲得層３４の繊維４２は、、第１に１つの方向に向いていることが好ましい。 典型的には、獲得層３４は、機 械方向（ＭＤ）を向いた繊維によって製造することができる。獲得層３４は、大 部分が長手方向を向いた繊維４２を有する製品に配置することができる。（すな わち、繊維４２は、生理用ナプキン２０の長手方向の中央線に平行である）。こ こに使用する用語（及び同様なフレーズ）の長手方向の中央線に「ほぼ平行な」 は、長手方向の中央線から離れた角度の繊維を含むことを意図する。これらの繊 維は、横方向よりさらに長手方向を向いている限りほぼ平行であると考慮される 。獲得層３４の繊維４２の向きは、獲得層３４に配置された液体排出物を所望な ように浸透させ、吸収体コア３２の端部３２Ｄに向かって配分する。 獲得層３４は、適切な大きさを有する。この獲得層３４は、吸収体コアの幅全 体には伸びない。例えば、獲得層３４は、第１図及び第２図に示したＺ形に折ら れたシートの上方部分５４と同様に配置された（及び同じ大きさの）ストリップ 形である。もし不織布であるならば、獲得層３４は、多数の異なる処理によって 製造される。これらは、溶融吹き付け、スパンボンド、カードを含むがそれには 制限されず、後者で、好ましいのは、熱結合、スルーエア結合、粉末結合、ラテ ックス結合、用材結合またはスパンレース処理を含む。後者の処理が好ましい。 なぜならば、それは、このような処理において一方向に繊維を向けることが容易 であるからである。 １つの好ましい実施例において、獲得層３４は、永久的に濡れている繊維を有 するスパンレース不織ウエブを有する。好ましくは、獲得層３４は、３０ｇ／ヤ ード２（３５ｇ／ｍ２）である。このタイプのスパンレース織物は、マサチュー セッツ州ワールポールのベルテック社によって製造されている。このスパンレー スの不織ウエブは、繊維の大部分が一方向を向くように形成されている。好まし い獲得層３４の繊維は、ＰＥＴ樹脂であり、ＣＥＬＷＥＴとして知られる永久に 濡れる特性を有するようにコートされる。このような繊維は、ノースカロライナ 州シャーロッテのホイステセラニーズ社から入手できる。ＣＥＬＷＥＴの完成品 は、ヒドロエンタングル不織繊維を有する開口フィルムまたは麻布を有するトッ プシート２８を有する生理用ナプキンに使用することが特に好ましい。なぜなら ば、それによってコートされた繊維は、ヒドロエンタングル処理の後、血液がよ く浸透する前に、親水性を非常によく残すようになっている。 トップシート２８は、獲得層３４に接触するように固定されている。この関係 は、液体がトップシート２８をより迅速に通過するようにする。従来の製品にお いて、トップシート２８は、最初は、下層及びトップシート２８との間に接着剤 を適用することによって下層に接触するように維持される。 図面の第１図乃至第３図の実施例において、トップシ ート２８は、トップシート２８と獲得層３４とを溶融結合することによって下の 獲得層３４に対面する関係に接続される。トップシート２８と獲得層３４の面は 生理用ナプキンの主本体２１にある各面の部分に結合され、この各面の部分は、 生理用ナプキン２０の周縁部２６の周りのシーム６４のような液体不透過シーム の内側にある。（用語の「内側」の意味は、長手方向及び横方向の中央ラインに 向かうことを意味する。） トップシート２８と獲得層３４の結合は、熱及び／または圧力結合、超音波結 合、動的な機械結合及びそれと同様なものによって達成される。圧力は、反対に 回転するロールの間に２つの部材を移動し、アンビル上に材料を配置し、材料上 でプラテンを下側に押し、真空圧及びそれと同様なものを適用することによって 圧力を適当な方法で加える事ができる。 トップシート２８を獲得層３４に結合する場合に使用するようになっている適 切な手段は、少なくともいくつかの次の特許、すなわち、シェーファー米国特許 第４，４３０，１４８号、キーヴィト等の米国特許第４，５１５，５９５号、パ ーソンの米国特許第４，５３１，９９９号、ラッシュ等の米国特許第４，７１０ ，１８９号及び４，８０８，２５２号、ウイルハイトＪｒ等の米国特許第４，８ ２３，７８３号、及びバル等に発行された米国特許第４，８５４，９８４号に開 示されている。 好ましくは、溶融結合は、個々の溶融結合部のパターンを有する。個々の結合 部４４は、平面形状である。例えば、結合部は、直線または湾曲線、円形、矩形 、三角形、六角形及びそれと同様なもの、または不規則な形状である。結合部４ ４は多数の異なる方法で配置される。 第１図は、好ましい結合パターンを示す。溶融結合部４４は、円形の結合部を 有する異なる取り付け点を有する。結合部４４は、生理用ナプキンの主本体部分 ２１の完全な本体面２０Ａ上に配分されている。（主本体部分２１は、フラップ が伸びている生理用ナプキンの部分である。第１図に示す結合パターンは、複数 の大きい結合部４４Ａと複数の小さい結合部４４Ｂを有する。大きな結合部４４ Ａは、生理用ナプキンの長手方向の中心領域４６に位置している。小さい結合部 ４４Ｂは、生理用ナプキンの長手方向の側方領域４８に位置している。 また、トップシート２８及び獲得層３４（または他の下層）は、他の適当な取 り付け手段またはこのような他の手段及び上述した手段の組み合わせによって少 なくとも一部が固定される。また、トップシート２８及び獲得層３４は、接着剤 のような従来技術によって少なくとも一部が固定される。 もし、接着剤を使用するならば、接着剤を接着剤が一様な連続的な層、パター ン化層、または分かれた線の配列、螺旋または点になるように適用することがで きる。 好ましくは、接着剤の取り付けは、１９８６年３月４日にミネトラ等に発行され た米国特許第４，５７３，９８６号に開示されているような接着剤フィラメント の開放パターンネットワーク、または１９７５年１０月７日にスプレーグに発行 された米国特許第３，９１１，１７３号、１９７８年１１月２７日にツエイカー に発行された米国特許第４，７８５，９９６号、１９８９年１月２７日にウエレ ニックに発行された米国特許第４，８４２，６６６号に示される装置及び方法に よって説明されるような螺旋パターンに巻かれた接着性フィラメントのいくつか の線を有するフィラメントの開放パターンネットワークを有する。適当な接着剤 は、ウイスコンシン州ＦＬＭグローブのフィンドレイアドヘッシブ社によって製 造されている。 他の実施例において、トップシート２８及び獲得層３４は、機械及び熱機械的 に縮れを形成することによって少なくとも部分的に取り付けられる。 Ｃ．吸収体コア 吸収体コアは、トップシート２８とバックシート３０の間に配置されている。 吸収体コア３２は、メンス液体及び体からの他の排出物を吸収する手段を提供す る。吸収体コア３２は、通常、少なくともわずかに圧縮性があり（しかし、好ま しくは、収縮しない）、使用者の皮膚に対して快適で、非刺激性である。 本発明に使用される吸収体コア３２は、「混合」コアと称される。この特定の コアの構成は、薄い製品に使用する薄いウエブとして、第１図乃至第３図に、比 較的厚い生理用ナプキン２０に使用するウエブとして第４図乃至第６図に示す。 混合吸収体コア３２は、繊維の一様な混合体の形態の繊維のバット（ｂａｔｔ） を有する。混合コア３２は、少なくとも２つのグループ（タイプ）の繊維を有す る。これらは小さいデニールの、比較的短い親水性繊維の第１のグループ（また はタイプ）を有する。第２のグループ（またはタイプ）の繊維は、約５％の、好 ましくは、少なくとも約１０乃至２０％から約９０％の大きなデニールの長い湿 気感応合成繊維を有する。２つのグループの繊維の混合比は、異なるタイプの吸 収製品にとって望ましい特性を生じるように変化する。（この説明に特定される すべての割合は、他に断らない限り重量による割合である。） 第１のグループの繊維は、木綿のような天然繊維を有するか、または（エアフ ェルトのような細かくされた木のパルプの形態であるセルロース）である。第１ のグループの繊維は、ＰＥＴ）ポリプロピレン、ポリエチレン、レーヨン、化学 熱機械パルプ（または「ＣＴＭＰまたはＴＭＰ」）、グラウンドウッド、または クロスリンクセルロース繊維のような化学的に変形された繊維を含むが、それに は制限されない。繊維の第１のグループの繊維は、 元来親水性であるか、またはそれらを親水性にするように前述したような方法で それらを処理することによって親水性とすることができる。 第１のグループの繊維が濡れるときに、その圧縮抵抗の実質的な部分を維持す る比較的堅い繊維を選択することによって性能が改良される。（すなわち、繊維 は、高い圧縮率を有しなければならない。）好ましくは、選択された繊維は、濡 れた状態及び乾燥状態の双方において圧縮抵抗があり、濡れ弾性及び乾燥弾性が ある（すなわち、それらは、圧縮したときに、圧縮に抵抗して弾性で戻る傾向が ある。）特に、クロスリンクセルロース繊維は、これらの基準に特に好ましい。 （しかしながら、クロスリンクセルロース繊維は、それらがそれ自身、もはや合 成または天然繊維として考慮されないように十分に変形されることを理解すべき である。） 第２のグループの繊維は、濡れたとき、高い圧縮率を有しなければならず、ま た比較的高い率を維持しなければならない。繊維の第２のグループは、好ましく は、濡れ弾性及び乾燥弾性を有しなければならない。適当な繊維は、獲得層３４ の繊維として使用するに適した上述した材料を含むが、それには制限されない。 （しかしながら、繊維の長さ、デニール等は、同じでなくともよい。いくつかの 好ましい繊維の長さ等は、以下に説明する。） 第２のグループの繊維は、第１のグループの繊維より も長いこといが好ましい。好ましくは、第２のグループの繊維は、約１／４イン チ（約０．６ｃｍ）の長さ以上であり、好ましくは、約１／２インチ（約１．３ ｃｍ）の長さがさらに好ましい。第２のグループの繊維のデニールは、第１のグ ループの繊維のデニールより大きいことが好ましい。好ましくは、第２のグルー プの繊維は、約４乃至４．５と約５０乃至６０、または約６と約４０の間のフィ ラメント毎のデニールを有する。特に好ましいのは、デニールは、約１２または 約３０の間、特に好ましいのは、約１２及び約２５である。 第２のグループの繊維は、湿気不感応型である。すなわち、このグループの繊 維は、湿気の存在によっては余り影響を受けない（従って、濡れたときに収縮し ない）。しかしながら、これらの繊維は、その表面に沿って液体を搬送する。第 ２のグループの繊維は、親水性、疎水性または一部が親水性及び一部が疎水性で ある。第２のグループの繊維は、（セルロース部材である）少なくともある親水 性部材を有することが好ましい。第２のグループの繊維は、多数の適当な方法で 、親水性部材を備えている。これらは、繊維の少なくともその表面を親水性にす るようにコーティングするか、または処理することを含むが、それに制限されな い。 第２のグループの繊維に使用する合成繊維の１つの他のタイプは、縮れたポリ エステル繊維である。他の適当 な合成繊維は、ＫＯＤＥＬ２００及び４００シリーズのＰＥＴ繊維としてイース トマンコダック社のテキスタイル繊維部門のキングスポートから市販されている 。１つの適当なタイプの合成バインダ繊維は、ＫＯＤＥＬ４１０繊維である。適 当なポリエステル繊維は、ＫＯＤＥＬ４３１繊維である。これらのＫＯＤＥＬ繊 維は、直線で１インチ（すなわち２．５ｃｍ）毎に、約５と７、好ましくは、約 ６さらに好ましくは、６．３の間の縮れ頻度で縮れていることが望ましい。この 繊維は、約７０°と約９１゜の間の縮れ角度で縮れることが好ましい。縮れは、 他の所望の特性の間で改良された弾性を備えた繊維を提供する。繊維はフィラメ ント毎に１５デニールを有し、０，５インチ（約１．３ｃｍ）の長さを有する。 それらは、従来知られた適切な方法によって仕上げられた親水性または疎水性を 有するようにコートされる。 他の実施例において、第１のグループの繊維の天然繊維を（親水性表面を有す る）非常に短い、低いデニールの合成繊維と置き換えることができる。この状態 の混合体コア３２は、短い、低いデニールの（ＣＥＬＷＥＴ仕上げのポリエステ ルのような）親水性の第１のグループの合成繊維から成る。 このような混合体コアは、コアの吸収能力を増大するためにヒドロゲル形成ポ リマーゲル剤の粒子を含む。 吸収体コア３２に使用されるポリマーゲル剤は、ヒド ロゲル形成ポリマーゲル剤の粒子を含む。ここに使用するような用語の「粒子」 は、ペレット、フレークまたは繊維形態の粒子を称する。ここで使用するポリマ ー材料の好ましいタイプの特性及びこれらのポリマー粒子を準備するために使用 される方法のタイプは、ワイズマン等に発行された米国特許第４，６７３，４０ ２号、オズボーンに発行された米国特許第５，００９，６５３号に詳細に開示さ れている。 １つの好ましい実施例において、ヒドロゲル形成ポリマーゲル剤は、「高速」 吸収ゲル材料を有する。ここで使用する用語の「高速」吸収ゲル材料は、約１０ 秒以下でそれらの能力の少なくとも約４０％，好ましくは、少なくとも約５０％ ，及び最も好ましくは、少なくとも約９０％に達する速度で排出物を吸収するこ とができる吸収ゲル材料を意味する。能力の百分率における適当な方法は、１９ ９１年１月３日にノエル等によって出願された米国特許出願第０７／６３７，０ ９０号及び１９９２年２月２３日にフェイスト等によって公開された国際公開Ｗ Ｏ９２／１１８３１号に開示されている。他の実施例において、高速吸収ゲル材 料を他の適当なタイプ（または通常の速度の）吸収ゲル材料と混合することも可 能である。 好ましくは、直前に説明した実施例において、高速吸収ゲル材料は、繊維形態 である。（必ずしも高速繊維吸 収ゲル材料を通らない）このような繊維は、１９８９年８月８日にブーランド等 に発行された米国特許第４，８８５，１７９号に完全に開示される。個々に使用 する用語の「繊維吸収ゲル材料」は、完全な吸収ゲル材料及び２重の部材の繊維 を有する繊維の形態の吸収ゲル材料を含み、これらの繊維は、少なくともその一 部が吸収ゲル材料でコートされた表面を有する他の材料を有する。適当な繊維吸 収ゲル材料は、日本の東大阪の蝶理社から商標名ランシールＦで市販されている アクリル繊維材料と、ハーキュレイ社から商標名アクアロンＣで市販されている アクリル繊維材料とを含む。適当な高速繊維吸収ゲル材料は、ペンシルバニヤ州 ニュートンスクエアのアルコケミカル社によって製造されるＦＩＢＥＲＳＯＲＢ ＳＡ７０００またばＳＡ７２００として知られている。 ヒドロ形成ポリマーゲル剤の有効な使用は、ブレンドコアを改良する。高濃度 のヒドロゲル形成ポリマーゲル剤を使用することも可能である。 混合体吸収体コア３２は、少なくとも約１．５ｇ／立法インチ（約０．０９ｇ ／ｃｍ３）の密度まで圧縮することが好ましい。混合されたコア３２は、良好な 柔軟性及び可撓性を維持する間に流体の浸透を改良するために少なくとも約４． ０ｇ／立方インチ（約０．２５ｇ／ｃｍ３）程の濃度まで圧縮される。（上述し たように特定された密度値は、吸収ゲル材料の粒子の重量を含まな い。） 混合吸収体コア３２は、約０．３５ｇ／ｃｍ３から約０．４０ｇ／ｃｍ３程の 高い密度まで圧縮される。しかしながら、これらの高密度のコアはむしろ堅くな る。従って、コアが約０．３５ｇ／ｃｍ３から約０．４０ｇ／ｃｍ３の密度まで 圧縮されるならば、それを使用するために配置する前に、それをさらに柔軟にす るために機械的に柔軟にするか、または操作することが好ましい。 圧縮は、吸収体コア３２全体に行われるか、または選択部分にのみ適用される 。パターン化された圧縮は、特定の必要性における流体の処理特性の設計を可能 にする。例えば、密度は、流体獲得速度を最大限にするために、流体目標領域に おいて非常に低く、流体の移動を最大限にするためにコアの縁部近傍で非常に大 きい。 特に好ましい実施例において、改良された吸収体コア３２は、ほぼ１５％のフ ィラメント毎の０．５インチ（１．２７ｃｍ）の長さ、１５デニールのクリンプ ポリエステル繊維及び約８５％のクロスリンクセルロース繊維からなる。ポリエ ステル繊維は、直線的なインチ（すなわち、２．５ｃｍにおいて）約６個の縮れ 頻度で縮れていることが好ましい。繊維は約９０゜の縮れ角度で縮れていること が好ましい。コア３２は、約１ｇ／立方インチ（約０．０６ｇ／ｃｍ３）の密度 まで圧縮されることが好ましい。 吸収体コア３２は、追加的にコアに強度を与えるためにラテックスを噴霧する 。ラテックスはコアの一方の面または双方の面に噴霧することによって行われる 。この目的のために、適当な１つのラテックスはフィラデルフィア州のローム＆ ハス社から市販されているＴＲ５２０として知られている。ラテックスは、それ がクロスリンクまたは硬化するまで加熱される。 また、吸収体コア３２は、液体を受けるコアの性能を増大するために（すなわ ち、コアに液体を搬送するため、またそのコアを通すために）表面活性剤で処理 する。これは、コアが高密度の合成（例えば、ポリエステル）繊維を有するとき に、特に有効である。適当な表面活性剤は、ＰＥＧＯＳＰＥＲＳＥ２００ＭＬ及 びＰＬＵＲＯＮＩＣＬ９２として市場で知られているものを含む。この表面活性 剤は、適切な方法で加えられる。好ましくは、表面活性剤は、吸収体コアの体に 面する側３２Ａに噴霧することによって適用される。 第９図は、間にリブ７２を有する複数の間隔を置いた圧縮領域７０を備えてい る。このリブ７２は、ほぼ長手方向を向いていることが好ましい。圧縮領域７０ は、ウエブを圧縮するために適当な処理によって形成することができる。コア３ ２は、圧縮領域７０とリブ７２の間に密度差を有する。第９図に示すコア３２は 、その中に特定される密度に圧縮される少なくとも１つの領域（すな わち、圧縮領域７０またはリブ７２）を有しなければならない。好ましくは、双 方の領域は、ここに特定した密度範囲にある。 混合体吸収体コア３２は、全体的なコアとして使用することができるか、また は層構造の中の１つまたはそれ以上の層として使用することができる。混合され た吸収体コア３２は、獲得層３４を有するか、または有せずに使用することがで きる。 第４図乃至第６図は、コア材料の層を、「輪郭」を有する生理用ナプキンを製 造するように使用する、コア３２の一例を示す。輪郭を有する生理用ナプキン２ ０は、生理用ナプキンの中心において厚く、縁部２２及び２４に向かって薄くな る。第５図及び第６図は、輪郭を有する生理用ナプキン２０を、短い長さ及び幅 を有するナプキンの上層に、比較的長い長さ及び幅の大きさを有する層を張り付 けることによって作ることを示す。 層構造において、１つまたはそれ以上の層は、すべてがセルロースまたはセル ロース／ヒドロゲル形成ポリマー材料混合体から製造することができる。この層 は、異なる繊維及び／または吸収ゲル材料を有する。追加的な液体収容能力を提 供するために、例えば、高い割合の吸収ゲル材料が下層に設けられる。 混合体吸収体コア３２は、性能を向上させると考慮される。混合体吸収体コア は、改良された流体獲得速度及 び吸収性能を改良する。これらの改良点は、漏れを減少することである。また、 吸収体コアは、さらに小さく薄く製造され、品物を着用するのにさらに快適にす る。コアの強度は、長く縮れた合成繊維によって改良される。これらの改良特性 は、多数の要因によるものと考慮される。 複合した吸収体コアは、セルロース全体からなるコアよりも小さい濡れ密度を 有する。低い濡れ密度は、合成繊維の存在から生じる。水は合成繊維には吸収さ れないから、繊維の係数は、濡れたときに変化せず、それらは収縮しない。セル ロース繊維が濡れることによって、これらの繊維の繊維対繊維の水素結合を放出 する。低い濡れ密度は、改良された獲得速度及び高い吸収性能を備えた混合体吸 収体コアを提供する。低い濡れ密度は、膨張するポリマー材料の余地がさらにあ るから、繊維マトリクスに含まれるヒドロゲル形成ポリマー材料が大量の液体を 吸収することができるようにする。 第１のグループの繊維は、漏れを減少する補助となる。この混合体コアは、多 数の小さい毛管を形成し、そのコアは、第２のグループの繊維を有しないように 使用するに適当であるタイプの１００％の繊維からなる。これらの小さい毛管は 、トップシートを通り、コアが着用者の皮膚から離すように液体を引っ張ること ができるようにする。これは、トップシートの表面及び着用者の皮膚の 表面に沿って流れることによって製品から出ることができる流体量を少なくする ことによって漏れ性能を改良する。 混合体コアの第１のグループの繊維は、搬送能力を形成する。この能力は、上 述した小さい毛管から生じる。この毛管は、コアの密度を高くすることによって 向上される。セルロースは、コアが、乾燥時に高い密度で維持されるようにする ことができ、それは純粋な合成物によっては通常達成することはできない。合成 繊維の存在によって、濡れているコアの部分を膨張させることができる。これは 、これらの濡れた部分の密度を小さくする。いまだに乾燥している隣接した密度 領域は、高い密度を有する。これは、小さい毛管を有するこれらの隣接した乾燥 領域を形成する。液体は、その結果、これらの隣接領域に流れようとする。これ は、吸収性能及び獲得速度を維持し、生理用ナプキンの表面を乾燥させる。 縮れた合成繊維は、コアに改良された圧縮抵抗及び弾性を与える。この弾性は 、液体がコアに吸収された後、圧力がコアに加えられた後であってもコアの中に 有効な空間を維持する。この有効空間は、吸収された液体の追加的な貯蔵空間を 形成する。また、液体を取り込んだ後に、吸収ゲル材料が膨張することができる 追加的な空間を提供する。 吸収体コア３２は、吸収製品の技術分野で使用される 他のタイプの材料を追加的に有することができる。適切な追加的なコア材料の例 は、縮れたセルロースワッディング、ピートモス等、または等価材料または材料 の組み合わせを含む。 他のタイプの吸収体コアの特性は、ここに言及することによって組み込まれた 特許及び書類に詳細に開示されている。追加的な特性は、これらの書類における 参照によって組み込まれた特許及び他の書類に開示されている。これらの文献の すべての内容はここに組み込まれている。さらに、他の適切な吸収体コアの構成 は、米国特許第４，９８８，３４４号及び４，９８８，３４５号及びデュンク等 により１９８９年１０月２２日に刊行されたヨーロッパ特許出願公開公報０１９ ８６８３号に開示されている。他の可能性のあるコア材料３２は、１９８４年１ ０月９日にゲレットに発行された米国特許第４，４７５，９１１号に開示されて いる。 生理用ナプキン（または他の吸収製品料２０）は、言及によって組み込まれた 特許に開示されたような追加的な層または他の部材を有する。例えば、吸収製品 は、トップシート２８と吸収体コア３２との間に配置された獲得層またはクロス リンクセルロース繊維のパッチを有する。 Ｄ．バックシート バックシート３０は、液体に対して不透過性である。 バックシート３０はメンス液及び他の体の排出物が使用者の衣服を汚すことを防 止するように作用する。この目的のために技術分野で使用する材料は、これに利 用することができる。適切な材料は、エンボスまたは非エンボス加工されたポリ エチレンフィルム及び薄いティッシュを含む。適当なポリエチレンフィルムは、 フィルムＮｏ．８０２０の商標名として取引されているモンサントケミカル社に よって製造される。 （典型的には、トップシート２８が主本体部分２１にのみ重なり、米国特許第 ５，００７，９０６号に開示されているようなフラップ３６の上面を形成するよ うに延びていない）生理用ナプキン２０の他の実施例において、バックシート３ ０は２層を有する。このようなケースの場合に、バックシート３０はバックシー トのコア面側３０Ａを形成するロフト材の第１の層を有する。第１の層の目的は 、使用者の体に対して快適で、非刺激性の表面を形成することである。ロフト層 は、不織材料のような適当な材料からなる。好ましくは、ロフト材料は、疎水性 の不織材料から成る。第２の層は、バックシート３０の下着の下着側３０Ｂに配 置され、流体不透過性フィルムを有する。この第２の層として厚さが約０．０１ 乃至約０．０５ミリメートルの小さい密度のポリエチレン材料がよく機能するこ とが分かった。モデルＸＰ−３９３８５の名称でエチル社、ビスクイーン部門に よって販売 されているポリエチレンフィルムは、この第２の層に特によく適していることが 分かった。またバックシート３０は、トップシート２８に関して疎水性の柔らか い布のような材料でつくってもよい。ポリエステルまたはポリオレフィン繊維の バックシート３０がよく機能することいが分かった。特に好ましい柔らかい、布 のようなバックシート３０は、ポリエステル不織材料の薄層及び１９８４年１０ 月９日にウンクに発行された米国特許第４，４７６，１８０号に開示されている 。 他の実施例において、バックシート３０は伸長可能である。特に好ましい伸長 性バックシート３０は、ウイスコンシン州ワウワトサのフィンドレイアドヘシブ 社によって製造されている接着剤フィルムフォーミュラ＃１９８−３３８であり 、これは毛細孔繊維特許出願に詳細に説明されている。 第１図乃至第２図に示すように、トップシート２８は生理用ナプキン２０の周 縁部２６の周りのシーム６４に沿ってバックシート３０に固定されることが好ま しい。シーム６４は、糊付け、クリンピングまたは溶融によって、この目的のた めにこの技術分野で通常使用されている手段によって形成される。これは製造を 容易にするために好ましい。（種々のエレメントを結合する他の手段も使用する ことができる。）例えば、他の可能性のある実施例は、吸収体コアをバックシー トに配置する前に、 吸収体コア３２を基本的に完全に包むものを含む。また、生理用ナプキン２０は 、スタンドアロンに対する十分な完全性を所有し、他の表面を液体不透過性にす るように処理する間に一方の表面で液体透過性である吸収体コアを有する。 第１図及び第２図は、生理用ナプキン２０を下着の股の部分に固定するように なっている接着剤固定手段３８のような固定具を示す。適当な接着固定具は米国 特許第４，９１７，６９７号にさらに詳細に説明されている。 本発明により使用される固定具は、接着取り付け手段には制限されない。この ような目的のために技術分野で使用される他のタイプの固定具を使用することが できる。例えば、生理用ナプキン２０は、１９９０年８月７日にバットレルに発 行された「圧力感応接着固定具及びそれを製造する方法」と題された米国特許第 ４，９４６，５２７号に開示された固定具によって着用者の下着に固定してもよ い。 接着剤固定手段３８は参照符号４０によって指示する取り外し可能なリリース ライナによってカバーされる。圧力感応接着剤は、使用前に接着剤が付着表面に 張り付くことを防ぐためにリリースライナ４０によってカバーしなければならな い。適当なリリースライナは、米国特許第４，９１７，６９７号に開示されてい る。生理用ナプキンのパッケージとして及び生理用ナプキンの接着剤 として作用する適切なラッパーは、１９８５年１２月３日にスワントン等に発行 された米国特許第４，５５６，１４６号に開示されている。 ３．他の実施例 本発明のいくつかの好ましい生理用ナプキンの実施例を説明したが、種々の他 のタイプの生理用ナプキンが有効であり、説明により開示される。これらは本発 明の熔融層を具備している。これらの生理用ナプキンは、１９８１年８月２５日 にマクネールに発行された米国特許第４，２８５，３４３号、１９８６年５月２ ０日にバンチルバーグまた１９８７年８月１８日にそれぞれ発行された米国特許 第４，５８９，８７６号及び４，６８７，４７８号、１９９０年４月１７日及び １９９１年４月１６日にそれぞれ発行されたオスボーン等に発行された米国特許 第４，９５０，２６４号及び５，００９，６５３号、１９９２年５月１４日にビ シャー等によって発行されたＰＣＴ国際特許公開公報ＷＯ９２／０７５３５にお いて、また、オスボーン等によって１９９２年２月２３日に出願された米国特許 第０７／９１５，１３３号に開示されている。 用語の「パンティライナ」または「パンティーライナ」は、月経期間に婦人に よって着用される生理用ナプキンよりも小さい吸収製品を言う。ここに開示した 混合吸収体コアを具備したパンティライナの形の適切な吸収製品 は、１９８９年４月１９日にオズボーンに発行された「パンティライナ」と題し た米国特許第４，７３８，６７６号に開示されている。 用語の「失禁用具」は、それらが大人または他の失禁する者によって着用され るかどうかに関係なく、吸収剤、ブリーフ、ベッドパッド及びそれと同様なもの の性能ブースター、吸収製品用の挿入体、パッド、下着（ベルトまたはそれと同 様なもののような同じタイプの支持装置によって所定位置に保持されるパッド） を言う。ここに説明した混合体吸収体コアを備えた適切な失禁用具は、１９８１ 年３月３日にストリックランド等に発行された米国特許第４，２５３，４６１号 、ブエル等に発行された米国特許第４，５９７，７６０号及び米国特許第４，５ ９７，７６１号、上述した米国特許第４，７０４，１１５号、アール等に発行さ れた米国特許第４，９０９，８０２号、１９９０年１０月２３日にギブソンに発 行された米国特許第４，９６４，８６０号、ノエル等に１９９１年１月３日に出 願された米国特許出願０７／６３７，０９０号、１９９２年２月２３日にフェイ ストによって発行されたＰＣＴ国際出願の国際公開公報ＷＯ９２／１１８３１号 に開示されている。 用語の「おしめ」は、両脚の間に引き上げられ着用者の腰の周りに固定される 、幼時及び失禁する大人によって着用される下着を言う。混合体吸収体コアを具 備した、 少なくともそのいくつかがおしめの形態である適当な吸収製品は、１９６７年１ 月３１日にダンカン等に発行された米国特許第２６，１５２号、１９７５年１月 １４日にブエルに発行された米国特許第３，８６０，００３号、１９８６年９月 ９日にワイスマンに発行された米国特許第４，６１０，６７８号、１９８７年１ 月１６日にワイスマン等に発行された米国特許第４，６７３，４０２号、１９８ ７年９月２２日にローソンに発行された米国特許第４，６９５，２７８号、１９ ８７年１１月３日にブエルに発行された米国特許第４，７０４，１１５号、１９ ８９年５月３０日にアレマニーに発行された米国特許第４，８３４，７３５号、 １９８９年１２月１９日にアウグスタトに発行された米国特許第４，８８８，２ ３１号、１９９０年３月２０日にアジズ等に発行された米国特許第４，９０９， ８０３号に開示されている。 すべての特許、特許出願（それに発行された特許、並びに対応して公開された 外国特許出願）及びこの説明にわたって述べた刊行物はここに言及により組み込 まれている。しかしながら、ここに言及により組み込まれた書類のいずれかが本 発明を開示しているとは認められない。またここに説明した市販されている材料 または製品が本発明を示唆し開示しているとは認めがたい。 本発明の特定の実施例を説明し、開示したが、当業者によって本発明の精神及 び範囲を逸脱せずに種々に変形 及び変更が行われることは明らかである。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 2119−3Ｂ Ａ４１Ｂ 13/02 Ｃ (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＳＮ，ＴＤ， ＴＧ)，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＣＡ，ＣＳ，ＦＩ， ＨＵ，ＪＰ，ＫＰ，ＫＲ，ＬＫ，ＭＧ，ＭＮ，ＭＷ，Ｎ Ｏ，ＮＺ，ＰＬ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＵＡ (72)発明者 オズボーン，トーマス ウォード ザ サ ード アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナチ、 ディーンビュー、ドライブ、400

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 吸収製品用吸収体コアにおいて、第１の長さと第１のデニールの親水性 繊維の第１のグループであって、天然繊維、合成繊維またはクロスリンクセルロ ース繊維を有するグループから選択される第１のグループと、長く大きいデニー ルの湿気不感応合成繊維の第２のグループであって、少なくとも約０．０９ｇ／ ｃｍ3の密度を有する吸収体コアの重量の約５％の重量を有する繊維の第２のグ ループとを有する一様な繊維の混合体を有することを特徴とする吸収製品用吸収 体コア。 ２． 第１のグループの繊維は、次のタイプの繊維、すなわち、木綿繊維、セ ルロース繊維、エアフェルト、レーヨン、化学熱機械パルプ、細かくされた木及 びクロスリンクセルロース繊維の内少なくとも１つを有するグループから選択さ れる請求項１に記載の吸収体コア。 ３． 第１のグループの繊維は、圧縮抵抗、濡れ及び乾燥弾性、０．６ｃｍ未 満の長さがあり、フィラメント毎に約６未満のデニールを有する請求項１または ２のいずれかに記載の吸収体コア。 ４． 第２のグループの繊維は、（１）ポリエステル、ポリプロピレン、ポリ エチレン、ナイロン、粘性レーヨン繊維、セルロースアセテート材料の内少なく とも１つから成る繊維、及び（２）毛管孔繊維から成るグループ から選択される請求項１乃至３のいずれか１項に記載の吸収体コア。 ５． 第２グループの繊維の繊維は、圧縮抵抗、濡れ乾燥弾性を有し、０．６ ｃｍ以上の長さ、好ましくは、１．３ｃｍの長さ、４と６０の間、好ましくは、 １５と３０の間、さらに好ましくは、１５と２５との間のフィラメント毎のデニ ールを有し、直線的に２．５ｃｍについて５と７との間の縮れ頻度で約７０゜乃 至９０゜の間の縮れ角度で縮れている請求項１乃至４のいずれか１項に記載の吸 収体コア。 ６． 第２のグループの繊維は、前記吸収体コアの繊維の重量の５％乃至９０ ％，好ましくは、１０％乃至９０％の間、さらに好ましくは、１０％乃至３０％ の間の重量である請求項１乃至５のいずれか１項に記載の吸収体コア。 ７． 前記吸収体コアは、０．０９ｇ／ｃｍ3以上の密度及び０．２５ｇ／ｃ ｍ3以下の密度を有する請求項１乃至６のいずれか１項に記載の吸収体コア。 ８． 前記吸収体コアは、吸収ヒドロゲル形成ポリマー材料を有する請求項１ 乃至７のいずれか１項に記載の吸収体コア。 ９． 液体が前記吸収体コアにたまったときに、濡れた部分を包囲する部分が 最初は濡れないで、このような液体を受ける前記吸収体コアの部分が濡れ、前記 濡れな い部分が前記濡れた部分より小さい毛管空間を有し、前記吸収体コアが、隣接し た濡れない部分に液体を配分するように周りの濡れない部分に対して濡れた部分 の密度を膨張させるように、前記濡れた部分が膨張する請求項１乃至８のいずれ か１項に記載の吸収体コア。 １０． 吸収製品用の吸収体コアを製造する製造方法であって、 （ａ）０．６ｃｍ未満の長さ及び約６未満のフィラメント毎のデニールを有す る、天然繊維、合成繊維またはクロスリンクセルロース繊維を有するグループか ら選択された親水性繊維を有する第１のグループの繊維を準備する工程と、 （ｂ）約０．６ｃｍより大きい長さ及び約６より大きい繊維毎のデニールを有 する湿気不感応合成繊維を有する第２のグループの繊維であって、前記第１と第 ２のグループの繊維の全体の重量の少なくとも約５％の重量を有するように設け られた第２のグループの繊維を準備する工程と、 （ｃ）第１のグループの繊維と第２のグループの繊維を混合してウエブを形成 する工程と、 （ｄ）混合した繊維の前記ウエブを少なくとも約０．０９ｇ／ｃｍ3の密度に 圧縮する工程とを有する吸収体コアの製造方法。