JPS6376529A - 電力線搬送送受信装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的コ （産業上の利用分野） 本発明は、配電線に供給されている電力波形に信号を重
畳してデータ送受信を行う電力線搬送送受信装置に関す
る。

（従来の技術） 第２図は従来の電力線搬送送受信装置の構成図であって
、配電線Ｗと接続する結合回路１が喝えられ、この結合
回路１のトランス２に周波数弁別回路等から構成される
入力回路つまり受信回路３と発振回路４および電圧増幅
率「１」の電流増幅回路５から構成される送信回路６が
接続されている。なお、Ｃ１は受信回路３と送信回路６
とを　　”分離するためのコンデンサであり、Ｃ２、Ｃ
３は配電線Ｗに接続されるコンデンサである。そこで、
第３図に示すように電力波形の半周期毎に「１」「０」
を示すビット信号Ｐが重畳されてくると、このビット信
号Ｐは順次トランス２を通して受信回路３に送られ、こ
の受信回路３において周波数弁別等が行なわれ、「１」
　「○」を示すディジタル信号として送受信制御部７に
送られる。そして、送受信制御部７は受信されたｒｌ、
１．・・・」を８ビツトづつ受取って受信データとして
処理する。

一方、データを送信するときは、送受信制御部７からｒ
ｌ、０．・・・」の指令が発振回路４に発せられ、これ
により発振回路４は１００　ｋＨ又は１２０　ｋＨの搬
送波を電流増幅回路５へ出力する。

かくして、搬送波が電流増幅回路５により電流増幅され
結合回路１を通して電力波形に重畳される。

なお、ｒＩＪ　ｒＯＪの区別は電力波形へ重畳するビッ
ト信号の重畳時間や周波数（１００ｋＨＺ、１２０ｋＨ
ｚ　）の遠いで区別するようにしてもよい。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら上記装置では電流増幅回路５の出力インピ
ーダンスが低（かつ電流増幅回路５の出力端がコンデン
サＣ１を介して受信回路３の入力端と接続されているの
で、データ受信時、受信した各ビット信号のレベルが低
下してしまいデータを誤受信する恐れがあった。

そこで本発明は上記問題点を解決するために、データ受
信時のインピーダンス低下を無くして確実なデータ送受
信ができる電力線搬送送受信［１を提供することを目的
とする。

［発明の構成］ （問題点を解決するための手段） 本発明は、受信回路入力端と送信回路における出力イン
ピーダンスの低い電流増幅回路の出力端とを電力線側に
共通接続してデータの送受信を行う電力線搬送送受信装
置において、データの受信時に受信回路入力端と電流増
幅回路の出力端との各電圧レベルを同一として受信回路
の入力インピーダンスを見掛は上高くするインピーダン
ス対応手段、例えば受信回路出力端と電流増幅回路入力
端との間にスイッチを接続してデータ送信時に受信回路
の出力を１！流増幅回路を通して受信回路入力端に加え
る構成として上記目的を達成しようとする電力線搬送送
受信装置である。

（作用） このような手段を備えたことにより、データの受信時に
受信回路入力端と電流増幅回路の出力端との各電圧レベ
ルが同一となって電流増幅回路の出力インピーダンスが
見掛は上高くなる。

（実施例） 以下、本発明の一実施例について第１図に示す電力線搬
送送受信装置の構成図を参照して説明する。なお、第３
図と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省
略する。

さて、送信回路１０にはデータ送信時における電流増幅
回路１１の出力インピーダンスを見掛は上高くするイン
ピーダンス対応手段が備えられている。つまり、このイ
ンピーダンス対応手段は、発振回路１２と電流増幅回路
１１との間にスイッチＳを接続し、このスイッチＳを送
受信制御部１３からの切替信号によりデータ受信時に発
振回路１２側ａから受信回路３側すに切替接続する構成
となっている。また、送受信制御部１３は受信データを
受けて所定の処理を実行したり、また送信データを作成
して送信動作を実行したりする機能の他にデータ送信時
にスイッチＳを電流増幅回路側ａに接続し、かつデータ
受信時にスイッチＳを受信回路側すに接続する切替信号
を送出する機能を有している。なお、送受信制御部１３
はワンチップマイクロコンピュータ等により構成されて
いる。

次に上記の如く構成された装置の作用について説明する
。

先ず、データ送信時は、送受信制御部１３から切替信号
がスイッチＳに送出されて、このスイッチＳが発振回路
側ａに接続される。この状態で送受信制御部１３からデ
ータの各ビットＮ、Ｏ。

・・・」の指令が発振回路１２に発せられ、これにより
発振回路１２は１００　ｋＨ又は１２０　ｋＨの搬送波
をスイッチＳを通して電流増幅回路１１へ出力する。か
くして、送信データとして第３図に示すように結合回路
１を通して電力波形に重畳される。

＝方、データ受信時は送受信制御部１３からスイッチＳ
に切替信号が送出されて、スイッチＳは受信回路側すに
切替接続される。この状態で第３図に示すようにＮＪ　
ｒＯＪを示すピット信号Ｐが重畳されてくると、このビ
ット信号Ｐは順次トランス２を通して受信回路３に送ら
れ、この受信回路３において周波数弁別等が行なわれて
「１」「○」のディジタル信号として送受信制御部１３
に送られる。これと同時に各ビット信号ＰはスイッチＳ
から電流増幅回路１１、さらにコンデンサＣ１を通して
受信回路３の入力端に加えられる。

かくして、電流増幅回路１１の電圧増幅率は「１ｊとな
っているので、コンデンサＣ１における受信回路３の入
力端電圧レベルとコンデンサＣ１における電流増幅回路
１１の出力端電圧レベルが同一となって、これら受信回
路入力端と電流増幅回路出力端との間に電流が流れなく
なる。従って、データ受信時には電流増幅回路１１の出
力インピーダンスが見掛は上高くなっている。そして、
送受信制御部１３は受信されたデータを受取って受信デ
ータとして処理する。

このように上記一実施例においては、受信回路出力端と
′Ｒ流増幅回路入力端との間にスイッチＳを接続してデ
ータ送信時に受信回路３の出力を電流増幅回路１１を通
して受信回路入力端側に加える構成としたので、受信回
路入力端と電流増幅回路出力端との間の電圧レベルが同
一となって見掛は主電流増幅回路１１の出力インピーダ
ンスを高くできる。従って、ビット信号Ｐに影響を与え
ずに確実に受信データとして受信できる。ところで、ス
イッチＳを電流増幅回路１１とコンデンサＣ１との間に
接続することが考えられるが、この間に接続するスイッ
チＳとしては半導体スイッチが考えられる。しかし、半
導体スイッチは流れる電流値が大きくなると歪みを多く
かつ高いレベルで発生するものである。ところが、電流
増幅回路１１の出力電流値は大きく、このため重畳する
ビット信＠Ｐに多くの歪みが加わってしまう。これに対
し発振回路１２と電流増幅回路１１との間に流れる電流
値は小さくたとえ歪みが発生してもフィルタ回路（例え
ば積分回路）により後段で除去できる程度である。なお
、歪み発生は電波法等により規制されており一定レベル
以下に制限しなければならないので、この点有利である
。従って、歪みの少ないデータ送受信ができる。なお、
データ受信時のビット信＠Ｐを受信回路３の入力端に加
えているが、コンデンサＣ３のインピーダンスよりも結
合回路１のインピーダンスが低いので帰還はかからず発
振はしない。

なお、本発明は上記一実施例に限定されるものでなくそ
の主旨を逸脱しない範囲で変形してもよい。例えば、コ
ンデンサＣ１に換えて抵抗を接続しても同様である。

［発明の効果］ 以上詳記したように本発明によれば、データ受信時のイ
ンピーダンス低下を無くして確実なデータ送受信ができ
る電力線搬送送受信装置を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係わる電力線搬送送受信装置の一実施
例を示す構成図、第２図は従来装置の構成図、第３図は
電力線搬送作用を示す波形図である。 １・・・結合回路、２・・・トランス、３・・・受信回
路、１０・・・受信回路、１１・・・電流増幅回路、１
２・・・発振回路、１３・・・送受信制御部、Ｓ・・・
スイッチ。 第１図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）受信回路入力端と送信回路における出力インピー
   ダンスの低い電流増幅回路の出力端とを電力線側に共通
   接続してデータの送受信を行う電力線搬送送受信装置に
   おいて、前記データの受信時に前記受信回路入力端と前
   記電流増幅回路の出力端との各電圧レベルを同一として
   前記受信回路の入力インピーダンスを見掛け上高くする
   インピーダンス対応手段を備えたことを特徴とする電力
   線搬送送受信装置。
2. （２）インピーダンス対応手段は、受信回路出力端と電
   流増幅回路入力端との間にスイッチを接続し、データ受
   信時に前記受信回路の出力を前記電流増幅回路を通して
   前記受信回路入力端に加える特許請求の範囲第（１）項
   記載の電力線搬送送受信装置。