JPS637651Y2 - - Google Patents

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JPS637651Y2
JPS637651Y2 JP8471982U JP8471982U JPS637651Y2 JP S637651 Y2 JPS637651 Y2 JP S637651Y2 JP 8471982 U JP8471982 U JP 8471982U JP 8471982 U JP8471982 U JP 8471982U JP S637651 Y2 JPS637651 Y2 JP S637651Y2
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tank
membrane
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frame
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JP8471982U
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  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は建造中タンク内のメンブレンパネル搬
送装置に係わり、特に積み重ねてタンク内に移送
されたメンブレンパネルを順次変形させることな
くタンク内の張設位置に搬送することのできる建
造中タンク内のメンブレンパネル搬送装置に関す
る。
[従来の技術] 地下式低温タンク1等を建造する際タンクの内
側壁3に張設されるメンブレンパネル8は、パレ
ツト6に数枚を1組としてパツクされている。パ
レツト6内にパツクされるメンブレンパネル8の
枚数はタンク内壁の高さ方向の長さに決定され
る。即ち、メンブレンパネル8はタンク内壁の高
さ方向に沿つた1組として分割されているもので
ある。このパレツト6は工事現場に輪送された
後、第1図に示すごとく、地表5に顕出して設け
られた工事用搬入口2からクレーン7等で地下式
低温タンク1の内部に吊り下げられ、工事用搬入
口2直下付近のタンク内底部4に水平に置かれ
る。パレツト6を開梱し積重ねられているメンブ
レンパネル8を張設される位置まで搬送し、内側
壁3の縦方向に沿つて順次張設する。張設終了
後、空となつたパレツト6はクレーン7等で吊り
上げられて、タンク1内から外部へ搬出されるこ
とになる。タンク内底部4は半径約30m〜40mあ
り、外周をある程度残して底部の保冷材の張設工
事が側メンブレン張設工事と並行して行なわれ
る。このため、底部保冷材の張設工事完了区域の
タンク内底部4は表面を損傷しないよう細心の注
意が必要であり、メンブレンパネルを搬送するに
はタンク内底部4の限られた外周部4r作業領域
しか使用出来ないのが現状である。メンブレンパ
ネルは例えば長さ約8m、巾3m、重量350Kg程
度の大形パネル部材を形成することになり、特に
搬送中に変形あるいは傷等の発生を未然に防止し
なければならない。従つて、一般にパレツト6の
建設現場への輸送、タンク内部への吊下げ、仮置
き、タンク内底部4におけるパレツト6の開梱手
順、メンブレンパネル8の取出し、並びに張設工
事前の検査、所定の位置への搬送等は所定の施行
要領にもとづき、厳密に実施されている。
[考案が解決しようとする問題点] 然るにパレツト6から取出されたメンブレンパ
ネル8の搬送は作業が一見容易に見えるので適切
な搬送装置が開発されず、従来は単に人手による
搬送に頼つていた。このため、一連の作業速度が
不適切となり、手空きとなる作業部門が発生する
等の欠点が生じている。
本考案の目的は建造中のタンク内にその内側壁
に張設するためのメンブレンパネルを積み重ねて
搬入させた後、これを一枚毎、任意な張設位置へ
搬送させることができると共に、その変形を防止
すべく保形をなし得、この種作業を可及的に簡素
化することが出来る建造中タンク内のメンブレン
パネル搬送装置を提供するにある。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するためめに本考案は地下式低
温タンク等を建造するに際して、タンクの内側壁
となるメンブレンパネルを積み重ねてタンク内底
部に移送した後、これらを一枚ずつ張設される側
壁部に搬送する搬送装置において、枠体上部に取
りつけられるチエンブロツク等の揚重機に係合さ
れる吊上金物及び枠体端部に穿設される吊下用の
係合孔を有し、上記積み重ねられた最上部に位置
されるメンブレンパネルの端縁部を着脱自在に挟
持すると共に保形しつつ保持する保形枠体と、該
保形枠体を吊持するチエンブロツク等の揚重機を
有し、上記積み重ねられたメンブレンパネルの上
方を上記タンク内底部から跨ぎ、タンク内底部上
を走行移動するフレーム体と、該フレーム体によ
り搬送されて所定場所に降されたメンブレンパネ
ルを保持する保形枠体を吊下用の係合孔で吊り上
げてタンク内側壁部の所望場所に昇降移送するた
めの昇降手段とを備えたものである。
[作用] タンク内底部に積み重ねられた最上部に位置さ
れるメンブレンパネルを保形枠体により保持し、
この保形枠体をチエーンブロツクで吊持した状態
でフレーム体を走行させてタンク内底部の所定場
所に搬送する。この所定場所に搬送されたメンブ
レンパネルを含む保形枠体をフレーム体から下
し、昇降手段により吊り下げてタンク内側壁部の
所望場所に搬送する。これによりメンブレンパネ
ルは変形を防止されつつ1枚ずつ所望の張設位置
に搬送されることになる。
[実施例] 本考案の一実施例を図面と共に詳述する。
第2図は本考案に係る建造中タンク内のメンブ
レンパネル搬送装置である。建造中タンク内のメ
ンブレンパネル搬送装置は主にフレーム体9と保
形枠体22で構成される。フレーム体9は積み重
ねられたメンブレンパネルの上方をタンク内底部
から跨ぎ、タンク内底部上を走行移動するように
構成されている。
また、フレーム体9は垂直方向に沿つて設けら
れた縦フレーム10とこれらの上部に掛け渡され
た横フレーム12とから構成されている。縦フレ
ーム10は両側に設けられ、これらフレーム10
は上部梁体10aと柱体10bとによつて形成さ
れ、これら上部梁体10aと柱体10bとの間に
は補強材11が掛け渡されている。縦フレーム1
0の上部に掛け渡された横フレームにはこれに沿
つてチエンブロツク用レール13が取付けられて
いる。フレーム体9のコーナーはコーナー補強材
14が設けられている。縦フレーム10の下端に
は走行用の車輪16が設けられると共に縦フレー
ム10をタンク内底面上に直接起立させて停止さ
せるための固定金具15が設けられている。
縦フレーム10の前方並びに後方には牽引用フ
ツク17が設けてあり、更に、吊りピース18が
装備されている。また、縦フレーム10の内側下
方には緩衝部材としてのゴム板19が貼付されて
いる。チエンブロツク用レール13上には走行自
在にチエンブロツク20が掛けられている。
フレーム体9の縦フレーム10間はメンブレン
パネル8の幅より充分大きく、且つ、高さはメン
ブレンパネル8を積重ねて収納したパレツト6を
枕木上に載置して、パレツト6の側板及び上板を
取除いて開梱したとき、積重ねられたメンブレン
パネル8の上面より充分高くなるよう縦フレーム
10と横フレーム12とによつて門型に形成され
ている。
第3図は上記フレーム体9に取り付けられる保
形枠体22の平面図である。保形枠体22は鎖線
で示すメンブレンパネル8の表面と同一寸法の枠
体であり、縦梁23と横桁24とで枠組みされて
いる。メンブレンパネル8には点線で示すごとく
縦及び横に沿つて波形状のコルゲーシヨンS…が
設けてあり、このコルゲーシヨンSに接する縦梁
23と横桁24との交点P,Paには第4図に示
すごとくコルゲーシヨンSを跨ぐための切欠部2
5が設けられている。又、縦梁23には上記チエ
ンブロツク20に係合される吊上げ金物26が設
けてある。最外側に位置される横桁24にはメン
ブレンパネル8を挟持するための挟持部材27…
が設けられている。又、縦梁23の端部は第4図
に示すごとく丸形に形成された端部28及び係合
孔28aが設けられてある。切欠部25の上部に
補強材29が設けられている。
つぎに本考案のメンブレンパネル搬送装置の作
用を説明する。
第1図に示すごとく、パレツト6は工事用搬入
口2からクレーン7で吊り下げて移送される。工
事用搬入口2の直下には作業用外周部4rに並列
にローラコンベア4a,4aが予め置かれ、着地
したパレツト6の下端はこのローラコンベア4
a,4a上を電動フオークリフト等で牽引されな
がら静かに傾けられる。次いで、パレツト6はタ
ンク内底上に水平に移送されることになる。パレ
ツト6はボルト接合であり、ボルトを取外すこと
によつて側板と下板及び上板に解体できる。従つ
て、パレツト6を跨いでフレーム体9を設置しフ
レーム体9のチエンブロツク20を用いて解体し
ながら側板と上板を取除く。
このようにパレツト6の開梱が終了したなら
ば、フレーム体9内にはそのチエンブロツク20
のフツク部を保形枠体22の吊り上げ金物26に
係合させて保形枠体22が吊り上げられることに
なる。フレーム体9内の上部に保形枠体22を吊
上げた状態で、開梱されたパレツト6に積み重ね
られたメンブレンパネル8上を跨ぐように走行移
動させる。次いで、保形枠体22を吊り下し、第
3図に示すようにメンブレンパネル8と保形枠体
22とが正しい係合位置になるよう調整しつつ最
上位のメンブレンパネル8に係合させる。これと
同時に固定金物15を介してタンク底板上にフレ
ーム体9を停止されるべく固定する。横桁24に
設けられた挟持具27で最上位のメンブレンパネ
ル8の端縁部をクランプして、保形枠体22に1
枚のメンブレンパネルを係合させる。クランプ後
タンク内底部4よりメンブレンパネル8を吊り上
げた状態で装置本体を走行させることになる。タ
ンク内底部4の作業用外周部に設けた検査位置ま
でメンブレンパネル8を吊り上げた状態で走行移
送し、検査位置に設けた枕木上に仮り置きし、メ
ンブレンパネル8の表面の傷等の有無を検査す
る。
検査終了後再び保形枠体22を含むフレーム体
9を作業ユニツトまで第5図に示すごとく走行移
動する。なお、タンクは多面体になつており(こ
の例では48面体)前記作業ユニツトはこの多面体
の一面を充分カバーする大きさになつている。作
業ユニツトには予め第6図に示すごとくラツクピ
ニオンのごとき昇降機E,Eがタンク内側壁に沿
つて設けられているので、このラツクピニオン
E,Eの間にフレーム体9の進行方向の先端が対
峙するよう90゜旋回する。従つて建設中タンク内
のメンブレンパネル搬送装置はタンク内側壁3に
直角に置かれる。メンブレンパネル8は保形枠体
22にクランプされたままチエンブロツク20に
よりフレーム体9の下方に吊り下ろされる。吊り
下ろされたメンブレンパネル8を含む保形枠体2
2はタンクの内側壁3に直角に設けられたローラ
コンベア4b,4b上に置かれる。ここまでの作
業終了でフレーム体9はフリーとなるから、保形
枠体22を複数用意することで先行メンブレンパ
ネルの取付け作業中に次工程メンブレンを同様に
当該張設部まで移動し準備しておくことが出来
る。このため搬送工程がネツクとなつて工事が遅
延するような異常は発生しない。移送ローラ4b
上に移送されたメンブレンパネルを含む保形枠体
22は昇降機Eによりタンク内側壁に沿つて昇降
移送されることになる。また、保形枠体22の係
合孔28aにはこれを吊り下げるよう、最降機E
のフツク部が係合され、このフツク部はメンブレ
ンパネル8が内側壁に張設された後これより切離
されることになる。
なお、実施例では揚重機としてチエーンブロツ
ク20を用いたが、ウインチ等その他のものであ
つてもよい。
[考案の効果] 本考案による建造中タンク内のメンブレンパネ
ル搬送装置の効果はつぎのとおりである。
(1) 積み重ねられた最上部に位置されるメンブレ
ンパネルの端縁部を着脱自在に挟持すると共に
保形しつつ支承するための保形枠体を具備して
あるから、メンブレンパネルが搬送中変形する
ような事故が発生しない。
(2) 保形枠体を吊り上げるための昇降手段を設け
てあるので、揚重設備を設置出来ないタンク内
での重量物の吊上げ、吊下げが容易となり、狭
い建造中タンク内の限られた作業面積を使つて
確実な搬送作業が出来る。
(3) フレーム体で形成されているから、軽量で且
つ、タンク内で組立てることが可能であり、工
事終了後狭い工事用搬入口等からの徹収が容易
に出来る。
(4) タンク内作業工程が合理化出来各部の手空き
時間等の無駄が防止出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は地下式低温タンクのタンク内底部へメ
ンブレンパネルを移送する状態を示す概略側面
図、第2図は本考案の一実施例を示す斜視図、第
3図は本考案の建造中タンク内メンブレンパネル
搬送装置に用いられる保形枠体の一実施例を示す
平面図、第4図は第3図の側面図、第5図及び第
6図は本考案の使用状態を示す概略平面図であ
る。 図中符号、6はパレツト、8はメンブレンパネ
ル、9はフレーム体、22は保形枠体、13はチ
エンブロツク用レール、10はフレーム、16は
車輪、23は縦梁、24は横桁、20はチエンブ
ロツク、26は吊上金物、28aは係合孔、Eは
昇降機である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 地下式低温タンク等を建造するに際して、タン
    クの内側壁となるメンブレンパネルを積み重ねて
    タンク内底部に移送した後、これらを一枚ずつ張
    設される側壁部に搬送する搬送装置において、枠
    体上部に取りつけられるチエンブロツク等の揚重
    機に係合される吊上金物及び枠体端部に穿設され
    る吊下用の係合孔を有し、上記積み重ねられた最
    上部に位置されるメンブレンパネルの端縁部を着
    脱自在に挟持すると共に保形しつつ保持する保形
    枠体と、該保形枠体を吊持するチエンブロツク等
    の揚重機を有し、上記積み重ねられたメンブレン
    パネルの上方を上記タンク内底部から跨ぎ、タン
    ク内底部上を走行移動するフレーム体と、該フレ
    ーム体により搬送されて所定場所に降されたメン
    ブレンパネルを保持する保形枠体を吊下用の係合
    孔で吊り上げてタンク内側壁部の所望場所に昇降
    移送するための昇降手段とを備えた建造中タンク
    内のメンブレンパネル搬送装置。
JP8471982U 1982-06-09 1982-06-09 建造中タンク内のメンブレンパネル搬送装置 Granted JPS58188448U (ja)

Priority Applications (1)

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JP8471982U JPS58188448U (ja) 1982-06-09 1982-06-09 建造中タンク内のメンブレンパネル搬送装置

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JP8471982U JPS58188448U (ja) 1982-06-09 1982-06-09 建造中タンク内のメンブレンパネル搬送装置

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JPS58188448U JPS58188448U (ja) 1983-12-14
JPS637651Y2 true JPS637651Y2 (ja) 1988-03-04

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ID=30093647

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JP8471982U Granted JPS58188448U (ja) 1982-06-09 1982-06-09 建造中タンク内のメンブレンパネル搬送装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2789183B2 (ja) * 1995-10-11 1998-08-20 川崎重工業株式会社 大型貯槽における内張材の据付作業台車

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JPS58188448U (ja) 1983-12-14

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