JPS637588Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS637588Y2 JPS637588Y2 JP5863183U JP5863183U JPS637588Y2 JP S637588 Y2 JPS637588 Y2 JP S637588Y2 JP 5863183 U JP5863183 U JP 5863183U JP 5863183 U JP5863183 U JP 5863183U JP S637588 Y2 JPS637588 Y2 JP S637588Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polyethylene
- decorative
- display
- gasoline tank
- decorative figures
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Duplication Or Marking (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、オフロード用オートバイ等に使用さ
れるマーク・装飾図形等の表示部分を改良したポ
リエチレン製ガソリンタンクに関する。
れるマーク・装飾図形等の表示部分を改良したポ
リエチレン製ガソリンタンクに関する。
従来よりオフロード用例えばトラツク・レー
ス、モトクロス等で使用されるオートバイのガソ
リンタンクには軽量性、耐衝撃性の観点からポリ
エチレン製のガソリンタンクが使用されている。
このガソリンタンクは需要者の購買意欲を惹起さ
せるため、あるいは製造会社名、機種名等を表示
するためマーク・装飾図形等の表示を施したラベ
ルが貼着される場合が多い。そしてこのラベルは
塩化ビニル（PVC）フイルムの表面にマーク・
装飾図形等の表示を印刷し、その裏面を粘着加工
することによつて作製され、ポリエチレン製ガソ
リンタンクに手貼りするのが一般的であつた。し
かし、このラベルでは被貼着物としてのポリエチ
レン製ガソリンタンクがその樹脂の特性上及び成
型の際にシリコーンその他の離形剤を使用するた
めに接着性が悪く、さらにガス透過性の高い樹脂
であるため、ガソリンタンク内部より揮散するガ
ソリンベーパーによりラベル（塩化ビニルフイル
ム）が所々剥離し、その部分にガスが滞留するこ
とにより、全体がヒキガエルの背中状の外観を極
めて短時日で呈するため、所期の目的を達成する
ことができなくなり、再度新しいものと交換しな
ければならないという欠点を有していた。又一般
に装飾図形等を付与するためにホツトスタンプ箔
を用いることも行なわれてきたが、従来のホツト
スタンプ箔に用いられる、箔の主材はロジン、ア
クリル系樹脂、硝化綿等が主で、ポリエチレン製
ガソリンタンク等のマーク、装飾図形等の表示部
分に使用する時はやはり前記のラベルの場合と同
様な欠点を有することがわかつた。本考案は、上
記ポリエチレン製ガソリンタンクに貼着するラベ
ルの欠点を解消し、常に一定の美感を呈するマー
ク・装飾図形等の表示部分を有するポリエチレン
製ガソリンタンクを提供するために幾多の実験の
結果考案されたものであり、その構成は、ポリエ
チレン製ガソリンタンクのマーク・装飾図形等の
表示部分をアクリロニトリル−ブダジエン−スチ
レン樹脂を主材とするホツトスタンプ箔で構成し
たことを特徴とするものである。
ス、モトクロス等で使用されるオートバイのガソ
リンタンクには軽量性、耐衝撃性の観点からポリ
エチレン製のガソリンタンクが使用されている。
このガソリンタンクは需要者の購買意欲を惹起さ
せるため、あるいは製造会社名、機種名等を表示
するためマーク・装飾図形等の表示を施したラベ
ルが貼着される場合が多い。そしてこのラベルは
塩化ビニル（PVC）フイルムの表面にマーク・
装飾図形等の表示を印刷し、その裏面を粘着加工
することによつて作製され、ポリエチレン製ガソ
リンタンクに手貼りするのが一般的であつた。し
かし、このラベルでは被貼着物としてのポリエチ
レン製ガソリンタンクがその樹脂の特性上及び成
型の際にシリコーンその他の離形剤を使用するた
めに接着性が悪く、さらにガス透過性の高い樹脂
であるため、ガソリンタンク内部より揮散するガ
ソリンベーパーによりラベル（塩化ビニルフイル
ム）が所々剥離し、その部分にガスが滞留するこ
とにより、全体がヒキガエルの背中状の外観を極
めて短時日で呈するため、所期の目的を達成する
ことができなくなり、再度新しいものと交換しな
ければならないという欠点を有していた。又一般
に装飾図形等を付与するためにホツトスタンプ箔
を用いることも行なわれてきたが、従来のホツト
スタンプ箔に用いられる、箔の主材はロジン、ア
クリル系樹脂、硝化綿等が主で、ポリエチレン製
ガソリンタンク等のマーク、装飾図形等の表示部
分に使用する時はやはり前記のラベルの場合と同
様な欠点を有することがわかつた。本考案は、上
記ポリエチレン製ガソリンタンクに貼着するラベ
ルの欠点を解消し、常に一定の美感を呈するマー
ク・装飾図形等の表示部分を有するポリエチレン
製ガソリンタンクを提供するために幾多の実験の
結果考案されたものであり、その構成は、ポリエ
チレン製ガソリンタンクのマーク・装飾図形等の
表示部分をアクリロニトリル−ブダジエン−スチ
レン樹脂を主材とするホツトスタンプ箔で構成し
たことを特徴とするものである。
以下図面を参照しながら本考案の実施例を説明
する。
する。
第１図は、ポリエチレン製ガソリンタンクを使
用したオフロード用オートバイを示した側面図で
ある。オフロード用オートバイ１に使用されるポ
リエチレン製ガソリンタンク２には一般に製造会
社名、機種名等のマーク・装飾図形等の表示部分
３を有する。
用したオフロード用オートバイを示した側面図で
ある。オフロード用オートバイ１に使用されるポ
リエチレン製ガソリンタンク２には一般に製造会
社名、機種名等のマーク・装飾図形等の表示部分
３を有する。
第２図は、従来例を示す部分断面図で、ポリエ
チレン製ガソリンタンク２内部より揮散するガソ
リンベーパーによりラベル（塩化ビニルフイル
ム）４は所々剥離し、その部分にガスが滞留する
ことにより、全体がヒキガエルの背中状の外観を
呈する。５はラベル４の表面に印刷されたマー
ク・装飾図形等の表示部分である。
チレン製ガソリンタンク２内部より揮散するガソ
リンベーパーによりラベル（塩化ビニルフイル
ム）４は所々剥離し、その部分にガスが滞留する
ことにより、全体がヒキガエルの背中状の外観を
呈する。５はラベル４の表面に印刷されたマー
ク・装飾図形等の表示部分である。
第３図は、本考案のポリエチレン製ガソリンタ
ンクの部分断面図である。ポリエチレン製ガソリ
ンタンク２の表面にホツトスタンプ箔たるマー
ク・装飾図形等の表示部分３を構成したもので、
その表示部分３は、顔料箔部分（１色刷又は多色
刷）６と透明樹脂層７で構成される。
ンクの部分断面図である。ポリエチレン製ガソリ
ンタンク２の表面にホツトスタンプ箔たるマー
ク・装飾図形等の表示部分３を構成したもので、
その表示部分３は、顔料箔部分（１色刷又は多色
刷）６と透明樹脂層７で構成される。
本考案においてマーク・装飾図形等の表示部分
をホツトスタンプ箔で構成するには以下の方法で
行なう。
をホツトスタンプ箔で構成するには以下の方法で
行なう。
すなわち、９〜25μｍのポリエチレンテレフタ
レート（PET）フイルム上に、先ず透明樹脂層
を下引し、その上に下記配合のインキを使用して
所望のマーク・装飾図形等の表示をグラビアコー
ター又はスクリーン印刷機によつて１色又は多色
印刷し、乾燥してホツトスタンプ箔を作成する。
レート（PET）フイルム上に、先ず透明樹脂層
を下引し、その上に下記配合のインキを使用して
所望のマーク・装飾図形等の表示をグラビアコー
ター又はスクリーン印刷機によつて１色又は多色
印刷し、乾燥してホツトスタンプ箔を作成する。
インキ配合
アクリロニトリル−ブダジエン−スチレン樹脂
（ABS樹脂） ……10重量部 可塑剤（DOP、DBP、TCP等）
……１〜５重量部 レベリング剤（塗膜の表面平滑剤）
……0.01〜１重量部 （シリコーン又は高沸点のケトン又はエステル
系の有機溶剤） 顔料 ……30〜100重量部 混合溶剤（メチルイソブチルケトン、トルエ
ン） ……110重量部 次いでポリエチレン製ガソリンタンクのマー
ク・装飾図形等を表示する部分を約80℃に予熱し
てから上記ホツトスタンプ箔を適当なスタンパー
を用いて約150〜220℃で熱転写することによつて
完了する。
（ABS樹脂） ……10重量部 可塑剤（DOP、DBP、TCP等）
……１〜５重量部 レベリング剤（塗膜の表面平滑剤）
……0.01〜１重量部 （シリコーン又は高沸点のケトン又はエステル
系の有機溶剤） 顔料 ……30〜100重量部 混合溶剤（メチルイソブチルケトン、トルエ
ン） ……110重量部 次いでポリエチレン製ガソリンタンクのマー
ク・装飾図形等を表示する部分を約80℃に予熱し
てから上記ホツトスタンプ箔を適当なスタンパー
を用いて約150〜220℃で熱転写することによつて
完了する。
本考案のポリエチレン製ガソリンタンク及び従
来のラベルを貼着したポリエチレン製ガソリンタ
ンクにガソリンを入れ同様な条件の下に屋外に放
置して実験を行なつたところ、従来のものは、５
日目にラベルがヒキガエルの背中状を呈したのに
対し、本考案のマーク・装飾図形の表示部分は３
ケ月経過後も何らの変化も見られなかつた。
来のラベルを貼着したポリエチレン製ガソリンタ
ンクにガソリンを入れ同様な条件の下に屋外に放
置して実験を行なつたところ、従来のものは、５
日目にラベルがヒキガエルの背中状を呈したのに
対し、本考案のマーク・装飾図形の表示部分は３
ケ月経過後も何らの変化も見られなかつた。
以上のように本考案によれば、ポリエチレン製
ガソリンタンクへのマーク・装飾図形等の表示が
機械的操作により連続的に簡単にできるため、製
品の量産が可能であり、常に一定の美感を呈する
マーク・装飾図形等の表示部分を有するポリエチ
レン製ガソリンタンクを提供することができ、そ
の表示部分のガソリンベーパーによる剥離を防止
することができるため、再度新しい表示部分の交
換の手間を省き、経済的にも優れている。
ガソリンタンクへのマーク・装飾図形等の表示が
機械的操作により連続的に簡単にできるため、製
品の量産が可能であり、常に一定の美感を呈する
マーク・装飾図形等の表示部分を有するポリエチ
レン製ガソリンタンクを提供することができ、そ
の表示部分のガソリンベーパーによる剥離を防止
することができるため、再度新しい表示部分の交
換の手間を省き、経済的にも優れている。
第１図は、オフロード用オートバイの側面図、
第２図は、従来例を示す部分断面図、第３図は、
本考案の一実施例を示す部分断面図である。 １……オフロード用オートバイ、２……ポリエ
チレン製ガソリンタンク、３……本考案のマー
ク・装飾図形等の表示部分、４……ラベル、５…
…ラベルの表面に印刷されたマーク・装飾図形等
の表示部分（従来例）、６……顔料箔部分（１色
刷又は多色刷）、７……透明樹脂層。
第２図は、従来例を示す部分断面図、第３図は、
本考案の一実施例を示す部分断面図である。 １……オフロード用オートバイ、２……ポリエ
チレン製ガソリンタンク、３……本考案のマー
ク・装飾図形等の表示部分、４……ラベル、５…
…ラベルの表面に印刷されたマーク・装飾図形等
の表示部分（従来例）、６……顔料箔部分（１色
刷又は多色刷）、７……透明樹脂層。
Claims (1)
- ポリエチレン製ガソリンタンクに於いて、前記
ガソリンタンクのマーク・装飾図形等の表示部分
をアクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂
を主材とするホツトスタンプ箔で構成したことを
特徴とするマーク・装飾図形等の表示部分を有す
るポリエチレン製ガソリンタンク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5863183U JPS59163587U (ja) | 1983-04-19 | 1983-04-19 | マ−ク・装飾図形等の表示部分を有するポリエチレン製ガソリンタンク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5863183U JPS59163587U (ja) | 1983-04-19 | 1983-04-19 | マ−ク・装飾図形等の表示部分を有するポリエチレン製ガソリンタンク |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59163587U JPS59163587U (ja) | 1984-11-01 |
| JPS637588Y2 true JPS637588Y2 (ja) | 1988-03-04 |
Family
ID=30188912
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5863183U Granted JPS59163587U (ja) | 1983-04-19 | 1983-04-19 | マ−ク・装飾図形等の表示部分を有するポリエチレン製ガソリンタンク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59163587U (ja) |
-
1983
- 1983-04-19 JP JP5863183U patent/JPS59163587U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59163587U (ja) | 1984-11-01 |
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