JPS637421Y2 - - Google Patents

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JPS637421Y2
JPS637421Y2 JP6954183U JP6954183U JPS637421Y2 JP S637421 Y2 JPS637421 Y2 JP S637421Y2 JP 6954183 U JP6954183 U JP 6954183U JP 6954183 U JP6954183 U JP 6954183U JP S637421 Y2 JPS637421 Y2 JP S637421Y2
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JP
Japan
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porous
porous plug
molten metal
brick
inert gas
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JP6954183U
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English (en)
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JPS59175465U (ja
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Publication of JPS637421Y2 publication Critical patent/JPS637421Y2/ja
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  • Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はポーラスプラグに関するものであつ
て、一層詳細には、溶湯容器中の溶湯に添加され
た鉛等の高比重金属成分のポーラスプラグのパイ
プ中に侵入するのを有効に防止するプラグ構造に
関するものである。
電気炉等で溶解した鋼(以下溶湯と称する)
は、取鍋等の溶湯容器に移し替えられた後精錬が
行われて、酸化物その他非金属介在物等の不純物
が浮上分離される。このような金属純度改善のた
めの精錬は、第1図に示すように溶湯容器10中
にポーラスプラグ12を介してアルゴン等の不活
性ガスを吹込んで溶湯14を気泡撹拌し、前記不
純物を溶湯の上層部にスラグとして浮上がらせる
ことを内容とする。前記ポーラスプラグ12は、
通気性の大きい多孔質耐火物からなるポーラスレ
ンガ16と、前記ポーラスレンガ16をその頂部
を除いて囲繞する鉄皮18と、前記鉄皮18を貫
通してポーラスレンガ16の底部に開口している
不活性ガス吹込み用パイプ20とから基本的に構
成されている。そしてポーラスレンガ16の頂部
は溶湯容器10の底部に位置していて、この頂部
から容器10中へ不活性ガスの吹込みがなされ
る。
ところで、前記溶湯容器10中の溶湯14に
は、鋼質改善のために高比重金属成分が添加され
ることが往々にしてある。例えば、鉛快削鋼の製
造に当つては、溶解精錬し他の成分を調整した溶
鋼に、所定量の鉛(pb)を添加して鋳造するこ
とがある。しかるにこの鉛は鉄(比重7.7)より
も高比重(11.34)であるため、前記ポーラスプ
ラグによる気泡撹拌がなされても添加量の一部は
溶融状態のままで溶湯容器10の底に沈澱する傾
向を示す。そしてこの沈澱した鉛(pb)に代表
される高比重金属添加物24は、第1図に矢印で
示す如くポーラスレンガ16の気孔を介して流下
してガス吹込み用パイプ20の開口部に至り、該
パイプ中に侵入することにより管路を詰まらせた
り、ポーラスプラグの寿命を縮めたりする弊害を
及ぼしていた。
本考案は、このような従来技術に係るポーラス
プラグに内在している前記欠点に鑑みこれを克服
するべく案出されたものであつて、前記高比重金
属成分がポーラスプラグのガス吹込みパイプ中に
侵入して管路を閉塞したり、プラグ寿命を低下さ
せたりするのを防止することを目的とする。
前記目的を達成するため本考案は、溶湯容器の
底部に頂面を位置させたポーラスレンガと、前記
ポーラスレンガを囲繞する鉄皮と、前記ポーラス
レンガを介して不活性ガスを溶湯容器中に吹込む
パイプとからなるポーラスプラグにおいて、前記
ポーラスプラグに高比重金属添加物の滞留部を設
け、不活性ガス吹込み用パイプの開口部を前記滞
留部の上方に臨ませたことを特徴とする。
次に本考案に係るポーラスプラグにつき、好適
な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下
詳細に説明する。なおポーラスプラグの各構成部
材は、第1図に関連して説明した部材と基本的に
同じであるので、同一部材は同じ参照符号で指示
するものとする。
第2図に示す本考案に係るポーラスプラグ12
は、溶湯容器の底部に頂面を位置させたポーラス
レンガ16と、前記ポーラスレンガ16を囲繞す
る鉄皮18と、前記ポーラスレンガ16を介して
不活性ガスを溶湯容器10中に吹込むパイプ20
とから構成されている。そしてポーラスレンガ1
6と鉄皮18の底部との間には、図示の如く所定
容積を有する空洞部22が形成され、この空洞部
22が高比重金属添加物24の滞留部として機能
するようになつている。前記滞留部22には不活
性ガス吹込み用パイプ20が垂直に延在してお
り、そのパイプ開口部は滞留部22の上方に臨ん
でいる。この場合パイプ20の端部は、第2図に
示すようにその開口部が鉄皮18の底面を指向す
るように逆J字状に湾曲させたり、また第3図に
示すようにT字状に形成しておくのが望ましい。
第4図は本考案の別の実施例を示すものであつ
て、この実施例ではポーラスレンガ16の下部気
孔部分自体がそのまま高比重金属添加物の滞留部
22となつており、不活性ガス吹込み用パイプ2
0は前記滞留部22の上方に位置して開口するよ
うになつている。この場合ポーラスレンガ16の
気孔分布は、上方が少くて下方の滞留部22形成
域が多くなるように設定しておけば、該滞留部2
2に一層多くの高比率金属添加物を滞留させるこ
とができて好適である。
本考案に係るポーラスプラグは、第2図および
第4図に示す如く構成したので、溶湯容器10の
底部からポーラスレンガ16の気孔部を介して流
下した高比重金属添加物24は、鉄皮18の底部
とポーラスレンガ16との間に形成された空洞部
22に滞留し(第2図の実施例)、またはポーラ
スレンガ16自体の下部気孔部分に滞留する(第
4図の実施例)。しかるに不活性ガス吹込み用パ
イプ20の開口部は、前記滞留部22より上方に
臨ませてあるから、滞留している高比重金属化合
物24が前記パイプ20中に侵入する惧れは全く
なく、従つてパイプ20の管路が閉塞したり、ポ
ーラスプラグの寿命が低下したりする従来の欠点
は完全に回避される。
なお第5図に示すように、溶湯容器10の底面
に高所および前記高所より緩傾斜をもつて移行す
る陥凹低部からなる高低差帯域を形成し、その高
所にポーラスプラグ12を配置すると共に陥凹低
部に高比重金属添加物24が滞留するよう構成し
てもよい。この場合容器10中の高比重金属添加
物24は、常にポーラスプラグ12の開口レベル
よりも下方に位置しているから、高比重金属添加
物がポーラスプラグ12のパイプ20中に侵入す
ることはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術に係るポーラスプラグの概略
構成図、第2図は本考案に係るポーラスプラグの
1実施例の概略構成図、第3図は第2図に示すポ
ーラスプラグに使用するパイプの開口形状の変形
例を示す説明図、第4図は本考案の別の実施例に
係るポーラスプラグの概略構成図、第5図は高比
重金属添加物が不活性ガス吹込み用パイプに流入
するのを防止する別の手段を示す概略説明図であ
る。 12……ポーラスプラグ、14……溶湯容器、
16……ポーラスレンガ、20……パイプ、22
……滞留部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 溶湯容器の底部に頂面を位置させたポーラス
    レンガと、前記ポーラスレンガを囲繞する鉄皮
    と、前記ポーラスレンガを介して不活性ガスを
    溶湯容器中に吹込むパイプとからなるポーラス
    プラグにおいて、前記ポーラスプラグに高比重
    金属添加物の滞留部を設け、不活性ガス吹込み
    用パイプの開口部を前記滞留部の上方に臨ませ
    たことを特徴とするポーラスプラグ。 (2) 高比重金属添加物の滞留部は、ポーラスレン
    ガと鉄皮底部との間に形成される空洞部である
    実用新案登録請求の範囲第1項記載のポーラス
    プラグ。 (3) 高比重金属添加物の滞留部は、ポーラスレン
    ガの下部気孔部である実用新案登録請求の範囲
    第1項記載のポーラスプラグ。
JP6954183U 1983-05-10 1983-05-10 ポ−ラスプラグ Granted JPS59175465U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6954183U JPS59175465U (ja) 1983-05-10 1983-05-10 ポ−ラスプラグ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6954183U JPS59175465U (ja) 1983-05-10 1983-05-10 ポ−ラスプラグ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59175465U JPS59175465U (ja) 1984-11-22
JPS637421Y2 true JPS637421Y2 (ja) 1988-03-02

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ID=30199691

Family Applications (1)

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JP6954183U Granted JPS59175465U (ja) 1983-05-10 1983-05-10 ポ−ラスプラグ

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JP (1) JPS59175465U (ja)

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JPS59175465U (ja) 1984-11-22

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